エル [1] 【 L ・ l 】
L
l、l
リンデンドル
【英】Linden Dollar
リンデンドルとは、オンライン仮想世界「セカンドライフ」(Second Life)で流通している仮想通貨のことである。「L$」と表示される。
リンデンドルの最大の特徴として、リアルマネートレード(RMT)が正式に行われているという点を挙げることができる。従来のMMORPGのような参加型の仮想世界でも貨幣は流通していたが、サイトの運営者側からは(実情はどうあれ)現実世界の貨幣価値と交換することが厳に禁止されていた。これに対して、セカンドライフでは、リンデンドルと米ドルとの為替レートが公式に用意されており、公式サイトをはじめとして様々なサイトで換金を行うことが可能となっている。
セカンドライフの世界では、ユーザーによって衣服や家具、工業製品など(「オブジェクト」と呼ばれる)のデザインを自由に設計し直すことができる。ユーザーはリンデンドルを支払って商品として提供されているオブジェクトを購入したり、自分の所有しているオブジェクトを売ってリンデンドルを得たりすることができる。
米ドルからリンデンドルを買うこともできれば、逆にリンデンドルを米ドルに換金することもできる。セカンドライフ内で収益を上げ、現実世界の生計を立てることさえ可能である。ちなみに2007年9月現在では、1ドル=およそ270リンデンドル前後で交換できる。
参照リンク
LindeX Market Data - (英文)
| オンラインゲーム: | RMT ラグナロクオンライン リアルマネートレード リンデンドル リンデンスクリプト Second Life 三人称シューティング |
L

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L
- 男女学生間にて、恋文のことをいふ。英語のlove-letter(ラヴレター)「恋文」の頭字l(エル)を取つたものである。〔情事語〕
- 男女学生間にて、恋人又は愛人のことをいふ。英語のlover(ラヴアー)「恋人」の頭字l(エル)を取つたものである。〔情事語〕
- 男女学生間で恋人或は恋文のことに用ひる。即ちLover(恋人)の頭字Lの意味と、love-letter(恋文)の頭字Lの意味である。〔学生〕
- 〔学〕学生間などにてエルちやんと言ふ、英語の「ラヴアー」の頭文字にして、愛人の意。
- 英語Letterの頭文字で手紙の事。恋文を指す、ラブレター。〔女学生の用語〕
- 男女学生間にて、一、恋文のことをいふ。英語のlove-letter「恋文」の頭字lを取つたものである。二、恋人又は愛人のことをいふ。英語のLover「恋人」の頭字を取つたものである。
- 〔隠〕①レター(Letter)の略義。手紙のこと。②恋人又は愛人のこと。英語のlove(恋人)の頭文字をとつたもの。
- 男女学生間で恋人や恋文のことをいふ。
- Lover(愛人)の頭文字で愛人を云ふ。又Letter(手紙)の頭文字より艶書を云ふ。
- 恋文(Letter手紙)の頭文字より、又恋人をも云ふ(Lover愛人)の頭文字から。
- レター(Letter)の略義、手紙の事。専ら女学生間に用ひらるる言葉にして、友人、オメ同志、若くは男学生との間に交換する手紙を特に言ふ。例、「あの人から毎日エルが来るわ」と言ひ。又、極めて特殊の場合には「今私の室にエルがゐてよ」等と言ふが如し、後者の場合は、平常手紙を取替しつつある愛人が己れの室に居ることを意味する。
- 男女学生間での恋人、又は恋文。Love Letter(艶文)の頭文字Lを取つたもの。特に恋人の場合は「エル」さんと云ふ。
- ⑴英語のラヴアー(Lover)の略で愛人・恋人のこと。⑵英語のラヴ・レター(Love-letter)の略で恋文のこと。
- ラバー又はラブレターのこと。〔香具師・不良〕
- ①恋人。Loveの頭文字。〔学〕 ②恋文。Letterの頭文字。〔学〕
- 恋文、手紙「Letter」の頭文字をいう。又恋人をいう。「Lover」の頭文字から。
L
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ナビゲーションに移動 検索に移動| Ll Ll | |||||||||||||||||||||||||||||||
| ラテン文字 | |||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||||||||||||||||||||||
Lは、ラテン文字(アルファベット)の12番目の文字。小文字は l 。ギリシア文字のΛ(ラムダ)に由来し、キリル文字のЛに相当する。
字形
大文字は、縦棒の下端から右に横棒が出た形である。フラクトゥールは
脚注
- ^ 【アップデート情報】パッケージ・ドライバー関連 12月19日、窓の杜、2014年12月19日 12:15。
関連項目
カール・フォン・リンネ
(L から転送)
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| カール・フォン・リンネ | |
|---|---|
| カール・フォン・リンネ(アレクサンダー・ロスリン画、1775年) | |
| 生誕 | Carl Nilsson Linnæus 1707年5月23日 |
| 死没 | 1778年1月10日(70歳没) |
| 国籍 | |
| 研究分野 | 博物学、生物学、植物学 |
| 出身校 | ルンド大学、ウプサラ大学 |
| 主な業績 | 生物分類の体系化、学名の体系化 |
| 影響を 与えた人物 | カール・フォン・リンネ (子)、カール・ツンベルク |
| 主な受賞歴 | 叙爵 |
| 命名者名略表記 (植物学) | L. |
| 署名 | |
| プロジェクト:人物伝 | |
カール・フォン・リンネ(カール・フォン・リネー, Carl von Linné スウェーデン語発音: [ˈkɑːɭ ˈfɔnː lɪˈneː] (
音声ファイル)、1707年5月23日 - 1778年1月10日)は、スウェーデンの博物学者、生物学者、植物学者[1]。ラテン語名のカロルス・リンナエウス(Carolus Linnaeus)でも知られる。「分類学の父」と称される。同名の息子と区別するために大リンネとも表記される。
生涯
スウェーデン南部のスモーランドのステンブルーフルトにニルス・インゲマション (Nils Ingemarsson) の子として生まれた。若い頃には、父親や母方の祖父と同様に聖職者となる予定であった。彼は町の内科医から教えられた植物学に興味を持ち、ルンド大学へ入り、1年後ウプサラ大学(ウップサーラ大学)へと移った。
この間に、リンネは植物の分類の基礎が花のおしべとめしべにあると確信するようになり、短い論文を書いて助教授となった。
1732年に、ウプサラ(ウップサーラ)の科学アカデミーは彼の、当時は未知であったラップランド探検のために融資をした。 この結果が1737年にラップランド植物誌として発行された。
その後、リンネは大陸へ渡った。 オランダでヤン・フレデリック・フロノヴィウスに会い、分類学における彼の研究(Systema Naturae)の草稿を見せた。そこでは、当時、多くの分類法に使用されていた扱いにくい記述法 、たとえば"Physalis annua ramosissima, ramis angulosis glabris, foliis dentato-serratis"などを、"Physalis angulata ヒロハフウリンホオズキ"のように簡潔で、現在身近な種名に変えた。 より上位の分類群が作られ、簡単で規則的な方法で配列された。現在二名法として知られるシステムは、その200年前にギャスパール・ボアンとジャン・ボアンのボーアン兄弟により開発されたが、リンネは科学界へそれを普及させたと言われる。
リンネは個人的に常識的と感じた方法で分類群を命名した。例えば、人間はHomo sapiensだが、彼はまた2番目の人類、Homo troglodytes(現在、Pan troglodytesとして分類されているチンパンジー)を設定した。
哺乳動物の定義の1つが子に乳を与えることから、乳腺(mammary gland)に因み哺乳類(mammalia)と名づけられた。 他の動物と哺乳動物を区別するすべての特徴から、リンネが生まれながらの母性の重要性に関する個人的な意見としてこれを選んだかもしれない。 高貴な女性でも自らの子への授乳を誇りに思うべきであると宣言して、彼は乳母の習慣へ反対運動をした。
1739年に、リンネは医師の娘、サラ・モレア(Sara Morea)と結婚した。 2年後にウプサラ大学の薬学の教授となり、すぐに植物学の教授に変わった。動物に分野を拡げて分類を研究し続けた。鉱物についても研究した。現代の視点からは、ここに鉱物が入るのは妙に感じるかもしれないが、当時の博物学では自然に存在するものを植物界・動物界・鉱物界の三界に分類していたので当然のことである。リンネは自然界の要素を分類する便利な方法を試みていただけであった。
1753年に『植物の種』Species Plantarumを出版(外部リンクを参照)。植物の学名は現在でもここが出発点とされる。
スウェーデンのアドルフ・フレドリク王は1757年にリンネを貴族に叙し、枢密院が叙爵を確認した後にリンネは姓のフォン・リンネを得、後にしばしばカール・リンネとサインした(出身地にちなんでカロルス・リンネウス・スモランデル (Carolus Linnaeus Smolander) とも署名している)。この姓は、彼の父がルンド大学の大学入学許可のときに牧師に相応しいラテン語の姓リンネを採用したのである。これは彼の家族が育てていたシナノキ(セイヨウボダイジュ、sv:Lind)[1]に由来するものである。また、彼の親戚は同じくシナノキのラテン名にちなむティランデル (Tiliander)、リンデリウス (Lindelius) という姓を名乗った。当時のスウェーデン人の多くは姓を持たず、父称を用いていた。リンネの祖父はインゲマル・ベングトソン(Ingemar Bengtsson 「ベングトの子」)と名乗り、同じく父はインゲマション、つまり「インゲマルの子」と名乗っていたわけである。
1778年に死去。リンネの仕事は息子のカールに引き継がれたが、カールはリンネの死からわずか5年後に急逝し、リンネの高弟であったカール・ツンベルクがその後を引き継いだ[2]。
主な業績
以下のような功績により、「分類学の父」と称される。
- それまでに知られていた動植物についての情報を整理して分類表を作り、その著書『自然の体系』(Systema Naturae、1735年)において、生物分類を体系化した。その際、それぞれの種の特徴を記述し、類似する生物との相違点を記した。これにより、近代的分類学がはじめて創始された。
- 生物の学名を、属名と種小名の2語のラテン語で表す二名法(または二命名法)を体系づけた。ラテン語は「西洋の漢文」であり、生物の学名を2語のラテン語に制限することで、学名が体系化されるとともに、その記述が簡潔になった。現在の生物の学名は、リンネの考え方に従う形で、国際的な命名規約[3]に基づいて決定されている。
- 分類の基本単位である種のほかに、綱、目、属という上位の分類単位を設け、それらを階層的に位置づけた。後世の分類学者たちがこの分類階級をさらに発展させ、現代おこなわれているような精緻な階層構造を作り上げた。
- カール・フォン・リンネの発案により、火星を表す惑星記号の「♂」を生物学で雄(オス)を表す記号として使い始めた。
備考
- 二名法による分類体系を作り上げた功績はリンネに帰するものの、リンネ自体の分類体系は進化論登場以前のものであり、今日の知見からするとおかしなものが多数ある。
- また、分類手段に使った視点、特に植物の場合のおしべの本数などは現在では省みられることも少ない。彼の行ったこの分類法は、人為的分類の代表のように言われるが、これは必ずしも正しくない。より取っつきやすい主な外見や色などではなく、花という生殖器官の構造に注目したということであり、むしろ目指したのは自然分類、すなわち生物の種間に存在する本来の関係の発見であった。
- 生物の学名は属名、種小名に続いて命名者の名が記される。命名者に略称を使用する場合、たった一文字の略称が使用できるのはリンネのL.のみである。学名の最後尾にL.とあれば、リンネが命名したもの、それが()に入っていなければ、彼が命名して以来、その学名が変更されていないと言うことになる。
- 2015年まで流通していた旧スウェーデン100クローナ紙幣にその肖像を見ることができる。
- 北半球の亜高山帯・高山帯に生えるスイカズラ科(リンネソウ科の説あり)の常緑低木リンネソウ(Linnaea borealis)は、この植物を愛好していたリンネが自身にちなみ学名を付けた。
- 硫化鉱物のリンネ鉱(Linnaeite、Co+2Co+32S4)は1845年にスウェーデンのバストネス鉱山で発見され、リンネの鉱物学への貢献を称えて命名された。
脚注
- ^ 佐藤洋一郎『食の人類史 ユーラシアの狩猟・採集、農耕、遊牧』中央公論新社、2016年、175頁。ISBN 978-4-12-102367-4。
- ^ 和田昭允「“ニュートンの林檎”,“メンデルの葡萄”そして“リンネの月桂樹”:物理学・遺伝学・生物分類学の邂逅」『生物物理』第42巻第3号、2002年、 140-141頁、 doi:10.2142/biophys.42.140。
- ^ 国際動物命名規約・国際藻類・菌類・植物命名規約・国際細菌命名規約の3つが現在その任にある
日本語文献
- カール・フォン・リンネ『神罰』ヴォルフ・レペニース、ラルス・グスタフソン(編)、小川さくえ(訳)、法政大学出版局〈叢書ウニベルシタス〉、1995年3月。ISBN 4-5880-0472-7。
- 図録『リンネと博物学 自然誌科学の源流』 千葉県立中央博物館、平成6年(1994年)特別展
- ハインツ・ゲールケ『リンネ 医師・自然研究者・体系家』梶田昭(訳)、博品社、1994年2月。ISBN 4-9387-0611-3。
- 西村三郎『リンネとその使徒たち 探検博物学の夜明け』人文書院、1989年5月。ISBN 4-409-51020-7。
- 第16回大佛次郎賞(1989年度)
- 西村三郎『リンネとその使徒たち 探検博物学の夜明け』朝日新聞社〈朝日選書〉、1997年11月。ISBN 4-02-259688-0。
- 松永俊男『博物学の欲望 リンネと時代精神』講談社〈講談社現代新書〉、1992年8月。ISBN 4-0614-9110-5。
関連項目
- アレクサンダー・フォン・フンボルト
- 学名
- 『自然の体系』(英語)
- 生物の分類
- 花時計
- ロンドン・リンネ協会
外部リンク
- リンネ祝祭記念2007
- Linné on line
- Carl Linnaeus
- Carl Linnaeus Collection in Biodiversity Heritage Library
- Species Plantarum『植物の種』in botanicus.org
リットル
(L から転送)
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| リットル 仏 litre 英 litre | |
|---|---|
| 1リットルは1辺10 cmの立方体の体積である | |
| 記号 | L, l |
| 度量衡 | メートル法 |
| 系 | DKS単位系 |
| 種類 | 組立単位・SI併用単位 |
| 量 | 体積 |
| SI | 10−3 m3 |
| 定義 | 1 dm3 |
| 語源 | フランス語 litron (≒ 0.78 L) |
リットル(仏: litre, 英: litre[1], 記号: L, l)は体積の単位である。メートル法の古い単位であって今日のSI単位ではないが、「SI単位と併用される非SI単位」の一つである。
リットルの定義は1901年と1964年に2度変更された(後述)が、現在の定義は 10−3立方メートル (m3) = 1立方デシメートル (dm3) = 1000立方センチメートル (cm3) である[2]。すなわち、1辺が1デシメートル (1 dm = 10 cm) の立方体の体積である。
なお、リットルが「容積」の単位であるとされて液体を量る際に使われていた時代があったが、物理学上は基本的に「容積」は「体積」と同一であるので、現在では、リットルの定義においては「容積」の語は用いられない。
目次
語源および表記
リットルの語源はフランス語の litron であり、litron はギリシャ語およびラテン語の litra に由来する。
英語での発音(英: litre, [ˈli:tə(r)]:リーター)から、日本ではリッターと表記し発音されることがある。また、漢字では立(立突の略)と書かれることがある。ただし、リッターの表記も、立(立突)の表記も計量法上は認められていない。
英語表記
BIPMが発行するSI文書(フランス語版+英語版、および英語版)では、リットルの英語表記としてISO 31「量と単位」(Qunatities and Unites) に従い、一貫して、“litre” を使用している[3][4]。英国においても同じである[5]。liter の綴りが使用されることは全くない。
ただし、アメリカ合衆国においてのみ、例外的に“liter” を使用している。この理由は、United States Government Printing Office Style Manual が “liter” を使用している[6]ことを根拠に[7]、合衆国においてSIを所管しているNISTがSI文書の合衆国版である NIST Special Publication 330[8] において liter の綴りを採用しているからである。このため合衆国では liter の表記が普通である。
アメリカが行っているその他の表記の変更事例[9]としては、メートルを metre → meter、デカを deca → deka、トンを tonne → metric ton がある[10](ただし、tonne については、SI文書でも「英語圏では通常 metric ton と呼ばれている」と注記している)。
SI文書の日本語版では、CIPMの決定に従って、それぞれ litre, metre, deca としている[11]。これは、JIS規格などの基準書類でも同じであり、liter と綴られることはない[12]。
定義の変更による混乱
SIや他の国際標準では、リットル系と立方メートル系の使い分けについての明確な記述はないが、1964年の国際度量衡総会は「リットルという名称は、高精度の体積測定の結果を表すためには使用されないよう勧告する」としている。これは精度の問題ではなく、次項で述べるように、リットルの定義が2回変更されて混乱する可能性があったためである。1901年から1964年のリットルは 1.000028 dm3 であったので、NISTは、この間の精密なデータを扱う場合には、この点に留意するように注意を与えている[13]。
歴史
1793年、リットルはフランスの「共和党法案」で、新しい公定単位の一つとして提案された。その定義は、1立方デシメートル (dm3) であった。名前は、フランスの伝統的な単位リトロン (litron) ≒ 0.78 L に因むもので、ギリシャ語からラテン語を経由してフランス語に取り入れられた。
1879年、国際度量衡委員会 (CIPM) はリットルの定義および小文字の l(小文字のエル)をその記号とすることを採択した。
1901年、第3回国際度量衡総会 (CGPM) は、「1. 高精度測定のための体積の単位は,最大密度[注 1]で,標準大気圧の下にある1キログラムの純水によって占められる体積であり,その体積を「リットル」と称する.」と声明した[14]。
キログラムの本来の定義によれば、これは1立方デシメートルと等しいはずである。しかし、実際にはキログラムの定義に使用されているキログラム原器が本来の定義よりも重くできてしまったため、1リットルは1立方デシメートルよりも少しだけ大きいことになった。そこで、国際度量衡局 (BIPM) が、1キログラムの水の体積を精密に繰り返して測定した。実際は1立方デシメートルの純水の質量を測定した。しかし条件を揃えたつもりでも、測定のたびに1ミリグラム台の差が出てしまった。先のリットルの定義では、最大密度であることと標準大気圧下であることを規定しているが、水の密度には他にも多数の条件が関わっており、それを全て揃えるのは非常に難しいためである。
| 測定者 | 測定値 L/dm3 |
|---|---|
| ギヨーム | 1.000029 |
| シャピュイユ | 1.000027 |
| レピネーラ | 1.000 028 |
結局、1907年にBIPMは表の3つの測定結果を示した上で「BIPMに課せられた水の1キログラムの体積を決定する仕事は、最高の精度をもって達せられた」と報告し、いわば「匙を投げた」状態となった。
そのため、各国で採用する値が異なるという事態を招いた。例えば日本では 1.000028 dm3 を採用し、アメリカでは 1.000029 dm3 を採用していた。このため、1960年の第11回CGPMは、CIPMにこの問題を検討するよう要請した[15]。
この検討の結果、1964年の第12回CGPMは、1901年の定義を廃止して、メートルに基づいた元の定義の1リットル ≡ 1立方デシメートルに戻し、リットルは立方デシメートル (dm3) の別名称であることを声明すると同時に、高精度の体積測定の結果を表すためにはリットルを使用しないよう勧告した[16]。
定義の変更による混乱を避けるために、新しい定義のリットルには「新リットル」という名称が与えられ、(旧)リットルと区別する必要がある場合に使われたが、現在は単にリットルと呼ぶ。
記号のゆれ
リットルの単位記号は国際単位系 (SI) の規定では、大文字・立体の L または小文字・立体の l が正しい。日本の計量法上も同じである[17]。
l から L へ
当初、リットルを表す単位記号は小文字・立体の l だけであった。SIにおいては、人名に由来する単位については記号の一文字目を大文字にし、それ以外の単位は全て小文字で書くことになっていたからである。しかし、多くのラテン文字を由来とする文字を使用する国では、筆記体のアラビア数字の 1 を単に垂直の線のみで示すのが一般的であり、これとラテン文字の小文字の l とは酷似している[注 2]ため、誤認されることがあった。
1979年、第16回CGPMは、小文字・立体の l 以外に大文字・立体の L もリットルの新たな単位記号として用いることを採択した。また、将来この2つのうちのどちらか1つのみを正式なものとして選択されるべきであると表明されたが[18]、1990年の会議ではまだその時期ではないとされた[19]。
したがって、現在でも l と L のどちらを用いても正しいが、日本では産業技術総合研究所が、大文字・立体の L を使用することを推奨している[20]。法令においても例えば農林水産省の「飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令」は、「L」を用いることを規定している[21]。
一方、アメリカ標準技術局 (NIST) は、SP811において、アメリカ合衆国では大文字 L を使用すると規定している[22]。このためSI文書のNISTバージョンであるSP330においてもリットルの記号として L のみを掲げている[23]。なお、United States Government Publishing Office Style Manualにおいても、大文字 L を使用すると規定している[24]。
このような事情から、現在では日本においても、記号 L の使用が優勢となっている。
なお、リットルに大文字「L」を用いるのは、その由来がクロード・リットル (Claude Émile Jean-Baptiste Litre) という人名によるものである、という冗談をケネス・ウールナー (Kenneth Woolner) が1978年のエイプリル・フールのジョークとして教師向けの化学のニュースレターに載せ[25]、それが1980年に国際純正・応用化学連合 (IUPAC) の雑誌 Chemistry International[26] に事実として記載され、同雑誌の次号において撤回されるという事件があった[27]。詳細はクロード・リットルを参照のこと。
ℓ から L へ
リットルの単位記号として、小文字の l の活字体ではなく筆記体の ℓ (U+2113) が日本をはじめとするいくつかの国で用いられることがある。日本の初等および中等教育でも ℓ を用いるように教えていた。しかし、前記の通り、国際度量衡局 (BIPM)、国際標準化機構 (ISO) やその他の国際標準機関においても、日本の計量法体系においても、この記号は認められていない。
また、筆記体のエルのほか、中学高校の教科書では斜体字のエル
| 倍量 | 名称 | 記号 | SI単位 | 分量 | 名称 | 記号 | SI単位 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100 L | リットル | L | 103 cm3 | |||||
| 101 L | デカリットル | daL | 104 cm3 | 10−1 L | デシリットル | dL | 102 cm3 | |
| 102 L | ヘクトリットル | hL | 105 cm3 | 10−2 L | センチリットル | cL | 101 cm3 | |
| 103 L | キロリットル | kL | 1 m3 | 10−3 L | ミリリットル | mL | 1 cm3 | |
| 106 L | メガリットル | ML | 103 m3 | 10−6 L | マイクロリットル | µL | 1 mm3 | |
| 109 L | ギガリットル | GL | 106 m3 | 10−9 L | ナノリットル | nL | 106 µm3 | |
| 1012 L | テラリットル | TL | 1 km3 | 10−12 L | ピコリットル | pL | 103 µm3 | |
| 1015 L | ペタリットル | PL | 103 km3 | 10−15 L | フェムトリットル | fL | 1 µm3 | |
| 1018 L | エクサリットル | EL | 106 km3 | 10−18 L | アトリットル | aL | 106 nm3 | |
| 1021 L | ゼタリットル | ZL | 1 Mm3 | 10−21 L | ゼプトリットル | zL | 103 nm3 | |
| 1024 L | ヨタリットル | YL | 103 Mm3 | 10−24 L | ヨクトリットル | yL | 1 nm3 | |
分量単位としては、日本の日常生活では1000分の1リットルであるミリリットル (mL) がよく使われ、これは、立方センチメートル (cm3) に等しい。この二者は混用されることもあるが、製品の種別や場合によっては片方のみがもっぱら使われる。液状の医薬品や化粧品,調理のレシピではミリリットルが用いられ、内燃機関の容積を細かく記述する際は立方センチメートルが用いられる(大まかに記述する際はリットルを用いる)。なお、立方センチメートル (cm3) のことを cc(立方センチメートル:フランス語: centimètre cubeの略)とも表記することがあるが、SIでは使用を認めておらず、いくつかの理由から、使わないほうがよい(「立方センチメートル#cc」を参照)。
日本では、10分の1リットルであるデシリットル (dL) を小学校で学ぶが、日常での使用頻度は少ない。この単位は、主として豆や穀類を小売りする際に用いられている[注 3]。計量法の施行により、従来使われてきた尺貫法ベースの計量単位が商取引に使えなくなったため、1合(約 1.8039 デシリットル)に比較的近い2デシリットルを販売の基準としている(写真参照)。また、血糖値の単位として mg/dL(ミリグラム毎デシリットル)が用いられる。一方、ヨーロッパでは100分の1リットル (10 cm3) であるセンチリットル (cL) が、飲料の容量などによく使われる。
生化学、塗装・印刷など微量の液体を扱う分野では、マイクロリットル (µL)、ナノリットル (nL)、ピコリットル (pL)、フェムトリットル (fL)、アトリットル (aL) も使われる。立方ミリメートル (mm3)、立方マイクロメートル (µm3) 等は、単位の間が9桁も開いていて使いづらいからである。これより小さなSI接頭辞を付けた単位であるゼプトリットル (zL) やヨクトリットル (yL) といった単位も一応は考えられるが、実際に用いられた例はない。
倍量単位としてはリットルの1000倍であるキロリットル (kL) もよく使われ、1立方メートル (m3) に等しい。これより大きなSI接頭辞をつけることも許されているが、実用上メガリットル (ML) 以上はほとんど使われない。また10倍および100倍を表すSI接頭辞であるデカおよびヘクトを付けた、デカリットル (daL) およびヘクトリットル (hL) といった単位も一応は考えられ、後述のようにこれらを表す和製漢字も作られたが、これらも現実的には用いられていない。
漢字
漢字圏では「立脱耳」や「立突」という漢字が当てられ、日本では「立」と略すようになった。それを使って下記のような国字が作られた。現在ではこれらの表記は計量法上は全く認められていない。
- 竏 - キロリットル (kL)
- 竡 - ヘクトリットル (hL)
- 竍 - デカリットル (daL)
- 竕 - デシリットル (dL)
- 竰 - センチリットル (cL)
- 竓 - ミリリットル (mL)
- 竗[注 4] - マイクロリットル (µL)
ちなみに、「立米」は「りゅうべい」と読み、立方メートルのことである。
中華人民共和国では、尺斤法の升が偶然にもほぼ1リットルだったため、尺斤法をメートル法で再定義する際、升を1リットルと定義し、リットルを表すにも升を使うようになった。
符号位置
| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| ℓ | U+2113 | 1-3-63 | ℓℓ | リットル |
| ㎕ | U+3395 | - | ㎕㎕ | マイクロリットル |
| ㎖ | U+3396 | - | ㎖㎖ | ミリリットル[注 5] |
| ㎗ | U+3397 | - | ㎗㎗ | デシリットル |
| ㎘ | U+3398 | - | ㎘㎘ | キロリットル |
| ㍑ | U+3351 | 1-13-40 | ㍑㍑ | 全角リットル |
Unicodeには、リットルとその分量・倍量単位を表す上記の文字が収録されている。このうち、文字様記号である ℓ 以外はCJK互換用文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであって、使用は推奨されない[38][39]。
脚注
注
- ^ 最大密度となる温度は 3.98 °C である。
- ^ 手動式タイプライターの一部の機種では、数字「1」のキーを省略し、Lの小文字「l」のキーで代用したものがあったほどである(タイプライター#キーの省略)。
- ^ 2005年9月現在。
- ^ 「立+少」で組み合わされた字形。
- ^ XP以前WindowsにバンドルされているMS明朝およびMSゴシックでは、字形が誤って Mℓ (メガリットル)の形になっている。
出典
- ^ 日本の基準書類においてliterと綴られることはない(リットル#英語表記)。
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 36、『表6 SI単位と併用される非SI単位』
- ^ The International System of Units (SI) (フランス語版+英語版) 8th edition 2006 の pp. 124, 130, 142, 146, 150, 151, 152, 159.
- ^ The International System of Units (SI) (英語版) 8th edition 2006 の pp. 124, 130, 142, 146, 150, 151, 152, 159.
- ^ RELEVANT IMPERIAL UNITS, CORRESPONDING METRIC UNITS AND METRIC EQUIVALENTS The Units of Measurement Regulations 1995, legislation.gov.uk における綴り。metre, litre, tonne となっている。
- ^ United States Government Printing Office Style Manual 5. Spelling, p. 82, 最右欄、下から2行目。
- ^ Interpretation of the International System of Units (the Metric System of Measurement) for the United States 28433ページの左欄 II. a.
- ^ The International System of Units (SI) pp. 32, 39, 51, 55, 60, 61, 69.
- ^ The International System of Units (SI), NIST Special Publication 330, 2008 Edition, p.iii, 第3段落。
- ^ Interpretation of the International System of Units (the Metric System of Measurement) for the United States 28433ページの左欄 II. b.
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 42、『5.1 単位記号』欄外など、p. 62。
- ^ 例えば、JIS Z8000-3 量及び単位-第3部:空間及び時間 p. 7、3-4.b リットル (litre) など。
- ^ Guide for the Use of the International System of Units (SI), NIST Special Publication 811, 2008 Edition, NIST, p. 51, 下欄注19 Between 1901 and 1964 the liter was slightly larger (1.000028 dm3); when one uses high-accuracy volume data of that time, this fact must be kept in mind.
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) pp. 54–55、第3回 CGPM、1901年、『リットルの定義についての声明(CR, 38-39)』
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 63、第11回 CGPM、1960年、『立方デシメートルとリットル(CR, 88)』、決議13。
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 64、第12回 CGPM、1964年、『■ リットル(CR, 93)』、決議6。
- ^ 計量単位規則 別表第2(第2条関係) 体積・リットルの欄、「l又はL」となっている。
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) pp. 72-73. リットルという名称は,国際単位系に含まれるものではないとはいえ,同単位系との一般的併用が認められなければならないことを考慮し,例外的な措置として,単位リットルに対して使用できる記号として,二つの記号 l と L を採用することを決定し,更に,将来二つの記号のうち一つだけを採用するべきであることを考慮し,国際度量衡委員会に二つの記号の使用についての普及状況を追跡させること,それに基づいて,二つのうち一つを排除する可能性についての意見を第18 回国際度量衡総会に提出することを要請する.
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 73 欄外の注記。
- ^ 『国際単位系(SI)は世界共通のルールです』 (PDF) 、2010年2月、国際単位系 FAQ、「体積を表すリットルの単位記号として ℓ は使えますか。」に対する答えの最後の記述「数字の 1 との混乱を避けることを考えると、大文字の L を推奨します。」
- ^ 飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令 別表第2(第2条関係) 1飼料添加物一般の通則、(3)主な計量の単位については、次の記号を用いる。 リットルには「L」を、ミリリットルには「mL」を用いるなどと規定している。
- ^ Guide for the Use of the International System of Units (SI) (PDF) , NIST Special Publication 811, 2008 Edition, NIST, p. 8 Table 6. Non-SI units accepted for use with the SI by the CIPM and this Guide, ('b') "Thus, although both l and L are internationally accepted symbols for the liter, to avoid this risk the symbol to be used in the United States is L."
- ^ The International System of Units (SI) (PDF) , NIST Special Publication 330, 2008 Edition, p. 32, 注 (f) Editors' note: Since the preferred unit symbol for the liter in the United States is L, only L is given in the table;
- ^ United States Government Printing Office Style Manual 2008 (PDF) Abbreviations and Letter Symbols 9.56, pp. 236–237, 249. kL (kiloliter), mL (milliliter) などについても同様である。
- ^ Claude Émile Jean-Baptiste Litre (1716–1778) (PDF) reprinted from Chem 13 News, pages 1–3, April 1978
- ^ Chemistry International
- ^ New Scientist 4 Oct 1984
- ^ 小学校学習指導要領解説 算数編 (PDF) p. 41など
- ^ 教科書における単位記号の表記について 大日本図書 2011/06/01
- ^ 「リットル」の表記を「L」にするなど,単位記号の表記を変更した理由を教えてください。 東京書籍
- ^ 教科のQ&A 学校図書 Q2 リットルの単位の表記が大文字の「L」に変わったのはなぜですか?
- ^ 山梨県総合教育センター (PDF) (2014年6月2日時点のアーカイブ) p. 10、3 平成23年度使用教科書における計量単位の扱いについて。
- ^ 義務教育諸学校教科用図書検定基準 (2009年3月4日文部科学省告示第33号)別表 計量単位の項「(1) 計量単位及びその記号は、「計量法」(平成4年法律第51号)によること。ただし、当該計量単位の中に国際単位系(SI)の単位又はSIと併用される単位がある場合には、原則としてこれによること。 」
- ^ 義務教育諸学校教科用図書検定基準全部改正 新旧対照表 別表、計量単位の項
- ^ 日本規格協会、7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合 JIS X 0213:2000、付属書7(参考)面区点位置詳説、1.3.7 単位記号a) p.307 「なお、この図形文字の追加は、単位の“リットル”を L (1-3-44, LATIN CAPITAL LETTER L, ラテン大文字L)又は l(ラテン小文字L)の立体又は斜体などで記載することを制限することを意図するものではない。」
- ^ Letterlike Symbols (PDF)
- ^ Mathmatical Alphanumeric Symbol (PDF)
- ^ “CJK Compatibility (PDF)” (2015年). 2016年2月21日閲覧。
- ^ “The Unicode Standard, Version 8.0.0”. Mountain View, CA: The Unicode Consortium (2015年). 2016年2月21日閲覧。
参考文献
- 訳・監修(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター『国際文書国際単位系 (SI)』(PDF)、2006年、第8版日本語版。2014年5月5日閲覧。
関連項目
| リットル | 立方メートル (SI単位) | 米液量オンス | 米ガロン | 英液量オンス | 英ガロン | 升 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 L | = 1 | = 0.001 | = 33.8140 | = 0.264172 | = 35.1951 | = 0.219969 | = 0.554352 |
| 1 m3 | = 1000 | = 1 | ≈ 33814.0 | ≈ 264.172 | ≈ 35195.1 | ≈ 219.969 | = 554.352 |
| 1 fl oz | = 0.0295735295625 | = 2.95735295625×10−5 | = 1 | = 0.0078125 | ≈ 1.04084 | ≈ 0.00650527 | ≈ 0.0163942 |
| 1 gal | = 3.785411784 | = 0.003785411784 | = 128 | = 1 | ≈ 133.228 | ≈ 0.832674 | ≈ 2.09845 |
| 1 fl oz | = 0.0284130625 | = 2.84130625×10−5 | ≈ 0.9607599 | ≈ 0.00750594 | = 1 | = 0.00625 | ≈ 0.015750848 |
| 1 gal | = 4.54609 | = 0.00454609 | ≈ 153.722 | ≈ 1.20095 | = 160 | = 1 | ≈ 2.52014 |
| 1 升 | ≈ 1.803907 | ≈ 0.001803907 | ≈ 60.9973 | ≈ 0.476542 | ≈ 63.4886 | ≈ 0.396804 | = 1 |
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