FXのペイオフレシオとは |
FX(外国為替証拠金取引)のペイオフレシオ(payoff ratio)とは、FXでの取引における利益率のことです。ペイオフレシオは、リスクリワードレシオ(risk reward ratio)ともいいます。
ペイオフレシオは、過去の投資方法の検証や投資ルールを作るために用いられます。
ペイオフレシオは次の計算式で求めることができます。
1回あたりの利益幅÷1回あたりの損失幅
例えば5回のトレードの損益が上のような結果だった場合のペイオフレシオは、次のように計算します。
・1回あたりの利益幅
(10,000+20,000)÷2=15,000
・1回あたりの損失幅
(5,000+15,000+4,000)÷3=8,000
ペイオフレシオ=15,000÷8,000=1.875
ペイオフレシオが1より大きい場合は、投資方法の大きな修正は必要ないと考えてよいでしょう。上の例では、5回のトレードのうちプラスが2回、マイナスが3回でした。勝率は40%なのでやや低いと思われがちですが、ペイオフレシオが1を上回っているため収支はプラスになります。
ペイオフレシオが1未満であれば損失幅が利益幅を上回っていることになりますので、投資方法の修正が必要と考えます。
過去の投資方法の検証や投資ルールを作る時に、ペイオフレシオに加えて勝率を併用することがあります。勝率は、
プラスのトレード回数÷総トレード回数×100%
で求めることができます。
例えば、過去の検証結果から勝率70%のトレード方法を見つけたとします。しかし、ペイオフレシオが0.4であれば、収支は次のような結果になります。
・利益幅をP、損失幅をLとします。
・P、Lは正の数とします。
(P÷7)÷(L÷3)=0.4
3P÷7L=0.4
3P=2.8L
P=0.933L
このことから
P<L
になり、損失幅が利益幅を上回ることがわかります。
このように勝率が高くても、ペイオフレシオが小さければ収支がマイナスになることもあります。
ペイオフレシオは、過去の投資方法の検証や投資ルールを作るために用いられます。
ペイオフレシオは次の計算式で求めることができます。
1回あたりの利益幅÷1回あたりの損失幅
回数 | 損益 |
---|---|
1回目 | +10,000円 |
2回目 | -5,000円 |
3回目 | -15,000円 |
4回目 | +20,000円 |
5回目 | -4,000円 |
例えば5回のトレードの損益が上のような結果だった場合のペイオフレシオは、次のように計算します。
・1回あたりの利益幅
(10,000+20,000)÷2=15,000
・1回あたりの損失幅
(5,000+15,000+4,000)÷3=8,000
ペイオフレシオ=15,000÷8,000=1.875
ペイオフレシオが1より大きい場合は、投資方法の大きな修正は必要ないと考えてよいでしょう。上の例では、5回のトレードのうちプラスが2回、マイナスが3回でした。勝率は40%なのでやや低いと思われがちですが、ペイオフレシオが1を上回っているため収支はプラスになります。
ペイオフレシオが1未満であれば損失幅が利益幅を上回っていることになりますので、投資方法の修正が必要と考えます。
過去の投資方法の検証や投資ルールを作る時に、ペイオフレシオに加えて勝率を併用することがあります。勝率は、
プラスのトレード回数÷総トレード回数×100%
で求めることができます。
例えば、過去の検証結果から勝率70%のトレード方法を見つけたとします。しかし、ペイオフレシオが0.4であれば、収支は次のような結果になります。
・利益幅をP、損失幅をLとします。
・P、Lは正の数とします。
(P÷7)÷(L÷3)=0.4
3P÷7L=0.4
3P=2.8L
P=0.933L
このことから
P<L
になり、損失幅が利益幅を上回ることがわかります。
このように勝率が高くても、ペイオフレシオが小さければ収支がマイナスになることもあります。
(2012年05月28日更新)