EARPLAY_〜REBIRTH_2〜とは? わかりやすく解説

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EARPLAY 〜REBIRTH 2〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 14:54 UTC 版)

EARPLAY 〜REBIRTH 2〜』(イアプレイ リバース2)は2020年5月13日 (2020-05-13)に発売された、角松敏生通算2作目のリメイク・ベスト・アルバム。


注釈

  1. ^ a b REBIRTH 1 〜re-make best〜』 2012年3月14日 (2012-03-14)発売 IDEAK ⁄ Ariola Japan Inc. BVCL-317
  2. ^ SEA BREEZE 2016』 2016年3月16日 (2016-03-16)発売 IDEAK ⁄ ARIOLA JAPANSony Music Labels Inc. 2CD:BVCL-707/8【初回生産限定盤】 / CD:BVCL-709【通常盤】
  3. ^ 以前も角松の大学時代からの友人である金澤寿和が企画・構成・選曲を手掛けた『Light Mellow 和モノ』シリーズの1枚に角松の「NO END SUMMER」を収録しようとしたところ、本人からは許可をもらえたが当時楽曲を管理していた出版社(マーマレード音楽出版)が既に機能していなかっため交渉が難航し、結局『REBIRTH 1 〜re-make best〜』[注釈 1]収録のリメイクバージョンを入れたという出来事があった[3]
  4. ^ a b BEFORE THE DAYLIGHT』 1988年2月5日 (1988-02-05)発売 OM ⁄ BMG VICTOR CD:M32D-1001
  5. ^ 『VOICES FROM THE DAYLIGHT〜Gold 12inch Items』 1988年4月21日 (1988-04-21)発売 OM ⁄ BMG VICTOR MGD-1
  6. ^ a b ALL IS VANITY』 1991年7月3日 (1991-07-03)発売 OM ⁄ BMG VICTOR CD:BVCR-696(リマスター盤再発)
  7. ^ TOUCH AND GO』 1986年6月11日 (1986-06-11)発売 AIR ⁄ RVC(初発) LP:RAL-8839, CD:R32A-1008
  8. ^ 秋に不定期で行われているライブツアーで、コンピューターに収録された過去作品のマルチ・トラックや打ち込みによるリメイクに角松とキーボーディスト(小林信吾・友成好弘・森俊之の3人が公演によってそれぞれ参加)の2人がギターとキーボードをその上に乗せて演奏するという形式のコンサート。
  9. ^ WEEKEND FLY TO THE SUN』 1982年4月5日 (1982-04-05)発売 RCA ⁄ RVC(初発) LP:RHL-8802
  10. ^ 『WEEKEND FLY TO THE SUN』のマルチトラック・テープはレコード会社(ソニー・ミュージックレコーズ)と、前々所属事務所(トライアングル・プロダクション)の関連企業(バミューダ音楽出版)に権利があるので実現可能であり、過去のインタビューではレコード会社側の権利が強い『SEA BREEZE』から『ON THE CITY SHORE』までデジタルアーカイブを行ったことを語っていたが、『WEEKEND FLY TO THE SUN』については一部のテープが前所属事務所(マーマレード)の倉庫に紛れ込んでいる状態だという。一応当時の社長だった梶岡勝にはアーカイブについての相談を行っているものの、楽曲の権利を管理しているボンド企画およびマーマレードの関連企業のマーマレード音楽出版も活動していない状態のため、権利関係の処理が複雑化している状況にある。
  11. ^ a b 東京少年少女』 2019年4月3日 (2019-04-03)発売 IDEAK ⁄ ARIOLA JAPANSony Music Labels Inc. CD:BVCL-958【初回生産限定盤】 / CD:BVCL-959【通常盤】
  12. ^ GOLD DIGGER〜with true love〜』 1985年5月21日 (1985-05-21)発売 AIR ⁄ RVC(初発) LP:RAL-8824 / CD:RHCD-529
  13. ^ ON THE CITY SHORE』 1983年5月21日 (1983-05-21)発売 AIR ⁄ RVC LP:RAL-8805
  14. ^ GIRL IN THE BOX〜22時までの君は…」 1984年10月5日 (1984-10-05)発売 AIR ⁄ RVC 7":RAS-528
  15. ^ REASONS FOR THOUSAND LOVERS』 1989年9月6日 (1989-09-06)発売 OM ⁄ BMG VICTOR CD:M32D-1005
  16. ^ 「End of The Night」の歌い出しはサ行で始まるのだが、ボーカルにディセッサーもしくはシビランス・コントローラー(サ行やタ行の発音の頭が強いノイズに聴こえて聞き苦しい場合、頭のわずかな発音をカットする機械だが、かけすぎると頭が欠けてしまう)で処理をかけた際にアメリカ人がミックスをしたため日本語が分からず、歌い出しにゲートがかかりすぎていることに気づかないまま発音が欠けてる状態でミックスされてしまった。角松はミックスに立ち会っておらず、作品がマスター化されて初めてそれに気づいた。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 角松敏生/EARPLAY 〜REBIRTH 2〜<初回限定生産盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2020年5月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 角松敏生/EARPLAY 〜REBIRTH 2〜<通常盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2020年5月13日閲覧。
  3. ^ 金澤寿和 (2015年1月8日). “■ LIGHT MELLOW DANCING / Various Artists”. Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜. livedoor Blog. 2020年7月4日閲覧。
  4. ^ a b c 角松敏生 (2020年3月26日). “『REBIRTH 2』 収録楽曲解説・その1 「I CAN GIVE YOU MY LOVE」...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  5. ^ a b 角松敏生 (2020年3月23日). “SNS 否定派(笑)の角松敏生です。本人久々の投稿でございます。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  6. ^ a b c d 『ODAKYU SOUND EXPRESS』2020年4月11日放送分
  7. ^ a b c 金澤寿和 (2020年4月4日). “■ EARPLAY 〜 REBIRTH 2 〜 / 角松敏生”. Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜. livedoor Blog. 2020年5月13日閲覧。
  8. ^ a b c 『小林信吾のSoliloquy〜夜のひとりごと〜』2020年5月30日放送分
  9. ^ TOSHIKI KADOMATSU Performance 2020 "Earplay"〜REBIRTH 2〜”. 角松敏生 OFFICIAL SITE. 2020年5月13日閲覧。
  10. ^ コンサートツアー・CD発売に関して 重要 4/13 NEW”. 角松敏生 OFFICIAL SITE (2020年4月13日). 2020年5月13日閲覧。
  11. ^ TOSHIKI KADOMATSU Performance 2020 "Earplay"〜REBIRTH 2〜公演 CD『EARPLAY〜REBIRTH 2〜』について”. ソニーミュージック オフィシャルサイト. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2020年4月13日). 2020年5月13日閲覧。
  12. ^ 5月13日発売 『EARPLAY 〜REBIRTH 2〜』商品内表記に関して5/8 NEW”. 角松敏生 OFFICIAL SITE (2020年5月8日). 2020年5月13日閲覧。
  13. ^ 5月13日発売 『EARPLAY 〜REBIRTH 2〜』商品内表記に関して”. ソニーミュージック オフィシャルサイト. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2020年5月8日). 2020年5月13日閲覧。
  14. ^ Top”. Shingo Kobayashi official web site. 2020年10月9日閲覧。
  15. ^ a b c 角松敏生 (2020年5月12日). “「Cryin' All Night」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  16. ^ a b c 角松敏生 (2020年5月7日). “「DISTANCE」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  17. ^ a b 角松敏生 (2020年4月30日). “「Take It Away」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  18. ^ a b 角松敏生 (2020年5月13日). “「Can't Hide Love」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  19. ^ a b c 角松敏生 (2020年5月3日). “「CRESCENT AVENTURE」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  20. ^ a b 東京少年少女”. ミュージカル「東京少年少女」製作委員会. 2020年5月13日閲覧。
  21. ^ a b 角松敏生 (2020年4月3日). “「Lost My Heart In The Dark」SNS 否定派(笑)の角松敏生です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  22. ^ a b c 角松敏生 (2020年4月27日). “「I Can't Stop The Night」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  23. ^ a b c 角松敏生 (2020年5月11日). “「End of The Night」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  24. ^ a b c d 角松敏生 (2020年5月10日). “「ALL IS VANITY」皆様、お元気ですか? SNS否定派(笑)の角松です。...”. 角松敏生. Facebook. 2020年5月13日閲覧。
  25. ^ a b 『ODAKYU SOUND EXPRESS』2020年4月18日放送分


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EARPLAY 〜REBIRTH 2〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:06 UTC 版)

「EARPLAY 〜REBIRTH 2〜」の記事における「EARPLAY 〜REBIRTH 2〜」の解説

I CAN GIVE YOU MY LOVE – (7:15)角松敏生 作詞・作曲 / 角松敏生PHILIPPE SAISSE 編曲 / 数原晋 ブラス編曲 1988年 (1988)発売7thアルバムBEFORE THE DAYLIGHT収録曲角松バブル景気の頃ニューヨークにも部屋持っており、曲創りやライブ日本レコーディングアメリカという日々過ごしていた。『TOUCH AND GO』でそれまで経験ひとまず活かし切り、次に発案したのが、米国プロデューサー自分委ねつつ自分制作環境創りとプロデューサー選びをするというものだったアメリカでコンピューター・プログラミングによる音楽制作見学は、後に中山美穂の『CATCH THE NITE』やジャドーズプロデュースなどで活かされることになった本作収録されているヴァージョンは、1988年発売12inchリミックス・コンピレーション「Voices From The DaylightGold 12inch items収録リミックス・バージョンオープニングコラージュしている。アレンジオリジナルディティール継承しつつ、近年ライブ披露する際のアレンジになっているちなみにベース山内薫によるスラップフレーズは、長年角松バックバンドメンバーだった青木智仁ライブ編み出したもので、彼に敬意表してライブアレンジにおける不動フレーズとして現在でも使われているものである。 Cryin' All Night – (5:01)DAVID FOSTERSTEPHEN KIPNER・JAY GRAYDON 作詞・作曲 / 小林信吾角松敏生 編曲 エアプレイカバー前述した通り本作ジャケットエアプレイパロディとなっているが、これは流れてきた時間再確認時代への郷愁、そして風刺込めたものであり、決して「AOR」の賛美目的したものではないという。ただ、角松は、あの時代の混沌としたエネルギーに学ぶものがあると再認識しており、目指せるものを見つけよう始動した自分の心の一部見せるようなことをしたという。それは小林理解しており、彼のなくして完成はあり得なかったと述懐している。というわけでジャケットあれだけパロディしながら、何もしないわけにはいかないだろうということで、フォスター・グレイドン作品の中から自分心に残る作品を2曲選んで細密にオリジナルアレンジを精査してカバーするということサービスとしてつけることになった。 「Cryin' All Night」のアレンジ日本では80年代歌謡曲編曲家好んで模倣したもので曲自体ポップだが、実際に楽曲解体解析すると、緻密・複雑・高度な手法作成され楽曲であることが改め判明し角松当時米国ミュージシャン先進性優秀さ改め感じることとなった原曲ではデイヴィッド・フォスターのピアノプレイだった8分音符の細かい刻み小林演奏しており、角松は「こんなふうな雰囲気出せて、尚且つパワー正確性備えて弾ける人はもう本邦にはほとんどいないだろう」と絶賛している。グレイドンバッキングギター鈴木英俊精緻解読して再現。またシンセサイザー森俊之角松自宅スタジオにあるリ・イシュー版のアナログシンセ駆使して70年代当時シンセ再現試みている。角松小林鈴木の4人で、再現実験みたいな感じスタジオで構築したが「ピアノボイシングはこうだ」、「ギターフレーズはこうだった」、「シンセ音色はこれだった」と徹底的に追求しオタク部活大学軽音楽サークルみたいな感じ本当に楽しかったそうである。 オリジナルのトミー・ファンダーヴァーグによるヴォーカル自分ではとても真似できない感じオリジナルから1音下げたキーアレンジされている。だがその分オリジナルにはない小此木まり亜季緒による女性コーラスポップさと軽快さを出してくれたので、若干落ち着いた大人の「Cryin' All Nightになった振り返っている。 DISTANCE – (6:19)角松敏生 作詞・作曲・編曲 1991年 (1991)発売9目のアルバムALL IS VANITY収録曲「DISTANCE」制作背景には当時携帯電話普及し始め遠距離恋愛」という言葉流行り出したことあり、角松知人が「遠距離恋愛ってドラマでもなんでも距離を越えられないって悲しい話が主流だけど、距離を越えられたっていうお話があってもいいんじゃないかな、そういう曲が聴きたいな」と口にしたのがきっかけ作られた。 『ALL IS VANITY』で提唱したテーマは「バック・トゥ・ベーシック(原点回帰)」で、当時主流になっていたプログラミング・サウンドに飽き感じていた角松は、もう一度生演奏による録音拘ってみたくなったそうである。そして目指しサウンド1970年代後半から80年代前半所謂AOR」的なものへの回帰だった。アメリカ・ミュージシャンで録ったロサンゼルス録音サイド日本ミュージシャンで録った東京録音サイド分かれて日米腕利きミュージシャン参加。また本作のアソシエイト・プロデューサー小林が『ALL IS VANITY』でも共同プロデューサー招かれたが、小林を『EARPLAY』に招いたのも『ALL IS VANITY』での仕事を「想い出」として、「思えば遠くに来たもんだ」感を演出したかったからだそうである。 オリジナル「DISTANCE」東京録音で、ドラム村上秀一ベース青木智仁ギター鈴木茂フェンダーローズ佐藤博、アコースティック・ピアノ:小林信吾パーカッション斎藤ノヴ演奏している。間奏ジェイ・グレイドン模倣した角松によるギターソロは1日スタジオ籠り何度もテイク重ねた思い出があるという。 本作リメイクでは幾多ステージで演奏歌唱してきた経験詰め込まれている。 ドラム山本真央樹ベース山内薫ギター鈴木英俊当時同じく小林ピアノで再レコーディングし角松のギターソロもより真剣に「あの頃の音」を模倣したそうである。本曲使用されているピアノベヒシュタイン製のアップライトピアノで、角松の娘がピアノ始めたのをきっかけ奮発して買ったものがグランドピアノのような音がする「当たり」の楽器だったため、ミュージシャン間では「奇跡のピアノ」と呼ばれているという。 Take It Away – (4:50)角松敏生 作詞・作曲・編曲 / 本田雅人 ブラス編曲 1986年 (1986)発売の6目のアルバムTOUCH AND GO収録曲オリジナルドラム:バディー・ウィリアムス、ベース青木智仁ピアノ:ドン・グロルウィック、ギター:アイラ・シーゲルにジェリー・ヘイ率いホーン・セクションという非常に豪華なもので、角松もリズム・トラックについてはオリジナルも大好きで、今聴いても完成されておりやり直す要はないと語っている。なのでやり直すというより人気曲なので違った装い入れてみたという感じ収録されている。 今回打ち込み中心としたアレンジ2015年の『TOSHIKI KADOMATSU SPECIAL LIVE TOUR 秋の旅情サスペンス「お前と俺」』 用に作成したものをそのまま使用し、そこに角松ギター小林のアコースティックピアノ、本田雅人ブラスアレンジによるホーンセクション追加している。バックシンガーは小此木吉川恭子で、前年度ライブ以降レコーディングでもいつか試したい思っていたので、このセッション適時思い起用された。また本作ギター自分やっている時間がなかったため重要なところは鈴木任せているが、この曲ではL側R側とも角松自身レスポール弾いている。 Can't Hide Love – (4:54)SKIP SCARBOROUGH 作詞・作曲 / 小林信吾角松敏生 編曲 / 本田雅人 ブラス編曲 クリエイティブ・ソースのカバーで、アース・ウィンド&ファイアーが『灼熱の狂宴』でカバーしたことでも知られる楽曲。 「Cryin' All Night」と「Can't Hide Love」の2曲のベーシック・アレンジは小林依頼ドラム打ち込みだがスティーヴ・ガッドドラムサンプリングして使用している。打ち込みにしたのは時間がなかったことと、小林ソロ・アルバムsoliloquy』でのリズム・トラック作り見事だったのでそれを依頼したかったのがある。 角松によるカバージェイ・グレイドンプロデュースデイヴィッド・フォスターストリングス・アレンジ手掛けているディオンヌ・ワーウィックアルバム『フレンズ・イン・ラヴ』に収録されているバージョン参考にしている。ディオンヌのヴァージョンプロミュージシャンが好む、いわゆる通好み」のやつで、小林がよくライブリハーサル合間にふと手休めにこの曲のイントロ弾いていたりするそうである。キー女性キーなので悩んだ小林から、ディアンジェロ角松のやろうとしているキー歌っているヴァージョンがある、ということ聞き、それを参考にした。ホーンオリジナルのジェリー・ヘイ・ホーンズを本田雅人中川英二郎二井田ひとみ、エリック宮城の4人が完コピしている。 CRESCENT AVENTURE – (6:22)角松敏生 作詞・作曲・編曲 / 藤堂昌彦 ストリングス編曲 1982年 (1982)発売2枚目のアルバムWEEKEND FLY TO THE SUN収録曲。 『WEEKEND FLY TO THE SUN』は、角松にとっては最も心残りがある作品で、『SEA BREEZE 2016』のように歌のリテイクリミックスをしたい最先鋒だという。まだ経験スキルもないにもかかわらず敢行されたロサンゼルス録音当時自分には分不相応だったと述懐している。ただメロディライン歌詞にはその後感じさせるオリジナリティがあり、個人的に好感持っていた曲があり「CRESCENT AVENTURE」もその一つだったが、何十年も演奏していなかった曲であり今回は今なりのリメイクがされている。 ストリングスTOM TOM 84によるアレンジ素晴らしかったので、バイオリン藤堂昌彦に譜面起こしてもらい、リアレンジして弦楽四重奏録音された。ギター原曲ではカルロス・リオスが演奏していたもの角松こなしている。リズムトラックはあえてプログラミングにしているが、ベース若手ベーシスト起用思い立ちドラム山本在籍するフュージョンバンドDEZOLVEのベーシスト小栢伸五が弾いている。小栢は角松音楽監督務めたミュージカル東京少年少女』で「若手楽器もできて演技、歌にも興味持っている人」を探していたところ山本から紹介されミュージカル出演することになった前作東京少年少女収録「to be or not to be」ミュージカル用に小栢のベースで録り直した時に角松演奏見事さ驚きその時点で「CRESCENT AVENTURE」のベースに彼を起用することを決めていた。 バック・シンガーは小此木亜季緒。以前吉沢梨絵お願いして小此木浦壁多恵紹介してもらった時を踏襲し小此木に「誰かいい人」がいないか相談したところ亜季緒を紹介してもらった角松は、ミュージカルでは作品全体精度上げるためには周り固め助演アンサンブル歌唱力が必要とされ、また演者音楽のジャンル問わず舞台応じた様々な歌唱表現求められるため、ミュージカル界には秀逸シンガー何人も潜んでいると分析している。角松そういった秀逸シンガー」と何人も出会いたいために、近年ミュージカル界と親交深くしている、と語っている。 Lost My Heart In The Dark – (6:18)角松敏生 作詞・作曲 / 角松敏生PHILIPPE SAISSE 編曲 / 中川英二郎 ブラス編曲 1988年発売7目のアルバムBEFORE THE DAYLIGHT収録曲オリジナル版でのイントロのプログラミングパーカッションには1987年 (1987)当時アメリカでリバイバル・ヒットしていたRoland TR-808使われており、日本ミュージシャンにとっては忘れ去られた「音」だった808の音を使用したアレンジには当時角松衝撃を受ける出来事だった。 本作ではプログラミングPHILIPPE SAISSEによるアレンジ再現しその上にライブと同じバンドメンバーによる生演奏乗せている。吉沢小此木によるコーラスツアーのためにリハーサルとして行われたレコーディング・トラックが使用されている。 I Can't Stop The Night – (4:43)角松敏生 作詞・作曲・編曲 1985年 (1985)発売5目のアルバムGOLD DIGGER〜with true love〜収録曲3rdアルバムON THE CITY SHORE』の小ヒット杏里プロデュースワークでようやくプロとして軌道に乗り始めた頃、レコード会社プロダクション意向で「リゾート・ミュージック」や「シティポップ貴公子」など本人にとっては有り難くもないコピー飾られてしまい、当時はそのイメージから脱却するのに必死だった。そして当時傾倒していたクラブダンス・ファンクに自分ポップスどうにかして融合できないか、どうやったらそういう音が作れるのか思案しその結果レコーディング・エンジニアのマイケル・ブラウアーと出会いGirl in the Box」を制作し、そこで築いた信頼関係が『GOLD DIGGER』にも繋がっていった。まだヒップホップ普及していなかった当時日本のポップシーンでラップスクラッチなどを盛り込んだGOLD DIGGER』は角松曰くある意味賛否両論問題作」だったというが、オリコンチャート7位(本人は何位だったか忘れていた)を記録しその後角松活動盤石なものにする作品になった。 「I Can't Stop The Night」は角松初めプログラミング挑戦した曲だった。当時打ち込みサウンド挑戦してたかったが、Roland MC-4のように信号打ち込むタイプ高価な上に複雑で扱いきれなかったため、当時発売されたばかりミュージシャン弾いた音をデーターとしてクォンタイズするタイプYAMAHA QX 1使い角松友成好宏、オペレーター林有三の3人で制作していった。 本作リメイクではオリジナルディティール残しつつも、生演奏中心にしたバージョンになっている当時はできなかった打ち込みサウンドライブでの再現が、機器発達によりステージ上にコンピューター持ち込むことで可能になり、さらに今ではプログラミング生演奏程よく混在する表現自在にできるようになり、このアレンジなどはその最たるものになっているEnd of The Night – (5:12)角松敏生 作詞・作曲 / 森俊之角松敏生 編曲 1989年 (1989)発売8目のアルバムREASONS FOR THOUSAND LOVERS収録曲。 『GOLD DIGGER』『TOUCH AND GO』『BEFORE THE DAYLIGHT』『REASONS FOR THOUSAND LOVERS』の一連の作品角松ニューヨーク在住時代4部作としており、内容徐々に高度にまた贅沢になっていったという。セルフ・プロデュースある程度完成させてからアメリカプロデューサー客観的に自分を観てもらいプロデュース委託しながら本場方法論学んで行く、というやり方角松にとって非常に有効だった。『REASONS FOR THOUSAND LOVERS』では半数アメリカプロデューサー依頼し半数セルフ・プロデュースという体制になっており、当地学んだことをリアルタイム吐き出している様子伺えると回想している。「End of The Night」はウェイン・ブライスウェイトプロデュースで、彼は類稀な才人だったというが若くしてこの世去ってしまった。角松はこの曲を書いた当時作曲法における転調ハマっていて、トリッキー転調自然に聴かせるにはどうした良いということ専心していた。この曲などはその実験性が如実に出ている作品で、その後角松作品における特徴一つである転調面白さ原点となった曲でもある。 この曲は森俊之プロデュースしているが、角松によると他人にプロデュース任せたのは自身時間がなくて息切れしていたのもあるが、最近80年代から90年代までR&Bアーシーなものからコンテンポラリーなものへと変化した過程再検証いく中でそういった曲調のものを依頼した面白いだろうな、と考えたからだと記している。がリンドラムの実機持っており、それを直接サンプリングした音などを使用し、そこに鈴木ギター本田サックス小此木亜季緒のコーラス追加している。 実はオリジナルの「End of The Night」は歌い出し歌詞欠けていて、それを修正したかったのがこの曲をリメイクたかった本当の裏事情だった。 ALL IS VANITY – (6:10)角松敏生 作詞・作曲・編曲 1991年 (1991)発売7目のアルバムALL IS VANITY収録曲。 「ALL IS VANITY」は英語で「諸行無常」という意味である。当時色々と悩み事抱えていて、それを無理矢理払拭しようとジタバタしていた時でもあり、その時なりの苦悩表現したかったのだろうと回想している。そして今は30年の時が流れ娘を持つ身となり、子供大切に育てながらも自分老い向かい合わなければならなくなり当時とはまた違う意味での「心の叫び」に聴こえてくるという。 アルバムのタイトルナンバーでもあったこの曲は特に思い入れ深くそれまで様々なことに影響受けてきたことを自分なりにうまく咀嚼して表現できたもので、角松自身も非常に納得のいく作品だった。唯一思い残しがあるとすればテンポであり、曲の持つスリリングさをライブ表現するにはオリジナルテンポはまったりしすぎていると感じライブではいずれもオリジナルテンポより早く演奏していた。とはいえオリジナルテンポあれだけ演奏をしたドラム:カルロス・ベガ、ベース:ジョン・ペイニャン、ギターマイケル・ランドウピアノ:ランディー・カーバーという4リズム記録は貴重そのものだという。特にカルロス・ベガは、ボズ・スキャッグス初来日公演テレビで見た際「この人一緒に演りたい!」と思っていたので、それが叶いとても嬉しかったという。そしてアルバムミックス手掛けたグラミー賞受賞者でもあるウンベルト・ガティカから「お前歌うまいな」と言われたことが何より有難くそれまで歌唱力コンプレックス抱いていた角松が歌う事に喜び感じられるようになった切っ掛けになった。なお、小林当時スケジュール都合オリジナル版レコーディング立ち会えておらず、ロサンゼルスでのレコーディング初日参加した東京とんぼ返りして仕事済ませロサンゼルスに戻るというかなりの過密スケジュールで、「綱渡りスケジュールよく角松くんも許してくれたな(笑)」と述懐している。 今回リメイクではそのテンポ問題解消したバージョン記録するのが目的だったが、ドラム2014年頃に当時22歳山本バックバンドオーディション受けた際のテイク使用されている。ベースその時手伝ってくれた山内テイク使いその上に小林ピアノ鈴木ギター本田サックス小此木吉川コーラス追加しブラッシュアップさせている。小林は「この辺の曲は体に染み込んでいる」と言っていたそうである。角松は「リメイクとは過去振り返ったり、否定することではなく音楽に現在(いま)の力を新たに吹き込む所作でもあるのだなぁ、と、本作のこの曲を聴いて思いました。」と振り返っている。

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