黒のサーヴァントとは? わかりやすく解説

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黒のサーヴァント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 04:38 UTC 版)

Fate/Apocrypha」の記事における「黒のサーヴァント」の解説

黒のセイバー 声 - 諏訪部順一 初期設定 - TYPE-MOON / 初期デザイン - KN 胸元背中開いた鎧に身を包み大剣携えた威風堂々たる騎士真名ニーベルンゲンの歌登場する大英雄ジークフリート強敵との死力尽くした戦い望み戦場での嘲笑良しとせず、義を重んじる高潔たる英雄真名明かすことで致命的な弱点露呈することを恐れたゴルドによって普段は喋ることを禁止されている。生前から他者頼み聞き続けてきたため、ゴルド指示承諾するが、意志疎通放棄するこの命令ゴルドとの相互理解妨げることになってしまった。 セイバー相応しい高い剣技による攻撃不死身肉体による鉄壁防御兼ね備え、それを活かした攻撃を受ける事を前提とした捨て身戦法を取る。生前竜血浴びることで得たセイバークラス保有スキル魔力引き替えにした常時発動型宝具悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)」により、Bランク以下の攻撃無効化し、Aランク上で僅かな傷しか負わないほどの堅牢さを発揮する。それ自体が対魔力スキル役割をも果たしているが、伝承通り背中のみその効力無効化されている。もう一つ宝具は、大剣中心とした半円状拡散する黄昏の波を放つ幻想大剣天魔失墜バルムンク)」。竜殺し特性を持つこの剣は聖剣魔剣両方属するものであり、竜の因子を持つ者にはより効果発揮する逃亡したホムンクルス捕縛命令従おうとした結果ホムンクルス瀕死の傷を負ってしまう。そのこと慟哭する黒のライダー見て生前後悔繰り返すところだった己を恥じホムンクルスを救うために自身心臓与えて消滅したアニメ版では最期立ち会ったルーラー助けたホムンクルス保護託し、彼女から「最も優しい英雄」と評されている。 黒のランサー 声 - 置鮎龍太郎 初期設定 - 虚淵玄 / 初期デザイン - 前田浩孝 漆黒衣裳を纏った男。真名串刺し公畏怖されたワラキア領主ヴラド三世当時最強軍事力誇っていたオスマン帝国の侵攻を幾たびも退けた護国大英雄。 ユグドミレニアの長であるダーニックによって召喚され黒の陣営リーダーとなる。魔術協会への宣戦布告として、ユグドミレニア討伐派遣され魔術師50人を僅か30秒全滅させる信仰心篤い人格者であり、一旦敵と見なした者には容赦なく対処するが、味方見解意見尊重し付き従うものには寛大な態度接する。ダーニックからは「領王(ロード)」と呼ばれ事実上離反したアサシンを除く黒のサーヴァント達も臣下のように従っている。 聖杯への願いは「吸血鬼ドラキュラ」として汚され自身の名誉の復権聖杯大戦の地がルーマニアであるため、知名度による恩恵戦力強化だけでなく英雄として側面強調されている。 聖杯大戦の二ヶ月前に召喚され固有スキル護国の鬼将」によって自身能力高め領土構築している。この固有スキル効果知名度補正により戦闘能力破格のものを誇る。宝具は「護国の鬼将」によって領地化され大地から大量出現させ、敵を串刺しにする「極刑王(カズィクル・ベイ)」。ただし、ひとたびルーマニアから出てしまえば知名度と「護国の鬼将」による恩恵失われ吸血鬼側面のみが強調されるようになり、「極刑王」の破壊力含めて戦闘能力極端に下がってしまう。 また、他の能力捨て代わりに多く伝説に伝わる吸血鬼ドラキュラの姿に変貌するというもう一つ宝具鮮血伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)」を有しているが、これの使用固有スキルや「極刑王」を失う代わりに全てのステータス向上し吸血鬼強力な特性身につける一方で日光聖印に弱いという吸血鬼特有の弱点抱えてしまうので、彼自身は「人の王として誇りのないただの化け物」に成り下がるとしてこれを酷く忌み嫌い、絶対に使用しない公言している。 赤の陣営との決戦のさなか、空中庭園奪われ大聖杯を取り返すために赤のランサー対峙するが、知名度スキル恩恵失っていたことで追い詰められ追って来たダーニックの令呪によって強制的に鮮血伝承」を発動させられてしまう。約束違えたダーニックを殺害するが、死の間際2画目の令呪自決封じられた上に最後令呪とダーニックの禁術で「聖杯求め怪物」と化してしまう。宝具令呪禁術すべての影響受けてサーヴァントなくなったためにと「極刑王」を失うが、心臓を赤のランサー破壊されても死なない上に蝙蝠への変身能力変化する身体、更に赤のライダーをも圧倒する戦闘力とその守りをも貫通して眷属とする吸血能力得た怪物となり、ダーニックの妄執吸血鬼眷属増やす本能入り交じった上にダーニックとヴラド三世人格混在して精神破綻ルーラー令呪によって居合わせた全てのサーヴァントから排除対象とされるが、それら全てをなんとか振り切って大聖杯に迫る。しかし、待ち伏せていたシロウによって浄化され、灰となり完全に消滅してしまう。 『Fate/EXTRA』のヴラド三世は「武人」、本作ヴラド三世「王」としての貌を持つ。『Fate/Grand Order』では本作ヴラドが「鮮血伝承」を常時発動した姿となる、吸血鬼であることを受け入れたバーサーカーサーヴァントとして登場する。 黒のアーチャー 声 - 武内駿輔 小説版追加されサーヴァント一人広大なのような清冽な気配を持つ青年真名ギリシア神話登場する半人半馬怪物ケイローン多く英雄達を育ててきたケンタウロス族大賢者。本来は神を両親に持つ神霊だが、不死性を捨てたことで完全な「神性」を失い英霊として召喚可能になっている。本来の姿では真名容易に露見ししまうため、一部ステータス低下代償に人の姿で召喚された。誰に対して礼儀持って接す好青年で、常に柔らかな物腰崩さない黒の陣営では参謀役を務めマスターだけでなく、サーヴァント達からの信頼も厚い。自身マスターフィオレとは教師教え子という良好な関係を築けている。赤のライダーとは生前に深い関わりがあり、さらに「神性」のスキル所有しているため、黒の陣営では唯一彼にダメージ与えることが可能。また、多く英雄育てた経緯から弓術だけでなく、格闘戦にも長けている夜空燦然と輝く射手座原型である彼は、世界で最も有名な弓使いであり、弓の使い手として最高水準能力を持つ。また神々から様々な智慧授かり医神謳われたアスクレピオス育て上げた彼もまた熟練した医術知識心得ており、専門外であるはずのホムンクルスの状態を正確に把握し彼の余命まで診断するまた、戦術眼も極めて高く、黒のランサーから前線指揮任されている。宝具は彼が射手座モデルになった逸話から取られ一度弓を射た後に矢が流星となって降り注ぐ時間差攻撃の形をとった対人宝具「天一射(アンタレス・スナイプ)」。赤のライダーとは肉弾戦での決闘応じ惜敗するが、戦闘前に予め発動されていたこの宝具によって、結界解除後の消滅間際ライダーの不意を突いて弱点である踵を狙撃する。 黒のライダー 声 - 大久保瑠美 初期設定 - 近衛乙嗣星空めてお / 初期デザイン - 近衛乙嗣 派手に着飾った中性的美少年真名シャルルマーニュ十二勇士随一美丈夫アストルフォ好奇心の塊で理性蒸発しているとまで言われ騎士で、自由気まま自分の心の赴くまま素直に行動する傍迷惑だが善良な人柄をしている。能天気かつうっかり屋な性格だが、助け求めるものは決し見捨てず体躯筋力圧倒的に上回る赤のバーサーカー一歩も怯まない純正英雄でもある。 どこで伝承歪められたのか可憐な少女にしか見えない少年という外見だが、これはかつて戦友であり「狂えるオルランド」と呼ばれたローラン静めるためと主張している。その見た目ステータス隠蔽影響で、ルーラーは彼を女性だと思っていたが、そのため入浴中彼の所に無造作に立ち入ってしまい、強烈なショックを受ける羽目になった自我持ってしまったホムンクルスジーク)を助けたことで友人となり、その逃亡尽力するその後マスターのセレニケが赤のセイバー倒され為に肉体消滅しかけるが、ジークマスターとして再契約を行うことで現界維持される聖杯大戦終結した後、ジーク邪竜となって世界の裏側へ旅立ってからも契約繋がり残ったまま現界続けている。レティシア見送った後にカウレスから身分証明受け取りこれまで出会ったサーヴァント達に縁のある地を巡る旅に出ることになる。 本人戦闘能力俊敏性に特化しておりそれ以外は並以下。しかしながらそれなりに強力な宝具多数有することでその欠点補っている。自身愛馬であり、真名開放によって一時的な次元転移を行う幻獣この世ならざる幻馬ヒポグリフ)」、触れた相手の膝から下を強制的に霊体化させて転倒させる黄金馬上槍触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア)」、その音色周囲の敵を一掃する角笛恐慌呼び起こせ魔笛(ラ・ブラック・ルナ)」を所有。他にも、所持しているだけで魔術打ち破るという「魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)」も存在しているが、真名忘れてしまっている。3巻冒頭サーヴァント紹介では黒のライダー項目だけ色々と落書きされているが、これは彼がこの宝具の力で干渉しているからで、マスタールーラーにもこう見えている。なお、スキル理性蒸発」が一時的に無効化される新月の夜の間のみ、その宝具真名破却宣言(キャッサー・デ・ロジェスティラ)」の解放が可能となる。この本自体強力な魔力スキル有し、本来はDランク相当である自身の対魔力Aランクにまで引き上げている。 黒のキャスター 声 - 宮本充 小説版追加されサーヴァント一人。青いマントボディスーツ、無貌の仮面身を隠した男性一人称「僕」偏屈な厭世家で、必要以上言葉一切喋らないマスターであるロシェからは尊敬の念込めて「先生」呼ばれる真名十一世紀のスペイン哲学者アヴィケブロンカバラという魔術基盤産み出し魔術師歴史大きな影響残した人物ゴーレム極めた魔術師であり、「陣地作成スキルによって形成され工房ゴーレム量産行っている。生前キャスター作ることの叶わなかった宝具王冠 - 叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)」の鋳造至上目的とする。 もともと陣営勝利聖杯彼にとって重視する事柄ではなく宝具完成のために黒陣営裏切ってシロウに付く道を選んだ彼は、ロシェ炉心として利用することで宝具起動成功キャスター自身は黒のアーチャー狙撃深手負い、自らを「王冠叡智の光」に融合する形で消滅した。「王冠叡智の光」は「原初人間アダム)」の模倣である巨大ゴーレムで、存在するだけで周囲を「楽園エデン)」へと書き換え続け自律式固有結界放置すれば最終的に完全なる不死身になると言われており、ルーラーと黒陣営、特に黒のセイバーと赤のセイバー連携攻撃によって速やかに撃破される。 自分尊敬を向け、弟子のように振る舞うロシェに悪い感情持っていたわけではないが、自らの生涯掛けた悲願比べれば優先するほどではないと考えていた。そして彼が「人間嫌いであるはずのアヴィケブロンロシェ先生と呼ぶことを許した理由」「忙しいはずのアヴィケブロンがわざわざ機会を見つけてはロシェ世話をしゴーレム鋳造極意教え導いていた目的」など、自分真意見抜けたはずなのに見抜こうとしなかった姿勢嘆いていた。しかし、それでもマスターであり弟子でもあるロシェ裏切った後味悪さだけは、次の登場作品である『Fate/Grand Order』なども含め未来永劫残り続け結果になっている。 黒のバーサーカー 声 - 野中藍 初期設定 - 星空めてお / 初期デザイン - 岡崎武士 白いドレス着た虚ろな瞳の少女真名ヴィクター・フランケンシュタイン生み出した人造人間フランケンシュタイン可憐な少女の姿をしており、伝説上の醜い大男とは全く異な容姿にカウレスも戸惑うほど。「狂化」のランクが低いため、言語能力失われているものの高度な思考能力有し単純なコミュニケーションなら取ることができ聖杯大戦の次を想定している等、狂戦士サーヴァントとしては極めて冷静沈着思慮深い聖杯への願いは「自分と同じ存在伴侶を得ること」。 固有スキル「ガルバニズム」によって生体電流魔力自在な転換、および蓄積が可能。魔風、魔光など実体のない攻撃瞬時電気変換し周囲放電することで無効化する。また蓄電の量に応じて肉体強化されダメージ修復迅速に行われるうになる宝具は彼女の心臓とも言える放電流を纏う乙女貞節(ブライダル・チェスト)」。周囲余剰魔力吸収し、ほぼ永久機関的に戦い続けることが可能。全力行動するとたちまち魔力枯渇させるバーサーカークラスサーヴァントにとって非常に便利な宝具で、魔術師として力量が不足気味のカウレスの助けにもなっている。切り札として二つ目宝具磔刑(ブラステッド・ツリー)」を有するが、その威力さることながらいわゆる自爆攻撃であり、発動する自身確実に死を迎える。ただしそのが残る限り、彼女は生き続けると設計図には記されているという。 赤のセイバーとの激突苦戦演じ令呪バックアップ得て捨て身の「磔刑」を敢行して消滅。しかしセイバー自身令呪加護によって難を逃れたため、ダメージこそ与えたものの撃破することはできなかった。代わりにその際生じたが、生命活動停止していたジーク何らかの影響与え、黒のセイバーとして彼を蘇生させるに至る。なお、彼女の「磔刑」は低い確率第二フランケンシュタイン生む可能性があり、それが彼女の伴侶になると言われている。 黒のアサシン 声 - 丹下桜 初期設定 - 東出祐一郎 / 初期デザイン - 真田露出度の高い黒い水着のような格好の幼い少女真名ジャック・ザ・リッパー純粋だ残忍な性格で、頭の回転早さ外見によらないものがある。本作においてその正体ロンドン虐げられ、あるいは堕胎された子供たち怨霊集合体とされており、強烈な帰胎願望持ち女性マスターに対しては「おかあさん」という三人称を、自分のことは「わたしたち」という複数形一人称用いる。召喚地はロンドン最適であったが、敵対勢力である魔術協会お膝元であるため代替として日本新宿召喚された。マスターである玲魔術師ではないので魔力供給が行えず、代わりに彼女が悪人として殺してもいいと許可した人間の魂を喰らって魔力補給している。その後聖杯を得るためにルーマニアへ移動し、両陣営双方サーヴァントマスターを倒すために暗躍する宝具毒性の強い硫酸発生させる結界宝具暗黒霧都(ザ・ミスト)」および、「夜である」「出ている(暗黒霧都のものを含む)」「対象女性である」という三点満たしている状態で使用すると、相手強制的に解体され死体とする呪い宝具解体聖母(マリア・ザ・リッパー)」の2つ物理防御ではなく呪い耐性によって効果軽減されるためサーヴァント相手威力マスター依存するが、特に魔術師マスターなどの人間対す必殺性は非常に高い。 最高ランクの「気配遮断」の弱点である「攻撃時のスキルランク低下」を夜間時に確実に先制できる「霧夜殺人スキル補えるために非常に高い精度奇襲を行う上、伝承の「ジャック・ザ・リッパー」が正体不明であることから戦闘終了後姿を消すと各能力容姿に関する情報マスターサーヴァント記憶から失われる情報抹消」のスキルも持つため、対策は非常に困難。 その「暗殺者アサシンサーヴァントとして極めて相性良い能力によってミレニア城塞夜襲し、黒の陣営混乱陥れる。しかし一対多状況によって敗色強まったために撤退。その途中で赤のアーチャーによってマスターを喪い、更に霊破壊されたことで怨霊としての本性解き放たれてしまい、ルーラー・ジーク・赤のアーチャー取り込み具現化された子供たちが物として消費される近世ロンドンの街の光景によりジークや赤のアーチャー苛む。既に正体不明の「ジャック・ザ・リッパー」の伝説取り込まれたために救済不可となっていたことから、毅然とアサシン在り方は悪であると断じざるを得なかったルーラーによって浄化されるが、その残滓は赤のアーチャー呪い一つとして残ることになった。 『Fate/strange Fake』ではバーサーカーとして登場するが、「ジャック・ザ・リッパー伝説そのもの有り方という不定形別の存在である。しかし、少女として具現化ようとすると当作のジャック・ザ・リッパーの姿に限定されてしまう。 今後ジャック・ザ・リッパー正体明かされても人々の間で「ジャック・ザ・リッパー伝説」が信仰されている限り姿形固定されることはない。

※この「黒のサーヴァント」の解説は、「Fate/Apocrypha」の解説の一部です。
「黒のサーヴァント」を含む「Fate/Apocrypha」の記事については、「Fate/Apocrypha」の概要を参照ください。

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