黒のアルビオンの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:40 UTC 版)
「コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「黒のアルビオンの登場人物」の解説
古仁科諒(こにしな りょう) 黒の騎士団の参番隊隊長。元は旧日本軍の軍人で、日本解放戦線を経て黒の騎士団に入った経緯を持つ。坂東率いる「日本革命軍」による品川シーサイド空港占拠に際して、藤堂から坂東との関係もあって担当に充てられたが、当人はゼロレクイエムによってもたらされた平和を支持しており、坂東の凶行を前に歯噛みしていた。その後、空港敷地内に日本革命軍が持ち込んだ拡散構造相転移砲台からの砲撃を前に身を守るのがやっとであったが、ゼロ(スザク)が駆るランスロット・アルビオンゼロによって拡散構造相転移砲台や敷地内に展開するKMFが撃破されるのに乗じて参番隊の部下共々突入し、捕えられていた人質達を救出した。 搭乗機は鳴月。 坂東森(ばんどう しん) 旧日本軍の少佐で、日本解放戦線の一員であった男。古仁科とはブリタニアの日本侵攻当時、新兵だった彼が配属された部隊の指揮官という関係であり、また日本侵攻前には藤堂と共に少年時代のスザクに稽古をつけたこともあった。しかし、日本解放戦線の草壁らをゼロに排されたことで彼の率いる黒の騎士団に加わった藤堂や古仁科とは異なり、あくまでもゼロとの対決路線を決め込んだ上で、自分と同じくゼロに反旗を掲げる道を選んだ者達とで「日本革命軍」を結成し、超合集国最高評議会の隙を突く形で、品川シーサイド空港を電撃的に占拠した。その後は切り札の1つである「拡散構造相転移砲台」の火力に物を言わせて黒の騎士団の突入を阻んでいたが、索敵圏外から瞬時に突入してきたゼロ(スザク)が駆るランスロット・アルビオンゼロに拡散構造相転移砲台やKMFを破壊され、自らが陣取る管制塔へと迫られるも、もう1つの切り札である「コマユバチの孵化」を確認するや「これは世を変えるためにあらず」との言葉を残して管制塔から飛び降り、とっさにランスロット・アルビオンゼロの手で受け止められようとしたが抱えていた爆弾で自爆して果て、返り血でランスロット・アルビオンゼロの一角を赤く染めた。その直後、「コマユバチの孵化」の正体が空港に着陸予定の旅客機3機にコンピューターウィルスを送信して空中衝突させることが明らかになるが、ゼロがランスロット・アルビオンゼロに想定外の過酷な運用をしてまで衝突を回避した結果、多くの犠牲者を出すという坂東の破滅的な計画は失敗に終わった。 彼や日本革命軍の言動や末路は、かつて「日本はまだ負けていないことを世に示す」という目的のためにホテルジャック事件を起こし、人質にした丸腰のブリタニア人を殺害するといった凶行に及んだ草壁や、その部下達の再現にも等しいものであった。なお、彼自身は最後まで、草壁をギアスの力で自決させたゼロの正体がルルーシュであることも、今のゼロがかつて自身が稽古をつけたスザクであって、ルルーシュとは別人であることにも気づいていなかった。一方、彼の死を目にしたスザクは「どうして簡単に命を捨てられるんだ」と嘆いた。
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