我田引鉄とは? わかりやすく解説

鉄道と政治

(我田引鉄 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/08 01:19 UTC 版)

鉄道と政治(てつどうとせいじ) 本項では日本における鉄道に関する政治的な介入などの事例を紹介する。




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我田引鉄

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鉄道と政治」の記事における「我田引鉄」の解説

我田引水ならぬ「我田引鉄」と呼ばれる行為は、戦前からしばしば問題視され、現在でも新線計画新駅設置巡ってその様な事が話題上る事がある。 特に第二次世界大戦前は、まだ自動車普及しておらず、道路脆弱だったため、鉄道陸上交通の要であった。そのため経路選ばれるかどうか鉄道駅設置されるか否かが、地域盛衰直接左右する生命線になったこのため衆議院議員総選挙の度に政党(特に立憲政友会)によって、地域への鉄道敷設引換に、その地域の票を獲得しようとする政治工作が行われ、この集票手法戦後まで継承される事になる。現在の日本の高速道路整備新幹線建設関わる政治問題根本と言われることもある。また、大都市周辺日本の地下鉄郊外延伸線構想巡っては、現在でも政治家選挙公約掲げ事例がある(Osaka Metro今里筋線など)。 山田線日本でも屈指の閑散線区当時野党憲政会議員の「でも乗せるつもりか」との質問対し内閣総理大臣原敬が「鉄道規則によれば乗せないことになっております」と答弁したとされるが、該当する発言議事録残っておらず、信憑性を問う意見もある(山田線記事参照)。 大船渡線陸中門崎駅 - 千厩駅間(通称鍋弦線」)四角形三辺選んで大回りする様なルートで、建設当時選挙の結果政治事情振り回された「我田引鉄」の典型として有名で、併走する国道284号は、直線結んでいる。大船渡線参照北越急行ほくほく線国鉄時代北越北線として計画されたが、並行する北越南線直江津 - 松之山 - 越後湯沢)の建設計画もあり、それぞれのルートを通る松代町松之山町との間(いずれも現在は十日町市合併)で「南北戦争」とも呼ばれる激し誘致合戦結果、距離の短い北越北線先に建設されることになったが、国鉄財政難鍋立山トンネル掘削工事難航建設中断その後第三セクターとして発足した北越急行工事引き継いで1997年開業漕ぎ着けた中央本線岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅間(通称大八廻り」)塩嶺トンネル開業前中央本線において、中山道沿いに塩尻峠超えず、天竜川沿いに南下し辰野駅伊那谷)を経由していたことに関して当時伊那谷地域選出の有力議員で、鉄道局長でもあった伊藤大八政治介入があったと言い伝えられている。 しかし、現在の塩嶺トンネルのような約6kmに及ぶ片勾配長大トンネル開削や、塩尻峠越えルートにすることについては、明治時代技術費用工期問題非現実的であると判断されこのため取られ迂回であるとの説も根強い事実複雑な地層断層問題もあり、昭和後期着工した塩嶺トンネル工事も、距離の割にはかなりの難工事となった山陰本線滝部駅特牛駅日本海沿いに敷設される予定であった本線だが、地域要望予算によってルート変更され現在地にこの2駅が設けられたとも言われている[誰?]。

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我田引鉄

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:09 UTC 版)

成句

(がでんいんてつ

  1. 国会議員が、政府働きかけ、自らの選挙区利益誘導する喩え

語源



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