板倉東洋大前駅とは? わかりやすく解説

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板倉東洋大前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 05:54 UTC 版)

板倉東洋大前駅
西口(2012年8月)
いたくらとうようだいまえ
Itakura-toyodaimae
TN 06 柳生 (2.0 km)
(3.9 km) 藤岡 TN 08
所在地 群馬県邑楽郡板倉町朝日野一丁目1-1
駅番号 TN07
所属事業者 東武鉄道
所属路線 日光線
キロ程 25.6 km(東武動物公園起点)
電報略号 イタマ
駅構造 地上駅橋上駅舎
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]1,936人/日
-2024年-
開業年月日 1997年(平成9年)3月25日
テンプレートを表示
東口(2021年8月)

板倉東洋大前駅(いたくらとうようだいまええき)は、群馬県邑楽郡板倉町朝日野一丁目にある、東武鉄道日光線である。駅番号TN 07

群馬県最東端の駅で、東武日光線の駅で唯一群馬県の駅である。また板倉町唯一の駅でもある。両隣の駅は所在地がそれぞれ埼玉県栃木県であるため、隣接する3駅連続で所在県が変わる[注 1]

概要

当駅が設置されるまで日光線は群馬県を通過するだけであったが、地元の要望により請願駅として当駅が開設された。開業時から東京の浅草と東武日光、鬼怒川温泉方面を結ぶ快速列車(現在の急行の上位種別。日中毎時1本程度)も停車し、新駅ながら東京方面などの中距離利便性が重視された。

2006年のダイヤ改正によって、日中の快速が区間快速に格下げとなったことから、地元では「約束が違う」という反発があり、町議会でも南栗橋駅止まりで当駅に来ない急行列車が多いことを問題視する発言がなされている[1]。また、町民の代表的な意見のひとつとして急行および特急の停車希望が上げられている[2]。なお、板倉町では快速の増発並びに最終列車の繰り下げを要望している[3]

2013年3月16日のダイヤ改正で以下のような改善がされるため、前述のような問題点がほぼ解消された[4]

2017年4月21日のダイヤ改正で上記の区間快速・快速は全廃され、上り列車は特急を除きすべて南栗橋止まりとなった。また、特急「けごん1号」は時刻が繰り上げられて「リバティけごん1号・リバティ会津101号」となり、さらに午後の上り特急「けごん36号」も停車するようになった(現行ダイヤでは「リバティけごん42号・リバティ会津142号」となっている)。

歴史

駅構造

島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有している。PASMO対応自動改札機設置駅。

東口・西口・ホームと改札階をそれぞれ連絡するエレベーターエスカレーターが設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2 日光線 上り 南栗橋東武動物公園
東武スカイツリーライン 北千住とうきょうスカイツリー浅草方面
3・4 下り 新栃木東武日光 鬼怒川線 鬼怒川温泉
宇都宮線 東武宇都宮方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 2・3番線が本線、1・4番線が待避線である。
  • 毎年8月第一土曜日に開催される古河市の花火大会の際には、当駅始発の臨時上り列車が運行される。

利用状況

2024年度の1日平均乗降人員は1,936人である[東武 1]

2009年度に東洋大学の国際地域学部が白山第2キャンパス東京都)へ移転したため、同年度は乗降人員が大幅に減少したものの[7]、当駅周辺は宅地開発が進行しており、日光線新古河以北の駅では唯一増加傾向が続いていた。しかし、2017年からは減少傾向となっている。

近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗降人員
1998年(平成10年) 1,920
1999年(平成11年) 2,482
2000年(平成12年) 2,788
2001年(平成13年) 3,351
2002年(平成14年) 3,774
2003年(平成15年) 4,162
2004年(平成16年) 4,361
2005年(平成17年) 4,288
2006年(平成18年) 4,256
2007年(平成19年) 4,505
2008年(平成20年) 4,580
2009年(平成21年) 2,930
2010年(平成22年) 3,154
2011年(平成23年) 3,337
2012年(平成24年) 3,606
2013年(平成25年) 3,895
2014年(平成26年) 3,925
2015年(平成27年) 4,120
2016年(平成28年) 4,208
2017年(平成29年) 4,105
2018年(平成30年) 3,966
2019年(令和元年) 3,819
2020年(令和02年) [東武 2]2,039
2021年(令和03年) [東武 3]2,901
2022年(令和04年) [東武 4]3,251
2023年(令和05年) [東武 5]3,404
2024年(令和06年) [東武 1]1,936

駅周辺

板倉ニュータウン太陽光発電所

周辺は板倉ニュータウンとして開発が進められている。開業前の駅付近はコスモス畑であった。

※板倉市街地(板倉町役場)方面は広域公共路線バスに乗り換え。

バス路線

館林駅行きの路線バス

路線バスは西口を発着する。

隣の駅

東武鉄道
日光線
急行
栗橋駅 (TN 04) - 板倉東洋大前駅 (TN 07) - 新大平下駅 (TN 10)
普通
柳生駅 (TN 06) - 板倉東洋大前駅 (TN 07) - 藤岡駅 (TN 08)

脚注

注釈

  1. ^ 私鉄では唯一の事例である。JR在来線を含めると、JR東日本東北本線古河駅JR九州肥薩線真幸駅が同様の事例となっている。

出典

東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2024年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、7頁。オリジナルの2025年5月19日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20250519045707/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2024.pdf2025年5月19日閲覧 
  2. ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月12日閲覧
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=7 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=7 
  5. ^ 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=7 

関連項目

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