鉄道と政治とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鉄道と政治の意味・解説 

鉄道と政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 16:39 UTC 版)

鉄道と政治(てつどうとせいじ) 本項では日本における鉄道に関する政治的な介入などの事例を紹介する。


注釈

  1. ^ が票道をく」とも解釈された
  2. ^ 当時の地方路線建設においては東海道本線などの幹線とは異なり、道床などの整備が脆弱であった。そのため冬季に道床内の水分が凍結して氷となった場合、氷は質量が水と同じでも体積は大きいので道床などが変形し、それに伴いレールが曲がる現象が起きていた[1]
  3. ^ ただし、盛岡・宮古間および沿線の交通需要は元々存在しており、現在でも鉄道とほぼ並行する形でバスが頻繁に運行されている。
  4. ^ 世界のトンネル技術者の間では『ナベタチヤマ』と通じる程の歴史に残る難工事であった。
  5. ^ また、長大な片勾配トンネルとなるため、運転についても当時の蒸気機関車では乗務員の窒息事故などの危険がつきまとうという安全面での大きな問題もあった。
  6. ^ ただ、大聖寺駅は石川県加賀市中心部の最寄り駅であったことからその後も一部の急行列車は引き続き停車し、1982年11月に急行が廃止された後は特急の一部が停車するようになった。また動橋駅にも上下1本ずつのみ急行が引き続き停車していたが、急行廃止後は普通列車のみ(一時期運行されていた快速列車を含む)の停車駅となった。また動橋駅自体も後に無人駅化されている。
  7. ^ 内船駅はふじかわが快速時代からの優等停車駅であり、一時期は一部列車が通過したことがあったが、全列車が通過したことはない。なお、特急化の際速達便も停車とされた南甲府駅および東花輪駅は、準急時代は全列車が通過している。
  8. ^ なお南草津駅は、滋賀県庁最寄りの大津駅よりも多く、滋賀県内の乗り換え路線がない駅では最多
  9. ^ JTBキャンブックス『京阪特急』の2003年9月6日改定の記事内にこの記述があるが、この当時に計画されていた快速急行は2008年設定の快速急行とは無関係である。
  10. ^ 大歳地区の自治会組織である大歳自治振興会が発行した郷土誌『郷土大歳のあゆみ』では、山陽本線は当初三田尻から山口を経由して小郡に向かう計画であったものを、銭湯小路の宿主が「宿場町が寂れるから」と反対し断念させたなどとしているが、これらは学術的検証を経たものではない[10]
  11. ^ 日本初の高速道路である名神高速道路が計画された際にも、現在の京都東インターチェンジ(京都市山科区に所在)を「大津インターチェンジ」の名称で設置することにしたが、大津市から抗議を受け、計画とは別に大津サービスエリア内に大津インターチェンジを設置することとなった。
  12. ^ 新神戸駅も2003年10月1日ダイヤ改正から全列車停車駅となっている。
  13. ^ 弾丸列車計画以前の昭和初期、大阪 - 名古屋間を電車による高速運転で結ぶことを目指し、京阪によって計画されたものの未成に終わった名古屋急行電鉄のルートもそれに近い。現在は新名神高速道路が旧東海道に近いルートで開通している。
  14. ^ 岡山 - 博多間開業当時の駅間隔の平均は39.3km。
  15. ^ ただし、長岡駅周辺ではストロー現象による人口減少や商業の衰退などが問題となっているほか、北陸新幹線開業までは北越急行の開業によって、北陸方面との接続駅としての地位を越後湯沢に奪われていたため、駅周辺の以前の賑いは失われている。

出典

  1. ^ 小川 2010, p. 39, p40.
  2. ^ 鉄道図書刊行会鉄道ピクトリアル』1986年8月号(通巻467号)p10-15 中川浩一 中央線開業の歴史過程
  3. ^ 三津浜郷土史研究会 『三津浜誌稿』 1960年、64頁
  4. ^ 日本の政治史に名を刻む東海道線の小駅「興津」 : 東洋経済オンライン : 深読み”. 読売新聞オンライン (2021年6月10日). 2021年10月17日閲覧。
  5. ^ 記者メール:新幹線を止めた男=石川宏 /静岡”. 毎日新聞 (2020年8月31日). 2021年10月17日閲覧。
  6. ^ 「改訂南部町誌」下巻 849頁(1999年発行、非売品)
  7. ^ 南草津駅、乗降客数県内2位に 京都新聞 2012年7月6日、7月10日閲覧。[リンク切れ]
  8. ^ 川島令三「全国鉄道事情大研究 湘南篇」(草思社)の京急本線の項に「特急は都議会議員の圧力で青物横丁に停車させられて遅くなった」とある。
  9. ^ a b c 参謀本部 (1893年9月). “広島ヨリ赤間関ニ達スル鉄道線路撰択ノ件(広島馬関線)” (日本語). 2013年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月10日閲覧。
  10. ^ a b 郷土大歳のあゆみ』大歳自治振興会、2002年12月10日、189頁。000004009651http://ootoshi-comm.info/kyoudo.html 
  11. ^ 『駅名変えるから「のぞみ」止めて 「小郡」→「新山口」 【西部】 』2003年4月19日 朝日新聞朝刊(2社会)p30
  12. ^ 『 「小郡駅」名称変えないで 住民団体が町長に要請 /山口 』2003年4月24日 朝日新聞朝刊(山口2)p30
  13. ^ a b 新幹線特集 開業までの歩み”. 信濃毎日新聞 (1997年10月1日). 2012年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月16日閲覧。
  14. ^ a b c マイナビ 2015, p. 36.
  15. ^ a b “北海道新幹線の駅名に「北斗函館」を JRに再要望 北斗市長ら”. 北海道新聞(どうしんウェブ) (北海道新聞社). (2013年7月25日). オリジナルの2013年7月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130728121302/http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/481682.html 2013年7月26日閲覧。 
  16. ^ “北海道新幹線「新函館北斗」決定 JR、新駅名発表”. 北海道新聞(どうしんウェブ) (北海道新聞社). (2014年6月11日). オリジナルの2014年6月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140611094400/http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/544748.html 2014年6月11日閲覧。 
  17. ^ 新幹線「函館駅乗り入れ」はなぜ有権者の支持を集めたのか? その背景にあった、裏切られ続けた自治体蹂躙の過去”. メディア・ヴァーグ (2023年5月21日). 2023年5月22日閲覧。
  18. ^ a b c d 大庭正八「明治中期の静岡県における東海道鉄道建設とそれに対する地域社会の対応」『地理学評論 Ser. A』第67巻第12号、日本地理学会、1994年、833-857頁、doi:10.4157/grj1984a.67.12_833 
  19. ^ 青木栄一「鉄道忌避伝説に対する疑問」『新地理』、日本地理教育学会、1982年3月、doi:10.5996/newgeo.29.4_12019年4月23日閲覧 
  20. ^ 青木栄一 (2006). 鉄道忌避伝説の謎 汽車が来た町、来なかった町. 吉川弘文館. p. 51 
  21. ^ 日本の鉄道史セミナー』(p20)
  22. ^ 日本の鉄道史セミナー』(p10)
  23. ^ 宮城県公文書館だより 8号 (PDF) - 宮城県公文書館(2005年12月)
  24. ^ 1999年刊 『仙台市史』 資料編5 (近代現代1 交通建設) 84-94頁に複数の請願書をおさめる
  25. ^ 『仙台駅百年史』 22頁
  26. ^ 2008年刊 『仙台市史』通史編6(近代1)192頁
  27. ^ 新幹線利用高速貨物輸送の可能性について (PDF)大阪産業大学 波床正敏・田村信弥
  28. ^ a b “幻の貨物新幹線 本気だった”. 東京新聞. (2013年7月29日). http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072990070009.html?ref=rank 2013年7月29日閲覧。 
  29. ^ 曽根 恵津広 議員(自由民主党)の 一般質問 に対する答弁 - 静岡県議会 2002年12月9日
  30. ^ のぞみ通過に八つ当たり、静岡知事が新幹線通行税検討インターネットアーカイブ) - 朝日新聞 2002年12月9日
  31. ^ “決戦下悠々たり世紀の大事業 東京←九時間→下関 京阪神を僅々三十分 実現するか“弾丸列車”国鉄が打樹てる技術陣”. 報知新聞. (1942年6月2日) 
  32. ^ “東京下関間弾丸列車 新幹線、全工程の七割決まる”. 日本工業新聞. (1941年11月24日) 
  33. ^ 『東海道新幹線工事誌 名幹工篇』日本国有鉄道名古屋幹線工事局 26p
  34. ^ [1] 2020年1月10日閲覧
  35. ^ a b c d e f g 岐阜羽島駅は政治家「鶴の一声」って本当?”. 岐阜新聞. 2020年10月12日閲覧。
  36. ^ a b 碇義朗『「夢の超特急」、走る!- 新幹線を作った男たち』文藝春秋文春文庫〉、2007年10月、pp. 255-256頁。ISBN 9784167717483 (ハードカバー版は『超高速に挑む- 新幹線開発に賭けた男たち』ISBN 4163471901
  37. ^ 弾丸列車 琵琶湖に日本一の大鉄橋 : 比叡山の横腹潜って洛北へ」『報知新聞』、1941年5月6日。神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫。
  38. ^ 三階式の高架も登場 快適、踏切は一ヶ所もなし 各駅の構内は半里以上に 弾丸列車 高槻−姫路間決る」『大阪毎日新聞』、1941年8月19日。神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫。
  39. ^ 運輸観光技術協会『事典 東海道新幹線』1964年、31-32頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1380619/ 
  40. ^ 近畿開発資料集成編集委員会 編『近畿開発の計画 1962 第5分冊 B』大阪都市協会、1962年、3-4頁https://dl.ndl.go.jp/pid/2500185/ 
  41. ^ 日本国有鉄道『東海道新幹線工事誌 土木編』東海道新幹線支社、1964年、179-182頁https://dl.ndl.go.jp/pid/2507029/ 
  42. ^ 戦後京の二十年』夕刊京都新聞社、1966年、243-244頁https://dl.ndl.go.jp/pid/3448788/ 
  43. ^ リニアを、京都へ。”. 京都府リニア中央新幹線推進協議会. 2021年4月13日閲覧。
  44. ^ “【経済裏読み】JR東海社長“ヘキエキ”、リニア駅誘致「京都」の“上から目線”と“筋違い””. 産経ニュースwest. (2013年8月1日). オリジナルの2013年8月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130804025219/http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130801/wec13080107000000-n1.htm 2013年8月5日閲覧。 
  45. ^ “【リニア新幹線】誘致に焦る京都 市長汗かき、意見広告 橋下大阪市長「早く諦めて」”. 47NEWS (共同通信). (2014年8月7日). オリジナルの2015年9月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150928121616/http://www.47news.jp/47topics/e/255958.php 2015年4月7日閲覧。 
  46. ^ 門川市長定例記者会見”. 京都市 (2016年6月20日). 2021年4月13日閲覧。 “JR東海さんは可能性がないということを言われていますが,要望し続けていきたい”
  47. ^ “リニア新幹線 大阪延伸「奈良ルート」で…終着駅は「新大阪」 JR東海社長が表明”. 産経新聞. (2016年7月21日). https://www.sankei.com/article/20160721-3XXGOZ23PJLFVAJUP7HSILT2GY/ 2016年10月15日閲覧。 
  48. ^ 川島令三『新幹線はもっと速くできる』中央書院、1999年、23-24頁。
  49. ^ 「博多へ伸びる新幹線 - 山陽新幹線はこのように建設される」(佐藤能章・鉄道ジャーナル1970年3月号)では岡山 - 博多間の停車駅決定について以下の条件をふまえて決定したとしている。1.現在の優等列車の停車駅。2.「こだま」の表定速度(当時130km/h)を維持できる停車駅数。3.県庁所在地またはそれに近い都市に近接している。4.在来線の分岐駅または道路との連絡が便利なところ。5.駅設置により旅客の誘発が見込まれ、これによる推定収入の増で全経費がまかなえること。6.駅間隔が過大・過小に失しないこと。
  50. ^ “44年経て北陸新幹線全ルート確定 与党PT京都-大阪南回り案を決定”. 福井新聞. (2017年3月15日). http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/super_expless/117219.html 2017年3月15日閲覧。 
  51. ^ “北陸新幹線「南回り」与党了承 敦賀以西ルート確定”. 京都新聞. (2017年3月15日). http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170315000070 2017年3月15日閲覧。 
  52. ^ “九州の礎を築いた群像 JR九州編 (6) 新幹線編 (2)「難工事区間」条項を盛り込め! 流れ変えた深夜の攻防”. msn産経ニュース. (2014年2月19日). p. 4. https://web.archive.org/web/20140219130814/http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140219/biz14021917080014-n4.htm 
  53. ^ 週刊新潮2007年11月9日号など
  54. ^ “【笠原健の信州読解】リニア新幹線が長野県を迂回するという噂の真実度は?”. 産経新聞. 産経ニュース (産経新聞社). (2010年3月22日). オリジナルの2010年3月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100325190015/http://sankei.jp.msn.com:80/politics/local/100322/lcl1003221801001-n1.htm 2018年1月24日閲覧。 
  55. ^ “リニア新幹線中止求め来週提訴 沿線住民ら700人超「南アルプス破壊や残土大量発生」と主張”. 産経新聞(産経ニュース) (産経新聞社). (2016年5月12日). オリジナルの2016年5月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160513102235/http://www.sankei.com/affairs/news/160512/afr1605120032-n1.html 2016年12月14日閲覧。 
  56. ^ “社説:阿久根市長選挙 くむべき教訓は大きい”. 毎日新聞(毎日jp) (毎日新聞社). (2011年1月18日). オリジナルの2011年1月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110122033952/http://mainichi.jp:80/select/opinion/editorial/news/20110118k0000m070120000c.html? 2018年1月24日閲覧。 
  57. ^ 千曲市に新幹線新駅設置の実現を目指して”. 千曲市 (2017年12月28日). 2018年1月24日閲覧。
  58. ^ 特急サンダーバード・特急しらさぎの存続を実現する会について”. 鯖江市 (2017年3月24日). 2018年1月24日閲覧。
  59. ^ 並行在来線について” (PDF). 石川県 (2017年4月11日). 2018年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月24日閲覧。(「北陸新幹線」だけでなく、「東北新幹線」・「北海道新幹線」・「九州新幹線 (鹿児島ルート)」における並行在来線第三セクター鉄道も状況が列挙されている。)
  60. ^ “新幹線見送りなら「もんじゅ」監視強化…福井県”. 読売新聞 YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年12月23日). オリジナルの2010年12月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/2010.12.24-164532/http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101223-OYT1T00266.htm 2018年1月24日閲覧。 





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鉄道と政治」の関連用語

鉄道と政治のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鉄道と政治のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鉄道と政治 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS