並行在来線とは? わかりやすく解説

並行在来線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 16:37 UTC 版)

九州新幹線 (鹿児島ルート)」の記事における「並行在来線」の解説

詳細は「肥薩おれんじ鉄道」を参照 2004年新八代駅 - 鹿児島中央駅開業時に、並行在来線のうち鹿児島本線 八代駅 - 川内駅間が第三セクター肥薩おれんじ鉄道線として経営分離された。この区間では、特急列車間合いなどが不要となり、出水駅 - 川内駅間で普通列車が6本増発されたが、経営分離され区間では運賃が約30%上昇した輸送密度経営分離後数年間は900人/日前後であったが徐々に減少し2012年度765人/日と減少傾向にある。

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並行在来線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 04:15 UTC 版)

在来線」の記事における「並行在来線」の解説

整備新幹線#並行在来線問題」も参照 並行在来線とは、整備新幹線区間並行する形で運行する在来線鉄道のことである。 整備新幹線については、1990年平成2年12月24日の「整備新幹線着工等についての政府・与党申合せ」により、「建設着工する区間の並行在来線は、開業時JR経営から分離することを認可前に確認すること」が合意された。さらに、1996年平成8年12月25日の「整備新幹線取扱いについて 政府与党合意」 において、建設着工する区間の並行在来線については、従来どおり、開業時JR経営から分離することとする具体的なJRからの経営分離区間については、当該区間に関する工事実施計画認可前に沿線地方公共団体及びJR同意得て確定する。」とされた。よって、整備新幹線開業により在来線特急等の運行終了し採算見込めない路線JR新幹線と共に経営することによる負担増加避けるため、JR収益見込める判断した区間など(後述)以外に関して経営分離ができるとされ、第三セクター運営委ねられている。なお、一部区間信越線 横川軽井沢)では廃線となっている。 JR各社負担軽減理由として実施される並行在来線の経営分離は、JR時代比べ運賃大幅な上昇となる場合がある。「整備新幹線建設」と「並行在来線の経営分離」が抱き合わせになったことで、整備新幹線沿線自治体中心に並行在来線の経営政治問題化している。JR第三セクター区間乗り継ぐ場合区間によっては割引運賃適用されている。 並行在来線であっても新幹線新設されてもJR負担少なく利益が出ると想定される区間や、輸送体上の事情といった理由で、JR路線内で必要な区間引き続き保有して運営を行う場合もある。九州新幹線並行する鹿児島本線博多 - 八代及び川内 - 鹿児島中央)、北陸新幹線並行する信越本線高崎 - 横川及び篠ノ井 - 長野)はこのケースである。北海道新幹線新青森 - 新中小国信号場間)に並行する津軽線青森 - 新中小国信号場間もJR引き続き保有して運営しているが、当該区間に関しては「津軽線経営主体JR東日本)は、北海道新幹線経営主体JR北海道)と異なるため、並行在来線ではない」との解釈なされている。飯山線豊野 - 飯山間も北陸新幹線地図上で並行するが、北陸新幹線ルート上の制約でたまたま飯山駅経由することになったため、本来の並行在来線の意義から外れる同区間は並行在来線とはならず北陸新幹線延伸開業後も引き続きJR東日本運営している。 並行在来線から分岐する枝線中には花輪線飯山線七尾線のように、全列車新幹線停車駅まで運行される路線もある。これらの路線場合経営分離区間の関係上、新幹線開業後第三セクター区間乗り入れる運行形態変更された。直通運転にはJR車両のみが使用されるため、片乗り入れによる運行となっている。 整備新幹線上に設置される新駅既存中心駅異な場合は、新幹線アクセス列車が走る区間経営分離問題となる。既開業区間のうち、奥羽本線新青森 - 青森函館本線の新函館北斗 - 函館JR運営しているが、前者についてはJR東日本が並行在来線とみなしていないため経営分離予定はない。一方後者についてはJR北海道が「北海道新幹線の新函館北斗 - 札幌開業時経営分離される並行在来線」の一部解釈しているため、新幹線札幌延伸時に経営分離される予定である。このうち長万部 - 余市に関して沿線自治体合意によりバス転換容認され北海道新幹線札幌開業とともに廃止される予定となっている。一方で新函館北斗駅 - 函館駅間が並行在来線であるかどうかについては異論があり、当該区間は並行在来線ではないとの立場に立つ函館市JRによる運行継続求めていた。このように並行在来線の選定並びに経営分離決定権事実上JR各社有しているため、沿線自治体トラブル生じる例が全国的に見受けられる九州新幹線武雄温泉 - 長崎)では、経営分離難色を示す沿線自治体との協議結果、並行在来線の上下分方式取扱別記事内「九州新幹線 (西九州ルート)#ルート選定とスーパー特急方式による整備方針」を参照)が検討されることとなった

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並行在来線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:04 UTC 版)

東北新幹線」の記事における「並行在来線」の解説

整備新幹線として建設され区間では、新幹線開業後に並行在来線のJRからの経営分離が行われた。2002年盛岡駅 - 八戸駅開業時に、東北本線 盛岡駅 - 八戸駅間が、2010年八戸駅 - 新青森駅開業時東北本線 八戸駅 - 青森駅間が県域ごとに設立され第三セクター鉄道会社経営移管された。岩手県内盛岡駅 - 目時駅間はIGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線として運行している。青森県内の目時駅 - 青森駅間は青森県第三種鉄道事業者として鉄道施設保有し青い森鉄道第二種鉄道事業者として青い森鉄道線として運行している。 詳細は「IGRいわて銀河鉄道」および「青い森鉄道」を参照

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並行在来線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:40 UTC 版)

九州新幹線」の記事における「並行在来線」の解説

詳細は「肥薩おれんじ鉄道」を参照 2004年新八代駅 - 鹿児島中央駅開業時に、並行在来線のうち鹿児島本線 八代駅 - 川内駅間が第三セクター肥薩おれんじ鉄道線として経営分離された。この区間では、特急列車間合いなどが不要となり、出水駅 - 川内駅間で普通列車が6本増発されたが、経営分離され区間では運賃が約30%上昇した輸送密度経営分離後数年間は900人/日前後であったが徐々に減少し2012年度765人/日と減少傾向にある。

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