八戸駅 - 青森駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:47 UTC 版)
「青い森鉄道線」の記事における「八戸駅 - 青森駅間」の解説
2010年12月4日の八戸駅 - 青森駅間延伸開業により、いわて銀河鉄道線盛岡駅 - 目時駅 - 八戸駅間と八戸駅 - 青森駅間で運転系統がほぼ分離された。八戸駅を跨って運転される旅客列車は、2021年3月13日改正時点では、平日朝の三戸発青森行き下り1本と後述の三沢発盛岡行き上り1本のみ(いずれも土休日は八戸始発)となっている。 八戸駅 - 青森駅間延伸開業時に、特急列車が廃止されたため、青森駅の始発と八戸駅の終電は繰り下げ・繰り上げられたが、普通列車の時刻としてはJR時代と大きくは変わらない。 八戸駅 - 青森駅間は1時間に1本程度の運行である。青い森鉄道線内完結の快速列車も設定されていたが、2018年3月17日のダイヤ改正で廃止された。 浅虫温泉駅 - 青森駅間は、通勤・通学の需要が多いため、朝夕を中心にこの区間内での折り返し列車も設定されている。 三沢駅 - 八戸駅間では(青森発の)始発電車の約5分前に三沢発八戸行きが平日のみ運行されている。この列車は八戸到着後そのまま列車番号を変更して盛岡行きとして運行される。この列車は2011年1月11日から運行されており、2020年3月13日までは(青森発の)始発電車の約5分後に設定されていた。設定当初はIGRいわて銀河鉄道からIGR7000系を借りて運行されていたが、2013年3月16日ダイヤ改正から青い森701系による運用に変更された。なお、当初は毎日運転していたが、2015年3月14日のダイヤ改正で、三沢駅 - 八戸駅間が土曜・日曜日は運休、さらに2016年3月26日のダイヤ改正では、祝日も運休するようになった。 大湊線との直通列車もJR時代に引き続き設定されており、青い森鉄道線内でも快速運転が行われている。2021年3月13日改正時点では、定期列車として快速「しもきた」が八戸駅 - 大湊駅間で1日3往復設定されている。また土休日を中心に、臨時列車としてHB-E300系による全車指定席の快速「リゾートあすなろ下北」が設定されている。なお、同列車は青い森鉄道線内のみの指定券は発売できない。 八戸駅 - 青森駅間延伸開業以降、青森駅から奥羽本線新青森駅まで直通運転する列車が設定されていたが、2017年3月4日のダイヤ改正で廃止されている。 青い森701系・青い森703系によって運転される列車は、すべて2両ワンマン運転が行われる。大湊線直通の快速「しもきた」もワンマン運転が行われる。 JR時代には、朝の通勤・通学時間帯に4両編成で運行されていたが、青い森鉄道移管後は2両編成によるワンマン運転での運行となったため、慢性的な混雑が生じていた。これを解消するため、青森市内の筒井駅 - 野内駅間の無人駅では、朝と夕方のラッシュ時と学生のテスト期間の一部列車は、すべてのドアが開き、浅虫温泉駅社員もしくは青森駅所属のアテンダントが配置され、集札業務を行っている。また、同様に陸奥市川駅も係員が配置され、朝の一部列車のみ集札業務を行う。 浅虫花火大会や青森ねぶた祭り、三沢航空祭等のイベント開催日には臨時列車が運行される。また、車中で酒食を味わえる「酒のあで雪見列車」(三沢駅 - 青森駅)のような観光客向け臨時列車が運行されることもある。
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