テスト期間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 21:22 UTC 版)
1962年(昭和37年)6月、鴨宮基地(東京基点71km820m)から東方向へ約10kmの生沢(東京基点61km800m)までの区間(下り線)が完成したところで、モデル線全区間の完成を待たずに走行試験が開始された。この段階では酒匂川橋梁もまだ完成していなかった。当初は、1962年(昭和37年)4月からこの約10km区間で試運転を開始する計画であったが、工期が遅れて6月になった。 その後、テストと並行して工事が進められ、1962年(昭和37年)10月に全区間約30kmが完成したあとは、200km/hから250km/hを目指して速度向上試験が進められていった。速度向上試験を終えると、さらに安定走行のための総合試験が繰り返された。 さらに工事が進み、1964年2月15日には熱海以西の区間がモデル線とつながって、綾瀬 - 三島間77kmが開通した。4月21日、東京・大阪両運転所が開設され、モデル線管理区は役割を終えて解散し、東京運転所の鴨宮派出所となった。このあと、新幹線の試験走行は新幹線局運転車両部に移管され、大阪 - 米原間の210km/h速度向上試験や全線通しての試運転が行われていく。
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