薔薇十字学園高等学校
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「ギャングキング」の記事における「薔薇十字学園高等学校」の解説
※通称「バラ学」。進学率が高い学校だが工業科は不良の巣窟となっている。 ジミー 本作の主人公。通称「和彫りのジミー」。本名は「大西勝也」。実家は「ILOVE湯」という銭湯を営んでいる。 バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。性格は生真面目で仲間思い。曲がったことが大嫌いで不正をする人間は仲間であっても容赦なく制裁するなど、筋を通すことを信条としているが、多少の素行不良ならとがめない。 幼い頃の雪の日、実家の女風呂を覗こうとして、落下し気絶をして凍死寸前だった所を背中に「不動明王」の彫り物を入れた男に救われる。それ以来ジミーの頭の中は、「彫り物」一色になり、14歳になった頃、ついに自分で自分に墨を入れる。しかし友人達からは理解されず、周りから人が離れていく要因となり、孤立することの寂しさと理解してもらえない苛立ちが彼を凶暴な性格に変え、「JH3大怪獣」の1人として恐れられるようになった。 彫り物や彼の考えに理解を示すバンコとの出会いが、徐々に本来の性格を取り戻す要因になり、圧倒的な強さと魅力が周りに人を呼び戻すことになるのだが、完全に落ち着いたわけではなく、和彫りのジミー&ニトロバンコのコンビは、共に暴れまわり数々の武勇伝を残している。化け物の強さを持つという噂からジミーを見た事の無い者からは怪獣のようなイメージを持たれるが細身であり、登場人物の多くからは男前と評される。 後に憧れの不動明王の彫り物は、アメリカにいる「勝針」という彫り師の作品であることがわかる。そして、いつかアメリカにいる「勝針」に弟子入りし、世界一の「彫り師」になることがジミー最大の夢である。 喧嘩の強さは作中屈指であり、極度の石頭を利用した頭突きで、一発だけで相手を倒すこともしばしばある。ピンコに負けた後、修行をして握力130kgを手に入れた後は、マッスルを破ることになるアイアンクローも身につけている。 連載当初は、夢をかなえにアメリカに行く費用をためるため、校内でワンポイント3千円で彫り物を彫って金を貯めていたが、竜針に咎められたため彫り物で稼ぐことを止め、普通のバイトに切り替えようとしているが、あまりうまくいっていない。それまでに貯めた金はかなりの金額になっていたのだが、アネとイモートの母親の臓器不全の手術ために苦渋の決断で全額あげてしまった。 バラ学以外の学校やチームの人間からは「薔薇学少年愚連隊」(ゾンビ命名)のリーダーだと思われているが、ジミー自身はチーム自体作った覚えもない。犬が好きすぎて犬語が理解できるようになる。 力の模索をしているという最大のライバル「ピンコ」との勝負に負けてからは、自分自身のやり方での力の模索をしており、日々成長中である。 ジャスティスの溜まり場に乗り込んだ時は彼らのイメージカラーの「白」と対をなす、目立つ「黒」の服を着用し、溜まり場のジャスティスメンバーを片っぱしから倒す。そこでの2度目のピンコとの対決の際は序盤から優勢に攻め、無駄口を叩くほどの余裕を見せる。本気を出したピンコと互角を戦いをするがモンタナの仲裁により引き分けに終わった。 サワ高編では、今までブレーキ役だったバンコがジミーとでは無くサワ高のハマーと行動を共にしだし葛藤に陥る。その後ファーブルの策略でサワ高に扮したジャスティスにゲロッパやヒロシ達を病院送りにされ、完全に暴走状態になり薔薇学愚連隊と共にサワ高に乗り込む。バンコをかけてトップのハマーとタイマンを張り、辛くも勝利したものの警察を呼ばれ、ワークマンズとの抗争で以前停学になったことも積もり27巻にてバラ学を退学となった。バラ学を退学後はアメリカ行きを本格的に考え、資金を貯める為にベロの紹介でワークマンズで働くことを決意する。 退学後は自分の恋愛観について真剣に考え始め、バンコの入れ知恵でアバレが家まで押しかけてアネを賭けてのタイマンを申し込まれる。アバレの実力を認めつつも余裕をみせていたが、勝針のトライバルを入れたアバレの上半身を見て動揺し、半ば不意を突かれた形ではあるが1戦目のピンコ以来にタイマンで敗北を喫する。 バンコ 通称「ニトロバンコ」。身長164cm。本名は「板東英治」。 バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。ジミーの中学の時代からの親友で良き理解者である。ジミーの彫り物に対する思いを最初に理解したのはバンコで、ジミーのことをわかったように言う者には容赦しない。 頭がキレ、勉強をしている様子はないが、テストはキャンディなどの特進クラスを含めて学年1位。常識的にありえないほど情報通で金と引き替えに情報を売っており、裏では協力者もいる。 中学時代は黒髪のリーゼントやイナズマカットにティアドロップのサングラスなど、おおよそ、お洒落とはほど遠いファッションセンスだったが、東京に慣れてきた現在は、様々な髪型に変え着こなしのセンスもよい、言葉も標準語に変わり、お洒落で有名になっているらしい。 喧嘩の実力はジミーとほぼ互角。持久力はないものの身体能力が高く、基本は小柄な体を生かしたアクロバティックなスタイルだが、チェルシー対して寝技で勝利するなど喧嘩のセンスは抜群でチェルシーから「天才」と称されるほどである。 連載当初は、元気印のイケイケな性格であったが、バラ学VSボタ高の5人対5人の抗争で、不意打ちで負けてからは、クールな性格に変わっていった。 ワークマンズとの抗争では一度チャンベに敗北(チャンベが「一勝一敗」と言っていることから過去に勝負した可能性がある)。迷いのあるジミーの代わりにバラ学をまとめ、自身もチャンベとの決着をつけるべくワークマンズとの決戦に赴く。チャンベを倒したものの、憔悴した身体でジミーの代理でベロとタイマンを張り、敗北を覚悟するが、駆け付けたジミーの声に途切れかけた意識を起こして反応し彼と交代する。しかし、怒りの感情が全く無い喧嘩の為、負けると思っていたジミーがベロに勝ち、ジミーが日々成長していく中で自分はアイデンティティを見つけられずバラ学の面々と疎遠状態になってしまう。 そんな時に大阪からサワ高に転校してきた元相棒のハマーと街で再開し、ジャスティスを潰すため再びタッグを組む。サワ高に乗り込んだジミーが退学になった後、アメリカ行きを決めたジミーに激励の意味を込めタイマンを申し込むが、自分の思っていた通りジミーとの圧倒的な実力差ができている事を痛感し敗北した。その後はサワ高編前同様、再びジミー達と行動を共にするようになる。 サイコ バラ学の猛者の中では、ケンカは弱いが人一倍根性がある。身長176cm。名前は「米沢米助」。 バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。石川県の村からバラ学へ転校してきた。髪型が派手だが、ポマードが切れると河童のような髪型になる。 石川県では中1から番を張っていたため(後に生徒数16人と判明)、バラ学に転校してきた初日にバラ学の1年生の頭になるつもりで、喧嘩を売るがゴリに負けてしまい早くも転校を考える。しかもジミーがゴリより強いと知ってしまいさらに落ち込んでしまうが、恐ろしく喧嘩が強いジミーにほれ込む。その後、ジミーの兄弟分になるため1人で2年生の教室(ゾンビは不在)に殴りこんで根性を見せ兄弟分にしてもらった。ボタ高のハスキーらに乗り込まれたときはジミーの大切な機材を守って重傷を負う。ハスキーの一件後は身体を鍛え、バラ学では腕相撲ナンバー2まで登りつめた(1位はキャンディ)。自分の力に自信をつけるも、ジミーにケンカに大切なのは心(ハート)であると言われ、その後は精神面も鍛え序々に成長をみせるようになった。 ワークマンズとの抗争当初はアラーキーの仇をとるためジミーと離反するも、ゲロッパに促されヒロシ達復讐組からもはずれ、一人悩んでいた。そんな中、偶然出会ったピンコの一言をきっかけに暴走しているバラ学とワークマンズの抗争を止めるべく、単身ベロにタイマンを申し込む。それをキッカケにベロを吹っ切れさせた。 ジミーが単身ジャスティスへ乗り込んだ時にはジミーを追いかけ、自身も単身で乗り込みメンバー相手に奮戦するが幹部のマホニーに半ば遊ばれる形で敗北。その後モンタナに気絶させられジミーと無傷で外に出される。 サワ高編では、ジミー達と共にサワ高に乗り込み、ゴクドーを小細工なしで打ち倒したジンタンを相手にタイマンで勝利するほど成長している。 バラ学VSジャスティスの戦争ではボタ高幹部のガラナと三度目の因縁の対決をし、初めて喧嘩の実力で打ち倒しガラナがバラ学へ寝返る切っ掛けを作る。 ゾンビ バイブを武器にする危険度ナンバー1キャラクター。身長171cm。名前は「由美カオル」。 癖っ毛の赤髪とむき出しになった犬歯が特徴。家族構成は母、姉が2人に妹、自分。父親は不明。 バラ学工業科3年生(11巻から)。3年の工業科をシキっており、ギャングチーム「ジャーム(黴菌)」の元頭。現在、ジャームは解散している。1年当時からマッスルにかわいがられていた。 自他ともに認める「危ないキャラ」(トラッシュとの抗争(後述)でベティに抜かれた犬歯を奪い返し、噛み砕いて飲みこむ、など)だが、それは、ジミーらに出会う前、孤独に耐える手段として無茶をしていたことが原因。本来のゾンビは非常に明るく友達想いである。 気に入らない1年生の頭であるジミーを自分のチームに入れようとするが断られ、1年VS2年の抗争に発展しかかるが、最終的にジミーとの頂上対決のタイマンになり、一方的に攻めるも最後はジミーの頭突きに敗北する。 ジャームVSソドミーとの抗争で、2年のギャング全員に集合をかけるが、元来全員が二の足を踏んでいたところに、ジミーへの敗北で完全に孤立した彼は、自分のチームからも距離を置かれ、1人で「ソドミー」の溜まり場に向かうが、襲撃寸前でジミー、バンコ、サイコの助太刀を得てソドミーを倒す、この一件以来ゾンビはジミー達と行動を共にするようになる。 しかしピンコに負けた後、復讐に向かおうとしないジミーに失望し、自分自身のわだかまりや仲間との軋轢から精神を追いつめられていく。やがて、ピンコ率いるNo.1ギャングチーム「ジャスティス」を潰すために「ジャーム」を再結成し、単身でトラッシュとの抗争に向かった。その後、紆余曲折を経て、「トラッシュ」との抗争の末に、自分のことを本気で想ってくれるジミー達に涙を流し険悪だった関係を修復する。 ワークマンズとの抗争ではキャンディと共に半ば巻き込まれる形で乱闘に参戦するが、ジミー達のクラスの問題だった為、大まかな本筋には関わらず終始静観していた。 サワ高編にてジミー達と共にサワ高へ乗り込み、中学の時に受けた借りを返す為に現在ゾンビが使っているバイブの元所有者のテンガとタイマンを張り、リベンジに成功した。 バラ学VSジャスティスの戦争では当初の交戦予定だったジャスティス幹部のチータと戦い、足を切られながらもアメリカへ行くジミーへの餞として勝利した。 キャンディ 通称「ビック・ザ・ブドー」。身長189cm(25巻時点で194cm、29巻時点で200cmに到達した)。本名は「地井岳雄」。 バラ学普通科の1年生(11巻より2年生)。暴走族の時や学校の外でジミー達とつるむ時はヘアスプレーで髪を染めたオールバックである。昼の顔は成績優秀でメガネをかけた真面目な優等生(テスト学年2位)だが、夜の顔は暴走族の「狂天動血」8代目総長である。しかし家庭が裕福で将来を約束されているキャンディが気に入らない狂天動血のメンバー達がキャンディの方針を無視し、ジャスティスが懸賞金を賭けているジミーを襲ったことで衝突する。そしてメンバー全員を倒した後ジミーとタイマンでケジメをつけて暴走族をやめる。それからは自分を理解してくれたジミー達とつるむようになる。両親の仲がうまくいっておらず離婚してしまう。それがキッカケで、再結成されたジャームに加わる。 背筋210kgの持ち主でボタ高の刺客のブレーンバスターを見事に返した。長身と怪力を武器にした喧嘩は、「実力だけなら間違いなく最強」と称された。 ワークマンズとの抗争ではゾンビと共に半ば巻き込まれる形で乱闘に参戦するが、ジミー達のクラスの問題だった為、大まかな本筋には関わらず終始静観していた。サワ高に乗り込んだ際は「狂天動血」11代目総長のマルコとタイマンを張り、一時的に気を失うがアラーキーに「あいつ狂天動地だぞ」と吹き込まれた事で復活し、マルコを一撃で倒す。 バラ学VSジャスティスの戦争では当初の交戦予定だったジャスティス幹部のベイダーと戦い、一度は完膚なきまで叩きのめされ病院送りにされるが即日リベンジへ赴き、アメリカへ行くジミーへの餞として勝利した。 ゴリ バラ学工業科の1年生。本名は「花京院」(下の名前は不明)。 転入してきたサイコにタイマンで負かした後、ジミーを紹介した(その後タイマンをもう一度挑まれるもまた負かす)。 入学して間もない頃、工業科を毛嫌いしているグッキーに手を出してしまい(殴る一歩手前でジミーが止めた)、それ以来グッキーに目をつけられる。止めに入ったジミー慕っており、ジミーがいるバラ学を辞めたくない一心でグッキーの仕打ちに耐えていたが、ジミーの悪口を言ったグッキーをついに殴ってしまい退学処分にされてしまった。 その後、ベロが働いている建設会社に入っておりバラ学との抗争中、仕事現場にまで現れたヒロシ達と再会する。その時ヒロシ達からもう仲間だと思われていないと思い込んでしまう。その後、ジミーと再会、以前となんら変わらぬジミーの優しさに涙を流す一方でバラ学とワークマンズの抗争を止めるよう頼む。 トール バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。ノブオの弟でヒロシの1つ違いの兄。 「リペラー」の頭。ノブオの事故死とともになくなった「リペラー」をヒロシと復活させた。1年前交通事故に遭い、ずっと入院していたせいで1年ダブってしまったブランクのためか弟のヒロシの方が有名である。 彼のチームリペラーは、ジャスティスに、潰されるか傘下に入るかの二者選択をせまられ、死んだ兄のチームを残すためやむを得ず軍門に下り、ピンコからボタ高No.3のハスキーと共にジミー達を潰せと命令されるが、ジミーを裏切れないとヒロシに説得され考え直した彼は命令を放棄し、ハスキーとタイマンを張り撃破した。 中学の頃、トールはジミーと、ヒロシはバンコと喧嘩したことがあり、ジミーとバンコの圧倒的な強さに惚れ込んでバラ学に進学を決めた。髪型は後ろを結んだツーブロックのドレッドヘアー。 ヒロシ 通称「火の玉ボーイ」。 バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。ノブオとトールの弟。 彼が所属するリベラーは、ジャスティスに、潰されるか傘下に入るかの二者選択をせまられ、死んだ兄のチームを残すためやむを得ず軍門に下り、ピンコからボタ高No.3のハスキーと共にジミー達を潰せと命令されるが、ジミーを裏切れないとトールを説得し命令を放棄するし、ハスキーはとタイマンを張るが、あえなく負けトールに敵を討ってもらう。 中学の頃、トールはジミーと、ヒロシはバンコと喧嘩したことがあり、ジミーとバンコの圧倒的な強さに惚れ込んでバラ学に進学を決めた。髪型はツーブロックのドレッドヘアー。ワークマンズとの戦争により、ジミーの言葉を聞かず暴走してしまう。 アラーキー バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。本名は「荒木経惟」。 「ハイウェイ・オブ・デビルス」という暴走族の親衛隊長をしていて、中学の頃はジミーやベロとともに「JH3大怪獣」で有名で、「昭和通りのケンカ屋アラーキー」と呼ばれていた。 中学時代は、正直に生きたい自分を、うまく表現できず、彼の怖さゆえに気を使われる嘘さえも許せずイライラして、暴れまわっていたが、タイマンで瞬殺されたジミーに、警官との揉め事の際に再会し助けられる。 権力に屈せず自由に生きるジミーに何かを見出し、イライラすることも無くなり、彼と友達になるためにバラ学へ入学。 中学時代ジミーだけでなく、ベロにも喧嘩して負けたらしい。居酒屋で酔っ払っているときにチャンベ率いるワークマンズといざこざを起こし、タイマンを張るも敗北。これが原因でバラ学とワークマンズの間で抗争が勃発してしまう。 ゲロッパ バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 チーム「菊水丸」の頭。喧嘩はすごく弱いが、男気が強く人を惹きつける魅力を持っている。「薔薇学少年親衛隊」に入ったジョーが「ちょっとタイミングがずれてたら入ってたかも」と言うほどである。いつも格好は学生ズボンに菊水丸の特攻服である。髪型はスキンヘッド。実家は寺。 トム バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 「菊水丸」の1人。前はゲロッパと同じスキンヘッドに特攻服だったが、現在は角刈りと上口髭で特攻服は着なくなっている。トムと同じく中学時代は格好良くてモテモテだった。 ジェリー バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 「菊水丸」の1人。いつもサングラスをしている。中学時代はジェリーとモテモテコンビで学校中の女子の人気を二分するほどであった。 ゴクドーくん バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 その名の通り見た目は厳つく、髪型はパンチパーマである。無口で1年生ではキャンディの次に長身である。中学の頃はジミーほどではないが有名だった。中学卒業時、プロレス団体からスカウトされたが、バラ学に入学した。みんなの中で1人「〜くん」で呼ばれている。サワ高編にてジンタンに負けた為、負けた時の約束通りパンチパーマをやめた。 ジェット バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 チーム「コックローチ」の頭。不気味さNo.1チームのコックローチの頭だけに恐ろしく不気味だが、ジミーがボタ高に1人で乗り込んだときはコックローチのメンバーと共にいち早く駆けつけた。オカッパ頭に眼鏡、ダウンジャケットが特徴。足の怪我のせいで夢を断念して不良になる。喧嘩は全く強そうに見えないが実力はジミーと張れるほど強い。ワークマンズの抗争の際も複数人を相手に涼しい顔をしており、サワ高に乗り込んだ際は刃物を持った相手二人に怯む事無く反撃をしかけ逆にアラーキーが引くほどボコボコにするなどバラ学内でも有数の実力者。 ケンとブンタ バラ学工業科の1年生(11巻より2年生)。 喧嘩や腕相撲の強さもいっしょで、性格は2人とも優柔不断なところがある。いつも2人いっしょに行動していて(2人だけでカラオケに行くほどである)、仲が良すぎるあまりホモの噂まで流れてしまう。 マッスル 通称「バラ学の怪獣マッスル」。本名は「桝添洋一」。 バラ学工業科の3年生(8巻で卒業)。1年生の頃からバラ学をシキっている。 本来のゾンビを知る人物でもあり、1年生の頃から問題児だったゾンビを、「寂しそうだったから」とかわいがっていた。 体がゴツい上に動きが速いのを売りとしており、作中でもトップクラスの実力者。必殺技はマッスルボンバー(パワーボムに似た技)。チェルシーの勧めで総合格闘技をしており、卒業後も総合格闘技の選手になる。高校3年間でピンコと6回タイマンして4勝2敗(後半で2敗しているので現在強いのはピンコの方である)している。卒業式当日にジミーとのタイマンでマッスルボンバーを成功させるも、ジミーのアイアンクローの前に敗れる。中学の頃は「江原中校門伝説」で有名だった。 道場での練習中、先にプロの世界で活躍していたマッスルが尊敬する先輩全員がモンタナ1人に全滅させられたことで生まれて初めて人に恐怖を抱く。バラ学とジャスティスの戦争では道場の後輩のハマーとモンタナの戦いを引き継ぐ形で、恐怖を克服し参戦する。 チェルシー バラ学工業科の3年生(8巻で卒業)。 昔はいじめられっ子で中学の時に総合格闘技を始める。マッスルを格闘技の世界に導く。バンコの身体能力の高さを見抜いており、卒業式当日にバンコにタイマンを挑む。最後は裏の裏を取ったバンコの寝技に敗れ、バンコを「天才」と称す。 ハスキー ジミーと同世代で元ボタ高のNo.3。ボタ高を自主退学後、バラ学工業科1年に入学(ジミーより1つ下になる)。本気の時は両手に指輪をつけて戦う。大麻でラリっているときは温厚な性格であるが(バージョン2と呼ばれる)、その効果が切れると凶暴な性格になり喧嘩の強さもさらに増す(バージョン1)。 ボタ高1年を制し、ピンコ、マッチョに次いでボタ高No.3でありピンコの左腕であったが、ジミーに敗北し、ピンコにも見切られボタ高を自主退学する。 その後バラ学に入学して1年生の有力株であるデブゴン、ジョー、タッキー、ツバサを倒し、「薔薇学少年親衛隊」というチームを結成。より秀でた本物の実力を持つメンバーを集め、いずれ起こるであろう「ジャスティスVSバラ学」の戦争の際にジミーを守り、ピンコとのタイマンを無傷で行えるようにと考えている。大麻をやめた後、自分が凶暴な性格になっても付き合ってくれるジミーを慕っている。前歯が2つ欠けている(ピンコに入学当時タイマンを挑み折られた)。 1年頭を決める抗争で最終的に残ったボヘ達と対立。どっちが1年を仕切るかのタイマンをする予定だったがジミーにより中断。後にボヘも認めて1年のNo.1になった。 大麻が完全に抜けきり、前歯を入れたことでバージョン2の時以上に穏やかな不争の性格へと変わったが、喧嘩の強さはバージョン1の時より更に向上しサワ高の伊藤兄弟の兄を瞬殺するほどの実力をみせる。その後サワ高に乗り込んだ際は、ジョーの敵討ちとしてブルートとサシで戦い、勝利した。 バラ学でジミー達と本音で関わったことで一見更生したように見えたが、その正体はジャスティスのスパイ。もう一度ピンコに認めてもらう為ファーブルの指示でバラ学へ入学しジャスティスへジミー達バラ学の情報を横流ししていた。しかしその後、ジミー達と過ごす日々が楽しくなっていったことでピンコとジミーのどちらにつくか迷いが生じ、最終的にバラ学側に付く形でミストの隠れ場所を吐いた。 ジョー 11巻からバラ学工業科に入学した1年生。通称「南中のジョー」。 バラ学新入生の間で行われた最強決定戦で最後まで生き残る。タッキーとタイマンする予定だったが、乱入してきたハスキーとタイマンをしハスキーに敗れた。負けた時の条件で「薔薇学少年親衛隊」の1人になった。喧嘩で負けた後はハスキーに惚れ込み、ケジメで頭をスキンヘッドにした。1年生の中では事実上No.2の実力の強者。スキンヘッドになったのでゲロッパから「菊水丸」入りすると間違われる。ゲロッパらの中学の後輩で、同学年の友達にボタ高のタイソンがいる。ボヘ達と対立。 タッキー 11巻からバラ学工業科に入学した1年生。本名は「滝沢」。ボタ高のサリーとツバサとは幼稚園からの幼なじみ。 相方のツバサ同様に身長が高く体格がよい。中学時代からタッキー&ツバサと呼ばれ、入学早々バラ学のトップを狙いジミー&バンコに不意打ちの飛び蹴りをする。最強決定戦で最後まで生き残る。停学明けにお互い生き残ったジョーと最強を決める決勝戦を行う予定だったが、ハスキーの乱入により中断。ジョーが負けた後、ツバサと共にハスキーを迎え撃つが敗れる。1年生の中ではジョーと同じくNo.2の実力を持つ。負けた時の条件で「薔薇学少年親衛隊」の1人となる。それからはジョーとは友好的関係になっている。体格を活かした勢いのあるジャンプキックが得意である。 ボヘ達と対立していたが、ハスキーが1年を仕切るという条件でワークマンズと戦争中のボヘに加勢する。 ツバサ 11巻からバラ学工業科に入学した1年生。本名は「大空」。タッキーと同じくサリーとは幼なじみ。 相方のタッキーと共に身長が高く体格がよい。中学時代よりタッキー&ツバサと呼ばれ、入学早々バラ学のトップを狙いジミー&バンコに不意打ちの飛び蹴りをし、ジミーを吹っ飛ばした。喧嘩の実力はタッキーと同等だが「最強決定戦」でデブゴンと共にジョーに敗れた。停学明け、ジョーとタッキーの決勝戦を立ち会う予定だったが乱入してきたハスキーによりジョーは敗れていた。その後タッキー共にハスキーを迎え撃つが敗れる。負けた時の条件で「薔薇学少年親衛隊」の1人となる。それからはジョーとは友好的関係になっている体格を活かした勢いのあるジャンプキックが得意である。 ボヘ達と対立していたが、ハスキーが1年を仕切るという条件でワークマンズと戦争中のボヘに加勢する。 アバレ 11巻からバラ学工業科に入学した帰国子女の1年生。彼の父親は組の金を持ち逃げした勝針を追うアメリカのイタリア系大物マフィアのドン。 不意打ちとはいえ最強決定戦(ツバサが宣言する前に倒されてしまった)では最初に脱落してしまった。しかしボタ高の溜まり場である喫茶店「テラミス」でテーブル式ゲームに夢中になっている間にボタ高の生徒に囲まれ、ガラナを含むその場にいた全員を倒したので、喧嘩は弱いわけではなくむしろ相当強い。一度殴られると気合が入るらしく、喧嘩の前には相手に1発殴らせる。個人的には勝針に好意を抱いており、喧嘩の仕方も勝針に教えてもらった。アネがモロ好みのタイプ。駅でたまたまボヘの喧嘩を目撃し、「変わりたかったんだ」という言葉に反応を示し加勢する。ボヘが倒した男以外の全員を倒した後無言で去った。その後しばらく出番が無かったが、ボタ高の乗った電車を一両皆殺しした事で再び有名になる。恋愛観に悩むジミーのもとに押しかけ、アネを賭けて勝負を挑み、自分の意思とは関係無く半ば不意を突いた形で勝利する。 ジャスティスにアネが誘拐された事を知り、バラ学とジャスティスの抗争に参戦。世代最強と言われるジャスティス幹部のクロマイと死神のサリーを相手に次元の違いを見せ二人まとめて瞬殺した。 ボヘ 11巻からバラ学工業科に入学した1年生。高校でデビューして不良になった。 ジミーの影響で10分の和彫りに挑戦するが、あまりの痛さに左手首のリストバンド状態で挫折。袖口から見える墨の効果だけで、タッキー達が停学している間に1年生をシキっきているクラスの頭になる。当初は、自称「ケンカに負けたことが無い」男であったが、駅で喧嘩をして自分の喧嘩の強さがごく普通であったことを知ってからは、「ケンカが普通」と称している。側近達がワークマンズを挑発したため戦争に発展。ハスキーを1年の頭として認めるという条件でタッキーとツバサに加勢してもらいその場は戦わずして勝利した。その後、喧嘩を全くしないことから側近たちに「本当は強くない」と疑われてしまうが、アバレを利用し再び信頼を取り戻した。しかし墨の秘密がばれてしまった。
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