ツーブロックとは? わかりやすく解説

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ツーブロック

「ツーブロック」とは、耳の周りもみあげ周り襟足などを短く刈り上げての上部分の髪の長さに対して段差をつけた髪型のことを幅広く意味する表現。主に男性(メンズ)において子供から40代50代まで幅広く見られる髪型であるが、女性でも同様にツーブロック風に刈り上げた髪型をしている場合もある。

ツーブロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/03 08:40 UTC 版)

男性のツーブロック・カット(香港
女性のツーブロック・カット(東京原宿

ツーブロックトゥーブロック)もしくはツーブロック・カットトゥーブロック・カット)(和製英語two block cut)とは、主に長髪と超短髪の二つに分けた二極性で表現する髪型。

 例えば、「おかっぱ頭の下半分をバリカンで刈る等から、上半分を残す形状で、二種(two block)の表現が出来る」などのヘアスタイル[1]

 なお、「髪型における全体の形状と一体(及び其の一部)に成る、『刈上げ』(連続な変化)とは、区別されている傾向にある」が、マンバンなどの髪型でも、極性型の表現を行う者が居たり、『東洋歴史及び文化』を想うならば、丁髷辮髪なども『極性な表現』と言える。

概要

ツーブロック(トゥーブロック)は頭頂部に十分な毛量をキープしたうえで、側頭部、もみあげ襟足等を短くカットした髪型で、その長さには定義がなく、明らかに長さの違う髪のブロックが2箇所あるかどうかが判断基準となる[2][注釈 1]。それに対して、かりあげは傾斜はつくものの段差は強調されない[2][3]。ツーブロックは、頭頂部の長い毛髪にパーマネントウエーブをかけたり、オールバックにしたりというアレンジも可能である[2]

ツーブロック(トゥーブロック)は、日本では1990年代に若い男性を中心に爆発的に流行したが、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のメンバーがしていたテクノカット+ツーブロック+ボブのスタイルが特に脚光を浴びた。また、1989年ワールドカップバレーボールで活躍したアメリカ男子チームの人気選手、アダム・ジョンソン等のツーブロック(トゥーブロック)ヘアも注目された。以降、日本では俳優吉田栄作福山雅治等の影響もあって人気が高かった[2][4]2000年代からツーブロックの人気が再上昇したが、これは俳優の小栗旬伊勢谷友介オダギリジョー等の影響もあるといわれる[4]。このスタイルは女性からも一定の支持を得ており、ツーブロックを披露する芸能人も増えている[4][注釈 2]

なお、サイドのツーブロックで襟足を長めにしたスタイルは、一時期、不良(「ヤンキー」)を象徴するものであったが、ツーブロックそのものが決して「不良」にみえる理由なのではない[3][注釈 3]。したがって、日本の小学校中学校高校大学短大等を含む。)・専門学校大学院等における「ツーブロック禁止」という校則は意味をなさないものであるという指摘がある[3][注釈 4]

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ ツーブロックについては、髪型ではなく、むしろ刈り上げの仕方であり、カットの技法のひとつだという専門家からの指摘がある[3]
  2. ^ 歌手の木村カエラ、俳優の山田優、モデルのIMALU、流行当時は、AKB48のメンバーだった大島優子等がツーブロックを披露した[4]
  3. ^ 側頭を刈り上げて襟足を長く伸ばす不良風髪型の原型は1990年代以降のプロレスラー天山広吉による「天山ヘア」にあり、さらに、そのルーツはゴルフ選手のジャンボ尾崎こと尾崎将司の「ジャンボカット」にさかのぼるという見方がある[3]
  4. ^ 昭和天皇今上天皇等もフォーマルな場でツーブロックの技法を用いた髪型をしており、ツーブロックそのものは推奨されるべき要素があるという指摘もなされている[3]

出典

関連項目

外部リンク


「ツーブロック」の例文・使い方・用例・文例

  • ツーブロックヘアという髪型
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