大筒木一族
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「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の記事における「大筒木一族」の解説
大筒木カグヤ(おおつつき カグヤ) チャクラの始祖。 イッシキと共にこの星にやって来たが、チャクラの実を巡ってか彼を裏切り、イッシキを瀕死寸前まで追い詰めた。 大筒木イッシキ(おおつつき イッシキ) 大筒木一族。 左目に白眼、右目に未知の瞳術を宿すオッドアイで、自身の肉体や視認した周囲の物体(ただし自身以外の生物は対象外)を任意で瞬時に縮小・復元させる、瞳術「少名卑古那」を駆使した戦闘を得意とする。 太古の時代、カグヤと共にこの星にやって来たが、十尾の生贄となる予定であった彼女の裏切りによって瀕死寸前まで追い詰められ、単独での神樹の製作を余儀なくされる。その後、「少名卑古那」でジゲンの身体に入り込み、彼の身体を乗っ取って長い間生きながらえつつ、十尾の幼体を管理しながら次の「器」になり得る人材を探していた。 「殻」もそのために作った組織であり、その活動による幾多の人体実験を経てカワキという「器」候補を見出し、彼に「楔」を刻んで監視下に置いていた。 カワキが木ノ葉に保護されてからしばらく後、「楔」をマーカーにした時空間忍術でカワキの目の前に現れ回収を目論むが、止めに入ったナルトを無力化するため異空間に引きずり込む。駆け付けたサスケとの2対1になり、「少名卑古那」の特性を看破されつつも全力の2人を圧倒。サスケに重傷を負わせナルトを封印する。しかし、そのために力を使いすぎたことでジゲンの肉体の劣化が進み、アジトに撤退し回復を試みた矢先に果心居士に襲撃され、ただでさえガタが来ていたジゲンの肉体が限界を迎え、カワキの「楔」の解凍を待たずしてジゲンを器に転生、居士を撤退に追い込む。 だが、器としての質が低いジゲンの肉体では余命が僅かしかなかったため、カワキに再度「楔」を刻み転生すべく木ノ葉に向かうが、ボルトに異空間に飛ばされる。ボルトやナルト、サスケと交戦し、圧倒的な力で追い詰めるが、尾端子モードを発動したナルトによって寿命をさらに削られる。ナルトのチャクラを通じてカワキの居場所を探知、時空間忍術で自身の元へカワキを飛ばし、「楔」を刻もうとするが、「影分身」を使った策に引っかかり、寿命が尽きて消滅する。しかし、コードの元に思念体で現れ、彼を新たな大筒木として目醒めさせようとする。 モデルは一寸法師。 大筒木トネリ(おおつつき トネリ) 声 - 福山潤 大筒木一族の末裔。 『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』における事件でナルトに敗北した後、罪の意識から地球に渡らず独り月に残っている。 地球で起こっている出来事や神々(大筒木一族)の襲来が迫りつつあることを認知しており、いずれ彼らと戦うことになるであろうボルトに夢を通して助言し「淨眼」を目覚めさせている。その後も密かに監視を続けていたが、ウラシキに見つかり氷漬けにされてしまう。 大筒木モモシキ(おおつつき モモシキ) 声 - 浪川大輔 大筒木一族の系譜に連なる縁者。 頭には正面に向けて折れ曲がった2本の角が生えており、殿上眉の下にカグヤ同様両眼に白眼を宿す他、両掌には輪廻眼を開眼している。和風の貴族のような装束と羽衣を身に纏い、高下駄を履いている。一見すると端整な顔立ちの優男だが、他の人間達を「下等生物」と見下し努力や苦労を嘲笑う傲慢な性格をしている。 右手の輪廻眼で相手のチャクラや忍術を吸収し、グローブを嵌めた左手の輪廻眼から増幅して放つ術「高皇産霊尊」を用いる。その性質上チャクラを用いた忍術は通用しないに等しい一方、吸収の対象外である体術や刀など物理的な攻撃に対しては効果を発揮出来ない。ボルトの肉体を操っている際はボルトの使用する忍術を使用している。 カグヤが再び封印されてから十数年後、各地に散った尾獣のチャクラを集めて神樹を植え直し、そのチャクラの実から「仙丹」と呼ばれる丸薬を作ってそれを食らい不老長寿・怪力乱神を得ることを画策、親役のキンシキを伴い行動を始める。手始めに異空間を飛んでキラービーから八尾・牛鬼のチャクラを奪い丹を作った後、より強大なチャクラを持つナルトの九喇嘛を狙う。 その後中忍試験の会場に現れて周囲の者たちを守ろうとしたナルトを連れ去るも、後を追ってきた五影およびサスケとボルトに奪い返され、キンシキの肉体をチャクラの実に変えて喰らいさらなるパワーアップを果たすが、激闘の末にナルトとサスケの援護を受けたボルトの「螺旋丸」を受けて敗北した。その直後に残留思念のような形でボルトの前に現れ、「その青き瞳はいずれ貴様から全てを奪い去る」と言い残して消え去った。 その言葉の真意とは、倒される間際にボルトに「楔」を刻み、彼を器に蘇るという意味であり、ボルトが「殻」のボロとの戦いで追い詰められると彼の肉体を守るために目を覚まし、ボロを殺害した。イッシキとの戦いで気絶したボルトの意識を再び奪い、イッシキを倒した直後にサスケの輪廻眼を潰した。更に体が大筒木になりかけているカワキを連れ去るためにサスケとカワキと交戦し追い詰めるも、カワキの作戦によってボルトが目を覚ましてしまい角を折られて意識を取り戻された。 モデルは桃太郎と牛若丸。劇場版と漫画版ではキンシキのチャクラの実を喰らった後のビジュアルがそれぞれ異なる(テレビアニメ版では漫画版の容姿を準拠としている)。 大筒木キンシキ(おおつつき キンシキ) 声 - 安元洋貴 モモシキの親役にして従者。 2メートルを優に超える髭面の巨漢。モモシキ同様両眼に白眼を有し、額には右から左にかけて巻き付くように生えた額当てのような一本の角がある。空手着風の装束にグローブを着用し、普段は顔の右半分を覆うほどの大きな外套に身を包んでいる。 戦闘では持ち前のパワーに加え、背中から放出した赤いチャクラをマサカリなどの様々な武器状に形態変化させ自在に操ることができる。またその巨体とは裏腹に、サスケと互角に斬り結ぶほどの剣戟・スピードを誇る。 モモシキと共に地球の尾獣たちのチャクラを集めるが、後にサスケ達との戦闘で不利に陥ったモモシキを救うため、自ら丹となってその身を捧げた。 モデルは金太郎と武蔵坊弁慶。 大筒木ウラシキ(おおつつき ウラシキ) 声 - 中井和哉 大筒木一族の一員。 立場はモモシキよりも下で彼を「先輩」と呼びつつも、実際の敬意は薄く裏では「モモちゃん」と呼んでいる。普段の口調は丁寧ながらも軽い性格で、無意味な破壊行為を「暇つぶし」と評して行うなど行動も軽率且つ自由奔放。一方覚醒後は口調が荒くなる。 両目は白眼と輪廻写輪眼を開眼しており、戦闘時は釣竿と魚籠をチャクラで形成し、釣りの要領で長距離から敵のチャクラを奪って魚籠に蓄え、そのチャクラの持ち主の術を再現する「天須波流星命」を用いる。自身の眼球を食べることで、頭部に羽が生え額に金色の輪廻眼、食べた眼に代わる金色の双眸を持つ異形に変貌する。この時は時空間忍術は使えなくなる一方で凄まじいパワーアップを会得し、様々な技も使用する。 大筒木本家の命を受けカグヤの行方を探っており、その途中でトネリを氷漬けにし、カグヤが地球で封印されたことを突き止めモモシキたちと合流する。地球に降りてからは元人柱力である我愛羅を襲撃しチャクラを奪い、中忍試験会場での戦闘においてもミツキの仙術チャクラを危険視し不意打ちを仕掛けるが、我愛羅と長十郎の反撃に遭い撤退した。五影との決戦には参加せず行方をくらませており、モモシキを破ったボルトに興味を抱いている。 モモシキらが討たれてからしばらくして尾獣のチャクラ蒐集を再開し、手始めにトネリから奪ってきた傀儡を従えて守鶴を襲撃、防衛のため待ち構えていた我愛羅に傷を負わせサスケを異空間に飛ばすも、我愛羅に一時的に封印される。不意打ちでシカダイとテマリのチャクラを奪うと木ノ葉に守鶴を運ぶボルトとシンキを追跡するが、ボルト達の作戦により守鶴を木の葉まで運ばれてしまう。ボルトを追い詰め人質にしようとするも戻ってきたシンキに妨害され、ボルトの浄眼で時空間からの攻撃を予測され反撃を受けた挙句、異空間から戻ってきたサスケに角の一部を砕かれ撤退した。 その後、現代での尾獣の回収は困難と判断し、カラスキを使って過去の木ノ葉に移動、少年時代のナルトを付け狙う。しかし、時間移動に巻き込まれ先に過去に来ていたボルトたちの介入によって徐々に劣勢になり、魚籠に貯めていたチャクラと自身の眼球を喰らい、圧倒的な力でボルトとナルトを追い込み九尾の暴走を促すが、ボルトによって暴走は沈められ、自来也の指導により編み出されたボルトとナルトの巨大な螺旋丸をぶつけられる。自らの術で押し返そうとしたが、援護に入ったサスケと自来也によって体制を崩されてしまい、螺旋丸に呑み込まれ完全に消滅した。 モデルは浦島太郎。構想段階では映画にも登場を予定していたが、尺不足から没になりテレビアニメ版で登場することになった。『NARUTO -ナルト- 疾風伝』682話では、カグヤが自身の脅威となる存在とした3人の中に彼と思われる人物がシルエットで登場している(残り2人はモモシキ、キンシキと思われる)。
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「NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事における「大筒木一族」の解説
大筒木カグヤ(おおつつき カグヤ) 声 - 小山茉美 ハゴロモとハムラの母。地面にまで届くほどの長い白髪で頭に2本の角を生やし、両目に白眼、額に第三の眼として「輪廻写輪眼」を有する。神秘的な概観に反して内面は酷く歪んでおり、自らのチャクラを奪う形で生まれてきた息子のハゴロモとハムラの事は所有物同然にしか思っておらず、ナルトとサスケに彼ら2人の面影を見出して涙する一方で、かつて2人に封印された憎悪、さらには醜悪なまでの独占欲や支配欲を見せた。このためナルトからは「子離れの出来ない母親」と見なされて、同時に「心が無いようだった」と評された。 写輪眼・白眼・輪廻眼の三大瞳術の力を行使するだけでなく、屍骨脈や氷遁といった「血継限界」やその最上位に当たる「血継網羅」に当たる術をも使用する事が出来る。さらに、特定の人間を6つの別空間に強制転移する「天之御中」や、空間に穴を開けて6つの空間内を自在に行き来する「黄泉比良坂」、掌から灰骨を放出して対象を灰塵に帰す「共殺の灰骨」なども使用可能。自身もまた十尾化することが可能であり、その際には額に輪廻写輪眼の模様がある巨大な兎の姿に変化する。これは十尾を体内に取り込む人柱力としての尾獣化とは異なり、神樹と融合して十尾そのものと化すといったものだが、黒ゼツによればこれは六道仙術に呼応して尾獣達が分離しかかっている安定していない姿だという。 かつてハゴロモが書き残したとされるうちは一族に伝わる石碑によれば、人類がチャクラの存在すら知らなかった遥か昔に、人々の信仰の対象とされていた神樹に成った「チャクラの実」を食べ、その力で乱世を治めたことによって、人々から「卯の女神」と崇め讃えられたが、チャクラを取り戻そうとした神樹が十尾と化し、それをハゴロモとハムラが月に封印したとされていた。 しかし実は石碑は黒ゼツの手によって書き換えられており、実際のカグヤは次第にチャクラの絶大な力に溺れ、その力を人々に向けて「無限月読」によって人々を奴隷同然に支配するようになったため人々から恐れられ、いつしか「鬼」と呼ばれるようになっていった。しかしその後、自らが産んだハゴロモとハムラの2人にチャクラが分散したことから、後にチャクラを取り戻すために2人と戦うも、死闘の末に敗北して月に封印されることとなった。しかし封印される寸前に第三の子として黒ゼツを産み落とし、以降は黒ゼツがカグヤの意志を継いで様々な暗躍を重ね、永き戦乱の時代の裏で復活の機会を虎視眈々と狙っていた。 そして第四次忍界大戦終盤、黒ゼツに唆されたマダラが進めていた「月の眼計画」の最終段階として、十尾の人柱力となって両目に輪廻眼を揃えたマダラを触媒として利用し、「無限月読」にかかった者達から大量のチャクラを吸収することで復活を遂げた。そしてチャクラを取り戻すためにナルトとサスケの命を狙い、2人をサクラ・カカシ・オビトと共に自身の空間に引きずり込んで黒ゼツと共に5人を追い詰めるが、仲間達を守って死んだオビトの犠牲や、オビトに両目の万華鏡写輪眼を託されたカカシの瞳術、それにサクラのサポートなどもあり、最後はナルトとサスケの2人による「六道・地爆天星」を受け、9体の尾獣および触媒となったマダラを引きずり出され、黒ゼツ共々新たに始球空間に形成された月へと封印された。 大筒木ハゴロモ(おおつつき ハゴロモ) / 六道仙人(りくどうせんにん) 声 - 立川三貴、中根徹(九喇嘛の回想)、加藤将之(青年時代) カグヤの長男でハムラの兄。2本の角を生やし、額には第三の眼のような模様がある。片方が太陽、片方が月を模した錫杖を携えている。三大瞳術の一つである血継限界「輪廻眼」の最初の開眼者にして、体内に十尾を宿した最初の人柱力。写輪眼の最初の開眼者でもある。カグヤの力を濃く受け継いでおり、印を結ばずに術を使うことが出来る。若い頃から才能を発揮し、雷遁や風遁、医療忍術で腰を直すなど様々な術を使いこなした。その力故後世には「全ての始まり」「創造神」「破壊神」「忍の神」などと伝えられ、実在性さえ曖昧な神話のような存在として扱われてきた。 ふとしたきっかけで出会ったガマ丸により、神樹の正体を知ってからはカグヤに対抗することを目的として仙力を習得、カグヤと戦うため村の人々を遠ざけた後カグヤの元に乗り込み、自身の翻意を知られているカグヤから彼女の出自と目的を聞かされ、もう一度説得を試みるも通じず、カグヤに操られた弟のハムラと交戦、やむを得ずハムラに致命傷を与えた後、カグヤに会う直前にガマ丸から渡された仙力の秘宝を使ってハムラを蘇生し、その後ハムラと共にカグヤと彼女を守るため十尾になった神樹との激しい激戦の末、カグヤを月に封印、十尾から作り出した尾獣達の住処を定め、カグヤとの戦いで荒廃した世界を作り直すための旅に出ており、その道中での様々な人間との出会いを通して、チャクラは個々を繋げる力であると説く「忍宗」を開き、自身はその僧侶にして忍の始祖となった。後に二人の息子を儲け、双方に後継者の資格を見る試練の旅をさせ、その旅の結果を見て死の間際には平和には力が必要だと悟ったインドラではなく、平和には愛が必要だと悟ったアシュラを自分の後継者に指名し、これが彼らの子孫の代まで続く両者の確執を生む原因となってしまった。自らの体から解放し分割した尾獣達を実の子のように思っていたようであり、死の間際には「お前達は離れていても一つ、いずれ正しく導かれる時が来る」と尾獣達を諭した。尾獣達からも父親のように慕われていたらしく、当時幼かった九喇嘛も彼の別れの言葉に涙を流していた。 その死後は千年以上もの長きの間チャクラだけでこの世を漂い、忍宗の行く末と自分の二人の息子の転生者達の争いを見てきた。第四次忍界大戦ではマダラにより瀕死の状態に陥ったナルトとサスケの精神世界に現れ、自分と同じ十尾の人柱力となったマダラを止めさせるべく二人に自身の力を託した。その後サスケに切断されたマダラの下半身に、インドラとアシュラおよび九喇嘛のチャクラが合わさった事で一時的に復活し、浄土から歴代の五影達を口寄せして共に「口寄せの術」でナルト達を現実世界に呼び戻した。その後にサスケが「革命」を宣言した際には、直後に現実世界にいる限界が訪れ、サスケのことをナルトに託して昇天した。 大筒木インドラ(おおつつき インドラ) 声 - 近藤隆(青年時代)、志田有彩(少年時代) ハゴロモの長男でアシュラの兄。生まれながらに仙人の「眼」(チャクラの力と精神エネルギー)を授かっている。性質変化は「雷」と「火」。弟とは違い優秀で強い瞳力とセンスによって何でも一人の力でやり抜き、己の力が他人とは違う特別なものと知り、平和には「力」が必要だと悟った。疾風伝では忍宗の後継者を決めるため兄弟に与えられた試練の旅では目的地の村に辿り着くも「ここの人間には力が足りない」と断じ、自らの力のみで神樹を処分し村人達に水を与えたが、その結果水の利権を巡った争いにより村が壊滅したために忍宗の後継者の資格を失い、自分が撰ばれなかったことによる憤りから自分を慕う友人二人を殺害、それにより万華鏡写輪眼を開眼し、アシュラに戦いを挑むも敗北し逃亡、力を理想とする一派(後のうちは一族)の祖となり、ハゴロモの死の直前には「アシュラとその一族、そして忍宗をこの世界から滅ぼすまで戦い続ける」と告げた。彼の死後もそのチャクラは消えることなく転生を繰り返し、マダラを経て現在はサスケに転生している。 大筒木アシュラ(おおつつき アシュラ) 声 - 杉山大(青年時代)、大原桃子(少年時代) ハゴロモの次男でインドラの弟。生まれながらに仙人の「肉体」(生命力と身体エネルギー)を授かっている。性質変化は「風」。写輪眼の瞳力が通用しないという特異体質を持つ。兄とは違い落ちこぼれで一人では何もできなかったが、自身の努力と他人の協力により肉体のチャクラの力を開花させ、インドラと並ぶ力を得た。そして皆の協力と助けがあったからこそ強くなれたと理解し、平和には「愛」が必要だと悟った。元々忍宗の後継者になるつもりは無く、ハゴロモに忍宗の後継者に指名された際は驚愕、「自分には兄のような忍宗の才はない」と納得しなかったが、協力という繋がりこそ本当の力だと感じたからこそだとハゴロモに諭され六道仙術を託された。その後それを認めなかったインドラに戦いを挑まれるも勝利、後の千手一族の祖となった。疾風伝では少年時代からの友タイゾウ(声 - 木島隆一(青年時代)、東内マリ子(少年時代))と、忍宗の後継者を決めるため兄弟に与えられた試練の旅をし、その目的地で出会ったカンナ(声 - 相川奈都姫)という女性と結婚し3人の子をもうけている。彼の死後もそのチャクラは消えることなく転生を繰り返し、千手柱間を経て現在はナルトに転生している。 大筒木ハムラ(おおつつき ハムラ) 声 - 江川央生(THE LAST)、細谷佳正(青年時代) カグヤの次男でハゴロモの弟。額に2本の角が生えており、両目にはカグヤから受け継いだ白眼を有している。かつてハゴロモと共にカグヤと対立することを決めた後、それを察知したカグヤに白眼の力で洗脳され、ハゴロモと戦った。そしてハゴロモに胸を貫かれた直後、膨大な仙力(自然エネルギー)がつまったガマの国の秘宝で回復させられたことで、洗脳が解けると共に新たな力を手に入れ、再び兄弟で十尾と一体化したカグヤに立ち向かい、激戦の末にこれを封印した。戦闘後には大筒木一族の長となり、十尾の抜け殻である外道魔像を監視するため、一族と共に月へ移住した。『THE LAST』では兄ハゴロモ同様、自分のチャクラを受け継いだヒナタの前に現れ、トネリを止めるよう託した。
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