螺旋丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:07 UTC 版)
ナルトの父である四代目火影・波風ミナトが開発した高等忍術。片手の掌でチャクラを乱回転させて圧縮を行い、殺傷力を持ったチャクラの玉を作り上げる。形態変化を極限まで高めた術であり、印を結ぶ必要はないが複雑なチャクラのコントロールを要求されるため会得難易度は高い。 当初のナルトはチャクラコントロールに難航し、乱回転するチャクラを圧縮し球体に抑えて留めることができなかった。しかし、カブトとの戦いで、影分身をチャクラ放出係と形態変化係に役割分担させ会得する事に成功した。この方法は「影分身の術」を必要とするものの、術の会得難易度を大きく引き下げており、木ノ葉丸も同様の方法で会得している。後に九喇嘛のチャクラを使用可能になってからは、尾獣チャクラを腕の形状に形態変化させることで単身での使用が可能になった。 ミナトは性質変化も加える前提でこの術を開発したが、果たせぬまま死亡してしまったため長らく未完成のままだった。しかし、彼の師であった自来也がナルトに伝授し系譜を次の世代に託したことで、猿飛木ノ葉丸やうずまきボルトにも伝えられ、それぞれ独自の改良が加えられている。 大玉螺旋丸 チャクラを多めに練り込むことにより、通常よりも巨大なサイズになった螺旋丸。 螺旋連丸 影分身などを用いて両手に1発ずつ螺旋丸を生成し同時に放つ。 風遁・螺旋手裏剣 ナルトがカカシの指導のもと編み出した、螺旋丸のひとつの完成形。敵に当たると無数の風の刃によって相手を切り刻み、経絡系をズタズタに引き裂くという強力な術だが、当初はゼロ距離で当てなければならず、それゆえに術者の手にも振動による骨折や経絡系破壊といった反動をもたらすという欠陥があった。後に仙術を会得した際、投擲可能な「仙法・風遁螺旋手裏剣」に昇華させることで克服した。
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