ラクーンシティ関係者
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「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「ラクーンシティ関係者」の解説
マイケル・ウォーレン (Michael Warren) ラクーンシティの市長。 作中に直接の登場はないが、当初は技術者としての立場からラクーンシティの電化に尽力し、路面電車も開通させた功績を称えられて市長に就任する一方、裏ではブライアン・アイアンズと同様にアンブレラと結託していた。ラクーンシティ壊滅時には陣頭指揮を執る立場であるにもかかわらず、危険にさらされる娘や市民、彼らの救助活動にあたる警察官、消防士などの市職員を見捨てて真っ先に市外へ脱出し、アメリカ合衆国軍に保護されたことが語られている。 キャサリン・ウォーレン (Katherine Warren) 年齢:22歳(1998年当時) 『2』や『DC』に遺体のみ登場するマイケル・ウォーレンの娘。名前は『RE:2』で明かされた。 その美貌ゆえに日頃からブライアン・アイアンズに目を付けられており、ラクーンシティ壊滅時に剥製目的で殺害される。 遺体は『2』では瞼が閉じられているが、『DC』では見開かれており、瞳に映る形の演出も盛り込まれている。 『RE:2』では、孤児院に遺体が登場するが、『2』のように触れられることはない。また、ブライアンが書いたメモには、身長160cm、体重50kgと記されている。 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人。ベン・ベルトリッチとは恋人の間柄という設定になっている。ブライアンに殺されそうになったが、ナイフで首を刺して殺害し、ベンに会うために留置場へ向かう。 ロバート・ケンド (Robert Kendo) 年齢:40歳(1998年当時) 声:Gary Krawford(『2』)、Jason Miller(『DC』)、Ken Lally(『RE:2』『RE:3』)、田中英樹(『RE:2』『RE:3』日本語吹き替え) 『2』や『DC』に登場するケンド銃砲店の店主を務めている日系人男性。 趣味は釣りである。S.T.A.R.S.御用達のカスタムハンドガン「サムライエッジ」は兄のジョウ・ケンドがカスタマイズしたもので、バリー・バートンとは個人的にも親交があり、リメイク版『1』に登場した「サムライエッジバリーバージョン」は彼のために製造したものである。 序盤に店を訪れた主人公(レオン・S・ケネディもしくはクレア・レッドフィールド)を警戒して一旦は武器(レオンにはショットガン、クレアにはボウガン)を向けるが、すぐに打ち解けて情報や弾丸を提供する。その後、主人公の去り際に窓ガラスを突き破って侵入してきたゾンビたちの餌食となって死亡する。 『DC』では、レオンたちの到着直前にゾンビに襲われて死亡する。 『RE:2』では、レオン編の中盤から登場。店の規模が大きくなっている。幼い娘のエマを天使と呼ぶなど子煩悩な一面を見せている。店に入って来たレオンとエイダ・ウォンを追い出すためにショットガンを構えるが、エイダがエマをゾンビ化する前に殺そうと銃を向けたため、エマを庇う。レオンたちにエマ以外の家族を失ったことを語り、どうしてこのような目に遭わなければならないのかを嘆くと、「娘と2人にしてほしい」と言ってエマを抱き抱えて家の中に入って行く。しばらくして銃声が響いたことから、エマを射殺して心中を図ったことが示唆されている。 『RE:3』では、『RE:2』と同様に店で籠城していた。顔見知りのジルが訪れた時は最初こそ銃を向けるが、すぐに安堵して銃を下ろす。地下鉄に来るように誘われるが、エマを置いて行けず家の中へ戻り、扉越しにジルへ助言を送る。 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人で、射殺したエマの後を追って自殺しようとするが、相棒と呼ばれる人物から救援に来た無線を聞いたことにより、生きるために目的地を目指す。目的地へ到着すると、駆けつけてきた相棒のヘリに同乗し、ラクーンシティから脱出する。 なお、2019年2月5日に朝日放送で放送されたバラエティ番組『雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜』では、カプコンの開発現場や『1』が紹介されると共に、『RE:2』でのロバートの容姿はお笑いタレントのケンドーコバヤシの大ファンである開発スタッフがコバヤシをモデルとして制作したことも紹介されている。 エマ・ケンド (Emma Kendo) 日本語音声 - 平田真菜(『RE:2』『RE:3』日本語吹き替え) 『RE:2』で登場するロバート・ケンドの娘。 登場した時にはすでにT-ウィルスに感染しており、意識朦朧として呂律が回らないほど手遅れの状態になっている。 ベン・ベルトリッチ (Ben Bertolucci) 声:Rod Wilson(『2』)、Skip Stellrecht(『DC』)、伊丸岡篤(『RE:2』日本語吹き替え) 『2』や『OB2』、『DC』に登場する凄腕のフリーランスであるジャーナリスト。 金にはうるさいが、危険を冒して不正を暴こうとするなどの気概を持っている。ラクーンシティで起こった猟奇事件に興味を持って訪れ、ブライアン・アイアンズの身辺調査を行っていたことから、R.P.D.の地下留置場へ収監される。ブライアンの正体を突き止めた後、牢の鍵を持っていながら身を守るためにあえて牢内に留まっていたが、Gバーキンによって殺害される(最期は表シナリオと裏シナリオで異なる)。 『DC』では、レオンたちが留置場へ着く寸前にGバーキンによって殺害される。 『RE:2』では、眼鏡をかけている。ブライアン以外にアネットやアンブレラの調査も行っていたことから、タイラントによる抹殺対象となっていた。今回は駐車場のカードキーを持っており、レオンにカードキーと引き換えに牢から出してもらおうと取引を持ちかけるが、壁を突き破ってきたタイラントの手に頭を掴まれ、レオンの目の前で頭を潰されて死亡する。 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーではないが、キャサリン・ウォーレンの恋人という設定になっている。キャサリンのストーリーに登場し、彼女に留置場から出してもらい、共に脱出する。 ダニエル・コルティーニ (Daniel Cortini) 日本語音声 - 露崎亘(『RE:2』日本語吹き替え) 『RE:2』に登場するラクーンシティの位置するアークレイ郡保安局所属の保安官。 冒頭のガソリンスタンドの事務室にてゾンビを取り押さえていたが、現れたレオンもしくはクレアに気を取られた隙を突かれて押し倒され、首を噛み千切られて死亡した。なお、このゾンビを倒して事務室を出た後には、ゾンビ化したダニエルがドアに張り付いている姿を窓越しに確認できる。 『THE GHOST SURVIVORS』では、プレイヤーの1人で、ケンド、キャサリン、ゴーストのステージをクリアすると現れる。通報を受けてガソリンスタンドに駆け付けて店内にいたゾンビを倒すが、すでに店の周りが大量のゾンビに囲まれてしまい、生き延びるために孤軍奮闘する。すべてのゾンビを倒すとレオンが駆け付けてきて背後にいるゾンビを射殺し、パトカーに同乗して街へ向かう。 トラックの運転手 (Truck Driver) 日本語音声 - 蓮岳大(『RE:2』日本語吹き替え) 『2』や『OR』、『RE:2』に登場するトラック運転手の男性。ガソリンスタンドでゾンビに噛まれた後、トラックを運転中にゾンビ化してレオンとクレアの乗るパトカーに突っ込み、爆死する。その事故が原因でレオンとクレアは分断され、別行動をとらざるを得なくなった。 『RE:2』ではトラックを運転中に女性のゾンビを轢いてしまい、動揺している間に襲われて感染する。その後、意識を失いかけながらも市内を運転し続け、最終的に自身のタンカートラックを横転させ、爆死している。その事故が原因でレオンとクレアは分断され、別行動をとらざるを得なくなった。 ジェリー (Jerry) 『RE:2』に登場するラクーンシティ郊外にあるガソリンスタンドの従業員。主人公と出会った時にはすでにT-ウィルスに感染しており、ダニエルが死んだ後はゾンビとなって主人公に襲いかかる。 トーマス (Thomas) 『2』で入手できるファイル『ジョージの日記』に名前のみ登場する下水処理場に勤務する老人。 チェスが好きだという趣味を持つ警官のジョージ・スコットと意気投合するが、知り合った1998年9月5日の時点ですでにT-ウィルスに感染しており、同年9月12日にはかなり病状が悪化する。 ジャスティン・ハンソン (Justin Hanson) 『RE:2』に登場する白人男性。年齢39歳。 逮捕歴が2桁にのぼるほどの窃盗の常習犯で、留置場に拘留中でも窃盗を働いていた。ある日、拘留中に死亡している姿(その時、盗んだ鍵を握りしめていたが、署員が気付くことは無かった)で発見され、遺体は遺体安置所に収容されていたが、後にゾンビ化する。 サリー (Sally) 『RE:2』で入手できるファイル『サリーの日記』に名前のみ登場する孤児院の少女。 孤児院には日記を書く決まりがあるため、6日ごとに日記を書いている。 トム (Tom) 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少年。 オリバーとは永遠の相棒と呼ぶほど仲が良い。孤児院がアンブレラの実験体調達施設であることを知らず、出て行ったオリバーを含む一同は養子先で裕福に暮らしていると思い込んでいた。自身も養子が決まったことに喜んでいたが、孤児院を出る前日に変わり果てた顔で孤児院へ逃げ戻って来たオリバーを見て愕然とする。その後、オリバーが脱走したことによるウイルスの漏洩や感染の可能性を危惧したアンブレラにより、保安部隊に孤児たちは全員が殺害されるが、オリバーと深い親交のあったトムは彼の耐性実験に利用され、G-ウィルス投与後のオリバーに胚を植え付けられて死亡する。 オリバー (Oliver) 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少年。 トムとは永遠の相棒と呼ぶほど仲が良い。養子という名目で孤児院を出て行くが、研究所の人体実験によって無残にも変わり果てた顔になってしまう。隙を突いて脱走し、孤児院に助けを求めるが叶わず連れ戻される。実験の結果からT-ウィルスへの微弱な耐性を持っていることが明らかになったため、耐性実験のためにG-ウィルスを投与され、トムの目の前で抵抗する素振りを見せるものの、24分後には自我を消失して彼にGの胚を植え付けてしまう。 アン (Ann) 『RE:2』で入手できるファイル『トムの日記』に名前のみ登場する孤児院の少女。 養子という名目で孤児院を出て行くことについては、年下の子供たちに「本当は養子に貰われるのではなく『ブギーマン』の餌にされている」と言い聞かせていた。また、アンによるものとうかがえる日記には、抹殺に来たブギーマン(と例えた保安部隊)から逃げ隠れ、誰かに助けを求める内容を遺していた。 ダリオ・ロッソ (Dario Rosso) 声:Tony Rosato(『3』)、Rick Zieff(『RE:3』)、高岡瓶々(『RE:3』日本語吹き替え) 『3』や『OB』、『RE:3』に登場する一般市民で、ルチアの父。 『3』ではアップタウンの倉庫にてジル・バレンタインと出会うものの、倉庫へ逃げ延びる間にルチアをゾンビによって失ったことから、錯乱する。その後、ジルの説得を聞き入れずに倉庫内の輸送コンテナへ閉じこもるが、彼女の不在中にコンテナを開けてしまい、最後は倉庫内へ侵入していたゾンビたちの餌食となって死亡する。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』では、救助者の1人として登場する。 『OB』では、「獄炎」のホテル「アップルイン」に名前のみ登場する。 『RE:3』では、『3』と同様にコンテナに閉じこもり、避難を促すジルの言葉を頑なに拒絶した後は登場せず、顛末も不明。 ルチア・ロッソ (Lucia Rosso) 『3』に登場する一般市民で、ダリオの娘。本編では登場しないが、ダリオと共に逃走中、通りでゾンビに襲われて死亡したことが彼から語られる。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』では、救助者の1人として登場する。 ボブ (Bob) 『OB』の「発生」に登場するマーク・ウィルキンスの同僚。T-ウィルスに感染しており、最後はゾンビ化してマークらを襲うことを恐れ、所持していた拳銃で自殺する(難易度によってはそれすら叶わず、ゾンビ化してしまう)。 ジャック (Jack) 『OB』の「発生」に登場。J's Barの店長。ワイン通として有名。9月に店に来る物騒な客への対策として、ケンド銃砲店にS&W M27のメンテナンスを依頼していた。 ウィル (Will) 『OB』の「発生」に登場するJ'sBARの店員。ウェイター業務を担当していたが、実際は料理も上手である。シンディ・レノックスに好意を寄せていた。店内へ侵入してきたゾンビに襲撃されて死亡し、ゾンビ化してしまう。 イーサン (Ethan) 『3』や『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の医院長。医師詰め所で遺体となっている。『3』ではバイオハザード発生当初からウイルス感染者治療に不眠不休で奮戦していたが、26日の時点で病院の維持が不可能であり、自身の体力も限界だと日記に記す。その一方、「巣窟」ではナースセンターからアンブレラからの贈収賄をうかがわせる「疑惑のメモ」が見つかる。 ハルシュ (Hursh) 『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の医師。左手を負傷しており、包帯を巻いている。プレイヤーと協力して脱出のためにエレベーターを起動させるが、その直後にリーチマンに寄生されてしまう。 スコット・ジョーンズ (Scott Jones) 『OB』の「巣窟」に登場するラクーン総合病院の男性の主任医師。ナースセンターで死亡するが、ネームカードから身元が分かる。遺体のポケットは、ハルシュによって漁られていた。 ロバート (Robert) 『OB』の「巣窟」で入手できるファイル「看護師の日記」に名前のみ登場するラクーン総合病院の関係者。遺体はリーチマンに持ち去られている。 レン (Len)、チャーリー (Charlie) 『OB』の「獄炎」に登場する消防隊員2人。火事になったアップルインで生存者を探していたが、ボイラー室の爆発に巻き込まれて共に死亡する。その後、2人のタグはプレイヤーによって同僚のダニーたちのもとへ届けられることとなる。 ダニー (Dany)、ギル (Ghil) 『OB』の「獄炎」に登場する消防隊員2人。アップルインで消火活動をしながら生存者を探しており、レンやチャーリーとは別行動を取っていたためにボイラー室の爆発に巻き込まれず、最終的にはアップルインのロビーのドアを破壊してプレイヤーの脱出を促す。その後は「決意」にて共にヘリコプターでラクーン大学に駆け付けてプレイヤーを救出し、ラクーンシティから脱出する。 ピーター・ジェンキンス (Peter Jenkins) 『OB』の「決意」に登場するラクーン大学の教員で、ジョージ・ハミルトンの友人。同僚のグレッグ・ミューラーの支援(実際には彼に利用されている)を受けながら対T-ウィルスの特効薬「デイライト」の試薬を作る段階で彼の本性に気付き始めたため、友人のジョージにデイライトの生成方法を託そうとするが、後にグレッグによって殺害される(難易度によってはゾンビ化して襲いかかる)。 グレッグ・ミューラー (Greg Mueller) 『OB』の「決意」に登場するラクーン大学の教員で、元アンブレラ研究員であるヨーコ・スズキを実験体にして彼女の記憶を消した張本人。兵器に関しては独自の美学を持っており、それゆえに本社からのタナトス量産命令を拒否していた。アンブレラを裏切ることでピーター・ジェンキンスを利用してデイライトを独占しようと目論んだうえ、『OB』のプレイヤーたちにデイライトを完成させて一気に奪おうとするも失敗し、最後はU.B.C.S.の隊員に射殺される。 グラハム・バローズ (Graham Barrows) 『OB2』に名前のみ登場するラクーン大学の生物学を担当する助教授。アークレイ西部山岳地帯にて全長2メートルの巨大昆虫がキャンプ客などによって目撃されているという目撃情報に対し、自身はその存在を「ヘビかイタチを見誤ったもの」と否定する。 エリオット・マーチン (Elliot Martin) 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の副園長。運営資金を遣い込んでおり、その金を新造の植物園「ジャングルドーム」内の野性の原種ランの栽培資金にしているという内部告発を受ける。 オースチン・テイラー (Austin Taylor) 『OB2』に登場するラクーン動物園の監視員。職場に自前の猟銃を持って来るなど勤務態度は動物園勤務者の中で最低だったが、ハンターとしての腕前は高い。また、『OB2』に登場するハンティングライフルを所有している。監視塔内で籠城しており、パトリックやロイドには、オースチンなら1人でも生き残れる能力があると評価されている。 パトリック・レイズ (Patrick Leis) 『OB2』に登場するラクーン動物園の職員。根は真面目で、特にオースチン・テイラーのことを信頼していた。凶暴化した動物に襲われて瀕死の重傷を負い、後にプレイヤーに発見されたが、まもなく事切れる。 ロイド・スチュアート (Lloyd Stewart) 『OB2』に登場するラクーン動物園の職員。動物園の事務所で救助を待っており、凶暴化した動物がいる園内にプレイヤーが入ってきたことに驚く。 ジョセフ・マロウズ (Joseph Murrows) 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の職員。門の管理を20年以上担当していたり、15年前にゾウのオスカーが園内パレードで使っていたBGMテープのことをゾウ飼育員に教えたりした。また、門のナンバーロックを忘れてしまうほどに物忘れが酷くなり、手帳に「年は取りたくない」と嘆いていたが、勤務態度は動物園勤務者の中で最高である。 マシュー・リーガン (Matthew Reagan) 『OB2』に名前のみ登場するラクーン動物園の職員。「補修完了連絡票」に名前のみ登場。設備の管理責任者で、通電設備の補修と点検を行ったことがうかがえる。 リッキー (Rickey) 『OB2』に遺体のみ登場する地下鉄の職員で、ジム・チャップマンの同僚。メガバイトに噛み付かれてT-ウィルスに感染し、死亡する。 リーガル・マレット (Legal Mallette)、ルーシー・マレット (Lucie Mallette) 『OB2』に登場するラクーンシティからの脱出を目指す親子。リーガルが母で、ルーシーが娘である。脱出の際、森ではぐれてしまった状態でプレイヤーと出会う。 アル (Al) 『OB2』に登場するアークレイ山地にひっそりとたたずむ山小屋に住む老人。プレイヤーが山小屋に迷い込んだ際に隣町へ続く道があると教え、迷わないようにと案内役を買って出るも、途中でいなくなってしまう(難易度によっては道案内を受けられない)。 正体は廃病院のかつての院長で、本名はアルバート・レスター(Albert Lester)。数年前にアンブレラから提供された違法薬物を患者に使用していたスキャンダルを報道されて病院が閉鎖され、さらには最愛の妻をも病で失って絶望に暮れていたところ、ある時に地下に生えた奇妙な植物(ヒュージプラント)に妻の面影を見出し、余生をこの植物に尽くすことを決意する。当初は森で捕まえた鳥などの小動物をヒュージプラントに食料として与えていたが、やがて山地で迷った人々に道案内と偽っては廃病院へ誘い込んで殺害し、新たな食料とする凶行に走るようになっていた。廃病院内で再会したときには覆面を被り、斧を持って、「アクスマン」としてプレイヤーに襲いかかる。一見すると普通の人間のようだが、少しずつT-ウィルスの影響を受けていたらしく、異常なまでに高い生命力を持つ。ヒュージプラント撃退後の廃病院崩壊中に脱出を目指すプレイヤーの行く手を阻むも撃退され、ヒュージプラントのもとで妻の遺体を抱き抱え、瓦礫の下敷きになる。 ドロシー・レスター (Dorothy Lester) 『OB2』に登場するかつて廃病院に入院していた院長の妻。不治の病に冒されて昏睡状態に陥っており、アンブレラの非公認薬の投与によって意識が回復するなど一時は快方に向かうが、異常なまでの食欲に支配されるようになるなど薬の副作用に襲われ、最終的に死亡扱いとされた。しかし、実際には死亡してはおらず、長い年月を経て植物の細胞と融合して巨大な植物「ヒュージプラント」への変貌を遂げ、廃病院を覆うほどになった。そのため、ヒュージプラントを撃破すると核が裂け、ミイラ化したドロシーの遺体が飛び出してくる。廃病院はヒュージプラントが支えているため、倒すと倒壊する。 ネイサン・ドネリー (Nathan Donnelly)、サミュエル・カーク (Samuel Kirk) 『OB2』の「死守」でベン・ベルトリッチの隣の留置場にいる2人組。その様子から、銃器店「マックリーズ」へ強盗に入ったためであることがうかがえる。 ネイサンは白人のスキンヘッド、サミュエルは黒人で左腕を負傷している。留置場に入っていたため、街がバイオハザードに見舞われていることを知らない(何かが起きていることには感付いている)。リタらと共に脱出したのかは不明だが、9月28日夜にはいなくなっていた。 ラジオDJ (Radio DJ) 『UC』の「The 4th Survivor」に声のみ登場するラジオ放送局のDJ。RC-radio(『OR』ではRC-Radio)というラジオ局で同名のラジオ番組を放送している。 バイオハザード発生後は「最後の放送」と述べて放送を敢行し、リスナーに市外への脱出を促したり、助けが来ることを信じさせて勇気付けたりしていた。しかし、DJブースはすでにゾンビたちに囲まれており、放送を仕方なく続けていたが、やがて恐怖に耐えきれなくなった彼はラクーンシティと繰り返し歌い、「もう何もかも終わりだ!」と笑いながら発狂した。その後の詳細は不明だが、『OR』ではDJブースには誰もおらず、ラジオ放送局自体が壊滅していた。 L.J. 映画版俳優:マイク・エップス、日本語吹き替え:江川央生(VHS/DVD版)、高木渉(地上波放送) 本名はロイド・ジェファーソン・ウェイド (Lloyd Jefferson Wade)。『II』や『III』に登場するスリの容疑でR.P.D.に捕まっていた黒人男性。金メッキのデザートイーグルを2丁所持していたが、『III』では1丁しか所持していない。 『II』では、署内でゾンビ化した隣の女に襲われそうになり、救助を求めて喚いていたところをジル・バレンタインに助けられる。その後はしばらく単独で行動していたが、やがてはジルの運転する車に拾われて行動を共にし、アリス・アバーナシーたちとラクーンシティから脱出する。その後、『III』までの間にカルロス・オリヴェイラと共にクレア・レッドフィールドの率いるコンボイ(車団)に加わる。 『III』では、序盤でモーテル内の安全探索中に鏡に映ったゾンビを本物と勘違いした隙に噛まれ、T-ウィルスに感染する。ベティにもそれを隠していたが、物語中盤でゾンビ化してKマートに襲いかかったところをカルロスに制止され、彼へ噛み付いた後に射殺される。 テリ・モラレス (Terri Morales) 映画版俳優:サンドリーヌ・ホルト、日本語吹き替え:金沢映子(VHS/DVD版)、雨蘭咲木子(地上波放送) 『II』に登場するラクーンシティのテレビ番組『ラクーン7』のニュースキャスター(天気予報も担当)。ゲート付近で出会ったジル・バレンタインらと行動を共にし、アンジェラ・アシュフォードを探しに小学校を訪れたが、ゾンビ化していた子供たちに襲撃されて死亡する。 持っていたカメラで撮影していた映像はスクープとして報道されて大きな注目を集めるが、まもなくアンブレラによる情報操作で偽物とされ、逆にテリの行為が責められることとなってしまう。
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