ラクーンシティでのバイオハザード(ラクーンシティ壊滅事件)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:02 UTC 版)
「ラクーンシティ」の記事における「ラクーンシティでのバイオハザード(ラクーンシティ壊滅事件)」の解説
バイオハザード以前 T-ウィルスによる汚染物質が下水道へ流出した影響により、8月中旬頃から街では奇怪な事件、化け物の目撃情報が相次いだ。ブライアンはこれと云った対策を取ることもなく、事態は悪化の一途を辿る。9月に入るとラクーン総合病院でT-ウィルス感染者が確認され始め、「人食い事件(警察文書内では暴動・略奪事件となっている)」が頻発するようになり、最終的には米軍によって戒厳令が敷かれて非常事態となる。 バイオハザードの原因 9月23日頃、アンブレラ特殊工作部隊U.S.S.がG-ウィルス奪取のため、ウィリアム・バーキンの地下ラボを強襲。ウィリアムを銃撃して重傷を負わせ、G-ウィルスとT-ウィルスのカプセルが入ったケースを強奪する。瀕死のウィリアムは自らにG-ウィルスを投与して怪物化し、下水道に侵入した特殊部隊員を壊滅させる。その際に開いたケースから出たT-ウィルスのカプセルをウィリアムが踏み潰して破壊した結果、下水へT-ウィルスの原液が流出。下水道に生息していた生物がこれに感染し、凶暴化かつ巨大化したネズミやゴキブリ(ラージローチ)による熾烈な生存競争が市の地下で繰り広げられた。最終的に本来の生態系では上位捕食者であったネズミが覇権争いに敗れ、下水道から追いやられた末に地上や生活用水の水源であるヴィクトリー湖に流入したことにより、水道を媒介にT-ウィルスが街に蔓延することとなった。 バイオハザード発生 上記の事件により感染者が急増後、24日の昼にはラクーンスタジアム内で開催されていた地元フットボールチーム・ラクーンシャークス対オールドコートサンダースの試合中に観客の1人がゾンビ化して観客を負傷させ、T-ウィルスの感染が拡大した。この日は市外からも多くの観客がラクーンシティを訪れており、事態悪化を促進する結果となった。当時、市内ニュースで「暴動」として報じられたこの事件に対しては、50人以上の警官が動員されている。 その夜、「暴徒」は本格的な増加を始め、市内の各所に集団で出現するようになった。R.P.D.はゾンビの掃討、ストリートの封鎖や市民の避難などの対処を講じるも、狂乱したR.P.D.署長ブライアンの行動によりR.P.D.内は大混乱となり、多大な犠牲者を出した。こうした混乱に乗じて市庁舎にて盗難事件が発生するなど略奪行為も行われていた模様。 報告を受けた国防総省により合衆国州軍が動員され、ラクーンシティ周囲を完全に隔離することが決定された。市郊外の高速道路上に化学防護装備の兵士が駐屯する防御陣地が設置され、これにより市民の脱出も困難となり、電話回線も遮断されて市は陸の孤島と化した。戒厳令が発令される前に市を脱出した市民は相当数いたが、事前フェーズとして警戒態勢を敷いていた陸軍により、防疫措置が実施された。 なお、T-ウィルス汚染によるバイオハザード発生は放射能汚染として、それに伴う市の封鎖はそのまま、外部に報道されていたことが『OB』で明かされている。
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