「時の列車」に乗る人物
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「仮面ライダー電王の登場キャラクター」の記事における「「時の列車」に乗る人物」の解説
野上 良太郎(のがみ りょうたろう) / 仮面ライダー電王 演 / 声 - 佐藤健(テレビシリーズ - 『さらば電王』)、老年姿 - 浅井忠雄(『さらば電王』) 本作品の主人公。1988年12月26日生まれの18歳→19歳。一人称は「僕」。特異点の特性をハナに認められ、仮面ライダー電王となる。電王になって戦う際はプラットとライナーフォーム以外では憑依するイマジンに負うところが大きく、良太郎本人の身体能力の低さや打たれ弱さもあって「史上最弱の仮面ライダー」と言って差し支えないが、個々のイマジンの能力を応用した総合力は引けを取らない。劇中最多のイマジンの憑依を受けており、メインのイマジン4人に加えてジーク、デネブ、ゴーストイマジンの計7体に憑依された。憑依されると、その都度性格が七変化する。 臆病かつ引っ込み思案で揉めごとが嫌いな性格。喧嘩も弱い上に嘘みたいに不運に見舞われやすく、当初は予想外の出来事に遭遇すると度々気絶していた。また中盤以降、常時4体のイマジンに取り憑かれているせいで体力も乏しく、その上、強くなろうと陰でハードトレーニングをしており、戦いが終わるごとにボロボロになる。電王になっても運の悪さだけは相変わらず。 そうした一方で他人の幸せや不幸には人一倍敏感で、自分を犠牲にしてでも「他人を不幸から救いたい」という思いが強い。時に頑固と言われるほど曲げない強い意志を持っており、自分がやると決めたことは何があってもやり抜こうとする。婚約者だった桜井の失踪により愛理が記憶を喪った経緯に関しては、徹底した秘密主義で頑なに口を閉ざしている。また、母性本能をくすぐる性格とどんな相手でも快く受け入れる度量の広さから、周囲の人間やイマジンたちを自然に味方につけている。元々は仲が悪かったイマジンたちも良太郎を中心に結束することでチームワークを発揮する。当初は低かった戦闘技術も、モモタロスとの特訓や実戦を重ねることで向上し、テレビシリーズ後半と『さらば電王』ではライナーフォームに変身して単独でもある程度戦えるようになった。 イマジンたちに大不評のクライマックスフォームをかっこいいと言ったり、身体が小さくなったハナに「コハナ」、ライナーフォームの必殺技に「電車斬り」と命名するなど、デザインやネーミングのセンスはかなり悪いが、本人には自覚がなく、味覚オンチの愛理と同様にかなり天然。また夢遊病癖がある。 両親は物心つく前に他界し、幼いころは祖母の家で育てられた。愛理が記憶を喪失したころ、通っていた高校を中退し現在は彼女の経営する「ミルクディッパー」でアルバイトをしており、愛理目当ての客たちからも弟のような扱いを受けている。移動の際は主に自転車を使用する。 当初は、独りよがりで身勝手かつ態度も大きい侑斗を嫌っており、姉に対しても容赦のない侑斗を桜井本人と認めたがらなかった。だが、オーナーの推測を聞いたり、「星に興味がない」と言いながら天文学に異常に精通し、姉と桜井の思い出の場所である希望ヶ丘を知っていたことなどから同一人物と認めるようになる。 カイとイマジンの最終決戦後は、パスをオーナーに返却し、普通の生活を送るようになった。 『平成ジェネレーションズ FOREVER』ではウラタロスに憑依された状態で登場。ロッドフォームから変身解除し、アナザー電王の変身が解けた久永アタルを助け起こした。そして「ライダーは虚構の存在」と悩むアタルにアドバイスを送り、ソウゴたちとともに元の場所に送り返した。その際、自らを「愛と正義のタイムパトロール」と名乗った。良太郎としての台詞はなかったが、モモタロスに語りかけられた際はウラタロスの憑依が解けてモモタロスに微笑みかけた。M良太郎 モモタロスが憑依した状態。赤いメッシュが入った逆立った髪と赤い瞳を持ち、上半身が筋肉質である。良太郎に絡んできた不良を倒すためにとり憑くことがお約束で、翌日は筋肉痛や打ち身になっている。鉄の棒で地面のコンクリートを破壊するなど、人間離れした体力を発揮する。良太郎の意識が覚醒している間は、憑依しても彼の意志に沿わない行動は取れない。 U良太郎 ウラタロスが憑依した状態。青いメッシュの入った七三分けの髪と青い瞳を持ち、黒いセルフレームの眼鏡をかけている。口の上手さでイマジンと契約した人間から契約の内容を探る際などに重宝されるが、誰かと関わって面倒なことが起きると適当な嘘をついて誤魔化し、他人の財布も奪ってしまう狡猾さも併せ持つ。良太郎の意思に逆らえないが、良太郎の意識が無いときは女性を口説いていることが多いらしく、実際に多くのガールフレンドがいる。夜な夜な遊び呆けているため、寝不足になる。『平成ジェネレーションズ FOREVER』ではこの姿で常磐ソウゴたちの前に現れた。 K良太郎 キンタロスが憑依した状態。金色のメッシュが入った長髪を後ろに束ねた髪と金色の瞳を持ち、服装も黄色と黒の縞模様の着流しを好む。身体能力もキンタロス並みに強化されるため、体当たりで建物の壁をぶち抜いたり、バスに追いつくようなスピードで走ることも出来るが、翌日は筋肉痛になる。キンタロス同様、一度眠ると何をしても起きない。良太郎の意識がはっきりしている時は逆らえない。 R良太郎 リュウタロスが憑依した状態。顔の左半分を覆う紫色のメッシュが入ったウェーブヘアーと紫色の瞳を持ち、紫の染みがついた茶色のキャップを被り首にヘッドホンをかけている。歩き方は常にDJ風スタイルでステップを踏みながら軽やかに闊歩するような陽気なものに変化する。遭遇した人間たちに指先を鳴らして洗脳して一緒にブレイクダンスなどを踊る「リュウタロスダンサーズ」として引き連れ、利用することがある。良太郎の意識がはっきりしている時でも、彼の制止を振り切ることができ、モモタロスらと違い簡単には追い出せない。 良太郎が少年の姿になってからは1度もリュウタロスに憑依されたことがない。 W良太郎 ジークが憑依した状態。白色のメッシュが入ったコーンロウに白色の瞳になる。また、首元にはフェザーを飾りつけた羽根ストールを装うこともある。 ジークの綴りは「Sieg」であるため、本来なら「S良太郎」だが、ドイツ語読みは馴染みがないため、W(ウイング)となっている。 R良太郎同様、良太郎が少年の姿になってからは1度も憑依されたことがない。 D良太郎 侑斗のいないパラレルワールドで、デネブが憑依した状態。姿はD侑斗と同様。普段のデネブの侑斗への態度と同様に心配性で世話焼きであり、良太郎の不運体質を心配して開運グッズを買い漁るなどしている。この状態では変身した場合、『特撮ニュータイプ』2008年1月号(角川書店)では「電王ベガフォ-ム」になるのではないかと推測している[要文献特定詳細情報]。 G良太郎(A良太郎) ゴーストイマジンが憑依した状態。髪と瞳の色が金色になり、一部の髪の毛がメッシュが入ったようにゴーストイマジンを模したような緑色になる。良太郎はゴーストイマジンをその憑依力の強さから簡単に追い出すことはできなかった。表記が2パターン存在し、G(ゴースト)良太郎は『さらば電王』ディレクターズカット版のDATA FILEおよび『週刊 仮面ライダー オフィシャルデータファイル』[要文献特定詳細情報]における表記、A良太郎は『さらば電王』劇場公開時における表記である。 少年姿の良太郎 / 仮面ライダーミニ電王 演 - 溝口琢矢 『俺、誕生!』では、2000年時点での10歳の良太郎。青年姿の2007年の良太郎と区別するため、ハナによって「小太郎」(小さい良太郎)と命名された。興味本位で良太郎一行とともにゼロライナーに乗り牙王たちを追う。2007年の良太郎よりもしっかりしており、危機に陥った際にはモモタロスの憑依および仮面ライダーミニ電王 ソードフォームへの変身を許諾するなど、勇敢な一面も持つ。 『ディケイド』以降の作品では、時間の歪みによってコハナのように12歳の少年姿になってしまった現在の良太郎。ただし精神や記憶はそのままであったため、ミニ電王ではなく通常の電王に変身した。『ディケイド』テレビシリーズの電王編では幸太郎と共に別行動をしていたことから顔を合わせなかった光写真館一行とは『超・電王』で初めて顔を合わせた。ディケイドこと士との絡みは僅かではあったものの、オニ一族との決戦では、互いに声を掛け合った。オニ一族との戦いを終えて、時間の歪みが正されても、青年の姿に戻ることはなかった。『超・電王トリロジー』でも少年の姿のままだったが、時空の歪みにより歴史そのものが変わってしまったためかコハナとは違い三浦、尾崎は小さくなったことを気にしていない模様。また、『EPISODE RED』ではミルクディッパーのリニューアルオープン準備中にダンボールの山の下敷きになる、『EPISODE BLUE』ではウラタザオを上手く扱えない幸太郎 / 仮面ライダーNEW電王から流れ弾を食らう、『EPISODE YELLOW』では海東大樹に愛用のマグカップを盗まれるなど不運さも相変わらずだった。幸太郎の「運が『最悪ゾーン』になる時期」について共感し、コハナから「やっぱりおじいちゃんと孫ね」と言われていた。 『超・電王』ではK良太郎になってゲルニュートを突っ張りで吹っ飛ばし、M良太郎から電王に変身した。『EPISODE RED』では腰痛のモモタロスに代わってウラタロスを憑依させ、U良太郎になった。『EPISODE BLUE』では冒頭のマンティスイマジン戦で負傷したが、幸太郎 / NEW電王を助けるために怪我をおして出撃した。劇中では、この姿になって以降、ライナーフォームには変身していない。 ハナ 演 - 白鳥百合子 19歳。消滅した未来の時間での特異点。デンライナーのオーナーと契約してイマジンを追っている。2007年に落としたパスを拾った良太郎が特異点だと気づき、電王に変身させる。本来は未来の時間で暮らしていたが、カイやイマジンらの2007年への介入により過去の時間が消滅して居場所を失ったため、イマジンを強く憎んでいる。それはモモタロスらに対しても当初は同様だったが、次第に共に戦ううちに大切な仲間と認めるようになる。 負けず嫌いかつ勇敢であり、良太郎を守ることが自分の役割と認識している。イマジンに対しても怯むことがなく、素手での格闘能力も極めて高い。判断力も鋭く、良太郎の体調を常に気づかうなど内面は繊細で心優しい。しかし、気が強く口調もキツい上、物陰とはいえ良太郎の横で突然着替えるなど、「女の子」としてはガサツな面もあり、自覚なく相手を怖がらせてしまうことには悩んでいる。ナオミのコーヒーは苦手で、「ミルクディッパー」の愛理の淹れたコーヒーがお気に入り。お化けが苦手である。 実は桜井と愛理の間に将来生まれるはずだった子供(良太郎から見て姪に当たる)で、本物の分岐点の鍵である。そのため桜井がカイに敗れて一度崩壊した時間が修復される際、桜井、愛理、良太郎がゼロノスカードの力で彼女が生まれた記憶を失くすことにより世界からはじき出されて存在を隠されていた。つまり、実際には彼女の時間は消滅しておらず、彼女の方が世界から消えていたことになる。 『イマジンあにめ』ではシルエットのみの登場。コハナ 演 - 松元環季 物語中盤で本来属していた時間が復活し始めた影響で、新たな路線が出現した干渉を受けて生じた時空の歪みによって思考はそのままに外見のみが幼児化した姿。命名は良太郎。愛理たちにはハナの妹で通っている。性格・記憶は全く変わっていない。ゆえに子ども扱いされることを非常に嫌うが、身長が低くなったことをイマジンたちにからかわれることに悩んでいる。しかし、戦闘能力に関しては成人の時以上である。 小さくなった原因について、オーナーはハナが本来居るべき未来の時間が復活した可能性があるからと推測したが、本当の原因は存在そのものが隠されたことで出生の時間にズレが生じたため。真相を知ったカイやイマジン軍団に狙われる。士からは「(ハナ)マル子」と呼ばれた。髪型はハナ同様ロングヘアーであるが、『さらば電王』、『ディケイド』、『超・電王』ではショートヘアーになっていた。 前述の通り、テレビシリーズの終盤で桜井侑斗と愛理の娘(良太郎の姪)であることが発覚したが、その後も変わらず「侑斗」「愛理さん」「良太郎」と呼んでおり、『EPISODE RED』では「(侑斗と愛理が親であるという)実感がわかない」と話している。 ナオミ 演 - 秋山莉奈 オーナーに雇われ、デンライナーでアルバイトをしている客室乗務員。主に食堂車勤務だが、車内アナウンスなども務める。奇抜な格好をしており、両腕と両足首には大量の腕時計を装い、髪は1束だけ濃いピンク色のメッシュが施されている。天真爛漫かつ能天気な性格で、デンライナー内でのイマジンたちの騒動を楽しみ、必要以上に煽ることもある。「〜しまーす」、「〜ですよぅ」など、ぶりっ子口調が特徴。しかも、自分に都合の悪いことは無関係を装ってしれっと誤魔化すなど、面の皮が厚くしたたかな一面もある。 ハナとは仲が良く、良太郎やその憑依イマジンを「ちゃん」づけで呼ぶ。料理は得意なようだが、独創的なフレーバーを加えた極彩色のコーヒーを乗客によく勧める。コーヒーは乗員には不評だがイマジンには好評を博しており、それぞれに合わせた専用の物がある。中には飲むと口調が変貌するなど、得体の知れないものもある。料理の材料の買い出しやハナたちの手伝いなどでデンライナーの外へも自由に外出することがある。 最終決戦では、オーナー不在のデンライナーを使い、過去に残っていたウラタロスとキンタロスを連れ戻し、さらに「たまたまいた」という理由でジークまで連れてきていた。 オーナー 演 - 石丸謙二郎 デンライナーの全権を司るオーナー。ハナがイマジン討伐のために契約している、素性や目的などは一切不明の壮年の男性。普段は特別車両に乗り込んでいるが、しばしばデンライナーの食堂車に現れる。デンライナーや時の運行、分岐点などの詳細を知る人物は彼と駅長のみだが、後述の「チャーハン対決」にしか興味がないということもあり、そのことを他人に漏らすことはなく、電王にもイマジンにも与しない。時間の干渉は受けない。一人称は「私」。 常に無表情ながら飄々としており、良太郎たちにもおどけた態度で接するが、時の運行を乱す者やデンライナーのルールに反する者に対しては一転して断固たる態度を取って厳しい表情を見せ、「乗車拒否」などの強力な権限を行使する。しかし、時間に影響を与えなければ粋な計らいを見せることもある。ゼロライナーのことは最初から知っていたようで、終盤ではモモタロスたちの行く先を知っていたような発言をしたほか、『ディケイド』ではディケイドや他の「A.R.WORLD」を知っているようなセリフがある。 戦うことはないが、デンライナーと併走する、リュウタロスやカイのように指を鳴らすことで軽い暗示をかける、チャーハンの旗(爪楊枝)1本でキンタロスでも破れなかった牙王の檻を破壊する(『俺、誕生!』)、デンガッシャー・ガンモードでモモタロスたちも含めたデンライナー署内の暴徒を全員鎮圧する(『クライマックス刑事』)、マシンデンバードの代わりに自転車をこいでNEWデンライナーを動かす(『さらば電王』)、デンライナーの隅から門矢士のカメラの被写体に瞬間移動する(『ディケイド』)、お玉で時間警察の巡査たちを倒す(『EPISODE YELLOW』)など人間離れした行動を見せる。 好物はナオミが作る料理(特にチャーハン)で、それらに立てた旗を倒さないように食べることを美学とする。ターミナルの駅長とは、大盛りのチャーハンに立てた旗を倒さないように一口ずつ交互に食べる「チャーハン対決」のゲームの長年のライバルであり、闘志を燃やしている。 『超・電王トリロジー』では、『EPISODE RED』でデンライナー車内を細かく採寸する、『EPISODE BLUE』で新たにテディ(アレクサンドロビッチ)と契約して新しく購入したスプーンやお玉を磨かせるといった怪しい行動を見せていたが、『EPISODE YELLOW』終盤にて、実はそれらが中華鍋山盛りのチャーハンをお玉ですくってゴルフの要領で飛ばし旗を立てる距離を競う、駅長との「新たなる戦い」の準備だったことが判明した。 桜井 侑斗(さくらい ゆうと) / 仮面ライダーゼロノス 演 / 声 - 中村優一 愛理の婚約者と同姓同名の少年。一人称は「俺」。良太郎が外套の男と接触したことにより劇中に姿を見せる。ある人物からゼロライナーを預かり、契約したイマジンのデネブと共に時の運行を守る使命を担う。劇中では愛理以外は彼を「侑斗」と、愛理の婚約者である方を「桜井(さん)」と区別して呼称しており、本記事でもそれに従う。 その正体は19歳当時の桜井侑斗。現代の桜井がデネブと「過去の自分と共にイマジンと戦う」という契約を交わして侑斗にゼロノスカードを授け、分岐点の鍵である愛理をイマジンから守る使命を与えられた。 桜井同様に星の知識が豊富。デネブに対しては普段のクールぶりが一転し、子供のように我が侭に振る舞う。また、自分の意思に反する行動をとる度にきつく当たるが、実際はゼロノスとして戦うことで周りから忘れられていく中でも、傍にいた彼のことをとても大切に思っている。良太郎を「野上」と苗字で呼ぶ数少ない主要人物でもある。 ゼロノスへの変身回数に制限があるため、戦闘を良太郎に任せることが多い。シイタケとコーヒーが苦手で、愛理のコーヒーも砂糖を多量に加えて凌ぐ。特異点ではないが、ゼロノスカードの力でイマジンに憑依されても肉体を完全に支配されることは基本的になく、イマジンやその契約者の気配を察知する力などもある。イマジンと戦う中で愛理のことを次第に大切に想うようになり、使命とは関係なく彼女を守りたいと考えるようになる。 『クライマックス刑事』や『映画さらば電王』では、基本的に良太郎たちとは別行動(後者は負傷による離脱)をとるがいずれも終盤で合流する。『超・電王』では時間の歪みの影響で消滅してしまっていたが事件の解決後には復活しており、さらに物語の中で彼の過去も明らかになった。 『スーパーヒーロー大戦GP』では、主演格のライダーの1人として登場。黒井 響一郎 / 仮面ライダー3号の行動に疑念を抱き監視していたが、ギャレンに裏切られた時は、3号に諭されて彼を見逃した。最終決戦ではデネブと合流し、3号や他の仮面ライダーと共にショッカーの怪人たち(怪人軍団)と戦った。「歴史改変マシン」の効果が無効になり、3号が消滅する際は進ノ介たちと共に3号に別れを告げた。歴史が修復された後は、デネブが自分の苦手なシイタケを買ってきたことでデネブを叱った。 後日談の『仮面ライダー4号』でも、乾巧や進ノ介と一緒に「正義の仮面ライダー」として再びショッカーに立ち向かう。D侑斗 デネブが憑依した状態で、牛若丸のイメージ。ライトグリーンのメッシュが入った長髪とライトグリーンの瞳を持つ。D侑斗になるとデネブが侑斗の態度について謝罪したり、「桜井侑斗」として勝手に親切なことや人助けをするなど、侑斗本人の思いとは全く別の行動をとるため、大抵すぐに締め出される。それゆえ基本的には食材の買い出しなど、生活能力を要求される場面以外ではD侑斗にならない。 U侑斗 ウラタロスが憑依した状態。U良太郎と同じく青いメッシュの入った七三分けの髪と青い瞳を持ち、眼鏡をかけている。『クライマックス刑事』でセーラに近づき、彼女が持っている拳銃を奪い取ろうとした。 野上 幸太郎(のがみ こうたろう) / 仮面ライダーNEW電王 演 / 声 - 桜田通 映画『さらば電王』より登場。未来の良太郎の孫。16歳。もう1人の電王=NEW電王に変身し、良太郎たちを助けるために度々未来からやって来る。『さらば電王』時点で16歳。一人称は「俺」。良太郎、ハナ(コハナ)と同じ特異点。 良太郎と違い生意気で口が悪く、戦闘技術・身体能力も高いが、運の悪さとやろうとしたことはやり遂げるという頑固なまでの意思の強さは良太郎譲りであり、「運が『最悪ゾーン』になる時期」に関して良太郎に共感している。そのため、自分の父(未来で言うと良太郎の息子もしくは娘婿)から頻繁に良太郎と比較され、「じいちゃんは強かった(運の悪さを言い訳にしなかった)のだから、お前もそうなれ」と発破をかけられていた。加えて、良太郎に名付けられた「幸太郎」という名前も現代でいう「田吾作」並みにセンスがなく、自己紹介の度に辛い思いをしていたため、それらが元で良太郎に恨みを持っていた。そのため、最初こそ祖父である良太郎と自分は違うと半ば強がる形でアピールしており、自身の強さを過信していた。しかし、それゆえに死郎に敗北を喫したことやモモタロスたちと行動を共にするうちにその心境にも変化が現れ、良太郎のことも認めるようになった。 『超・電王』シリーズからは良太郎たちに全幅の信頼を置いており、ゴルドラに敗れ人質になった際も良太郎たちを信頼し、マンティスイマジンとの戦闘で怪我を負った良太郎の心配をした。『超・電王』では『ディケイド』テレビシリーズの電王編では良太郎と共に別行動をしていたことから顔を合わせなかった光写真館一行とは『超・電王』で初めて顔を合わせた。ディケイドこと士のことも知っており、彼に悪態をついた。 『レッツゴー仮面ライダー』では良太郎に代わって"仮面ライダー電王"を名乗り、もう一人の主人公として描かれた。また、電王シリーズでは初めて自身を「仮面ライダー」と呼称した人物でもある。同作品では金髪になっているが、未来での流行によるものとなっている。当初は学生服が衣装という案もあったが、良い感じに決まらなかったため、断念した。 M幸太郎 モモタロスが憑依した状態。『レッツゴー仮面ライダー』において、ショッカーによる処刑を脱した後、この状態になった。 U幸太郎 ウラタロスが憑依した状態。『さらば電王』において、象についての情報を集めると称し町娘をナンパした。 K幸太郎 キンタロスが憑依した状態。『EPISODE BLUE』において、自らの運の悪さで気絶した幸太郎に憑依し、マンティスイマジンを追撃した。 R幸太郎 リュウタロスが憑依した状態。『EPISODE BLUE』において、上原家の玄関でブレイクダンスをしたり、二人の美来が作った手料理を審査した。
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