オニ一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:12 UTC 版)
「THE MOMOTAROH」の記事における「オニ一族」の解説
日本各地に伝承の残る「鬼」達の末裔もしくはその当人。桃太郎およびその子孫を宿敵とする。実は「鬼」の正体はかつて日本に流れ着いた北方系の海賊や船員たちである。 鬼ヶ島ブラザーズ(バカオニ兄弟) かつて桃太郎に成敗された「鬼」の子孫である3兄弟。当人達は「鬼ヶ島ブラザーズ」と名乗るが通称「バカオニ兄弟」。アカオニ・トム 本名トーマス・オニデスキー、身長185cm/体重140kg。10月5日生(31歳)O型。 全米で五指に入るプロレスラーで、バカオニ兄弟の長男。先祖の敵打ちのため、モモタロウへの復讐を狙っている。得意技は鬼の金棒を思わせる「怒涛のトムさんラリアット」。モモタロウに挑戦するも敗れ、その後も復讐のために日本にとどまり続けフリーターとして生計を立てていた。性格は単純かつ粗暴だがどこか間が抜けており、憎めない悪役キャラクター。作者も最も好きなキャラクターの一人と語っている。一時は出番の少なさに死亡説まで流れたという。後にイワン・シュテンドルフと出会い、「強者のエキス」を与えられてパワーアップし、再びモモタロウに挑むため、アースクラッシュ・トーナメントに参戦する。シュテンドルフに強者のエキスを与えられた時は巨大な岩をも砕くパワーを見せ、まりんとの試合でもウラシマ渦潮落としをリバーススープレックスで返すなど、散々まりんを苦しめた。シュテンドルフを「社長」と呼び、セコンドに付いた際はシュテンドルフを馬鹿にした発言も多かったが、その死には涙するなど、彼のことを慕っていたようである。 アオオニ・マイク バカオニ兄弟の次男。レスラーとしての格闘能力は兄弟中で最も弱いが、パワー一辺倒の兄に比べて頭を使った戦いを得意とする。アルバイト時には地味に黙々と働き続けるなど、生活作業では最も有能である。アースクラッシュ・トーナメントでは兄と同じく「強者のエキス」によるパワーアップを果たすが、決勝進出をかけたアーチェリー・ウィリアムスとの対戦で瞬殺され、予選にて敗退。KOされた際には「地味なキャラクターが災いして予選で敗退した」とアナウンスされ、トムに「バカか」となじられた。その後はモモタロウの情報偵察等で姿を見せ、牛バカ率いる百鬼夜行の餌食にされるなどした。モモタロウの隠し玉であったストライクスリーを使わせるために、徳利を使うようにシュテンドルフに進言するなど、悪知恵が働く。 クロオニ・ジョニー バカオニ兄弟の三男。元ボクシングのヘビー級世界ランカーであり、マイク・タイソンに挑戦するが、逃げられてしまい、長兄トムの勧めによりレスラーに転向した。 空気をも切り裂く「サンダー・ブロウ」の使い手であり、兄弟の中では実力が高く、シュテンドルフからも高く買われていた。性格はノリが良いお調子者で、他者を見下す傾向があるため、それまで登場していた敵役たち(兄2人やウラシマ・まりんなどといった)は愛嬌あるユーモアス的な敵として描かれたのに対し、作内初の典型的な悪役キャラクターとして描かれている。2人の兄のことは完全にナメていて、また弱い者イジメが好きで、牛バカをさんざんからかっていた。決勝戦のリング外で、自分と牛バカのケンカに割って入った影幻にパンチを「こわいぐらいおそい。ハナシにならん」とコケにされたうえ、モーター・シティー・ドライヴもあっさりかわされ、月の輪蹴りで簡単に負けてしまった。日本滞在時は生活費のために兄2人とアルバイトをしていた。 アース・クラッシュ・トーナメントでは、強者のエキスを与えられたうえでベンケーと戦い、サンダー・ブロウで散々苦しめるが、牛バカの助力(牛バカの作った折り鶴をベンケーが首に掛けていたことで、サンダー・ブロウの風圧で煽られ軌道を読まれた)により敗北する。得意技はサンダー・ブロウ、モーター・シティ・ドライヴ、ゴー・トゥー・ヘヴンなど。 デトロイト・ホラーと名づけた大型バイクを常に乗り回し、会場の中ですら爆走していた。過去に九十八回の駐車違反とたった一回の信号無視をした男で仲間内で「ジョニー99(ナインティナイン)」と呼ばれていると自称する(このエピソードは作者が大ファンのブルース・スプリングスティーンの楽曲『ジョニー99』の歌詞のパロディー)。 イワン・シュテンドルフ 1000年以上を生きたと言われる巨体の妖術使い。ロシア出身。3m近い巨漢であり、様々な「妖術」を使う。 その正体は1000年前の昔、日本に流れ着いた北方系の船長であったが、源頼光の陰謀で凶暴な鬼の「酒呑童子」として仕立て上げられ、部下を殺される。以来、日本人に復讐を誓い、660年前の女木島では鬼王「温羅」としてご先祖ちゃんと戦った末に住処を追われた(バカオニ兄弟は当時の部下の子孫という事になる)。「強者のエキス」という、妖術によって作られた徳利に満たされた酒に強者を文字通り漬け込んでその生命力を奪い、それを呑むことで長い年月を生き続けている。 アースクラッシュ・トーナメントに「二代目モモタロウ」が出場することを知り、復讐を挑むために同大会に参加する。その巨体から繰り出されるパワーは予選ではドクター・フランケン、カラムーチョ・ロドリゲス、ベトコン・エースのレスラー3人を纏めてなぎ倒し、七尺兄弟、キンタロウ、まりんといった強者たちですら敵わず、モモタロウも辛うじて勝ったと言わざるをえない試合内容だった。またレスラーではないため、試合中に使う技も妖術の他は、力任せになぎ払ったり投げ飛ばしたりといった物が多い。 モモタロウとの試合の直後にご先祖ちゃんから「貴方にしたことを反省して、神社にもきちんと丑寅の方角に貴方の像が奉られている」と言うことを教えられ、長年に渡る恩讐を解く。その後一度は祖国へ帰るが、妖術でモモタロウの身に迫った危険を感じ取り、モモタロウを助けるために再来日。モモタロウを救うためにヤマトタケルと闘って致命傷を負い、最期はかつて戦った初代「桃太郎」であるご先祖ちゃんに看取られて逝った(改心して「強者のエキス」を断っていたため、戦死せずとも近く寿命が尽きる運命だった)。作中ではっきり死亡した描写があるのは彼だけである。フィニッシュ・ホールドはコサック・キック、アトミック・ラシアン・クロー(対キンタロウ戦では応用技である「ストマック・ラシアン・クロー」を披露)、アトミック・バスター・クロー。妖術は、酔死体、神鬼楼地獄絵図、鬼門砲、百鬼魔道弾など。
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オニ一族
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「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」の記事における「オニ一族」の解説
本来の歴史では室町時代に退治されたはずの鬼の一味で、本作品における敵組織。 大地震で過去と現在が一時的に時間の穴によって繋がったことを利用し、「自分たちが退治されていない歴史」に改変しようと企む。デネブによると、変身能力も時間の歪みの影響らしい。 クチヒコ / ゴルドラ オニ一族の長でミミヒコの兄。室町時代(1502年5月13日)から未来にいるミミヒコに指示を出し、鬼退治の伝説を書き換えようと企む。冷酷極まりない性格だが兄弟愛は深い。人間態では炸裂する飛苦無を武器にしている。 冷静沈着かつ、知略に長けているが、モモタロスたちの作戦に全然気付かずに簡単に騙されたりと、どこか間の抜けた部分もある。最終決戦では鬼の戦艦に乗り込んだが、デンライナーの特攻で戦艦を破壊されてしまう。最期は電王 ソードフォームのデンライダーキック(俺の超必殺技)を受けて変身解除された後、戦艦の操縦席を巻き込み爆死した。 ミミヒコ / シルバラ クチヒコの弟。大地震によってできた時間の歪みを利用して1980年代の世界へとやってきた。兄とは対照的に乱暴者。ゲルニュートが二人がかりでも持てないほど重たい純銀の金棒を軽々と振り回して武器に使う怪力の持ち主で、相手を潰した時の音を聞くことを好む。ただし弱者とみなした相手には興味を示さない。兄同様冷酷極まりない性格だが、頭脳派である兄を「兄ちゃん」と呼び、尊敬している。 最終決戦時にてNEW電王 ベガフォームのブランディッシュダイブと電王 超クライマックスフォームの超ボイスターズキックの連続攻撃に敗れ、ゴルドラの腕の中で消滅した。最後に言い放った台詞「あばよ」は、演じる柳沢の決め台詞からきており、シルバラのスーツアクターを務めた伊藤がアドリブで付けた動きに、柳沢がアフレコしたものである。 本作品に初登場する電王の最強形態。モモタロスたちにジークを加えた5体のイマジンのオーラを一挙にフリーエネルギーに変換して変身するクライマックスフォームの強化形態。ウイングフォームからクライマックスフォームに変身する際、ジークが憑依を解除しなかったことで誕生した。 クライマックスフォームの背部にウイングフォームの電仮面のように羽根を拡げた白鳥をイメージした翼が、両目の間のOシグナルにウイングフォームを表す白いWのアイコンがそれぞれ追加されている。ジークの意識が表面化する際には電仮面のある背中を向けて話し出す。 クライマックスフォームにウイングフォームの機動力が追加され、背面の電仮面から巨大なフリーエネルギーの翼を出現させることで飛行能力を新たに獲得した。これにより、全フォームで唯一空中戦が可能。なお、ただでさえ窮屈なクライマックスフォームであるにもかかわらず、5体ものイマジンが憑依しているためクライマックスフォーム以上の窮屈さとなってしまい、ウラタロスはキンタロスに対して「押さないで」と騒いでおり、モモタロスもジークの「苦しゅうない」の言葉に「苦しいんだよ!」とキレている。 劇中では武器を使用せず、モモタロスが主導権の影響か、チンピラのようなパンチとキックで戦っていたが、ゲームや一部の作品では、デンガッシャー ソードモードで使用している。 デザインスケッチ画はなく、バランス重視のために直接スーツの写真に翼を描き足している。当初から「ジークが背中に張り付く」「前から見た時に羽根が申し訳程度に見える」というオーダーがあったという。ただし、専用武装やパンチ・キックモード、カードなどのデザインは描かれていない。このほかにもウイングフォームの顔がそのまま張り付いたものやもっとさりげなく小さいものが描かれていた。 スーツはクライマックスフォームの色替え・改造で、穴を背中に開けて、そこにベルクロのテープを通してウイングフォームの羽根を固定させている。 必殺技 超ボイスターズキック デンオウベルトにライダーパスをセタッチすることで、「Full Charge」の電子音声と共に発動。 フリーエネルギーによって背面のウイングフォームの電仮面が展開した羽根で空中高く飛行して、上空から右脚の飛び蹴りを放つ。破壊力は50t。 通常のクライマックフォームのように電仮面を右足に集中させたキックモードに変化していない。 その他の登場作品 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』 『仮面ライダーディケイド 完結編』におけるスーパーショッカーとの決戦に駆け付けた電王が、ドラスとの戦いにおいて、仮面ライダーディケイドの新形態、最強コンプリートフォームによる能力解放を通じて、ケータロスなしでソードフォームから直接変身。 通常のコンプリートフォームに登録されているライナーフォームに代わって、電王の新たな最強フォームとして登場した。ディケイドのケータッチによる音声は「Super Climax(スーパークライマックス)」と呼称されている。 この時の電王はモモタロスが単体で変身したと思われており、ディケイドによって姿と能力を再現されただけで、良太郎や他のイマジンの人格は有していない可能性がある。 デンガッシャー ソードモードを装備して、他のライダーとの同時攻撃において、オーラソードを虹色の光を纏わせた必殺技を使用し、仮面ライダーキバーラとの連携攻撃を見せた。 『小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』 テレビシリーズとは異なる世界観を描く小説作品で、良太郎の台詞のみ登場。通常のクライマックフォームが「てんこ盛り」と呼ばれているのと同様、「超てんこ盛り」と呼称されている。
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