仮面ライダー電王
仮面ライダー電王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 12:29 UTC 版)
デンライナーでダンボールの世界にたまたま通りすがった電王。ダンボールだがオリジナルの電王であり、ダン王を手助けする。
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仮面ライダー電王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:32 UTC 版)
「仮面ライダークウガ (キャラクター)」の記事における「仮面ライダー電王」の解説
『仮面ライダー電王』の主役ライダー。『仮面ライダーディケイド』の「電王の世界」では、小野寺ユウスケが一時的にこの仮面ライダーに変身したこともある。
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仮面ライダー電王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/26 09:41 UTC 版)
「仮面ライダー (仮面ライダー電王シリーズ)」の記事における「仮面ライダー電王」の解説
野上良太郎がデンオウベルトとライダーパスを使用して変身する仮面ライダー。彼に憑依するイマジンも実体化によって自分のオーラをフリーエネルギーに変換したフォームに変身可能。複数のライダーパスがあれば同時変身も可能。イマジンが憑依した(もしくは直接変身した)各フォームはそれぞれのイマジンの決め台詞を言う。 テレビシリーズ第1話でのハナの発言から特異点であることが変身可能な条件であると思われる。しかし実体化したイマジンも変身でき、『ディケイド』の「電王の世界」では変身者である良太郎がデンライナーと別行動していて、単体で変身可能なはずのモモタロスたちも世界の崩壊の影響で実体化できなくなったため、他の人間に憑依して変身していた。劇中では士とユウスケ(共にソードフォーム)・夏海(ロッド・アックス・ガンフォームの3形態)といった『ディケイド』のレギュラーたちが変身していた。 公式サイトや『俺、誕生!』のDVDの字幕、台本などでは「憑依するイマジンのイニシャル+電王」(例えばモモタロスが憑依したソードフォームは「M電王」)として区別されるが、ジークが憑依したウイングフォームのみ「W電王」と呼称される。 フォーム プラットフォーム 電王の素体形態。基本カラーは黒だが、ウイング・クライマックス・ライナー・超クライマックスフォームに変身する場合はそれぞれに対応して外見が変化する。フォームスイッチを押さずに良太郎が単独変身した場合や各フォームからイマジンが離れた場合にはこのフォームとなる。またイマジン達との“繋がり”が悪くなると出力されるフリーエネルギーが少なくなり、ライナーフォーム以外にはフォームチェンジ出来なくなる。 基礎体力は生身より上昇しており、デンガッシャーも使用可能だが、スペックの数値的には弱い部類に入り、劇中ではあっさり負けてしまうことが多い。また、この形態でイマジンが自分の判断で憑依しても直接各フォームに変身することはないが、モモタロスやリュウタロスが憑依した際はこの形態でも敵イマジンの攻撃を軽くあしらう強さを見せていた。 基本的に電王への変身はこのフォームを介してオーラアーマーの装着が行われるが、各イマジンが単独で変身する場合はプラットフォームを経ずに直接各フォームに変身する(ネガタロスが変身するネガ電王は除く)。またTVシリーズ終盤や劇場版ではイマジンが憑依した際に自動的にオーラアーマーが分離してフォームチェンジすることもある。 ソード・ロッド・アックス・ガンの各フォームのオーラアーマーは同一のパーツが前後入れ替わり、可変などしてこの形態に装着される。 良太郎の「弱さ」を表現するために、白倉伸一郎プロデューサーの提案で撮影直前に急遽デザインされた物だが、結果的に物語中で非常に重要な役割を幾度も演じることとなった。 ソードフォーム モモタロスのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する電王の基本形態。基本カラーは赤。電仮面は桃のレリーフが顔のデンレールを伝わって眼前に収まり、中央から割れた状態で固定され、葉の部分はチークガードのように移動する。 常に正面から敵に挑み、素早さと手数の多さで圧倒する戦闘スタイルが特徴で、デンガッシャー・ソードモードを使用する剣術戦・白兵戦を得意とする。しかしスピードにやや特化していることと武器の特性上、防御力の高い敵や空中から襲ってくる敵が苦手で、モモタロスが泳げないため水中戦も不可能(水中に逃げた敵をデンガッシャー・ソードモードの刃先を飛ばして攻撃することは可能)。上半身のアーマーは桃太郎の裃のイメージで作られている。 ロッドフォーム ウラタロスのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する派生形態。基本カラーは青。電仮面は海亀のようなレリーフが頭頂からデンレールを伝って眼前で固定され、ヒレが逆転して角状のアンテナに可変。甲羅部分が複眼となる。オーラアーマーはソードフォームのパーツを前後逆に着装し、胸部が左右に展開され、ショルダーガードになる。チェスト部分もまた亀甲柄を思わせる。 巧みな話術と足技を絡めたテクニックを駆使して敵を翻弄する戦闘スタイルが特徴で、デンガッシャー・ロッドモードを使用する中距離白兵戦を得意とする。水中・空中にいる敵に対しても優位に戦闘を進めることができ、戦闘を離脱しようとした敵を強制的に引き戻すことも可能。またウラタロスが泳げるため水中戦が可能。 アックスフォーム キンタロスのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する派生形態。基本カラーは金色。電仮面は斧型のレリーフがデンレールを伝い眼前に固定される。外側が左右に展開して「金」の字を象っている。オーラアーマーは単純にソードフォームの前後が入れ替わった状態である。 4フォーム中最もパワー・防御力・パンチ力に優れ、高い防御力を活かして敵の攻撃を受け止めて真っ向から力押しで圧倒する戦闘スタイルが特徴。本条との契約中に空手と間違えて会得した相撲の張り手や突っ張り、デンガッシャー・アックスモードを使用する近接格闘戦を得意とする。 ガンフォーム リュウタロスのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する派生形態。基本カラーは紫。電仮面は龍の顔で、オーラアーマーはソードフォームの装甲が上部に展開した形となる。 4フォーム中最もキック力・スピード・ジャンプ力・機動力に優れ、総合的な戦闘能力は4フォーム中最も高い。4フォーム中唯一遠距離戦ができ、一方的に攻撃して敵に反撃の隙を与えない戦闘スタイルが特徴。ダンスの動きを取り入れた格闘戦やデンガッシャー・ガンモードを使用する銃撃戦を得意とする。しかし武器の特性上接近戦では不利になることもある。 リュウタロスの性格上、周囲の障害物を気にも留めずに銃弾を乱射したり強引に戦闘を仕掛けることが多いため、良太郎が自分の意思でこのフォームに変身することは滅多になく、良太郎自身の意思で変身したのはテレビシリーズ31話と最終話のみと非常に少ない。 ウイングフォーム ジークのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する特殊形態。基本カラーは白と金色。電仮面は水色を基調にした白鳥のような形状で、首を折り畳むように変形して装着される。変形後の電仮面は翼を象った形状で、オーラアーマーも肩が翼状になっている。変身直後に一瞬だけ背中のオーラアーマーが展開した巨大な翼が出現する(『俺、誕生!』のみの描写)。 他の4フォームと異なり、フォームチェンジ完了後は汽笛ではなく白鳥の鳴き声のような音が鳴る。シルエットはソードフォームに酷似しているがオーラスキンは金色、オーラアーマーは白を基調とした色になっており、変身中・フォームチェンジ中に出現するプラットフォームもその色になっている。 全フォーム中最もスピード・ジャンプ力・機動力に優れ、敵の攻撃を避けつつデンガッシャー・ブーメランモード&ハンドアックスモードで重い一撃を叩き込む近接格闘戦を得意とする。しかしジークの性格上油断しやすく、危機を招くこともある。戦闘中は腰の後ろに手を当てていることが多い。 『俺、誕生!』のポスターではガオウと戦う姿が描かれているが、実際は戦闘は行わずに背後から不意打ちを食らってダウンしてしまった。 クライマックスフォーム ケータロスによってモモタロスたち4体のイマジンのオーラを一挙にフリーエネルギーに変換して変身する電王の最強形態の一つ。決め台詞は特にないが、『クライマックス刑事』で「俺達、参上!」と言った。基本カラーは赤。4つの電仮面を各部(ロッドが右肩、アックスが左肩、ガンが胸部)に配したその形状から、劇中では「てんこ盛り」と呼称される。頭部の電仮面はソードフォームから桃の皮が剥けるようなイメージで変形する。その外見から敵に「気持ち悪い」と評されることもある。基本的にプラット・ソードフォームから変身するが、設定上どのフォームからでも変身可能。実際にテレビシリーズ第44話や『クライマックス刑事』ではガンフォームから、『さらば電王』ではM良太郎から直接、『レッツゴー仮面ライダー』ではモモタロスが単独変身したソードフォームから変身している。 各フォームの長所を併せ持ち、4フォーム全てのデンガッシャーと必殺技を使用できるが、基本人格がモモタロスであるため、使用するのはほとんどソードモードである(テレビシリーズ第44話でガンフォームから変身した際には一時的にガンモードを使用した)。また使用する技に応じて全身のデンレールを経由し、ソード以外の電仮面を移動させ、電仮面を左腕に集中させたパンチモードと右足に集中させたキックモードとなる。 良太郎はこのフォームを気に入っているが、イマジンらの方は当初窮屈なため積極的に変身することを嫌っていた。また彼らの心が一つにならなければ変身できないが、全員が同じことを考えてさえいればその内容に制限はない。電仮面部分の痛覚はそれぞれに対応するイマジンが感じるため、モモタロスはほとんど痛みを感じないが、他の3人がいきなり動いた場合などはモモタロスが痛みを感じる。 『さらば電王』で仮面ライダー幽汽 ハイジャックフォームによる攻撃を受けて変身解除されるまでは無敗を誇っている。 『さらば電王』のゴーストイマジンとの戦いにおいて、ロッドとアックスのデンカメンの位置が逆転している。 ライナーフォーム 過去において良太郎に憑依して戦えなくなったモモタロスたちが生み出した、デンカメンソードを使用して強化された良太郎のオーラをフリーエネルギーに変換して変身する電王の最強形態の一つ。基本カラーは赤。電仮面はデンライナーゴウカ、ボディはキングライナーを模している。基本人格は良太郎のままだが、デンカメンソードのモードによって戦闘スタイルが変化する。クライマックスフォーム同様、ベルトにはケータロスが装着されている。 良太郎自身の戦闘能力の低さを補うため、モモタロスたちは基本的にデンライナー食堂車内に特設した4つのブースがある大型回転椅子で待機し、そこからデンカメンソードを介して良太郎と会話してサポートを行う。この椅子の席には優劣が存在しており、進行方向に向かっている席が上座に相当し、デンカメンソードの各モード時、良太郎との会話時には上座にいるイマジンのみが権利を行使できるため、上座の奪い合いも多々行われている。その他の席ではデンカメンソードのモードにも反映されず、良太郎との会話も不可能。なお劇中で上座にいることは、カメラ正面に位置していることがそれを表すという演出が行われている。 デンカメンソードのターンテーブルを回転させ、出現した金色のレール上を滑るように移動しながら後方より出現するオーラライナーと共に突撃する数々の必殺技を持ち、これらは良太郎によって電車斬りと総称される。ソードの各デンカメンモードに連動してモモタロスらの椅子も回転するため、使用後はモモタロスらが酔うこともある。デンカメンソードと椅子の連動は一方通行で、いくらイマジンが椅子を回してもデンカメンモードには反映されず、デンカメンモードの選択権はあくまで電王が持っている。 総合的な戦闘能力ではクライマックスフォームに劣るが、機動力では上回っており、デンカメンソードを使える利点もある。 『さらば電王』ではデンカメンソードを使用せずに変身し、デンガッシャー・ソードモードも使用している。 良太郎が時間の歪みの影響で少年の姿になってからはこの形態に変身していないが、『ウィザード』最終話ではアマダムが奪ったライダーたちの力を取り戻した際にソードフォームからモモタロスの人格のままで変身した。 仮面ライダーミニ電王 モモタロスが少年時代の良太郎に憑依して変身した特殊形態。詳細はこちらを参照。 超クライマックスフォーム モモタロス達にジークを加えた5体のイマジンのオーラを一挙にフリーエネルギーに変換して変身するクライマックスフォームの強化形態。詳細はこちらを参照。 スペック 名称身長体重パンチ力キック力ジャンプ力(ひと跳び)走力(100m)プラットフォーム180cm 80kg 1t 3t 10m 10秒 ソードフォーム190cm 87kg 5t 7t 35m 5.2秒 ロッドフォーム187cm 102kg 4.5t 9t 20m 9秒 アックスフォーム185cm 93kg 8t 5t 30m 7秒 ガンフォーム197cm 98kg 6t 10t 42m 4秒 ウイングフォーム193cm 90kg 4t 8t 50m 3.8秒 クライマックスフォーム190cm 119kg 8t 10t 42m 4秒 ライナーフォーム195cm 94kg 6t 7t 45m 3.5秒 ツール デンオウベルト 電王の変身ベルト。ライダーパスを持つ装着者のチャクラを利用して実体化する。バックル部はICカード専用改札機を象っている。各フォームに対応する4色のスイッチ押すことでフォームを選択し、この時固有の電車のミュージックホーンのような効果音が発生する。この状態からバックル部のターミナルバックルにライダーパスをセタッチ(Set and Touchの略だが劇中で呼ばれたことはない)することでプラットフォーム以外は各フォームの名称の電子音声と共に電王に変身する。変身と同時にベルトの両サイドにデンガッシャーの各パーツをセットするホルダーが装着される。ベルトを外すことで自動的に変身解除される。 ウイングフォームの場合は黒くフォームスイッチが独自の形状に変化し、バックル部分は専用のものになっている。また変身待機音はハープの演奏のような優雅な物である。 パスをターミナルバックルにセタッチすることで、「Full Charge」の電子音声と共にフリーエネルギーをフルチャージして必殺技を発動する。 番外編ではあるが、後の仮面ライダーディケイドのネットムービーにおいてのみ、変身に失敗すると「Error」と発声している。またバックルのマークは本来シングルアームのパンタグラフを模しているが、形がアルファベットの「T」に見えるため同ネットムービーにおいて「Train」「Tokei」「電車の分岐点をイメージしている」などの説が浮上した。 ライダーパス 電王への変身やデンライナーの呼び出しなどに使用するパス。劇中では単に「パス」とだけ呼称される。時刻がぞろ目になる瞬間に任意の扉にかざすことでデンライナーの走る異空間への扉が開かれる。パスやチケット自体は単なる乗車券として複数流通しており、時を越えるために利用する一般人もいる。 リュウタロスを除く良太郎に憑依しているイマジンたちがデンライナーに乗車できるのは、良太郎が所有するライダーパスの共有をオーナーから認められているためである。そのため契約して実体化した場合や良太郎がパスの共有を拒否した場合はそのイマジンは不正乗車となってオーナーから乗車拒否の宣告を下され、時の狭間を永遠に彷徨うことになる。ゼロライナーとも互換性がある。 前述の通りベルトのターミナルバックルにセタッチすることでフリーエネルギーをフルチャージして各フォームの必殺技を発動するが、セタッチ後はパスを放り投げることが多い。この放り投げたパスを探すシーンは『EPISODE YELLOW』で初めて描かれたが、パスを海東大樹に奪われ、さらにデンライナーまで盗まれるという呆気ない事態を招いてしまった。そのためアックスフォームに変身した際はフルチャージ後にパスを放り投げずに腰に閉まっている。 ライダーチケット ライダーパスと共に使用されるチケット。ブランクのチケットを契約者の頭にかざすとイマジンの画像と飛んだ年月日が表示される。ライダーパスにチケットを入れ、デンライナーゴウカに格納されているマシンデンバードにセットすることで、デンライナーを操縦してイマジンの飛んだ過去へ移動できる。この時に車両の先頭部分にチケットに表示された行き先の年月日が表示される。 あり得ない日付が記されたチケットや日付の入っていないチケットをセットされると時の列車は暴走してしまう。片道のチケットは役目を終えると、ゼロノスカードが変身で消費するのと同様に消滅してしまう。 デンガッシャー 電王が携行している万能武器。通常は一番:ソードパーツ・二番:ガンパーツ・三番:アックスパーツ・四番:ロッドパーツの4つのパーツに分離してベルト両サイドのホルダーにセットされているが、状況に応じて連結させ、ソードフォーム専用のソードモード、ロッドフォーム専用のロッドモード、アックスフォーム専用のアックスモード、ガンフォーム専用のガンモード、ウイングフォーム専用のブーメランモードとハンドアックスモードと、各フォームに対応する5つの形態を使い分ける。4つのパーツは近づけるとフリーエネルギーによって自動連結する。オーラアーマーと同様にフォームチェンジに伴い自動的に連結する場合もある。ソードモード ソードフォーム専用の剣形態。刀身部・オーラソードは必殺技発動時にはフリーエネルギーをフルチャージして本体から切り離し、遠隔操作できる。 前述の通りソードフォーム以外のフォームでも使用されている。『ディケイド』15話ではアリゲーターイマジンが奪い取って使用したほか、電王からファイナルフォームライドしたデンオウモモタロスがモモタロスォードとの二刀流を披露した。 ロッドモード ロッドフォーム専用の竿・槍形態。通常は槍のように振るい、先端の刃・ロッドヘッドで敵を突き刺す。持ち手にあるリールを回転させることでオーラの糸・オーララインを伸ばし、巨大な鯨をも吊り上げて捕縛できる。 必殺技発動時にはフリーエネルギーをフルチャージし、亀甲状の網・オーラキャストに変化させることも可能。『EPISODE YELLOW』ではウラタロスがロッドフォームに変身せずに使用した。 アックスモード アックスフォーム専用の斧形態。頑丈で高い破壊力を誇り、投げつけて使用することも可能。 ガンモード ガンフォーム専用の銃形態。フリーエネルギーを変換した高い破壊力の銃弾を連射する。 『クライマックス刑事』ではオーナーも使用して、催眠の効果がある旗を発射させて、デンライナー署で暴動起こす人達やそれを止めようとしたモモタロス達を眠らせた。 ブーメランモード&ハンドアックスモード ウイングフォーム専用のブーメラン&手斧形態。ブーメランモードは右手に持ち、投げ付けるだけでなく小型の剣としても威力を発揮する。ハンドアックスモードは左手に持ち、アックスと同様に頑丈で高い破壊力を誇る。 ケータロス クライマックスフォームへの変身やデンカメンソードの呼び出しに使用する赤い携帯電話型ツール。『俺、誕生!』における牙王との戦闘で、モモタロス以外の3体が別の時間の良太郎に取り憑いたことが原因で一時的に消滅した際、良太郎の「ずっとみんなと繋がっていられたら」というイメージが具現化し、残った彼らの砂から出現した。契約したイマジンがどこにいようと会話でき、通常の電話機能も持ち合わせる。 3(モモ)・6(ウラ)・9(キン)・#(リュウ)・コールボタンの順にフォームスイッチを押した後、右横のスイッチを押し(その際「Climax Form」の電子音声が発声される)、デンオウベルトに装着することで変身する。当初はケータロスからレールのような物が出現してデンオウベルトに合体され、それに沿って移動することで自動的に装着されていたが、途中から直接手で装着するようになる。またベルトに装着された状態で召喚されることもある。 中央のチャージアンドアップスイッチを押し、ライダーパスを展開してセタッチする事で、「Charge And Up」の電子音声と共にフリーエネルギーをフルチャージして必殺技を発動する。 『さらば電王』ではクライマックスフォーム・ライナーフォーム共にケータロスが装着されたデンオウベルトにライダーパスをセタッチして変身した。 普段は良太郎が所持しているが、『レッツゴー仮面ライダー』ではモモタロスが所持していた。 デンカメンソード ライナーフォームへの変身にも使用する剣型の武器。未知の未来への分岐点の影響によって2007年以前の世界で良太郎にイマジンが憑依できなくなったため、ウラタロスとオーナーの提案によってリュウタロスのデザインを基にモモタロスたちのイメージを具現化させて出現した。ケータロスをコールボタンを押さずにプラットフォームのデンオウベルトに装着(ケータロスが取り付けられた状態のデンオウベルトを良太郎が装着)することで召喚し、峰部分のスロットにライダーパスを装填することで変身する。 モモタロスら4体のイマジンのオーラエネルギーを電仮面に変換し、グリップのターンテーブル上に円陣を組むことで形成されており、その形状から盾として使用されることも多い。本体の重量を活かし、鋭利な刀身で敵を斬り裂く。吊革状のレバーを軽く引いてターンテーブルを90度回転させることで、モモタロスたちが待機する食堂車内の回転椅子も連動して回転し、刀身側に位置する電仮面に対応するモモソード・ウラロッド・キンアックス・リュウガンの4つのモードの選択が可能。このモード選択によって対応するイマジンとの会話や能力・必殺技の使用が可能。また選択したイマジンの戦闘技術をある程度トレースでき、リュウガン時には軽快なステップ、キンアックス時にはノーガードによるゴリ押し戦法を取った。ただし標準モードにあたるモモソードでは通常の良太郎の動きのままである。リュウガンモードでは、フリーエネルギーを光弾化させて発射可能。テーブルを数回転させた場合は「フルスロットルブレイク」をモモソードの状態で発動可能。 必殺技 括弧内は使用フォーム。デンライダーキック(ソード・ロッド) ソード・ロッド・アックス・ガンフォームの共通技。ソードフォームは『超・電王』で俺の超必殺技として使用。回し蹴りを2発決めた後、跳び回し蹴りを叩き込む。ロッドフォームはソリッドアタックによって動きを封じた状態から跳び蹴りを叩き込む。破壊力は20t。 エクストリームスラッシュ(ソード) フルチャージによって強化されたデンガッシャー・ソードモードで敵を一刀両断する。モモタロスは俺の必殺技と呼称しており、斬り方などの違いで技の名前や太刀筋に以下のような差異が見られる。なお、パート4はモモタロスが4を数えられないので存在しない。パート2 オーラソードを本体から分離させて遠隔操作して敵を十文字に斬り裂く。 パート2ダッシュ オーラソードを分離させ、相手を横に斬り払う。 パート3 相手をVの字に2回斬った後、最後に縦に斬り裂く。 パート3と見せかけてど真ん中ストレート オーラソードを分離させ、海中にいる敵を釣り上げた後、オーラソードを本体に戻し、そのまま敵を両断する。 パート5 分離させたオーラソードで、相手を左右から斬りつけ、最後に縦一文字に相手を斬る。 幻の俺の必殺技パート1 『俺、誕生!』にて使用。刀身を分離させずすれ違いざまに切り裂く。 俺の必殺技・特別篇 『俺、誕生!』にて使用。フルチャージを2回行い、分離させた刀身を地面に潜りこませて地中から引っ張り上げて切り裂く。 俺の必殺技ファイナルバージョン TVシリーズにおけるデスイマジンとの最終決戦で使用。刀身に仲間のイマジンのフリーエネルギーをチャージさせて連続斬りを放つ。 ソリッドアタック(ロッド) フルチャージによって強化されたデンガッシャー・ロッドモードを敵に突き刺してオーラキャストで捕縛するパターン、敵を薙ぎ払う形でフリーエネルギーの光弾を放つパターンの2種類が存在する。 ダイナミックチョップ(アックス) フルチャージによって強化されたデンガッシャー・アックスモードを空中に放り投げ、ハイジャンプしてそのまま敵を兜割りで両断する。いずれも技名を使用後に言うことが特徴だが、『さらば電王』と『EPISODE YELLOW』では使用前に言っている。ダイナミックチョップ・改(アックス) デンガッシャー・アックスモードを持ったまま地上で回転し、遠心力で威力を増した後、周囲にいる多数の相手を切り裂く。 ワイルドショット(ガン) フルチャージによって強化されたデンガッシャー・ガンモードと両肩のドラゴンジェムから紫色のエネルギー光弾を発射する。 ロイヤルスマッシュ(ウイング) フルチャージによって強化されたデンガッシャー・ブーメランモードとハンドアックスモードをそれぞれ時間差で投げ付け、戻って来たブーメランモードを取ると同時にアックスモードで斬り付ける。『さらば電王』ではデンガッシャーを同時に投げつける形となっている。 ボイスターズキック(クライマックス) キックモードの状態で跳び蹴りを叩き込み、ロッドフォームの電仮面の角・ストレイダーを突き刺し、イマジン4体分のオーラエネルギーを敵に流し込む。破壊力は30t。 ボイスターズパンチ(クライマックス) パンチモードの状態でパンチを叩き込み、アックスモードの電仮面の刃を突き刺す。破壊力は30t。 ボイスターズシャウト(クライマックス) 胸部のガンフォームの電仮面を展開させ、オーラエネルギーのミサイルを多数発射する。 ボイスターズスラッシュ(クライマックス) ソードフォームと同様にデンガッシャー・ソードモードから繰り出すエクストリームスラッシュの強化版。発動時にはイマジン4体分のオーラエネルギーをチャージしているため刀身が虹色に輝く。モモタロスは俺(達)の必殺技と呼称し、クライマックスバージョンという呼び名が付く。 デンカメンスラッシュ(ライナー) デンライナーゴウカを模したオーラライナーと共に突撃し、デンカメンソード(モモソード)の刀身から伸びるオーラエネルギーの刃で敵を一刀両断する。 デンカメンアタック(ライナー) デンライナーイスルギを模したオーラライナーと共に突撃し、刀身にオーラエネルギーを纏ったデンカメンソード(ウラロッド)で敵を刺し貫く。 デンカメンチョップ(ライナー) 劇中未使用。 デンカメンショット(ライナー) デンライナーイカヅチを模したオーラライナーと共に突撃し、刀身にオーラエネルギーを纏ったデンカメンソード(リュウガン)を投げて敵を貫く。 フルスロットルブレイク(ライナー) ゴウカ・イスルギ・レッコウ・イカヅチを模した4つのオーラライナーと共に突撃する最強技。ただしこの技を使用するためにはデンカメンソードのターンテーブルを素早く1周以上回転させるため、それに連動している回転椅子も高速で回転し、イマジンたちが目を回してしまうという欠点がある。 斬撃攻撃(正式名称不明 / ライナー) 『さらば電王』でソードフォームと同時に使用。ケータッチのボタンによってフルチャージして強化されたデンガッシャー・ソードモードで強力な斬撃を繰り出す。 『バトルDVD』使用必殺技 全てライナーフォームで使用。ストレッチパンチ&キック ウラタロスから教わった技。手を回しながらの連続パンチと足伸びでのキックを叩き込む。 プッシュキック キンタロスから教わった技。進む事にキックを連続で叩き込む。 ロールパンチ リュウタロスから教わった技。 ブンブンスクリュー モモタロスから教わった技。腕をブンブンと回し、横回転で体当たりする。 電車突進 「フルスロットルブレイク」に酷似しているが、回転椅子に座るイマジンたちも走っている。 専用ビークル マシンデンバード 全長:2130mm 全幅:790mm 全高:1180mm(通常時)・1390mm(高速走行時) 最高時速:360km(通常時)・1010km(高速走行時) 乗車定員:2名 ベース車種:ホンダXR250[要出典] 電王の専用バイクにして、デンライナーの運転席を兼ねるコントローラー。基本カラーは青と白。先端は新幹線を模している。 普段はデンライナーゴウカ1号車に格納されており、ライダーパスをキーボックスに差し込むことで起動する。デンライナーの運転中はデンバードのエンジンも稼動し、タイヤは勢い良くその場で回転する。デンバードに取り付けられた射出ボタンを押すことでデンライナーから射出され、普通のバイクとしても使用可能。バイクとしては変身後の電王が主に使用しているが、M・U良太郎も運転したことがある。良太郎が憑依・変身せずに運転したことは一度もない。車体後部のパンタグラフを立てることで空気中の電気を吸収して高速走行も可能。前輪に武装も備えているが、劇中未使用。 複数台存在するのか、テレビシリーズ第41話でオクトイマジンに洗脳されガソリンの缶に突撃して海に落ちて爆発されたり、『EPISODE RED』でキンタロスの腕力でハンドルが壊れたが、何こともなく復活していた。 「品川」ナンバーのナンバープレートを掲示している。 デザインモチーフは新幹線500系電車。前輪の両サイドにあるパーツは新幹線用の密着連結器をモチーフにしている。
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仮面ライダー電王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 07:07 UTC 版)
「仮面ライダー電王の登場仮面ライダー」の記事における「仮面ライダー電王」の解説
時の列車デンライナーに所属し、乗客の時間旅行と時の運行を守る戦士。フリーエネルギーによってシステムを作動させ、マスクの電仮面、スーツのオーラスキン、装甲のオーラアーマーを身にまとう。自らに憑依した精神生命体、イマジンを制御できる人物、特異点に、変身の素質がある。 世にも不運な青年・野上良太郎は、未来から来たハナに特異点であることを見出され、電王となって時間の改変をもくろむイマジンに立ち向かう。しかし良太郎には戦闘能力がなかったため、モモタロスをはじめとする味方のイマジンをその身に憑依させ、「二心同体」となって戦うのだった。 テレビシリーズの終盤で、良太郎との絆により実体を得たモモタロスらも、それぞれのフォームの電王に変身できるようになった。『仮面ライダーディケイド』のテレビシリーズ第14話と第15話における「電王の世界」では良太郎がデンライナーと別行動していて、モモタロスたちも世界の崩壊の影響で実体化できなくなったため、他の人間に憑依して変身していた。劇中では門矢士と小野寺ユウスケ(共にソードフォーム)、光夏海(ロッド・アックス・ガンフォームの3形態)といった『ディケイド』の主要人物たちが変身していた。 公式サイトや『俺、誕生!』のDVDの字幕、台本などでは「憑依するイマジンのイニシャル+電王」(例えばモモタロスが憑依したソードフォームは「M電王」)として区別されるが、ジークが憑依したウイングフォームのみ「W電王」と呼称される。
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