賭博黙示録カイジ
(賭博堕天録カイジ 24億脱出編 から転送)
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『賭博黙示録カイジ』(とばくもくしろくカイジ)は、福本伸行による日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)で1996年から連載された。
- 1 賭博黙示録カイジとは
- 2 賭博黙示録カイジの概要
賭博堕天録カイジ 24億脱出編
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「賭博黙示録カイジの登場人物」の記事における「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」の解説
お父さん(仮称) 広島県の田舎に住んでいる農家の中年男性。一見惚けた容姿をしているが、チャンの素性を部分的に看破するなど目端が利く。 廃墟に軽トラを破棄し、立ち往生していたチャンと出会う。その後、チャンを自宅に一晩泊めることを勧める。実は普段から廃墟に捨てられる不審車を通報し、警察から感謝状をもらうことを趣味としている好漢。しかし、「チャンの破棄した軽トラに犯罪の痕跡がないこと」「チャンが善人で、大金を持っていること」を見抜いた末、高級旅館にコンパニオンを招いて泊まる代金(15万円)を貰うことを引き換えに、軽トラック破棄の件を見逃し、最寄り駅までの足を提供する。 有馬 猛(ありま たけし) 茨城県にある自動車ショップ「『地球のどまん中』有馬猛商店」の経営者。恰幅のいい体型とモヒカンが特徴。 かつてはサラリーマンをしており、上司からパワハラ同然の叱責を受け続けたことや、ホームレス生活も経験していることが回想で描かれた。それらの人生の辛酸を舐め続けたことから偏屈な性格になってしまった。 車を借りに来たカイジたちに対して「車を借りたら破棄して逃亡しないようにクレジットカードで払わせる」という方針から「クレジットカードがないなら現金150万円を一括で支払わなければ貸さない」と突き放す。しかし、カイジ達が車のレンタルのために車を購入することもできる金額・150万円を真顔で支払ったことで、カイジ達を自殺志願者と勘違いするもカイジ達の今後を応援しつつキャンピングカーを貸す。後にカイジ達がキャンピングカーを借りたかを調べに遠藤が訪れた際には、再三の彼の挑発にもカイジに貸したことを話すことはなく、ついには乱闘の末追い払い、カイジ達にキャンピングカーで逃走していることが帝愛にバレたことを伝えた。その後、カイジらが木崎とキャンピングカーを交換することを了承し、賃貸借契約書の名義をチャンから木崎に変更するための書類を木崎宅に送る。 伊藤 初江(いとう はつえ) カイジの母。団地住まいで近所のスーパーで週5回のパートをしている。 目元が息子と瓜二つだが、かなりの天然ボケ。良く言えばお人好しで、そこの所はカイジに受け継がれているが、悪く言えば能天気で人を疑う事を知らない。子煩悩な性格でもありカイジに甘い。高橋親子の協力のもとにカイジが団地から脱出するための策を思いつく。別れの際にカイジの耳や指などの傷痕を発見し、さらに餞別として「怪しい金じゃないから」と書かれたメモと現金100万円を受け取ったが、どう考えても怪しい金にしか思えず、カイジが被っていたかつらを自身も被って息子の安全を祈った。 団地は『賭博黙示録カイジ』連載開始時に作者が住んでいた団地をそのまま描いている。 高橋 保(たかはし たもつ) カイジと小学校・中学校が同じの幼馴染。初江と同じ団地住まい。ファミレスの雇われ店長。 休日返上で働くマジメな青年。バイク通勤をしており、カイジが団地から脱出する契機を作った。 高橋 奈々江(たかはし ななえ) 保の母。カイジが団地から脱出する際、囮役を担った。 張り込み班 遠藤の指示により、団地を張り込んでいた4人組。全員20代。 団地前に停車した車で2人が張り込み、残り2名が盗聴器で傍受するという抜け目ない態勢を取っていた。しかし、日を追うごとに緊張感がすっかり緩み、その点を見透かされたカイジの計略によって、易々と突破されてしまった。 上司である遠藤に「頭がいいだけの平和ボケした連中」、「地面に倒れて役に立っていない立て看板」などと揶揄され、最終的にペナルティとして過食強要をされる。 中阪(なかさか) カイジらが茨城県にある銀行で出くわしたバツイチの男。 妻と離婚して日が浅く、財産分与のため銀行に訪れた。帝愛からもらったチラシからカイジ達に賞金がかかっている事が明らかになり、のちにカイジだと分かって帝愛に報告した事によりカイジ達が茨城県内に潜伏している事が判明する。 石高 浩貴(いしだか ひろき) カイジらがオートキャンプ場で出会った中年男性。独身者。看板屋を営む両親と同居している。 眼鏡と無精ひげが特徴。根は悪くないが、妙に子供っぽい性格。猪熊の追跡を受けるカイジから手助けを求められ、振り切るための鍵となった。その後、カイジたちを自宅に歓迎したうえに自身のキャンピングカーと交換するなど、彼らの協力者になっていく。別れ際、木崎に諭されて心付けを受け取り、涙ながらにカイジたちを見送った。しかし、カイジらが方針変更して近所の一軒家を借りることになり、大喜びで休肝日を設けた。 モデルは作者の友人。 木崎(きざき) 石高の友人。同じく独身者。不動産屋を営んでいる。 坊主頭と無精ひげが特徴。石高に劣らず子供っぽい性格だが、彼よりも良識的。仕事柄、不動産関係にまつわる知識に精通しており、カイジたちに助言を送った(先に入居してから書面申請で役所は対応してくれるという旨)。 猪熊 武志(いのくま たけし) カイジらが遭遇した帝愛の債務者。愛車はユーノスロードスター。44歳。 醜悪な容貌をしている。名前の通り、猪突猛進な性格。債務完済と2台目のロードスター購入を目論んでカイジらを追跡し、ガス欠寸前のキャンピングカーをあと一歩まで追い詰める。しかし、石高の妨害行為とカイジの機転により見失う。 倉田 吾郎(くらた ごろう) 有限会社『リサイクルショップ倉田』の経営者。 抜けた前歯が特徴。営業時間中、平気で居眠りをするなど接客態度は芳しくない。前述の有馬に負けず劣らず偏屈な性格をしており、疑い深いうえにケチな面もある。しかし、なんだかんだで商品を大量購入してくれるカイジたちに心を開く。 三橋 モネ(みつはし モネ) カイジらが借りた家の向かいの家に住む老女。84歳。娘と同居している。「年をとったら健康でいることが仕事」と考え、昼間はスポーツジムで筋トレや体操や水泳に励むほど壮健。 引っ越しの挨拶に来ないカイジらに怒りの感情を抱いている。カイジとチャンの後ろ姿を目撃してカップルと勘違いし、カイジらの家の表札が「伊藤」からカイジらが出前を取るために急遽考えた偽名「蒲池」に変わったことで夫婦別姓で揉めていると考える。 西嶋 有希夫 和也の側近である黒服の一人。普段は帝愛の豊川営業所に勤める。ワン・ポーカーがカイジ側の勝ちで終わったことを把握しており、カイジらの行方を探るために光山に事情を説明し協力を求める。カイジらの通報を全国的に受ける遠藤らに電話を切られた光山がマリオを発見した旨を自身の携帯電話に受け、それを遠藤に伝える。 安川 帝愛に所属する若者。百貨店におけるマリオ捕捉に召集され、マリオ追跡のリーダーを担う。マリオを見失った旨を西嶋に伝える電話をマリオに聞かれ、マリオに自身が置かれた状況を伝えてしまう。 チーム利根川 本編では山崎、佐衛門、川崎、荻野、堂下の5名が登場している。 利根川の失脚後、黒崎の配下となったことが明かされる。カイジ捜索に行き詰っている遠藤にサプライズを提供した。
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