市川南 (映画プロデューサー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 05:00 UTC 版)
| いちかわ みなみ 市川 南  | 
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|---|---|---|---|---|---|
| 生年月日 | 1966年7月22日(59歳) | ||||
| 出身地 |   | 
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| 職業 | 実業家、映画プロデューサー | ||||
| 配偶者 | 有 | ||||
| 著名な家族 |  市川喜一(父) 関千恵子(母)  | 
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| 事務所 | 東宝ほか | ||||
 
      
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| 備考 | |||||
| 東宝株式会社取締役専務執行役員 | |||||
市川 南(いちかわ みなみ、男性、1966年(昭和41年)7月22日[1][2][3] - )は、日本の実業家、映画プロデューサー。東宝取締役専務執行役員・エンタテインメントユニット映画本部長[4]、TOHOシネマズ取締役会長、TOHOマーケティング取締役会長、東宝東和取締役、東宝芸能取締役、ビーエスフジ取締役。
経歴
東京都出身。父は映画プロデューサーの市川喜一[5]。母は女優の関千恵子[5]。東宝「シンデレラ」オーディション審査員。
1989年に学習院大学文学部卒業、同年4月に東宝入社[6]。宣伝部で『千と千尋の神隠し』などを担当した。2001年より映画調整部に異動し、配給作品の編成および自社製作作品のプロデュースを担当した[6]。代表的な作品には『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』など。2006年4月より映画調整部長を担当。2011年に取締役。2012年に東宝傘下の東宝映画社長に就任した[7]。2021年5月取締役常務執行役員、2022年5月取締役専務執行役員に就任。
2004年に『世界の中心で、愛をさけぶ』の製作で第24回藤本賞[8]、2005年にエランドール賞プロデューサー賞:児井・田中賞[9]、2013年に『永遠の0』の製作で第33回藤本賞[10]を受賞している。
作品リスト
プロデューサー
- 模倣犯(2002年)アソシエイトプロデューサー
 - 竜馬の妻とその夫と愛人(2002年)
 - 阿修羅のごとく(2003年)
 - 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)
 - いま、会いにゆきます(2004年)
 - 笑の大学(2004年)
 - ローレライ(2005年)
 - 春の雪(2005年)
 - THE 有頂天ホテル(2006年)
 - 県庁の星(2006年)
 - 愛の流刑地(2007年)
 - 椿三十郎(2007年)
 - 十三人の刺客(2010年)
 
エグゼクティブプロデューサー
- 電車男(2005年)
 - サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜(2006年)
 - ラフ ROUGH(2006年)
 - 7月24日通りのクリスマス(2006年)
 - アンフェア the movie(2007年)兼企画
 - 眉山-びざん-(2007年)
 - そのときは彼によろしく(2007年)
 - Life 天国で君に逢えたら(2007年)
 - クローズド・ノート(2007年)
 - スマイル 聖夜の奇跡(2007年)
 - 陰日向に咲く(2008年)
 - 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年)
 - デトロイト・メタル・シティ(2008年)
 - ホームレス中学生(2008年)
 - ハゲタカ(2009年)
 - 真夏のオリオン(2009年)
 - ゼロの焦点(2009年)
 - ゴールデンスランバー(2010年)
 - 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010年)
 - 告白(2010年)
 - 悪人(2010年)
 - SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年)
 - 岳-ガク-(2011年)
 - 神様のカルテ(2011年)
 - エイトレンジャー2(2014年)
 
企画
- マリと子犬の物語(2007年)
 - チーム・バチスタの栄光(2008年)
 - ザ・マジックアワー(2008年)
 - ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年)
 - ウルルの森の物語(2009年)
 - 食堂かたつむり(2010年)
 - プリンセス トヨトミ(2011年)
 - ステキな金縛り(2011年)
 - ロック 〜わんこの島〜(2011年)
 - ロボジー(2012年)
 - 終の信託(2012年)
 
製作
- あしたのジョー(2011年)
 - 星守る犬(2011年)
 - アンダルシア 女神の報復(2011年)
 - アンフェア the answer(2011年)
 - モテキ(2011年)
 - DOG×POLICE 純白の絆(2011年)
 - カイジ2〜人生奪回ゲーム〜(2011年)
 - 映画 怪物くん(2011年)
 - 源氏物語 千年の謎(2011年)
 - friends もののけ島のナキ(2011年)
 - ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年)
 - 日本列島 いきものたちの物語(2012年)
 - 逆転裁判(2012年)
 - ライアーゲーム -再生-(2012年)
 - 僕等がいた 前篇・後篇(2012年)
 - テルマエ・ロマエ(2012年)
 - ガール(2012年)
 - 宇宙兄弟(2012年)
 - 映画 ホタルノヒカリ(2012年)
 - BRAVE HEARTS 海猿(2012年)
 - おおかみこどもの雨と雪(2012年)
 - アナザー Another(2012年)
 - あなたへ(2012年)
 - ツナグ(2012年)
 - 悪の教典(2012年)
 - 任侠ヘルパー(2012年)
 - 綱引いちゃった!(2012年)
 - 今日、恋をはじめます(2012年)
 - 映画 妖怪人間ベム(2012年)
 - 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(2013年)
 - ストロベリーナイト(2013年)
 - 脳男(2013年)
 - プラチナデータ(2013年)
 - だいじょうぶ3組(2013年)
 - 県庁おもてなし課(2013年)
 - 奇跡のリンゴ(2013年)
 - 映画 謎解きはディナーのあとで(2013年)
 - 少年H(2013年)
 - ガッチャマン(2013年)
 - 謝罪の王様(2013年)
 - 陽だまりの彼女(2013年)
 - 潔く柔く(2013年)
 - 清須会議(2013年)
 - カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年)
 - 永遠の0(2013年)
 - 劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-(2013年)
 - トリック劇場版 ラストステージ(2014年)
 - 土竜の唄 潜入捜査官REIJI(2014年)
 - 神様のカルテ2(2014年)
 - チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(2014年)
 - テルマエ・ロマエII(2014年)
 - 悪夢ちゃん The 夢ovie(2014年)
 - WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜(2014年)
 - 青天の霹靂(2014年)
 - 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(2014年)
 - 春を背負って(2014年)
 - 舞妓はレディ(2014年)
 - クローバー(2014年)
 - 蜩ノ記(2014年)
 - 神さまの言うとおり(2014年)
 - MIRACLE デビクロくんの恋と魔法(2014年)
 - 寄生獣(2014年)
 - アオハライド(2014年)
 - バンクーバーの朝日(2014年)
 - 映画 ST 赤と白の捜査ファイル(2015年)
 - ジョーカー・ゲーム(2015年)
 - ストロボ・エッジ(2015年)
 - 風に立つライオン(2015年)
 - 暗殺教室(2015年)
 - 寄生獣 完結編(2015年)
 - 脳内ポイズンベリー(2015年)
 - イニシエーション・ラブ(2015年)
 - バケモノの子(2015年)
 - HERO(2015年)
 - 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015年)
 - アンフェア the end(2015年)
 - 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(2015年)
 - バクマン。(2015年[11])
 - ギャラクシー街道(2015年)
 - 杉原千畝 スギハラチウネ(2015年)
 - orange(2015年)
 - 信長協奏曲(2016年)
 - ちはやふる 上の句(2016年)
 - 暗殺教室〜卒業編〜(2016年)
 - アイアムアヒーロー(2016年)
 - ちはやふる 下の句(2016年)
 - 世界から猫が消えたなら(2016年)
 - 高台家の人々(2016年)
 - TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2016年)
 - シン・ゴジラ(2016年)[3]
 - ルドルフとイッパイアッテナ(2016年)
 - 青空エール(2016年)
 - 君の名は。(2016年)
 - 後妻業の女(2016年)
 - 四月は君の嘘(2016年)
 - 怒り(2016年)
 - グッドモーニングショー (2016年)
 - 何者(2016年)
 - ボクの妻と結婚してください。(2016年)
 - 海賊とよばれた男(2016年)
 - ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年)
 - 土竜の唄 香港狂騒曲(2016年)
 - 恋妻家宮本(2017年)
 - 本能寺ホテル(2017年)
 - ひるなかの流星(2017年)
 - サバイバルファミリー(2017年)
 - 帝一の國(2017年)
 - 追憶(2017年)
 - 昼顔(2017年)
 - メアリと魔女の花(2017年)
 - 君の膵臓をたべたい(2017年)
 - ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年)
 - 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年)
 - 関ヶ原(2017年)
 - 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年)
 - 亜人(2017年)
 - ナラタージュ(2017年)
 - ミックス。(2017年)
 - ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜(2017年)
 - 火花(2017年)
 - DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年)
 - 未成年だけどコドモじゃない(2017年)
 - 嘘を愛する女(2018年)
 - ちはやふる 結び(2018年)
 - いぬやしき(2018年)
 - となりの怪物くん(2018年)
 - ラプラスの魔女(2018年)
 - のみとり侍(2018年)
 - 恋は雨上がりのように(2018年)
 - OVER DRIVE(2018年)
 - コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年)
 - センセイ君主(2018年)
 - 検察側の罪人(2018年)
 - フォルトゥナの瞳(2019年)
 - 君は月夜に光り輝く(2019年)
 - コンフィデンスマンJP -ロマンス編- (2019年)
 - アルキメデスの大戦(2019年)
 - 天気の子(2019年)
 - コンフィデンスマンJP -プリンセス編-(2020年)
 - 思い、思われ、ふり、ふられ(2020年)
 - 思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画)(2020年)
 - 浅田家!(2020年)
 - 新解釈・三國志(2020年)
 - 約束のネバーランド(2020年)
 - 劇場版ポケットモンスター ココ(2020年)
 - ブレイブ 群青戦記 (2021年)
 - 奥様は、取り扱い注意(2021年)
 - 劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年)
 - 100日間生きたワニ(2021年)
 - 燃えよ剣(2021年)
 - シン・ウルトラマン(2022年)
 - 七人の秘書 THE MOVIE(2022年)
 - Dr.コトー診療所(2022年)
 - ブラックナイトパレード(2022年)
 - 映画 イチケイのカラス(2023年)
 - 湯道(2023年)
 - わたしのしあわせな結婚(2023年)
 - 映画刀剣乱舞 -黎明-(2023年)
 - 怪物(2023年)
 - キングダム 運命の炎(2023年)
 - ミステリと言う勿れ(2023年)
 - アナログ(2023年)
 - ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年)
 - ゴジラ-1.0(2023年)
 - ゴールデンカムイ(2023年)
 - 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL(2023年)
 - 変な家(2024年)
 - 四月になれば彼女は(2024年)
 - ディア・ファミリー(2024年)
 - 映画 おいハンサム!!(2024年)
 - キングダム 大将軍の帰還(2024年)
 - もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年)
 - スオミの話をしよう(2024年)
 - あの人が消えた(2024年)
 - ふれる。(2024年)
 - 室井慎次 敗れざる者(2024年)
 - 劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵(2024年)
 - 室井慎次 生き続ける者(2024年)
 - 六人の嘘つきな大学生(2024年)
 - 劇場版ドクターX FINAL(2024年)
 - ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(2024年)
 - 聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜(2024年)
 - アンダーニンジャ(2025年)
 - ファーストキス 1ST KISS(2025年)
 - お嬢と番犬くん(2025年)
 - 国宝(2025年)
 - ドールハウス(2025年)
 - 8番出口(2025年)
 - ブラック・ショーマン(2025年)
 
製作指揮
共同製作
- 劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL(2013年)
 - SCOOP!(2016年)
 - すずめの戸締まり(2022年)
 - きみの色(2024年)
 
参考文献
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       出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- 『ジブリの仲間たち』鈴木敏夫、新潮社、2016年6月16日、156 - 161頁。ISBN 4-106106-74-4。
 
脚注
- ^ 『ゴジラ』が尖兵、東宝が描く海外戦略(2014年8月1日)、東洋経済Online、2014年8月1日閲覧。
 - ^ 「役員の状況」『東宝株式会社 有価証券報告書 ‐ 第135期』
 - ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「7月22日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、198頁。 ISBN 978-4-8003-1074-3。
 - ^ 企業概要、東宝、2023年11月12日閲覧。
 - ^ a b “第7回:映画監督の仕事を意識したのが『時計じかけのオレンジ』でした。”. otoCoto (2016年9月16日). 2018年7月23日閲覧。
 - ^ a b 東宝(株)映像本部映画調整部 市川南部長に聞く!(2011年1月29日)、文化通信.com、2014年2月8日閲覧。
 - ^ 東宝(株) 市川南取締役が語る!(2013年2月04日)、文化通信.com、2014年2月8日閲覧。
 - ^ 藤本賞 第30回〜第21回、映画演劇文化協会、2014年2月8日閲覧。
 - ^ エランドール賞歴代受賞者一覧、日本映画テレビプロデューサー協会、2014年2月8日閲覧。
 - ^ 藤本賞 第31回〜 映画演劇文化協会、2014年6月5日閲覧
 - ^ “漫画「バクマン。」が実写映画化 - 主人公コンビは佐藤健&神木隆之介、『モテキ』の大根仁が監督”. Fashion press. 2015年9月6日閲覧。
 
外部リンク
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