神谷誠
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かみや まこと 神谷誠 |
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生年月日 | 1965年10月6日(59歳) |
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職業 | 特撮監督、映画監督、VFXスーパーバイザー |
ジャンル | 映画、テレビドラマ |
活動期間 | 1988年 - |
経歴
1988年、映画『アナザー・ウェイ ―D機関情報―』より川北紘一のもとで特撮助監督を務める[出典 3]。平成ゴジラシリーズや平成ガメラシリーズの特撮助監督を歴任した[出典 4]。
2000年、織田裕二主演の『ホワイトアウト』で特撮監督としてデビューした[出典 5]。翌年、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下『GMK』)でゴジラシリーズの特撮監督を初担当[出典 6]。2008年、フルCG映画『バイオハザード:ディジェネレーション』で長編監督デビュー[出典 7]。
2019年の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタイガ』では、本編監督と特撮監督を兼任した[8]。
エピソード
幼少期は東宝スタジオの近所に住んでおり、同スタジオに忍び込んでミニチュアセットや着ぐるみの倉庫を覗くなどしていた[4]。
川北組への参加は専門学校の先輩からの紹介によるものであったが、その先輩は「(神谷が)川北を尊敬している」と吹聴しており、そのことを知らなかった神谷は川北本人を前にこれを否定してしまい、雇われはしたもののインチキ呼ばわりされたという[4][7]。
川北組時代は、助監督本来の仕事よりも特殊効果や操演、美術、さらにはアップ用ゴジラのワイヤー操作やクレーンのウエイトなど各部門の手伝いを務めることが多く、自身でも「インチキ助監督」と称していた[11]。
映画『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)は、特撮テレビドラマ『電光超人グリッドマン』(1993年)へ参加していたために途中参加となり、クレジットも表記されていない[4]。
格闘技マニアであり、映画監督の金子修介は映画『GMK』での戦闘シーンには神谷の知識が発揮されていると評している[12]。同作品でゴジラのスーツアクターを担当した吉田瑞穂によれば、神谷は演出の際にゴジラの動きを自ら再現しながら説明しており、それが面白くこのまま神谷をゴジラとして撮影すればよいのではないかと思ったと述べている[13]。
『GMK』では同時上映のアニメ『とっとこハム太郎』目当てで観た子供が恐怖で泣き出したと聞き、子供のトラウマになるぐらい影響力があったことに嬉しくなったと述べている[10]。
作品
特撮助監督
映画(特撮助監督)
- アナザー・ウェイ ―D機関情報―(1988年)[4][7]
- ガンヘッド(1989年)[4][7][2]
- ゴジラシリーズ
- ゴジラvsビオランテ(1989年)[4][7]
- ゴジラvsキングギドラ(1991年)[4]
- ゴジラvsモスラ(1992年)[4]
- ゴジラvsメカゴジラ(1993年)[4][注釈 1]
- ガメラシリーズ
- ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年)
- ガメラ2 レギオン襲来(1996年)
- ガメラ3 邪神覚醒(1999年)
- ラブ&ポップ(1998年) - 友情特殊助監督
テレビ(特撮助監督)
- 電光超人グリッドマン(1993年 - 1994年)[4][注釈 2]
特撮監督
特撮監督(映画)
- ホワイトアウト(2000年) - 特殊技術[7]
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年) - 特殊技術[出典 8]
- キューティーハニー(2003年)
- 亡国のイージス(2005年)
- 日本沈没(2006年)[7][10]
- L change the WorLd(2008年)
- GANTZ(2011年)[7][10]
- GANTZ PERFECT ANSWER(2011年)
- アイアムアヒーロー(2016年) - 特撮
- デスノート Light up the NEW world(2016年)
テレビ(特撮監督)
監督
映画(監督)
- 真・女立喰師列伝 5.「歌謡の天使 クレープのマミ」(2007年) - 監督・脚本・撮影・VFXスーパーバイザー
- バイオハザード:ディジェネレーション(2008年)[7]
- バイオハザード ダムネーション(2012年)[7]
テレビ(監督)
VFXスーパーバイザー
映画(VFXスーパーバイザー)
- 彼岸島(2010年) - 視覚効果素材撮影スーパーバイザー・”邪鬼”シークエンススーパーバイザー
- 図書館戦争(2013年)
- いぬやしき(2018年)[注釈 4]
- BLEACH 死神代行篇(2018年)[注釈 5]
- 劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル(2019年) - VFX監督
- 「キングダム」シリーズ[注釈 6]
- キングダム(2019年)[10]
- キングダム2 遥かなる大地へ(2022年)
- キングダム 運命の炎(2023年)
- キングダム 大将軍の帰還(2024年)
テレビ(VFXスーパーバイザー)
その他
映画(その他)
オリジナルビデオ(その他)
- ウルトラセブン誕生30周年記念3部作 第3巻(1998年) - Special Thanks
- 女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 -パレスチナ死闘篇-(2006年) - ビジュアル・エフェクト
テーマパーク(その他)
出演
- リターナー(2002年) - 街の傷病兵
- ゴジラ×メカゴジラ(2002年) - 館山の避難民[15]
- KILLERS キラーズ 5.「.50 Woman」(2003年) - マッチョなタレント
- キューティーハニー(2004年)
- 恋の門(2004年) - デブ3
- ゴジラ FINAL WARS(2004年) - DVD特典映像出演
- ウルトラマンメビウス(2006年) - 宇宙海人バルキー星人の声
- 女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 -パレスチナ死闘篇-(2006年) - プロデューサー
- 真・女立喰師列伝(2007年) - 「中CM」違いの判らない男
- 東京残酷警察(2008年)
- 「君は僕だ」前田敦子(2011年)
- ネオ・ウルトラQ(2013年) - 吸引怪獣プラーナの声
- THE NEXT GENERATION -パトレイバー-(2014年)エピソード5 - レイバーオタクA
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(2015年)
- 蠱毒 ミートボールマシン(2017年)
脚注
注釈
出典
- ^ a b c
- VSビオランテコンプリーション 2015, p. 15, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 神谷誠」
- VSギドラコンプリーション 2020, p. 25, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
- GMKコンプリーション 2022, pp. 76–77, 「STAFF INTERVIEW 神谷誠」
- VSモスラコンプリーション 2024, p. 30, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
- ^ a b c d ガンヘッドコンプリーション 2024, p. 97, 「ガンヘッドスタッフインタビュー」
- ^ a b c d e f 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, pp. 12–13, 「[インタビュー] 神谷誠」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 平成ゴジラクロニクル 2009, pp. 232–233, 「第7章 平成ゴジラシリーズを作った男たち 神谷誠」
- ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「10月6日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、288頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b c “フルCG映画『バイオハザード~』 -特撮マン出身の神谷誠監督が語る制作秘話”. TECH+ (マイナビ). (2008年10月17日) 2023年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l VSビオランテコンプリーション 2015, p. 15, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 神谷誠」
- ^ a b c d VSモスラコンプリーション 2024, p. 30, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
- ^ a b c d e VSギドラコンプリーション 2020, p. 25, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
- ^ a b c d e f g h GMKコンプリーション 2022, pp. 76–77, 「STAFF INTERVIEW 神谷誠」
- ^ ゴジラ大百科 1992, pp. 78–81, 「特撮助監督座談会」
- ^ 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, pp. 10–11, 「[インタビュー] 金子修介」
- ^ 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, p. 42, 「[インタビュー] 吉田瑞穂」
- ^ “「ウルトラマンオメガ」武居正能、赤きウルトラマンに込めた狙い 3度目のメイン監督で挑む“変革”の物語- シネマトゥデイ” (2025年7月5日). 2025年7月5日閲覧。
- ^ 「ゴジラ×メカゴジラ用語辞典」『ゴジラ×メカゴジラ』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2002年12月30日、73頁。 ISBN 4-257-03668-0。
出典(リンク)
参考文献
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 新モスラ編』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1992年12月10日。
- 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』東宝〈東宝SF特撮シリーズ SPECIAL EDITION〉、2001年12月15日。 ISBN 4-924609-80-3。
- 『平成ゴジラ クロニクル』川北紘一 特別監修、キネマ旬報社、2009年11月30日。 ISBN 978-4-87376-319-4。
- コンプリーションシリーズ(ホビージャパン)
- 『ゴジラVSビオランテ コンプリーション』ホビージャパン、2015年12月16日。 ISBN 978-4-7986-1137-2。
- 『ゴジラVSキングギドラ コンプリーション』ホビージャパン、2020年3月31日。 ISBN 978-4-7986-2176-0。
- 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃 コンプリーション』ホビージャパン、2022年3月31日。 ISBN 978-4-7986-2779-3。
- 『ガンヘッド コンプリーション』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK1372〉、2024年3月29日(原著2013年)。 ISBN 978-4-7986-3483-8。
- 『ゴジラVSモスラ コンプリーション』ホビージャパン、2024年10月31日。 ISBN 978-4-7986-3654-2。
外部リンク
- 神谷誠 - 日本映画データベース
- 神谷誠 (@oyaji_hige) - X(旧Twitter)
神谷 誠(かみや まこと)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 01:52 UTC 版)
「ジゴロ次五郎」の記事における「神谷 誠(かみや まこと)」の解説
16歳の無免許天才ドリフター。愛車は180SXだが、所有者は翔子であり、「浅本の弟分だから」という理由で借りている。その180SXもタービンやCPUなどをチューニングし、350馬力出せるようにしている。次五郎のシルビアに以前乗っていた浅本俊一郎にドライビングテクニックを教わっていた。浅本との勝負に一度も勝てないまま死なれてしまったことに深い悲しみと悔しさを抱いており、それゆえシルビアを密かに狙い、次五郎に勝負を挑んだこともあったが、次五郎の命を懸けた走りと、浅本と正式に別れを告げたシルビアの力で救われた。現在は次五郎のバイト先で働きながら定時制高校へ通っている。「エンドレス」の一員でもある。16歳ゆえ無免許であり、それを弱みとして付け込まれてしまったこともあった。
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