神谷誠とは? わかりやすく解説

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神谷誠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 20:32 UTC 版)

かみや まこと
神谷誠
生年月日 (1965-10-06) 1965年10月6日(59歳)
出生地 日本東京都
職業 特撮監督映画監督、VFXスーパーバイザー
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1988年 -
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神谷 誠 かみや まこと[1][2]1965年昭和40年〉[出典 1]10月6日[4][5] - )は、日本特撮監督映画監督、VFXスーパーバイザー。東京都出身[出典 2]

経歴

1988年、映画『アナザー・ウェイ ―D機関情報―』より川北紘一のもとで特撮助監督を務める[出典 3]。平成ゴジラシリーズや平成ガメラシリーズの特撮助監督を歴任した[出典 4]

2000年、織田裕二主演の『ホワイトアウト』で特撮監督としてデビューした[出典 5]。翌年、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下『GMK』)でゴジラシリーズの特撮監督を初担当[出典 6]。2008年、フルCG映画『バイオハザード:ディジェネレーション』で長編監督デビュー[出典 7]

2019年の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタイガ』では、本編監督と特撮監督を兼任した[8]

エピソード

幼少期は東宝スタジオの近所に住んでおり、同スタジオに忍び込んでミニチュアセットや着ぐるみの倉庫を覗くなどしていた[4]

川北組への参加は専門学校の先輩からの紹介によるものであったが、その先輩は「(神谷が)川北を尊敬している」と吹聴しており、そのことを知らなかった神谷は川北本人を前にこれを否定してしまい、雇われはしたもののインチキ呼ばわりされたという[4][7]

川北組時代は、助監督本来の仕事よりも特殊効果や操演、美術、さらにはアップ用ゴジラのワイヤー操作やクレーンのウエイトなど各部門の手伝いを務めることが多く、自身でも「インチキ助監督」と称していた[11]

映画『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)は、特撮テレビドラマ『電光超人グリッドマン』(1993年)へ参加していたために途中参加となり、クレジットも表記されていない[4]

格闘技マニアであり、映画監督の金子修介は映画『GMK』での戦闘シーンには神谷の知識が発揮されていると評している[12]。同作品でゴジラのスーツアクターを担当した吉田瑞穂によれば、神谷は演出の際にゴジラの動きを自ら再現しながら説明しており、それが面白くこのまま神谷をゴジラとして撮影すればよいのではないかと思ったと述べている[13]

『GMK』では同時上映のアニメ『とっとこハム太郎』目当てで観た子供が恐怖で泣き出したと聞き、子供のトラウマになるぐらい影響力があったことに嬉しくなったと述べている[10]

作品

特撮助監督

映画(特撮助監督)

テレビ(特撮助監督)

特撮監督

特撮監督(映画)

テレビ(特撮監督)

監督

映画(監督)

テレビ(監督)

VFXスーパーバイザー

映画(VFXスーパーバイザー)

テレビ(VFXスーパーバイザー)

その他

映画(その他)

  • アヴァロン(2001年) - メイキング担当[3]
  • ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!(2002年) - 監督補
  • 長髪大怪獣ゲハラ(2009年) - スペシャルサンクス

オリジナルビデオ(その他)

テーマパーク(その他)

出演

脚注

注釈

  1. ^ ノンクレジット[4]
  2. ^ ノンクレジット。
  3. ^ ツジノミナミと共同。
  4. ^ 土井淳と共同。
  5. ^ 土井淳と共同。
  6. ^ 小坂一順と共同。

出典

  1. ^ a b c
  2. ^ a b c d ガンヘッドコンプリーション 2024, p. 97, 「ガンヘッドスタッフインタビュー」
  3. ^ a b c d e f 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, pp. 12–13, 「[インタビュー] 神谷誠」
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 平成ゴジラクロニクル 2009, pp. 232–233, 「第7章 平成ゴジラシリーズを作った男たち 神谷誠」
  5. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「10月6日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、288頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  6. ^ a b c “フルCG映画『バイオハザード~』 -特撮マン出身の神谷誠監督が語る制作秘話”. TECH+ (マイナビ). (2008年10月17日). https://news.mynavi.jp/techplus/article/20081017-baiokamiyakantoku/ 2023年8月19日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h i j k l VSビオランテコンプリーション 2015, p. 15, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 神谷誠」
  8. ^ a b c d VSモスラコンプリーション 2024, p. 30, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
  9. ^ a b c d e VSギドラコンプリーション 2020, p. 25, 「STAFF MESSAGE 神谷誠」
  10. ^ a b c d e f g h GMKコンプリーション 2022, pp. 76–77, 「STAFF INTERVIEW 神谷誠」
  11. ^ ゴジラ大百科 1992, pp. 78–81, 「特撮助監督座談会」
  12. ^ 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, pp. 10–11, 「[インタビュー] 金子修介」
  13. ^ 東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2001, p. 42, 「[インタビュー] 吉田瑞穂」
  14. ^ 「ウルトラマンオメガ」武居正能、赤きウルトラマンに込めた狙い 3度目のメイン監督で挑む“変革”の物語- シネマトゥデイ” (2025年7月5日). 2025年7月5日閲覧。
  15. ^ 「ゴジラ×メカゴジラ用語辞典」『ゴジラ×メカゴジラ』朝日ソノラマファンタスティックコレクション〉、2002年12月30日、73頁。 ISBN 4-257-03668-0 

出典(リンク)

参考文献

  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 新モスラ編』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1992年12月10日。 
  • 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』東宝〈東宝SF特撮シリーズ SPECIAL EDITION〉、2001年12月15日。 ISBN 4-924609-80-3 
  • 『平成ゴジラ クロニクル』川北紘一 特別監修、キネマ旬報社、2009年11月30日。 ISBN 978-4-87376-319-4 
  • コンプリーションシリーズ(ホビージャパン
    • 『ゴジラVSビオランテ コンプリーション』ホビージャパン、2015年12月16日。 ISBN 978-4-7986-1137-2 
    • 『ゴジラVSキングギドラ コンプリーション』ホビージャパン、2020年3月31日。 ISBN 978-4-7986-2176-0 
    • 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃 コンプリーション』ホビージャパン、2022年3月31日。 ISBN 978-4-7986-2779-3 
    • 『ガンヘッド コンプリーション』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK1372〉、2024年3月29日(原著2013年)。 ISBN 978-4-7986-3483-8 
    • 『ゴジラVSモスラ コンプリーション』ホビージャパン、2024年10月31日。 ISBN 978-4-7986-3654-2 

外部リンク


神谷 誠(かみや まこと)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 01:52 UTC 版)

ジゴロ次五郎」の記事における「神谷 誠(かみや まこと)」の解説

16歳無免許天才ドリフター愛車180SXだが、所有者翔子であり、「浅本の弟分だから」という理由借りている。その180SXタービンCPUなどをチューニングし、350馬力出せるようにしている。次五郎シルビア以前乗っていた浅本俊一郎ドライビングテクニック教わっていた。浅本との勝負一度勝てないまま死なれてしまったことに深い悲しみ悔しさ抱いており、それゆえシルビア密かに狙い、次五郎勝負挑んだこともあったが、次五郎命を懸けた走りと、浅本と正式に別れ告げたシルビアの力で救われた。現在は次五郎バイト先働きながら定時制高校通っている。「エンドレス」の一員でもある。16歳ゆえ無免許であり、それを弱みとして付け込まれてしまったこともあった。

※この「神谷 誠(かみや まこと)」の解説は、「ジゴロ次五郎」の解説の一部です。
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