古新聞とは? わかりやすく解説

古新聞

作者野上志乃

収載図書昼の月 春のうた
出版社書房
刊行年月2003.6


古新聞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 09:24 UTC 版)

新聞紙」の記事における「古新聞」の解説

読み終えて必要の無くなった新聞紙は「古新聞(ふるしんぶん)」と呼ばれ基本的に廃棄されるか、廃品回収対象となり古紙から再生紙リサイクルされる。しかし、一度まとまった量が手に入る均質な紙であり、か本のように中綴じされておらず1枚ずつ容易に取り分けられるため、処分する前に転用されることがある。もともと不要物であるため、いずれの用途においても気兼ねなく使用できる新聞紙包装紙などに用い場合がある。昭和期以前はよく用いられたが、次第新し包装材料使用されることが増えて新聞紙使用されなくなる傾向にある。しかし今日においても石焼き芋屋などでは用いられることが多い。 また、新聞紙表面コートされていないため、身近に存在する他の紙と比較する吸水性が高い。例え植物の押し葉標本作成する際に、水分吸い取り紙として使用することができる。降って濡れた靴の中に新聞紙丸めていれておくと水分吸って乾き早くなるという知恵もある。さらに生活の知恵として、窓ガラスを拭くのには湿らせ新聞紙用いるとガラスきれいになることが知られている。これは、新聞紙面の印刷インク水分を含むと界面活性剤役割果たし且つ新聞用紙が丈夫であるため水分を含んで破れにくいためである。かつては畳の下に新聞紙を敷くことも多かったが、近年住宅では気密性の向上により、ほとんど行われなくなっている。 実用的な用途の他、おもちゃ代わりに使うこともできる新聞紙使って折り紙切り絵をしたり、紙面落書きをしたり、あるいは丸めた新聞紙を刀に見立ててチャンバラごっこをするなど、子供にとっては様々な遊び道具となる。 転用された古新聞に、新たに資料的価値見出されるケースもある。例えば、戦前押し葉標本使われ新聞紙中には実物はもちろん縮刷版残っていない地方紙業界紙旧日本領発行され新聞などが含まれていることがある

※この「古新聞」の解説は、「新聞紙」の解説の一部です。
「古新聞」を含む「新聞紙」の記事については、「新聞紙」の概要を参照ください。

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