ら
ラ【(イタリア)la】
ら【拉】
ら【▽等】
読み方:ら
[接尾]
㋐複数で、一つにとどまらないこと、その他にも同類があることの意を表す。「君—」
「藤原のときざね、橘のすゑひら、長谷部のゆきまさ—なむ御館(みたち)より出でたうびし日より」〈土佐〉
「憶良—は今は罷らむ子泣くらむそれその母も吾を待つらむぞ」〈万・三三七〉
㋒親愛の意を表す。
「かもがと我(わ)が見し子—かくもがと我(あ)が見し子に」〈記・中・歌謡〉
2 名詞に付く。
「豊国の企救(きく)の高浜高々に君待つ夜—はさ夜更けにけり」〈万・三二二〇〉
「この男の友だちども集まり来て、言ひなぐさめなどしければ、酒—飲ませけるに」〈平中・一〉
3 指示代名詞に付いて、事物・方向・場所などをおおよそに示す意を表す。「あち—」「ここ—」「いく—」
「山ならねども、これ—にも、猫の経(へ)あがりて」〈徒然・八九〉
4 形容詞の語幹、擬態語などに付いて、その状態であるという意の名詞または形容動詞の語幹をつくる。
「あなみにく賢(さか)し—をすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似る」〈万・三四四〉
「浜に出でて海原見れば白浪の八重折るが上に海人小舟はら—に浮きて」〈万・四三六〇〉
→達(たち)[用法]
ら【羅】
読み方:ら
1 鳥を捕らえる網。網にかけて捕らえる。「雀羅(じゃくら)・網羅・爬羅剔抉(はらてっけつ)」
3 うすぎぬ。「羅衣/綺羅(きら)・軽羅・綾羅(りょうら)・一張羅」
4 梵語・外国語の音訳字。「羅宇(ラウ・ラオ)・羅漢・羅紗(ラシャ)・羅甸(ラテン)/伽羅(きゃら)・修羅(しゅら)・魔羅・金毘羅(こんぴら)・曼陀羅(まんだら)」
ら【羅】
ら【×螺】
ら【×螺】
ら【裸】
ら【×邏】
羅
名称: | 羅 |
ふりがな: | ら |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 染織 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 1995.05.31(平成7.05.31) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 羅は、経糸が互いに絡【から】み合う複雑な捩【もじ】り織、搦【から】み織の組織を織り出す染織技術である。古代に盛んに織られた後中世以降衰退したが、近代に至ってその制作技法の復元が積極的に試みられた。 精緻を極めた薄物の羅には、無文【むもん】の羅と文様を織り出した文羅【もんら】があり、その組織は、網捩り、籠捩りのほか、さらに平組織を併用した特殊な羅がある。 近年、伝統的な技法を基本としながら、素材の吟味や織り方の創意工夫が加えられ、特殊な透文羅【とうもんら】、金糸を織り込んだ羅金【らきん】などの複雑な技法を駆使する活発な制作活動が行われており、歴史的にも芸術的にも価値の高い工芸技術となっている。 |
ら、らぁ
大阪弁 | 訳語 | 解説 |
---|---|---|
ら、らぁ | ら、たち、ども 們 |
等ぁ。物や人などが複数であることを表すが、人称が1人の場合でも、やや下向きの接尾語としても用いる。そのため、お子さんらぁ、というような敬称と卑称を同時に扱うということはできない。じぶんら何してんのん?、わてらよう言いまへんがな、うちら今来たとこやのに、おっちゃんらぁに任しとき、。2音3音の人称には「ら」で接続し、4音以上の人称には「らぁ」で接続することが多い。 |
ら
([動・未]~す)ら
([名~])ら
例「おまんら、ええよめはんもーたして。
わえとこのよめはんら、なんもせえへんで」
=「あなたなどは、良いお嫁さんもらったね。
私の嫁さんなどは、何もしてくれないよ」
例「はらおきのに、にんにこらいらん」
=「お腹一杯なのに、おにぎりなんかいらない」
(※複数形の「~ら(わえら=「私達」等)」と
混同しないよう注意。)
([動・終]~す)ら(ー)(よー)
例「わえが運転すらー」=「私が運転しよう」
ら
ら
ら
ラ
羅
- 羅。男陰の古語。魔羅の略。「皇帝紀抄」に此語あり。「古今若衆」序に「らをも入れずして」とあり。題「地獄谷」なる狂詩に「左右有小阜。日陰地草多。谷深底不見。測量是用羅」とあり。
- 男陰。麻羅の略。切断せるを「羅切」と言ふ。
- 魔羅の略で陰茎のこと。「マラ」参照。
- 魔羅の略。去勢を羅切という。〔風流〕
- 〔花〕魔羅の略。去勢を「羅切」という。
分類 花柳界
ら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 03:22 UTC 版)
平仮名 | |
---|---|
文字 |
ら
|
字源 | 良の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-73 |
Unicode | U+3089 |
片仮名 | |
文字 |
ラ
|
字源 | 良の部分 |
JIS X 0213 | 1-5-73 |
Unicode | U+30E9 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | RA |
訓令式 | RA |
JIS X 4063 | ra |
アイヌ語 | RAs |
発音 | |
IPA | ɺä |
種別 | |
音 | 清音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
濁点つき
半濁点つき
|
ら、ラは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第9行第1段(ら行あ段)に位置する。
概要


- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音からなる音 /ra/。舌の先で上歯茎付近をはじくことによる有声子音 /r/ とあからなる音。国際音声記号で語中の子音 /r/ は歯茎はじき音 [ɾ] で記述される。語頭の /r/ は接触の持続時間がやや長く歯茎側面はじき音 [ɺ] で記述される。
- 五十音順: 第39位。や行い段とえ段のいとえを数に加えると41位。
- いろは順: 第22位。「な」の次、「む」の前。
- 平仮名「ら」の字形: 「良」の草体
- 片仮名「ラ」の字形: 「良」の上から右上にかけての部分
- ローマ字: ra
- 点字:
- 通話表: 「ラジオのラ」
- モールス信号: ・・・
- 手旗信号:5→9
用法
- 「ラ」を始めとするラ行音の子音は、ローマ字表記では「r」で表されるが、実際の発音は語頭・語中・語尾とも [r] と [l] の中間に位置しており[要出典]、 [ɺ] と [ɾ] か [ɽ] となっている。従って、アラビア語、スペイン語やロシア語のような巻き舌の r や、英語のように若干舌を巻いて発音する r とは発音が異なり、日本語は明確な [r] と [l] の発音上の区別の無い数少ない言語[要出典]となっている。
- 外来語の片仮名表記でも、語頭・語中・語尾のいずれも「r」も「l」も区別せずに一括してラ行の片仮名で表記される。結果、ローマ字表記の影響もあってか、「Engrish」という間違った英語を指す俗語ができた。
ら に関わる諸事項
- いろは四十八組に「ら組」は存在せず、22番目の組は「千組」と称した。その理由については諸説あるが、いずれも確証が無く不明である。
- 鉄道車両の記号「ラ」は、貨車のうち最大積載量が17t〜19tの車両を表す。
- 音階で片仮名の「ラ」が用いられる。
- 「ラの歌」は、グロリア・ゲイナー「恋のサバイバル」のチャント(サッカー応援歌)としての別名[1]。
- 「【ら】」は、2015年劇場公開の日本映画。水井真希監督作品。
- 複数の人物「ら」(「等」参照)。
- 日本語の可能表現において、「られる」をつけなければいけない動詞に「れる」を付けた言葉を「ら抜き言葉」という。
脚注
- ^ “Gloria Gaynor/ラの歌/日本サッカーの歌 - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2020年2月29日閲覧。
関連項目
ら
薤
「ら」の例文・使い方・用例・文例
- 記憶とは過去から憶えている何かである
- コーヒーをもらえますか
- 沈みかけた船から退去する
- あの騒音には我慢がならない
- 彼女は英語をすらすらと話すことができる
- 受け入れられること
- できれば会議に参加してもらえませんか
- 食べられる
- あばら屋へようこそ
- 見知らぬ人が銀行のあたりをうろついていた
- きみのことはあまり知らないけど,うまくやっていけそうだ
- 彼らのアパートは古道具屋の真上にある
- この橋から上流へ3キロのところに村がある
- 私の点数は平均よりちょっといいぐらいだ
- 彼は職を得ることができなかった.というのは40歳を超えていたからだ
- とりわけ経済を向上させなければならない
- 彼は特別賞をもらったため,いい気になった
- 外国で暮らす
- その知らせはたちまち広まった
- 外国からの品物
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