よーじや
よーじや
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 06:11 UTC 版)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒604-0924 京都府京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町538 |
設立 | 1904年 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1130001023052 |
事業内容 | 化粧品・雑貨販売 |
代表者 | 代表取締役社長 國枝昂 |
資本金 | 1600万円[1] |
純利益 | 1億0360万2000円 (2023年7月期)[2] |
総資産 | 12億7771万6000円 (2023年7月期)[2] |
従業員数 | 113名(パート除く)[1] |
外部リンク | www.yojiya.co.jp |
よーじやは、京都市に本社を置くあぶらとり紙を中心とした和製化粧雑貨品の会社およびそのブランド名である。
日本有数のあぶらとり紙ブランドのひとつである。
概要

1904年(明治37年)に、京都市の六角御幸町に國枝商店として創業。その後、新京極の花遊小路に店を移し、この時によーじやと店名を改める。当時扱っていた主力商品のひとつである歯ブラシが「楊枝」と呼ばれており、「楊枝屋さん」という愛称で親しまれ、よーじやという店名のきっかけとなった[3]。現在、京都市を中心に販売店を展開し、刷毛や手鏡、化粧水など約320品目の化粧品・化粧雑貨・オリジナル美粧品を販売している。その代表的な商品はあぶらとり紙であり、ベストセラーとして長年多くの人たちに親しまれ続けている。
オリジナルの化粧品の製造は戦後長らく途絶えていたが、1993年にオリジナルの化粧雑貨を発売し、2000年から基礎化粧品も製造・販売するようになった。商品デザインには社長も直接参画し、朱色、黒、白の3色を基調としている。特に朱色はよーじやを代表する色とされ、通常の赤と意識的に使い分けがなされている。
また、京都府内及び羽田空港第1ターミナルによーじやカフェを出店しており[4]、看板の手鏡に写る女性をモチーフにしたメニューなどを提供している[5]。2014年にはよーじやカフェ監修のもと、エースコックからインスタントの白味噌豆乳スープが発売された[6][7]。
5代目の國枝昂が社長に就任した2020年からは、観光客の需要が中心だった売り上げがコロナ禍で激減したこともあり、固定客を確保するべく脱観光依存へと方針を転換、日常使いできる製品の開発や飲食事業の展開など改革を進めていった。創業120年を迎えた2024年初頭からロゴの変更にも着手し、2025年3月にリブランディングを発表、「京都発のライフスタイルブランドとして生まれ変わる」という意思を込め、あらたなコーポレートロゴと「みんなが喜ぶ京都にする」というスローガン、長らく使われてきた「手鏡に映る女性」を描いたロゴマークを元に、手鏡のシルエットに変更したブランドロゴと、女性を元にしたコーポレートキャラクター「よじこ」を制定した(旧ロゴもブランドの象徴として引き続き使用)[8]。
販売店一覧

脚注
- ^ a b “会社概要”. よーじや. 2017年12月28日閲覧。
- ^ a b 株式会社よーじや 第53期決算公告
- ^ “名前の由来は「歯ブラシ専門店」。あぶらとり紙のよーじや110年以上の歴史”. ニコニコニュース(ドワンゴ). 2017年2月11日閲覧。
- ^ “よーじやカフェ”. よーじや. 2017年12月28日閲覧。
- ^ “あぶらとり紙のよーじやカフェは癒やし空間 / 手鏡に映る女性のスイーツ”. ガジェット通信 (2015年8月4日). 2017年12月28日閲覧。
- ^ “エースコック よーじやカフェ監修 白味噌豆乳スープ 新発売”. エースコック株式会社 (2013年12月18日). 2017年12月28日閲覧。
- ^ “よーじやカフェとコラボした「白味噌豆乳スープ」を発売 -エースコック”. マイナビニュース (2013年12月21日). 2017年12月28日閲覧。
- ^ 「よーじや」はなぜロゴを変えたのか 社長が語る、舞台裏と再出発:120年企業の変身,ITmedia ビジネスオンライン,2025年4月24日
参考文献
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- 『和ノススメ Part2 和で新しい価値を提案 よーじや/化粧品』 日経デザイン、2005/03号、P.38-41
関連項目
外部リンク
- よーじや - 公式サイト
- よーじや (@yojiya1904) - X(旧Twitter)
固有名詞の分類
- よーじやのページへのリンク