系統と分類とは? わかりやすく解説

系統と分類

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咀顎目」の記事における「系統と分類」の解説

系統伝統的分類古い分類下目亜目コチャタテ亜目 Trogiomorpha チャタテムシ目Psocoptera チャタテ亜目 Psocomorpha ウロコチャタテ下目 Amphientometae コナチャタテ亜目Troctomorpha Sphaeropsocidae Nanopsocetae フトチャタテ科 Pachytroctidae コナチャタテ科 Liposcelididae マルツノハジラミ亜目 Amblycera シラミ目Phthiraptera ハジラミ目Mallophage ホソツノハジラミ亜目 Ischnocera ゾウハジラミ亜目 Rhynchophthirina シラミ亜目 Anoplura シラミ目 Anoplura 伝統的な2目のうち、チャタテムシ目側系統である。シラミ目は、マルツノハジラミ亜目別の系統属するので、多系統である。 伝統的には7亜目分かれるこのうちコナチャタテ亜目側系統であり、分岐分類学的な立場からは認められない。そのため、シラミ目の4亜目コナチャタテ亜目Nanopsocetae下目に含めるなどの分類提案されているが、確立した系統分類はまだない。 古い分類での3目は、それぞれ生態対応しているチャタテムシ - 非寄生性 ハジラミ - 咀嚼性の寄生昆虫 シラミ - 吸収性寄生昆虫

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エミュームシクイ属」の記事における「系統と分類」の解説

オーストラリアムシクイ属 Malurus +ヒロハシムシクイ属 Clytomyias と姉妹群であり、それらと共にオーストラリアムシクイ亜科構成するオーストラリアムシクイ科 オーストラリアムシクイ亜科     オーストラリアムシクイ属     ヒロハシムシクイ属       エミュームシクイ属     セスジムシクイ亜科セスジムシクイ属     セアカパプアムシクイ属       Sibley分類ではオーストラリアムシクイ科の中でセスジムシクイ属エミュームシクイ属の順に枝分かれした考えられており、オーストラリアムシクイ亜科エミュー族 Stipiturini の唯一の属に分類されていた。 なお、エミューヒクイドリ目)ともムシクイ真のムシクイウグイス上科メボソムシクイ科)とも特に近縁ではない。

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ハエ下目」の記事における「系統と分類」の解説

ハエ下目とその近縁群の系統次に示す 。 ハエ亜目     ミズアブ下目 Stratiomyomorpha     キアブ下目 Xylophagomorpha   アブ下目 Tabanomorpha ハエ下目ツリアブモドキ上科 Nemestrinoidea (旧ムシヒキアブ下目一部)     ムシヒキアブ上科 Asiloidea (旧ムシヒキアブ下目一部) Eremoneura   オドリバエ上科 Empidoidea (旧ムシヒキアブ下目一部)   環縫群 Cyclorrhapha (旧ハエ下目ハエ下目からは、3つの上科が順に分岐しその後環縫群放散した(環縫群は非常に多くの上科を含むためそれらの上科は図から省略)。 かつては、この基部的な3上科ムシヒキアブ下目 Asilomorphaそれ以外すなわち環縫群ハエ下目分けられていた。しかし、ムシヒキアブ下目はここで図示したように側系統だと判明したため、ハエ下目統合された。これにともない環縫群ハエ下目内のいち内部系統となったまた、現在の (環縫群 + オドリバエ上科) を Muscomorpha(ただし「群」と訳す)とする説もあった。このグループは現在では Eremoneura と呼ばれるハエ下目の科・種の大半環縫群のものである3つの基部的な上科それぞれ順に2科700種、6科1万2000種、2科1万からなるのに対し環縫群少なくとも835万4000からなる

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チョウセンウグイス」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Alström et al. (2011)より。 Horornis           ウグイス H. diphone cantans 標本1    :   ウグイス 標本n   マンシュウウグイス H. diphone canturians   チョウセンウグイス H. borealis   フィリピンウグイス H. seebohmi チョウセンウグイスはかつてウグイスやマンシュウウグイスなどと共に Horeites 属に分類されていたが、それらと共に一度 Cettia 属に統合されたのち、 Horornis 属として再分離された。 以前は、マンシュウウグイス H. canturians の亜種とするか、あるいはウグイス H. diphone を広義にとらえマンシュウウグイスもチョウセンウグイスもその亜種とする説が有力だった。しかし分子系統により、チョウセンウグイスウグイスやマンシュウウグイスから系統的に離れていることが判明し独立した種とされた。一方、マンシュウウグイスはウグイスの1亜種 H. diphone cantans の系統内にあり、ウグイス含められた。 チョウセンウグイス+ウグイス(マンシュウウグイスを含む)+フィリピンウグイス H. seebohmi は単系統をなす。この3種間の系統関係不確実だが、低い確度で、チョウセンウグイスとフィリピンウグイスが近い可能性が高い。 マンシュウウグイスは日本ではまれに観察されチョウセンウグイスより体の上面の色が濃い。

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クロロピコン藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

分子系統解析から、緑藻植物門における初期分岐群1つであることが認識されるようになった藻類群である。当初は未同定環境DNAしか知られておらず、prasinophyte clade VIIA および VIIB とよばれていた (それぞれ Chloropicon, Chloroparvula に相当する)。その後形態観察含めた研究が行われ、新綱設立された。2019年現在、2属8種が知られるクロロピコン藻綱の種までの分類体系 (2019年現在)クロロピコン藻綱 Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン目 Chloropicales Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン科 Chloropicaceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロパルブラ属 Chloroparvula Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloroparvula japonica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloroparvula pacifica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 クロロピコン属 Chloropicon Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloropicon laureae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon mariensis Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon maureeniae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon primus Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon roscoffensis Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon sieburthii Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017

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ペディノ藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

ペディノは、緑藻植物門における初期分岐群1つである。比較古くから特異な緑藻として知られ単純な細胞構造をしているため原始的な緑色植物考えられることが多かった (ただし現在ではこの単純性は二次的な単純化よるもの考えられている)。プラシノ藻綱またはロクソ綱 (Loxophyceae) に分類されることもあったが、比較早い段階から独立した綱として扱われるようになった分子系統解析からは、緑藻植物のほとんどの種を含む系統群であるUTC系統群 (アオサ藻綱トレボウクシア藻綱緑藻綱) やクロロデンドロン藻綱近縁であることが示唆されており、これらを合わせて系統群名として"コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta)、分類群名として緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) とよばれることがある葉緑体遺伝子系統解析からは、クロレラ目 (トレボウクシア藻綱) との近縁性が強く支持されるが、その他の分子形質及び形態形質からはこの関係は支持されないクロララクニオン藻1種がペディノであると誤同定されていたことがあり、このをもとにした系統解析からペディノ緑色植物の中で最初に分かれたグループであるとされていたことがある2019年現在、5属20種ほどが知られており、2目3科に分類されている。スコウルフィエルディア目 (Scourfieldia のみを含む) を暫定的にペディノ藻綱分類することもあるが、2019年現在これを支持する分子情報はない。 ペディノ藻綱属までの分類体系一例 (2019年現在)ペディノ藻綱 Pedinophyceae Moestrup, 1991ペディノモナス目 Pedinomonadales Moestrup, 1991ペディノモナス科 Pedinomonadaceae Korshikov, 1938Chlorochytridion Vischer, 1945 Pedinomonas Korshikov, 1923 マルスピオモナス目 Marsupiomonadales Marin, 2012レスルトモナス科 Resultomonas Marin, 2012Resultomonas Marin, 2012 マルスピオモナス科 Marsupiomonadaceae Marin, 2012Marsupiomonas H.L.J.Jones, B.S.C.Leadbeater & J.C.Green, 1994 Protoeuglena R.Subrahmanyan, 1954

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ウミツバメ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹の科間は hackett et al. (2008)、科内は Penhallurick & Wink (2004)より。 ミズナギドリ目   アホウドリ科 Diomedeidae       ミズナギドリ科 Procellariidaeモグリウミツバメ科 Pelecanoididae ウミツバメ亜科   ヒメウミツバメ Hydrobates   ウミツバメ属 Oceanodroma* アシナガウミツバメ亜科   アシナガウミツバメ属 Oceanites   ヒメアシナガウミツバメ Garrodia   カオジロウミツバメ Pelagodroma   シロハラウミツバメ属 Fregetta   ノドジロウミツバメ Nesofregetta ウミツバメ科は、北半球中心に生息するウミツバメ亜科 Hydrobatinae と、南半球中心に生息するアシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae の2亜科分かれる。これらはいずれ単系統だが、これらを合わせたウミツバメ科単系統をなすかは疑わしいアシナガウミツバメ科 Oceanitidae を分離する説もある。 ウミツバメ亜科大半占めウミツバメ属 Oceanodroma は、ヒメウミツバメ Hydrobates を内包する側系統であり、属の再編が必要である。しかし、ウミツバメ属の模式種ハイイロウミツバメ Oceanodroma furcataヒメウミツバメ同属とされる程度近縁であり、属名 Hydrobates のほうに先取があるため、属名 Oceanodroma はジュニアシノニムとなり使えなくなる。そのため、ウミツバメ全体ヒメウミツバメ属に含め提案や、Hydrobates・Cymochorea・Halocyptena・Thalobata の4属に再編する提案があるが、系統関係不確実なためもあり、広く認められ新分類はまだない。

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ピトフーイ」の記事における「系統と分類」の解説

かつて Pitohui 属には上記6種にモリモズ Pitohui tenebrosa (Morningbird) を加えた7種が含まれ、モリモズ属と呼ばれていた。しかしすぐにモリモズ Morningbird は Pitohui 属でなくモズツグミ属 Colluricinclaへ分類するのが適当ではないかといった説が有力になり、やがて学名は Colluricincla tenebrosa と記されるようになったまた、学者によってはこの種を Malacolestes へ分類するなど、その扱いまちまちであった2013年になり、モリモズMorningbirdは、実は属の異な2種から成ることがわかり、それを機に モズヒタキ属 Pachycephala に分類され学名は Pachycephala tenebrosa となった。このとき、新たに分離され別種がモリモズ Morningbird充てられていた学名 Colluricincla tenebrosa を引き継ぎ、この別種の英名はSooty shrikethrushとされた。 このような経緯から、標準和名のモリモズはMorningbird, Sooty shrikethrushどちらに用いるのにも不適当となり、宙に浮いた態となっている。もっとも、どちらの種も2017年現在においては Pitohui 属ではないので、 Pitohui 属をモリモズ属と呼ぶのは不適切である。 モリモズを除いた6種は引き続きモズヒタキ科 Pitohui 属に残された。しかし、これらもまた多系統であるとされ、改めて4属に分類し直された。 2017年現在、これらはカラス上科内の3科に分散している。

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ストレプトカエタ属」の記事における「系統と分類」の解説

本種は古くからタケ類に近縁なものと考えられていた。その苞葉の多い花の構造など、木性のタケ類に近いとの声もあり、いずれにせよタケ亜科 Bambusoideae とする説が広く受け入れられた。ただし異説多くイネ属 Oryza に近いとかキビ連 Paniceae とする説なども唱えられた。これらは小穂構造が独特で、他のイネ科比較検討難しかった点などが大きき関わっている。他方本属イネ科中でもっとも原始的なもの、との考え強く示されてきた。他方イネ科含めていいのかどうか、という疑問もあった。 本属小穂イネ科一般小穂構造当てはめられないことから、本属小穂を偽小穂といい、このような構造を持つものはイネ科には本属の他に1属しかない。そのもう1属はアノモクロア属 Anomochloa で、この属の唯一の種は記載された後、野外発見されない期間が100年かりあり一時絶滅したものと見なされた。その点、本属のものは新熱帯域に広く分布し標本手に入りやすかったために多く研究なされたHubbard1935年本属単独独立の連、ストレプトカエタ連 Streptochaeteae とすることを唱え同時にこれを Bambusae に近いものとした。同様の扱いをする研究者多かった。Judziewicz & Soderstron(1989)はこの2属を細胞レベル解剖学から染色体まで検討した上で、この2属が近縁であること、多くの点でタケ亜科としては特殊であることを挙げた上で少なくともイネ科であることは間違いないとし、タケ亜科含めたままにする判断をしている。 草本性タケ類には上記の2属の他にもイネ科の中で原始的とされている属が幾つもあり、それらの形態学的な研究と、近年はこれに分子系統情報合わせて判断では、本属のみを含むストレプトカエタ連はアノモクロア属のみを含むアノモクロア連と近縁であり、これをアノモクロア亜科 Anomochlooideae とすること、そしてこの亜科タケ亜科のみならずこの亜科以外のイネ科すべての群に対して姉妹群をなすことが認められている。

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バルクラヤ属」の記事における「系統と分類」の解説

1826年ナサニエル・ウォーリッチ (Nathanial Wallich) はペグー (バゴー) で得られ試料をもとにした報告送り1827年に Hydrostemma linguiforme として記載された。しかしウォーリッチは同年に同じものを Barclaya longifolia の名でも記載している (改名理由不明)。先取は Hydrostemma にあるが、Barclaya の方が一般的に使われていたため、これを保存名とすることが提唱され認められている。 バルクラヤ属スイレン科他の属との近縁性は認識されいたものの、特異な形態 (合弁花冠など) をもつため、バルクラヤ科 (Barclayaceae) として独立の科に分類されることもあった。しかし2020年現在では、バルクラヤ属明らかにスイレン科含まれることが分子系統学研究から示されている。スイレン科の中では、バルクラヤ属スイレン属 + オニバス属 + オオオニバス属姉妹群であることが示唆されている。 バルクラヤ属には、4種ほどが知られる (下表)。 バルクラヤ属の種までの分類体系一例バルクラヤ属 Barclaya Wall., 1827Barclaya kunstleri (King) Ridl., 1922= Barclaya motleyi ssp. kunstleri King; Hydrostemma kunstleri (King) B.C.Stone, 1982 Barclaya longifolia Wall., 1827= Barclaya oblonga Wall.; Barclaya pierreana Thorel ex Gagnep., 1908; Hydrostemma longifolium (Wall.) Mabb., 1982 Barclaya motleyi Hook.fil., 1862= Barclaya hirta (Kurz ex Teijsm. & Binn.) Miq., 1870; Hydrostemma motleyi (Hook.fil.) Mabb., 1982; Nymphaea hirta Kurz ex Teijsm. & Binn., 1864 Barclaya rotundifolia Wall., 1827

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サイチョウ亜目」の記事における「系統と分類」の解説

ヤツガシラ亜目 Upupes, Upupae姉妹群で、共にサイチョウ目構成する伝統的にブッポウソウ目サイチョウ亜目とされてきたが、キツツキ目外側位置したため、姉妹群ヤツガシラ亜目と共にサイチョウ目として分離された。 Sibley分類では、サイチョウ亜目ヤツガシラ亜目それぞれサイチョウ目ヤツガシラ目 Upupiformesとしていた。 絶滅科としてMesselirrisoridaeが属す。       ブッポウソウ目     キツツキ目     サイチョウ目 ヤツガシラ亜目ヤツガシラ科 Upupidae     モリヤツガシラ科 Phoeniculidae     サイチョウ亜目サイチョウ科 Bucerotidae     ジサイチョウ科 Bucorvidae        

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)

キリハシ亜目」の記事における「系統と分類」の解説

キツツキ目の2亜目片方で、もう1つキツツキ亜目 Pici とは姉妹群である。Sibley分類ではこれらの群をキツツキ目 Piciformesキリハシ目 Galbuliformes としていた。 2科に分かれるキリハシ下目 Galbulides とオオガシラ下目 Bucconides に分けることもある(通常の分類はいずれ単型となる)。 キツツキ科以外のキツツキ目全てキリハシ亜目とする分類もあった。 キツツキ目 キリハシ亜目キリハシ科 Galbulidae     オオガシラ科 Bucconidae     キツツキ亜目 オオハシ下目ゴシキドリ科 Megalaimidae       オオハシ科 Ramphastidae     ハバシゴシキドリ科 Lybiidae       キツツキ下目キツツキ科 Picidae     ミツオシエ科 Indicatoridae        

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タチヨタカ属」の記事における「系統と分類」の解説

タチヨタカ属すヨタカ目アマツバメ目内包する側系統である。そのためヨタカ目複数単系統の目に分割しタチヨタカ科のみでタチヨタカ目 Nyctibiiformes とする説がある。 タチヨタカ科類縁関係はっきりしない分子系統からはアブラヨタカ科(ただし弱い)、形態系統からはヨタカ科姉妹群だという結果出ている。 Sibley分類では、ヨタカ亜目ヨタカ目に相当)ヨタカ下目アブラヨタカ小目タチヨタカ上科 Nyctibioidea の唯一の科であり、アブラヨタカ上科アブラヨタカ科のみ)と姉妹群だと考えられていた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)

タカ亜目」の記事における「系統と分類」の解説

以前タカ目 Falconiformes の3亜目1つだったが、タカ目ハヤブサ目分離され結果タカ目 Accipitriformes の2亜目1つとなり、コンドル科以外の全ての科を含む。 タカ目からコンドル目分離する説があり、その場合はタカ目にはタカ亜目のみが残される。なおタカ目単系統性には若干不確かさがあるが、タカ亜目単系統性強く支持されている。 Sibley et al. (1988) はタカ小目 Accipitrida とした。 学名 Accipitres古くリンネが目として使っており、現在のタカ目ハヤブサ目フクロウ目モズ科含まれていた。 タカ目 コンドル亜目 コンドル科 Cathartidae   タカ亜目ヘビクイワシ科 Sagittariidae   タカ上科ミサゴ科 Pandionidae     タカ科 Accipitridae        

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レンジャク科」の記事における「系統と分類」の解説

古くは5属8種からなっていたが、レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae とミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae が分離されレンジャク属のみが残された。これらの3科は、他の数科と共にレンジャク上科 Bombycillidae に含まれるが、互い系統関係不明確である。 レンジャク上科ヤシドリ科 Dulidae     ミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae     ミドリモズビタキ科 Hylocitreidae     †フサミツスイ科 Mohoidae     レンジャク科 Bombycillidae     レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae    

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ハラフシグモ科」の記事における「系統と分類」の解説

この類はクモ類の中で特に原始的な特徴を持つものと考えられる。二対の書肺歩脚触肢分化がさほど見られない点はトタテグモ亜目のものとも共通であるが、腹部見られる体節痕跡付属肢由来であることを強く示唆する糸疣の状態などはこの類だけに見られるのである古生代デボン紀から石炭紀化石として知られるごく初期クモ類には、この類と共通の特徴見られる。そのためにこの科のクモ生きた化石とも言われるこのような特徴現生種ではこの科のみであるから単独それ以外全てのクモ類対置してハラフシグモ亜目 Mesothelae構成する分岐図では、クモ目のうちの一番基部分岐したとの結果得られている。この亜目は別名を中疣類と言い、これは糸疣腹部下面中央にあることによる。なお、かつてはこれを古疣類 Archaeothelae と称したかつては糸疣を四対八個持つものをハラフシグモ科七つのものをキムラグモ科としたが、現在では両者ハラフシグモ科含めそれぞれ亜科位置扱っている。 ハラフシグモ亜科には1属47種があり、キムラグモ亜科には5属32種が知られる日本からはオキナワキムラグモ属に7種、キムラグモ属に9種が記載されている。詳細についてハラフシグモ科の属種参照されたい。 Liphistiidae ハラフシグモ科 Liphistiinae ハラフシグモ亜科Liphistius ハラフシグモ属 Heptathelinae キムラグモ亜科Abcanthela Heptathela キムラグモ属キムラグモ Ryuthela オキナワキムラグモ属 Songthela Vinathela ハラフシグモ属の1種 オキナワキムラグモ

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ハゲチメドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Irestedt & Ohlson (2008); Jønsson & Fjeldså (2007)より。 広義スズメ小目     ハゲチメドリ属 Picathartes       アカイワトビヒタキ属 Chaetops     クイナチメドリ Eupetes         オーストラリアヒタキ科 Petroicidae     スズメ小目 Passrrida     ハゲチメドリ科はアカイワトビヒタキ属+クイナチメドリと姉妹群である。これらの3属はいずれ単型科を作る。これらからなる単系統スズメ小目姉妹群で、広義にはスズメ小目含めることもある。

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パプアハナドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

Sibleyらにより新設された科で、スズメ小目スズメ上科分類された。しかしその後カラス上科近縁とされ、再定義され狭義カラス小目含められた。しかしその後ふたたび、スズメ小目近縁である(しかし含まれない可能性指摘されている。 Sibleyらはこの科を2族に分けたが、Rhamphocharis はサンプリングされておらず系統位置不確実である。 パプアハナドリ科 パプアハナドリ族   パプアハナドリ属 Melanocharis     ? メスボシハナドリ Rhamphocharis     ハシナガミツスイ族   コビトミツスイ属 Oedistoma     ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus      

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カンムリハナドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはスズメ小目スズメ上科分類されていたが、Baker et al. (2004) に基づきカラス上科移された。

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キリハシ科」の記事における「系統と分類」の解説

オオガシラ科姉妹群であり、キリハシ亜目 Galbulae にまとめられるキリハシ科内の系統関係は。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科     ミツユビキリハシ Jacamaralcyon     Brachygalba         オオキリハシ Jacamerops       Galbalcyrhynchus     キリハシ属 Galbula           オオガシラ科 Bucconidae       キツツキ亜目    

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系統と分類

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キクイタダキ属」の記事における「系統と分類」の解説

従来ウグイス上科 Sylvioidea やウグイス科 Sylviidae含められてきたが、単独上科当の孤立した系統をなす。

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イワサザイ科」の記事における「系統と分類」の解説

スズメ目の中で最初に分岐し残りスズメ目全体スズメ亜目+タイランチョウ亜目)と姉妹群である。そのため現在は、単独イワサザイ亜目 Acanthisitti分類されるスズメ目 イワサザイ亜目 イワサザイ科       タイランチョウ亜目     スズメ亜目       歴史的には、19世紀以来亜鳴禽類現在のタイランチョウ亜目)に含められていたが、1970年代から、鳴禽類現在のスズメ亜目)に近いとする説などさまざまな説現れた。 亜鳴禽類/タイランチョウ亜目 Forbes (1882)は鳴管特徴から、亜鳴禽類含めた。 Furbringer (1888) は、亜鳴禽類と共に Oligomyodi に含めた。Pycraft (1906)は、気管鳴管があるタイランチョウ亜目一部現在の分類ではカマドドリ下目からオタテドリ科とムナオビオタテドリ科を除く大半と共に Tracheophoneae 亜目含め中でもカマドドリ科近縁だとした。 亜鳴禽類の中の何に近いかは、さまざまな説現れた。 1980年代DNA-DNA交雑法によりこの説は再び唱えられた。Sibley et al. 1982は Oligomyodi 亜目イワサザイ下目 Acanthisittides としてタイランチョウ下目タイランチョウ亜目に相当)と共に含めたSibley et al. (1988)は、タイランチョウ亜目イワサザイ下目として含めた鳴禽類/スズメ亜目 Sibley (1970)は卵白タンパク質電気泳動から、亜鳴禽類ではなく鳴禽類近縁だとした。 Feduccia (1977)は鐙骨特徴から、タイランチョウ目 Tyranniformes とスズメ目分離しイワサザイ科スズメ目含めた(ただし彼はのちにイワサザイ科鐙骨独特だとした)。 Cracraft (1981)は、スズメ亜目下目不明の科として含めた。Raikow (1987)は、スズメ亜目イワサザイ下目 Acanthisittides として含めたいずれにも近くない Wolters (1977) はイワサザイ亜目とした。 Mayr (1979)は亜目不明とした。

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ミツスイ科」の記事における「系統と分類」の解説

ホウセキドリ科+トゲハシムシクイ科姉妹群である。 ミツスイ科内部ではキリハシミツスイ属 Acanthorhynchus が最初に分岐しその他のミツスイ科4つ系統分かれるミツスイ上科オーストラリアムシクイ科 Maluridae       ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae     ミツスイ科     Clade 1     Clade 2     Clade 3     Clade 4       キリハシミツスイ属 Acanthorhynchus         ホウセキドリ科 Pardalotidae     トゲハシムシクイ科 Acanthizidae           かつてミツスイ科属す属は現在と若干異なっていたが、Sibleyらは、ミツスイ科からオウゴンミツスイ Cleptornis(現在はメジロ科)、コビトミツスイ属 Oedistoma(パプアハナドリ科)、ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus(パプアハナドリ科)、オナガミツスイ属 Promerops(オナガミツスイ科 )を除外し代わりに、Epthianuridae を統合し Epthianura と キイロヒバリヒタキ Ashbyia を含めた。さらにその後、ハナガオフウチョウ Macgregoria がフウチョウ科から移されメグロ Apalopteron(メジロ科)、シロツノミツスイ Notiomystis(シロツノミツスイ科)、†Moho、†Chaetoptila が除外された。

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モズヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Norman et al. (2009)などより。   モズヒタキ科   ? ホオダレモズガラ Eulacestoma       ハシブトモズビタキ Falcunculus         ? セレベスモズヒタキ Coracornis     モズヒタキ属 Pachycephala     クロモリモズ Melanorectes         モズツグミ属 Colluricincla     Pseudorectes             コウライウグイス科 Oriolidae     モズ科 Laniidaeオウチュウ科 Dicruridaeオウギビタキ科 Rhipiduridaeカササギヒタキ科 Monarchidaeカラス科 Corvidaeオオツチスドリ科 Corcoracidaeフウチョウ科 Paradisaeidae     モズヒタキ科カラス上科含まれカラス上科の中ではカラス科など7科からなる系統近縁だが、コウライウグイス科 Oriolidae がさらに近縁可能性がある。

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オーストラリアマルハシ科」の記事における「系統と分類」の解説

ハシリチメドリ科 Orthonychidae姉妹群であり、この2科からなる系統スズメ亜目の中で比較初期分岐した系統1つである。 以前は、オーストラリアマルハシ科ハシリチメドリ科の順に分岐したとする説が有力だった。かつてのSibley分類ではカラス上科含められていた。 スズメ亜目 Menurae コトドリ上科 Menuroidea   Passeres   ニワシドリ上科 Ptilonorhynchoidea       ミツスイ上科 Meliphagoidea         オーストラリアマルハシ科 Pomatostomidae     ハシリチメドリ科 Orthonychidae       その他のスズメ亜目          

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メジロ科」の記事における「系統と分類」の解説

次の系統樹は Moyle et al. (2009)より。ただしハシブトメジロ属 Heleia の位置は Gelang et al. (2009)より。カンムリチメドリ属 Yuhina の数種、Apalopteron・セラムメジロ Tephrozosterops・マダンガメジロ Madanga・オニメジロ Megazosterops は図示されていないClade A・B は Moyle et al. による仮の系統名Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科下位系統である。 Clade I   ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科     チメドリ科 s. Gelang   チメドリ科 Timaliidae s. AOUメジロ科   シロハラカンムリチメドリ Yuhina diademata       ボルネオクリミミチメドリ Yuhina everetti     クリミミチメドリ Yuhina castaniceps           カンムリチメドリ Yuhina brunneiceps     クロアゴカンムリチメドリ Yuhina nigrimenta           ノドフカンムリチメドリ Yuhina gularis     チャエリカンムリチメドリ Yuhina flavicollis     チャバラカンムリチメドリ Yuhina occipitalis         ? Zosterornis whiteheadi   Clade A ?   Zosterornis       カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・ウォーレスメジロ Zosterops wallacei・ハシブトメジロ属 Heleia     カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・コビトメジロ Oculocincta       オウゴンミツスイ Cleptornis     Sterrhoptilus     Dasycrotapha     Clade B メジロ属 Zosterops・メグロメジロ Chlorocharis・メジロモドキ属 Speirops・オオメジロ属 Woodfordia・Rukia               ダルマエナガ科 Sylviidae       メジロ科従来はやや狭い範囲取られていたが、チメドリ科からカンムリチメドリ属 Yuhina が移されまた、モリチメドリ属 Stachyris の一部が Dasycrotapha・Sterrhoptilus・Zosterornis の3属に分離され移された。この修正によりメジロ科チメドリ科姉妹群となる。チメドリ科範囲には諸説あり、メジロ科メジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科含める説もある。 カンムリチメドリ属はメジロ科の中で基底的な側系統である。残りメジロ科Clade A と Clade B に分かれるClade A は、モリチメドリ属から分離された3属を含む数属と、メジロ属のウォーレスメジロ Zosterops wallacei からなる。カンムリメジロ属など数属は Clade A の中で1つ単系統作っているが、その中でカンムリメジロ属は多系統である。Clade B は主に、メジロ科種数過半占め大きな属であるメジロ属(ウォーレスメジロ以外)で占められ、その中に島嶼高山地理的に孤立しているいくつかの小さな属が分散して内包されている。 ただし Clade A の単系統性は弱い。さらに Gelang et al. では Zosterornis(ただし Moyle et al.サンプリングしたのとは別の種)は Clade A + Clade B 系統の外に位置しており、Clade A と Clade B の単系統姉妹関係否定している。 従来メジロ科含まれていたニッケイメジロ Hypocryptadius はスズメ科移された。

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カザリドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Ohlson et al. (2007); Tello et al. (2009); ToL (2009)より。 タイランチョウ小目タイランチョウ科 Tyrannidae カザリドリ科 fruiteaters   カンムリカザリドリ属 Ampelion   ミドリカザリドリ属 Pipreola     ズグロカザリドリ属 Carpornis Ampelioides clade   ホオジロカザリドリ Zaratornis       ウロコカザリドリ属 Ampelioides   Doliornis   クサカリドリ属 Phytotoma Rupicola cladeイワドリ属 Rupicola   アカクロカザリドリ属 Phoenicircus   ? Snowornis core cotingas   ベニカザリドリ Haematoderus     マエカケカザリドリ Querula     アカフサカザリドリ Pyroderus     ハゲガオカザリドリ Perissocephalus   カサドリ属 Cephalopterus   カザリドリCotinga     キンクロカザリドリ属 Tijuca   ムジカザリドリ属 Lipaugus     ハシブトカザリドリ Porphyrolaema   スズドリ属 Procnias       ムラサキカザリドリ属 Xipholena   ユキカザリドリ属 Carpodectes     カオグロカザリドリ Conioptilon   ハゲクビカザリドリ Gymnoderus   マイコドリ科 Pipridae   ハグロドリ科 Tityridae カザリドリ科は、新世界亜鳴禽類の2大グループ1つタイランチョウ小目の1科である。ただし小目内の系統関係解けていない。カザリドリ科姉妹群についてはマイコドリ科残りタイランチョウ小目ハグロドリ科といった説がある。 ハグロドリ科タイランチョウ小目内の複数科から近縁な属集めた科で、カザリドリ科からはハグロドリ属 Tityra・カザリドリモドキ属 Pachyramphus・ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura・モズカザリドリ属 Laniisoma・トガリハシ Oxyruncus が移された。カザリドリ科のハグロドリ亜科とされることもあったが (Prum et al. 2000)、現在は別科とされる。 Ohlson et al. (2007)はカザリドリ科4つ大きな系統分けたが、いくつかの属の系統位置不確実である。ズグロカザリドリ属は4系統のいずれにも属さない。Snowornis は core cotingas 内の基底位置するが、Rupicola clade近縁とする説もある。 Prum et al. (2000)はカザリドリ科を4亜科分けたが、そのうちハグロドリ亜科は現在は別科なので、現在のカザリドリ科は彼らの3亜科からなるクサカリドリ亜科 Phytotominae は Ampelion clade に、カザリドリ亜科 Cotinginae は core cotingas(Snowornis を含む)にあたる。イワドリ亜科 Rupicolinae は fruiteaters + Rupicola clade にあたるが、これはおそらく単系統ではない。 ツバメカザリドリ Phibalura・キクイタダキカザリドリ Calyptura の系統位置不確実であり、国際鳥類学会議 (IOC) やアメリカ鳥学会 (AOU) 南アメリカ分類委員会 (SACC) は科未定としている。 Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目タイランチョウ科1科とし、カザリドリ科はその中のカザリドリ亜科 Cotinginae としていた。 クサカリドリ属はかつて単型科のクサカリドリ科 Phytotomidae とされたことがあった。

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トゲハシムシクイ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Gerdner et al. (2010)より。ホウセキドリ科 Pardalotidae と姉妹群である。 ミツスイ上科オーストラリアムシクイ科 Maluridae       ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae       ミツスイ科 Meliphagidae       ホウセキドリ科 Pardalotidae     トゲハシムシクイ科 Acanthizidae           キンガオモズガラ Pachycare がモズヒタキ科 Pachycephalidae(あるいはオーストラリアヒタキ科 Petroicidae)から移された。一方以前あった、Amalocichla をオーストラリアヒタキ科から移す説は否定された。 Sibley & Ahlquist (1990) はトゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae(トゲハムシクイ科にあたる、ただしキンガオモズガラ Pachycare を除く)をヤブムシクイ族 Sericornithini とトゲハシムシクイ族 Acanthizini に分けた。これらをヤブムシクイ亜科 Sericornithinae・トゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae とすることもある。ただしこれらの族・亜科はいずれ多系統である。

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オリーブアメリカムシクイ」の記事における「系統と分類」の解説

イワヒバリ科イワヒバリ属のみ)の姉妹群である。

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真正紅藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

真正紅藻紅藻の中で最大グループであり、2019年現在およそ6,800種が知られている。果胞子体の存在特徴とする紅色植物一群として、古くから認識され真正紅藻綱または紅藻綱 (Rhodophyceae) 真正紅藻亜綱 (Florideophycidae) に分類されていた。また真正紅藻亜綱と同じ範囲ウミゾウメン亜綱 (Nemaliophycidae; 現在では範囲変わっており、真正紅藻一部のみを含む) の名が使われることもあった。真正紅藻以外の紅藻類は、原始紅藻類 (綱または亜綱) としてまとめられていたが、現在では複数の綱に分割されている。紅色植物門の中では、真正紅藻綱ウシケノリ綱姉妹群であり、両者合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 伝統的には、真正紅藻果胞子体の発達様式をもとに4目、後に6目 (ウミゾウメン目、テングサ目、カクレイト目、スギノリ目、マサゴシバリ目、イギス目) に分類されることが多かったその後ピットプラグ形式生殖様式生活環など基づいていくつかの目が提唱された (ベニマダラ目、イタニグサ目、カワモズク目、ダルス目など)。さらに2000年代以降は、分子系統学研究などに基づいて新たな目が次々と提唱されている。2019年現在では、真正紅藻内に約30目が認識されており、これらは5つ亜綱にまとめられている。これら5亜綱系統関係、および目までの分類体系を以下に示す。 真正紅藻綱ベニマダラ亜綱       ウミゾウメン亜綱       サンゴモ亜綱       イタニグサ亜綱     マサゴシバリ亜綱           真正紅藻綱5亜綱系統真正紅藻綱の目までの分類体系 (2019年現在)真正紅藻綱 Florideophyceae Cronquist, 1960ベニマダラ亜綱 Hildenbrandiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004ベニマダラ目 Hildenbrandiales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ウミゾウメン亜綱 Nemaliophycidae T.Christensen, 1978カワモズク目 Batrachospermales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ロダクリア目 Rhodachlyales G.W.Saunders, S.L.Clayden, J.L.Scott, K.A.West, U.Karsten & J.A.West in J.A. West et al., 2008 チスジノリ目 Thoreales K.M.Müller, Sheath, A.R.Sherwood & Pueschel in K.M.Müller et al., 2002 バリア目 Balliales H.-G.Choi, G.T.Kraft, & G.W.Saunders, 2000 コリノダクティルス目 Corynodactylales G.W.Saunders, Wadland, Salomaki & C.E.Lane, 2019 バルビアニア目 Balbianiales R.G.Sheath & K.M.Müller, 1999 ウミゾウメン目 Nemaliales F.Schmitz in Engler, 1892 エントウィスレイア目 Entwisleiales F.J.Scott, G.W.Saunders & Kraft, 2013 ベニマユダマ目 Colaconematales J.T.Harper & G.W.Saunders, 2002 アクロカエチウム目 Acrochaetiales Feldmann, 1953 ダルス目 Palmariales Guiry & D.E.G.Irvine in Guiry, 1978 サンゴモ亜綱 Corallinophycidae Le Gall & G.W.Saunders, 2007サンゴモ目 Corallinales P.C.Silva & H.W.Johansen, 1986 ロドゴルゴン目 Rhodogorgonales S.Fredericq, J.N.Norris & C.Pueschel, 1995 ハパリデウム目 Hapalidiales W.A.Nelson, J.E.Sutherland, T.J.Farr & H.S.Yoon in W.A.Nelson et al., 2015 エンジイシモ目 Sporolithales Le Gall & G.W.Saunders in Le Gall et al., 2010 イタニグサ亜綱 Ahnfeltiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004イタニグサ目 Ahnfeltiales Maggs & Pueschel, 1989 ピヒエラ目 Pihiellales J.M.Huisman, A.R.Sherwood and I.A.Abbott, 2003 マサゴシバリ亜綱 Rhodymeniophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004カギノリ目 Bonnemaisoniales Feldmann & G.Feldmann, 1942 カテネロプシス目 Catenellopsidales K.R.Dixon, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2106 アトラクトフォラ目 Atractophorales Maggs, L.Le Gall, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2016 イワノカワ目 Peyssonneliales Krayesky, Fredericq & J.N.Norris, 2009 スギノリ目 Gigartinales F.Schmitz in Engler, 1892 ユカリ目 Plocamiales G.W.Saunders & Kraft, 1994 ヒメウスギヌ目 Nemastomatales Kylin, 1925 テングサ目 Gelidiales Kylin, 1923 オゴノリ目 Gracilariales Fredericq & Hommersand, 1989 イソノハナ目 Halymeniales G.W.Saunders & Kraft, 1996 ヌラクサ目 Sebdeniales Withall & G.W.Saunders, 2007 マサゴシバリ目 Rhodymeniales F.Schmitz in Engler, 1892 アクロシンフィトン目 Acrosymphytales R.D.Withall & G.W.Saunders, 2007 インキューリーア目 Inkyuleeales Díaz-Tapia & Maggs, 2019 イギス目 Ceramiales Nägeli, 1947

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腹毛動物」の記事における「系統と分類」の解説

原体控を持ち繊毛運動することなど、ワムシ類共通する部分あり、かつては輪形動物中に含められた。まとめて袋形動物としたこともあった。現在では独立群と見なすことが多い。 腹毛動物門には12科、150種ばかりが知られる。すべてが腹毛綱に含まれ、2目に分けられるイタチムシ目毛遊目 Chaetonotida)はほとんどが淡水性頭部腹部の間がくびれるオビムシ目(マクロダシス目 Macrodasyoidea)は、すべてが海産。体は幅が一定の帯状腹側面には多数粘着管が配置する種数はこちらの方が多い。

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ウズグモ科」の記事における「系統と分類」の解説

篩板を持つ群が持たない群と別系統考えられていた時代には、コガネグモ科とは独自に円網を発達させた群と考えられた。現在ではむしろコガネグモ上科近縁なものと考えられている。 世界で18270種ほどが知られ、その多く熱帯域中心に分布する日本では網を張るものはかつては全てウズグモ属に含めたが、現在は細分されている。南西諸島ではウズグモ類に島ごとの種分化見られる。 以下に小野編著(2009)から日本産属種をあげる。世界属種についてはウズグモ科属種一覧を参照されたい。 Uloboridae ウズグモ科Miagrammopes マネキグモ属:マネキグモ・ミドリマネキグモ Hyptotes オウギグモ属:オウギグモ Uloborus ウズグモ属:タイリクウズグモ Philoponella ヒメウズグモ属:マツガエウズグモ Zosis ミナミウズグモ属:ミナミウズグモ Octonoba トウキョウウズグモ属:トウキョウウズグモ・ヤマウズグモ・エゾウズグモ・カタハリウズグモ他 ヤエヤマウズグモ・雄成体 マツガエウズグモ・雌成体 オウギグモ・雌成体

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ヨタカ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Han (2006)・Han et al. (2010)より。属は彼らの提案よるもの使った。 アマツバメヨタカ類   タチヨタカ科 Nyctibiidae     アブラヨタカ科 Steatornithidae     ガマグチヨタカ科 Podargidaeヨタカ科ヒゲナシヨタカ属 Eurostopodus       ミミヨタカ属 Lyncornis   ヨタカ科sensu S&A   キエリヨタカ Gactornis   corecaprimulgids NW1   アンチルコヨタカ属 Siphonorhis       コモンヨタカ属 Nyctiphrynus     Antrostomus       NW2 アメリカヨタカ属 Chordeiles   NW3 ハサミオヨタカ属 Hydropsalis   OW ヨタカ属 Caprimulgus             アマツバメ目 Apodiformes     ヨタカ科ヨタカ目の1科だが、ヨタカ目側系統であり、系統的にヨタカ科はアマツバメヨタカ類 Cypselomorphae 内の1系統となる。他の科との系統関係不確実だが、アマツバメ目との姉妹関係弱く支持されている。 ヨタカ科の中ではまず基底的なヒゲナシヨタカ属ミミヨタカ属・キエリヨタカがこの順に分岐した。ただし、ヒゲナシヨタカ属(+ミミヨタカ属 ?)は他のヨタカ科別系統だとする説もある。これらの基底群分岐した残りcore caprimulgids は4つ系統分かれそのうち1つ OW旧世界 (Old World) とオーストラリア区に、他の3つ NW1–3 は新世界 (New World) に生息するヨタカ科の属分類流動的で、近年15属に分けられてきた。しかし、少なからぬ属が非単系統であり、Han; Han et al.系統的な9属に再編した一方、彼らが1属としたNW3についてAOU南アメリカ命名委員会 (SACC) は、彼らの案だけでなく系統的な数属に再編する案にも言及している(ただしどちらも採用されなかった)。国際鳥類学会議 (IOC) は2011年に彼らの提案一部採用した中でも最大ヨタカ属 Caprimulgus は、主に旧世界棲息する属だが、かつて Antrostomus(模式種チャックウイルヨタカ)または Setochalcis とされてきた新世界グループ統合された (Peters 1940)。現行のヨタカ属は、OWNW1NW3基底群分散した多系統であり、Han; Han et al.OW以外の種を別の属に分離・再分離移動した

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フウチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

カラス上科の中でフウチョウ科など7科が単系統形成するが、それらの系統関係不確実である。フウチョウ科モズ科 Laniidae・オオツチスドリ科 Corcoracidae が単系統をなす、もしくはフウチョウ科カササギヒタキ科 Monarchidae が近縁である(ただしモズ科サンプリングされていない)とする説がある。 フウチョウ科5つ系統別れ基底から順に A–E と仮称される。     オウギビタキ科 Rhipiduridae     カササギヒタキ科 Monarchidae   フウチョウ科 A   カラスフウチョウ Lycocorax   manucode   ナキカラスフウチョウ Phonygammus     テリカラスフウチョウ属 Manucodia       core birds‐of‐paradise B   フキナガシフウチョウ Pteridophora     カンザシフウチョウ属 Parotia       C   ジュウニセンフウチョウ Seleucidis     カマハシフウチョウ属 Drepanornis     シロハタフウチョウ Semioptera       ウロコフウチョウ属 Ptiloris     カタカケフウチョウ Lophorina         D   オナガカマハシフウチョウ属 Epimachus       キヅノフウチョウ属 Paradigalla     オナガフウチョウ属 Astrapia       E     ヒヨクドリ Cicinnurus     ミノフウチョウ属 Diphyllodes       フウチョウ属 Paradisaea               モズ科 Laniidae     オオツチスドリ科 Corcoracidae     オウチュウ科 Dicruridae     カラス科 Corvidae     クロチメドリ属 Melampitta     伝統的なフウチョウ科Mayr (1962) により2亜科に、あるいは3亜科分けられてきた。しかしフウチョウモドキ亜科 Cnemophilinae とされたカンムリフウチョウモドキ属 Cnemophilus・ツノハシフウチョウモドキ Loboparadisea は大きく離れた別系統であり、フウチョウモドキ科 Cnemophilidae として分離された。 Mayr残り全てフウチョウ亜科 Paradisaeinae とした。ただし、manucode と総称されるテリカラスフウチョウ属 Manucodia・ナキカラスフウチョウ Phonygammus をその基底群とし、独立したテリカラスフウチョウ亜科 Manucodinae とする説もあった。実際系統ではそれらはカラスフウチョウ Lycocorax と共にフウチョウ科基底群 Clade A を作る亜科分類諸説ありフウチョウ科自体から外す説もあったハナガオフウチョウ Macgregoria は、系統的に大きく離れたミツスイ科 Meliphagidae に移された。 伝統的にフウチョウ科含まれないクロチメドリ属 Melampitta を、Sibley & Ahlquist (1987) はフウチョウ科(+フウチョウモドキ科)の基底だとした。実際フウチョウ科とは別系統だが、そう遠くない系統位置にある。 フウチョウ科含める説があったビロードムシクイ Lamprolia は、近縁オウギビタキ科 Rhipiduridae移された。 Sibley & Ahlquist (1990) ではフウチョウ族 Paradisaeini とされ(ただしフウチョウモドキ亜科・クロチメドリ属を含む)、カラス亜科分類されていた。

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系統と分類

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ナンベイウズラ科」の記事における「系統と分類」の解説

キジ目の中で大きく放散したキジ亜目広義キジ科)に属しキジ科姉妹群であるか、側系統キジ科内包されるキジ科ナンベイウズラ亜科 Odontophorinae として含める説もある。 分子系統に基づき2種キジ科から移された。これらはイシシャコ属 Ptilopachus に分類され残りナンベイウズラ科姉妹群である。 キジ亜目ホロホロチョウ科 Numididae       キジ科一部 ?     ナンベイウズラ科その他のナンベイウズラ科     イシシャコ属 Ptilopachus       キジ科 Phasianidae (の一部 ?)         Sibley分類ではキジ目キジ亜目に相当)の中で最初に分岐したとされ、単型ナンベイウズラ小目 Odontophorida に属した

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系統と分類

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フウキンチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

9初列風切をもつ nine-primaried oscines の1科である。ホオジロ科フウキンチョウ亜科、あるいはアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族とも。

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カンムリアマツバメ属」の記事における「系統と分類」の解説

カンムリアマツバメ科アマツバメ科姉妹群で、あわせてアマツバメ亜目構成するSibley分類では、アマツバメ目アマツバメ亜目にあたる)に分類されていた。 伝統的なアマツバメ目 アマツバメ亜目アマツバメ科     カンムリアマツバメ科       ハチドリ科    

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アトリ属」の記事における「系統と分類」の解説

アトリ科の中で最初に分岐した属であり、アトリ科残り全て姉妹群である。そのため単独アトリ亜科分類される

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ツノホコリ類」の記事における「系統と分類」の解説

ツノホコリ属古くから知られていた生物であり、大型変形体をもち、そこから大型の子実体形成するため、変形菌分類されていた。しかし子実体ゼラチン質であり、胞子を外生する点で他の変形菌とは大きく異なる。そのため、ツノホコリ亜綱 (学名: Ceratiomyxomycetidae) として他の変形菌分けられることが多かった。 また1960年代より、柄と1〜数個胞子のみからなる微小な子実体形成するアメーバ類である原生粘菌認識されるようになったツノホコリ属の子実体 (担子体) 表面には1個の胞子をつけた柄が多数形成されるが、この構成要素原生粘菌の子実体 (sporocarp) に類似しており、ツノホコリ属特殊化した (巨大化した) 原生粘菌であるとも考えられるようになった。 しかし原生粘菌は、当初から変形菌タマホコリカビ類祖先的な生物群として考えられており、単系統群であると考えられていたわけではない (一部原生粘菌変形菌などにより近縁であると考えられていた)。アメーバ細胞形態微細構造学的特徴から、原生粘菌はいくつかの系統群分けられる考えられていたが、そのうちツノホコリ属は、Protosporangium や Clastostelium とともに系統群構成していると考えられ、この系統群Group Vaよばれていた。形態形質からは、原生粘菌の中で Group Va変形菌に最も近縁であることが示唆されていた。 その後2010年以降分子系統学研究より、原生粘菌複数系統群からなることが確認されそのうち Group Va (ツノホコリ属、Protosporangium、Clastostelium) が変形菌姉妹群であることが示された。この系統群に対しては、プロトスポランギウム目 (学名: Protosporangiida) の名が与えられていたが、ツノホコリ属あわせてツノホコリ綱 (学名: Ceratiomyxea、Ceratiomyxomycetes)、ツノホコリ目 (学名: Ceratiomyxida、Ceratiomyxales) に分類することが提唱されている。2017年現在ツノホコリ綱には3属9種が知られるツノホコリ類の種までの分類体系一例 (綱、目、科の学名国際動物命名規約におけるものを主とし、[ ]内に国際藻類・菌類・植物命名規約におけるものを示している)アメーボゾアAmoebozoa Cavalier-Smith, 1998コノーサ亜門 Conosa Cavalier-Smith, 1998 (≒ Evosea)動下門 Mycetozoa Cavalier-Smith, 1998 (Eumycetozoa)ツノホコリ綱 Ceratiomyxea D. Hawksworth, B. Sutton, G.C. Ainsworth, 2019 [Ceratiomyxomycetes]ツノホコリ目 Ceratiomyxida G.W. Martin ex M.L. Farr & Alexopoulos, 1977 [Ceratiomyxales] (= プロトスポランギウム目 Protosporangiida Cavalier-Smith, 2016)ツノホコリ科 Ceratiomyxidae J. Schröter, 1889 [Ceratiomyxaceae]ツノホコリ属 (ツノホコリカビ属) Ceratiomyxa J. Schröter, 1889ツノホコリ Ceratiomyxa fruticulosa (O.F. Müller) T. Macbride, 1899子実体がまばらに分枝するものが最もふつうであるが、円柱状で分枝しないエダナシツノホコリ (var. descendens Emoto, 1933)、円柱先端放射状分枝したカンボクツノホコリ (var. arbuscula (Berkeley & Broome) Nannenga-Bremekamp, 1975)、状に細かく分枝したナミウチツノホコリ (var. flexuosa (Lister) G. Lister, 1911)、ハチの巣状のタマツノホコリ (var. porioides (Albertini & Schweinitz) G. Lister, 1911) などの変種がある。世界的な広域分布種である。 Ceratiomyxa sphaerosperma Boedijn, 1927 Ceratiomyxa morchella Weldon, 1954 Ceratiomyxa hemisphaerica Olive & Stoianovitch, 1979 プロトスポランギウム科 Protosporangiidae Cavalier-Smith, 2016Clastostelium L.S. Olive & Stoianovitch, 1977Clastostelium recurvatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1977 Protosporangium L.S. Olive & Stoian., 1972Protosporangium articulatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium bisporum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium conicum W.E. Bennett, 1986 Protosporangium fragil L.S. Olive & Stoianovitch, 1972

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系統と分類

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ブッポウソウ目」の記事における「系統と分類」の解説

狭義のブッポウソウ目単系統だが、伝統的な広義ブッポウソウ目単系統ではなく側系統であり、キツツキ目キヌバネドリ目キヌバネドリ科のみ)を系統として含む。サイチョウ目オオブッポウソウ目分離されたのは、キツツキ目独立目として残すためである。       ブッポウソウ目         カワセミ科 Alcedinidae     ハチクイモドキ科 Momotidae       コビトドリ科 Todidae         ジブッポウソウ科 Brachypteraciidae     ブッポウソウ科 Coraciidae         ハチクイ科 Meropidae       キツツキ目     サイチョウ目 サイチョウ亜目サイチョウ科 Bucerotidae     ジサイチョウ科 Bucorvidae     ヤツガシラ亜目ヤツガシラ科 Upupidae     カマハシ科 Phoeniculidae           キヌバネドリ目 キヌバネドリ科 Trogonidae     オオブッポウソウ目 オオブッポウソウ科 Leptosomidae     ブッポウソウ目キヌバネドリ目内包する側系統であることは以前より指摘されていた。それに対しブッポウソウ目複数単系統(と思われた)目に分離するか、キヌバネドリ目ブッポウソウ目含め措置取られた。 Feduccia (1977)は、キヌバネドリ目姉妹群考えたカワセミ科+ハチクイモドキ科+コビトドリ科+ハチクイ科カワセミ目 Alcediniformes に分離し、さらにサイチョウ目サイチョウ亜目)、ヤツガシラ目ヤツガシラ亜目)を分離しブッポウソウ目にはブッポウソウ科+ジブッポウソウ科+オオブッポウソウ科のみを残した。ただし実際には、このカワセミ目とブッポウソウ目単系統ではない。 Maurer (1981)は、キヌバネドリ科ブッポウソウ目含めたキヌバネドリ科は Feduccia のカワセミ目の内部位置するとし、キヌバネドリ科合わせてカワセミ下目 subinfraorder Alcedinides に分類した。 Cracraft (1982)は、キヌバネドリ科ブッポウソウ目カワセミ亜目 Alcedinesブッポウソウ目+オオブッポウソウ目にあたる)に含めブッポウソウ下目 Coracii ・カワセミ下目 Alcedini(Feduccia のブッポウソウ目カワセミ目にあたる)と並ぶキヌバネドリ下目 Trogones とした。ブッポウソウ目には他にサイチョウ亜目 Bucerotes・ヤツガシラ亜目 Upupes が属していた。 Sibley & Alhquist (1990) は、サイチョウ目サイチョウ亜目)とヤツガシラ目ヤツガシラ亜目)を分離したカワセミ目は分離しない)。キヌバネドリ目ブッポウソウ目姉妹群だと考えた。このブッポウソウ目現在のものとほぼ同じだが、オオブッポウソウ科含んでおり単系統ではない。Feduccia のブッポウソウ目カワセミ目はブッポウソウ亜目 Coracii とカワセミ亜目 Alcedini としてカワセミ目に含まれていた。

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系統と分類

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ネコブカビ類」の記事における「系統と分類」の解説

栄養体変形菌変形体似た特徴があるので、かつては変形菌門に位置付けられていた。また寄生性粘菌とも呼ばれ変形菌門の下、ネコブカビ綱(Plasmodiophoromycetes)ネコブカビ目(Plasmodiophorales)に分類され時期もある。この生物カビ名があるのも、この分上の位置付けよる。菌類の他に、不等毛植物門下位置かれる場合もあった。近年(特に2003年以降)では、分子系統解析に基づきケルコゾア中に独立亜門もしくは綱として置かれている。 ネコブカビ類そのもの様々な共通の形態的特徴、すなわち共通の核分裂様式胞子細胞壁組成遊走細胞鞭毛装置構造など有し良くまとまった単系統の群であると考えられている。1030種ほどが知られるが、すべて一つの目にまとめ、1ないし2つの科にまとめる。主として休眠胞子の集まる状態、どのような形の休眠胞子堆を形成するかによって属の区別なされている。たとえばネコブカビ決まった形態取らないのが特徴であり、スポンゴスポラは内部空洞の多いスポンジ状の構造をとる。また Tetramyxa は4個ずつ、Octomyxa は8個ずつの休眠胞子が塊を作る胞子自体形態等はあまり考慮されないネコブカビPhytomyxea Engler and Prantl, 1897, Plasmodiophorida Cook, 1928, Plasmodiophoromycota Whittaker, 1969 ネコブカビ綱 Plasmodiophoromycetesネコブカビ目 Plasmodiophoralesネコブカビ科 Plasodiophoraceaeネコブカビ Plasmodiophora:アブラナ科トチカガミ科アマモ科寄生休眠胞子多く場合塊を形成しない。 スポンゴスポラ Spongospora:ジャガイモ、まれにトマト発生休眠胞子堆は球形から楕円形内部スポンジ状。 ポリミクサ Polymyxa:小麦サトウダイコンなどに寄生休眠胞子堆は特定の形をとらない。 Membranosorus:コナギ属の一種Heteranthera dubia)に寄生休眠胞子堆は単層構造円盤型。 ソロスファエラ Sorosphaera:クワガタソウ属イヌノフグリなど)に寄生休眠胞子堆は球形空洞が多い。 テトラミクサ Tetramyxa:ヒルムシロ科寄生休眠胞子は4個組。 ソロディスクス Sorodiscus:アワゴケ科寄生休眠胞子堆は二層構造円盤型。 ボロニナ Woronina:ミズカビ・フハイカビ・フシナシミドロに寄生休眠胞子堆は特定の形をとらない。 オクトミクサ Octomycsa:フハイカビ寄生休眠胞子は8個組。 ファゴミクサ科 Phagomyxaceaeファゴミクサ Phagomyxa:藻類寄生

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ザクロ属」の記事における「系統と分類」の解説

ザクロ属は、ミソハギ科のラフォエンシア属 Lafoensia ・ミズガンピ属 Pemphis ・カプロニア属 Capuronia ・ガルピニア属 Galpinia に近縁である。これらとザクロ属あわせた5属で単系統形成する。その系統はさらに、タバコソウCuphea やファイアフレームブッシュ属 Woodfordia からなる系統姉妹群である。 ケーネ(Koehne) (1881, 1903) は、下位卵形果実をつける3属、ザクロ属ハマザクロ属 Sonneratia ・ドゥアバンガ属 Duabanga を、ミソハギ科区別しそれぞれ単型科とした。すなわち、ザクロ属単型ザクロ科 Punicaceae とした。しかし Johnson and Briggs (1984) などにより、それらが系統的にミソハギ科含まれることが明らかになった。 過渡的な説として、Dahlgren and Thorne (1984) は、それらをミソハギ科含めたものの、亜科レベル単型とした。すなわち、ザクロ属ミソハギ科ザクロ亜科 Punicoideae となった旧来のミソハギ科ミソハギ亜科となった)。しかし、先に述べたとおりザクロ属は(他の2属も)ミソハギ科内の数属と近縁であり、亜科地位否定される

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タマシギ科」の記事における「系統と分類」の解説

レンカク科 Jacanidae姉妹群である。互いに姉妹群となる2属に分かれる。     レンカク科 Jacanidaeタマシギ科タマシギ属 Rostratula     ナンベイタマシギ Nycticryphes      

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オタテドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

アメリカ大陸分布する新世界亜鳴禽類の1科である。最初に記載された属はクロアカオタテドリ属 Pteroptochos Kittlitz, 1830 だが、カンムリオタテドリ属 Rhinocrypta Gray, 1840 にもとづく科名使われている。 2つ亜科分かれる。おそらくジアリドリ科 Grallariidae と姉妹群であり、合わせてジアリドリ上科 Grallarioidea を形成する。 かつてオタテドリ科分類されていたムナオビオタテドリ属 Melanopareia は小目レベル別系統であり、別科ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae に分離された。一方、かつてオタテドリ科含まれないという説もあった ホシオタテドリ Psilorhamphus はオタテドリ科含まれるカマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae     ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae     アリサザイ科 Conopophagidae   カマドドリ小目 ジアリドリ上科ジアリドリ科 Grallariidae   オタテドリ科   タンビオタテドリ亜科 Scytalopodinae     カンムリオタテドリ亜科 Rhinocryptinae       カマドドリ上科   アリツグミ科 Formicariidae     カマドドリ科 Furnariidae        

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サケイ科」の記事における「系統と分類」の解説

現代的な分類では、単型サケイ目構成する。 Fürbringer (1888); Gadow (1893); Stegmann (1968) などにより、ハト目との骨格の共通点指摘され伝統的にハト目含められてきた。ただし、ハト科とは相違点も多いため、サケイ亜目 Pterocletes としてハト亜目 Columbae とは区別されていた。 Sibley分類ではハト目から外されたが、チドリ目ミフウズラ科以外)の姉妹群とされ、同じコウノトリ目チドリ亜目サケイ下目 Pteroclides として分類された。実際チドリ目とは類縁性はない。 サケイ目系統的位置は、Neoaves一員という以上に確定していない。Ericson (2006) ではハト目サケイ目姉妹群とされたが、より多い遺伝子による Hackett (2008) では、((ハト目+クイナモドキ目)+サケイ目)、つまり近くはないが姉妹群ではないという関係が、非常に弱く支持されるにとどまる)。分子系統未確定とし、形態から、ハト目サケイ目姉妹群とみなすべきだとも意見もある。

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ムクドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Lovette & Rubenstein (2007) などより。 ムクドリ科sensu S&A     マネシツグミ科 Mimidaeムクドリ科   PhillipineRhabdornis キバシリモドキ属 Rhabdornis   South Asian/Pacific Starlings     オオサマムクドリ属 Basilornis       メガネムクドリ Sarcops     カササギムクドリ属 Streptocitta         キムネムクドリ属 Mino       キュウカンチョウ属 Gracula     キガシラムクドリ Ampeliceps             アカマユムクドリ Enodes     シュウダンムクドリ Scissirostrum       カラスモドキ属 Aplonis         EurasianStarlings   Sturnus       トサカムクドリ Creatophora     バライロムクドリ Pastor       Agropsar     Gracupica           Sturnia     Sturnornis     カンムリシロムク Leucopsar         ムクドリ属 Spodiopsar     ハッカチョウ属 Acridotheres             Red‐wingedStarlings チャバネテリムク属 Onychognathus   AfricanStarlings     ハマダラムクドリ Saroglossa     ハジロムクドリ Neocichla             ムナジロテリムク Grafisia     ニショクムクドリ Speculipastor       ホソオテリムク属 Poeoptera         Hylopsar     クロハラテリムク Notopholia       テリムクドリ属 Lamprotornis         Amesyst &MadagascarStarlings   マダガスカルムクドリ Hartlaubius     シロハラムクドリ Cinnyricinclus             ウシツツキ科 Buphagidae     ムクドリ科姉妹群マネシツグミ科である。 次いで近縁なウシツツキ科は、ウシツツキ属 Buphagus のみの単型科である。かつてはこれをウシツツキ亜科 Buphaginae としてムクドリ科含める(現在のムクドリ科ムクドリ亜科 Sturninae とする)こともあった。 ムクドリ科6つ大きな系統分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。 キバシリモドキ属 Rhabdornis は、かつてはチメドリ科 Timalidae や単型キバシリモドキ科 Rhabdornidae とされてきたが、ムクドリ科含まれるSibley & Ahlquist (1990) は、ムクドリ科マネシツグミ科含めた現在のムクドリ科とウシツツキ科は、ムクドリ科ムクドリ族 Sturnini にまとめられていた。

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ズクヨタカ科」の記事における「系統と分類」の解説

「ズクヨタカ」という名だがヨタカ類よりはアマツバメ類近縁である。伝統的にヨタカ目含められてきたが、現代的な分類ではアマツバメ目移されるアマツバメ目の中では最も基底分岐する。 1科でズクヨタカ目 Aegotheliformes とする説もある。かつてのSibley分類では、ヨタカ亜目ヨタカ目に相当)とは別のズクヨタカ亜目 Aegotheli に1科のみで分類されていた。Sibleyらはこれらをフクロウ目含めたが、ヨタカ目の2亜目とすることもある。 アマツバメヨタカ類 アマツバメ目 伝統的なアマツバメ目ハチドリ科       アマツバメ科     カンムリアマツバメ科         ズクヨタカ科       ガマグチヨタカ科     ヨタカ科     アブラヨタカ科     タチヨタカ科    

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レンカク科」の記事における「系統と分類」の解説

タマシギ科 Rostratulidae姉妹群である。 以下の内系統は Whittingham et al. (2000)より。BS値はあまり高くないが、最初分岐形態からも支持されている。アジアレンカク属とアフリカレンカクのどちらが先に分岐したかは解析によって異なるので多分岐にしてある。   レンカク科     アジアレンカク Metopidius       ヒメレンカク Microparra     トサカレンカク Irediparra       アフリカレンカク属 Actophilornis         アメリカレンカク属 Jacana     レンカク Hydrophasianus         タマシギ科 Rostratulidae    

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オーストラリアヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説

Sibleyらによりカラス上科分類されたが、側系統カラス上科整理される際、除外された。現在カラス上科とされる単系統とはあまり近縁ではなくスズメ小目に近い。広義スズメ小目含めることもある。

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ウシケノリ綱」の記事における「系統と分類」の解説

古くは、真正紅藻以外の紅藻全て Bangiophyceae または Bangiophycidae に分類されていた (和名ではそれぞれ原始紅藻綱原始紅藻亜綱よばれることが多かった)。しかしこのまとまり単系統群はないため、現在ではウシケノリアマノリ仲間だけが Bangiophyceae (範囲変わったため現在ではウシケノリ綱よばれる) に分類されるようになった。これら以外の原始紅藻」はチノリモ綱ロデラ綱ベニミドロ綱オオイシソウ綱イデユコゴメ綱移された。紅色植物の中で、ウシケノリ綱真正紅藻綱姉妹群であると考えられており、両者合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 カナダから、約12年前化石種として Bangiomorpha pubescens が報告されている。この種は、その名のように現生ウシケノリ属 (Bangia) に類似しており、一般的に紅藻であると考えられている。この化石は、多細胞性真核生物および有性生殖存在示唆するものとして、広く受け入れられている最古化石でもある。 2020年現在現生種としてはおよそ180種が知られており、1目1科20属ほどに分類されている。古く糸状の Bangia と膜状の Porphyra のみが認識されていたが、分子系統学研究からはこれらの属が非単系統群であることが示されウシケノリ綱の中でこのような形の平行進化頻繁に起こったことが示唆されている (下系統樹)。2020年現在では分子情報基づいてこれらの属は分割され多数の属が新設されている。その過程でよく知られた属であった Porphyra (アマノリ) は解体され2011年にはアサクサノリスサビノリなど食用として日本人身近なアマノリ類は Pyropia に移された。さらに2020年には Pyropia も解体されアサクサノリスサビノリは Neopyropia に移された。2020年現在一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ウシケノリ綱ウシケノリ目、ウシケノリ科   ■ Minerva       ■ Dione       ● アカネグモノリ属 (Neomiuraea)       ■ ウシケノリ属 (Bangia)     ■ "Bangia" 1       ● ポルフィラ属 (Porphyra)       ● クリメネ属 (Clymene)     ● ネオテミス属 (Neothemis)             ● リシテア属 (Lysithea)       ■ Pseudobangia       ● フシフォリウム属 (Fuscifolium)     ■ "Bangia" 2         ● マクレアマノリ属 (Boreophyllum)       ● ベニタサ属 (Wildemania)     ■ "Bangia" 3       ● オオノノリ属 (Uedaea)       ● ポルフィレラ属 (Porphyrella)     ● ミナミアマノリ属 (Phycocalidia)     ● アマノリ属 (Neopyropia)       ● オニアマノリ属 (Neoporphyra)     ● ウップルイノリ属 (Pyropia)                       ウシケノリ綱内の系統仮説一例.● = アマノリ型 (膜状)、■ = ウシケノリ型 (多列糸状). 二重線は非単系統群であることを示す. ウシケノリ綱属までの分類体系一例代表種 (2020年現在)ウシケノリ綱 Bangiophyceae Wettstein, 1901ウシケノリ目 Bangiales Nägeli, 1847ウシケノリ科 Bangiaceae Duby, 1830ウシケノリ属 Bangia Lyngbye, 1819 [シノニム:Bangiadulcis W.A.Nelson, 2007 nom. illeg.; Bangiella Gaillon, 1833 nom. illeg.; Diadenus Palisot de Beauvois ex O.Kuntze, 1891 nom. illeg.; Girardia S.F.Gray, 1821]ウシケノリフノリノウシゲ マクレアマノリ属 Boreophyllum S.C.Lindstrom, N. Kikuchi, M.Miyata & Neefus, 2011マクレアマノリ クリメネ属 Clymene W.A.Nelson, 2011 Dione W.A.Nelson, 2005 フシフォリウム属 Fuscifolium S.C.Lindstrom, 2011 リシテアLysithea W.A.Nelson, 2011 Minerva W.A.Nelson, 2005 アカネグモノリ属 Neomiuraea N. Kikuchi, S. Arai, G. Yoshida, J.-A. Shin & Miyata, 2018 [シノニム:Miuraea N.Kikuchi, S.Arai, G.Yoshida, J.-A.Shin & M.Miyata, 2011 nom. illeg.]アカネグモノリ オニアマノリ属 Neoporphyra J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オニアマノリ、イチマツノリ、ハイタンアマノリ、センジュアマノリ アマノリ属 Neopyropia J. Brodies & L.-E. Yang, 2020ベンテンアマノリ、ソメワケアマノリ、ウタスツノリ、マルバアサクサノリ、ヤブレアマノリ、カヤベノリ、アサクサノリ、カイガラアマノリ、スサビノリ ネオテミス属 Neothemis A.Vergés & N.Sánchez, 2015 [シノニムThemis N.Sánchez, A.Vergés, C.Peteiro, J.Sutherland & J.Brodie, 2014 nom. illeg.] ミナミアマノリ属 Phycocalidia Santiañez & M.J.Wynne, 2020 [シノニム:Calidia L.-E. Yang & J. Brodies, 2020 nom. illeg.]ツクシアマノリ、マルバアマノリ、タネガシマアマノリ ポルフィラ属 Porphyra C. Agardh, 1824 [シノニム:Phyllona J.Hill, 1773 nom. rejic.]Porphyra umbilicalis ポルフィレラ属 Porphyrella G.M. Smith & Hollenberg, 1943 Pseudobangia K.M. Müller & R.G. Sheath, 2005 ウップルイノリ属 Pyropia J. Agardh, 1899アツバアマノリ、チシマクロノリウップルイノリ オオノノリ属 Uedaea J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オオノノリ ベニタサ属 Wildemania De Toni, 1890 [シノニム:Diploderma Kjellman, 1883 nom. illeg.; Diplodermodium Kuntze, 1891 nom. illeg.]ベニタサ、キイロタサ、フイリタサ

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系統と分類

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タカ科」の記事における「系統と分類」の解説

姉妹群ミサゴ科 Pandionidae である。これをタカ科ミサゴ亜科 Pandioninae とする説もありどちらにせよ単系統性保てるが、形態上の相違核型違い遺伝子距離、化石記録古さから、科レベル相当するタカ科+ミサゴ科タカ上科 Accipitroidea とすることもある。 その次にヘビクイワシ科、その次におそらくはコンドル科順次姉妹群となる。 かつては、このタカ科タカ亜科 Accipitrinae位置づける分類もあった。Cracraft (1981)はタカ亜科ハヤブサ亜科 Falconinae をタカ科含めたミサゴ科別科)。Sibley & Ahlquist (1990) などはタカ亜科ミサゴ亜科 Pandioninae をタカ科含めた

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チメドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Gelang et al. (2009)による。Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科下位系統である。 Clade I   ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科チメドリ科s. Gelang チメドリ科アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae     チメドリ亜科 Pellorneinaeガビチョウ亜科 Leiothrichinaeメジロ科 Zosteropidae   ダルマエナガ科 Sylviidae ここで扱う範囲チメドリ科メジロ科ダルマエナガ科順次姉妹群であり、3つの亜科分かれる。この範囲チドリ科アメリカ鳥学会 (AOU) が採用している(ただしAOU亜科採用していない)。 メジロ科チメドリ科メジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科に4亜科含めることもあり、その場合のチメドリ科姉妹群ダルマエナガ科である。 チメドリ科の3亜科(およびメジロ科)をそれぞれ独立科とすることもあり、国際鳥類学会議 (IOC) が採用している。 なお、アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae はかつてのチメドリ亜科と同じ学名だが、この亜科チメドリ含まないので、チメドリ亜科とは呼べない。また、かつてガビチョウ亜科 Garrulacinae という分類群使われことがあるが、現在のガビチョウ亜科ソウシチョウ類が加わったことから命名規約の「先取原則」により学名変わっており、直訳すればソウシチョウ亜科となる。 分類対照表を以下に示す。「※」はその分類群一部のみ。 現在の系統分類伝統分類各種Sibley & AhlquistIOCAOU(亜科はGelang)Gelangアカガシラチメドリ科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 ヒタキ チメドリ ウグイス ダルマエナ ダルマエ チメドリ科 チメドリ亜科 チメドリ亜科 ガビチョウ科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 メジロ科 メジロ科 メジロ亜科 ガ ナ メジロ科 メジロ科 ダルマエナガ科ダルマエナガ科ダルマエナガ科※ 科※ 科 科※ 亜科※ ガ ミソサザイモドキ族 ダルマエナガ科   族

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系統と分類

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コレオケーテ藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

分枝糸状体をもつことから、古く緑藻綱カエトフォラ目 (ケートフォラ目) に分類されることが多かった。 しかし1970年代以降微細構造学的特徴 (細胞分裂様式鞭毛装置) や生化学的特徴から、陸上植物含まれる系統群 (ストレプト植物) に属す考えられるようになったその後分子系統学研究からも、このような系統的位置支持された。 ストレプト植物の中では、コレオケーテ類接合藻シャジクモ類および陸上植物とともに単系統群形成していることが支持されており、この単系統群フラグモプラスト植物 (Phragmoplastophyta) とよばれている。フラグモプラスト植物の中では、シャジクモ類とともに陸上植物共通する特徴 (フラグモプラストを伴う遠心細胞板形成による細胞質分裂とそれによる原形質連絡形成先端成長葉緑体グラナ構造卵生殖、接合子保持母体栄養) を多くもつことから、シャジクモ類次いでもしくは最も陸上植物近縁生物群であると考えられていた。しかし2010年代以降分子系統解析からは、接合藻陸上植物に最も近縁生物群であることが示唆されている。 陸上植物近縁緑藻であることが明らかとなり、シャジクモ類接合藻、クレブソルミディウム類などとともに広義車軸藻綱 (シャジクモ藻綱学名Charophyceae sensu lato) に分類されるようになった。しかしこの意味での車軸藻綱明らかに単系統群 (側系統群) であり、現在ではふつう複数の綱に解体されコレオケーテ類独立の綱、コレオケーテ藻綱 (コレオカエテ綱、サヤゲモ綱、学名:Coleochaetophyceae) に分類されることが多い。さらに独立の門、コレオケーテ植物門 (学名:Coleochaetophyta) に分類されることもある。 コレオケーテ藻綱はコレオケーテ属とケートスファエリディウム属を含み、この2属はときに目のレベル分けられている。一部分子系統学研究からは、コレオケーテ属とケートスファエリディウム属が単系統群とならないことが示唆されていたが、その後の研究ではコレオケーテ藻綱単系統性強く支持されている。下にコレオケーテ藻綱分類体系一例を示す。 コレオケーテ藻綱分類体系一例 (2019年現在)コレオケーテ植物門 Coleochaetophytaコレオケーテ藻綱 (サヤゲモ綱) Coleochaetophyceae C.Jeffrey, 1982ケートスファエリディウム目 (カエトスファエリディウム目) Chaetosphaeridiales Marin & Melkonian, 1999ケートスファエリディウム科 (カエトスファエリディウム科) Chaetosphaeridiaceae ケートスファエリディウム属 (カエトスファエリディウム属) Chaetosphaeridium Klebahn, 1892 コレオケーテ目 (コレオカエテ目、サヤゲモ目) Coleochaetales Chadefaud, 1960コレオケーテ科 (コレオカエテ科、サヤゲモ科) Coleochaetaceae Nägeli, 1847コレオケーテ属 (コレオカエテ属、サヤゲモ属) Coleochaete Brébisson, 1844 シルル紀からデボン紀前期パルカ (Parka decipiens) は編目模様をもつ盤状の生物であり、生殖器様の構造 (スポロポレニン様物質を含む) が散在している[49] (右図)。この形態は盤状のコレオケーテ属に類似した点があり、近縁生物であると考えられることもある。ただしコレオケーテ属にくらべて遥かに大きく (直径 0.5–7.5 cm)、その近縁性は明らかではない。

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シジュウカラ科」の記事における「系統と分類」の解説

Sibley et al. (1988) ではウグイス上科に、シジュウカラ科 Paridae シジュウカラ亜科 Parinae として分類されていた。しかし Sibley et al.シジュウカラ科シジュウカラ科+ツリスガラ科)は、ウグイス上科中核とは系統的に離れており、シジュウカラ上科 Paroidea として分離される従来カラス科含められていた Pseudopodoces が、シジュウカラ属統合された。 8属に分類されるが、基底的なキマユガラ Sylviparus・サルタンガラ Melanochlora 以外を全てシジュウカラ属 Parus とする分類もある。 シジュウカラ科の属分類は、近年系統分岐分析研究進展により大きく変わった。たとえば、日本鳥学会正式に発表している「日本鳥類目録によれば2000年版では、シジュウカラヤマガラヒガラコガラいわゆるカラ類全てParusであった。しかし2012年版では、カラ類3つの属に解体している。(詳細下表参照

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ヒメヤドリエビ亜綱」の記事における「系統と分類」の解説

ヒメヤドリエビの単為生殖雌は1903年報告されているが、分類学的研究進んだのは20世紀後半になってからである。発見当初はヤドリムシ(英語版)類に分類されていたが、1983年独立の綱が設立された。その後、主に生殖孔位置から、鞘甲亜綱フジツボなどを含む分類群)に近縁であると考えられるようになったヒメヤドリエビ亜綱はヒメヤドリエビ目1目のみを含み、以下の5科に分類される。 Basipodellidae Boxshall & Lincoln, 1983 Deoterthridae Boxshall & Lincoln, 1987 Doryphallophoridae Huys, 1991 Microdajidae Boxshall & Lincoln, 1987 Onceroxenidae Huys, 1991

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ハゲワシ」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはハゲワシ亜科 Aegypiinae とする説と、2つ系統からなる多系統であるとしハゲワシ亜科 Aegypiinae・ヒゲワシ亜科 Gypaetinae に分離する説とがあったが、それぞれの亜科にどの種を入れるかは確定しなかった。分子系統により2亜科分離されそれぞれに属する種も確定したタカ科   ハイイロトビ亜科 Elaninae         チュウヒダカ亜科 Polyboroidinae     ヒゲワシ亜科 Gypaetinae     ハチクマ亜科 Perninae           チュウヒワシ亜科 Circaetinae     ハゲワシ亜科 Aegypiinae       その他のタカ科        

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カラス上科」の記事における「系統と分類」の解説

スズメ亜目の中でスズメ小目次いで大きく放散した系統であり、約30科を含む。 かつての Sibley & Ahlquist (1990) では、カラス小目スズメ小目以外のスズメ亜目)が3上科分けられており、コトドリ上科ニワシドリ上科を含む)・ミツスイ上科以外の全てカラス上科分類された。 しかしこのカラス上科側系統であり、現在はいくつかの科を除外した単系統カラス上科 もしくは core Corvoidea とされるカラス上科内の系統は完全には解けていないが、2つ大きな系統が見つかっている。それらをカラス上科・ヤブモズ上科 Malaconotoidea とすることもある。

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イワトビペンギン」の記事における「系統と分類」の解説

属内は Baker et al. (2006)、イワトビペンギン内は Banks et al. (2006)より。 マカロニペンギン属シュレーターペンギン E. sclateri           フィヨルドランドペンギン E. pachyrhynchus     スネアーズペンギン E. robustus     イワトビペンギン     ミナミイワトビペンギン E. chrysocome     ヒガシイワトビペンギン E. filholi       キタイワトビペンギン           マカロニペンギン E. moseleyii     ロイヤルペンギン E. schlegeli         イワトビペンギン生息域体長冠羽長さなどが異な3種分類される。これらの分布重なっていない。 E. chrysocome ミナミイワトビペンギン - パタゴニアからフォークランド諸島周辺海域 E. filholi ヒガシイワトビペンギン - オーストラリアからニュージーランド南岸海域 E. moseleyi キタイワトビペンギン - ミナミイワトビペンギン接した南大西洋インド洋南部海域 これらのうちキタイワトビペンギン遺伝的に形質的にも他の2種から離れており、羽色による白黒模様異なる、羽冠長い体長大きいなどの違いがある。生息域も、この種のみ繁殖地亜熱帯前線 (STF) の北である。 イワトビペンギン従来から3亜種分けられてきたが、Jouventin(1982): Cooper et al. (1990) などにより、ミナミイワトビペンギンミナミイワトビペンギン+ヒガシイワトビペンギン)とキタイワトビペンギン別種考えられるようになった。さらに Banks et al. (2006) により、3亜種それぞれ遺伝的に分離した別種明らかになった。国際鳥類学会 (IOC) はこれに対応したが、ただし BirdLife International (BLI) は南北2種分離するとどめている。

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ダーウィンフィンチ類」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は、Sato et al. (1999); Burns et al. (2002); Grant & Grant (2002; 2008); Weir et al. (2009)より。ダーウィンフィンチ類の各属間の系統関係Weir et al. により高い確度で求まっており、以前研究もほぼ整合している。各属内の系統関係Grant & Grant (2008) によったが、異論も多い(特にガラパゴスフィンチ属)。     クビワスズメ Tiaris canorus     ニショクコメワリ Tiaris bicolor     セントルシアクロシトド Melanospiza     コクロアカウソ Loxigilla noctis       マメワリ Tiaris obscurus     ウスズミコメワリ Tiaris fuliginosus     ダーウィンフィンチ類     ガラパゴスフィンチ属Geospiza       オオガラパゴスフィンチ G. magnirostris     ガラパゴスフィンチ G. fortis     コガラパゴスフィンチ G. fuliginosa     Cactornis ?   サボテンフィンチ G. scandens     オオサボテンフィンチ G. conirostris         ? ハシボソガラパゴスフィンチ G. difficilis         ココスフィンチ Pinaroloxias   ダーウィンフィンチ属Camarhynchus     オオダーウィンフィンチ C. psittacula     ダーウィンフィンチ C. pauper     コダーウィンフィンチ C. parvulus     Cactuspiza ?   キツツキフィンチ C. pallidus     マングローブフィンチ C. heliobates             ハシブトダーウィンフィンチ Platyspiza     ムシクイフィンチ属Certhidea   C. olivacea     C. fusca         Gould (1837) はダーウィンフィンチ類シメ科 Coccothraustinae [sic](現在のアトリ科ヒワ亜科に近い ?)に分類したその後ダーウィンフィンチ類だけで Geospizina または Geospizini となり、(広義の)アトリ科含められた (Salvin 1876 など)。Paynter & Storer (1970) は他の新世界フィンチとともにホオジロ科(彼らによるホオジロ科ホオジロ亜科)とし、Sibley & Ahlquist (1990) がDNAハイブリダイゼーションによりフウキンチョウ科(彼らによるアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族)とした。現在もダーウィンフィンチ類ダーウィンフィンチ亜科 Geospizinae あるいはダーウィンフィンチ族 Geospizini という分類群呼ばれることもあるが、フウキンチョウ科全体体系的な下位分類はまだなく、ダーウィンフィンチ類フウキンチョウ科内の非常に深い系統位置にあるため、亜科ないし族の階級が妥当かは定かではないダーウィンフィンチ類正確な姉妹群不明だが、DNAシーケンス解析によれば近縁な群種としてフウキンチョウ科クビワスズメ属 Tiaris (キマユクビワスズメ T. olivaceus を除く)、コクロアカウソ、セントルシアクロシトドが確認されており、それらとともに単系統形成するGould (1837) はダーウィンフィンチ類すべてを1属 Geospiza分類しGeospiza, Camarhynchus, Cactornis, Certhidea の4亜属分けた。これらはのちには独立した属とされた。ただし、ココスフィンチ属が発見され、Cactornis は Geospiza含められ、ハシブトダーウィンフィンチ属が分離されたため、現在は標準的には5属に分類される生態から、ガラパゴスフィンチ属地上フィンチ ground finches、ダーウィンフィンチ属は樹上フィンチ tree finches とも呼ばれる地上フィンチ地上種子一部花・花蜜も)を食べ樹上フィンチ樹上昆虫捕食する。これに対し、かつてダーウィンフィンチ属に含められたハシブトダーウィンフィンチは草食である。なお、ムシクイフィンチは虫食・花蜜食、ココスフィンチは雑食である。 ガラパゴスフィンチ属のうちサボテンの花花蜜を吸うサボテンフィンチオオサボテンフィンチを Cactornis 属とする(復活させる)こともある。またダーウィンフィンチ属のうちキツツキフィンチ・マングローブフィンチを Cactuspiza 属とすることもある。ただし、ガラパゴスフィンチ属ダーウィンフィンチ内部系統不確定なため、これらの分類系統的かどうか不確定である。 ダーウィンフィンチ類のうち最も祖先特徴残しているのはムシクイフィンチ属で、アメリカムシクイに似た類縁性はない)虫食性の小鳥である。ムシクイフィンチ属はそれ以外フィンチと最も早く分岐しその後間もなくハシブトダーウィンフィンチが分かれガラパゴスフィンチ属ダーウィンフィンチ属が分かれた。ただし、ハシボソガラパゴスフィンチガラパゴスフィンチ属とは別系統比較初期分岐したとする説もある。またダーウィンフィンチ属のマングローブフィンチがムシクイフィンチ近縁種だとする説もあった。ココスフィンチの系統位置については諸説あったが、ダーウィンフィンチ属と姉妹群であり共通祖先ココ島移住し分岐したという結果出ている。他に、ダーウィンフィンチ属に内包される、あるいはダーウィンフィンチ類比較初期分岐したとする説もある。 ダーウィンフィンチ類は、以前14種とされてきたが、ムシクイフィンチ属が居住環境異な2種分化していることが判明し (Tonnis et al. 2005)、15となった。しかし、特にガラパゴスフィンチ属内で種間の交雑頻繁に見られることから、14種以下あるいは16以上に分類する研究者もいる。オオガラパゴスフィンチおよびハシボソガラパゴスフィンチとして所蔵されている古い標本中に現生標本とは遺伝的に区別できる絶滅種混在しているという指摘もある。

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エボシドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

従来は、ほとんどの種はエボシドリ属 Tauraco とムラサキエボシドリ属 Musophaga の2属に分類されてきた。ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus とアカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni は単型属とするか、いずれかの属に含められた。 系統的には、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリが最初に分岐し残り系統の中では、エボシドリ属 Tauraco がムラサキエボシドリ属 Musophaga を内包し側系統となっている。 系統反映し、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリをズグロエボシドリ属 Gallirex とし、ムラサキエボシドリ属をエボシドリ属に含める説もある。この場合エボシドリ亜科互いに姉妹群のズグロエボシドリ属とエボシドリ属に分かれるエボシドリ科 エボシドリ亜科 エボシドリ属       フィッシャーエボシドリ Tauraco fischeri     リビングストンエボシドリ Tauraco livingstonii     ギニアエボシドリ Tauraco persa         ハシグロエボシドリ Tauraco schuettii     シャローエボシドリ Tauraco schalowi     オウカンエボシドリ Tauraco hartlaubi     ? シラガエボシドリ Tauraco ruspolii       エボシドリ Tauraco corythaix         ニシアカガシラエボシドリ Tauraco bannermani       シロガシラエボシドリ Tauraco leucolophus     アカガシラエボシドリ Tauraco erythrolophus           ハシブトエボシドリ Tauraco macrorhynchus   ムラサキエボシドリ属   ニシムラサキエボシドリ Musophaga violacea     ムラサキエボシドリ Musophaga rossae         ホオジロエボシドリ Tauraco leucotis       ズグロエボシドリ属 ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus   アカエリエボシドリ属 アカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni         カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae     ハイイロエボシドリ亜科 Criniferinae    

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系統と分類

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ハイイロエボシドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはカンムリエボシドリ含んでいたが、別系統可能性高くカンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae に分離された。 従来2属に分類されてきたが、ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides は側系統であり、シロハラハイイロエボシドリ属 Criniferoides が分離された。シロハラハイイロエボシドリ属はシロハラハイイロエボシドリのみからなり、おそらく最初に分岐したエボシドリ科エボシドリ亜科 Musophaginae     カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae   ハイイロエボシドリ亜科シロハラハイイロエボシドリ Criniferoides       ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides     ハイイロエボシドリ属 Crinifer        

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アトリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Klicka et al. (2007); Weir et al. (2009)より。相違する点については、nine-primaried oscineヒワ亜科単系統とした。 nine-primaried oscine広義アトリ科アトリ科アトリ亜科 Fringillinae       スミレフウキンチョウ亜科 Euphoniinae   ヒワ亜科シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas                   ハワイミツスイ族 Drepanidini             広義ホオジロ科フウキンチョウ科 ほか)     アトリ科は9初列風切がある nine-primaried oscine の1科である。nine-primaried oscine大きく2つの群に別れアトリ科は主に旧世界に、その姉妹群広義ホオジロ科は主に新世界に住む。 古くnine-primaried oscine 全体アトリ科とし、さまざまに亜科分類していた。その後ホオジロ科分離されホオジロ科はさらに数科に分割された。ただし Sibley & Ahlquist (1990) はふたたびアトリ科広義取りアトリ亜科 Fringillinae とホオジロ亜科分けた。(狭義の)アトリ科はいくつかの亜科分かれるが、Sibley & Ahlquist 以降広義アトリ科の中ではアトリ亜科の族とされるアトリ科の中で最初に分岐したアトリ亜科基底的な単型亜科で、アトリ属のみからなる。スミレフウキンチョウ亜科伝統的にフウキンチョウ科 Thraupidae含まれていたスミレフウキンチョウ属 Euphonia・ミドリフウキンチョウ属 Chlorophonia の2属からなる残りヒワ亜科アトリ科属と種のほとんどを含む。 アトリ亜科歴史的には、広義アトリ科内のさまざまな昆虫食グループ含んでいた。現在ではヒワ亜科アトリ亜科含めことがあるが、この広義アトリ亜科側系統である。 ハワイ固有群のハワイミツスイ類は、伝統的にハワイミツスイ科 Drepanididae とされてきたが、アトリ科統合された。独立した亜科ハワイミツスイ亜科 Drepanidinae とする分類もあるが、系統的にヒワ亜科含まれる

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ベニミドロ綱」の記事における「系統と分類」の解説

古く原始紅藻綱または紅藻綱原始紅藻亜綱独立目またはチノリモ目に分類されていた。その後分子系統学研究などに基づき独立の綱とされた。また紅藻の中では、チノリモ綱ロデラ綱オオイシソウ綱比較近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。綱内ではルフシア属が最も初期分岐したことが示されており、それ以外がベニミドロ目にまとめられている。 以前はゴニオトリクム目 (Goniotrichales)、ゴニオトリクム科 (Goniotrichaceae) という学名使われていたが、その基となる Goniotrichum の実体不明確であることから、現在ではベニミドロ目 (Stylonematales)、ベニミドロ科 (Stylonemataceae) の名が使われている。 2019年現在、約50種が知られ、2目2科15属に分類されている。2019年現在一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ベニミドロ綱属までの分類体系2019年現在ベニミドロ綱 Stylonematophyceae H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006ルフシア目 Rufusiales Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア科 Rufusiaceae Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア属 Rufusia D.E.Wujek & P.Timpano, 1988 '1986' ベニミドロ目 Stylonematales K.M.Drew, 1956ベニミドロ科 Stylonemataceae K.M.Drew, 1956ニセウシケノリ属 Bangiopsis F.Schmitz, 1896 タマツナギ属 Chroodactylon Hansgirg, 1885 Chroothece Hansgirg, 1884 アミマユダマ属 Colacodictyon Feldmann, 1955 Empselium G.I.Hansen & Scagel, 1981 ニセベニウチワ属 Goniotrichopsis G.M.Smith, 1943 Kyliniella Skuja, 1926 Neevea Batters, 1900 Purpureofilum J.A.West, Zuccarello & J.L.Scott, 2005 Rhodaphanes J.A.West, G.C.Zuccarello, J.L Scott & K.A.West, 2007 Rhodosorus Geitler, 1930 Rhodospora Geitler, 1927 ベニミドロ属 Stylonema Reinsch, 1875 Tsunamia J.A.West, G.I.Hansen, Zuccarello & T.Hanyuda, 2016 Viator G.I.Hansen, J.A.West, & G.C.Zuccarello, 2019

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ノガンモドキ科」の記事における「系統と分類」の解説

ノガンモドキ科ノガンモドキ目唯一の現生科であり、スズメ目などからなる land birds 系統一員である。 伝統的にツル目ノガン亜目 Otiditae とされてきたが、ツル目系統とは離れている。

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イデユコゴメ綱」の記事における「系統と分類」の解説

特異な生育環境光合成色素組成単純な細胞構造のため、その分学的位置について藍藻緑藻クリプト藻灰色藻紅藻などさまざまなグループ分類する意見があった。進化的位置についても、藍藻から真核藻類への進化過程にある生物とする考えや、藍藻細胞内共生させた生物とする考えなどがあった。その後紅藻 (紅色植物) との類縁性が多く指摘されるようになり、分子系統解析からも、この群が紅藻属することが支持されるようになった。 その特異性から、比較古くから独立の綱とすることが提唱されていた。おそらく紅藻の中で最も初期分かれたグループであり、イデユコゴメ門 (Cyanidiophyta)またはイデユコゴメ亜門 (Cyanidophytina)として、他の紅藻分けられている (2019年現在後者一般的)。 2019年現在、8種ほどが知られ、ふつう1目2科3属に分類される。ただし綱内の分類については、過渡的な状況にある。環境DNA調査から、この群の中には未だ明らかではない大きな多様性存在することが示されている。 イデユコゴメ綱に属する3属の比較、および2019年現在一般的な種までの分類体系を下に示す。 イデユコゴメ綱3属の比較形質ガルディエリア属Galdieria*イデユコゴメ属Cyanidium*シアニディオシゾン属Cyanidioschyzon細胞の形態球形 球形 棍棒大きさ (µm)3–16 2–5 1.53.5 無性生殖内生胞子 (4–32個) 内生胞子(4個) 二分明瞭な細胞壁あり あり なし 大きな液胞あり なし なし 核DNA量 (×104 phons)378 193 194 葉緑体切れ込みあり なし なし 色素体核様体の形と位置輪状偏在 棒状中央 粒状中央 色素体DNA量 (×104 phons)231 72.8 8.3 貯蔵多糖グリコーゲン グリコーゲン アミロペクチン リノレン酸あり なし なし 硝酸塩利用能なし あり あり耐性 (%)10 34 3 至適 pH2.0 1.5 1.5 従属栄養あり なし なし * Galdieria は G. sulphuraria の、Cyanidium は C. caldarium特徴. イデユコゴメ綱の種までの分類体系 (2019年現在)イデユコゴメ綱 Cyanidiophyceae Merola in Merola, Castaldo, De Luca, Gambarella, Musacchio & Taddei, 1981イデユコゴメ目 Cyanidiales T.Christensen, 1962ガルディエリア科 Galdieriaceae Merola in Merola et al., 1981ガルディエリア属 Galdieria Merola, 1982Galdieria daedala O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria maxima O.Yu.Sentsova, 1991 [= Cyanidium maximum (O.Yu.Sentsova) F.D.Ott, 1994] Galdieria partita O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria phlegrea Pinto, Ciniglia, Cascone & Pollo, 2007 Galdieria sulphuraria (Galdieri) Merola in Merola et al., 1982 (タイプ種) イデユコゴメ科 Cyanidiaceae Geitler, 1935イデユコゴメ属 Cyanidium Geitler, 1933イデユコゴメ Cyanidium caldarium (Tilden) Geitler, 1933 (タイプ種) Cyanidium chilense Schwabe, 1936 シアニディオシゾン属 Cyanidioschyzon P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978シアニディオシゾン Cyanidioschyzon merolae P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978

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ハゴロモモ科」の記事における「系統と分類」の解説

ハゴロモモ科スイレン科近縁であり、ともに水草内巻き楯状をもつ。スイレン科含める (スイレン科の1亜科とする) ことも多かったが (新エングラー体系など)、花被片雄蕊が3数性で輪生していること、雌蕊離生心皮であることなどの点でスイレン科のものとは異なり2021年現在では別科分類することが多い。ただし分子系統学研究からは、ハゴロモモ科の2属がスイレン科含まれる可能性否定できないとされるハゴロモモ科スイレン科明瞭な単系統群形成しており、さらにこの系統群姉妹群ヒダテラ科である。この3つの科はスイレン目にまとめられている。スイレン目被子植物初期分岐群1つであり、現生被子植物の中ではアンボレラ目次いで2番目に分岐した植物群であると考えられている。 ハゴロモモ科には、ジュンサイ属1種ハゴロモモ属の約5種の計2属約6種が含まれる (下表)。 ハゴロモモ科の種までの分類体系一例ハゴロモモ科 (ジュンサイ科) Cabombaceae A. Richardジュンサイ属 Brasenia Schreb., 1789ジュンサイ Brasenia schreberi J.F.Gmel., 1791 ハゴロモモ属 Cabomba Aubl., 1775Cabomba aquatica Aubl., 1775 ハゴロモモ (フサジュンサイ) Cabomba caroliniana A. Gray, 1837 Cabomba furcata Schult. & Schult. f., 1830 Cabomba haynesii Wiersema, 1989 Cabomba palaeformis Fassett, 1953 ブラジル北東部白亜紀前期 (約1億1500万年前) の地層から報告されている Pluricarpellatia は、ハゴロモモ科関係する植物であると考えられている (右図5)。

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プロクロロン」の記事における「系統と分類」の解説

プロクロロンメキシコバハ・カリフォルニア州のウスボヤ属の一種 (Didemnum candidum) から発見され1975年当初は Synechocystis didemni の名で記載された。しかしクロロフィル b という他の原藻類には見られない色素をもつことから、新属プロクロロン属に移され、さらに独自の門、原緑色植物門学名: Prochlorophyta)に分類することが提唱された。その後クロロフィル b または類似色素をもつ原藻類としてプロクロロトリックス属 (Prochlorothrix) とプロクロロコックス属 (Prochlorococcus) が報告され、原緑色植物門分類されるようになった。 しかしその後分子系統学研究からは、プロクロロン含めて緑色植物門の3属は藍藻含まれ、しかも互いに近縁ではないことが示された。そのため、分類群として原緑色植物門の名は使われなくなったが、プロクロロン含めた3属は一般名として原核緑藻 (prochlorophytes) とよばれることが多い。 またクロロフィル b をもつという共通性から、当初プロクロロンのような生物細胞内共生することによって、緑色植物葉緑体生じた考えられていた。またプロクロロンは、緑色植物クロロフィル b 合成酵素相同酵素をもつ。しかし、この酵素以外にプロクロロン緑色植物葉緑体近縁性を支持する特徴は見つかっていない。また緑色植物起源となった藻類との共生 (一次共生) は、灰色藻紅藻起源となった一次共生同一現象であった考えられている。よって一般的にその際共生者フィコビリンをもち、またクロロフィル b をもっていなかったと考えられている。そのため現在では、プロクロロンを含む原核緑藻緑色植物は、独立クロロフィル b を獲得した考えられている (遺伝子水平伝播など)。 分子系統学研究からは、プロクロロンは、藍藻の中でクレードB2 (SPMクレード) とよばれる系統群 (Pleurocapsa, Microcystis, Synechocystis PCC 6803 などを含む) に属することが示されている。同心円状チラコイドをもつためシネココックス目に分類されることがあるが、他のシネココックス目の多く (藍藻の中で初期分岐群が多い) とは系統的に近縁ではない。Büdel & Kauff (2012) における分類体系では、クロオコックス目プロクロロン科に分類されている。別のホヤ共生藻である Synechocystis trididemni (上記) はプロクロロン近縁であることが示唆されている。 2019年現在プロクロロン属には、ただ1種 Prochloron didemni のみが知られている。さまざまな宿主地域からプロクロロン分子情報得られているが、プロクロロン系統と、宿主または地理的分布との明瞭な関連は見つかっていない。

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ウズラチメドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

しばしばシラヒゲドリ科 Psophodidae に含められ、また古くはクイナチメドリ科 Eupetidae やハシリチメドリ科 Orthonychidae含められたが、系統的に異なる (Norman et al. 2009)。 伝統的には Deignan (1964) によりハシリチメドリ科(またはヒタキ科ハシリチメドリ亜科 Orthonychinae)に含められてきたが、Sibley & Ahlquist (1985) などに基づき、シラヒゲドリ科と共に分離された。またしばしば、クロチメドリ属 Melampitta・ズアオチメドリ Ifrita・クイナチメドリ Eupetes も共に分離された。なお、ハシリチメドリ科はこれら以外にはハシリチメドリ属 Orthonyx のみであり、実態はこれらが分離されたというよりは「ハシリチメドリ属分離され科名変わった」に近い。 科名先取ハシリチメドリ科 Orthonychidae Gray, 1840 クイナチメドリ科 Eupetidae Bonaparte, 1850 シラヒゲドリ科 Psophodidae Bonaparte, 1854 ウズラチメドリ科 Cinclosomatidae Mathews, 1922 の順なので、科名はシラヒゲドリ属を含むならシラヒゲドリ科、クイナチメドリを含むならクイナチメドリ科となるべきである。ただし実際には、それらを含む科がウズラチメドリ科呼ばれることもある。また日本では、Eupetidae がシラヒゲドリ科、あるいは Psophodidae がウズラチメドリ科訳されるなど、学名どおりの和名で呼ばれないこともある。 属種数代表的な科分類関連の薄い科は省略生息域セミドリチメドリ Androphobus 1 シラヒゲドリ科 P. シ P. ク E. シ P. ク E.E. シ P. ク E. オーストラリア区 シラヒゲドリ属 Psophodes 4 パプアチメドリ属 Ptilorrhoa 4 ウズラチメドリ科 C. ウズラチメドリ属 Cinclosoma 5 ウ C. ズアオチメドリ Ifrita 1 クロチメドリ属 Melampitta 2 クイナチメドリ Eupetes 1 クイナチメドリ科 E.E.E.E.E.E.E. 東洋区 ^ Norman et al. (2009) で示唆されている系統分類 ^ 国際鳥類学会議 (IOC) World Bird Names ^ IOC version 1.7 (2008) まで; BirdLife International (BLI) ^ Norman et al. (2009) で言及されている旧分類 ^ IOC言及されている旧分類 ^ Sibley & Alhlquist (1990)(ただしカラス科ウズラチメドリ亜科 Cinclostomatinae); Wikispecies(ただしウズラチメドリ科) これらの他にハシブトモズビタキ Falcunculus・ホオダレモズガラ Eulacestoma が近縁考えられたこともあった。 実際系統では、シラヒゲドリ科とウズラチメドリ科比較近縁で共にカラス上科位置するが、それ以上類縁性は否定されている。クイナチメドリはカラス上科ではなくスズメ小目近縁で、ハゲチメドリ科・アカイワトビヒタキ科 Chaetopidae と共に単系統をなす。ズアオチメドリカラス上科カササギヒタキ科 Monarchidae に近縁である。

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ハワイミツスイ類」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Weir et al. (2009)より。ハワイミツスイ族との多分岐として描かれている増減する可能性がある。 ヒワ亜科シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas                   ハワイミツスイ族 Drepanidini       ハワイミツスイ類伝統的にハワイミツスイ科 Drepanididae とされていた。Drepanidinae と Psittirostrinae の2亜科分けることもあった (Amadon 1950)。 Pratt (1979) はハワイミツスイ類アトリ科含めハワイミツスイ亜科とした。彼はそれを、Drepanidini(旧 Drepanidinae)・Psittirostrini・Hemignathini の3族に分けたが、のちには否定した。Olson & James (1982) はさらに、ハワイミツスイ類ヒワ亜科含めハワイミツスイ族とし、内部分類は行わなかった。 ハワイミツスイ類系統的には、アトリ科ヒワ亜科内部位置するハワイミツスイ類含まない狭義ヒワ亜科側系統であり、Olson & James従いヒワ亜科含めるのが妥当である。ただし彼らはハワイミツスイ類以外のヒワ亜科狭義ヒワ亜科に同じ)全てヒワ族にまとめたが、このヒワ族は側系統である。ハワイミツスイ類を族として維持するなら、ヒワ族を複数族に分割する必要がある

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ゴシキドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはゴシキドリ類の4科全てオオハシ下目のうちオオハシ科以外)がゴシキドリ科にまとめられていた。しかし1980年代アフリカハバシゴシキドリ科熱帯アジアのオオゴシキドリ科が分離され中南米に住むものだけがゴシキドリ科残された。旧ゴシキドリ科のほとんどの属と種ハバシゴシキドリ科含まれるその後ゴシキドリ科には3属が含まれたが、これはおそらく側系統であり、オオハシ科姉妹群であろうオオハシゴシキドリ属 Semnornis がオオハシゴシキドリ科 Semnornidae に分離された。 ゴシキドリ科・オオハシゴシキドリ科・オオハシ科オオハシ科亜科とする説もあるが、オオハシ科顕著な形態的特長から、別科とされるオオハシ下目オオハシ上科 ゴシキドリ科ゴシキドリ属 Capito     ズアカゴシキドリ属 Eubucco       オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae     オオハシ科 Ramphastidae       ハバシゴシキドリ科 Lybiidae       オオゴシキドリ科 Megalaimidae    

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ヨロイバエ」の記事における「系統と分類」の解説

独立の科とはせず、シマバエ科のうちの特殊化した一群見なして、その亜科とする考え方もある (Griffith, 1972など)。最近では Eurychoromyiidae 科の姉妹群とし、ヨロイバエ科と Eurychoromyiidae 科を併せた群をシマバエ科の姉妹群とする考え方もある。

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セーシェルウツボカズラ」の記事における「系統と分類」の解説

本属分布域東南アジア中心があり、西はインド洋挟んでマダガスカルまで広がる特異なものである。その中で東南アジアより西のインド洋近辺分布する種、具体的にマダガスカル島分布する2種マダガスカルウツボカズラ N. madagascarensis、N. masoalensis)、スリランカ分布する1種(N. distillatoria)、それに本種はまとめてこの属の中でも原始的なものと考えられてきた。形態的には、これらは以下のような特徴共有している。 円筒形乃至漏斗の上捕虫袋・単純な構造の縁歯・分枝のない多細胞毛・花円錐花序をなすこと・蜜腺消化腺の数がとても多いこと。 その中でも本種は以下のような特殊な構造備えている。 上部捕虫袋の巻き鬚巻き付く部分持たないこと・基部ロゼット葉捕虫袋と伸び出したのそれとの分化が不十分であること・卵形で端の切れた黒い色を持つ種子・倒円錐形果実3つの開口を持つこと・雄花が4弁を持つこと。 そのため、本種はこの属の中で特別に扱われてきた。本属内の系統と分類について論じ広く受け入れられてきたHarmsによる1936年体系では本種と、それにマダガスカル産の種をそれぞれ独自の節とし、それらを残り全ての種に対置させた。本種を別属(Anurosperma)に扱う説すらあった。分子系統による研究においても、本種がN. distillatoria と共に本属系統樹において最も基底分枝したこと、この2種単一クレード構成することが示されている。

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カラス科」の記事における「系統と分類」の解説

カラス科など7科はカラス上科の中で単系統をつくるが、互い系統関係不確実である。 カラス科内の系統樹は Ericson et al. (2005); Bonaccorso & Peterson (2007)。カンムリカケス Platylophus は図示されていない2つ大きく放散した系統があり、1つ新世界生息し New World jays(新世界カケス類)と呼ばれ、もう1つ旧世界生息しカラス類・カササギ類・旧世界カケス類などが含まれる。     オウギビタキ科 Rhipiduridae     カササギヒタキ科 Monarchidae     フウチョウ科 Paradisaeidae     モズ科 Laniidae     オオツチスドリ科 Corcoracidae     オウチュウ科 Dicruridae   カラス科     ベニハシガラス属 Pyrrhocorax     タイワンオナガ属 Dendrocitta         キリオオナガ Temnurus     クロカケス Platysmurus       ラケットオナガ属 Crypsirina             サンジャク属 Urocissa     ヘキサンCissa         アカオカケス属 Perisoreus     オナガ属 Cyanopica       ソデグロガラス Zavattariornis       アフリカサンジャク Ptilostomus     サバクガラス属 Podoces       カササギ属 Pica     カケス属 Garrulus       ホシガラス属 Nucifraga       Coloeus     カラス属 Corvus         New World jays   ヒメアオカケス属 Cyanolyca       アオカケス属 Cyanocitta     マツカケス Gymnorhinus       ルリサンジャク属 Cyanocorax       チャイロカケス Psilorhinus     カンムリサンジャク属 Calocitta         アメリカカケス属 Aphelocoma               伝統的にカラス科とされてきたが論争のあったヒメサバクガラス Pseudopodoces は、スズメ小目シジュウカラ科 Paridae に移され、さらにシジュウカラ属 Parus含められ学名Parus humilis となったカンムリカケス Platylophus はモズ科 Laniidae に近い可能性があるが、カラス科留められている(分類国際鳥類学会議 (IOC) を基準とした)。 Sibley & Ahlquist (1990) ではカラス族 Corvini とされ、カラス亜科含まれていた。

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サクラ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

Potter et al. (2007) による。ただし、彼らによる Osmaronieae をヤナギザクラ連 Exochordeae とした。 バラ科バラ亜科 Rosoideae 【薔】       チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae 【薔】   サクラ亜科   Lyonothamnus 【L】       ネイリア連 Neillieae 【下】     モモ連(サクラ連) Amygdaleae 【】       ヤナギザクラ連 Exochordeae (Osmaronieae) 【】     ヤマブキ連 Kerrieae 【L】         ホザキナナカマド連 Sorbarieae 【下】     シモツケ連 Spiraeeae 【下】       ギレニア属 Gillenia 【下】     ナシ連 Pyreae (リンゴ連 Maleae) 【】               また、古典的亜科分類の例として、Schulze-Menz (1964) による亜科付記した。ただし連未満の数属の異同無視した(それらは古典分類の間でも一定しなかった)。古典的亜科略記それぞれ以下のとおり。 【薔】: バラ亜科 Rosoideae 【L】: Lyonothamnoideae(この亜科分類は特に一定しなかった) 【】: サクラ亜科スモモ亜科) Prunoideae 【下】: シモツケ亜科 Spiraeoideae】: リンゴ亜科 Maloideae(ナシ亜科 Pyroideae

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細胞性粘菌」の記事における「系統と分類」の解説

細胞性粘菌研究は、1869年、ブレフェルトによってタマホコリカビ (Dictyostelium mucoroides;タマホコリカビ科) が記載されたことに始まる。また1873年には、Guttulina rosea (= Pocheina rosea;アクラシス科) が記載された。当初は、これらの生物変形菌 (真正粘菌) として扱われていた。しかし1880年、ヴァン・ティガンによって Acrasis granulata が記載された際に、これらの生物変形体 (多核体) を形成せずに「細胞性」が維持されたまま子実体形成することが報告された。この属名 Acrasis は、ギリシャ語の κρασις (混合統合融合) に否定接頭辞 α- を付けたものであり、細胞性維持されていることを示している。 細胞性粘菌変形菌似た生活環をもち、また変形菌同様に菌類的な子実体形成するため (上記参照)、菌類変形菌門 (広義) の中にアクラシス綱 (学名: Acrasiomycetes) として分類されることが多かった。ただし細胞性粘菌を含む広義変形菌 (粘菌) と、狭義菌類 (真菌類) の近縁性については、疑問視されることも多かった。そのため、細胞性粘菌を含む広義変形菌 (粘菌) を、原生動物の肉質虫類 (広義アメーバ類) に分類することもあった。 また細胞性粘菌 (アクラシス綱) の中にはアメーバ細胞形態子実体形成時の細胞振る舞い細胞分化程度などの点で異なる2群が認識されるようになった (下表)。このような異質性E. W. Olive (1902) によって初め指摘され、やがてこの2群はタマホコリカビ目学名: Dictyosteliales)とアクラシス目学名: Acrasiales)として扱われるようになった。さらにこの2群の異質性は、両者系統的に大きく異なることを示していると考えられるようになり、異な亜綱、綱、さらには門に分類する例も見られるようになった。またアクラシス目分類されていた生物中にもさまざまな相違点があるため、アクラシス目自体系統的に多様な生物含まれていると考えられるようになったまた、原生粘菌認識され始めた当初には、原生粘菌亜綱としてアクラシス綱分類されることもあった。 古典的な細胞性粘菌2目の比較(*は例外あり)形質タマホコリカビ目アクラシス目ミトコンドリアクリステ管状 盤状* アメーバ細胞仮足糸状 葉状* 偽変形体運動あり* なし 子実体分化細胞発芽しない細胞発芽する* やがて20世紀末ごろからの分子系統学研究により、細胞性粘菌菌類とは縁遠い生物であることが確認されると共に上記タマホコリカビ目アクラシス目系統的に全く異な生物群であることも明らかとなった。さらにアクラシス目自体も、系統的に全く異な生物群からなる多系統群であることが示されている。タマホコリカビ類アメーボゾア属し変形菌 (真正粘菌) などに近縁であると考えられている (下図)。一方アクラシス類多系統群であり、ディスコーバ、リザリアアメーボゾアオピストコンタ属す生物含んでいる (下図)。 真核生物 アモルフェア オピストコンタホロゾア (動物襟鞭毛虫など)   ホロマイコータヌクレアリア類 (ヌクレアリア属など; ●フォンチクラ科)     菌類       アメーボゾアディスコセア綱 (アカントアメーバ属、マヨレラ属など)       ツブリネア綱 (アメーバ属ナベカムリ属など; ●コプロミクサ科)       クトセア綱       ヴァリオセア綱 (原生粘菌一部など)     アーケアメーバ綱 (赤痢アメーバなど)   動下門 (真正)   ●タマホコリカビ類       ツノホコリ綱     変形菌綱                   ディスコーバ (ミドリムシネグレリアなど; ●アクラシス科)     メタモナス (トリコモナスジアルジアなど)   ディアフォレティケスアーケプラスチダ (灰色藻紅藻緑色植物)   SARリザリア (ネコブカビ放散虫有孔虫など; ●グッツリノプシス科)     アルベオラータ (繊毛虫アピコンプレクサ渦鞭毛藻など)     ストラメノパイル (不等毛藻卵菌ラビリンチュラ類など)         真核生物系統仮説一例 (主な系統群のみを扱い、特にアメーボゾア内はやや詳細に示している)細胞性粘菌のうち、●はタマホコリカビ目、●はアクラシス目分類されていた生物を示す。 以上の様に広義アクラシス綱 (細胞性粘菌) は系統的に多様な生物群を含む多系統群であることが明らかとなっている。そのため、細胞性粘菌 (アクラシス綱) は単一分類群としては扱われなくなった細胞性粘菌とされていた生物が、現在どのように分類されるようになったのか、それぞれのグループの特徴併せてを以下に概説する

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系統と分類

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コバノイシカグマ科」の記事における「系統と分類」の解説

古くは他のいくつかの群と併せてイノモトソウ科含めた。これを細分するに関して田川(1959)に若干解説がある。ワラビ属ユノミネシダ属については、その胞子嚢群特徴からその後にもイノモトソウ科含め見解がある。タカワラビ科に近いものであり、小型化して根茎が横に這うようになったものとの見方もある。またホングウシダ科との類縁考えられたこともあるが、これらはいずれ近年分子系統結果では支持されていない。 この群には上述のように葉柄から腋外芽が出るものが多い。また、ユノミネシダ属では先端無限成長見られ、これらは未だに特徴残っているものを見ることが出来る。 日本には以下の6属が知られるDennstaedtia コバノイシカグマ属:コバノイシカグマ・イヌシダ・オウレンシダ Microlepia フモトシダ属:フモトシダ・フモトカグマ・イシカグマ Hypolepis イワヒメワラビ属:イワヒメワラビ Pteridium ワラビ属ワラビ Histiopteris ユノミネシダ属ユノミネシダ Monachosorum オオフジシダ属:ヒメムカゴシダ・フジシダ・オオフジシダ

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ミソサザイ科」の記事における「系統と分類」の解説

キバシリ科ブユムシクイ科 Polioptilidae姉妹群である。これらはウグイス上科 Sylvioidea から分離されキバシリ上科含まれる。 かつて最大の属だった Thryothorus 属は多系統であり、互いにそう遠くはないがおそらく単系統形成しない Pheugopedius・Thryophilus・Cantorchilus の3属と、系統的に大きく離れた単型属チャバラマユミソサザイ属 Thryothorus の計4属に分割された。

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グリレス大目」の記事における「系統と分類」の解説

現生2目、絶滅3目の、計5目が含まれる。ただし、混歯目は側系統可能性が高い。 単歯類重歯類は、上顎門歯が1対か2対かで特徴付けられる重歯類には、第一門歯口腔側(裏側)に小さな第二門歯生えている。 真主齧上目 グリレス大目   アナガレ目 Anagalida†     単歯類 Simplicidentata   混歯目 Mixodontia†     ネズミ目 Rodentia     重歯類 Duplicidentata   ミモトナ目 Mimotonida†     ウサギ目 Lagomorpha           真主獣大目    

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マネシツグミ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Lovette & Rubenstein (2007)などより。 ムクドリ科sensu S&A   マネシツグミ科 mockingbirds andcontinental thrashers     マネシツグミ属 Mimus     ウタイマネシツグミ Oreoscoptes       ツグミモドキ属 Toxostoma     catbirds andCaribbean thrashers   アオマネシツグミ属 Melanotis       クロネコマネドリ Melanoptila         ネコマネドリ属 Dumetella     ムナジロツグミモドキ属 Ramphocinclus         ウロコツグミモドキ属 Allenia       オオウロコツグミモドキ属 Margarops     フルエドリ属 Cinclocerthia                 ムクドリ科 Sturnidae       ウシツツキ科 Buphagidae     マネシツグミ科ムクドリ科姉妹群である。新世界マネシツグミ科対しムクドリ科旧世界オーストラリア区含む)の科である。これらはヒタキ上科含まれるムクドリ科2つ系統分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。両米の広い範囲に住む mockingbirds and continental thrashers(マネシツグミ類と大陸のツグミモドキ類)と、カリブ諸島を含む中米に住む catbirds and Caribbean thrashers(ネコマネドリ類とカリブのツグミモドキ類)である。

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ラブルベニア目」の記事における「系統と分類」の解説

この群は紅藻類祖先とするもの、との説が20世紀後半まで存在した。これは有性生殖器官の構造類似性隔壁構造、それに生化学上の情報に基づくもので、寄生性の紅藻が本群の祖先であったというものであった。この説は更に子嚢菌類(担子菌含めて、とも)が紅藻類から進化してたとする説の1つの裏付けとなっていたものである。 しかし、本群が菌類であることは古くから多く菌類学者認めるところで、そして子嚢菌であることも広く認められてきた。ただし子菌類の中のどのグループ含まれるのか、あるいはそれら他群との関係どのようなものかについては議論多く菌類であるとか盤菌類であるとか諸説があった。 もちろん現在では菌類であるとの判断確定的で、それは生活史検討などから確かめられ、現在では分子系統的にも明らかとなっている。この群はその見かけ特異性にもかかわらず菌糸体発達させる子嚢菌類から分化してきたものである考えられ子嚢菌門チャワンタケ亜門 Peziziomycotinaの中にラブルベニア綱 Laboulbeniomycetes を立て、ここに含める、という扱い提唱されている。系統解析では本目のものはよくまとまった単系統をなし、後述近縁とされた群を含む単系統群姉妹群をなすものには Termitaria と Kathistes がある。

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サケビドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

カモ目最初に分岐した科であり、単型サケビドリ亜目 Anhimae に分類される姉妹群カモ亜目 Anseres である。ただし、古い分子系統ではサケビドリ科カササギガン科姉妹群だとする結果もある。 カモ目 カモ亜目カモ科 Anatidae     カササギガン科 Anseranatidae     サケビドリ科ツノサケビドリ Anhima     サケビドリ属 Chauna      

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ユムシ動物」の記事における「系統と分類」の解説

真体腔であること、トロコフォア幼生をもつことなどから環形動物との関連古くから指摘されてきた。特に剛毛を持つことは多毛類との関連想像させる。そのため、環形動物門の綱のひとつとされたこともある。しかし、体節制存在しないこと、また発生段階でも違いがあるとの指摘もあり、独立の門として扱われてきた。 近年分子系統研究多毛類、特にイトゴカイ科に近縁であるという結果支持している。またこの結果反映しユムシ動物全体環形動物の科のひとつ(Thalassematidae)として扱うこともある。 現在、世界で37145種ほどが知られ、これを3目4科に分けるのが普通である。ボネリムシ科に属種多く深海からはさらに多く発見される想像されている。 Echiuroinea キタユムシ目Echiuridae キタユムシ科Echurus キタユムシ属 Prashadus Anelassorhynchus サビネミドリユムシ属 Arhynchite ドチクチユムシ属 Thalassema コゲミドリユムシ属 Lissomyema Listrolobus タテジマユムシ属 Ochetostoma スジユムシ属 - スジユムシ Ikedosoma ユメユムシ属 Bonellidae ボネリムシ科Bonellia - ボネリムシ Acanthobonellia - ミヤジマボネリムシ Ikedella - トゲナシボネリムシ Acanthohamingia オオトゲボネリムシ属 他22属 Xenopneusta ユムシ目Urechiidae ユムシ科Urechis ユムシ属 - ユムシ Heteromyota サナダユムシ目Ikedaidae サナダユムシIkeda サナダユムシ属 - サナダユムシ

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オオイシソウ綱」の記事における「系統と分類」の解説

オオイシソウ目、エリスロペルティス目、ロドカエテ目は比較古くから認識されていたグループであり (いずれも原始紅藻綱または亜綱分類されていた)、前2者は単胞子形成類似点などから、同一の目に分類されることもあった。一方、ロドカエテ目は頂端成長ピットプラグ存在から、真正紅藻類との近縁性が示唆されることもあった。その後分子系統学研究によってこの3群が近縁であることが示され、これをまとめた綱としてオオイシソウ綱提唱された。3目の間の系統関係としては、ロドカエテ目とエリスロペルティス目が姉妹群であることが示されている。 またチノリモ綱ロデラ綱ベニミドロ綱比較近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 今のところ75種が知られおよそ3目4科11属に分類されている。2019年現在一般的な属までの分類体系を以下に示す。 オオイシソウ綱属までの分類体系 (2019年現在)オオイシソウ綱 Compsopogonophyceae G.W.Saunders & Hommersand, 2004オオイシソウ目 Compsopogonales Skuja, 1939ボルジア科 Boldiaceae Herndon, 1964ボルジア属 Boldia Herndon, 1964 オオイシソウ科 Compsopogonaceae F.Schmitz, 1896オオイシソウ属 Compsopogon Montagne, 1846 [incl. オオイシソウモドキ属 Compsopogonopsis V.Krishnamurthy, 1962] Pulvinaster J.A.West, G.C.Zuccarello & J.L.Scott, 2007 エリスロペルティス目 Erythropeltidales Garbary, G.I.Hansen & Scagel, 1980ホシノイト科 Erythrotrichiaceae G.M.Smith, 1933Chlidophyllon W.A.Nelson, 2003 トゲイソハナビ属 Erythrocladia Rosenvinge, 1909 ホシノイト属 Erythrotrichia Areschoug, 1850 ヒナノリ属 Porphyropsis Rosenvinge, 1909 Pyrophyllon W.A.Nelson, 2003 イソハナビ属 Sahlingia Kornmann, 1989 Smithora Hollenberg, 1959 ロドカエテ目 Rhodochaetales Bessey, 1907ロドカエテ科 Rhodochaetaceae F.Schmitz in Engler & Prantl, 1896ロドカエテ属 Rhodochaete Thuret ex Bornet, 1892

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ウグイス上科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008); Gelang et al. (2009)による。A–I は Johansson et al. による仮の系統名である。     センニョヒタキ科 Stenostiridae     シジュウカラ上科 Paroideaウグイス上科   B ヒゲガラ科 Panuridae   A ヒバリ科 Alaudidae       C ムシクイヒヨ科 Nicatoridae     D ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae   core Sylvioidea E ヒヨドリ科 Pycnonotidae   G ツバメ科 Hirundinidae     ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae   H   ヨシキリ科 Acrocephalidae       センニュウ科 Locustellidae     ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae     テトラカヒヨドリ科 Bernieridae       F セッカ科 Cisticolidae   I     ウグイス科 Cettiidae     エナガ科 Aegithalidae     メボソムシクイ科 Phylloscopidae         広義チメドリ科   アカガシラチメドリ科 Timaliidae       チメドリ科 Pellorneidae     ガビチョウ科 Leiothrichidae         メジロ科 Zosteropidae       ダルマエナガ科 Sylviidae                

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サイチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

ジサイチョウ科 Bucorvidae と姉妹群であり、サイチョウ亜目 Bucerotes にまとめられる。あるいはジサイチョウ科サイチョウ科含める説もある(同時に単型サイチョウ亜目を置くこともある)。

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オオオニバス属」の記事における「系統と分類」の解説

オオオニバス属オニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) はオニバス科としてスイレン科とは分けられたこともある。しかし分子系統学研究からは、オオオニバス属 + オニバス属系統群明らかにスイレン科属すことを示しており、さらにスイレン属中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。     オニバスオオオニバス属オオオニバス     パラグアイオニバス     V. boliviana         4. オオオニバス属内の系統仮説 オオオニバス属には、オオオニバスパラグアイオニバスV. boliviana の3種知られている。オオオニバス1832年オニバス属新種として記載されたが (Euryale amazonica)、後に新属 (Victoria) に移された。また1840年には、オオオニバス属種としてパラグアイオニバス記載され、さらに2022年に、第3種として V. boliviana が報告された。この3種の間には、下表1に示したような差異がある。系統的には、パラグアイオニバスV. boliviana が極めて近縁であることが示されている (右図4)。分子系統解析に基づく分岐年代推定では、オオオニバスが他と分かれたのが約500万年前パラグアイオニバスV. boliviana が分かれたのは約110万年前と推定されている。 表1. オオオニバス属3種比較オオオニバスV. bolivianaパラグアイオニバス最大直径 2.3 m 最大直径 3.2 m 最大直径 2.4 m の縁直径の0–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 直径の5–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 直径の8–10%ほど立ち上がる緑色またはややあずき色帯びトリコーム長0.3–12 mm 1.2–3 mm 1–3 mm つぼみ(花芽)の先端くびれない くびれない わずかにくびれる 背軸面褐色あずき色、刺多(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(基部のみ) 1日目花の内側花弁暗紅色からあずき色 白色 白色 子房上の刺しだいに尖る、長さ2–21 mm 急に尖る、長さ1–10 mm 急に尖る、長さ1–22 mm柱頭形態上部下部 上部 > 下部 上部 < 下部 胚珠数/心皮2028 814 2025 種子楕円形、7–8 × 9–10 mm 球形1213 × 1617 mm 球形、8–9 × 9–10 mm 染色体数2n = 20 2n = 24 2n = 24 分布アマゾン川流域 マモレ川 パラナ川パラグアイ川 オオオニバス属分類体系オオオニバス属 Victoria R.H.Schomb., 1837= Victoria Lindl., 1837; Victoria J.E.Gray, 1837 オオオニバス Victoria amazonica (Poepp.) Klotzsch, 1847= Euryale amazonica Poepp., 1832; Victoria regia Lindl., 1838; Victoria regina R.H.Schomb., 1837; Victoria regina J.E.Gray, 1837 など パラグアイオニバス Victoria cruziana Orb., 1840= Victoria regia var. cruziana (Orb.) G. Lawson, 1889; Euryale brasiliana Steud, 1840; Euryale policantha Rojas Acosta, 1897; Euryale bonplandia Rojas Acosta, 1897 など Victoria boliviana Magdalena & L.T.Sm., 2022

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メソスティグマ藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

単細胞鞭毛性であることや有機質鱗片をもつなどの特徴から、メソスティグマ属はプラシノ藻綱分類されていた。ただしこの意味でのプラシノ藻は非単系統群であり、これらの特徴緑色植物における原始形質であると考えられている。鱗片類似性や等鞭毛をもつことから、プラシノ藻中でも特にピラミモナス類との近縁性が示唆されていた。 しかしその後分子系統学研究から、他のプラシノ藻とは異なり、メソスティグマ属はストレプト植物基部位置することが示唆された。いくつかの生化学的特徴からも、メソスティグマ属がストレプト植物属することが支持される。ただし一部分子系統学研究 (特にオルガネラDNAに基づく解析) からは、緑色植物の中で最も初期 (ストレプト植物緑藻植物分岐前) に分岐したことが示唆されることもある。 メソスティグマ属は、ストレプト植物の中で唯一栄養体鞭毛眼点をもつ点で緑色植物原始形質残しており、この点ではストレプト植物における最初期分岐群であることが示唆されるこのような系統的位置一部分子系統解析からも支持されるが、多く分子系統学研究では、クロロキブス藻綱姉妹群であることが示唆されている (2019年現在)。 2019年現在独立の綱であるメソスティグマ藻綱 (Mesostigmatophyceae) に分類され、また独立の門 (メソスティグマ植物門 Mesostigmatophyta) として扱われることもある。唯1属、メソスティグマ属 (Mesostigma) のみが知られている。数種が記載されているが、確実なものタイプ種の Mesostigma viride のみである。下にメソスティグマ藻綱分類体系一例を示す。ただし上記のように、分子系統解析ではクロロキブス属がメソスティグマ属の姉妹群であることが示されることが多くクロロキブス属メソスティグマ藻綱分類することもある。 メソスティグマ藻綱分類体系 (2019年現在)メソスティグマ植物門 Mesostigmatophytaメソスティグマ藻綱 Mesostigmatophyceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ目 Mesostigmatales Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ科 Mesostigmataceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ属 Mesostigma Lauterborn, 1894Mesostigma grande Korshikov, 1938 Mesostigma viride Lauterborn, 1894 (タイプ種)

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ジブッポウソウ科」の記事における「系統と分類」の解説

ブッポウソウ科姉妹群であり、2科(および絶滅した Geranopterus)でブッポウソウ上科 Coracioidea を構成する

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パラグアイオニバス」の記事における「系統と分類」の解説

パラグアイオニバスは、ボリビア・ペルー大統領であったアンドレス・デ・サンタ・クルス (1792–1865; 右図5) の援助受けて南アメリカ博物学コレクション収集行ったアルシド・ドルビニによって、ボリビア産の個体をもとに新種として記載された。種小名は cruziana は、デ・サンタ・クルスの名にちなんでいる。 パラグアイオニバスは、オオオニバスV. boliviana とともにオオオニバス属 (Victoria) に分類されるパラグアイオニバスV. boliviana に極めて近縁であり、両者は約110万年前に分岐した推定されている。オオオニバス属オニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) は明らかにスイレン科含まれるが、古くオニバス科として分けられたこともある。 また分子系統学研究からは、オオオニバス属 + オニバス属系統群スイレン属中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属オニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。 パンタナル分布するものは他のパラグアイオニバスとは地理的に離れており、形態的差異もあることから Victoria cruziana f. mattogrossensis Malme, 1907 として種内分類群分けられている。の縁が紫紅色である点、つぼみの頂端がくびれていない点、萼片背軸面トゲ非常に多い点、種子の縫線が明瞭である点で典型的なパラグアイオニバスとは異なる。しかし分子系統解析からは、パラグアイオニバス中に含まれることが示唆されている。

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モフアムシクイ属」の記事における「系統と分類」の解説

ニュージーランドムシクイ属 Finschia(ニュージーランドムシクイのみ)と近縁思われる。これをモフアムシクイ属含める説もある。 モフアムシクイ属もしくはモフアムシクイ属+ニュージーランドムシクイ属)の位置付けには諸説あり、モズヒタキ科 Pachycephalidaeトゲハシムシクイ科 Acanthizidae などさまざまな科に分類されてきた。 Norman et al. 2009によればカラス上科の中で基底付近に位置する。ただし国際鳥類学会議 (IOC)はこれを受けニュージーランドムシクイ属と共に1科をなすようだとしながらも、科未定 Family Incertae Sedis とするに留めた。Norman et al.カラス上科全ての属は解析していないため、未解析他の属と同じ科になる可能性があり、その場合、科の名称はモフアムシクイ科 Mohouidae とはならないかもしれない。Mohouidae という科名正式に提唱されことはないようである。しかし、Zachary Aidala et al.により、en:Journal of Ornithology2013年6月付で、この属の種に対して、新科Mohouidaeを適用すべきとする論文掲載された。この論文のための調査では、ニュージーランド固有のスズメ目オーストララシア狭義カラス上科系統代表する種の、ミトコンドリア配列データをもとに、ベイズ推定用いて系統分析行った結果モフアムシクイ属3種(ニュージーランドムシクイも含む)は単系統成しモフアムシクイ科に帰属させることを提案している。 Sibley分類では、カラス科モズヒタキ科モフアムシクイ族 Mohouini の唯一の属だった。フエドリ亜科には他に、現在のモズヒタキ科オーストラリアゴジュウカラ科含まれていた。

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系統と分類

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オオブッポウソウ」の記事における「系統と分類」の解説

系統的位置がいまだ不確実な数少ない種の1つだが、ブッポウソウ目+キツツキ目+サイチョウ目+キヌバネドリ目クレード基底付近に位置する思われる。そのため近年単独オオブッポウソウ目作るとする説が現れているが、かつてはブッポウソウ目含められていた。

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クモ」の記事における「系統と分類」の解説

クモガタ綱クモ綱)に含まれるクモ目以外のグループは、ダニ目サソリ目カニムシ目ザトウムシ目などがある。クモガタ類の中での系統関係は、必ずしも統一した見解がない。ザトウムシは、別名をアシナガグモメクラグモといい、クモ比較外見似ているが、近縁ではない。クモ目に近いとされるクモガタ類は、ウデムシ目サソリモドキ目などがあり、まとめて四肺類構成するクモ類尾節という尾のような部分もたないが、近縁とされる群の1つであるサソリモドキ類と絶滅した Uraraneida 類は、鞭状の尾節を持つ。琥珀閉じ込められた約1億年前化石からは、クモ類形質精子運搬適した雄の触肢器官糸疣、腹柄など)をもつと同時にこのような尾節をも備えたキメララクネChimerarachne)が発見されており、これはクモ類共通祖先の姿を示唆する重要な手がかりになると考えられている。 ウミグモ類は、名前にクモの字が付くが、クモガタ綱とは別系統であり、自らウミグモ綱構成する

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アホウドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹の科間は Hackett et al. (2008)、科内は Nunn & Stanley (1998); Penhallurick & Wink (2004)より。 ミズナギドリ目 アホウドリ科     キタアホウドリ属 Phoebastria     ワタリアホウドリ属 Diomedea         ハイイロアホウドリ属 Phoebetria     モリモーク属 Thalassarche             ミズナギドリ科 Procellariidae     モグリウミツバメ科 Pelecanoididae       ウミツバメ亜科 Hydrobatinae       アシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae     アホウドリ科ミズナギドリ目の1科で、目の基底付近(おそらくアシナガウミツバメ亜科の次)に分岐した古くから科とされてきたが、Coues (1864, 1866)や Sibley & Ahlquist (1990) はミズナギドリ科広くとり(現在のミズナギドリ目に当たる)、ミズナギドリ科アホウドリ亜科 Diomedeinae とした。 以前アホウドリ属Diomedea とハイイロアホウドリ属の2属で本科構成されていた。しかしミトコンドリアDNAシトクロムb分子系統学解析から本科内に4つ単系統群認められるとして、アホウドリ属をオオアホウドリ属、キタアホウドリ属、モリモーク属に分割する説が有力とされる。 彼らはさらに、従来1314種に分類されていた種も分割した最大24種とする説が現れたが、ただしそのうちいくつかの種は再統合することが主流で、国際鳥類学会議 (IOC)は21種を認める。たとえば、ハジロアホウドリはタスマニアアホウドリ・オークランドワタリアホウドリ・サルビンアホウドリ・チャタムアホウドリの4種分割されたが、Burg & Croxall (2004)は大枠ではそれを認めつつもタスマニアアホウドリとオークランドワタリアホウドリの間に遺伝的差異はないとした

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シラミ」の記事における「系統と分類」の解説

現在世界中で約1000種が知られ多く未知種があると考えられている。ハジラミ類より分化した考えられるが、化石上の証拠はない(シラミハジラミ類同外部寄生虫として哺乳類被毛の中で生活するが、ハジラミ類と異なり鳥類からはまった知られていない)。 日本分類学連合による日本産生物種調査確認されている「シラミ目」の科と既知種数は、以下の通り。 カイジュウジラミ科 Echinophthiriidae - 2種 ケモノジラミ科 Haematopinidae - 5種 フトゲシラミ科 Hoplopleuridae - 19種 ケモノホソジラミ科 Linognathidae - 4種 ヒトジラミ科 Pediculidae - 1種 ホソゲシラミ科 Polyplacidae - ?種 ケジラミ科 Pthiridae - 1種 このうち人間寄生するシラミは、ヒトジラミアタマジラミ Pediculus humanus humanusコロモジラミ Pediculus humanus corporis の2亜種がある)とケジラミ Phthirus pubis2種 である。これらは汎世界種コスモポリタン)で、人類寄生している種は全世界で同じこれらの種である。

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フィロデンドロン」の記事における「系統と分類」の解説

Schismatoglottis やHomalpmena などと近縁とされ、まとめてフィロデンドロン亜科 Philodendroideae とする。 種数には諸説あり、250種とも700種。属以下の分類体系の例を挙げておく。例に挙げたのは、代表的な栽培種である。 Philodendronsubgen. Philodendronsect. Pteromischum:P. guttiferum(ハネカズラsect. Baursia:P. pamdferme(センニンカズラ)・P. wendlamdii(ボウカズラ) sect. Polyspermium:P. oxycardiumヒメカズラ)・P. verrucosum(シコンカズラ) sect. Ologospermium:P. andreanum(ビロードカズラ)・P. erubescens(サトイモカズラ)・P. sodiroi(シロガネカズラ) sect. Ritomophyllum sect. Schizophyllum:P. laciniatum(ヤッコカズラ)sect. Polytomium sect. Macrolonchium sect. Macrogynium sect. Camptoginium subgen. Meconistigma:P. selloum(ヒトデカズラ

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タイヨウチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

タイヨウチョウ科ハナドリ科 Dicaeidae姉妹群である Sibley & Ahlquist (1990) では、ハナドリ科オナガミツスイ属 Promerops がタイヨウチョウ科含められ狭義タイヨウチョウ科タイヨウチョウ亜科 Nectariniinae タイヨウチョウ族 Nectariniini となっていた。ただしオナガミツスイ属との類縁性は薄い。

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シキミモドキ科」の記事における「系統と分類」の解説

シキミモドキ科道管を欠くことや雌しべ心皮二つ折りで完全に合着していないなどの特徴から、最も原始的な特徴をもつ被子植物1つとされていた。20世紀末以降分子系統学研究から、シキミモドキ科カネラ科とともに系統群カネラ目)を形成しカネラ目コショウ目ウマノスズクサ科コショウ科など)の姉妹群であることが示されている。このような系統的位置から、シキミモドキ科における道管欠如は、二次的な欠失よるものであると考えられている。また心皮進化に関しては、二つ折りではなく嚢状(袋状)に発生する心皮をもつもの(アンボレラ目スイレン目アウストロバイレヤ目)が被子植物の中で最初期分かれたことが示されており、これが被子植物原始形質であると考えられている。 シキミモドキ科比較古くから認識されていた植物群である。古典的な被子植物分類体系である新エングラー体系クロンキスト体系では、シキミモドキ科モクレン目分類されていた。しかし上記のように、分子系統学研究からカネラ科近縁であることが明らかとなり、2022年現在ではこの2科はあわせてカネラ目分類されている。 2022年現在シキミモドキ科には5属100種ほどが知られている(下表)。この5属以外にベリオルム属(Belliolum)やブッビア属(Bubbia)、エクソスペルムム属(Exospermum)が認められることが多かったが、これらの属は系統的にジゴギヌム属(Zygogynum)にきわめて近縁であることが明らかとなっており、これに含めることが多い。5属のうちタクタヤニア属(Takhtajania)が最初期分岐したことが示されており(下図3)、タクタヤニア属と他の4属を亜科レベル分けことがある下表)。 シキミモドキ科 Takthajanioideae タクタヤニア属 Takhtajania   Winteroideae   シキミモドキ属 Tasmannia       ドリミス属 Drimys       プセウドウィンテラ属 Pseudowintera     ジゴギヌム属 Zygogynum           3. シキミモドキ科内の系統仮説 シキミモドキ科分類体系一例 4a. Tasmannia lanceolata 4b. Drimys winteri 4c. Pseudowintera colorata 4d. Zygogynum howeanum シキミモドキ科 Winteraceae R.Br. ex Lindl., 1830亜科 Takthajanioideae J.-F.Leroyタクタヤニア属 Takhtajania Baranova & J.-F.Leroy, 1978雌しべは2心皮性で合生心皮子房室は1室。果実さく果染色体基本数x = 18マダガスカル分布する1種(Takhtajania perrieri)のみが知られる1909年採集されたが、その後1963年になって標本整理過程初めてこれがシキミモドキ科植物であることが認識され1978年にこれを基に植物学者であるアルメン・タハタジャン献名して新属タクタヤニア属が提唱された。しばらくの間この標本のみが知られていたが、1994年野外再発見された。 亜科 Winteroideae Arnottシキミモドキ属(タスマニア属)Tasmannia R.Br. ex DC., 1817シノニム: Austrodrimys Doweld, 2000; Pseudodrimys Doweld, 2000 ふつう単性花雌雄異株だがときに両性花をつけつ。はカリプトラ状、花弁は薄い。染色体基本数x = 13フィリピンボルネオ島スラウェシ島小スンダ列島ニューギニア島ソロモン諸島オーストラリア東部タスマニア分布する。シキミモドキ(Tasmannia piperita)など約36種が知られる右図4a)。 ドリミス属 Drimys J.R.Forst. & G.Forst., 1775シノニム: Drymis Juss., 1789; Temus Molina, 1782; ウィンテラ属 Wintera Murray, 1784 はカリプトラ状、花弁は薄い。染色体基本数x = 43メキシコから南米南部分布する。ウィンタードリミス(D. winteri)など約7種が知られる右図4b)。 プセウドウィンテラ属 Pseudowintera Dandy, 1933花序頂生または腋生小さく宿存性花弁は厚い。染色体基本数x = 43ニュージーランドに分布する。約4種知られる右図4c)。 ジゴギヌム属 Zygogynum Baill., 1897シノニム: ベリオルム属 Belliolum Tiegh., 1900; ブッビア属 Bubbia Tiegh., 1900; エクソスペルムム属 Exospermum Tiegh., 1900; Sarcodrimys (Baill.) Baum.-Bod.; テトラタラムス属 Tetrathalamus Lauterb., 1905 花序頂生小さく宿存性花弁は厚い。染色体基本数x = 43ニューギニア島ニューカレドニアソロモン諸島オーストラリア北東部分布する。約45種が知られる右図4d)。 シキミモドキ科関連する考えられている4集粒花粉の化石は、ガボン1億2250万年前の地層から報告されている。またシキミモドキ科関連する考えられる材の化石白亜紀以降報告されている。シキミモドキ科考えられる化石記録現在の分布域よりも広くアフリカイスラエル南極南米北米オーストラリアニュージーランドなどから報告されている。

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デゲネリア科」の記事における「系統と分類」の解説

葉状雄しべ、および不完全心皮というデゲネリア科見られる特徴は、被子植物における最も原始的な状態の1つである考えられていた。しかし20世紀末以降分子系統学研究からは、デゲネリア科見られる"原始的"な特徴一部は、デゲネリア科またはモクレン目における派生形質であることも示唆されている。 古典的な被子植物分類体系である新エングラー体系クロンキスト体系では、デゲネリア科モクレン目分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、デゲネリア科モクレン目分類されている。 デゲネリア科中にはただ1属、デゲネリア属(Degeneria)のみが知られている。またデゲネリア属の中には2種認識されている(下表)。 デゲネリア科分類体系一例デゲネリア科 Degeneriaceae Orb., 1845デゲネリア属 Degeneria I.W.Bailey & A.C.Sm., 1942Degeneria roseiflora John M.Mill., 1988花は直径2–4センチメートル (cm)、花弁ピンク色から赤紫色、仮雄しべは5–11個、果実長はふつう 6 cm 以下。バヌアレブ島タベウニ島分布。 Degeneria vitiensis I.W.Bailey & A.C.Sm., 1942花は直径 4–8 cm花弁白色からベージュ色、仮雄しべは9–15個、果実長はふつう 6–12 cm。主にビティレブ島分布するが、バヌアレブ島からも報告されている。

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エウポマティア科」の記事における「系統と分類」の解説

古典的な被子植物分類体系である新エングラー体系クロンキスト体系では、エウポマティア科モクレン目分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、エウポマティア科モクレン目分類されている。モクレン目の中では、エウポマティア科バンレイシ科姉妹群であると考えられている。 エウポマティア科中にはただ1属、エウポマティア属(Eupomatia)のみが知られている。またエウポマティア属の中には3種認識されている(下表)。 エウポマティア科分類体系一例エウポマティア科 Eupomatiaceae Orb., 1845エウポマティア属 Eupomatia R.Br., 1814Eupomatia barbata Jessup, 2002矮性低木は2綾形。花はふつう1個が頂生雄しべには絡み合った毛が密にある。仮雄しべ向軸面のみに腺毛束がある。 Eupomatia bennettii F.Muell., 1858矮性低木は2綾形。花はふつう1個が頂生雄しべ無毛または微小な毛が散在。仮雄しべ両面および縁辺腺毛束がある。 Eupomatia laurina R.Br., 1814低木円柱状。花は腋生する。

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ヒマンタンドラ科」の記事における「系統と分類」の解説

古典的な被子植物分類体系である新エングラー体系クロンキスト体系では、ヒマンタンドラ科モクレン目分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、ヒマンタンドラ科モクレン目分類されるモクレン目の中では、デゲネリア科姉妹群であると考えられている。 ヒマンタンドラ科は、ただ1属ガルブリミマ属(Galbulimima)のみを含む。ガルブリミマ属属する種は2–3種細分されることもあるが、2022年現在では単一種、ガルブリミマ・ベルグラウェアナ(Galbulimima belgraveana)のみを認めることが多い。 ヒマンタンドラ科分類体系一例ヒマンタンドラ科 Himantandraceae Diels, 1917ガルブリミマ属 Galbulimima (F.Muell.) Sprague, 1922ガルブリミマ・ベルグラウェアナ Galbulimima belgraveana (F.Muell.) Sprague, 1922シノニム: Eupomatia belgraveana F.Muell., 1887; Galbulimima baccata F.M.Bailey, 1894; Galbulimima nitida (Baker f. & Norman) Sprague, 1923; Galbulimima parvifolia (Baker f. & Norman) Sprague, 1923; Himantandra baccata (F.M.Bailey) Diels, 1917; Himantandra nitida Baker f. & C.Norman, 1923; Himantandra parvifolia Baker f. & C.Norman, 1923

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ヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Sangster et al. (2010); Zuccon & Ericson (2010)より。1–12 は Zuccon & Ericson による仮の系統名である。 ヒタキ科 s.S&A   ツグミ科 Turdidae   ヒタキ科 ヒタキ亜科 1 ムジヒタキ属 Alethe   2 ヒタキ族 Muscicapini   3 シキチョウ族 Copsychini       4 アオヒタキ亜科 Niltavinae     5 ヨーロッパコマドリ亜科 Erithacinae   ノビタキ亜科 6 マミジロミツリンヒタキ属など   7 コマドリ属など     8 サヨナキドリ属など     9 ルリビタキ属など   10 ルリチョウ属など   11 キビタキ属など   12 サバクヒタキ属など                 ヒタキ科ツグミ科姉妹群であり、これら2科でヒタキ上科大半占める。ヒタキ科の中での系統位置不明なムラサキツグミ Grandala やイワトビヒタキ Pinarornis はツグミ科だとする説もある。 ヒタキ科従来ヒタキ亜科 Muscicapinae とノビタキ亜科 Saxicolinae に分けられ英語ではそれぞれ flycatchers・chats と総称されてきた(日本語では明確な呼び分けはない)。ヒタキ亜科伝統的なヒタキ科で、ノビタキ亜科Sibley & Ahlquist (1990) によりツグミ科から移され亜科だった。しかしそれらは多系統であり、Sangster et al. により4亜科再編された。おおよそ、旧ヒタキ亜科現在のヒタキ族・アオヒタキ亜科ノビタキ亜科一部 (Clade 2, 4, 6, 11)、旧ノビタキ亜科現在のシキチョウ族・ヨーロッパコマドリ亜科ノビタキ亜科大半 (Clade 1, 3, 5, 7, 8, 9, 12) にあたる。 ヒタキ亜科には2つの族が含まれる。Sangster et al. はムジヒタキ属 Alethe を仮にシキチョウ族に含めたが、Zuccon & Ericson はヒタキ亜科基底分岐したとしている。 ノビタキ亜科ヒタキ科最大亜科で、族は設けられていないが、Zuccon & Ericson は7つ系統分けている(Sangster et al.部分的に異な9つ系統分けている)。

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カネラ科」の記事における「系統と分類」の解説

古典的な被子植物分類体系である新エングラー体系クロンキスト体系では、カネラ科モクレン目分類されていた。形態的特徴からは、バンレイシ科ニクズク科などとの類縁性が考えられていた。一方で心皮合生して側膜胎座をもつ1室の雌しべ形成する点では、モクレン目としては例外的であり、スミレ目分類されたこともある。 やがて20世紀末以降分子系統学研究によって、カネラ科は他のモクレン目植物とは系統的にやや遠いが、シキミモドキ科には近縁であることが明らかとなった。このカネラ科シキミモドキ科からなる系統群は、2022年現在ではカネラ目Canellales)として分類されている。カネラ目は、コショウ目ウマノスズクサ科コショウ科など)の姉妹群であり、さらに外側モクレン目クスノキ目位置することが示されている。 2022年現在カネラ科にはおよそ5属20種ほどが知られている(下表)。ただしこのうちキンナモデンドロン属(Cinnamodendron)は多系統群であることが示されており、おそらく今後改変される下図2)。 カネラ科   カネラ属(Canella)       プレオデンドロン属(Pleodendron)+ キンナモデンドロン属の一部       キンナモスマ属(Cinnamosma)       キンナモデンドロン属(Cinnamodendron)の一部     ウァルブルギア属(Warburgia)           2. カネラ科内の系統仮説 シキミモドキ科分類体系一例 3a. カネラ 3b. Warburgia salutaris カネラ科 Canellaceae Mart., 1832カネラ属 Canella P.Browne, 1756シノニム: Winterana L. フロリダ西インド諸島メキシコ南東部プエルトリコベネズエラ分布する。カネラ(Canella winterana; ワイルドシナモン wild cincinnamon ともよばれる1種のみが知られる右図3a)。 キンナモデンドロン属 Cinnamodendron Endl., 1840シノニム: Capsicodendron Hoehne, 1933 西インド諸島ベネズエラブラジル南部分布する。約10種が知られる分子系統学研究からは、多系統群であることが示されている(上系統樹2)。 キンナモスマ属 Cinnamosma Baill., 1867マダガスカル分布する。約3種知られる。 プレオデンドロン属 Pleodendron Tiegh., 1899プエルトリコハイチコスタリカ分布する。約3種知られる。 ウァルブルギア属 Warburgia Engl., 1895シノニム: Chibaca G.Bertol., 1861 アフリカ東部から南部分布する。約4種知られる右図3b)。

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フクロウ目」の記事における「系統と分類」の解説

フクロウ目は、スズメ目などと共に land bird クレード含まれるが、land bird クレード初期分岐した類縁関係はっきりしない目のひとつである。 2科27220種が現生する。このほかいくつかの化石科があるメンフクロウ科 Tytonidae - 2属18フクロウ科 Strigidae - 25202種、フクロウシマフクロウアオバズクなど。 †Ogygoptyngidae - Ogygoptynx など †Protostrigidae - Eostrix など †Sophiornithidae フクロウ目古くは、猛禽類として分類されてきた。カール・フォン・リンネは、タカ類・ハヤブサ類・モズと共にタカ目 Accipitres分類した1990年代Sibley分類では、現在のフクロウ目ヨタカ目アマツバメ目ズクヨタカ科構成種含めていた。彼らは狭義フクロウ目ヨタカ目ズクヨタカ科を含む)は姉妹群だとしており、それらを合わせた群の名称がフクロウ目となったのは命名規則のためである。 フクロウ目ヨタカ目夜行性捕食性という生態共通しており、頭骨にも共通点発見された(ただしアマツバメ目とも共通である)。2000年代前半までは、これらが近縁であるという説は、同じ目に分類するかどうかは別としてある程度支持得ていた。しかし2004年夜行性関連したAanat遺伝子分析により、両目夜行性収斂進化よるものだとされ、さらにそれに続く包括的な分子系統により現生鳥類全体系統明らかになると、両目類縁性は否定された。

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ハイエナ」の記事における「系統と分類」の解説

ハイエナ科は、同じネコ目ジャコウネコ科から進化した考えられる。その出現比較新しく最古化石アフリカヨーロッパ中新世前期のものである初期ジャコウネコ似た比較小型系統(イクティテリウム亜科)は鮮新世前期までに絶滅し現在の系統ハイエナ亜科)は、中新世後期出現して現在に至っている。ハイエナ科のほとんどはアフリカユーラシア分布限られるが、チャスモポーセテス属だけは鮮新世後期北アメリカまで分布広げていた。 Koepfli et al. (2006) が発表した分子系統解析では、ハイエナ科マングース類およびフォッサとの姉妹群形成するという結果得られている。 現生ハイエナ科には、2亜科4属4種含まれる(3属とする説もある)。 Crocuta crocuta ブチハイエナ Spotted hyena LC IUCN 別名マダラハイエナ赤道付近熱帯雨林除いたサハラ砂漠以南のアフリカ広く分布する鳴き声人間笑い声似ているため「笑いハイエナ Laughing Hyaena」の異名をもつ。その名の通り灰色身体に黒い斑点特徴である。頭胴長120-180cm、体重55-85kgと、ハイエナ科では最も大型の種である。 メスには高い血中濃度アンドロゲン雄性ホルモン物質ホルモン保たれているため、哺乳類としては珍しくメス平均してオスより一回り大きくオスペニス同等上のサイズにもなるクリトリスや、その根元ぶら下がる脂肪の塊入った陰嚢持ち順位攻撃性メスの方が高い。 10-15程度クラン (clan) と呼ばれる母系群れ形成し共同巣穴生活する群れメンバー協力しヌーシマウマトムソンガゼルなどを狩る。同じサイズ動物中、最も強力な顎を持ち驚異的な早さ食物平らげるHyaena hyaena シマハイエナ Striped hyena NT IUCN 別名タテガミイヌ分布サハラ砂漠以北アフリカ北部東部からアラビア半島までの中東インドロシア南西部[要出典]に及ぶ。サハラ砂漠アフリカ砂漠では見られず、草原や半砂漠生息する頭胴長100-120cm、体重37-55kg。背に先端の黒い鬣を持ち、その名の通り、胴と四肢多くの黒い縞を持つ。群れ形成せず、雄と雌は繁殖時だけ一緒になるParahyaena brunnea カッショクハイエナ Brown hyena NT IUCN 別名チャイロハイエナ。以前シマハイエナ同属Hyaena brunneaとされていた。アフリカ南部南アフリカ西部ナミビアボツワナ西・南ローデシア)に分布する頭胴長110-140cm、体重40-55kg。ブチハイエナと同様、母系群れクラン)を形成し共同巣穴生活するライオンなどの食べ残しや、病死し動物死体主食とする。 Proteles cristatus アードウルフ Aardwolf LC IUCN 別名ツチオオカミ。他のハイエナ類とは大きく異なった形態生態をもつ小型ハイエナ。東及び北東アフリカ南アフリカ分断され分布域を持つ。頭胴長85-105cm、体重9-14kg。華奢な頭骨と細い櫛状の歯を持ちシロアリ主食とし、1晩に20匹のシロアリ食べと言われる一夫一婦の番をつくる。

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系統と分類

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オオハシ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Moyle (2004)などより。 オオハシ下目オオハシ上科ゴシキドリ科 Capitonidae     オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae   オオハシ科     チュウハシ属 Pteroglossus       ミドリチュウハシ属 Aulacorhynchus       コチュウハシ属 Selenidera     ヤマオオハシ属 Andigena           オオハシ属 Ramphastos         ハバシゴシキドリ科 Lybiidae       オオゴシキドリ科 Megalaimidae     オオハシ下目伝統的にオオハシ科ゴシキドリ科分けられてきたが、ゴシキドリ科側系統であり4科に分割された。このうち、(狭義の)ゴシキドリ科とオオハシゴシキドリ科を独立科とせずオオハシ科含める説がある。しかし、オオハシ類とゴシキドリ類の形態上の顕著な相違点から、別科とすることが多い。

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ウキクサ属」の記事における「系統と分類」の解説

ウキクサ亜科の中で、ウキクサ属は最も複雑な植物体をもつ。系統的には、ウキクサ亜科の中で最初に他と分かれたものと考えられている。 ウキクサ属には2種知られている (下表)。またヒメウキクサウキクサ属分類されていたが (Spirodela punctata)、本種は系統的にアオウキクサ属などにより近縁であると考えられるようになり、Les & Crawford (1999) によって新属ヒメウキクサ属移された (Landoltia punctata)。 ウキクサ属の種までの分類体系ウキクサ属 Spirodela Schleid., 1839Spirodela intermedia W.Koch, 19326–21本の根をもち、そのうち2–5本がprophyllumを貫いている。節の表面側に赤い斑紋生じことはない。休眠芽 (越冬芽殖芽) は形成しない中央アメリカから南アメリカ ウキクサ Spirodela polyrhiza (L.) Schleid., 18397–21本の根をもち、そのうち1(まれに2)本がprophyllumを貫いている。節の表面側に赤い斑紋生じことがある休眠芽 (越冬芽殖芽) を形成する北アメリカから南アメリカ北西部アフリカヨーロッパ西アジア南アジア東アジア東南アジアオーストラリア

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ミズナギドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹の科間は Hackett et al. (2008)、科内は Nunn & Stanley (1998); Penhallurick & Wink (2004)、Pseudobulweria の位置は Bretagnolle et al. (1998)より。 ミズナギドリ目アホウドリ科 Diomedeidae     広義ミズナギドリ科 ミズナギドリ科 フルマカモメ族     オオフルマカモメ属 Macronectes     フルマカモメ属 Fulmarus       ナンキョクフルマカモメ Thalassoica     マダラフルマカモメ Daption     ユキドリ属 Pagodroma     クジラドリ類   アオミズナギドリ Halobaena     クジラドリ属 Pachyptila     シロハラミズナギドリシロハラミズナギドリ属 Pterodroma   クロミズナギドリ族   クロミズナギドリ属 Procellaria     アナドリ属 Bulweria     ミズナギドリ族   ? Pseudobulweria     ケルゲレンミズナギドリ Aphrodroma       オオミズナギドリ属 Calonectris     ミズナギドリ属 Puffinus s.s.     ハイイロミズナギドリ属 Ardenna           モグリウミツバメ科 Pelecanoididae       ウミツバメ亜科 Hydrobatinae       アシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae     ミズナギドリ科姉妹群モグリウミツバメ科である。ただしミズナギドリ科単系統性不確実で、モグリウミツバメ科内包する側系統可能性がある。そのため、モグリウミツバメ科を(ときにモグリウミツバメ亜科 Pelecanoidinae またはモグリウミツバメ族 Pelecanoidini として)含める説もある。 ミズナギドリ科従来フルマカモメ類・クジラドリ類・シロハラミズナギドリ類・ミズナギドリ類の4グループ分けられてきたが、系統的には5グループ分かれる。Penhallurick & Wink はそれらを族としているが、ただし彼らはクジラドリ族を incertae sedis としている。従来の分類比してシロハラミズナギドリ類からケルゲレンミズナギドリとおそらく Pseudobulweria 属がミズナギドリ族に移されシロハラミズナギドリ類のアナドリ属とミズナギドリ類のクロミズナギドリ属がクロミズナギドリ族にまとめられた。しかしこれら5族の間の系統関係不明である。 ミズナギドリ属はおそらく単系統ではなくハイイロミズナギドリ属を分離する説がある(図では分離している)。 なお Penhallurick & Wink は、モグリウミツバメ科を含むミズナギドリ科を2亜科5族に、つまり、ミズナギドリ亜科 Procellariinae(フルマカモメ族+クロミズナギドリ族+ミズナギドリ族)とモグリウミツバメ亜科 Pelecanoidinae(シロハラミズナギドリ族+モグリウミツバメ族)に分類している。ただしクジラドリはいずれにも含まれない

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ヤツガシラ科」の記事における「系統と分類」の解説

サイチョウ目 ヤツガシラ亜目ヤツガシラ科 Upupidae     モリヤツガシラ科 Phoeniculius       ヤツガシラ科姉妹群モリヤツガシラ科である。これらはブッポウソウ目から分離されサイチョウ目含まれる

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サイチョウ目」の記事における「系統と分類」の解説

ブッポウソウ目+キツツキ目姉妹群であり、ヤツガシラ亜目 Upupes/Upupae・サイチョウ亜目 Bucerotes の2つ単系統からなる。         ブッポウソウ目     キツツキ目     サイチョウ目 ヤツガシラ亜目ヤツガシラ科 Upupidae     モリヤツガシラ科 Phoeniculidae     サイチョウ亜目サイチョウ科 Bucerotidae     ジサイチョウ科 Bucorvidae           キヌバネドリ目     オオブッポウソウ目     かつてはブッポウソウ目含める説が主流だったが、それにより、ブッポウソウ目実際に側系統となっていた。ブッポウソウ目の中ではサイチョウ亜目に、もしくはサイチョウ亜目ヤツガシラ亜目分けて分類されていた。系統的に内包されるキツツキ目独立目としつつブッポウソウ目単系統とするため、ブッポウソウ目からサイチョウ目(とオオブッポウソウ目)が分離された。 ただし正確には、キツツキ目系統位置明らかになる前から、サイチョウ目ヤツガシラ目として分離する説はあった。Sibley分類でも同じ措置がとられたが、これは、残りブッポウソウ目オオブッポウソウ科を含む)とキヌバネドリ目姉妹群だと(誤って考えたためである。またSibleyらは、サイチョウ目ヤツガシラ目姉妹群考え(これは正しい)、合わせてサイチョウ上目 Bucerotimorphae (広義サイチョウ目にあたる)とした。

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オオガシラ科」の記事における「系統と分類」の解説

キリハシ科姉妹群で、キリハシ亜目 Galbulae にまとめられるオオガシラ科内の系統関係Witt (2004)より。mtDNAでは Nonnula、核DNAでは Nystalus+Bucco が最初に分岐しており、ここでは合意描いた。Bucco・Argicus・Nyctastes の3属は Peters (1948) により Bucco に統合されたが、この系統樹ではそれぞれ別系統となっている(図では統合前の属で記した)。 キツツキ目 キリハシ亜目キリハシ科 Galbulidae   オオガシラ科     アカガオオオガシラ Bucco     ヨコジマオオガシラ属 Nystalus         ツバメオオガシラ Chelidoptera     Monasa         シロガオアマドリ Hapaloptila     ヒメオオガシラ Micromonacha       クリボウシオオガシラ Argicus         ノドアカオオガシラ Hypnelus     Nyctastes       Notharchus           シラヒゲオオガシラ属 Malacoptila     アマドリ属 Nonnula         キツツキ亜目    

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オオバキリン」の記事における「系統と分類」の解説

分子系統解析から、木の葉サボテン属は側系統であり、原始的な北方種と、柱サボテンなどに近い南方種の二つ大きく分けられる考えられている。北方種をRhodocactus、南方種をPereskiaに分けることもある。オオバキリン南方種の方に属しており、分割されたとしても学名変更はない。南方種の中ではサクラキリンなどに近い仲間で、モクキリンなどとはやや離れている。 下位分類として2亜種を含む Pereskia grandifolia subsp. grandifolia ブラジル東部から南東部広く分布苞葉緑色で、桃色花を咲かせる明る緑色で、刺はクリーム色から焦げ茶色Pereskia grandifolia subsp. violacea (Leuenb.) N.P. Taylor & Zappi, 1997 ミナスジェライス州エスピリトサント州分布。基亜種形態的な違いは殆ど無いが、紫色苞葉と、紫がかった桃色花を咲かせるの色は濃い緑。刺は若い時赤色で、後に黒くなる

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ハト科」の記事における「系統と分類」の解説

単型ハト目 Comunbiformes を構成するかつてはサケイ科ハト目含められハト科ハト目ハト亜目 Columbae に分類されていた。ハト科サケイ科とやや近縁ではあるが、姉妹群クイナモドキ科である可能性が高い。 ハト科3つの系統分かれPereira et al. (2007) では Clade A・Clade B・Clade C と仮称されている。Clade A・Clade B 内の系統関係はよくわかっているが、最大Clade C は類縁関係不確かないくつかの系統からなるClade B は新熱帯区中南米固有である。Clade C はエチオピア区東洋区オーストラリア区オセアニアを含む旧世界熱帯)に生息しオーストラリア区起源Clade A は新旧世界熱帯生息し新熱帯区起源のようである。 系統従来亜科現生Clade C アオバト亜科 Treroninae 10カンムリバト亜科 Gourinae 01ゴクラクバト亜科 Otidiphabinae 01オオハシバト亜科 Didunculinae 01ドードー科 Raphidae 絶滅 カワラバト亜科 Columbinae 13Clade B 04Clade A 12属 従来の一般的な分類ではカワラバト亜科 Columbinae・アオバト亜科 Treroninae・カンムリバト亜科 Gourinae・オオハシバト亜科 Didunculinae の4亜科またはゴクラクバト亜科 Otidiphabinae を加えた5亜科分けられ、さらに従来別科とされていたドードー科 Raphidae を含む。このほかにも、亜科構成異なったり、オオハシバト科 Didunculidae やアルキバト科 Claraviidae を分離するなど、さまざまな説があった。しかしこれらの説は系統反映していない。単型でないカワラバト亜科アオバト亜科単系統ではなくClade A と Clade B はカワラバト亜科含まれClade C は残りカワラバト亜科・他の4亜科ドードー科からなる系統樹Pereira et al. (2007)より。他のソースよるもの出典付き配したサンプリングされていない属には「?」を付けたClade C のうちカワラバト亜科 Columbinae とアオバト亜科 Treroninae に属すには [Co] と [Tr] を記した。     ハト科 Clade C [Tr]         ミヤマバト属 Gymnophaps     カミカザリバト Lopholaimus       ? Cryptophaps     ニュージーランドバト属 Hemiphaga       ヒメアオバト属 Ptilinopus (incl. Drepanoptila & Alectroenas )       ミカドバト属 Ducula     [Co]     シッポウバト Oena     アオフバト属 Turtur       キンバト属 Chalcophaps     [Tr] テリアオバト属 Phapitreron   [Tr] アオバト属 Treron         ドードー科   †ドードー属 Raphus     †ロドリゲスドードー Pezophaps     [Co] ミノバト属 Caloenas       オオハシバト Didunculus       カンムリバト属 Goura   [Co] ? †カンザシバト Microgoura         ゴクラクバト Otidiphaps   [Co] ハシブトバト Trugon     [Co]         イワバト属 Petrophassa     ニジハバト属 Phaps     レンジャクバト Ocyphaps     ? Geophaps     チョウショウバト属 Geopelia       ウォンガバト Leucosarcia       ヒムネバト属 Gallicolumba       ハシナガバト属 Henicophaps       Clade B       スズメバト属 Columbina     ハシリバト属 Metriopelia       オナガハシリバト Uropelia       アルキバト属 Claravis     Clade A         オナガバト属 Macropygia     カオジロクロバト属 Turacoena       マイヒメバト属 Reinwardtoena         カワラバト属 Columba     キジバト属 Streptopelia       Nesoenas     Spilopelia           Patagioenas     †リョコウバト Ectopistes             アメリカシャコバト属 Leptotila     ハジロバトZenaida         アメリカウズラバト属 Geotrygon     ? クロヒゲバト Starnoenas             クイナモドキ科       サケイ科    

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ツグミ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Klicka & Voelker (2005)より。ツグミ科内の系統名は彼らによるが、ジツグミ属とトラツグミ属の系統名は最新分類照らして変更している。 ヒタキ科 s.S&A ツグミ科   ジツグミ属 Geokichla     チャツグミ属など Catharus and allies     ミヤマツグミ属‐キンガオサンショウクイ Cochoa‐Chlamydochaera     トラツグミ属 Zoothera     ツグミ属など Turdus and allies     基底系Root clade       ヒタキ科 Muscicapidae     ヒタキ科姉妹群で、これらの2科でヒタキ上科大半占める。 ツグミ科6つ系統大きな系統分かれる。ただし、それらの系統関係不明で、一部(特に基底系統)は単系統性不確実である。 かつての Zoothera 属は、2つ大きな系統からなる多系統であり、トラツグミ属 Zoothera とジツグミ属 Geokichla に分離された。 ギンガサンショウクイは伝統的にサンショウクイ科 Campephagidae に含まれていたが、ミヤマツグミ属Cochoa との姉妹関係強く支持されている。 主に Sibley & Ahlquist (1990) により、またその後段階的に多くの属がヒタキ科移された。和名が「〜ヒタキ(ビタキ)」な種のほとんど、コマドリ類・シキチョウ類・ルリチョウ類などがそうである。これらはヒタキ科の中の広い範囲系統位置分散しており、まとまっていない。 ムラサキツグミ Grandala とイワトビヒタキ Pinarornis もヒタキ科移されたが不確実で、ツグミ科含まれる可能性もある。 ノドボシツグミヒタキ Modulatrix・ヤマブチツグミヒタキ Arcanator はスズメ上科オナガミツスイ科 Promeropidae に移された。

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ヒメコノハドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはコノハドリ科ルリコノハドリとともにコノハドリ科 Irenidae にまとめられていた。しかし、他の旧コノハドリ科は現在はスズメ上科であり、カラス上科ヒメコノハドリ科とは系統的に離れている。 ヤブモズ科 Malaconotidae・オオハシモズ科 Vangidae に近縁とする説がある。 Sibley分類ではカラス科ヒメコノハドリ亜科 Aegithininae の唯一の属だった。

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ヒツジグサ」の記事における「系統と分類」の解説

北日本へ行くほど花弁大き傾向があり、また基部湾入比較的浅いものはエゾノヒツジグサ (エゾヒツジグサ) として分けられることがあるが、変異連続的明確に分けられない。また北海道北部東部には、柱頭その周辺雄しべ黒紫色で浮水葉がやや大きい (1530 × 1022 cm) ものがおり、変種エゾベニヒツジグサ (Nymphaea tetragona var. erythrostigmatica Koji Ito) とされるヒツジグサ北半球広く分布するが、花の特徴変異大きい。北米ヨーロッパ個体北緯40°以北亜寒帯域に生育し背軸側 (裏側) に隆起した葉脈をもつ薄い明瞭に四角形花托、花の中央部紫色という特徴をもつ。このような特徴ロシア韓国北海道個体にも見られる (上記のエゾベニヒツジグサに相当する)。一方中国南部日本ベトナム個体葉脈部が陥没した厚い四角形があまり明瞭ではない花托、花の中央部黄色いという特徴をもつ。北米ヨーロッパでは、このような個体Nymphaea tetragona var. angusta とよばれ栽培されている。しかしこのような個体は、1805年William Kerr によって中国広東省から送られたものに由来しており、Castalia pygmaea (= Nymphaea pygmaea) とされていたもの相当する。そのため、東アジア温帯以南生育するもの (北海道北東部を除く日本ヒツジグサを含む) は、Nymphaea pygmaea として分けるべきであることが示唆されている。また予備的な分子系統学研究からも、カナダフィンランドの"ヒツジグサ" (Nymphaea tetragona) と東アジアヒツジグサ ("Nymphaea pygmaea") が系統的に区別できることが示唆されている。

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スイレン属」の記事における「系統と分類」の解説

スイレン属は、近縁コウホネ属バルクラヤ属オニバス属オオオニバス属と共にスイレン科分類されるスイレン科は、現生被子植物の中では極めて初期に他と分かれた基部被子植物の1群であることが明らかとなっている。 スイレン科の中では、スイレン属オニバス属+オオオニバス属近縁である。さらに分子系統学研究からは、オニバス属+オオオニバス属系統的にスイレン属中に含まれることが示唆されている (下図10)。そのため、分類学的にオニバス属オオオニバス属属する種をスイレン属含めることが提唱されている。 またオンディネア属 (Ondinea) は特異な花 (花弁欠如など) をもつため独立属とされていたが、系統的にスイレン属 (Anecphya 亜属) に含まれることが明らかとなっており、スイレン属組換えられた。 スイレン科 コウホネ亜科 コウホネ属スイレン亜科バルクラヤ属       スイレン属 Nymphaea 亜属         スイレン属 Anecphya 亜属 (オンディネア属を含む)     スイレン属 Brachyceras 亜属           スイレン属 Hydrocallis 亜属     スイレン属 Lotos 亜属         オニバス属     オオオニバス属               10. スイレン科系統仮説の1例 スイレン属には50種ほどが知られ、5亜属分類されている (下表)。 スイレン属の種までの分類体系一例 11a. セイヨウスイレン 11b. キバナスイレン 11c. ニオイスイレン 11d. ヒツジグサ 11e. Nymphaea atrans 11f. Nymphaea gigantea 11g. Nymphaea immutabilis 11h. Nymphaea violacea 11i. Nymphaea ampla 11j. Nymphaea colorata 11k. Nymphaea heudelotii 11l. ルリスイレン 11m. ホシザキスイレン 11n. Nymphaea thermarum 11o. Nymphaea amazonum 11p. Nymphaea rudgeana 11q. ヨザキスイレン 11r. アカバナスイレン スイレン属 Nymphaea L., 1753亜属 Nymphaea subg. Nymphaea北中米欧州北アフリカ西アジアシベリア東アジア セイヨウスイレン Nymphaea alba L., 1753 (右図11a) Nymphaea candida C.Presl, 1822 Nymphaea leibergii Morong, 1888 Nymphaea loriana Wiersema, Hellq. & Borsch, 2014 キバナスイレン Nymphaea mexicana Zucc., 1832 (右図11b) ニオイスイレン Nymphaea odorata Aiton, 1789 (右図11c) ヒツジグサ Nymphaea tetragona Georgi, 1775 (右図11d)= Nymphaea pygmaea (Salisb.) W.T. Aiton, 1811 亜属 Nymphaea subg. Anecphya (Casp.) Conard, 1905オーストラリアニューギニア Nymphaea alexii S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea atrans S.W.L.Jacobs, 1992 (右図11e) Nymphaea carpentariae S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea elleniae S.W.L.Jacobs, 1992 Nymphaea georginae S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea gigantea Hook., 1852 (右図11f) Nymphaea hastifolia Domin, 1925 Nymphaea immutabilis S.W.L.Jacobs, 1992 (右図11g) Nymphaea macrosperma Merr. & L.M.Perry, 1942 Nymphaea ondinea Löhne, Wiersema & Borsch, 2009= Ondinea purpurea Hartoga, 1970 Nymphaea violacea Lehm., 1853 (右図11h) 亜属 Nymphaea subg. Brachyceras Casp., 1865中南米アフリカインド東南アジア、北オーストリア Nymphaea abhayana A.Chowdhury & M.Chowdhury, 2016 Nymphaea ampla (Salisb.) DC., 1821 (右図11i) Nymphaea colorata Peter, 1928 (右図11j) Nymphaea divaricata Hutch., 1931 Nymphaea elegans Hook, 1851 Nymphaea gracilis Zucc., 1832 Nymphaea guineensis Schum. & Thonn., 1827 Nymphaea heudelotii Planch., 1853 (右図11k) Nymphaea micrantha Guill. & Perr., 1830 ホシザキスイレン Nymphaea nouchali Burm. f., 1768 (右図11m)= ルリスイレン Nymphaea caerulea Savign., 1798 (右図11l) = ケープスイレン Nymphaea capensis Thunb., 1800 Nymphaea pulchella DC., 1821 Nymphaea stuhlmannii (Engl.) Schweinf. & Gilg, 1903 Nymphaea sulphurea Gilg, 1903 Nymphaea thermarum Eb.Fisch., 1988 (右図11n) 亜属 Nymphaea subg. Hydrocallis (Planch.) Conard, 1905中南米 Nymphaea amazonum Mart. & Zucc., 1832 (右図11o) Nymphaea belophylla Trickett, 1971 Nymphaea conardii Wiersema, 1984 Nymphaea gardneriana Planch., 1853 Nymphaea glandulifera Rodschied, 1796 Nymphaea jamesoniana Planch., 1853 Nymphaea lingulata Wiersema, 1984 Nymphaea novogranatensis Wiersema, 1984 Nymphaea oxypetala Planch., 1853 Nymphaea potamophila Wiersema, 1984 Nymphaea prolifera Wiersema, 1984 Nymphaea rudgeana G.Mey., 1818 (右図11p) Nymphaea tenerinervia Casp., 1878 亜属 Nymphaea subg. Lotos DC., 1821アフリカインド東南アジア、北オーストラリア ヨザキスイレン Nymphaea lotus L., 1753 (右図11q) Nymphaea petersiana Klotzsch, 1861 Nymphaea pubescens Willd., 1799 アカバナスイレン Nymphaea rubra Roxb. ex Andrews, 1808 (右図11r)

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系統と分類

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ソテツ類」の記事における「系統と分類」の解説

その起源古く古生代石炭紀シダ種子植物であるメズロサ科から起源したとも言われ二畳紀にはほぼ現在のような姿になったとされる。その系統中生代、特にジュラ紀繁栄したことが知られるが、中生代末にはその大部分絶滅した新エングラー体系では、裸子植物門の下にソテツ綱ソテツ目を置くが、最近の研究では裸子植物側系統考えられており、その場合はソテツ門とされる[疑問点ノート]。 現存するこの類の種は356種で、これは裸子植物中で二番目に多いものであり、普通はこれを10属、3科に分けている。ちなみに西田(1977)ではこの種数は約70種、加藤編(1997)では137種とされており、きわめて好調に増加しているのがよくわかる。 古くはそれらを一つソテツ科にまとめたが、近年では上記のように3科とするのが普通である。 ソテツ科 Cycadaceaeソテツ属 Cycas - ソテツ スタンゲリア科 Stangeriaceaeボウエニア属 - Bowenia シダソテツ属 - Stangeria ザミア科 Zamiaceaeツノザミア属 - Ceratozamia サゴソテツ属 - Dioon オニソテツ属 - Encephalartos レピドザミア属 - Lepidzamia マクロザミア属 - Macrozamia ミクロキカス属 - Microcycas ザミア属 - Zamia

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シジミタテハ科」の記事における「系統と分類」の解説

前述したような外部形態生態多様さは、本科分類にしばしば混乱もたらしてきた。

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オーストラリアガマグチヨタカ属」の記事における「系統と分類」の解説

3種属すかつてはそれに加え P. inexpectatus が属していたが、Podargus の中で P. inexpectatus がやや孤立した系統位置にあることが判明し(ただし Podargus単系統性弱く支持された)、新属 Rigidipenna に移され Rigidipenna inexpectata になったガマグチヨタカ科   オーストラリアガマグチヨタカ属     オーストラリアガマグチヨタカ   パプアガマグチヨタカ   チャイロガマグチヨタカ   Rigidipenna   ガマグチヨタカ属 かつてはオーストラリアガマグチヨタカ科 Podargidae の唯一の属とする説もあり(ガマグチヨタカ属含まないので和名は変更される)、Sibley分類もこの立場だった。しかし、現在の系統単型科を置こうとすると Rigidipenna にも単型科を作らなければならず、この分類はは支持されない

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タイランチョウ小目」の記事における「系統と分類」の解説

古くタイランチョウ科 Tyrannidae・カザリドリ科 Cotingidae・マイコドリ科 Pipridae の3科に分けられていたが、いくつかの属が互いの間を移され、さらにハグロドリ科 Tityridae新設され4科となったハグロドリ科からトガリハシ科 Oxyruncidae、タイランチョウ科からマルハシタイランチョウ科 Rhynchocyclidae を分離する説もある。 Sibley & Ahlquist (1990) はこの系統全体タイランチョウ科1科のみを置き、5亜科分けたマルハシタイランチョウ科に相当する群は(マルハシタイランチョウ含まれなかったため)ハエトリ亜科 Pipromorphinae とされていた。 この系統階級はさまざまに変化する上位から順に、次のうになるタイランチョウ亜目亜鳴禽類を3亜目分ける。ただし亜鳴禽類全体タイランチョウ亜目とすることが多い。 タイランチョウ下目タイランチョウ亜目亜鳴禽類)を3下目に分ける。ただし亜鳴禽類を2下目に分け新世界亜鳴禽類全体タイランチョウ下目とすることがあるタイランチョウ小目タイランチョウ亜目亜鳴禽類)を2下目に分けそのうち1つタイランチョウ下目新世界亜鳴禽類)を2小目分ける。Sibley & Ahlquist採用したタイランチョウ上科伝統的な分類階級である。ただし、狭義タイランチョウ科+マルハシタイランチョウ科(つまり通常のタイランチョウ科)をタイランチョウ上科とすることがある系統樹は Tello et al. 2009よる。タイランチョウ小目狭義タイランチョウ下目)は同じく米州に住むカマドドリ下目 Furnariides と姉妹群で、合わせて新世界亜鳴禽類をなす。 タイランチョウ亜目 旧世界亜鳴禽類 ヒロハシ下目 Eurylaimides   新世界亜鳴禽類 タイランチョウ小目タイランチョウ科マルハシタイランチョウ科 Rhynchocyclidae     狭義タイランチョウ科 Tyrannidae s.s.         カザリドリ科 Cotingidae   ハグロドリ科狭義ハグロドリ科 Tityridae s.s.     トガリハシ科 Oxyruncidae           マイコドリ科 Pipridae       カマドドリ下目 Furnariides      

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オオハシ上科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Moyle (2004)などより。 オオハシ下目オオハシ上科ゴシキドリ科 Capitonidae     オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae     オオハシ科 Ramphastidae       ハバシゴシキドリ科 Lybiidae       オオゴシキドリ科 Megalaimidae     かつてはこの図のオオハシ下目全体オオハシ上科 Ramphastoidea(またはゴシキドリ上科 Capitonoidea)とされ、オオハシ科ゴシキドリ科分けられていた。しかしゴシキドリ科側系統であり、4科に分割された。このうち2科とオオハシ科オオハシ上科としてまとめられるオオハシ上科全体オオハシ科(またはゴシキドリ科)1科とする説もあるが、オオハシ類とゴシキドリ類の形態上の顕著な相違点から、3科に分けることが多い。

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シジュウカラ上科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008)より。   シジュウカラ上科シジュウカラ科 Paridae     ツリスガラ科 Remizidae       ウグイス上科 Sylvioidea     センニョヒタキ科 Stenostiridae     シジュウカラ上科+ウグイス上科+センニョヒタキ科はおそらく単系統をなすが、これらの間の系統関係はっきりしないシジュウカラ上科Sibley & Ahlquist (1990) が認めたスズメ小目の3上科にはなく、ウグイス上科含められていた。ウグイス上科基底では、まず現在のキバシリ上科が、次に現在のシジュウカラ上科分岐した考えられた。しかしこの系統は Alström et al. (2006) によりウグイス上科から除外された。 かつてはエナガ科 Aegithalidae(現在はウグイス上科とされる)がこの系統近縁考えられていた。Mayr & Amadon (1951) はツリスガラ科エナガ科シジュウカラ科含めシジュウカラ科シジュウカラ亜科 Parinae・ツリスガラ亜科 Remizinae・エナガ亜科 Aegithalinae の3亜科分けたSibley & Ahlquist (1990) も、ツリスガラ科シジュウカラ科含めシジュウカラ科シジュウカラ亜科ツリスガラ亜科分けていた。

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ミジンコウキクサ属」の記事における「系統と分類」の解説

ミジンコウキクサ属にはおよそ11種が知られており、日本にはミジンコウキクサ (Wolffia globosa) が生育している (下表)。ただし分子系統学解析からは、この中で Wolffia brasiliensis は他のミジンコウキクサ属の種よりも別属である Wolffiella に近縁であることが示唆されている (下系統樹)。 ウキクサ亜科ウキクサ属 (Spirodela)       ヒメウキクサ属 (Landoltia)       アオウキクサ属 (Lemna)         Wolffiella     Wolffia brasiliensis         Wolffia borealis     Wolffia microscopica     Wolffia australiana         Wolffia angusta       Wolffia neglecta     ミジンコウキクサ (Wolffia globosa)             Wolffia elongata     Wolffia columbiana         Wolffia cylindracea     Wolffia arrhiza                   ウキクサ亜科 (特にミジンコウキクサ属) の系統仮説 ミジンコウキクサ属の種までの分類体系ミジンコウキクサ属 Wolffia Horkel ex Schleid, 1839Wolffia angusta Landolt, 1980オーストラリアニューギニアマレー半島 Wolffia arrhiza (L.) Horkel ex Wimm., 1857 (下図3a)ヨーロッパアフリカ西アジア (南北アメリカ一部帰化) Wolffia australiana (Benth.) Hartog & Plas, 1972オーストラリア南東部ニュージーランド Wolffia borealis (Engelm.) Landolt, 1986 (下図3b)北アメリカ Wolffia brasiliensis Wedd., 1849南北アメリカ Wolffia columbiana H.Karst., 1865 (下図3c)南北アメリカ Wolffia cylindracea Hegelm., 1868アフリカ中部南部 Wolffia elongata Landolt, 1980コロンビア ミジンコウキクサ Wolffia globosa (Roxb.) Hartog & Plas, 1970 (下図3d)南アジア、東南アジア東アジア (南北アメリカ一部帰化) Wolffia microscopica (Griff.) Kurz, 1866南アジア Wolffia neglecta Landolt, 1994南アジア 3a. Wolffia arrhiza 3b. Wolffia borealis 3c. Wolffia columbiana 3d. ミジンコウキクサ

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ヤマセミ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

カワセミ科3つの亜科1つだが、3亜科間の系統関係不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。 カワセミ科ショウビン亜科 Halcyoninae     カワセミ亜科 Alcedininae   ヤマセミ亜科ヤマセミ属 Megaceryle       ヒメヤマセミ Ceryle     ミドリヤマセミ属 Chloroceryle         Sibley & Ahlquist (1990) ではヤマセミ科とされ、単型ヤマセミ上科 Ceryloidea に分類されていた。

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キバシリ上科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008)より。ただしカベバシリ科サンプリングされていない広義ヒタキ上科 キバシリ上科       ミソサザイ科 Troglodytidae     ブユムシクイ科 Polioptilidae         ゴジュウカラ科 Sittidae     カベバシリ科 Tichodromidae     ホシキバシリ Salpornis         キバシリ科 Certhiidae       ヒタキ上科 Muscicapoidea     キバシリ上科ヒタキ上科姉妹群であり、ヒタキ上科含める説もある。 キバシリ上科は5科に分類される。ただしカベバシリ科ゴジュウカラ科含める説もある。キバシリ科はおそらく多系統で、ホシキバシリ別系統となっている。 キバシリ上科Sibley & Ahlquist (1990) が認めたスズメ小目の3上科にはなく、ウグイス上科含められていた。現在のキバシリ上科ウグイス上科基底分岐したとされていた。彼らはその群をヒタキ科ブユムシクイ科ミソサザイ科を含む)とゴジュウカラ科カベバシリ科を含む)に分けたが、この科分類系統的ではない。Cracraft (2004) によりウグイス上科からキバシリ上科分離された。

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ショウビン亜科」の記事における「系統と分類」の解説

カワセミ科3つの亜科1つだが、3亜科間の系統関係不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。 カワセミ科 ショウビン亜科     Actenoides       キバシショウビン属 Syma     Todiramphus         カギハシショウビン Melidora       ハシブトカワセミ Clytoceyx     ワライカワセミ属 Dacelo           アオミミショウビン Cittura     ラケットカワセミ属 Tanysiptera         ? コシジロショウビン Caridonax     カザリショウビン Lacedo       コウハシショウビン属 Pelargopsis     ヤマショウビンHalcyon         カワセミ亜科 Alcedininae     ヤマセミ亜科 Cerylinae     Sibley & Ahlquist (1990) ではショウビン科とされ、単型ショウビン上科 Halcyonoidea に分類されていた。

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カワセミ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

カワセミ科3つの亜科1つだが、3亜科間の系統関係不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。かつては2–3属に分けられたが、これらは多系統だったため、4属に再編された。 カワセミ科ショウビン亜科 Halcyoninae   カワセミ亜科   ヒメショウビン属 Ispidina     Corythornis       ミツユビカワセミ属 Ceyx     カワセミ属 Alcedo         ヤマセミ亜科 Cerylinae     Sibley & Ahlquist (1990) ではカワセミ科とされた。他の2科(2亜科)がヤマセミ小目 Cerylida に分類されていたのと異なり単型カワセミ小目 Alcedinida に分類されていた。

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イワヒバリ属」の記事における「系統と分類」の解説

属名学名Prunella植物のウツボグサ属と同じである。学名原則として同名認められないが、国際動物命名規約国際藻類・菌類・植物命名規約の間では同名存在しうるオリーブアメリカムシクイ科オリーブアメリカムシクイのみ)と姉妹群である。 Sibley分類では、スズメ科イワヒバリ亜科 Prunellinae の唯一の属とされ、アトリ科オリーブアメリカムシクイ亜科オリーブアメリカムシクイ大きく離されていた。 ヒバリヒバリ科)とは同じ上科だが、それ以上近縁ではない。

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ハチドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

ハチドリ科のうち Hermits(カギハシハチドリ亜科)以外は nonhermits と総称され伝統的に全てハチドリ亜科にまとめられていた。しかしこのハチドリ亜科はおそらく単系統ではない。 伝統的なハチドリ亜科8つ系統分かれるが、そのうち Topazes が別系統であり、トパーズハチドリ亜科 Topazinae として分離されることもある。これを除いた狭義ハチドリ亜科は、未サンプリングの数属があるものの、単系統とされている。 ハチドリ科 トパーズハチドリ亜科 Topazes カギハシハチドリ亜科 Hermits ハチドリ亜科   Mangoes       Brilliants   Coquettes     オオハチドリ Patagona     Mountain Gems   Bees   Emeralds

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アウストロバイレヤ目」の記事における「系統と分類」の解説

マツブサ科シキミ科、トリメニア科アウストロバイレヤ科は、古くから原始的な被子植物であると考えられモクレン目クスノキ目分類されていた (マツブサ科シキミ科は独自のシキミ目分類されることもあった)。ただしこれらの間に明瞭な類縁関係認められていたわけではない20世紀末以降分子系統学研究により、これらの科が単系統群形成し被子植物初期分岐群1つであることが示された。その後、この系統群にはアウストロバイレヤ目の名が充てられるようになった現生被子植物の中では、最初にアンボレラ目次にスイレン目分岐し3番目にアウストロバイレヤ目が他と分かれた考えられている (右系統樹)。 アウストロバイレヤ目アウストロバイレヤ科       トリメニア科     マツブサ科       アウストロバイレヤ目系統仮説 上記のようにアウストロバイレヤ目中にはマツブサ科シキミ科、トリメニア科アウストロバイレヤ科認識されていた。ただし、このうちマツブサ科シキミ科は明らかに近縁であり、共通する特徴も多いため1つの科 (広義マツブサ科) にまとめることが提唱され2020年現在ではこれが一般的となっている。そのため、2020年現在では、ふつうアウストロバイレヤ目中にマツブサ科トリメニア科アウストロバイレヤ科の3科を分類している (下表)。この3科の中では、アウストロバイレヤ科最初に分岐しトリメニア科マツブサ科姉妹群であるとする仮説示されることが多い (左系統樹)。ただし一部研究では、最初にトリメニア科分岐したとする仮説示されることがあるアウストロバイレヤ目分類体系アウストロバイレヤ目 Austrobaileyales Takht. ex Reveal, 1992アウストロバイレヤ科 Austrobaileyaceae Croizat, 19431属1種 (Austrobaileya scandens) のみ トリメニア科 Trimeniaceae Gibbs, 19171属 (Trimenia) 約8種 マツブサ科 Schisandraceae Blume, 18303属約80種; シキミ属 (約37種)、サネカズラ属 (約17種)、マツブサ属 (約26種)

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スズメ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008)などより。ただし細部系統不確実性が多い。☆ は Sibley & Ahlquist (1990) のスズメ科含まれていた群。       オリーブアメリカムシクイ科 Peucedramidae     イワヒバリ科 Prunellidae ☆           ハタオリドリ科 Ploceidae ☆       カエデチョウ科 Estrildidae ☆     テンニンチョウ科 Viduidae ☆         スズメ科   ? スズメハタオリ亜科 Plocepasserinae ☆     スズメ亜科 Passerinae ☆         セキレイ科 Motacillidae ☆     nine‐primaried oscines           スズメ科セキレイ科nine‐primaried oscines近縁である。ただし、スズメ科セキレイ科nine‐primaried oscines内包されるという説もある。 スズメハタオリ亜科ハタオリドリ科からスズメ科移されたが、これには異論もある。 伝統的には、カエデチョウ科テンニンチョウ科と共に広義ハタオリドリ科含まれスズメ亜科・スズメハタオリ亜科とされていた。ただし、これらの科からスズメ科はやや離れた系統位置にある。スズメハタオリ亜科スズメ亜科含めることもあった。Pocock (1966) は頭骨特徴からスズメ科(スズメハタオリ亜科含まない)を分離したSibley & Ahlquist (1985) は国際動物命名規約上の先取に基づきハタオリドリ科の名称をスズメ科変更しイワヒバリ科セキレイ科亜科として含めた

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系統と分類

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ハタオリドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008)などより。ただし細部系統不確実性が多い。☆ は伝統的なハタオリドリ科含まれていた7亜科。     ハタオリドリ科   ? オオハタオリドリ亜科 Bubalornithinae ☆       ? キクスズメ亜科 Sporopipinae ☆     ハタオリドリ亜科 Ploceinae ☆           カエデチョウ科 Estrildidae ☆     テンニンチョウ科 Viduidae ☆         スズメ科   ? スズメハタオリ亜科 Plocepasserinae ☆     スズメ亜科 Passerinae ☆         セキレイ科 Motacillidae     nine‐primaried oscines         伝統的なハタオリドリ科は7亜科分けられてきた (Collias & Collias 1964) 。現在のハタオリドリ科そのうち3亜科からなる。あるいは、キクスズメ亜科ハタオリドリ亜科含め2亜科とすることもある。ただし、亜科単系統性系統関係定かではない。オオハタオリドリ亜科頭骨特徴などから独立したオオハタオリドリ科 Bubalornithidae とする説もあった (Chapin 1917; Crook 1958 など)。 スズメハタオリ亜科(スズメハタオリドリ属 Plocepasser・クリオオニハタドリ Histurgops・シュウダンハタオリドリ属 Pseudonigrita・シャカイハタオリ Philetairus)はスズメ科移されハタオリドリ亜科とされてきたカッコウハタオリ Anomalospiza は托卵という共通点からテンニンチョウ科移されたが、これらには異論もある。 伝統的には、スズメ科カエデチョウ科テンニンチョウ科をも亜科として含んでいた。これらの類縁関係はさまざまに論じられ一部独立科にすることもあった。実際系統では、ハタオリドリ科カエデチョウ科テンニンチョウ科互いに近縁なものの、スズメ科はおそらく別系統である。Sibley & Ahlquist (1985; 1990) は国際動物命名規約上の先取に基づき、名称をスズメ科変更しイワヒバリ科セキレイ科亜科として含めた

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カモメ科」の記事における「系統と分類」の解説

カモメ科ハサミアジサシ亜科 Rynchopinae(ハサミアジサシSkimmerカモメ亜科 Larinae(カモメ、英語: Gullアジサシ亜科 Sterninae(アジサシTern) の3亜科分かれる。 ただし、アジサシ亜科のうち Noddies と総称されるクロアジサシ属 Anous・ハイイロアジサシ属 Procelsterna・シロアジサシ Gygis 3属の系統位置分類について論争がある。カモメ亜科含める説などもあったが、おそらくはカモメ科基底位置する詳細アジサシ亜科#系統と分類を参照)。ただしこれに従った亜科分類はまだない。Verheyen (1958) はシロアジサシ亜科 Gyginae・クロアジサシ亜科 Anoinae としたが、現代的な分類ではこれらの亜科使われことはないようである。 ハサミアジサシ亜科系統位置については、おそらくカモメ亜科姉妹群だが、アジサシ亜科姉妹群だとする不確実な結果もある。 カモメ科他の科との関係では、カモメ科+ウミスズメ科+トウゾクカモメ科+カニチドリ科単系統のようだが、カモメ科姉妹群何かははっきりしない以前複数研究が (((カモメ科, トウゾクカモメ科), カニチドリ科), ウミスズメ科) という系統関係示していたが、近年は (カモメ科, (トウゾクカモメ科, ウミスズメ科) という結果出ている(ただしカニチドリ科は未サンプリング)。

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ツバメチドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Balker et al. (2007)による。 カモメ上科 ツバメチドリ科   クビワスナバシリ属 Rhinoptilus       スナバシリ属 Cursorius   ツバメチドリ亜科   アシナガツバメチドリ Stiltia     ツバメチドリ属 Glareola             ? カニチドリ科 Dromadidae     カモメ科 Laridae       トウゾクカモメ科 Stercorariidae     ウミスズメ科 Alcidae         ツバメチドリ科ツバメチドリ亜科 Glareolinae (pratincoles) とスナバシリ亜科 Cursoriinae (pratincoles) に分ける説もあったが、スナバシリ亜科基底的な側系統である。これらを別科とする説もあった。 伝統的にツバメチドリ科スナバシリ亜科)とされていたナイルチドリ Pluvianus は、系統的に離れており、単型ナイルチドリ科分離された。 Sibley & Ahlquist (1990) はカニチドリ Dromas もツバメチドリ科含め広義ツバメチドリ科ツバメチドリ亜科狭義ツバメチドリ科ナイルチドリ)とカニチドリ亜科カニチドリのみ)に分けたカニチドリは現在は単型カニチドリ科作り系統位置正確に不明だが、そう遠くない考えられている。 古くチドリ科 Charadriidae と近縁だと考えられたこともあったが (Jehl 1968)、特に近縁ではない。

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カエデチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

Sorenson et al. (2004)より。従来の属のうち単系統でないものは複数単系統の属に分割されている。     ハタオリドリ科 Ploceidae     カエデチョウ科 カエデチョウ亜科         ムシクイキンパラ属 Parmoptila     クロキンパラ属 Nigrita         オリーブキンパラ属 Nesocharis     キバラカエデチョウ類 Coccopygia         オトヒメチョウ Mandingoa     ハゴロモキンパラ属 Cryptospiza       カエデチョウ属 Estrilda             タネワリキンパラ属 Pyrenestes     アオハシキンパラ属 Spermophaga         セイキチョウ属 Uraeginthus     トキワスズメ類 Granatina           ハイイロアラレチョウ属 Euschistospiza     アラレチョウ属 Hypargos       ニシキスズメ属 Pytilia       チャバラアラレチョウ Clytospiza     コウギョクチョウ属 Lagonosticta             イッコウチョウ属 Amadina     ウズラスズメ属 Ortygospiza     ムネアカウズラスズメ Paludipasser     ベニスズメ属 Amandava       キンパラ亜科       Stagonopleura     ? ワキアカスズメ Oreostruthus       キンセイチョウ属 Poephila     サクラスズメ Aidemosyne     キンカチョウ Taeniopygia     コマチスズメ Emblema     カノコスズメ Stizoptera     コモンチョウ Bathilda     アサヒスズメ属 Neochmia             ヒメシチホウ Lemuresthes       ギンバシ類 Euodice     キンパラ属 Lonchura           オキナチョウ Odontospiza     シッポウ類 Spermestes         ムナジロシマコキン Heteromunia       セイコウチョウ属 Erythrura         テンニンチョウ科 Viduidae       姉妹群はおそらくテンニンチョウ科で、次いでハタオリドリ科近縁である。これらはスズメ上科含まれるカエデチョウ亜科 Estrildinae (英語: waxbills) とキンパラ亜科 Lonchurinae (mannikins) の2亜科分かれるカエデチョウ亜科は数種を除きアフリカに住むが、東洋区全域ベニスズメインドシマキンカアラビア半島のアラビアカエデチョウは例外的にアジア生息するキンパラ亜科オセアニア中心に熱帯アジア・アフリカマダガスカルインド洋離島を含む)に広く生息するイッコウチョウ属 Amadina は mannikins に似ておりどちらの亜科属す論争があったが、カエデチョウ亜科のようである。 伝統的には、カエデチョウ科全体カエデチョウ亜科として、広義ハタオリドリ科含まれていた。Steiner (1955) はカエデチョウ亜科を Spermestidae 科として独立させ、のちにカエデチョウ科呼ばれるようになったテンニンチョウ属(かつてのハタオリドリ科テンニンチョウ亜科)と近縁であり、同じ分類群とされることもあった。Wolters (1957; 1960) はカエデチョウ亜科カエデチョウ亜科ハタオリドリ科からカエデチョウ科として分離したSibley & Ahlquist (1990) は2亜科を2族とし、カエデチョウ亜科にまとめた。カエデチョウ亜科カエデチョウ族 Estrildini とされていた。

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ハサミアジサシ属」の記事における「系統と分類」の解説

ハサミアジサシ科 Rynchopidae の唯一の属とする説もあったが、分子系統からはカモメ属などからなるクレード内部位置しカモメ科含まれるSibley分類では、カモメ科カモメ亜科通常のカモメ科に相当)ハサミアジサシ族 Rynchopini の唯一の属とされていた。

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ハナドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Nyári et al. (2009)より。 タイヨウチョウ亜科sensu S&A ハナドリ科 ハナドリモドキ属     キムネハナドリモドキ P. maculatus           ムネアカハナドリモドキ P. percussus     パラワンハナドリモドキ P. plateni       キゴシハナドリモドキ P. xanthopygius       ベニムネハナドリモドキ P. thoracicus         ? オリーブハナドリモドキ P. olivaceus       Pachyglossa (“odd” Dicaeum)     ハナドリ属 Dicaeum       タイヨウチョウ科 Nectariniidae     タイヨウチョウ科姉妹群である。スズメ上科の中で基底的な数科の1つである。 ハナドリ科は、最も外側初列風切P10の長さにより人為分類されている。ハナドリモドキ属 Prionochilus はP10が発達しハナドリ属 Dicaeum では痕跡的である。ただし例外的にハナドリ属のキバラハナドリ D. melanoxanthum はP10が発達している。 しかし系統的には、ハナドリ属は単系統ではなく少なくとも4種D. chrysorrheum, D. melanoxanthum, D. agile, D. everetii, 他に未サンプリングの種が加わる可能性あり)からなるodd” Dicaeum がハナドリモドキ属と近縁可能性があり、Pachyglossa 属に分離することが提案されている。痕跡的なP10は原始共通形質あるいは収斂ということになる。また、オリーブハナドリモドキの系統位置不確実で、“odd” Dicaeum に近縁可能性がある。

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テンニンチョウ属」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹Johansson et al. (2008)などより。     ハタオリドリ科 Ploceidae   広義カエデチョウ科カエデチョウ科 Estrildidaeテンニンチョウ科テンニンチョウ属 Vidua     ? カッコウハタオリ Anomalospiza         テンニンチョウ科に、カッコウハタオリ Anomalospiza と共に分類される。ただしこれらには托卵という共通点はあるものの、真の類縁関係不明確である。 伝統的にテンニンチョウ亜科 Viduininae として、広義ハタオリドリ科含められていた。 系統位置論争のあるカッコウハタオリを別にすればカエデチョウ科(かつてのハタオリドリ科カエデチョウ亜科)と近縁であり、同じ分類群とされることもあった。Wolters (1957; 1960) はカエデチョウ亜科広義カエデチョウ科亜科とした。Sibley & Ahlquist (1990) はテンニンチョウ亜科テンニンチョウ族 Viduini としカエデチョウ亜科含めた

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コビトドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

カワセミ科+ハチクイモドキ科姉妹群である。 カワセミ下目     カワセミ科 Alcedinidae     ハチクイモドキ科 Momotidae       コビトドリ科 Todidae     Sibley分類では、ブッポウソウ目カワセミ亜目カワセミ下目コビトドリ小目 Todida の唯一の科とされた。

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アンボレラ科」の記事における「系統と分類」の解説

アンボレラ(Amborella trichopoda)は、1869年アンリ・エルネスト・バイヨンHenri Ernest Baillon)によって記載された。道管を欠くこと、花要素離生し数が不特定であること、花被片萼片花弁分化していないこと、雄しべ花糸葉状であることなどの特徴から原始的な被子植物であると考えられ、また当初似た特徴をもつモニミア科クスノキ目)に分類されていた。 記載後、80年間ほど雌花が見つかっていなかったが、1948年になって雌花発見された。また同じ年に、独立の科であるアンボレラ科提唱された。ただし上記のような特徴核果をもつことから、アンボレラ科は目としてはクスノキ目分類されその中で最も"原始的な"植物であると考えられることが多かった。 しかし20世紀末以降分子系統学研究により、本種はどの被子植物とも近縁ではなく現生被子植物の中で最初に他と別れた植物であることが示されている(右系統樹)。一方で2010年代には、アンボレラ目スイレン目単系統群形成する可能性もしばしば指摘されている。ただし2020年現在では、アンボレラ目現生被子植物の中で最初に分岐しスイレン目次に分岐したとする仮説示されることが多い。 このような系統的位置に基づきアンボレラは1属1種アンボレラ科アンボレラ目分類されるようになった

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オウギビタキ科」の記事における「系統と分類」の解説

カラス上科の中でオウギビタキ科など7科が単系統形成するが、それらの系統関係不確実である。オウギビタキ科とはカササギヒタキ科 Monarchidae、またはカササギヒタキ科+フウチョウ科 Paradisaeidaeが近縁だと弱く支持されている。 オウギビタキ科かつてはオウギビタキ属のみからなる単型科だったが、Irestedt et al. (2008)により、2つ単型属、すなわちカササギヒタキ科 Monarchidae のビロードムシクイ Lamprolia とオウチュウ科 Dicruridae のパプアオウチュウ Chaetorhynchus が近縁判明しオウギビタキ科移された。 ただしパプアオウチュウに関しては、モズヒタキ科 Pachycephalidae近縁とする別の研究があったため、国際鳥類学会議 (IOC) ではしばらく従来オウチュウ科 Dicruridae に据え置いたままで「uncertain」と注記するにとどめられオウギビタキ科移されるのは数年遅れた。   オウギビタキ科   オウギビタキ属 Rhipidura     ビロードムシクイ Lamprolia   ? パプアオウチュウ Chaetorhynchus   カササギヒタキ科 Monarchidae   フウチョウ科 Paradisaeidae   モズ科 Laniidae   オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae   カラス科 Corvidae

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シャジクケカビ」の記事における「系統と分類」の解説

このカビ形態的にはケカビ Mucor最も近い大きな胞子胞子嚢柱軸があり、アポフィシスがない点はケカビ共通している。他方匍匐菌糸伸ばし仮根基質付着すること、胞子嚢大小があり、先端大きいものを着け側枝小さいものをつけるという点ははっきりと異なる。 同一胞子嚢柄で、先端大型の胞子嚢着け側枝出して小さな胞子嚢をつける点は、エダケカビ Thamnidiumなどと共通するが、それらの場合側枝生じるものは構造的に特殊化した小胞子嚢呼ばれ、本種のように単に小さいだけで構造がほぼ同じ胞子嚢ではない。 大型の胞子嚢のみを生じ匍匐菌糸伸ばす点ではクモノスカビ Rhizoopus やユミケカビ Absidia似ているが、これらは胞子嚢にアポフィシスをもつ点ではっきりと異なる。そのため、形態重視した伝統的な分類体系の元では多く場合ケカビと共にケカビ科含められてきた。Benjamin & Hesseltine(1958)は、エダケカビとの類似類縁を示すものでなく、この属は恐らくはクモノスカビと共にケカビの中の sphaerosporus 節(球形胞子形成する群)から進化してきたとの考え示している。 ただし、この類では伝統的な体系真の類縁性を反映しないことが明らかとなり、その体系大きく見直された。分子系統利用した検討によると、本属ケカビ属多くの種が含まれるクレード収まってはおり、これをケカビ科としている。ただしこの科についてはもっと検討必要だとの判断である。

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アフリカキヌバネドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

キヌバネドリ科の中ではアジアキヌバネドリ属 Harpactes・Apalharpactes と近縁で、これら旧世界キヌバネドリ3属で単系統作る。ただし、この3属の間の類縁関係不明である。 Sibley分類ではキヌバネドリ科最初に分岐したとされ、1属でアフリカキヌバネドリ亜科 Apalodermatinae となっていたが、この系統仮説正しくなかった

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キヌバネドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

旧大陸キヌバネドリ類(アジアキヌバネドリ属+アフリカキヌバネドリ属+Apalharpactes と姉妹群である。

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セスジムシクイ属」の記事における「系統と分類」の解説

Sibley分類ではオーストラリアムシクイ科セスジムシクイ亜科 Amytornithinae の唯一の属で、オーストラリアムシクイ亜科(科の残り全て)と姉妹群だとされた。 和名にムシクイとあるが、ムシクイウグイス上科の数属の総称であり、特に近縁ではない。

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マゼランチドリ」の記事における「系統と分類」の解説

サヤハシチドリ科 Chionididae と姉妹群である。 以前チドリ科 Charadriidae に分類されてきたが、生態特異であり、分子系統により系統的に離れていることが判明したため新科に分離された。 Sibley分類では、チドリ下目(ほぼチドリ目に相当)チドリ小目サヤハシチドリ上科に、サヤハシチドリ科と共に属していた。

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ホシキバシリ」の記事における「系統と分類」の解説

キバシリ属似ており、キバシリ属と共にキバシリ科分類される。 ただし分子系統からはゴジュウカラ科に近いという結果出ている。いずれにせよキバシリ上科属するのは確かである。 Sibley分類では、キバシリ科キバシリ亜科通常のキバシリ科に相当)ホシキバシリ族 Salpornithini の唯一の種で、キバシリ族(キバシリ属のみ)と姉妹群だとされた。

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トレボウクシア藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

古典的な分類では、トレボウクシア藻綱属す緑藻は、その体制 (大まかな体のつくり) に基づいて緑藻綱さまざまな分類群分類されていた (古典的な意味でのクロロコックム目やカエトフォラ目など)。やがて1960年代以降微細構造学的研究により、細胞質分裂時にファイコプラスト (分裂面に平行な微小管群) が出現する点では狭義緑藻綱類似するが、それとは異なり鞭毛細胞反時計回り基底小体をもつ一群存在することが明らかとなった。この群は、当初は現在クロロデンドロン藻綱分類される藻類とともにプレウラストルム綱(Pleurastrophyceae)に分類されていた。しかしプレウラストルム綱のタイプ属である Pleurastrum のタイプ種(Pleurastrum insigne)が狭義緑藻綱属することが判明したため、プレウラストルム綱の名は棄却された。そのため、この群に対して新たにトレボウクシア藻綱(Trebouxiohyceae)が提唱され、現在に至っている。2020年現在では、トレボウクシア藻綱への所属は主に分子形質によって判断されており、クロレラ属などトレボウクシア藻綱形態的特徴見られない緑藻トレボウクシア藻綱分類されている。 トレボウクシア藻綱緑藻植物門属しその中で緑藻綱アオサ藻綱共通する特徴多く (例:鞭毛細胞は頂端から対向して伸びる鞭毛をもち、鞭毛装置細胞前後軸に対して回転対称)、系統的にも3綱は単系統群形成していると考えられることが多い (この系統群は各綱の頭文字からUTC系統群よばれる)。 2020年現在、およそ900種がトレボウクシア藻綱分類されているが、詳細な研究がされずに暫定的に分類されているものもある。一方で、未記載のものや緑藻綱などからトレボウクシア藻綱へ移すべきものも少なくない考えられている。分子系統解析からは、トレボウクシア藻綱中にいくつかの大きな系統群と、多数小さな系統群存在することが示唆されている (下図4、下表)。ただしその分学的整理はいまだ十分ではなく正式な分類群名をもたない系統群も多い。また各系統群に共通する形態形質はほとんど見つかっておらず、トレボウクシア藻綱内の形質進化に関して分かっていない。 トレボウクシア藻綱クロレラ目       プレウラストロサルシナ系統群       ネオキスティス系統群     カワノリ目       パリエトクロリス系統群         レプトシラ系統群     ディクティオクロロプシス系統群       ミクロタムニオン目       トレボウクシア目       ロボスファエラ系統群       フィロシフォン目     ボトリオコックス系統群               4. トレボウクシア藻綱系統仮説の1例 (いくつかの系統群を除く). トレボウクシア藻綱の目までの分類体系の1例と代表属 (2020年現在)トレボウクシア藻綱 (トレボウキシア藻綱, トレボキシア綱) Trebouxiophyceae Friedl, 1995クロレラ目 Chlorellales Bold & M.J.Wynne, 1985クロレラ系統群 Chlorella cladeアクティナストゥルム属 (Actinastrum), Carolibrandtia, クロレラ属 (Chlorella), Didymogenes, Hegewaldia, Heynigia, Hindakia, Meyerella, ミクラクチニウム属 (Micractinium) パラクロレラ系統群 Parachlorella cladeClosteriopsis, Compactochlorella, Coronacoccus, Dicloster, ディクティオスファエリウム属 (Dictyosphaerium), Marasphaerium, Marinichlorella, Masaia, Mucidosphaerium, Kalenjinia, パラクロレラ属 (Parachlorella) ナンノクロリス系統群 Nannochloris cladeChloroparva, Gloeotila, Marvania, ナンノクロリス属 (Nannochloris), Nannochlorum, Picochlorum, Pumiliosphaera プロトテカ系統群 Prototheca clade (Auxenochlorella clade)Auxenochlorella, ヘリコスポリディウム属 (Helicosporidium), プロトテカ属 (Prototheca) オオキスティス系統群 Oocystis cladeAmphikrikos, Densicystis, Droopiella, Ecballocystis, Ecballocystopsis, Echinocoleum, Elongatocystis, エレモスファエラ属 (Eremosphaera), Euchlorocystis, Franceia, Gloeotaenium, Granulocystis, ラゲルヘイミア属 (Lagerheimia), Makinoella, Neglectella, Oocystidium, オオキスティス属 (オオシスティス属, ウーキスチス属, Oocystis), Ooplanctella, Planctonemopsis, Quadricoccus, Quadricoccopsis, Reticulocystis, Schizochlamydella, Siderocystopsis, Tetrachlorella など その他Endolithella, プランクトネマ属 (Planctonema), Psephonema, Tetrastrum カワノリ目 Prasiolales Schaffner, 1922Desmococcus, Deuterostichococcus, Diplosphaera, Edaphochloris, Ekerewekia, Koliella, カワノリ属 (Prasiola), Prasiolopsis, Prasionella, Prasionema, Protostichococcus, Pseudochlorella, Pseudomarvania, Pseudostichococcus, Raphidonema, Rosenvingiella, Rosenvingiellopsis, Stichococcus, Tetratostichococcus, Tritostichococcus など ミクロタムニオン目 Microthamniales M.Melkonian, 1990Fusochloris, ミクロタムニオン属 (Microthamnion) トレボウクシア目 (トレボキシア目) Trebouxiales Friedl, 1995Asterochloris, Vulcanochloris, Myrmecia, トレボウクシア属 (トレボキシア属, Trebouxia) フィロシフォン目 Phyllosiphonales F.E. Round, 1971 (ワタナベア系統群 Watanabea clade)Chloroidium, Desertella, Heterochlorella, Heveochlorella, Kalinella, Jaagichlorella, Massjukichlorella, Mysteriochloris, Parachloroidium, Phyllosiphon, Polulichloris, Symbiochloris, Viridiella, Watanabeaなど 所属不明ボトリオコックス系統群 Botryococcus cladeボトリオコックス属 (Botryococcus), コリシスティス属 (Choricystis), コッコミクサ属 (Coccomyxa), エリプトクロリス属 (Elliptochloris), Lemmermannia, Obliquicauda, Paradoxia, Pseudococcomyxa など ディクティオクロロプシス系統群 Dictyochloropsis cladeDictyochloropsis, Eremochloris, Xylochloris パリエトクロリス系統群 Parietochloris cladeParietochloris アパトコックス系統群 Apatococcus cladeApatococcus プレウラストロサルシナ系統群 Pleurastrosarcina cladePleurastrosarcina レプトシラ系統群 Leptosira cladeChloropyrula, Leptosira レプトクロレラ系統群 Leptochlorella cladeLeptochlorella クセロクロレラ系統群 Xerochlorella cladeXerochlorella ロボスファエラ系統群 Lobosphaera cladeLobosphaera コッコボトリス系統群 Coccobotrys cladeCoccobotrys ゲミネラ系統群 Geminella cladeAutumnella, Geminella, Gloeotilopsis ルナクロリス系統群 Lunachloris cladeLunachloris ネオキスティス系統群 Neocystis cladeNeocystis コエノキスティス系統群 Coenocystis cladeCoenocystis

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系統と分類

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ハネモ目」の記事における「系統と分類」の解説

多核嚢状性という特異な特徴をもつことから、古くから緑藻綱の中の独立分類群、クダモ目 (管状目、学名:Siphonales) として扱われていた。ただしクダモ目には、シオグサ目やカサノリ目を含むこともあった。またこの広義の意味でのクダモ目の範囲をハネモ綱 (Bryopsidophyceae) として扱うこともあった (この場合現在ハネモ目とされる藻類複数の目に分けていた)。 1960年代以降微細構造学的特徴 (鞭毛装置細胞分裂様式) の研究から、アオサ目、シオグサ目、カサノリ目などとともにアオサ藻綱分類されるようになったその後独立の綱 (ハネモ綱 Bryopsidophyceae) として扱われことがあるが、2020年現在ではふつうアオサ藻綱の1目とされる2020年現在、目の名としてハネモ目 (学名Bryopsidales) が用いられることが多いが、2000年代までイワヅタ目 (学名:Caulerpales) を充てることが一般的であった分子系統学解析からは、同様に多核嚢状性であるカサノリ目姉妹群であることが示唆されている。ただしより大量分子データ基づいた解析からは、ハネモ目緑藻綱姉妹群である可能性示唆されている (つまりアオサ藻綱は非単系統群)。 ハネモ目の中では、カイミドリイト亜目 (カイガラミドリイト属のみ) が最初に分岐し残りの種はハネモ亜目 (ハネモ、ツユノイト、ミルなど) とサボテングサ亜目 (イワヅタ、チョウチンミドロ、サボテングサ、ハゴロモなど) に分かれることが示されている (下図7、下表)。 ハネモ目 カイガラミドリイト亜目 カイガラミドリイト科     ハネモ亜目   ニセハネモ科       ハネモ科       ツユノイト科     ミル科         サボテングサ亜目   チョウチンミドロ科       イワヅタ科   サボテングサ科   系統群 1 (Lineage 1)       系統群 2 (Lineage 2)     ニセハウチワ連       リピリオプシス連       サボテングサ連       ミルモドキ連     ハゴロモ連                     7. ハネモ目系統仮説の1例. ハネモ目属までの分類体系の1例 (2020年現在) 8a. カイガラミドリイト属 (5–8) (カイガラミドリイト科) 8b. ハネモ属 (ハネモ科) 8c. ツユノイト属 (ツユノイト科) 8d. ミル属 (ミル科) 8e. ミル属 (ミル科) 8f. ハウチワ属 (チョウチンミドロ科) 8g. イワヅタ属 (イワヅタ科) 8h. イワヅタ属 (イワヅタ科) 8i. サボテングサ属 (サボテングサ目) 8j. Penicillus (サボテングサ目) 8k. スズカケモ属 (サボテングサ目) ハネモ目 Bryopsidales Schaffner, 1922カイガラミドリイト亜目 Ostreobineae Verbruggen & Guiry in Verbruggen et al., 2017体は単軸性微小な分枝糸状体 (右図8a)。遊走子は4本鞭毛性。ピレノイドを欠く。貝殻など石灰質基質中に穿孔して生育。 カイガラミドリイト科 Ostreobiaceae Silva ex Maggs & Brodie in Brodie et al., 2007カイガラミドリイト属 Ostreobium Bornet & Flahault, 1889 (右図8a) ハネモ亜目 Bryopsidineae Hillis-Colvinaux in Verbruggen et al., 1984体は単軸性または多軸性分実性。homoplastidic (アミロプラストを欠く)。胞子体は冠鞭毛性の遊走子形成する。 ニセハネモ科 Pseudobryopsidaceae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019ハネモ科に類似するが、特殊化した配偶子嚢になる (上図3)。分子系統解析基づいて分離された。 ニセハネモ属 Pseudobryopsis Berthold in Oltmanns, 1904 ハネモ科 Bryopsidaceae Bory, 1829体は単軸性羽状 (右図8b)、放射状または二又分枝する。世代交代ありまたはなし。世代交代を行う場合大型直立する配偶体小型匍匐性胞子体の間で異形世代交代行い胞子体は冠鞭毛性の遊走子形成する配偶子嚢特殊化していない隔壁区切られる。 ハネモ属 Bryopsis J.V.Lamouroux, 1809 (右図8b) Lambia Delépine, 1967 Pseudoderbesia E.Calderon & R.Schnetter, 1991 Trichosolen Montagne, 1861 ツユノイト科 Derbesiaceae Hauck, 1884体は基本的に単軸性世代交代ありまたはなし。世代交代を行う場合大型糸状胞子体小型嚢状配偶体 (ウミノタマ世代 Halicystis-stage) の間の異形世代交代、または糸状胞子体配偶体同形世代交代胞子体は冠鞭毛性の遊走子形成する。 Bryopsidella Feldmann ex H.Rietema, 1975 ツユノイト属 Derbesia Solier, 1847 (右図8c) アシツキイトゲ属 Pedobesia MacRaild & Womersley, 1974 ミル科 Codiaceae Kützing, 1843体は多軸性細胞糸が絡み合って髄を形成し体表層では細胞糸が膨潤した小嚢密集している。小嚢配偶子嚢側生し、隔壁区切られるピレノイドを欠く。細胞壁マンナン主とするミル属 Codium Stackhouse, 1799 (右図8d, e) サボテングサ亜目 Halimedineae Hillis-Colvinaux, 1984体は単軸性または多軸性全実性 (ヒメイワヅタ属を除く)。heteroplastidic (葉緑体アミロプラストをもつ)。世代交代行わない (ふつう複相世代生活環とされる)。細胞壁キシラン主とする。 チョウチンミドロ科 Dichotomosiphonaceae G.M.Smith, 1950体は多数細胞からなる有柄葉状体 (ハウチワ属、Cladocephalus)、または単軸性匍匐性 (チョウチンミドロ属)。細胞糸は不規則に二又分枝し、分枝部でくびれる。チョウチンミドロ属は卵生殖を行う。 ハウチワ属 Avrainvillea Decaisne, 1842 (右図8f) Cladocephalus M.A.Howe, 1905 チョウチンミドロ属 Dichotomosiphon A.Ernst, 1902 イワヅタ科 (イワズタ科) Caulerpaceae Kützing, 1843体は仮根接地する匍匐枝とそこから生じ直立分化している。細胞壁体内突出して trabeculae を形成している。 イワヅタ属 (イワズタ属) Caulerpa Lamouroux, 1809 (右図g, h) ヒメイワヅタ属 (ヒメイワズタ属) Caulerpella Prud'homme van Reine & Lokhorst, 1992 サボテングサ科 Halimedaceae Link, 1832 [含 ニセハウチワ科 Rhipiliaceae Dragastan, Richter, Kube, Popa, Sarbu & Ciugulea in Dragastan & Richter, 1997; ミルモドキ科 Pseudocodiaceae L.Hillis-Colinvaux; ハゴロモ科 Udoteaceae J.Agardh, 1887]体は単軸性から多軸性まで多様石灰化するものを含む。一般的に複数の科に分けられていたが、分子系統解析基づいてサボテングサ科にまとめることが提唱された。以下の5連を含むが、これ以外に分類学的に未整理系統群2つ存在する。 ニセハウチワ連 Rhipileae L. Hillis-Collinvaux, 1984モツレチョウチン属 Boodleopsis A. et E.S. Gepp, 1911 Johnson-sea-linkia Eisman & Earle, 1983 ニセマユハキ属 Pseudochlorodesmis Børgesen, 1925 ニセハウチワ属 Rhipilia Kützing, 1858 リピリオプシス連 Rhipiliopsideae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019Callipsygma J.Agardh, 1887 Rhipiliopsis A. et E. S. Gepp サボテングサ連 Halimedeae Konishi, 1961サボテングサ属 Halimeda Lamouroux, 1812 nom. et orth. cons. (右図8i) ミルモドキ連 Pseudocodiaceae Pseudocodieae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019ミルモドキ属 Pseudocodium Weber-van Bosse, 1896 ハゴロモ連 Udoteae Konishi, 1961 Botryodesmis Kraft, 2007 マユハキモ属 Chlorodesmis Harvey et Bailey, 1851 Flabellia Reichenbach, 1841 Penicillus Lamarck, 1813 (右図8j) Pseudopenicillus Dragastan et al., 1997 ヒメイチョウ属 Rhipidosiphon Montagne, 1842 Rhipocephalus Kützing, 1843 Siphonogramen Abbott et Huisman, 2004 スズカケモ属 Tydemania Weber-van Bosse, 1901 (右図8k) ハゴロモ属 Udotea Lamouroux, 1812

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系統と分類

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接合藻」の記事における「系統と分類」の解説

接合藻 (特に単細胞性種) は比較大型複雑な形をした種が多く、また大きな多様性を示すため、古くから研究者興味引いてきた (右図7)。また特徴的な有性生殖 (接合) を行い鞭毛細胞を欠くという特徴をもつことから、古くから1つグループとして認識されていた。同時に葉緑体特徴 (クロロフィル a+bデンプン蓄積) などが共通することから、他の緑藻近縁なものと考えられるようになった19001970年代には、独立の綱 (接合藻綱 Conjugatae = Comjugatophyceae, Akontae)、または緑藻綱 (広義) の1目 (接合藻目 Conjugales またはホシミドロ目 Zygnematales) に分類されるようになったその後20世紀後半微細構造および生化学的研究によって、接合藻ストレプト植物 (陸上植物を含む系統群) に属すると考えられるようになったその結果同様に陸上植物近縁考えられるようになった他の緑藻 (シャジクモ類コレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類) とともに広義車軸藻綱 (Charophyceae sensu lato) に分類され接合藻その1目 (ホシミドロ目) とされるようになった。ただし、この意味での車軸藻綱 (広義) は側系統群であり、そのこと当初から認識されていた。 ストレプト植物の中で、陸上植物シャジクモ類コレオケーテ類、および接合藻は、フラグモプラスト (隔膜形成体) をもつ点で共通している (ただし接合藻では一部のみがもつ)。この4群が単系統群形成していることは分子系統解析からも支持されフラグモプラスト植物 (隔膜形成体植物、Phragmoplastophyta) とよばれている。接合藻細胞板形成による細胞質分裂とそれに伴う原形質連絡体の頂端成長卵生殖などをもたないことから、フラグモプラスト植物の中で最初に分かれたグループであると考えられ、このことは、2000年代まで分子系統学研究からもときに支持されていた。 しかし2010年代、より大量データ基づいた分子系統解析からは、接合藻陸上植物に最も近縁グループであることが示唆されている。接合藻陸上植物に最も近縁緑藻であるならば、細胞板形成による細胞質分裂とそれに伴う原形質連絡体の頂端成長卵生殖などの特徴は、接合藻共通祖先において二次的に失われたことが示唆される上述のように、1980年代以降には接合藻車軸藻綱 (広義) の1目に分類されることが多かった。しかし、この意味での車軸藻綱明らかに側系統群であり、側系統群分類体系から排除することが一般的なったことから、車軸藻綱分解される傾向にある。この場合接合藻ホシミドロ綱 (ホシミドロ藻綱Zygnematophyceae) または接合藻綱 (Conjugatophyceae) に分類される接合藻綱は、ストレプト植物門または車軸藻植物門分類されることが多いが、後者明らかに単系統群である。そのため、近年では独立の門としてホシミドロ植物門 (学名:Zygnematophyta) または接合藻植物門 (Conjugatophyta) に分類することもある。 接合藻接合子 (接合胞子) と考えられる化石比較的豊富であり、古環境推定用いられることもある。またその化石記録は、デボン紀中期の Paleoclosterium leptum にさかのぼる。 接合藻大きな系統群であり、4,000種ほどが知られる。ただし形態的区別できない集団間での生殖的隔離存在知られており、多く隠蔽種 (形態的には区別できない生殖的には隔離された種) が存在する可能性がある。 2019年報告されたスピログロエア属 (Spirogloea) は、接合藻の中の最初期分岐群であることが示されており、他の接合藻とは分けてスピログロエア亜綱、スピログロエア目に分類することが提唱されている。これ以外の接合藻はホシミドロ亜綱分類され、ふつう細胞壁小孔有無基づいて2つの目 (ホシミドロ目チリモ目) に分けられている (2019年現在)。ただし分子系統解析からは、ホシミドロ目側系統群であることが示されている (下図8)。下に2019年現在一般的な接合藻分類体系を示す。 ホシミドロ綱 スピログロエア亜綱 スピログロエア目:スピログロエア属 (Spirogloea)   ホシミドロ亜綱     サヤマメモ属 (Mesotaenium)     フタボシモ属 (Cylindrocystis)     ヒザオリ属 (Mougeotia)     ホシミドロモドキ属 (Zygnemopsis)     ホシミドロ属など (Zygnema, Zygogonium)       アオミドロ属など (Spirogyra, Sirogonium)       ハタヒモ属 (Netrium)       ローヤ属など (Roya, Planotaenium)   チリモ目   ケズネモ科:ケズネモ属 (Gonatozygon)       ミカヅキモ科:ミカヅキモ属 (Closterium)       タテブエ科:タテブエ属 (Penium)     チリモ科               ホシミドロ目   8. 接合藻系統仮説の1例:二重線は非単系統群であることを示す. 接合藻科までの分類体系の1例と代表属ホシミドロ植物門 Zygnematophyta [= 接合藻植物門 Conjugatophyta]ホシミドロ綱 Zygnematophyceae Round ex Guiry, 2013 [= 接合藻綱 Conjugatophyceae Engler, 1892]スピログロエア亜綱 Spirogloeophycidae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア目 Spirogloeales Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア科 Spirogloeaceae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア属 Spirogloea Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019 ホシミドロ亜綱 Zygnematophycidae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019ホシミドロ目 Zygnematales C.E.Bessey, 1907サヤマメモ科 Mesotaeniaceae Oltmanns, 1904アンキロネマ属 Ancylonema Berggren, 1872 フタボシモ属 (キリンドロキスティス属) Cylindrocystis Meneghini ex De Bary, 1858 サヤマメモ属 (メソタエニウム属) Mesotaenium Nägeli, 1849 ハタヒモ属 (ネトリウム属) Netrium (Nägeli) Itzigsohn & Rothe, 1856 プラノタエニウム属 Planotaenium (Ohtani) Petlovany & Palamar-Mordvintseva, 2009 ローヤRoya West & G.S.West, 1896 トルチタエニア属 Tortitaenia Brook, 1998 ホシミドロ科 Zygnemataceae Kützing, 1843ヒザオリ属 Mougeotia C.Agardh, 1824 モウゲオティエラ属 Mougeotiella Yamagishi, 1963 ヒザオリモドキ属 Mougeotiopsis Palla, 1894 シロゴニウム属 Sirogonium Kützing, 1843 アオミドロSpirogyra Link, 1820 ホシミドロ属 Zygnema C.Agardh, 1817 ホシミドロモドキ属 Zygnemopsis (Skuja) Transeau, 1934 チリモ目 Desmidiales C.E.Bessey, 1907ケズネモ科 Gonatozygaceae G.S.West, 1927ケズネモ属 (ゴナトジゴン属) Gonatozygon De Bary, 1858 ミカヅキモ科 Closteriaceae C.E.Bessey, 1907ミカヅキモ属 Closterium Nitzsch ex Ralfs, 1848 タテブエモ科 Peniaceae Haeckel, 1894タテブエモ属 (ペニウム属) Penium Brébisson ex Ralfs, 1848 チリモ科 Desmidiaceae Ralfs, 1848アクチノタエニウム属 Actinotaenium (Nägeli) Teiling, 1954 バンブシナ属 Bambusina Kützing ex Kützing, 1849 ツヅミモ属 (コスマリウム属) Cosmarium Corda ex Ralfs, 1848 チリモ属 (デスミディウム属) Desmidium C.Agardh ex Ralfs, 1848 ウネリマクラ属 (ドキディウム属) Docidium Brébisson ex Ralfs, 1848 イボマタモ属 (ユウアスツルム属) Euastrum Ehrenberg ex Ralfs, 1848 ハプロタエニウム属 Haplotaenium Bando, 1988 ダルマオトシ属 (ヒアロテカ属) Hyalotheca Ehrenberg ex Ralfs, 1848 アワセオオギ属 (ミクラステリアス属) Micrasterias C.Agardh ex Ralfs, 1848 オニコネマ属 Onychonema Wallich, 1860 コウガイチリモ属 (プレウロタエニウム属) Pleurotaenium Nägeli, 1849 カギイトマキミドロ属 (スファエロゾスマ属) Sphaerozosma Corda ex Ralfs, 1848 イトマキミドロ属 (スポンディロシウム属) Spondylosium Brébisson ex Kützing, 1849 ホシガタモ属 (スタウラスツルム属) Staurastrum Meyen ex Ralfs, 1848 スタウロデスムス属 Staurodesmus Teiling, 1948 テイリンギア属 Teilingia Bourrelly, 1964 テツメモルス属 (カメガシラモ属) Tetmemorus Ralfs ex Ralfs, 1848 オニノカナボウ属 (トリプロケラス属) Triploceras Bailey, 1851 トゲツヅミモ属 (サンチジウム属) Xanthidium Ehrenberg ex Ralfs, 1848

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系統と分類

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オニバス」の記事における「系統と分類」の解説

オニバスは、オニバス属唯一の種である。オニバス同様に巨大な水葉をもつことで知られ子供乗せた写真知られている植物南米生育するオオオニバス属 (Victoria) である。オニバスとは異なりオオオニバス属は縁が立ち上がって「たらい状」になっており、また直径数十cmになる大きな花をつける (右図)。 オニバス属オオオニバス属近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オニバス属 + オオオニバス属) は明らかにスイレン科含まれるが、古くオニバス科 (Euryalaceae) として分けられたこともある。 また分子系統学研究からは、オニバス属 + オオオニバス属系統群スイレン属中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオニバス属オオオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。

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系統と分類

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アオウキクサ属」の記事における「系統と分類」の解説

アオウキクサ属にはおよそ14種が知られており (下表)、一般的に4節に分類される。属内の系統関係については、分子系統解析から下記のような仮説示されている。日本からは、アオウキクサ属種としてアオウキクサナンゴクアオウキクサヒナウキクサチリウキクサイボウキクサコウキクサムラサキコウキクサキタグニコウキクサヒンジモ報告されている (帰化種を含む)。日本からはチビウキクサ (Lemna perpusilla) も報告されているが、これはヒナウキクサ誤認ともされるいずれの種も形態が単純であり、また生育環境による変異大きいため分類難しく生態的情報 (葉状体越冬有無など) を必要とする場合もある。 ウキクサ亜科ウキクサ属 (Spirodela)       ヒメウキクサ属 (Landoltia)       ミジンコウキクサ属 + Wolffiella   アオウキクサ属     Biformes 節 Lemna tenera   Alatae 節   チビウキクサ (Lemna perpusilla)     Lemna aequinoctialis (アオウキクサを含む)       Uninerves 節   ヒナウキクサ (Lemna minuta)     チリウキクサ (Lemna valdiviana)       Lemna 節       イボウキクサ (Lemna gibba)     Lemna disperma         コウキクサ (Lemna minor)     ムラサキコウキクサ (Lemna japonica)           ヒンジモ (Lemna trisulca)       キタグニコウキクサ (Lemna turionifera)       Lemna obscura     Lemna ecuadoriensis                   ウキクサ亜科 (特にアオウキクサ属) の系統仮説 アオウキクサ属の種までの分類体系アオウキクサ属 Lemna L., 1753節 Lemna sect. Biformes LandoltLemna tenera Kurz, 1871東南アジアオーストラリア 節 Lemna sect. Alatae Hegelm.Lemna aequinoctialis Welw., 1859 (下図4a)※ 日本ではアオウキクサ別種とし (Lemna aoukikusa T.Beppu & Murata, 1985)、ナンゴクアオウキクサに Lemna aequinoctialis を充てている。 南北アメリカアフリカ南アジア東アジア東南アジアオーストラリア チビウキクサ Lemna perpusilla Torr., 1843北アメリカ東部 Lemna landoltii Halder & Venu, 2012インド 節 Lemna sect. Uninerves Hegelm.ヒナウキクサ Lemna minuta Kunth, 1816 (下図4b)南北アメリカ (ヨーロッパ日本) チリウキクサ Lemna valdiviana Phil., 1864= Lemna yungensis Landolt, 1998 南北アメリカ (日本) 節 Lemna sect. LemnaLemna disperma Hegelm., 1895 (下図4c)オーストラリアニュージーランド イボウキクサ Lemna gibba L., 1753南北アメリカアフリカヨーロッパ西アジア (日本) コウキクサ Lemna minor L., 1753 (下図4b)北アメリカアフリカヨーロッパ西アジア南アジア、東南アジア日本 (オーストラリアニュージーランド) ムラサキコウキクサ Lemna japonica Landolt, 1980東アジア ヒンジモ Lemna trisulca L., 1753 (下図4d)北アメリカアフリカヨーロッパ西アジア東アジア東南アジアオーストラリア キタグニコウキクサ Lemna turionifera Landolt, 1975 (下図4e)北アメリカヨーロッパ西アジア東アジア Lemna obscura (Austin) Daubs, 1965南北アメリカ Lemna ecuadoriensis Landolt, 1980南アメリカ 4a. Lemna aequinoctialis (ナンゴクアオウキクサまたはアオウキクサ) 4b. コウキクサ (大) とヒナウキクサ (小) 4c. Lemna disperma 4d. ヒンジモ 4e. キタグニコウキクサ

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系統と分類

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クレブソルミディウム藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

現在クレブソルミディウム藻綱分類される藻類は、古くはその体制 (大まかな体のつくり) に基づいて分類されていた。無分枝糸状体であるクレブソルミディウム属 (Klebsormidium) は、同様な体制をもつヒビミドロ属 (現在はアオサ藻綱) やウロネマ属 (現在は緑藻綱) などと共に緑藻綱ヒビミドロヒビミドロ科 (現在ではヒビミドロヒビミドロ科はアオサ藻綱分類群とされる) に分類されていた。さらにヒビミドロ属に分類されていた種もある。 その後鞭毛細胞構造細胞分裂様式一部生化学的な特徴から、クレブソウミディウム類はストレプト植物 (陸上植物を含む系統群) に属すると考えられるようになり、それに続く分子系統学研究からもその系統的位置支持された。 ストレプト植物の中では、クレブソルミディウム藻綱フラグモプラスト植物 (陸上植物シャジクモ類コレオケーテ類接合藻からなる系統群) の姉妹群であると考えられている。 上記のように、クレブソルミディウム類は陸上植物近縁緑藻であると考えられるようになり、シャジクモ類コレオケーテ類接合藻などとともに広義車軸藻綱 (Charophyceae sensu lato) に分類されるようになった。ただしこの意味での車軸藻綱明らかに単系統群 (側系統群) であり、クレブソウミディウム類は現在ではふつう独立の綱、クレブソルミディウム藻綱 (Klebsormidiophyceae) に分類され、また独立の門、クレブソルミディウム植物門 (Klebsormidiophyta) に分類されることもある。 2019年現在クレブソルミディウム藻綱には5属30種ほどが知られる暫定的にストレプトフィルム属 (Streptofilum) がクレブソウミディウム綱に含められることがあるが、この属のストレプト植物内での位置はっきりしていない。また微細構造学的研究細胞分裂様式)から、ラフィドネマ属 (Raphidonema) やスティココックス属 (Stichococcus)、コリエラ属 (Koliella) はクレブソルミディウム類へ所属示唆されことがある。しかし分子系統学研究からは、これらの藻類緑藻植物門トレボウクシア藻綱属することが示されている。 クレブソウミディウム綱   エントランシア属 (Entransia)         ホルミディエラ属 (Hormidiella)     ストレプトサルシナ属 (Streptosarcina)         インターフィルム属 (Interfilum)     クレブソウミディウム属 (Klebsormidium)         2. クレブソウミディウム内の系統仮説の1例 クレブソウミディウム綱の分類体系の1例 (2019年現在)クレブソウミディウム植物門 Klebsormidiophytaクレブソウミディウム綱 Klebsormidiophyceae C.Hoek, D.G.Mann & H.M.Jahns, 1995クレブソウミディウム目 Klebsormidiales K.D.Stewart & K.R.Mattox, 1975クレブソウミディウム科 Klebsormidiaceae K.D.Stewart & K.R.Mattox, 1975エントランシア属 Entransia E.O.Hughes, 1948分枝糸状体。頂端に突起をもつことがある葉緑体複数ピレノイドをもつ。淡水中に生育。 ホルミディエラ属 Hormidiella M.O.P.Iyengar & Kanthamma, 1940分枝糸状体基部に短い柄状構造をもつ。ピレノイド基質均質。 ストレプトサルシナ属 Streptosarcina T.Mikhailyuk & A.Lukešová, 2018 サルシナ群体または分枝糸状体粘液質を欠く。ピレノイド基質均質インターフィルム属 Interfilum Chodat, 1922 サルシナ群体粘液質外被発達。 クレブソウミディウム属 Klebsormidium P.C.Silva, Mattox & W.H.Blackwell, 1972分枝糸状体。ときに薄い粘液質所属不明ストレプトフィルム属 Streptofilum T.Mikhailyuk & A.Lukešová, 2018 短い無分枝糸状群体、ときに分断粘液質覆われる

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系統と分類

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クロロデンドロン藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

クロロデンドロン類は、緑藻植物門のほとんどの種を含む系統群であるUTC系統群 (アオサ藻綱トレボウクシア藻綱緑藻綱) に近縁であり、いくつかの形質 (前後軸回転対称鞭毛細胞細胞質分裂におけるファイコプラスト存在など) を共有する両者近縁性は、分子系統学研究からも支持されている。UTC系統群とクロロデンドロン類 (およびペディノ藻綱) を合わせた系統群はときに"コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta) とよばれ、また緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) に分類することがある。 クロロデンドロン類は、「プラシノ藻」としてはじめ認識されるようになった群の一つである。しかしプラシノ藻は非単系統群であることが明らかであるため解体され2019年現在、クロロデンドロン類は独立の綱、クロロデンドロン藻綱 (Chlorodendrophyceae) として扱われることが多い。環境DNAなどの研究では、prasinophyte clade IVよばれる系統群相当する。 クロロデンドロン類は、現在トレボウクシア藻綱分類されている藻類との類似点 (反時計回り配置した基底小体核分裂時に中心小体分裂面付近に配置) をもつため、両者あわせてプレウラストルム綱 (Pleurastrophyceae) に分類することが提唱されていた。この場合、クロロデンドロン類を除いたプラシノ藻」は、ミクロモナス綱 (Micromonadophyceae) に分類された。しかし現在では、クロロデンドロン類とトレボウクシア藻との直接的な近縁性は支持されていない2019年現在、約50種が知られ、ふつう1目1科3属に分類されるが、プラシノクラドゥス属 (Prasinocladus) はテトラセルミス属 (Tetraselmis) に含めることもある。2019年現在一般的な属までの分類体系を下に示す。 クロロデンドロン藻綱属までの分類体系クロロデンドロン藻綱 Chlorodendrophyceae Massjuk, 2006クロロデンドロン目 Chlorodendrales Melkonian, 1990クロロデンドロン科 Chlorodendraceae Oltmanns, 1904プラシノクラドゥス属 (プラシノモ属) Prasinocladus Kuckuck, 1894 [シノニム: Chlorodendron Senn, 1900] スケルフェリア属 Scherffelia Pascher, 1911 テトラセルミス属 Tetraselmis F.Stein, 1878 [シノニム: Platymonas G.S.West, 1916]

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カサノリ目」の記事における「系統と分類」の解説

多核嚢状性であることからハネモ類などとともにクダモ目に分類されたり、特異な特徴多くもつため独立の目 (カサノリ目) として認識されていた。やがて1970年代以降微細構造学的特徴 (鞭毛装置核分裂様式) から、アオサ目、シオグサ目、ハネモ目などとともにアオサ藻綱分類されるようになった独立の綱 (カサノリ綱 Dasycladophyceae) として扱われたこともあるが、2020年現在ではふつうアオサ藻綱の1目とされる分子系統学解析からは、同様に多核嚢状性であるハネモ目姉妹群であることが示唆されているが、これとは異な系統関係示している研究もある。 現生種としてはおよそ1050種ほどが知られる輪生球形胞子側生するケブカフデモ科 (Dasycladaceae) と、棍棒状の胞子主軸輪生するカサノリ科 (Polyphysaceae) に分けられているが、前者側系統群であることが示されている (下図4)。日本からは7属16種が報告されている。 カサノリ目ミズタマ属 (Bornetella) ケブカフデモ科         フデノホ属 (Neomeris)     ウスガサネ属 (Cymopolia)         Batophora     Chloroclados     カサノリ科     Chalmasia     イソスギナ属 (Halicoryne)         カサノリ属 (Acetabularia)     ヒナカサノリ属 (Parvocaulis)           4. カサノリ目系統仮説の1例 (一部の属は含まれていない). カサノリ目属までの分類体系の1例 (現生種のみ) および日本産種 (2019年現在)カサノリ目 Dasycladales Pascher, 1931ケブカフデモ科 Dasycladaceae Kützing, 1843Batophora C. Agardh, 1854 ミズタマ属 Bornetella Munier-Chalmas, 1877ホソミズタマ (B. clavellina)、ナガミズタマ (B. nitida)、カタミズタマ (B. oligospora)、ミズタマ (B. sphaerica) Chloroclados Sonder, 1871 ウスガサネ属 Cymopolia J.V. Lamouroux, 1816ウスガサネ (C. vanbosseae) ケブカフデモ属 Dasycladus C. Agardh, 1828ケブカフデモ (D. vermicularis) フデノホ属 Neomeris J.V. Lamouroux, 1816フデノホ (N. annulata)、ヌレフデノホ (N. bilimbata)、コナハダフデノホ (N. vanbosseae) カサノリ科 Polyphysaceae Kützing, 1843 [Acetabulariaceae Nägeli, 1847]Chalmasia Solms-Laubach, 1895 イソスギナ属 Halicoryne Harvey, 1859イソスギナ (H. wrightii) カサノリ属 Acetabularia J.V. Lamouroux, 1821ホソエガサ (A. caliculus)、リュウキュウガサ (A. dentata)、カサノリ (A. ryukyuensis) ヒナカサノリ属 Parvocaulis S.Berger, U.Fettweiss, S.Gleissberg, L.B.Liddle, U.Richter, H.Sawitzky & G.C.Zuccarello, 2003ハナレガサ (P. clavatus)、ホシガタカサノリ (P. exiguus)、ヒナカサノリ (ウスユキガサ; P. parvulus) カサノリ類は石灰化するため化石記録が豊富であり (下図5a–d)、最古のものは少なくともカンブリア紀まで遡るペルム紀三畳紀中期白亜紀前期古第三紀前期に特に豊富であり、このころ石灰岩形成大きく寄与した考えられている。これら化石種として180属ほどが知られ、セレトネラ科 (Seletonellaceae; カンブリア紀白亜紀)、ディプロポラ科 (Diploporaceae; デボン紀三畳紀)、トリプロポレラ科 (Triploporellaceae; オルドビス紀始新世)、ケブカフデモ科 (ジュラ紀〜現在)、カサノリ科 (石炭紀〜現在) の5科に分類されている (上記分類表には、化石種含めていない)。またカサノリ類との類縁性が示唆される生物群としてレセプタキュライテス類 (receptaculitids; 下図5e) と cyclocrinitids があるが、その系統的位置は明らかではない。 5a. Diplopora (ディプロポラ科; 三畳紀) 5b. Gyroporella (トリプロポレラ科; 三畳紀) 5c. Goniolina (トリプロポレラ科) 5d. ケブカフデモ科 (三畳紀) 5e. レセプタキュライテス類 (オルドビス紀)

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ヒゲナシヨタカ属」の記事における「系統と分類」の解説

ヒナゲシヨタカ属は、ヨタカ科の中で最初に分岐した基底群である。従来ヒゲナシヨタカ属含められていたミミヨタカ2種別系統であり、ミミヨタカ属 Lyncornis に分離された。 ヨタカ科ヒゲナシヨタカ属 Eurostopodus       ミミヨタカ属 Lyncornis     その他のヨタカ科       ただし、他のヨタカ科とは別系統だとする説もある(この説でのヒゲナシヨタカ属位置づけ不明)。 分類上は、ヨタカ科の中で(ミミヨタカと共にヒゲナシヨタカ亜科 Eurostopodinae を構成する説や、ヨタカ科から分離してヒゲナシヨタカ科 Eurostopodidae とする説がある。 Sibley分類では(ミミヨタカと共にヨタカ小目広義ヨタカ科に相当)ヒゲナシヨタカ科とされ、ヨタカ科狭義)の姉妹群とされていた。

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系統と分類

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カラス属」の記事における「系統と分類」の解説

かつて含まれていたコクマルガラス・ニシコクマルガラスは Coloeus 属に分離されたが、カラス属とは姉妹群であり、カラス属亜属とする説もある。

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緑藻植物門」の記事における「系統と分類」の解説

伝統的には、ふつう全ての緑藻Chlorophyta (和名では緑藻植物門または緑色植物門よばれていた) に分類されていた [ただしシャジクモ類特異な形質多くもつことから、独立した門 (Charophyta) として分けられることもあった]。 しかし1960年代以降微細構造学的研究 (鞭毛装置細胞分裂様式) や生理生化学的研究 (グリコール酸代謝など) から、一部緑藻 (アオミドロミカヅキモコレオケーテ類シャジクモ類など) は他の緑藻よりも陸上植物近縁であることが示唆されるようになったその後分子系統学研究からも、この仮説支持された。そのため、これらの緑藻Chlorophyta からは除かれストレプト植物移された。この過程Chlorophyta の和名も緑藻植物門とすることが一般的となったまた上のような微細構造学的研究によって、緑藻植物門中には3つの大きな系統群存在することが示され、これらはアオサ藻綱トレボウクシア藻綱緑藻綱分類されるようになった。これら3綱は緑藻植物門の中で単系統群形成していることが示唆されUTC系統群 (UTC clade; UTCはこれら3綱の学名頭文字由来) とよばれている (下図; ただしUTC系統群単系統性支持されないこともある)。またその他の緑藻植物の中で、クロロデンドロン藻綱およびペディノ藻綱UTC系統群近縁であることが分子系統学研究から示唆されており、これらをまとめて "コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta) とよばれ (下図3)、また緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) に分類することがある原始的な緑色植物考えられてきたプラシノ藻多くは、緑藻植物門属することが分子系統学研究から示唆されている。これらプラシノ藻以前プラシノ藻綱としてまとめられていたが)、側系統群であるため、2020年現在ではふつう多数の綱に分割されている。2020年現在緑藻植物門中にはおよそ10綱が認識されている (下図3、下表)。また環境DNA研究 (海水など環境から直接抽出したDNAをもとにした研究) から、実体不明緑藻植物初期分岐群いくつかつかっている。 緑藻植物門パルモフィルム藻綱       マミエラ綱     ピラミモナス目       プセウドスコウルフィエルディア目     スコウルフィエルディア目     ネフロセルミス綱     クレード VIII     クレード IX     クロロピコン藻綱     ピコキスティス藻綱   "コア緑藻植物"   ペディノ藻綱     クロロデンドロン藻綱UTC系統群トレボウクシア藻綱       アオサ藻綱     緑藻綱           3. 緑藻植物内の系統仮説の1例 緑藻植物門分類体系の1例と代表属 (2019年現在)緑藻植物下界 Chlorophyta Cavalier-Smith, 1993緑藻植物門 Chlorophyta Reichenbach, 1834パルモフィルム藻綱 Palmophyllophyceae Leliaert et al., 2016プラシノコックス属 (Prasinococcus), プラシノデルマ属 (Prasinoderma), パルモフィルム属 (Palmophyllum) など マミエラ綱 Mamiellophyceae Marin & Melkonian, 2010ミクロモナス属 (Micromonas), マントニエラ属 (Mantoniella), バティコックス属 (Bathycoccus), オストレオコックス属 (Ostreococcus), ドリコマスティックス属 (Dolichomastix) など ネフロセルミス綱 Nephroselmidophyceae Cavalier-Smith, 1993ネフロセルミス属 (Nephroselmis) クロロピコン藻綱 Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロパルブラ属 (Chloroparvula), クロロピコン属 (Chloropicon) ピコキスティス藻綱 Picocystophyceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス属 (Picocystis) ペディノ藻綱 Pedinophyceae Moestrup, 1991ペディノモナス属 (Pedinomonas), レスルトモナス属 (Resultomonas), マルスピオモナス属 (Marsupiomonas) など クロロデンドロン藻綱 Chlorodendrophyceae Massjuk, 2006テトラセルミス属 (Tetraselmis), プラシノクラドゥス属 (Prasinocladus), スケルフェリア属 (Scherffelia) トレボウクシア藻綱 Trebouxiophyceae Friedl, 1995クロレラ属 (Chlorella), プロトテカ属 (Prototheca), カワノリ属 (Prasiola), ボトリオコックス属 (Botryococcus), コッコミクサ属 (Coccomyxa), トレボウクシア属 (Trebouxia) など アオサ藻綱 Ulvophyceae K.R.Mattox & K.D.Stewart, 1984ヒトエグサ属 (Monostroma), アオサ属 (Ulva), スミレモ属 (Trentepohlia), マリモ属 (Aegagropila), バロニア属 (Valonia), ミル属 (Codium), イワヅタ属 (Caulerpa), カサノリ属 (Acetabularia) など 緑藻綱 Chlorophyceae Wille in Warming, 1884クラミドモナス属 (Chlamydomonas)、オオヒゲマワリ属 (ボルボックスVolvox), ドゥナリエラ属 (Dunaliella), トゲイカダモ属 (Desmodesmus), アミミドロ属 (Hydrodictyon), クンショウモ属 (Pediastrum), サヤミドロ (Oedogonium) など 所属不明 Incertae sedisピラミモナス目 Pyramimonadales Chadefaud, 1950プテロスペルマ属 (Pterosperma), ハロスファエラ属 (Halosphaera), ピラミモナス属 (Pyramimonas) など プセウドスコウルフィエルディア目 Pseudoscourfieldiales Melkonian, 1990プセウドスコウルフィエルディア属 (Pseudoscourfieldia), ピクノコックス属 (Pycnococcus) スコウルフィエルディア目 Scourfieldiales Moestrup, 1991スコウルフィエルディア属 (Scourfieldia) クレード VIII クレード IX

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系統と分類

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緑藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

古くは、ほとんど全ての緑藻 (広義) が緑藻綱分類されていた。ただし接合藻シャジクモ類特異な形質をもつため、別の綱として分けられることもあった。 やがて1960年代以降微細構造学的研究、さらに1990年代以降分子系統学研究基づいてさまざまな緑藻緑藻綱から分離され別の綱に分類されるようになった (アオサ藻綱トレボウクシア藻コレオケーテ藻綱プラシノ藻総称される緑藻など)。 緑藻綱はおそらくアオサ藻綱トレボウクシア藻綱近縁であり、合わせて UTC 系統群 (UTC clade) とよばれることがある (3綱の学名頭文字由来)。これにクロロデンドロン藻綱ペディノ藻綱加えたものは"コア緑藻植物" (core chlorophytes) とよばれ、その単系統性分子系統学研究から強く支持されている。 微細構造学的研究から緑藻綱中にいくつかのグループ存在示唆されるようになり、このことは分子系統学研究からも支持されている。2020年現在では、緑藻綱はふつうオオヒゲマワリ目 (クラミドモナス目よばれることも多い)、ヨコワミドロ目サヤミドロ目、カエトフォラ目、カエトペルティス目の5目に分けられる (下表)。5目のうち、オオヒゲマワリ目ヨコワミドロ目 (SV or CS clade) と、それ以外の3目 (OCC clade) がそれぞれ単系統群形成することが示唆されている (下図4)。またオオヒゲマワリ目ヨコワミドロ目中間的な位置にあり、その分学的位置はっきりしていない属がいくつか知られている (Golenkinia, Cylindrocapsa など)。 緑藻綱属する5目の特徴体制細胞質分裂原形質連絡遊走子鞭毛鞭毛装置種数サヤミドロ糸状 細胞板形成による あり 多数 冠状 725 カエトフォラ目糸状 細胞板形成による あり 4本 直線型 224 カエトペルティス単細胞群体糸状 ? なし 4本 直線型 14 ヨコワミドロ目単細胞群体糸状 細胞膜環状収縮 なし 2本 直線型 899 オオヒゲマワリ目単細胞群体糸状 細胞膜環状収縮 なし 2本 時計回り型 1762 緑藻綱 OCC cladeサヤミドロ目       カエトフォラ目     カエトペルティス目       SV (CS) cladeヨコワミドロ目     オオヒゲマワリ目(ボルボックス目クラミドモナス目)       4. 緑藻綱5目の系統仮説の1例 緑藻綱の目までの分類体系一例緑藻綱 Chlorophyceae Wille in Warming, 1884サヤミドロ目 Oedogoniales Heering, 1914Bulbochaete (下図5a), Oedocladium, サヤミドロ属 (Oedogonium) カエトフォラ目 (ケトフォラ目、ケートフォラ目) Chaetophorales Wille, 1901Aphanochaet, Schizomeris, Uronema, Stigeoclonium (下図5b), ツルギミドロ属 (Draparnaldia), Chaetophora, Fritschiella など カエトペルティス目 (ケトペルティス目、ケートペルティス目) Chaetopeltidales C.J.O'Kelly, Shin Watanabe & G.L.Floyd, 1994Chaetopeltis, Dicranochaete (下図5c), Hormotilopsis, Floydiella など ヨコワミドロ目 Sphaeropleales Luerssen, 1877クンショウモ類 (e.g. Pediastrum, Pseudopediastrum, Stauridium), アミミドロ属 (Hydrodictyon), イカダモ類 (e.g. Desmodesmus, Tetradesmus (下図5d), Scenedesmus), Coelastrum, Ankistrodesmus, Monoraphidium, Schroederia, ヨコワミドロ属 (Sphaeroplea), Microspora など オオヒゲマワリ目 (ボルボックス目) Volvocales Oltmanns, 1904 [含 クラミドモナス目 Chlamydomonadales F.E.Fritsch in G.S.West & Fritsch, 1927; ヨツメモ目 Tetrasporales Lemmermann, 1915; クロロコックム目 Chlorococcales Marchand, 1895; クロロサルシナ目 Chlorosarcinales Groover & Bold, 1969; ドゥナリエラ目 Dunaliellales]クラミドモナス属 (コナミドリムシ属, Chlamydomonas), ゴニウム属 (ヒラタヒゲマワリ属, Gonium), パンドリナ属 (カタマリヒゲマワリ属, クワノミモ属, Pandorina; 下図5e), オオヒゲマワリ属 (ボルボックス属, Volvox), ヨツメモ属 (Tetraspora), クロロコックム属 (Chlorococcum), Tetracystis, ドゥナリエラ属 (シオヒゲムシ属, Dunaliella), クロロゴニウム属 (ヤリミドリ属, Chlorogonium), ヘマトコックス属 (アカヒゲムシ属, Haematococcus) など 所属不明 Incertae sedisGolenkinia, Jenufa, Cylindrocapsa, Treubaria, Trochiscia, Elakatothrix 5a. ブルボカエテ属 (サヤミドロ目) 5b. スティゲオクロニウム属 (カエトフォラ目) 5c. Dicranochaete (カエトペルティス目) 5d. ツノイカダモ属 (ヨコワミドロ目) 5e. パンドリナ属 (オオヒゲマワリ目)

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系統と分類

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サヤハシチドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

マゼランチドリ科姉妹群である。 Sibley分類では、チドリ下目(ほぼチドリ目に相当)チドリ小目サヤハシチドリ上科に、マゼランチドリ科と共に属していた。

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系統と分類

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モリヤツガシラ科」の記事における「系統と分類」の解説

サイチョウ目 ヤツガシラ亜目ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科   モリヤツガシラ属 Phoeniculius   カマハシ属 Rhinopomastus   サイチョウ亜目 Bucerotes モリヤツガシラ科姉妹群ヤツガシラ科である。これらはブッポウソウ目から分離されサイチョウ目含まれるSibley & Ahlquist (1990) はモリヤツガシラ科からカマハシ科 Rhinopomastidae を分離し、これらをモリヤツガシラ下目 Phoeniculides にまとめた。

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ピコキスティス藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

2001年Picocystis salinarum が記載され分子系統解析から、緑藻植物門における初期分岐群1つであることが示された。またこの系統群は、prasinophyte clade VIIC ともよばれるその後詳細な系統解析などをもとに独立の綱とすることが提唱された。2019年現在、1属1種 (Picocystis salinarum) のみが知られているが、複数種の存在示唆されている。 ピコキスティス藻綱の種までの分類体系 (2019年現在)ピコキスティス藻綱 Picocystophyceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス目 Picocystales Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス科 Picocystaceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス属 Picocystis R.A.Lewin, 2001Picocystis salinarum R.A.Lewin, 2001

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オウチュウ科」の記事における「系統と分類」の解説

オウチュウ科従来種数大部分占めオウチュウ属 Dicrurus と単型のパプアオウチュウ属 Chaetorhynchus からなっていたが、パプアオウチュウの系統位置不確実で、おそらくはオウギビタキ科 Rhipiduridae、あるいはモズヒタキ科 Pachycephalidae含まれる可能性指摘されていた。結局パプアオウチュウはオウギビタキ科移されオウチュウ科は。1属のみの単型となった次の系統樹は Pasquet et al. (2007)より。シロハラオウチュウ Dicrurus caerulescens・スマトラオウチュウ Dicrurus sumatranus・ウォーレスオウチュウ Dicrurus densus・セレベスオウチュウ Dicrurus montanus・アンダマンオウチュウ Dicrurus andamanensis・Dicrurus lophorinus はサンプリングされていない。   オウギビタキ科   オウギビタキ属 Rhipidura     ビロードムシクイ Lamprolia   パプアオウチュウ Chaetorhynchus   カササギヒタキ科 Monarchidae     フウチョウ科 Paradisaeidae   モズ科 Laniidae   オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 オウチュウ属   ヒメオウチュウ Dicrurus aeneus       カクビオウチュウ Dicrurus ludwigii   テリハオウチュウ Dicrurus atripennis     ハイイロオウチュウ Dicrurus leucophaeus     コモロオウチュウ Dicrurus fuscipennis   ビロウドオウチュウ Dicrurus modestus     オウチュウ Dicrurus macrocercusクロオウチュウ Dicrurus adsimilis       マダガスカルオウチュウ Dicrurus forficatus   アルダブラオウチュウ Dicrurus aldabranus   マヨットオウチュウ Dicrurus waldenii   ヒメカザリオウチュウ Dicrurus remifer       カンムリオウチュウ Dicrurus hottentottus   ヤハズカンムリオウチュウ Dicrurus balicassius     テリオウチュウ Dicrurus bracteatus   フキナガシオウチュウ Dicrurus megarhynchus     ハシブトオウチュウ Dicrurus annectansカザリオウチュウ Dicrurus paradiseusカラス科 Corvidae カラス上科の中でオウチュウ科など7科が単系統形成するが、それらの系統関係不確実である。なお、パプアオウチュウが移されオウギビタキ科はこの単系統含まれるが、議論された(しかし採用されなかった)モズヒタキ科はこの単系統には含まれないSibley & Ahlquist (1990) ではパプアオウチュウと併せてカラス科オウチュウ亜科 Dicrurinae オウチュウ族 Dicrurini とされていた。オウチュウ亜科には他に、およそ現在のオウギビタキ科カササギヒタキ科含まれていた。

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タイランチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Tello et al. (2009)・Tree of Life Web Projectより。 タイランチョウ小目 タイランチョウ科   ズグロマイコドリ属 Piprites ハエトリ亜科   ヒラハシタイランチョウ属 Platyrinchus   ニッケイマイコドリ Neopipo     ゴシキタイランチョウ Tachuris     ハエトリ族 Pipromorphini     ハシナガタイランチョウ族 Todirostrini   マルハシタイランチョウ族 Rhynchocyclini   シラギクタイランチョウ亜科   シラギクタイランチョウ族 Elaeniini   コビトハエトリ族 Euscarthmini   ツバメタイランチョウ亜科 Hirundineinae     アシナガタイランチョウ Muscigralla   マダラタイランチョウ亜科     モリタイランチョウ族 Contopini   シロタイランチョウ族 Xolmiini   マダラタイランチョウ族 Fluvicolini   ハサミオタイランチョウ Muscipipra   Silvicultrix + Colorhamphus タイランチョウ亜科 ?   タイランチョウ族 Tyrannini   オオヒタキモドキ族 Myiarchini   Phelpsia + Conopias + Deltarhynchus + Ramphotrigon   カギハシタイランチョウ属 Attila   ハグロドリ科 Tityridaeカザリドリ科 Cotingidae   マイコドリ科 Pipridae タイランチョウ科タイランチョウ亜目最大の科で、タイランチョウ小目の1科である。小目内の系統関係について諸説あり、タイランチョウ科姉妹群ハグロドリ科またはハグロドリ科+カザリドリ科とされるタイランチョウ科の中で最初に分岐したのは、ズグロマイコドリ属またはハエトリ亜科である。ズグロマイコドリ属は、伝統的にマイコドリ科だった。 Tello et al.ハエトリ亜科最初に分岐した考え、これを独立したハエトリ科 Rhynchocyclidae に分離しタイランチョウ科合わせた全体タイランチョウ上科 Tyrannoidea とした。しかしズグロマイコドリ属が先に分岐したなら、ハエトリ科はタイランチョウ科内包され亜科とするのが適切となる。この亜科以前は Pipromorphinae と呼ばれていたが、いくつかの属が加わったため、命名規約上の先取原則により Platyrinchinaeまたは Rhynchocyclinaeとなった。ただしヒラハシタイランチョウ属+ニッケイマイコドリがこの亜科属さないとする説もあり、その場合 Platyrinchinae の名は使えないタイランチョウ科は、ハエトリ亜科含め5亜科分かれ、それらはさらに族に分けられる。ただしそのうちタイランチョウ亜科単系統性には疑問もある。 伝統的にタイランチョウ科含まれていたモンキタイランチョウ属 Laniocera・キゴシハエトリ属 Myiobius・チビタイランチョウ Terenotriccus・オウギタイランチョウ属 Onychorhynchus は、新設拡大されハグロドリ科移された。 Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目全体タイランチョウ科(および単型タイランチョウ上科タイランチョウ小目)とし、5亜科分けていた。これらの亜科はおよそのちの科に相当するが、タイランチョウ亜科からはハエトリ亜科 Pipromorphinae(現在のハエトリ亜科よりやや狭い)が分離されていた。

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アジアキヌバネドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

キヌバネドリ科の中ではアフリカキヌバネドリ属 Apaloderma・Apalharpactes と近縁で、これら旧世界キヌバネドリ3属で単系統作る。ただし、この3属の間の類縁関係不明である。 Sibley分類では、キヌバネドリ科の中で最初にアフリカキヌバネドリ属が、次にアジアキヌバネドリ属(Apalharpactesを含む)が分岐したとされ、キヌバネドリ亜科アジアキヌバネドリ族 Harpactini の唯一のとなっていたが、この系統仮説過ちだった。

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ロデラ綱」の記事における「系統と分類」の解説

ロデラ属は、当初原始紅藻綱 (Bangiophyceae) または原始紅藻亜綱 (Bangiophycidae) のチノリモ目チノリモ科に分類されていた。またグラウコスファエラ属は青緑色葉緑体をもつことから、当初灰色植物分類されていた。その後分子系統学研究などに基づいて、これらの藻類独立の綱を構成していると認識されるようになった。またベニミドロ綱オオイシソウ綱チノリモ綱比較近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 今のところ約6種のみが知られ、3目3科6属に分類されている。2019年現在一般的な属までの分類体系を以下に記す。 ロデラ綱の種までの分類体系 (2019年現在)ロデラ綱 Rhodellophyceae Cavalier-Smith, 1998ロデラ目 Rhodellales H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006ロデラ科 Rhodellaceae H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006Corynoplastis A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009Corynoplastis japonica A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009 Rhodella L.V.Evans, 1970Rhodella violacea (Kornmann) Wehrmeyer, 1971 グラウコスファエラ目 Glaucosphaerales E.C.Yang, J.L.Scott, H.S.Yoon & J.A.West in J.L.Scott et al., 2012グラウコスファエラ科 Glaucosphaeraceae Skuja, 1954Glaucosphaera Korshikov, 1930Glaucosphaera vacuolata Korshikov, 1930 ディクソニエラ目 Dixoniellales A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009ディクソニエラ科 Dixoniellaceae A.Yokoyama et al. ex J.L.Scott et al., 2011Bulboplastis A.Kushibiki, A.Yokoyama, M.Iwataki, J.Yokoyama, J.A.West & Y.Hara, 2012Bulboplastis apyrenoidosa A.Kushibiki, A.Yokoyama, M.Iwataki, J.Yokoyama, J.A.West & Y.Hara, 2012 Dixoniella J.L. Scott, S.T. Broadwater, B.D. Saunders, J.P. Thomas & P.W. Gabrielson, 1992Dixoniella grisea (Geitler) J.L.Scott, S.T.Broadwater, B.D.Saunders, J.P.Thomas & P.W.Gabrielson, 1992 Neorhodella J.L.Scott, A.Yokoyama, C.Billard, J.Fresnel & J.A.West, 2008Neorhodella cyanea (C.Billard & J.Fresnel) J.L.Scott, A.Yokoyama, C.Billard, J.Fresnel & J.A.West, 2009

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オーストラリアムシクイ科」の記事における「系統と分類」の解説

古い分類では、ヒタキ科ウグイス科チメドリ科分散して分類されていた。 ミツスイ上科の中では最初に分岐した科で、2つ亜科別れるミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科オーストラリアムシクイ亜科 Malurinae     セスジムシクイ亜科 Amytornithinae         ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae       ミツスイ科 Meliphagidae       ホウセキドリ科 Pardalotidae     トゲハシムシクイ科 Acanthizidae          

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チノリモ綱」の記事における「系統と分類」の解説

古くは、単細胞群体性紅藻全てチノリモ目に分類され原始紅藻綱 (Bangiophyceae) または紅藻綱原始紅藻亜綱 (Bangiophycidae) の1目とされていた。その後分子系統学研究などに基づき多くの種が別綱 (イデユコゴメ綱ロデラ綱ベニミドロ綱) に移され、チノリモ属などチノリモ目に残ったもの独立の綱 (チノリモ綱) として扱われるようになった。 また紅藻の中では、チノリモ綱ロデラ綱ベニミドロ綱オオイシソウ綱比較近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 2019年現在確実なものとしては約10種が知られ、4属に分類されている。これら4属は全てチノリモ目、チノリモ科に分類されている。2019年現在一般的な属までの分類体系を以下に示す。 チノリモ綱の種までの分類体系 (2019年現在)チノリモ綱 Porphyridiophyceae M.Shameel, 2001チノリモ目 Porphyridiales Kylin, 1937チノリモ科 Porphyridiaceae Kylin, 1937Erythrolobus J.L.Scott, J.B.Baca, F.D.Ott & J.A.West, 2006Erythrolobus australicus E.C.Yang, J.L.Scott & J.A.West, 2011 Erythrolobus coxiae J.L.Scott, J.B.Baca, F.D.Ott & J.A.West, 2006 (タイプ種) Erythrolobus madagascarensis E.C. Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010 Flintiella F.D.Ott, 1970Flintiella sanguinaria F.D.Ott, 1970 チノリモ属 Porphyridium Nägeli, 1849Porphyridium aerugineum Geitler, 1923 Porphyridium purpureum (Bory) K.M.Drew & R.Ross, 1965 [syn. Porphyridium cruentum (S.F.Gray) Nägeli, 1849 (タイプ種)] Porphyridium sordidum Geitler, 1932 Porphyridium wittrockii P.G. Richter, 1882 Timspurckia E.C. Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010Timspurckia oligopyrenoides E.C.Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010

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トルヴォサウルス」の記事における「系統と分類」の解説

1979年にガルトンとジェンセンによって最初に記載された際には、トルヴォサウルスメガロサウルス科英語版)に分類され今日ではこの分類が受け入れられている。最初記載の後、1990年にはラルフ・モルナー(英語版)らによりカルノサウルス類分類され2003年にはOliver Walter Mischa Rauhutにより基盤的スピノサウルス上科英語版)に位置づけられ、1994年にはトーマス・ホルツ(英語版)により非常に基盤的テタヌラ類位置づけられたが、これらの分類現代系統解析によって支持されているものではない。ジェンセン1985年トルヴォサウルスを独自の科であるトルヴォサウルス科(Torvosauridae)に分類したこの分類はポール・セレノマテウス支持されたものの、トルヴォサウルスはより古い時代の属であるメガロサウルス近縁であり、おそらくはその姉妹群ありメガロサウルス亜科(Megalosaurinae)に含まれるため、メガロサウルス科シノニムとなるトルヴォサウルス科は不要なものとされた。しかし、メガロサウルスタイプ標本は非常に断片的であり、メガロサウルス属が確定不能な疑問名みなされる可能性がある。この場合トルヴォサウルス科がメガロサウルス科代替名として使用される可能性がある。トルヴォサウルスメガロサウルス近縁であるものの、より進歩的もしくは派生的あるようみられる。科より大きなクレードとしては一般的に基盤的テタヌラ類分枝とされ、カルノサウルス類コエルロサウルス類よりほど派生的ではなくスピノサウルス科近縁であるとみなされている。 以下に示すクラドグラムはCarrano, Benson & Sampson (2012)に従いトルヴォサウルス類縁関係示したのである メガロサウルス科 エウストレプトスポンディルス亜科エウストレプトスポンディルスメガロサウルス亜科   ドゥリアヴェナトル(英語版)     メガロサウルストルヴォサウルス アフロヴェナトル亜科アフロヴェナトル     ドゥベレウリサウルス(英語版)   マグノサウルス(英語版)'     レサンサウルス(英語版)   ピヴェテアウサウルス

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トウゾクカモメ科」の記事における「系統と分類」の解説

トウゾクカモメ科形態カモメ科広義)に似ており、カモメ科近縁だと考えられてきた。そのため、カモメ科合わせてカモメ亜目 Lari としたり (Wetmore 1960)、あるいは、カモメ科含めトウゾクカモメ亜科 Stercorariinae またはカモメ亜科(=カモメ科+トウゾクカモメ科)のトウゾクカモメ族 Stercorariini とする分類 (Siblet & Ahlquist 1990) もあった。 しかし実際姉妹群ウミスズメ科のようである。 トウゾクカモメ科伝統的に2属に分けられていた。トウゾクカモメ属 Stercorarius(図中の ○)は小型で尾が長く北半球繁殖するオオトウゾクカモメ属 Catharacta (図中の ●) は大型羽色暗く、主に南半球1種のみ北半球)で繁殖する。しかしこれらはいずれ単系統ではなく(ただしオオトウゾクカモメ属の単系統性は完全には否定されていない)、1つトウゾクカモメ属に統合された。 英語名系統により Xxx Skua と Xxx Jaeger使い分けられているが、トウゾクカモメPomarine Jaeger としたり(かつての属に対応)、全て Xxx Skua とすることもある。 南半球の群(図の southern skuas)の種分化は不完全で交雑があるため、種分類には諸説ある。標準的には3種分けそのうち1種チャイロオオトウゾクカモメを3亜種分けるが、多くするなら3亜種を種とし5種(4種とする説もある)、少なくするなら全てオオトウゾクカモメ S. antarcticus 1種とする。ミトコンドリアハプロタイプからは1亜種 S. antarctica lonnbergi に最大遺伝的多様性があるため、従来複数種・亜種分ける説は妥当ではなく1種内のクラインとする説が支持される。さらにキタオオトウゾクカモメも含めオオトウゾクカモメ全体1種とする説が古くからあるが、オオトウゾクカモメ属が単系統でないならば系統的に支持されない。     ? カニチドリ科 Dromadidae   カモメ科 Laridaeトウゾクカモメ科 skuas (狭義) southern skuas   チリオオトウゾクカモメ S. chilensis ●   オオトウゾクカモメ S. maccormicki ●   S. antarctica antarctica ●   S. antarctica hamiltoni ●   S. antarctica lonnbergi ●     キタオオトウゾクカモメ S. skua ●   トウゾクカモメ S. pomarinus ○ jaegers   クロトウゾクカモメ S. parasiticus ○   シロハラトウゾクカモメ S. longicaudus ○   ウミスズメ科 Alcidae

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ダルマエナガ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Genalg et al.(2009)より。ダルマエナガ科内の系統名「~類」は仮のものである。   ダルマエナガ科   ゴシキチメドリ Myzornis   ズグロムシクイ類     キンムネチメドリ Lioparus     ノドジロチメドリ類   ダルマエナガ類(ミソサザイモドキを含む)     メジロ科 Zosteropidae   チメドリ科 Timaliidae 現代的な分類でのダルマエナガ科は、チメドリ科 Timaliidae +メジロ科 Zosteropidae の姉妹群である(メジロ科チメドリ科含めるならチメドリ科姉妹群となる)。 ズグロムシクイ属伝統的にチメドリ科とされた数種を内包する側系統である。これらの一部ズグロムシクイ属含めることが議論されている。 ダルマエナガ類はミソサザイモドキ内包する側系統である。かつてはオオダルマエナガ Conostoma 以外のダルマエナガ類は1属ダルマエナガ属 Paradoxornis にまとめられていたが、ミソサザイモドキとオオダルマエナガを内包する側系統だったため、複数属に分割された。

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ジアリドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

Moyle et al. (2009)より。かつて Sibley et al. (1988) のジアリドリ科 Formicariidae含まれていた属に ★ を付けたカマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae   ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae アリサザイ科   アリヤイロチョウ属 Pittasoma ★   アリサザイ属 Conopophaga カマドドリ小目 ジアリドリ上科 ジアリドリ科     ヒメジアリドリ属 Grallaricula ★     モリジアリドリ属 Hylopezus ★   アシナガアリドリ属 Myrmothera ★   ジアリドリ属 Grallaria ★   オタテドリ科 Rhinocryptidae カマドドリ上科 アリツグミ科   カオグロアリツグミ属 Formicarius ★   アリツグミ属 Chamaeza ★   カマドドリ科 Furnariidae おそらくオタテドリ科 Rhinocryptidae姉妹群であり、共にジアリドリ上科 Grallarioidea を形成する

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ムシクイ類」の記事における「系統と分類」の解説

分類対照表を以下に示す。現在の科それぞれについて、どれだけの種がムシクイ類含まれていたかを示している。列(縦)のうち、Old World Warblers とされてきた伝統的なウグイス科、および、Sibley & Ahlquist (1990) により Old World Warblers とされた(彼らによる)ヨシキリ亜科背景緑色にしている。また行(横)のうちでは、英語名に Warblers が現れる科の背景緑色にしている。Sibley & Ahlquist伝統的なオーストラリアムシクイ科複数科に分割した省略している。「P」はその分類群一部 (part) のみ記されていることを示す。その他の詳細は#属と種参照伝統分類 ウグイス科 その他 各科合計オ|ストラリアムシクイ科 キクイタダキ科 Sibley &Ahlquist ウグイス科 P セッカ科 現在の分類 ヨシキリ亜科 その他 ミツスイ上科P オーストラリアムシクイ科 Maluridae 028 028 ミツスイ科 Meliphagidae 005 178 183 ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae 003 003 トゲハシムシクイ科 Acanthizidae 063 001 064 科不明 incertae sedis 003 003 カ P オウギビタキ科 Rhipiduridae 001 044 045 スズメ小目P センニョヒタキ科 Stenostiridae 001 001 008 009 ウグイス上科P ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae 018 018 018 ウグイス科 Cettiidae 034 034 004 038 エナガ科 Aegithalidae 002 002 011 013 メボソムシクイ科 Phylloscopidae 075 075 075 ヨシキリ科 Acrocephalidae 055 055 055 センニュウ科 Locustellidae 055 020 035 055 テトラカヒヨドリ科 Bernieridae 002 002 009 011 セッカ科 Cisticolidae 157 030 127 003 160 チメドリ科 Pellorneidae 001 001 069 070 ダルマエナガ科 Sylviidae 029 028 001 041 070 キクイタダキ科 Regulidae 006 006 006 ムシクイヒタキ科 Hyliotidae 004 004 004 スP セキレイ科 Motacillidae 001 001 068 オリーブアメリカムシクイ科 Peucedramidae 001 001 アメリカムシクイ科 Parulidae 120 120440 242 064 128 006 100 ムシクイ類は Hartert (1910) により拡大したヒタキ科 Muscicapidae に含められた。その後 Delacour (1946) などにより、ムシクイ類ヒタキ科ウグイス亜科 Sylviinae に分類された。Amadon (1951) などによりヒタキ科解体されウグイス亜科ウグイス科 Sylviidae となったキクイタダキ科オーストラリアムシクイ科現在の分類ではミツスイ上科の数科に分散する)をウグイス科含めかどうかについては議論があった。ここではキクイタダキ科含めオーストラリアムシクイ科含めないのを基準としたが、両方含める説、オーストラリアムシクイ科のみを含める説もあった。 Sibley & Ahlquist (1990) は、ウグイス科拡大してチメドリ類・ダルマエナガ類を含めムシクイ類ウグイス科の中のヨシキリ亜科 Acrocephalinae とした。ただし、かつてのウグイス科一部ヨシキリ亜科から除かれウグイス科オオセッカ亜科 Megalurinae・ウグイス科ダルマエナガ亜科ズグロムシクイ族 Sylviini・セッカ科キクイタダキ科となった。これらはムシクイ類とされることが比較少ない群だったが、中には典型的な (typical) ムシクイ類みなされていたズグロムシクイ属 Sylvia もあった(現在はチメドリ類に近いとして Sylviid Babblers などと呼ぶことも多い)。 ムシクイ類は現在は多くの科に分割されたが、そのほとんどはウグイス上科含まれる。下に、Johansson et al. (2008); Gelang et al. (2009)によるウグイス上科系統樹を示す。英語名に Warblers が含まれる科(表の緑背景)に ★ を、それ以外ムシクイ類を含む科に ☆ をつけた。 ウグイス上科   B ヒゲガラ科 Panuridae A ヒバリ科 Alaudidae   C ムシクイヒヨ科 Nicatoridae   D ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae ★ core Sylvioidea E ヒヨドリ科 Pycnonotidae G ツバメ科 Hirundinidae   ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae H   ヨシキリ科 Acrocephalidae ★     センニュウ科 Locustellidae ☆   ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae   テトラカヒヨドリ科 Bernieridae ★ F セッカ科 Cisticolidae ☆ I     ウグイス科 Cettiidae ★   エナガ科 Aegithalidae ☆   メボソムシクイ科 Phylloscopidae ★         アカガシラチメドリ科 Timaliidae     チメドリ科 Pellorneidae ☆   ガビチョウ科 Leiothrichidae   メジロ科 Zosteropidae   ダルマエナガ科 Sylviidae

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系統と分類

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エナガ科」の記事における「系統と分類」の解説

ウグイス上科の中で、メボソムシクイ科 Phylloscopidaeウグイス科 Cettidae と近縁である。 かつてウグイス科 Sylviidae にあったフジイロムシクイ属 Leptopoecile が、エナガ科移された。     メボソムシクイ科 Phylloscopidae エナガ科   ? ジャワエナガ Psaltria     フジイロムシクイ属 Leptopoecile     エナガ属 Aegithalos   ヤブガラ Psaltriparus   ウグイス科 Cettidae

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系統と分類

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ブユムシクイ科」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはヒタキ科ブユムシクイ亜科 Polioptilinae とも分類されたが、ヒタキ上科ヒタキ科とは疎遠である。 Sibley & Ahlquist (1990) はウグイス上科キバシリ科 Certhiidae ブユムシクイ亜科(科相当)に分類したが、彼らのキバシリ科ウグイス上科中核とは系統的に離れており、キバシリ上科として分離された。 系統樹ToLより。 キバシリ上科       ミソサザイ科 Troglodytidae   ブユムシクイ科 Polioptilidaeキバシリ科 Certhiidae     ゴジュウカラ科 Sittidaeカベバシリ科 Tichodromidae ブユムシクイ科分類することがあったアメリカツリスガラ Auriparus は、ツリスガラ科 Remizidae分類される

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キバシリ属」の記事における「系統と分類」の解説

ホシキバシリ属 Salpornis(ホシキバシリのみ)と共にキバシリ科構成する。ただしホシキバシリ系統位置については論争がある。 Sibley分類ではキバシリ科キバシリ亜科キバシリ科に相当)キバシリ族 Certhiini の唯一の属で、ホシキバシリ族ホシキバシリのみ)と姉妹群だとされていた。

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系統と分類

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ラッパチョウ属」の記事における「系統と分類」の解説

ラッパチョウ科は、ツル科+ツルモドキ科姉妹群である。 ツル目       ツルモドキ科   ツル科   ラッパチョウ科   ヒレアシ科+シマクイナ科+クイナ科 Sibley分類では、ツル目ツル亜目ツル下目ツル小目ラッパチョウ上科 Psophioidea の唯一の科であり、ツル上科ツル科ツルモドキ科ヒレアシ科)と姉妹群だと考えられていた。

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系統と分類

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カササギヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説

姉妹群はおそらく、科未定 incertae sedis とされているズアオチメドリ Ifrita である。 カササギヒタキ科カラス上科の中で7科からなる単系統形成するが、それらの系統関係不確実である。(incertae sedis な属を別にすれば)フウチョウ科 Paradisaeidae との姉妹関係強く支持されているが、オウギビタキ科 Rhipiduridae との姉妹関係弱く支持する研究もある。     オウギビタキ科 Rhipiduridae       カササギヒタキ科 Monarchidae     ズアオチメドリ Ifrita       フウチョウ科 Paradisaeidae     モズ科 Laniidae     オオツチスドリ科 Corcoracidae     オウチュウ科 Dicruridae     カラス科 Corvidae     古くヒタキ科カササギヒタキ亜科 Monarchidae とされてきたが、当時ヒタキ科類縁性の薄いさまざまな群をまとめた多系統だった。Sibley & Ahlquist (1990) ではカササギヒタキ族 Monarchini とされ、オウチュウ亜科分類されていた。オウチュウ亜科には他に、現在のオウチュウ科オウギビタキ科含まれていた。 伝統的にカササギヒタキ科含まれてきたビロードムシクイ Lamprolia は近縁オウギビタキ科移された。ハシビロヒタキ属 Machaerirhynchus はカラス上科内の離れた位置にあり、単型のハシビロヒタキ科 Machaerirhynchidae に分離された。ヒメヒタキ属 Erythrocercus・Elminia 属はカラス上科にも含まれスズメ小目含まれる。ヒメヒタキ属はウグイス科 Cettiidae移され、Elminia 属は他の数属と共に新しいセンニョヒタキ科 Stenostiridae を作った

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系統と分類

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ツグミマイコドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

かつてはマイコドリ科含められることもあった。 旧来のハグロドリ科の中では最初に分岐し残りハグロドリ科姉妹群だとされた。Sibley & Ahlquist (1990) では、単型ツグミマイコドリ族 Schiffornithini に分類され残りのハグロドリ亜科ハグロドリ科に相当)ガ分類されたハグロドリ族と姉妹群だった。ただしその後近縁判明した多くの属がハグロドリ科移されたため、現在はそのような系統関係にはない。 系統樹ToLより。 ハグロドリ科       ハグロドリ族 Tityrini   ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura       モズカザリドリ属 Laniisoma   モンキタイランチョウ属 Laniocera   ツグミマイコドリ属 Schiffornis   トガリハシ Oxyruncus   その他のハグロドリ科

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系統と分類

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パプアハナドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

Sibley分類では、パプアハナドリ科パプアハナドリ族 Melanocharitini の唯一の属で、残りパプアハナドリ科姉妹群だと考えられた。

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系統と分類

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モリツバメ科」の記事における「系統と分類」の解説

広義モリツバメ科   フエガラス科 Cracticidaeモリツバメ科 Artamidae フエガラス科姉妹群で、フエガラス科含める説もある(この場合モリツバメ科モリツバメ亜科 Artaminae とフエガラス亜科 Cracticinae に分かれる)。これらはカラス上科含まれるSibley & Ahlquist (1990) では広義モリツバメ科モリツバメ族 Artamini とされ、カラス亜科含められた。

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系統と分類

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カマドドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Moyle et al. (2009); Irestedt et al. (2009)より。 カマドドリ科   ヤブクグリ亜科 Sclerurinae   カマドドリ亜科キノボリカマドドリ族 Pygarrhichini   マユカマドドリ族 Philydorini   ? ヤシカマドドリ Berlepschia   ? Tarphonomus+Premnornis+Pseudocolaptes   ? Margarornis+Premnoplex カマドドリ族 Furnariini   オナガカマドドリ族 Synallaxini   ? ホオジロカマドドリ属 Xenops   オニキバシリ亜科 Dendrocolaptinae カマドドリ亜科カマドドリ科の3亜科1つだが、これをカマドドリ科とする分類もある。伝統的に現在のカマドドリ亜科ヤブクグリ亜科のみがカマドドリ科とされていたが、ヤブクグリ亜科は2属のみの小さな亜科であり、伝統的なカマドドリ科はほぼ現在のカマドドリ亜科に当たる。旧カマドドリ科全体カマドドリ亜科とする(つまりカマドドリ亜科ヤブクグリ亜科含める)分類もあった (Sibley & Ahlquist 1990)。 ホオジロカマドドリ属 Xenops はカマドドリ亜科の中で最初に分岐したが、カマドドリ亜科系統には含まれオニキバシリ亜科姉妹群だとする説もある。残りカマドドリ亜科には4つ主な系統がある。ただしその細部については Moyle et al. (2009)と Irestedt et al. (2009)で相違がある。 Moyle et al.ホオジロカマドドリ属の次にヤシカマドドリ Berlepschia が分岐し残り4つ系統分かれたとした。ただし彼らはカマドドリ亜科を科としており、それをキノボリカマドドリ亜科 Pygarrhichinae・カマドドリ亜科 Furnariinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科分けカマドドリ亜科マユカマドドリ族・カマドドリ族の2族に分けた。 Irestedt et al.系統はこれとは多少異なる。Moyle et al. が(狭義の)カマドドリ亜科にまとめた2族は別系統で、カマドドリ族+オナガカマドドリ族+ヤシカマドドリ単系統作るまた、この群の基底には、オナガカマドドリ亜科一部(ヒゲオカマドドリ属 Margarornis + Premnoplex)、ヤシカマドドリカマドドリ族の一部シマカマハシカマドドリ Tarphonomus + アカバネヒゲオカマドドリ Premnornis + エリマキカマドドリ属 Pseudocolaptes)が位置する。ただし彼らは体系的な分類群名を与えていない。 伝統的なカマドドリ科現在のカマドドリ亜科+ヤブクグリ亜科)は、カマドドリ亜科 Furnariinae・マユカマドドリ亜科 Philydorinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科分かれカマドドリ科が科から亜科になるとこれらは族となった。これらの3族は現在の4族のうち3族と大まかに一致するが、かなりの違いがあり、特にかつてのマユカマドドリ亜科マユカマドドリ族)はカマドドリ科全体基底的な側系統に近い。伝統的な分類にはなかったキノボリカマドドリ族は近年認識された族で、旧カマドドリ族の Ochetorhynchus と旧マユカマドドリ族の2属を合わせた群である。

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系統と分類

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カマドドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Moyle et al. (2009); Irestedt et al. (2009)より。 カマドドリ小目 カマドドリ上科 カマドドリ科   ヤブクグリ亜科 Sclerurinae   カマドドリ亜科キノボリカマドドリ族 Pygarrhichini   カマドドリ族 Furnariini   オナガカマドドリ族 Synallaxini   マユカマドドリ族 Philydorini   ? ホオジロカマドドリ属 Xenops   オニキバシリ亜科 Dendrocolaptinae   アリツグミ科 Formicariidae ジアリドリ上科   ジアリドリ科 Grallariidae   オタテドリ科 Rhinocryptidae カマドドリ科姉妹群はアリツグミ科であり、合わせてカマドドリ上科 Furnarioidea となる。かつてはカマドドリ上科カマドドリ科のみの単型だったが、ジアリドリ科一部がアリツグミ科として移された。 カマドドリ科3つの亜科分かれる。ここでのカマドドリ科カマドドリ上科 Furnariidae とし、3科に分け分類もある。 オニキバシリ亜科伝統的に独立したオニキバシリ科とされてきたが、側系統カマドドリ科内包されていたため、カマドドリ科統合された(あるいはカマドドリ科からヤブクグリ科が分離された)。当初は旧カマドドリ科全体カマドドリ亜科としていた。つまり、カマドドリ亜科ヤブクグリ亜科含めていた (Sibley & Ahlquist 1990)。カマドドリ亜科ホオジロカマドドリ属 Xenops は亜科の中で最初に分岐したが、別系統オニキバシリ亜科姉妹群だとする説もある。 伝統的にカマドドリ科オニキバシリ科を除く)は、カマドドリ亜科 Furnariinae・マユカマドドリ亜科 Philydorinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科分かれカマドドリ科カマドドリ亜科ヤブクグリ亜科を含む)になるとそれらはカマドドリ族 Furnariini・マユカマドドリ族 Philydorini・オナガカマドドリ族 Synallaxini の3族となった。これらは分子系統により修正を受け、かなりの属が変更され、またキノボリカマドドリ族が加わった一部ヤブクグリ亜科となった)。

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ヤブモズ科」の記事における「系統と分類」の解説

ヤブモズ科は、メガネヒタキ科 Platysteiridae・オオハシモズ科 Vangidae などと共に単系統形成するSibley & Ahlquist (1990) はこれとほぼ同じ群をヤブモズ亜科 Malaconotinae とし、ヤブモズ科をその基底分岐したヤブモズ族 Malaconotini とした。 ヤブモズ亜科 sensu S&A core vangids   カンムリタンビヒタキ Bias   タンビヒタキ Megabyas   オオハシモズ科 Vangidae   メガネモズ属 Prionops   モズサンショウクイ科 Tephrodornidae*   core platysteirids ヤブモズ科   ヒメヤブモズ Nilaus       チャイロヤブモズ属 Tchagra   ズグロヤブモズ Bocagia     フクレヤブモズ属 Dryoscopus   オオヤブモズ属 Malaconotus     ヤブモズ属 Laniarius     ミドリヤブモズ属 Chlorophoneus   バラフヤブモズ Rhodophoneus   キノドミドリヤブモズ Telophorus 伝統的にヤブモズ科とされてきたメガネモズ属 Prionops はオオハシモズ科近縁であり、単型メガネモズ科 Prionopidae に分離された。コマドリモズ Lanioturdus はメガネヒタキ科 Platysteiridae に移された。ヤブモズ科またはヒヨドリ科 Pycnonotidae に分類されていたムシクイヒヨ属 Nicator はウグイス上科内の単型のムシクイヒヨ科 Nicatoridae となった一方ヤブモズ科からメガネヒタキ科に移す説があったヒメヤブモズ Nilaus とフクレヤブモズ属 Dryoscopus は、ヤブモズ科とどまったヤブモズ科伝統的にモズ科 Laniidae に近縁考えられ、和名もそれを表しているが、モズ科は同じカラス上科ではあるもののカラス上科の中では離れている。

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ホネクイハナムシ」の記事における「系統と分類」の解説

ホネクイハナムシ属は、系統的に熱水噴出孔群生するハオリムシ類に近く、かつて有鬚動物門とされていたヒゲムシとともに環形動物門シボグリヌム科分類されている。 ホネクイハナムシ属にはホネクイハナムシのほかアカホネクイハナムシO. rubiplumus、タテジマホネクイハナムシO. frankpressiなどが含まれ2009年まで11種が知られているほか、未記載種確認されている。

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セッカ科」の記事における「系統と分類」の解説

    ヒヨドリ科 Pycnonotidae セッカ科   ムシクイチメドリ属 Neomixis   その他のセッカ科 セッカ科ウグイス上科属する。Johansson et al. (2008)は単独ウグイス上科内のサブクレード Clade F としたが、Gelang et al. (2009)によると、Johansson et al.同様に単独Clade E としたヒヨドリ科セッカ科姉妹群である。 セッカ科の中ではムシクイチメドリ属が基底分岐した従来セッカ科含まれていたスナチムシクイ Scotocerca はウグイス科移された。

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ミソサザイモドキ」の記事における「系統と分類」の解説

当初 Gambel (1845) はミソサザイモドキシジュウカラ属 Parus としたが、すぐに Gambel (1847) は単型ミソサザイモドキ属分離した。 しかし科については論争続きチメドリ科 Liotrichidae (= Timaliidae・ミソサザイモドキ科 Chamaeinae ( = Chamaeidae)・ツグミ科 Turdidae・ウグイス科 Sylviidaeイワヒバリ科 Prunellidae・ニワシドリ科 Ptilonorhynchinae・マネシツグミ科 Mimidaeミソサザイ科 Troglodytidae・ヒヨドリ科 Pycnonotidae とさまざまな科に分類された。しかし、Delacour (1946) によりチメドリ科 Timaliidae(当時拡大したヒタキ科 Muscicapinae を採用するならチメドリ亜科 Timaliinae)ミソサザイモドキ族 Chamaeini に分類したのが標準になったミソサザイモドキ族には他にダルマエナガ類とヒゲガラ属 Panurus が含まれた。一方、Wetmore (1960) はミソサザイモドキ単型ミソサザイモドキ科 Chamaeidae とした。 Sibley & Ahlquist (1990) はミソサザイモドキチメドリ亜科 Sylviinae(ほぼチメドリ科にあたる)の単型ミソサザイモドキ族とした。 Cibois (2003)やそれに続くDNAシーケンス系統により、ダルマエナガ類などと近縁だと判明しダルマエナガ科にまとめられた。系統的にダルマエナガ類に内包される

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系統と分類

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ハグロドリ科」の記事における「系統と分類」の解説

ハグロドリ科は、従来タイランチョウ科 Tyrannidae・カザリドリ科 Cotingidae・マイコドリ科 Pipridae・ トガリハシ科 Oxyruncidae に含まれていた属を集めた科である(系統図の [T]・[C]・[P]・[O])。 Prum and Lanyon (1989) は骨格から、現在の狭義ハグロドリ科(ただしハグロドリ属を除く)を単系統とみなし、ツグミマイコドリSchiffornisgroup名づけた。Sibley & Ahlquist (1990) は、現在の狭義ハグロドリ科(ただしモズカザリドリ属・モンキタイランチョウ属を除く)をハグロドリ亜科 Tityrinae(科相当)とした。それらはツグミマイコドリ族 Schiffornithini(ツグミマイコドリ属のみ)とハグロドリ族 Tityrini(ハグロドリ属+カザリドリモドキ属+シロエリタイランチョウ)に分けられた。Prum et al. (2000) は、現在の狭義ハグロドリ科を、カザリドリ科内のハグロドリ亜科とした。 Ericson et al. (2006); Ohlson et al. (2007) は、独立したハグロドリ科設置し、さらに、単型トガリハシ科またはカザリドリ科分類されていたトガリハシがこの姉妹群だとしてハグロドリ科含めた。さらに Tello and Bates (2007)が単系統だとしていたキゴシハエトリ属+チビタイランチョウ属+オウギタイランチョウ属も、Ohlson et al. (2007) はハグロドリ科含めたトガリハシ科を残すこともあるがその場合は、これらの3属はトガリハシ科移される。 (広義の)ハグロドリ科姉妹群は、カザリドリ科もしくはタイランチョウ科のようである。 系統樹のハグロドリ内はToLより、ただしハグロドリ科基底が3分岐となっているのをトガリハシ科単系統となるよう変更したタイランチョウ小目内は Tello et al. (2009)より。 タイランチョウ小目   マイコドリ科 Pipridae     タイランチョウ科 Tyrannidae     カザリドリ科 Cotingidae ハグロドリ科 狭義ハグロドリ科   ハグロドリ族   ハグロドリ属 Tityra [C]     カザリドリモドキ属 Pachyramphus [C]   シロエリタイランチョウ Xenopsaris   ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura [C]       モズカザリドリ属 Laniisoma [C]   モンキタイランチョウ属 Laniocera [T]   ツグミマイコドリ属 Schiffornis [P] 広義トガリハシ科 ?   トガリハシ Oxyruncus [C][O]       キゴシハエトリ属 Myiobius [T]   チビタイランチョウ Terenotriccus [T]   オウギタイランチョウ属 Onychorhynchus [T]

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系統と分類

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ガマグチヨタカ科」の記事における「系統と分類」の解説

ガマグチヨタカ科系統的位置はっきりしないが、アマツバメ目+ズクヨタカ科+ヨタカ科姉妹群である可能性が高い。 ヨタカ目側系統なので、複数単系統の目に分割しガマグチヨタカ科ガマグチヨタカ目 Podargiformes の唯一の科とする説もある。 ガマグチヨタカ科には3属が属す以前ガマグチヨタカ属 Batrachostomusアジア産)・オーストラリアガマグチヨタカ属 Podargusオーストラリア産)の2属に分けられていたが、Podargus の中で P. inexpectatus が孤立した系統位置にあることが判明し(ただし Podargus単系統性弱く支持された)、新属 Rigidipenna に移され R. inexpectata になった。またかつてはガマグチヨタカ科 Batrachostomidae とオーストラリアガマグチヨタカ科 Podargidae の2科に分ける説もあったが、Rigidipenna の存在により、仮に分けとすれば3科が必要になる。       Daedalornithes(アマツバメ目+ズクヨタカ科)     ヨタカ科     ガマグチヨタカ科     オーストラリアガマグチヨタカ属     Rigidipenna       ガマグチヨタカ属       Sibley分類ではヨタカ亜目 Caprimulgi(伝統的なヨタカ目に相当)ガマグチヨタカ下目 Podargides とされ、ヨタカ下目 Caprimulgide(他の全てのヨタカ目に相当)と姉妹群考えられていた。また、ガマグチヨタカ科オーストラリアガマグチヨタカ科分かれていた。

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系統と分類

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ホウセキドリ属」の記事における「系統と分類」の解説

トゲハシムシクイ科姉妹群である。 ミツスイ上科オーストラリアムシクイ科 Maluridae     ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae     ミツスイ科 Meliphagidae     ホウセキドリ科 Pardalotidae   トゲハシムシクイ科 Acanthizidae Sibley分類ではヒゲムシクイ科とトゲハムシクイ科がホウセキドリ科含められ現在のホウセキドリ科ホウセキドリ亜科 Pardalotidae とされていた。ただし、ヒゲムシクイ科系統的にやや離れており、Sibleyホウセキドリ科単系統性疑わしい

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系統と分類

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ゲイコツナメクジウオ」の記事における「系統と分類」の解説

ナメクジウオ脊索動物門頭索動物亜門分類される動物総称である。頭索動物亜門はすべてナメクジウオ綱・ナメクジウオ目・ナメクジウオ科に含まれるが、ナメクジウオ科はナメクジウオ属、カタナメクジウオ属、オナガナメクジウオ属の3属に分けられる。(オナガナメクジウオ属は一時期カタナメクジウオ属に含まれるとされていたが、その後の研究により形態的にも遺伝的に区別できる独立の属とされている。) 本種はオナガナメクジウオ属に分類されるミトコンドリアDNA用いた分子系統解析によって、オナガナメクジウオ属はナメクジウオ科3属のなかでもっとも初期分岐した系統であり、そのなかでも本種は最初に分岐した推定されている。したがって本種は頭索動物亜門なかでもっとも古い系統属す現生種だと考えられるので、同じ脊索動物門属す脊椎動物起源研究する手がかりとなることが期待されている。

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系統と分類

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パルモフィルム藻綱」の記事における「系統と分類」の解説

プラシノコックス目の藻類は、光合成色素組成類似していることから、当初マミエラ目 (当時プラシノ藻綱2020年現在はマミエラ綱) に分類されていた。しかし分子系統学研究からは、マミエラ目との近縁性は支持されていない。プラシノコックス目は、環境DNA研究において、prasinophyte clade VIよばれる系統群相当する一方、パルモフィルム目の藻類奇妙な海産緑藻 (肉眼視できる大きさ群体形成するため海藻として扱われることもある) として知られ古くはその体制 (パルメラ群体) に基づいてヨツメモ目などに分類されていた。しかし分子系統学研究により、緑色植物初期分岐群1つであることが示され独立の目 (パルモフィルム目) が提唱された。 さらにその後、プラシノコックス目とパルモフィルム目が近縁であることが明らかとなった。そのため、プラシノコックス目とパルモフィルム目を合わせた分類群として、パルモフィルム藻綱 (Palmophyllophyceae) が提唱された。パルモフィルム類は緑色植物の中で最も初期 (緑藻植物ストレプト植物分岐前) に分岐した生物群であることが示唆されたこともあるが、2020年現在では一般的に緑藻植物における初期分岐群1つ考えられている。 2019年現在、9種が知られ、2目2科5属に分類されている。ただしプラシノコックス目がパルモフィルム目に対して側系統である可能性示されている。 パルモフィルム藻綱属までの分類体系一例 (2019年現在)パルモフィルム藻綱 Palmophyllophyceae Leliaert, Tronholm, Lemieux, Turmel, DePriest, Bhattacharya, Karol, Fredericq, Zechman & Lopez-Bautista, 2016プラシノコックス目 Prasinococcales Guillou et al., 2004プラシノコックス科 Prasinococcaceae Leliaert, Tronholm, Lemieux, Turmel, DePriest, Bhattacharya, Karol, Fredericq, Zechman & Lopez-Bautista, 2016プラシノコックス属 Prasinococcus Miyashita & Chihara, 1993 プラシノデルマ属 Prasinoderma T.Hasegawa & M.Chihara, 1996 パルモフィルム目 Palmophyllales Zechman, Verbruggen, Leliaert, Ashworth, M. A. Buchheim, Fawley, H. Spalding, Pueschel, J. A. Buchheim, Verghese & Hanisak, 2010パルモフィルム科 Palmophyllaceae Zechman, Verbruggen, Leliaert, Ashworth, M. A. Buchheim, Fawley, H. Spalding, Pueschel, J. A. Buchheim, Verghese & Hanisak, 2010パルモクラスルス属 Palmoclathrus Womersley, 1971 パルモフィルム属 Palmophyllum Kützing, 1847 ベルディゲラス属 Verdigellas D.L.Ballantine & J.N.Norris, 1994

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系統と分類

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ヨシキリ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹の科間は Johansson et al. (2008); Irestedt et al. (2011); Alström et al. (2011)、科内は Fregin et al. (2009)より。Clade H は Johansson et al. による仮の系統名である。 Clade H ヨシキリ科   シマヨシキリ属 Nesillas   ヨシキリ属Acrocephalus     バスラオオヨシキリ     Calamocichla   Acrocephalus sensu stricto     Calamodus   Notiocichla   キイロムシクイ属Iduna   ハシブトオオヨシキリその他のキイロムシクイ属   ハシボソキイロムシクイ属 Calamonastides   ウタイムシクイ属 Hippolais     センニュウ科 Locustellidae     ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae   テトラカヒヨドリ科 Bernieridae ヨシキリ科は Alström et al. (2006)により新たに命名された科であり、センニュウ科ミズベマネシツグミ科・テトラカヒヨドリ科と近縁である。伝統的にムシクイ類含められ、他のムシクイ類と共にヒタキ科ウグイス亜科ウグイス科ウグイス科ヨシキリ亜科などに分類されてきた。 ヨシキリ科には5つの属が含まれ、これらは全て単系統である。 かつてはヨシキリ科の属の多くは非単系統だったが、多系統だったウタイムシクイ属 Hippolais の一部を Iduna 属に分離し、さらに Iduna 属にキイロムシクイ属 Chloropeta(ただしハシボソキイロムシクイ Calamonastides を分離)とハシブトオオヨシキリ A. aedon を移すことで、それぞれの属は単系統となったハシブトオオヨシキリ単型属 Phragamaticola とする説もある。ヨシキリ属は多様性大きいため、Calamodus 属(#属と種コヨシキリ~セスジコヨシキリ ?)と Notiocichla 属(コバネヨシキリ~ヌマヨシキリ ?)、さらに Calamocichla 属(ケープベルデアシナガヨシキリ~ロドリゲスヤブセンニュウ ?)を分割する説もある。 古くインド洋島嶼性のヤブセンニュウ属 Bebrornis が独立となっていたが、ヨシキリ属へ統合された。 セッカ科 Cisticolidae のスナチムシクイ Scotocerca 1属1種ヨシキリ科基底位置するとする説もあったが、けっきょくウグイス科移された。

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系統と分類

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メボソムシクイ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹の科間は Alström et al. (2006); Johansson et al. (2008)より、科内は主にJohansson et al. (2007)、補助的に Olsson et al. (2005); Olsson et al. (2005); Price (2010)より。Clade I は Johansson et al. (2008) による、clade 1–2, A–C は Olsson et al. による、数字Price による仮の系統名一部Price系統複数まとめている)である。メボソムシクイ科内ではおよそ750万年上の古さ系統独立して記す(ただし確実な系統のみを記すために一部ずらしている)。種は著名なものか文中現れるもののみ記す。 Clade I     ウグイス科 Cettiidaeエナガ科 Aegithalidae メボソムシクイ科 Clade 1 1–3 狭義モリムシクイ属 Seicercus sensu stricto   ハヤシムシクイ類 Woodland Warblers   C (4) センダイムシクイ・イイジマムシクイ など 5 クリガシラモリムシクイ・チャガシラモリムシクイ (など?) A (6–8) Cryptigata ?ニューギニアムシクイ・ハイガシラモリムシクイ など B (9–12) Acanthopneuste ?メボソムシクイ・エゾムシクイ・ヤナギムシクイ など Clade 2 1318 キマユムシクイ・カラフトムシクイ など   1921 2224 キタヤナギムシクイ・チフチャフ など 25 26 モリムシクイ など   チメドリ科メジロ科ダルマエナガ科 メボソムシクイ科は Alström et al. により新たに認識され命名された科であり、ウグイス科エナガ科近縁である。 メボソムシクイ科強く支持される2つ単系統分かれ、これらが分岐したのは1200万年前である。 一方分類上はメボソムシクイ科は、メボソムシクイ属 Phylloscopus とモリムシクイ属 Seicercus の2属に分類されている(ただしモリムシクイモリムシクイではなくメボソムシクイ属である)。しかしこれらの2属はいずれ単系統ではない。モリムシクイ属は Clade 1 内の複数個所分散した多系統で、側系統メボソムシクイ属に内包されるメボソムシクイ属の一部が Cryptigata 属(模式種 ニューギニアムシクイ)や Acanthopneuste 属(模式種 メボソムシクイ)とされたこともあったが、これらも多系統である。 モリムシクイ属は多系統だが、数種を除いた大多数の種は単系統を成す(図の狭義モリムシクイ属)。別系統の種のうちハイガシラモリムシクイはモリムシクイ属から除外され、さらにクリガシラモリムシクイ・チャガシラモリムシクイを除外する説もある。 メボソムシクイ属は側系統なので、内包するモリムシクイ属を含めるか、複数属に分割する必要がある分割する場合模式種のキタヤナギムシクイ P. trochilus は Clade 2 にあるため、少なくとも Clade 1 内の種は Phylloscopus から分離されることになる。Clade A が Cryptigata 属、Clade B が Acanthopneuste 属(和名 メボソムシクイ属 ?)となりうることが示されている。ただし Clade B の単系統性不確実である。Clade A と Clade B が分岐したのは750万年前であり、仮にこの基準メボソムシクイ全体分割する10前後となる(図の各にほぼ対応する)。 ハヤシムシクイ類は Johansson et al.; Price では扱っていないが(そのため番号がない)、Olsson et al. では狭義モリムシクイ属の姉妹群とする弱い結果出ている。

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系統と分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/01 14:21 UTC 版)

アリサザイ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Moyle et al. (2009)より。 タイランチョウ亜目   旧世界亜鳴禽類 新世界亜鳴禽類 カマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae カマドドリ小目     カマドドリ科 Furnariidae   アリツグミ科 Formicariidae     ジアリドリ科 Grallariidae   オタテドリ科 Rhinocryptidae アリサザイ科   アリサザイ属 Conopophagaアリヤイロチョウ属 Pittasoma   ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae   タイランチョウ下目 Tyrannides カマドドリ下目構成する4つ系統(2小目と2科)の1つである。Sibley & Ahlquist (1990) ではカマドドリ小目含められていたが、単系統性疑わしく分離された。 2属が含まれ互いに姉妹群である。しかし、伝統的にアリサザイ属 Conopophaga だけの単型科だった。アリヤイロチョウ属 Pittasoma は、伝統的にアリドリ科 Formicariidae現在のアリドリ科 Thamnophilidae + アリツグミ科 Formicariidae + ジアリドリ科 Grallariidae)に、Sibley & Ahlquist (1990) ではジアリドリ科 Formicariidae現在のアリツグミ科 Formicariidae + ジアリドリ科 Grallariidae)に分離されていた。

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ドードー科」の記事における「系統と分類」の解説

ミノバト属 Caloenas と姉妹群である。この属で唯一現生するミノバトインド洋反対側のニコバル諸島固有種である。ただし、2つ絶滅種があり、属の生息域少なくともメラネシア及んでいた。 次いでオオハシバト Didunculus・カンムリバト属 Goura近縁である。これは形態からも支持される。ただしどちらがより近いかは研究により異なる。この系統にはさらに絶滅したカンザシバト Microgoura が含まれる可能性がある。 次いでゴクラクバト Otidiphaps・ハシブトバト Trugon が近縁である。 これらの近縁種はいずれも、東南アジア・メラネシアの島嶼ニューギニア島を含む)に生息するもしくはしていた。       ドードー科 ドードー属   †ドードー Raphus cucullatus   †レユニオンドードー Raphus solitarius   †ロドリゲスドードー Pezophaps solitaria   ミノバト属 Caloenas   オオハシバト Didunculus     カンムリバト属 Goura   ? †カンザシバト Microgoura   ゴクラクバト Otidiphaps   ハシブトバト Trugon ドードー科(あるいはドードー)の系統位置については長い論争があった。Clusius (1605) は走鳥類 Ratite含め中でも、Linnaeus (1758) はダチョウLesson (1831) はヒクイドリ、Temminck (1820) はキーウィ近縁だとした。一方、Jonston (1657) はハクチョウ近縁だとした。 Reinhardt (1843) により初めハト科近縁だとされ、以後その説が標準となったが、Martin (1904) などは独立したドードー目 Raphiformes に分離した。 Verheyen (1957) は Caleonididae(sic) 科のドードー亜科 Raphinae とした。分子系統によりドードー科が科の地位失ってからは、ドードー亜科復活させることもある。ただし、分子系統により同時にハト科亜科分類否定され使われなくなったこと、ドードー科亜科よりかなり下のレベルとなったことにより、ドードー亜科として記述される機会多くない

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セイタカシギ科」の記事における「系統と分類」の解説

系統樹は Balker et al. (2007)による。 セイタカシギ亜科 sensu S&A     トキハシゲリ科 Ibidorhynchidae   ミヤコドリ科 Haematopodidae セイタカシギ科 stilts   セイタカシギ属 Himantopus   ムネアカセイタカシギ Cladorhynchus   ソリハシセイタカシギ属 Recurvirostra トキハシゲリ Ibidorhyncha をトキハシゲリ亜科 Ibidorhynchinae として含める(狭義セイタカシギ科セイタカシギ亜科 Recurvirostrinae となる)説もあったが、トキハシゲリ近縁ではあるものの別系統であり、単型トキハシゲリ科分離された。 Sibley & Ahlquist (1990) は(トキハシゲリ含めセイタカシギ族 Recurvirostrini としており、セイタカシギ族とミヤコドリ族(ミヤコドリ属 Haematopus のみ、現在はミヤコドリ科)を合わせてセイタカシギ亜科としていた。 シギ科 Scolopacidae とは特に近縁ではない。

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系統と分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/20 06:25 UTC 版)

ショウジョウコウカンチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説

9初列風切をもつ nine-primaried oscines の1科である。 かつてはコウカンチョウ科訳した。これはかつてコウカンチョウ Paroaria coronata がこの科に含まれていたためである。しかしコウカンチョウ属 Paroaria の科分類流動的で、Tordoff & Arbor (1954)がホオジロ科移し、さらに Yuri & Mindell (2002) がフウキンチョウ科移したため、現在はこの科に含まれない

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系統と分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/26 14:52 UTC 版)

ホオジロ科」の記事における「系統と分類」の解説

科間の系統関係は Klicka et al. (2007); Weir et al. (2009)より。伝統的に狭義ホオジロ科だった属を含む科に☆をつけた。ホオジロ科内部系統は主に DaCosta et al. (2009)、補助的に Cadena et al. (2007)より。いくつかの単型属ゴマフヒメドリ Xenospiza、オジロヒメドリ Pooecetes、ヒバリヒメドリ Chondestes、キューバシトド Torreornis、アオノジコ Porphyrospiza、コクカンチョウ Gubernatrix は系統位置不明記載されていないnine-primariedoscines   アトリ科 Fringillidae New Worldnine-primariedoscines       アメリカムシクイ科 Parulidae   ムクドリモドキ科 Icteridae ホオジロ科 旧世界ホオジロ類(buntings) ホオジロ属 Emberiza 新世界ホオジロ類(American sparrows)     ヤブスズメモドキ属 Peucaea   イナゴヒメドリ属 Ammodramus   オリーブシトド属 Arremonops   チャガタスズメモドキ属 Rhynchospiza   ヤブフウキンチョウ属 Chlorospingus               スズメモドキ属 Aimophila   ? ホオグロシトド Oriturus   カオジロシトド属 Melozone       ヤブシトド属 Atlapetes   キモモシトド属 Pselliophorus   トウヒチョウ属 Pipilo   オオアシシトド Pezopetes     イナゴヒメドリ属 Ammodramus     ウタスズメ属 Melospiza   クサチヒメドリ Passerculus       ユキヒメドリ属 Junco   ミヤマシトド属 Zonotrichia   ゴマフスズメ Passerella   シズカシトド属 Arremon       ノドグロヒメドリ属 Amphispiza   カタジロクロシトド Calamospiza   ヒメドリ属 Spizella   フウキンチョウ科 Thraupidae ☆   ショウジョウコウカンチョウ科 Cardinalidae ☆   ツメナガホオジロ科 Calcariidae ☆ ホオジロ科は、9初列風切を持つ nine-primaried oscines の1科である。その中でムクドリモドキ科アメリカムシクイ科単系統作り、おそらくムクドリモドキ科姉妹群である。 ホオジロ科大きく旧世界ホオジロ類 (buntings) と新世界ホオジロ類 (American sparrows, New World sparrows) の2つ系統分かれる。これらが別系統だとするやや不確実な結果もあるが、別の研究では単系統性強く支持されている。 旧世界ホオジロ類はホオジロ属 Emberiza 1属のみである。かつては3つの単型属内包し側系統だったが、それらは全てホオジロ属統合された。新世界ホオジロ類は20余りの属からなる。 和名は旧世界ホオジロ類は「〜ホオジロ」、新世界ホオジロ類は「〜シトド」が多いが、がんらいシトドとはホオジロ異称である。

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