系統と分類
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系統伝統的分類古い分類下目亜目目コチャタテ亜目 Trogiomorpha チャタテムシ目Psocoptera チャタテ亜目 Psocomorpha ウロコチャタテ下目 Amphientometae コナチャタテ亜目Troctomorpha Sphaeropsocidae Nanopsocetae フトチャタテ科 Pachytroctidae コナチャタテ科 Liposcelididae マルツノハジラミ亜目 Amblycera シラミ目Phthiraptera ハジラミ目Mallophage ホソツノハジラミ亜目 Ischnocera ゾウハジラミ亜目 Rhynchophthirina シラミ亜目 Anoplura シラミ目 Anoplura 伝統的な2目のうち、チャタテムシ目は側系統である。シラミ目は、マルツノハジラミ亜目が別の系統に属するので、多系統である。 伝統的には7亜目に分かれる。このうちコナチャタテ亜目は側系統であり、分岐分類学的な立場からは認められない。そのため、シラミ目の4亜目をコナチャタテ亜目Nanopsocetae下目に含めるなどの分類が提案されているが、確立した系統分類はまだない。 古い分類での3目は、それぞれ生態に対応している。 チャタテムシ - 非寄生性 ハジラミ - 咀嚼性の寄生昆虫 シラミ - 吸収性の寄生昆虫
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:41 UTC 版)
オーストラリアムシクイ属 Malurus +ヒロハシムシクイ属 Clytomyias と姉妹群であり、それらと共にオーストラリアムシクイ亜科を構成する。 オーストラリアムシクイ科 オーストラリアムシクイ亜科 オーストラリアムシクイ属 ヒロハシムシクイ属 エミュームシクイ属 セスジムシクイ亜科 セスジムシクイ属 セアカパプアムシクイ属 Sibley分類ではオーストラリアムシクイ科の中でセスジムシクイ属、エミュームシクイ属の順に枝分かれしたと考えられており、オーストラリアムシクイ亜科エミュー族 Stipiturini の唯一の属に分類されていた。 なお、エミュー(ヒクイドリ目)ともムシクイ(真のムシクイはウグイス上科メボソムシクイ科)とも特に近縁ではない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/30 07:12 UTC 版)
ハエ下目とその近縁群の系統を次に示す 。 ハエ亜目 ミズアブ下目 Stratiomyomorpha キアブ下目 Xylophagomorpha アブ下目 Tabanomorpha ハエ下目 ツリアブモドキ上科 Nemestrinoidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) ムシヒキアブ上科 Asiloidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) Eremoneura オドリバエ上科 Empidoidea (旧ムシヒキアブ下目の一部) 環縫群 Cyclorrhapha (旧ハエ下目) ハエ下目からは、3つの上科が順に分岐し、その後に環縫群が放散した(環縫群は非常に多くの上科を含むためそれらの上科は図から省略)。 かつては、この基部的な3上科がムシヒキアブ下目 Asilomorpha、それ以外すなわち環縫群がハエ下目に分けられていた。しかし、ムシヒキアブ下目はここで図示したように側系統だと判明したため、ハエ下目に統合された。これにともない、環縫群はハエ下目内のいち内部系統となった。 また、現在の (環縫群 + オドリバエ上科) を Muscomorpha(ただし「蠅群」と訳す)とする説もあった。このグループは現在では Eremoneura と呼ばれる。 ハエ下目の科・種の大半は環縫群のものである。3つの基部的な上科がそれぞれ順に2科700種、6科1万2000種、2科1万種からなるのに対し、環縫群は少なくとも83科5万4000属からなる。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/11 04:02 UTC 版)
系統樹は Alström et al. (2011)より。 Horornis ウグイス H. diphone cantans 標本1 : ウグイス 標本n マンシュウウグイス H. diphone canturians チョウセンウグイス H. borealis フィリピンウグイス H. seebohmi チョウセンウグイスはかつてウグイスやマンシュウウグイスなどと共に Horeites 属に分類されていたが、それらと共に一度 Cettia 属に統合されたのち、 Horornis 属として再分離された。 以前は、マンシュウウグイス H. canturians の亜種とするか、あるいはウグイス H. diphone を広義にとらえマンシュウウグイスもチョウセンウグイスもその亜種とする説が有力だった。しかし分子系統により、チョウセンウグイスはウグイスやマンシュウウグイスから系統的に離れていることが判明し、独立した種とされた。一方、マンシュウウグイスはウグイスの1亜種 H. diphone cantans の系統内にあり、ウグイスに含められた。 チョウセンウグイス+ウグイス(マンシュウウグイスを含む)+フィリピンウグイス H. seebohmi は単系統をなす。この3種間の系統関係は不確実だが、低い確度で、チョウセンウグイスとフィリピンウグイスが近い可能性が高い。 マンシュウウグイスは日本ではまれに観察され、チョウセンウグイスより体の上面の色が濃い。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:45 UTC 版)
分子系統解析から、緑藻植物門における初期分岐群の1つであることが認識されるようになった藻類群である。当初は未同定株や環境DNAしか知られておらず、prasinophyte clade VIIA および VIIB とよばれていた (それぞれ Chloropicon, Chloroparvula に相当する)。その後、形態観察を含めた研究が行われ、新綱が設立された。2019年現在、2属8種が知られる。 クロロピコン藻綱の種までの分類体系 (2019年現在)クロロピコン藻綱 Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン目 Chloropicales Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロピコン科 Chloropicaceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロパルブラ属 Chloroparvula Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloroparvula japonica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloroparvula pacifica Lopes dos Santos, Noël & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 クロロピコン属 Chloropicon Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017Chloropicon laureae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon mariensis Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon maureeniae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon primus Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon roscoffensis Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017 Chloropicon sieburthii Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:45 UTC 版)
ペディノ藻は、緑藻植物門における初期分岐群の1つである。比較的古くから特異な緑藻として知られ、単純な細胞構造をしているため原始的な緑色植物と考えられることが多かった (ただし現在ではこの単純性は二次的な単純化によるものと考えられている)。プラシノ藻綱またはロクソ藻綱 (Loxophyceae) に分類されることもあったが、比較的早い段階から独立した綱として扱われるようになった。 分子系統解析からは、緑藻植物のほとんどの種を含む系統群であるUTC系統群 (アオサ藻綱、トレボウクシア藻綱、緑藻綱) やクロロデンドロン藻綱に近縁であることが示唆されており、これらを合わせて系統群名として"コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta)、分類群名として緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) とよばれることがある。葉緑体遺伝子の系統解析からは、クロレラ目 (トレボウクシア藻綱) との近縁性が強く支持されるが、その他の分子形質及び形態形質からはこの関係は支持されない。 クロララクニオン藻の1種がペディノ藻であると誤同定されていたことがあり、この株をもとにした系統解析からペディノ藻が緑色植物の中で最初に分かれたグループであるとされていたことがある。 2019年現在、5属20種ほどが知られており、2目3科に分類されている。スコウルフィエルディア目 (Scourfieldia のみを含む) を暫定的にペディノ藻綱に分類することもあるが、2019年現在これを支持する分子情報はない。 ペディノ藻綱の属までの分類体系の一例 (2019年現在)ペディノ藻綱 Pedinophyceae Moestrup, 1991ペディノモナス目 Pedinomonadales Moestrup, 1991ペディノモナス科 Pedinomonadaceae Korshikov, 1938Chlorochytridion Vischer, 1945 Pedinomonas Korshikov, 1923 マルスピオモナス目 Marsupiomonadales Marin, 2012レスルトモナス科 Resultomonas Marin, 2012Resultomonas Marin, 2012 マルスピオモナス科 Marsupiomonadaceae Marin, 2012Marsupiomonas H.L.J.Jones, B.S.C.Leadbeater & J.C.Green, 1994 Protoeuglena R.Subrahmanyan, 1954
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/02 17:32 UTC 版)
系統樹の科間は hackett et al. (2008)、科内は Penhallurick & Wink (2004)より。 ミズナギドリ目 アホウドリ科 Diomedeidae ミズナギドリ科 Procellariidae モグリウミツバメ科 Pelecanoididae ウミツバメ亜科 ヒメウミツバメ Hydrobates ウミツバメ属 Oceanodroma* アシナガウミツバメ亜科 アシナガウミツバメ属 Oceanites ヒメアシナガウミツバメ Garrodia カオジロウミツバメ Pelagodroma シロハラウミツバメ属 Fregetta ノドジロウミツバメ Nesofregetta ウミツバメ科は、北半球を中心に生息するウミツバメ亜科 Hydrobatinae と、南半球を中心に生息するアシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae の2亜科に分かれる。これらはいずれも単系統だが、これらを合わせたウミツバメ科が単系統をなすかは疑わしい。アシナガウミツバメ科 Oceanitidae を分離する説もある。 ウミツバメ亜科の大半を占めるウミツバメ属 Oceanodroma は、ヒメウミツバメ Hydrobates を内包する側系統であり、属の再編が必要である。しかし、ウミツバメ属の模式種ハイイロウミツバメ Oceanodroma furcata とヒメウミツバメが同属とされる程度に近縁であり、属名 Hydrobates のほうに先取権があるため、属名 Oceanodroma はジュニアシノニムとなり使えなくなる。そのため、ウミツバメ属全体をヒメウミツバメ属に含める提案や、Hydrobates・Cymochorea・Halocyptena・Thalobata の4属に再編する提案があるが、系統関係が不確実なためもあり、広く認められた新分類はまだない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 05:35 UTC 版)
かつて Pitohui 属には上記6種にモリモズ Pitohui tenebrosa (Morningbird) を加えた7種が含まれ、モリモズ属と呼ばれていた。しかしすぐにモリモズ Morningbird は Pitohui 属でなくモズツグミ属 Colluricinclaへ分類するのが適当ではないかといった説が有力になり、やがて学名は Colluricincla tenebrosa と記されるようになった。また、学者によってはこの種を Malacolestes へ分類するなど、その扱いはまちまちであった。 2013年になり、モリモズMorningbirdは、実は属の異なる2種から成ることがわかり、それを機に モズヒタキ属 Pachycephala に分類され、学名は Pachycephala tenebrosa となった。このとき、新たに分離された別種がモリモズ Morningbird に充てられていた学名 Colluricincla tenebrosa を引き継ぎ、この別種の英名はSooty shrikethrushとされた。 このような経緯から、標準和名のモリモズはMorningbird, Sooty shrikethrushどちらに用いるのにも不適当となり、宙に浮いた状態となっている。もっとも、どちらの種も2017年現在においては Pitohui 属ではないので、 Pitohui 属をモリモズ属と呼ぶのは不適切である。 モリモズを除いた6種は引き続きモズヒタキ科 Pitohui 属に残された。しかし、これらもまた多系統であるとされ、改めて4属に分類し直された。 2017年現在、これらはカラス上科内の3科に分散している。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 02:32 UTC 版)
本種は古くからタケ類に近縁なものと考えられていた。その苞葉の多い花の構造など、木性のタケ類に近いとの声もあり、いずれにせよタケ亜科 Bambusoideae とする説が広く受け入れられた。ただし異説は多く、イネ属 Oryza に近いとかキビ連 Paniceae とする説なども唱えられた。これらは小穂の構造が独特で、他のイネ科と比較検討が難しかった点などが大きき関わっている。他方で本属がイネ科の中でもっとも原始的なもの、との考えも強く示されてきた。他方、イネ科に含めていいのかどうか、という疑問もあった。 本属の小穂がイネ科一般の小穂の構造に当てはめられないことから、本属の小穂を偽小穂といい、このような構造を持つものはイネ科には本属の他に1属しかない。そのもう1属はアノモクロア属 Anomochloa で、この属の唯一の種は記載された後、野外で発見されない期間が100年ばかりあり、一時は絶滅したものと見なされた。その点、本属のものは新熱帯域に広く分布し、標本も手に入りやすかったために多くの研究がなされた。Hubbardは1935年に本属を単独で独立の連、ストレプトカエタ連 Streptochaeteae とすることを唱え、同時にこれを Bambusae に近いものとした。同様の扱いをする研究者は多かった。Judziewicz & Soderstron(1989)はこの2属を細胞レベルの解剖学から染色体まで検討した上で、この2属が近縁であること、多くの点でタケ亜科としては特殊であることを挙げた上で、少なくともイネ科であることは間違いないとし、タケ亜科に含めたままにする判断をしている。 草本性のタケ類には上記の2属の他にもイネ科の中で原始的とされている属が幾つもあり、それらの形態学的な研究と、近年はこれに分子系統の情報を合わせての判断では、本属のみを含むストレプトカエタ連はアノモクロア属のみを含むアノモクロア連と近縁であり、これをアノモクロア亜科 Anomochlooideae とすること、そしてこの亜科がタケ亜科のみならずこの亜科以外のイネ科のすべての群に対して姉妹群をなすことが認められている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 16:06 UTC 版)
1826年、ナサニエル・ウォーリッチ (Nathanial Wallich) はペグー (バゴー) で得られた試料をもとにした報告を送り、1827年に Hydrostemma linguiforme として記載された。しかしウォーリッチは同年に同じものを Barclaya longifolia の名でも記載している (改名の理由は不明)。先取権は Hydrostemma にあるが、Barclaya の方が一般的に使われていたため、これを保存名とすることが提唱され、認められている。 バルクラヤ属はスイレン科の他の属との近縁性は認識されていたものの、特異な形態 (合弁花冠など) をもつため、バルクラヤ科 (Barclayaceae) として独立の科に分類されることもあった。しかし2020年現在では、バルクラヤ属は明らかにスイレン科に含まれることが分子系統学的研究から示されている。スイレン科の中では、バルクラヤ属はスイレン属 + オニバス属 + オオオニバス属の姉妹群であることが示唆されている。 バルクラヤ属には、4種ほどが知られる (下表)。 バルクラヤ属の種までの分類体系の一例バルクラヤ属 Barclaya Wall., 1827Barclaya kunstleri (King) Ridl., 1922= Barclaya motleyi ssp. kunstleri King; Hydrostemma kunstleri (King) B.C.Stone, 1982 Barclaya longifolia Wall., 1827= Barclaya oblonga Wall.; Barclaya pierreana Thorel ex Gagnep., 1908; Hydrostemma longifolium (Wall.) Mabb., 1982 Barclaya motleyi Hook.fil., 1862= Barclaya hirta (Kurz ex Teijsm. & Binn.) Miq., 1870; Hydrostemma motleyi (Hook.fil.) Mabb., 1982; Nymphaea hirta Kurz ex Teijsm. & Binn., 1864 Barclaya rotundifolia Wall., 1827
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
ヤツガシラ亜目 Upupes, Upupae と姉妹群で、共にサイチョウ目を構成する。 伝統的にはブッポウソウ目サイチョウ亜目とされてきたが、キツツキ目の外側に位置したため、姉妹群のヤツガシラ亜目と共にサイチョウ目として分離された。 Sibley分類では、サイチョウ亜目・ヤツガシラ亜目をそれぞれサイチョウ目・ヤツガシラ目 Upupiformesとしていた。 絶滅科としてMesselirrisoridaeが属す。 ブッポウソウ目 キツツキ目 サイチョウ目 ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科 Phoeniculidae サイチョウ亜目 サイチョウ科 Bucerotidae ジサイチョウ科 Bucorvidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
キツツキ目の2亜目の片方で、もう1つのキツツキ亜目 Pici とは姉妹群である。Sibley分類ではこれらの群をキツツキ目 Piciformes・キリハシ目 Galbuliformes としていた。 2科に分かれる。キリハシ下目 Galbulides とオオガシラ下目 Bucconides に分けることもある(通常の科分類ではいずれも単型となる)。 キツツキ科以外のキツツキ目全てをキリハシ亜目とする分類もあった。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科 Galbulidae オオガシラ科 Bucconidae キツツキ亜目 オオハシ下目 ゴシキドリ科 Megalaimidae オオハシ科 Ramphastidae ハバシゴシキドリ科 Lybiidae キツツキ下目 キツツキ科 Picidae ミツオシエ科 Indicatoridae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:32 UTC 版)
タチヨタカが属するヨタカ目はアマツバメ目を内包する側系統である。そのためヨタカ目を複数の単系統の目に分割し、タチヨタカ科のみでタチヨタカ目 Nyctibiiformes とする説がある。 タチヨタカ科の類縁関係ははっきりしない。分子系統からはアブラヨタカ科(ただし弱い)、形態系統からはヨタカ科が姉妹群だという結果が出ている。 Sibley分類では、ヨタカ亜目(ヨタカ目に相当)ヨタカ下目アブラヨタカ小目タチヨタカ上科 Nyctibioidea の唯一の科であり、アブラヨタカ上科(アブラヨタカ科のみ)と姉妹群だと考えられていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:55 UTC 版)
以前はタカ目 Falconiformes の3亜目の1つだったが、タカ目とハヤブサ目が分離された結果、タカ目 Accipitriformes の2亜目の1つとなり、コンドル科以外の全ての科を含む。 タカ目からコンドル目を分離する説があり、その場合はタカ目にはタカ亜目のみが残される。なおタカ目の単系統性には若干の不確かさがあるが、タカ亜目の単系統性は強く支持されている。 Sibley et al. (1988) はタカ小目 Accipitrida とした。 学名 Accipitres は古くはリンネが目として使っており、現在のタカ目・ハヤブサ目・フクロウ目・モズ科が含まれていた。 タカ目 コンドル亜目 コンドル科 Cathartidae タカ亜目 ヘビクイワシ科 Sagittariidae タカ上科 ミサゴ科 Pandionidae タカ科 Accipitridae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 05:55 UTC 版)
古くは5属8種からなっていたが、レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae とミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae が分離され、レンジャク属のみが残された。これらの3科は、他の数科と共にレンジャク上科 Bombycillidae に含まれるが、互いの系統関係は不明確である。 レンジャク上科 ヤシドリ科 Dulidae ミミグロレンジャクモドキ科 Hypocoliidae ミドリモズビタキ科 Hylocitreidae †フサミツスイ科 Mohoidae レンジャク科 Bombycillidae レンジャクモドキ科 Ptilogonatidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 08:23 UTC 版)
この類はクモ類の中で特に原始的な特徴を持つものと考えられる。二対の書肺や歩脚と触肢の分化がさほど見られない点はトタテグモ亜目のものとも共通であるが、腹部に見られる体節の痕跡や付属肢由来であることを強く示唆する糸疣の状態などはこの類だけに見られるものである。古生代デボン紀から石炭紀の化石として知られるごく初期のクモ類には、この類と共通の特徴が見られる。そのためにこの科のクモは生きた化石とも言われる。 このような特徴は現生種ではこの科のみであるから、単独でそれ以外の全てのクモ類に対置してハラフシグモ亜目 Mesothelae を構成する。分岐図では、クモ目のうちの一番基部で分岐したとの結果が得られている。この亜目は別名を中疣類と言い、これは糸疣が腹部下面の中央にあることによる。なお、かつてはこれを古疣類 Archaeothelae と称した。 かつては糸疣を四対八個持つものをハラフシグモ科、七つのものをキムラグモ科としたが、現在では両者をハラフシグモ科に含め、それぞれを亜科の位置に扱っている。 ハラフシグモ亜科には1属47種があり、キムラグモ亜科には5属32種が知られる。日本からはオキナワキムラグモ属に7種、キムラグモ属に9種が記載されている。詳細についてはハラフシグモ科の属種を参照されたい。 Liphistiidae ハラフシグモ科 Liphistiinae ハラフシグモ亜科Liphistius ハラフシグモ属 Heptathelinae キムラグモ亜科Abcanthela Heptathela キムラグモ属:キムラグモ Ryuthela オキナワキムラグモ属 Songthela Vinathela ハラフシグモ属の1種 オキナワキムラグモ
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
系統樹は Irestedt & Ohlson (2008); Jønsson & Fjeldså (2007)より。 広義のスズメ小目 ハゲチメドリ属 Picathartes アカイワトビヒタキ属 Chaetops クイナチメドリ Eupetes オーストラリアヒタキ科 Petroicidae スズメ小目 Passrrida ハゲチメドリ科はアカイワトビヒタキ属+クイナチメドリと姉妹群である。これらの3属はいずれも単型科を作る。これらからなる単系統はスズメ小目と姉妹群で、広義にはスズメ小目に含めることもある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
Sibleyらにより新設された科で、スズメ小目スズメ上科に分類された。しかしその後カラス上科に近縁とされ、再定義された狭義のカラス小目に含められた。しかしその後ふたたび、スズメ小目に近縁である(しかし含まれない)可能性も指摘されている。 Sibleyらはこの科を2族に分けたが、Rhamphocharis はサンプリングされておらず系統位置は不確実である。 パプアハナドリ科 パプアハナドリ族 パプアハナドリ属 Melanocharis ? メスボシハナドリ Rhamphocharis ハシナガミツスイ族 コビトミツスイ属 Oedistoma ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
かつてはスズメ小目スズメ上科に分類されていたが、Baker et al. (2004) に基づきカラス上科に移された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:28 UTC 版)
オオガシラ科と姉妹群であり、キリハシ亜目 Galbulae にまとめられる。 キリハシ科内の系統関係は。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科 ミツユビキリハシ Jacamaralcyon Brachygalba オオキリハシ Jacamerops Galbalcyrhynchus キリハシ属 Galbula オオガシラ科 Bucconidae キツツキ亜目
※この「系統と分類」の解説は、「キリハシ科」の解説の一部です。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:31 UTC 版)
従来ウグイス上科 Sylvioidea やウグイス科 Sylviidae に含められてきたが、単独で上科相当の孤立した系統をなす。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 18:30 UTC 版)
スズメ目の中で最初に分岐し、残りのスズメ目全体(スズメ亜目+タイランチョウ亜目)と姉妹群である。そのため現在は、単独でイワサザイ亜目 Acanthisitti に分類される。 スズメ目 イワサザイ亜目 イワサザイ科 タイランチョウ亜目 スズメ亜目 歴史的には、19世紀以来、亜鳴禽類(現在のタイランチョウ亜目)に含められていたが、1970年代から、鳴禽類(現在のスズメ亜目)に近いとする説などさまざまな説が現れた。 亜鳴禽類/タイランチョウ亜目 Forbes (1882)は鳴管の特徴から、亜鳴禽類に含めた。 Furbringer (1888) は、亜鳴禽類と共に Oligomyodi に含めた。Pycraft (1906)は、気管に鳴管があるタイランチョウ亜目の一部(現在の分類ではカマドドリ下目からオタテドリ科とムナオビオタテドリ科を除く大半)と共に Tracheophoneae 亜目に含め、中でもカマドドリ科に近縁だとした。 亜鳴禽類の中の何に近いかは、さまざまな説が現れた。 1980年代のDNA-DNA交雑法によりこの説は再び唱えられた。Sibley et al. 1982は Oligomyodi 亜目にイワサザイ下目 Acanthisittides としてタイランチョウ下目(タイランチョウ亜目に相当)と共に含めた。Sibley et al. (1988)は、タイランチョウ亜目にイワサザイ下目として含めた。 鳴禽類/スズメ亜目 Sibley (1970)は卵白タンパク質電気泳動から、亜鳴禽類ではなく鳴禽類に近縁だとした。 Feduccia (1977)は鐙骨の特徴から、タイランチョウ目 Tyranniformes とスズメ目を分離し、イワサザイ科はスズメ目に含めた(ただし彼はのちにイワサザイ科の鐙骨は独特だとした)。 Cracraft (1981)は、スズメ亜目に下目不明の科として含めた。Raikow (1987)は、スズメ亜目にイワサザイ下目 Acanthisittides として含めた。 いずれにも近くない Wolters (1977) はイワサザイ亜目とした。 Mayr (1979)は亜目不明とした。
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ホウセキドリ科+トゲハシムシクイ科と姉妹群である。 ミツスイ科内部ではキリハシミツスイ属 Acanthorhynchus が最初に分岐し、その他のミツスイ科は4つの系統に分かれる。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 Maluridae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Clade 1 Clade 2 Clade 3 Clade 4 キリハシミツスイ属 Acanthorhynchus ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae かつてミツスイ科に属す属は現在と若干異なっていたが、Sibleyらは、ミツスイ科からオウゴンミツスイ Cleptornis(現在はメジロ科)、コビトミツスイ属 Oedistoma(パプアハナドリ科)、ハシナガミツスイ属 Toxorhamphus(パプアハナドリ科)、オナガミツスイ属 Promerops(オナガミツスイ科 )を除外し、代わりに、Epthianuridae を統合し Epthianura と キイロヒバリヒタキ Ashbyia を含めた。さらにその後、ハナガオフウチョウ Macgregoria がフウチョウ科から移され、メグロ Apalopteron(メジロ科)、シロツノミツスイ Notiomystis(シロツノミツスイ科)、†Moho、†Chaetoptila が除外された。
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系統と分類
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系統樹は Norman et al. (2009)などより。 モズヒタキ科 ? ホオダレモズガラ Eulacestoma ハシブトモズビタキ Falcunculus ? セレベスモズヒタキ Coracornis モズヒタキ属 Pachycephala クロモリモズ Melanorectes モズツグミ属 Colluricincla Pseudorectes コウライウグイス科 Oriolidae モズ科 Laniidaeオウチュウ科 Dicruridaeオウギビタキ科 Rhipiduridaeカササギヒタキ科 Monarchidaeカラス科 Corvidaeオオツチスドリ科 Corcoracidaeフウチョウ科 Paradisaeidae モズヒタキ科はカラス上科に含まれ、カラス上科の中ではカラス科など7科からなる系統と近縁だが、コウライウグイス科 Oriolidae がさらに近縁な可能性がある。
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「オーストラリアマルハシ科」の記事における「系統と分類」の解説
ハシリチメドリ科 Orthonychidae と姉妹群であり、この2科からなる系統はスズメ亜目の中で比較的初期に分岐した系統の1つである。 以前は、オーストラリアマルハシ科、ハシリチメドリ科の順に分岐したとする説が有力だった。かつてのSibley分類ではカラス上科に含められていた。 スズメ亜目 Menurae コトドリ上科 Menuroidea Passeres ニワシドリ上科 Ptilonorhynchoidea ミツスイ上科 Meliphagoidea オーストラリアマルハシ科 Pomatostomidae ハシリチメドリ科 Orthonychidae その他のスズメ亜目
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次の系統樹は Moyle et al. (2009)より。ただしハシブトメジロ属 Heleia の位置は Gelang et al. (2009)より。カンムリチメドリ属 Yuhina の数種、Apalopteron・セラムメジロ Tephrozosterops・マダンガメジロ Madanga・オニメジロ Megazosterops は図示されていない。Clade A・B は Moyle et al. による仮の系統名、Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科の下位系統である。 Clade I ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科 チメドリ科 s. Gelang チメドリ科 Timaliidae s. AOU メジロ科 シロハラカンムリチメドリ Yuhina diademata ボルネオクリミミチメドリ Yuhina everetti クリミミチメドリ Yuhina castaniceps カンムリチメドリ Yuhina brunneiceps クロアゴカンムリチメドリ Yuhina nigrimenta ノドフカンムリチメドリ Yuhina gularis チャエリカンムリチメドリ Yuhina flavicollis チャバラカンムリチメドリ Yuhina occipitalis ? Zosterornis whiteheadi Clade A ? Zosterornis カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・ウォーレスメジロ Zosterops wallacei・ハシブトメジロ属 Heleia カンムリメジロ属 Lophozosterops の一部・コビトメジロ Oculocincta オウゴンミツスイ Cleptornis Sterrhoptilus Dasycrotapha Clade B メジロ属 Zosterops・メグロメジロ Chlorocharis・メジロモドキ属 Speirops・オオメジロ属 Woodfordia・Rukia ダルマエナガ科 Sylviidae メジロ科は従来はやや狭い範囲に取られていたが、チメドリ科からカンムリチメドリ属 Yuhina が移され、また、モリチメドリ属 Stachyris の一部が Dasycrotapha・Sterrhoptilus・Zosterornis の3属に分離されて移された。この修正によりメジロ科とチメドリ科は姉妹群となる。チメドリ科の範囲には諸説あり、メジロ科をメジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科に含める説もある。 カンムリチメドリ属はメジロ科の中で基底的な側系統である。残りのメジロ科は Clade A と Clade B に分かれる。Clade A は、モリチメドリ属から分離された3属を含む数属と、メジロ属のウォーレスメジロ Zosterops wallacei からなる。カンムリメジロ属など数属は Clade A の中で1つの単系統を作っているが、その中でカンムリメジロ属は多系統である。Clade B は主に、メジロ科の種数の過半を占める大きな属であるメジロ属(ウォーレスメジロ以外)で占められ、その中に、島嶼や高山で地理的に孤立しているいくつかの小さな属が分散して内包されている。 ただし Clade A の単系統性は弱い。さらに Gelang et al. では Zosterornis(ただし Moyle et al. がサンプリングしたのとは別の種)は Clade A + Clade B 系統の外に位置しており、Clade A と Clade B の単系統な姉妹関係を否定している。 従来メジロ科に含まれていたニッケイメジロ Hypocryptadius はスズメ科に移された。
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系統と分類
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系統樹は Ohlson et al. (2007); Tello et al. (2009); ToL (2009)より。 タイランチョウ小目 タイランチョウ科 Tyrannidae カザリドリ科 fruiteaters カンムリカザリドリ属 Ampelion ミドリカザリドリ属 Pipreola ズグロカザリドリ属 Carpornis Ampelioides clade ホオジロカザリドリ Zaratornis ウロコカザリドリ属 Ampelioides Doliornis クサカリドリ属 Phytotoma Rupicola clade イワドリ属 Rupicola アカクロカザリドリ属 Phoenicircus ? Snowornis core cotingas ベニカザリドリ Haematoderus マエカケカザリドリ Querula アカフサカザリドリ Pyroderus ハゲガオカザリドリ Perissocephalus カサドリ属 Cephalopterus カザリドリ属 Cotinga キンクロカザリドリ属 Tijuca ムジカザリドリ属 Lipaugus ハシブトカザリドリ Porphyrolaema スズドリ属 Procnias ムラサキカザリドリ属 Xipholena ユキカザリドリ属 Carpodectes カオグロカザリドリ Conioptilon ハゲクビカザリドリ Gymnoderus マイコドリ科 Pipridae ハグロドリ科 Tityridae カザリドリ科は、新世界亜鳴禽類の2大グループの1つタイランチョウ小目の1科である。ただし小目内の系統関係は解けていない。カザリドリ科の姉妹群についてはマイコドリ科、残りのタイランチョウ小目、ハグロドリ科といった説がある。 ハグロドリ科はタイランチョウ小目内の複数科から近縁な属を集めた科で、カザリドリ科からはハグロドリ属 Tityra・カザリドリモドキ属 Pachyramphus・ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura・モズカザリドリ属 Laniisoma・トガリハシ Oxyruncus が移された。カザリドリ科のハグロドリ亜科とされることもあったが (Prum et al. 2000)、現在は別科とされる。 Ohlson et al. (2007)はカザリドリ科を4つの大きな系統に分けたが、いくつかの属の系統位置は不確実である。ズグロカザリドリ属は4系統のいずれにも属さない。Snowornis は core cotingas 内の基底に位置するが、Rupicola clade に近縁とする説もある。 Prum et al. (2000)はカザリドリ科を4亜科に分けたが、そのうちハグロドリ亜科は現在は別科なので、現在のカザリドリ科は彼らの3亜科にからなる。クサカリドリ亜科 Phytotominae は Ampelion clade に、カザリドリ亜科 Cotinginae は core cotingas(Snowornis を含む)にあたる。イワドリ亜科 Rupicolinae は fruiteaters + Rupicola clade にあたるが、これはおそらく単系統ではない。 ツバメカザリドリ Phibalura・キクイタダキカザリドリ Calyptura の系統位置は不確実であり、国際鳥類学会議 (IOC) やアメリカ鳥学会 (AOU) 南アメリカ分類委員会 (SACC) は科未定としている。 Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目をタイランチョウ科1科とし、カザリドリ科はその中のカザリドリ亜科 Cotinginae としていた。 クサカリドリ属はかつて単型科のクサカリドリ科 Phytotomidae とされたことがあった。
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系統と分類
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系統樹は Gerdner et al. (2010)より。ホウセキドリ科 Pardalotidae と姉妹群である。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 Maluridae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Meliphagidae ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae キンガオモズガラ Pachycare がモズヒタキ科 Pachycephalidae(あるいはオーストラリアヒタキ科 Petroicidae)から移された。一方、以前あった、Amalocichla をオーストラリアヒタキ科から移す説は否定された。 Sibley & Ahlquist (1990) はトゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae(トゲハムシクイ科にあたる、ただしキンガオモズガラ Pachycare を除く)をヤブムシクイ族 Sericornithini とトゲハシムシクイ族 Acanthizini に分けた。これらをヤブムシクイ亜科 Sericornithinae・トゲハシムシクイ亜科 Acanthizinae とすることもある。ただしこれらの族・亜科はいずれも多系統である。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:29 UTC 版)
「オリーブアメリカムシクイ」の記事における「系統と分類」の解説
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 07:05 UTC 版)
真正紅藻は紅藻の中で最大のグループであり、2019年現在およそ6,800種が知られている。果胞子体の存在を特徴とする紅色植物の一群として、古くから認識され、真正紅藻綱または紅藻綱 (Rhodophyceae) 真正紅藻亜綱 (Florideophycidae) に分類されていた。また真正紅藻亜綱と同じ範囲でウミゾウメン亜綱 (Nemaliophycidae; 現在では範囲が変わっており、真正紅藻の一部のみを含む) の名が使われることもあった。真正紅藻以外の紅藻類は、原始紅藻類 (綱または亜綱) としてまとめられていたが、現在では複数の綱に分割されている。紅色植物門の中では、真正紅藻綱はウシケノリ綱の姉妹群であり、両者を合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 伝統的には、真正紅藻は果胞子体の発達様式をもとに4目、後に6目 (ウミゾウメン目、テングサ目、カクレイト目、スギノリ目、マサゴシバリ目、イギス目) に分類されることが多かった。その後、ピットプラグの形式や生殖様式、生活環などに基づいていくつかの目が提唱された (ベニマダラ目、イタニグサ目、カワモズク目、ダルス目など)。さらに2000年代以降は、分子系統学的研究などに基づいて新たな目が次々と提唱されている。2019年現在では、真正紅藻内に約30目が認識されており、これらは5つの亜綱にまとめられている。これら5亜綱の系統関係、および目までの分類体系を以下に示す。 真正紅藻綱 ベニマダラ亜綱 ウミゾウメン亜綱 サンゴモ亜綱 イタニグサ亜綱 マサゴシバリ亜綱 真正紅藻綱5亜綱の系統. 真正紅藻綱の目までの分類体系 (2019年現在)真正紅藻綱 Florideophyceae Cronquist, 1960ベニマダラ亜綱 Hildenbrandiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004ベニマダラ目 Hildenbrandiales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ウミゾウメン亜綱 Nemaliophycidae T.Christensen, 1978カワモズク目 Batrachospermales Pueschel & K.M.Cole, 1982 ロダクリア目 Rhodachlyales G.W.Saunders, S.L.Clayden, J.L.Scott, K.A.West, U.Karsten & J.A.West in J.A. West et al., 2008 チスジノリ目 Thoreales K.M.Müller, Sheath, A.R.Sherwood & Pueschel in K.M.Müller et al., 2002 バリア目 Balliales H.-G.Choi, G.T.Kraft, & G.W.Saunders, 2000 コリノダクティルス目 Corynodactylales G.W.Saunders, Wadland, Salomaki & C.E.Lane, 2019 バルビアニア目 Balbianiales R.G.Sheath & K.M.Müller, 1999 ウミゾウメン目 Nemaliales F.Schmitz in Engler, 1892 エントウィスレイア目 Entwisleiales F.J.Scott, G.W.Saunders & Kraft, 2013 ベニマユダマ目 Colaconematales J.T.Harper & G.W.Saunders, 2002 アクロカエチウム目 Acrochaetiales Feldmann, 1953 ダルス目 Palmariales Guiry & D.E.G.Irvine in Guiry, 1978 サンゴモ亜綱 Corallinophycidae Le Gall & G.W.Saunders, 2007サンゴモ目 Corallinales P.C.Silva & H.W.Johansen, 1986 ロドゴルゴン目 Rhodogorgonales S.Fredericq, J.N.Norris & C.Pueschel, 1995 ハパリデウム目 Hapalidiales W.A.Nelson, J.E.Sutherland, T.J.Farr & H.S.Yoon in W.A.Nelson et al., 2015 エンジイシモ目 Sporolithales Le Gall & G.W.Saunders in Le Gall et al., 2010 イタニグサ亜綱 Ahnfeltiophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004イタニグサ目 Ahnfeltiales Maggs & Pueschel, 1989 ピヒエラ目 Pihiellales J.M.Huisman, A.R.Sherwood and I.A.Abbott, 2003 マサゴシバリ亜綱 Rhodymeniophycidae G.W.Saunders & Hommersand, 2004カギノリ目 Bonnemaisoniales Feldmann & G.Feldmann, 1942 カテネロプシス目 Catenellopsidales K.R.Dixon, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2106 アトラクトフォラ目 Atractophorales Maggs, L.Le Gall, Filloramo & G.W.Saunders in Saunders et al., 2016 イワノカワ目 Peyssonneliales Krayesky, Fredericq & J.N.Norris, 2009 スギノリ目 Gigartinales F.Schmitz in Engler, 1892 ユカリ目 Plocamiales G.W.Saunders & Kraft, 1994 ヒメウスギヌ目 Nemastomatales Kylin, 1925 テングサ目 Gelidiales Kylin, 1923 オゴノリ目 Gracilariales Fredericq & Hommersand, 1989 イソノハナ目 Halymeniales G.W.Saunders & Kraft, 1996 ヌラクサ目 Sebdeniales Withall & G.W.Saunders, 2007 マサゴシバリ目 Rhodymeniales F.Schmitz in Engler, 1892 アクロシンフィトン目 Acrosymphytales R.D.Withall & G.W.Saunders, 2007 インキューリーア目 Inkyuleeales Díaz-Tapia & Maggs, 2019 イギス目 Ceramiales Nägeli, 1947
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 14:37 UTC 版)
原体控を持ち、繊毛で運動することなど、ワムシ類に共通する部分があり、かつては輪形動物の中に含められた。まとめて袋形動物としたこともあった。現在では独立群と見なすことが多い。 腹毛動物門には12科、150種ばかりが知られる。すべてが腹毛綱に含まれ、2目に分けられる。イタチムシ目(毛遊目 Chaetonotida)はほとんどが淡水性。頭部と腹部の間がくびれる。オビムシ目(マクロダシス目 Macrodasyoidea)は、すべてが海産。体は幅が一定の帯状。腹側面には多数の粘着管が配置する。種数はこちらの方が多い。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 03:38 UTC 版)
篩板を持つ群が持たない群と別系統と考えられていた時代には、コガネグモ科とは独自に円網を発達させた群と考えられた。現在ではむしろコガネグモ上科に近縁なものと考えられている。 世界で18属270種ほどが知られ、その多くは熱帯域を中心に分布する。日本では円網を張るものはかつては全てウズグモ属に含めたが、現在は細分されている。南西諸島ではウズグモ類に島ごとの種分化も見られる。 以下に小野編著(2009)から日本産の属種をあげる。世界の属種についてはウズグモ科の属種一覧を参照されたい。 Uloboridae ウズグモ科Miagrammopes マネキグモ属:マネキグモ・ミドリマネキグモ Hyptotes オウギグモ属:オウギグモ Uloborus ウズグモ属:タイリクウズグモ Philoponella ヒメウズグモ属:マツガエウズグモ Zosis ミナミウズグモ属:ミナミウズグモ Octonoba トウキョウウズグモ属:トウキョウウズグモ・ヤマウズグモ・エゾウズグモ・カタハリウズグモ他 ヤエヤマウズグモ・雄成体 マツガエウズグモ・雌成体 オウギグモ・雌成体
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 07:23 UTC 版)
系統樹は Han (2006)・Han et al. (2010)より。属は彼らの提案によるものを使った。 アマツバメヨタカ類 タチヨタカ科 Nyctibiidae アブラヨタカ科 Steatornithidae ガマグチヨタカ科 Podargidae ヨタカ科 ヒゲナシヨタカ属 Eurostopodus ミミヨタカ属 Lyncornis ヨタカ科sensu S&A キエリヨタカ Gactornis corecaprimulgids NW1 アンチルコヨタカ属 Siphonorhis コモンヨタカ属 Nyctiphrynus Antrostomus NW2 アメリカヨタカ属 Chordeiles NW3 ハサミオヨタカ属 Hydropsalis OW ヨタカ属 Caprimulgus アマツバメ目 Apodiformes ヨタカ科はヨタカ目の1科だが、ヨタカ目は側系統であり、系統的にはヨタカ科はアマツバメヨタカ類 Cypselomorphae 内の1系統となる。他の科との系統関係は不確実だが、アマツバメ目との姉妹関係が弱く支持されている。 ヨタカ科の中ではまず基底的なヒゲナシヨタカ属・ミミヨタカ属・キエリヨタカがこの順に分岐した。ただし、ヒゲナシヨタカ属(+ミミヨタカ属 ?)は他のヨタカ科と別系統だとする説もある。これらの基底群が分岐した残りの core caprimulgids は4つの系統に分かれ、そのうち1つ OW は旧世界 (Old World) とオーストラリア区に、他の3つ NW1–3 は新世界 (New World) に生息する。 ヨタカ科の属分類は流動的で、近年は15属に分けられてきた。しかし、少なからぬ属が非単系統であり、Han; Han et al. は系統的な9属に再編した。一方、彼らが1属としたNW3についてAOU南アメリカ命名委員会 (SACC) は、彼らの案だけでなく系統的な数属に再編する案にも言及している(ただしどちらも採用されなかった)。国際鳥類学会議 (IOC) は2011年に彼らの提案の一部を採用した。 中でも、最大のヨタカ属 Caprimulgus は、主に旧世界に棲息する属だが、かつて Antrostomus(模式種チャックウイルヨタカ)または Setochalcis とされてきた新世界のグループが統合された (Peters 1940)。現行のヨタカ属は、OW・NW1・NW3・基底群に分散した多系統であり、Han; Han et al. はOW以外の種を別の属に分離・再分離・移動した。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 20:33 UTC 版)
カラス上科の中でフウチョウ科など7科が単系統を形成するが、それらの系統関係は不確実である。フウチョウ科・モズ科 Laniidae・オオツチスドリ科 Corcoracidae が単系統をなす、もしくはフウチョウ科とカササギヒタキ科 Monarchidae が近縁である(ただしモズ科はサンプリングされていない)とする説がある。 フウチョウ科は5つの系統に別れ、基底から順に A–E と仮称される。 オウギビタキ科 Rhipiduridae カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 A カラスフウチョウ Lycocorax manucode ナキカラスフウチョウ Phonygammus テリカラスフウチョウ属 Manucodia core birds‐of‐paradise B フキナガシフウチョウ Pteridophora カンザシフウチョウ属 Parotia C ジュウニセンフウチョウ Seleucidis カマハシフウチョウ属 Drepanornis シロハタフウチョウ Semioptera ウロコフウチョウ属 Ptiloris カタカケフウチョウ Lophorina D オナガカマハシフウチョウ属 Epimachus キヅノフウチョウ属 Paradigalla オナガフウチョウ属 Astrapia E ヒヨクドリ Cicinnurus ミノフウチョウ属 Diphyllodes フウチョウ属 Paradisaea モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 Corvidae クロチメドリ属 Melampitta 伝統的なフウチョウ科は Mayr (1962) により2亜科に、あるいは3亜科に分けられてきた。しかしフウチョウモドキ亜科 Cnemophilinae とされたカンムリフウチョウモドキ属 Cnemophilus・ツノハシフウチョウモドキ Loboparadisea は大きく離れた別系統であり、フウチョウモドキ科 Cnemophilidae として分離された。 Mayr は残り全てをフウチョウ亜科 Paradisaeinae とした。ただし、manucode と総称されるテリカラスフウチョウ属 Manucodia・ナキカラスフウチョウ Phonygammus をその基底群とし、独立したテリカラスフウチョウ亜科 Manucodinae とする説もあった。実際の系統ではそれらはカラスフウチョウ Lycocorax と共にフウチョウ科の基底群 Clade A を作る。 亜科分類に諸説ありフウチョウ科自体から外す説もあったハナガオフウチョウ Macgregoria は、系統的に大きく離れたミツスイ科 Meliphagidae に移された。 伝統的にはフウチョウ科に含まれないクロチメドリ属 Melampitta を、Sibley & Ahlquist (1987) はフウチョウ科(+フウチョウモドキ科)の基底だとした。実際はフウチョウ科とは別系統だが、そう遠くない系統位置にある。 フウチョウ科に含める説があったビロードムシクイ Lamprolia は、近縁なオウギビタキ科 Rhipiduridae に移された。 Sibley & Ahlquist (1990) ではフウチョウ族 Paradisaeini とされ(ただしフウチョウモドキ亜科・クロチメドリ属を含む)、カラス亜科に分類されていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 23:23 UTC 版)
キジ目の中で大きく放散したキジ亜目(広義のキジ科)に属し、キジ科と姉妹群であるか、側系統のキジ科に内包される。キジ科にナンベイウズラ亜科 Odontophorinae として含める説もある。 分子系統に基づき2種がキジ科から移された。これらはイシシャコ属 Ptilopachus に分類され、残りのナンベイウズラ科と姉妹群である。 キジ亜目 ホロホロチョウ科 Numididae キジ科の一部 ? ナンベイウズラ科 その他のナンベイウズラ科 イシシャコ属 Ptilopachus キジ科 Phasianidae (の一部 ?) Sibley分類ではキジ目(キジ亜目に相当)の中で最初に分岐したとされ、単型のナンベイウズラ小目 Odontophorida に属した。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 00:44 UTC 版)
9枚の初列風切をもつ nine-primaried oscines の1科である。ホオジロ科フウキンチョウ亜科、あるいはアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族とも。
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「カンムリアマツバメ属」の記事における「系統と分類」の解説
カンムリアマツバメ科はアマツバメ科と姉妹群で、あわせてアマツバメ亜目を構成する。 Sibley分類では、アマツバメ目(アマツバメ亜目にあたる)に分類されていた。 伝統的なアマツバメ目 アマツバメ亜目 アマツバメ科 カンムリアマツバメ科 ハチドリ科
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アトリ科の中で最初に分岐した属であり、アトリ科の残り全てと姉妹群である。そのため単独でアトリ亜科に分類される。
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ツノホコリ属は古くから知られていた生物であり、大型の変形体をもち、そこから大型の子実体を形成するため、変形菌に分類されていた。しかし子実体がゼラチン質であり、胞子を外生する点で他の変形菌とは大きく異なる。そのため、ツノホコリ亜綱 (学名: Ceratiomyxomycetidae) として他の変形菌と分けられることが多かった。 また1960年代より、柄と1〜数個の胞子のみからなる微小な子実体を形成するアメーバ類である原生粘菌が認識されるようになった。ツノホコリ属の子実体 (担子体) 表面には1個の胞子をつけた柄が多数形成されるが、この構成要素は原生粘菌の子実体 (sporocarp) に類似しており、ツノホコリ属は特殊化した (巨大化した) 原生粘菌であるとも考えられるようになった。 しかし原生粘菌は、当初から変形菌やタマホコリカビ類の祖先的な生物群として考えられており、単系統群であると考えられていたわけではない (一部の原生粘菌は変形菌などにより近縁であると考えられていた)。アメーバ細胞の形態や微細構造学的特徴から、原生粘菌はいくつかの系統群に分けられると考えられていたが、そのうちツノホコリ属は、Protosporangium や Clastostelium とともに系統群を構成していると考えられ、この系統群は Group Va とよばれていた。形態形質からは、原生粘菌の中で Group Va が変形菌に最も近縁であることが示唆されていた。 その後、2010年以降の分子系統学的研究より、原生粘菌が複数の系統群からなることが確認され、そのうち Group Va (ツノホコリ属、Protosporangium、Clastostelium) が変形菌の姉妹群であることが示された。この系統群に対しては、プロトスポランギウム目 (学名: Protosporangiida) の名が与えられていたが、ツノホコリ属をあわせてツノホコリ綱 (学名: Ceratiomyxea、Ceratiomyxomycetes)、ツノホコリ目 (学名: Ceratiomyxida、Ceratiomyxales) に分類することが提唱されている。2017年現在、ツノホコリ綱には3属9種が知られる。 ツノホコリ類の種までの分類体系の一例 (綱、目、科の学名は国際動物命名規約におけるものを主とし、[ ]内に国際藻類・菌類・植物命名規約におけるものを示している)アメーボゾア門 Amoebozoa Cavalier-Smith, 1998コノーサ亜門 Conosa Cavalier-Smith, 1998 (≒ Evosea)動菌下門 Mycetozoa Cavalier-Smith, 1998 (Eumycetozoa)ツノホコリ綱 Ceratiomyxea D. Hawksworth, B. Sutton, G.C. Ainsworth, 2019 [Ceratiomyxomycetes]ツノホコリ目 Ceratiomyxida G.W. Martin ex M.L. Farr & Alexopoulos, 1977 [Ceratiomyxales] (= プロトスポランギウム目 Protosporangiida Cavalier-Smith, 2016)ツノホコリ科 Ceratiomyxidae J. Schröter, 1889 [Ceratiomyxaceae]ツノホコリ属 (ツノホコリカビ属) Ceratiomyxa J. Schröter, 1889ツノホコリ Ceratiomyxa fruticulosa (O.F. Müller) T. Macbride, 1899子実体がまばらに分枝するものが最もふつうであるが、円柱状で分枝しないエダナシツノホコリ (var. descendens Emoto, 1933)、円柱の先端が放射状に分枝したカンボクツノホコリ (var. arbuscula (Berkeley & Broome) Nannenga-Bremekamp, 1975)、樹状に細かく分枝したナミウチツノホコリ (var. flexuosa (Lister) G. Lister, 1911)、ハチの巣状のタマツノホコリ (var. porioides (Albertini & Schweinitz) G. Lister, 1911) などの変種がある。世界的な広域分布種である。 Ceratiomyxa sphaerosperma Boedijn, 1927 Ceratiomyxa morchella Weldon, 1954 Ceratiomyxa hemisphaerica Olive & Stoianovitch, 1979 プロトスポランギウム科 Protosporangiidae Cavalier-Smith, 2016Clastostelium L.S. Olive & Stoianovitch, 1977Clastostelium recurvatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1977 Protosporangium L.S. Olive & Stoian., 1972Protosporangium articulatum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium bisporum L.S. Olive & Stoianovitch, 1972 Protosporangium conicum W.E. Bennett, 1986 Protosporangium fragil L.S. Olive & Stoianovitch, 1972
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 20:38 UTC 版)
狭義のブッポウソウ目は単系統だが、伝統的な広義のブッポウソウ目は単系統ではなく側系統であり、キツツキ目とキヌバネドリ目(キヌバネドリ科のみ)を系統として含む。サイチョウ目とオオブッポウソウ目が分離されたのは、キツツキ目を独立目として残すためである。 ブッポウソウ目 カワセミ科 Alcedinidae ハチクイモドキ科 Momotidae コビトドリ科 Todidae ジブッポウソウ科 Brachypteraciidae ブッポウソウ科 Coraciidae ハチクイ科 Meropidae キツツキ目 サイチョウ目 サイチョウ亜目 サイチョウ科 Bucerotidae ジサイチョウ科 Bucorvidae ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae カマハシ科 Phoeniculidae キヌバネドリ目 キヌバネドリ科 Trogonidae オオブッポウソウ目 オオブッポウソウ科 Leptosomidae ブッポウソウ目がキヌバネドリ目を内包する側系統であることは以前より指摘されていた。それに対し、ブッポウソウ目を複数の単系統(と思われた)目に分離するか、キヌバネドリ目をブッポウソウ目に含める措置が取られた。 Feduccia (1977)は、キヌバネドリ目の姉妹群と考えたカワセミ科+ハチクイモドキ科+コビトドリ科+ハチクイ科をカワセミ目 Alcediniformes に分離し、さらにサイチョウ目(サイチョウ亜目)、ヤツガシラ目(ヤツガシラ亜目)を分離し、ブッポウソウ目にはブッポウソウ科+ジブッポウソウ科+オオブッポウソウ科のみを残した。ただし実際には、このカワセミ目とブッポウソウ目は単系統ではない。 Maurer (1981)は、キヌバネドリ科をブッポウソウ目に含めた。キヌバネドリ科は Feduccia のカワセミ目の内部に位置するとし、キヌバネドリ科を合わせてカワセミ亜下目 subinfraorder Alcedinides に分類した。 Cracraft (1982)は、キヌバネドリ科をブッポウソウ目カワセミ亜目 Alcedines(ブッポウソウ目+オオブッポウソウ目にあたる)に含め、ブッポウソウ下目 Coracii ・カワセミ下目 Alcedini(Feduccia のブッポウソウ目・カワセミ目にあたる)と並ぶキヌバネドリ下目 Trogones とした。ブッポウソウ目には他にサイチョウ亜目 Bucerotes・ヤツガシラ亜目 Upupes が属していた。 Sibley & Alhquist (1990) は、サイチョウ目(サイチョウ亜目)とヤツガシラ目(ヤツガシラ亜目)を分離した(カワセミ目は分離しない)。キヌバネドリ目はブッポウソウ目の姉妹群だと考えた。このブッポウソウ目は現在のものとほぼ同じだが、オオブッポウソウ科を含んでおり単系統ではない。Feduccia のブッポウソウ目とカワセミ目はブッポウソウ亜目 Coracii とカワセミ亜目 Alcedini としてカワセミ目に含まれていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 18:41 UTC 版)
栄養体が変形菌の変形体に似た特徴があるので、かつては変形菌門に位置付けられていた。また寄生性粘菌とも呼ばれ、変形菌門の下、ネコブカビ綱(Plasmodiophoromycetes)ネコブカビ目(Plasmodiophorales)に分類された時期もある。この生物にカビの名があるのも、この分類上の位置付けによる。菌類の他に、不等毛植物門の下位に置かれる場合もあった。近年(特に2003年以降)では、分子系統解析に基づきケルコゾアの中に独立の亜門もしくは綱として置かれている。 ネコブカビ類そのものは様々な共通の形態的特徴、すなわち共通の核分裂様式、胞子細胞壁組成、遊走細胞の鞭毛装置構造などを有し、良くまとまった単系統の群であると考えられている。10属30種ほどが知られるが、すべて一つの目にまとめ、1ないし2つの科にまとめる。主として休眠胞子の集まる状態、どのような形の休眠胞子堆を形成するかによって属の区別がなされている。たとえばネコブカビは決まった形態を取らないのが特徴であり、スポンゴスポラは内部に空洞の多いスポンジ状の構造をとる。また Tetramyxa は4個ずつ、Octomyxa は8個ずつの休眠胞子が塊を作る。胞子自体の形態等はあまり考慮されない。 ネコブカビ門 Phytomyxea Engler and Prantl, 1897, Plasmodiophorida Cook, 1928, Plasmodiophoromycota Whittaker, 1969 ネコブカビ綱 Plasmodiophoromycetesネコブカビ目 Plasmodiophoralesネコブカビ科 Plasodiophoraceaeネコブカビ Plasmodiophora:アブラナ科、トチカガミ科、アマモ科に寄生。休眠胞子は多くの場合塊を形成しない。 スポンゴスポラ Spongospora:ジャガイモ、まれにトマトに発生。休眠胞子堆は球形から楕円形で内部がスポンジ状。 ポリミクサ Polymyxa:小麦、サトウダイコンなどに寄生。休眠胞子堆は特定の形をとらない。 Membranosorus:コナギ属の一種(Heteranthera dubia)に寄生。休眠胞子堆は単層構造の円盤型。 ソロスファエラ Sorosphaera:クワガタソウ属(イヌノフグリなど)に寄生。休眠胞子堆は球形で空洞が多い。 テトラミクサ Tetramyxa:ヒルムシロ科に寄生。休眠胞子は4個組。 ソロディスクス Sorodiscus:アワゴケ科に寄生。休眠胞子堆は二層構造の円盤型。 ボロニナ Woronina:ミズカビ・フハイカビ・フシナシミドロに寄生。休眠胞子堆は特定の形をとらない。 オクトミクサ Octomycsa:フハイカビに寄生。休眠胞子は8個組。 ファゴミクサ科 Phagomyxaceaeファゴミクサ Phagomyxa:藻類に寄生。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:54 UTC 版)
ザクロ属は、ミソハギ科のラフォエンシア属 Lafoensia ・ミズガンピ属 Pemphis ・カプロニア属 Capuronia ・ガルピニア属 Galpinia に近縁である。これらとザクロ属をあわせた5属で単系統を形成する。その系統はさらに、タバコソウ属 Cuphea やファイアフレームブッシュ属 Woodfordia からなる系統と姉妹群である。 ケーネ(Koehne) (1881, 1903) は、下位に卵形の果実をつける3属、ザクロ属・ハマザクロ属 Sonneratia ・ドゥアバンガ属 Duabanga を、ミソハギ科と区別しそれぞれ単型科とした。すなわち、ザクロ属は単型のザクロ科 Punicaceae とした。しかし Johnson and Briggs (1984) などにより、それらが系統的にミソハギ科に含まれることが明らかになった。 過渡的な説として、Dahlgren and Thorne (1984) は、それらをミソハギ科に含めたものの、亜科レベルで単型とした。すなわち、ザクロ属はミソハギ科ザクロ亜科 Punicoideae となった(旧来のミソハギ科はミソハギ亜科となった)。しかし、先に述べたとおりザクロ属は(他の2属も)ミソハギ科内の数属と近縁であり、亜科の地位も否定される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/14 09:52 UTC 版)
レンカク科 Jacanidae と姉妹群である。互いに姉妹群となる2属に分かれる。 レンカク科 Jacanidae タマシギ科 タマシギ属 Rostratula ナンベイタマシギ Nycticryphes
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:25 UTC 版)
アメリカ大陸に分布する新世界亜鳴禽類の1科である。最初に記載された属はクロアカオタテドリ属 Pteroptochos Kittlitz, 1830 だが、カンムリオタテドリ属 Rhinocrypta Gray, 1840 にもとづく科名が使われている。 2つの亜科に分かれる。おそらくジアリドリ科 Grallariidae と姉妹群であり、合わせてジアリドリ上科 Grallarioidea を形成する。 かつてオタテドリ科に分類されていたムナオビオタテドリ属 Melanopareia は小目レベルで別系統であり、別科ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae に分離された。一方、かつてオタテドリ科に含まれないという説もあった ホシオタテドリ Psilorhamphus はオタテドリ科に含まれる。 カマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae アリサザイ科 Conopophagidae カマドドリ小目 ジアリドリ上科 ジアリドリ科 Grallariidae オタテドリ科 タンビオタテドリ亜科 Scytalopodinae カンムリオタテドリ亜科 Rhinocryptinae カマドドリ上科 アリツグミ科 Formicariidae カマドドリ科 Furnariidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 12:48 UTC 版)
現代的な分類では、単型のサケイ目を構成する。 Fürbringer (1888); Gadow (1893); Stegmann (1968) などにより、ハト目との骨格の共通点が指摘され、伝統的にはハト目に含められてきた。ただし、ハト科とは相違点も多いため、サケイ亜目 Pterocletes としてハト亜目 Columbae とは区別されていた。 Sibley分類ではハト目から外されたが、チドリ目(ミフウズラ科以外)の姉妹群とされ、同じコウノトリ目チドリ亜目にサケイ下目 Pteroclides として分類された。実際はチドリ目とは類縁性はない。 サケイ目の系統的位置は、Neoaves の一員という以上には確定していない。Ericson (2006) ではハト目とサケイ目が姉妹群とされたが、より多い遺伝子による Hackett (2008) では、((ハト目+クイナモドキ目)+サケイ目)、つまり近くはないが姉妹群ではないという関係が、非常に弱く支持されるにとどまる)。分子系統は未確定とし、形態から、ハト目とサケイ目を姉妹群とみなすべきだとも意見もある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 06:25 UTC 版)
系統樹は Lovette & Rubenstein (2007) などより。 ムクドリ科sensu S&A マネシツグミ科 Mimidae ムクドリ科 PhillipineRhabdornis キバシリモドキ属 Rhabdornis South Asian/Pacific Starlings オオサマムクドリ属 Basilornis メガネムクドリ Sarcops カササギムクドリ属 Streptocitta キムネムクドリ属 Mino キュウカンチョウ属 Gracula キガシラムクドリ Ampeliceps アカマユムクドリ Enodes シュウダンムクドリ Scissirostrum カラスモドキ属 Aplonis EurasianStarlings Sturnus トサカムクドリ Creatophora バライロムクドリ Pastor Agropsar Gracupica Sturnia Sturnornis カンムリシロムク Leucopsar ムクドリ属 Spodiopsar ハッカチョウ属 Acridotheres Red‐wingedStarlings チャバネテリムク属 Onychognathus AfricanStarlings ハマダラムクドリ Saroglossa ハジロムクドリ Neocichla ムナジロテリムク Grafisia ニショクムクドリ Speculipastor ホソオテリムク属 Poeoptera Hylopsar クロハラテリムク Notopholia テリムクドリ属 Lamprotornis Amesyst &MadagascarStarlings マダガスカルムクドリ Hartlaubius シロハラムクドリ Cinnyricinclus ウシツツキ科 Buphagidae ムクドリ科の姉妹群はマネシツグミ科である。 次いで近縁なウシツツキ科は、ウシツツキ属 Buphagus のみの単型科である。かつてはこれをウシツツキ亜科 Buphaginae としてムクドリ科に含める(現在のムクドリ科はムクドリ亜科 Sturninae とする)こともあった。 ムクドリ科は6つの大きな系統に分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。 キバシリモドキ属 Rhabdornis は、かつてはチメドリ科 Timalidae や単型のキバシリモドキ科 Rhabdornidae とされてきたが、ムクドリ科に含まれる。 Sibley & Ahlquist (1990) は、ムクドリ科にマネシツグミ科を含めた。現在のムクドリ科とウシツツキ科は、ムクドリ科ムクドリ族 Sturnini にまとめられていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 00:37 UTC 版)
「ズクヨタカ」という名だがヨタカ類よりはアマツバメ類に近縁である。伝統的にヨタカ目に含められてきたが、現代的な分類ではアマツバメ目に移される。アマツバメ目の中では最も基底で分岐する。 1科でズクヨタカ目 Aegotheliformes とする説もある。かつてのSibley分類では、ヨタカ亜目(ヨタカ目に相当)とは別のズクヨタカ亜目 Aegotheli に1科のみで分類されていた。Sibleyらはこれらをフクロウ目に含めたが、ヨタカ目の2亜目とすることもある。 アマツバメヨタカ類 アマツバメ目 伝統的なアマツバメ目 ハチドリ科 アマツバメ科 カンムリアマツバメ科 ズクヨタカ科 ガマグチヨタカ科 ヨタカ科 アブラヨタカ科 タチヨタカ科
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 00:42 UTC 版)
タマシギ科 Rostratulidae と姉妹群である。 以下の内部系統は Whittingham et al. (2000)より。BS値はあまり高くないが、最初の分岐は形態からも支持されている。アジアレンカク属とアフリカレンカクのどちらが先に分岐したかは解析によって異なるので多分岐にしてある。 レンカク科 アジアレンカク Metopidius ヒメレンカク Microparra トサカレンカク Irediparra アフリカレンカク属 Actophilornis アメリカレンカク属 Jacana レンカク Hydrophasianus タマシギ科 Rostratulidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:32 UTC 版)
「オーストラリアヒタキ科」の記事における「系統と分類」の解説
Sibleyらによりカラス上科に分類されたが、側系統のカラス上科が整理される際、除外された。現在カラス上科とされる単系統とはあまり近縁ではなく、スズメ小目に近い。広義のスズメ小目に含めることもある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:57 UTC 版)
古くは、真正紅藻以外の紅藻は全て Bangiophyceae または Bangiophycidae に分類されていた (和名ではそれぞれ原始紅藻綱、原始紅藻亜綱とよばれることが多かった)。しかしこのまとまりは単系統群ではないため、現在ではウシケノリやアマノリの仲間だけが Bangiophyceae (範囲が変わったため現在ではウシケノリ綱とよばれる) に分類されるようになった。これら以外の「原始紅藻」はチノリモ綱、ロデラ綱、ベニミドロ綱、オオイシソウ綱、イデユコゴメ綱に移された。紅色植物の中で、ウシケノリ綱は真正紅藻綱の姉妹群であると考えられており、両者を合わせて"真正紅藻亜門" (Eurhodophytina) に分類することが提唱されている。 カナダから、約12億年前の化石種として Bangiomorpha pubescens が報告されている。この種は、その名のように現生のウシケノリ属 (Bangia) に類似しており、一般的に紅藻であると考えられている。この化石は、多細胞性真核生物および有性生殖の存在を示唆するものとして、広く受け入れられている最古の化石でもある。 2020年現在、現生種としてはおよそ180種が知られており、1目1科20属ほどに分類されている。古くは糸状の Bangia と膜状の Porphyra のみが認識されていたが、分子系統学的研究からはこれらの属が非単系統群であることが示され、ウシケノリ綱の中でこのような形の平行進化が頻繁に起こったことが示唆されている (下系統樹)。2020年現在では分子情報に基づいてこれらの属は分割され、多数の属が新設されている。その過程でよく知られた属であった Porphyra (アマノリ) は解体され、2011年にはアサクサノリやスサビノリなど食用として日本人に身近なアマノリ類は Pyropia に移された。さらに2020年には Pyropia も解体され、アサクサノリやスサビノリは Neopyropia に移された。2020年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ウシケノリ綱、ウシケノリ目、ウシケノリ科 ■ Minerva ■ Dione ● アカネグモノリ属 (Neomiuraea) ■ ウシケノリ属 (Bangia) ■ "Bangia" 1 ● ポルフィラ属 (Porphyra) ● クリメネ属 (Clymene) ● ネオテミス属 (Neothemis) ● リシテア属 (Lysithea) ■ Pseudobangia ● フシフォリウム属 (Fuscifolium) ■ "Bangia" 2 ● マクレアマノリ属 (Boreophyllum) ● ベニタサ属 (Wildemania) ■ "Bangia" 3 ● オオノノリ属 (Uedaea) ● ポルフィレラ属 (Porphyrella) ● ミナミアマノリ属 (Phycocalidia) ● アマノリ属 (Neopyropia) ● オニアマノリ属 (Neoporphyra) ● ウップルイノリ属 (Pyropia) ウシケノリ綱内の系統仮説の一例.● = アマノリ型 (膜状)、■ = ウシケノリ型 (多列糸状). 二重線は非単系統群であることを示す. ウシケノリ綱の属までの分類体系の一例と代表種 (2020年現在)ウシケノリ綱 Bangiophyceae Wettstein, 1901ウシケノリ目 Bangiales Nägeli, 1847ウシケノリ科 Bangiaceae Duby, 1830ウシケノリ属 Bangia Lyngbye, 1819 [シノニム:Bangiadulcis W.A.Nelson, 2007 nom. illeg.; Bangiella Gaillon, 1833 nom. illeg.; Diadenus Palisot de Beauvois ex O.Kuntze, 1891 nom. illeg.; Girardia S.F.Gray, 1821]ウシケノリ、フノリノウシゲ マクレアマノリ属 Boreophyllum S.C.Lindstrom, N. Kikuchi, M.Miyata & Neefus, 2011マクレアマノリ クリメネ属 Clymene W.A.Nelson, 2011 Dione W.A.Nelson, 2005 フシフォリウム属 Fuscifolium S.C.Lindstrom, 2011 リシテア属 Lysithea W.A.Nelson, 2011 Minerva W.A.Nelson, 2005 アカネグモノリ属 Neomiuraea N. Kikuchi, S. Arai, G. Yoshida, J.-A. Shin & Miyata, 2018 [シノニム:Miuraea N.Kikuchi, S.Arai, G.Yoshida, J.-A.Shin & M.Miyata, 2011 nom. illeg.]アカネグモノリ オニアマノリ属 Neoporphyra J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オニアマノリ、イチマツノリ、ハイタンアマノリ、センジュアマノリ アマノリ属 Neopyropia J. Brodies & L.-E. Yang, 2020ベンテンアマノリ、ソメワケアマノリ、ウタスツノリ、マルバアサクサノリ、ヤブレアマノリ、カヤベノリ、アサクサノリ、カイガラアマノリ、スサビノリ ネオテミス属 Neothemis A.Vergés & N.Sánchez, 2015 [シノニム:Themis N.Sánchez, A.Vergés, C.Peteiro, J.Sutherland & J.Brodie, 2014 nom. illeg.] ミナミアマノリ属 Phycocalidia Santiañez & M.J.Wynne, 2020 [シノニム:Calidia L.-E. Yang & J. Brodies, 2020 nom. illeg.]ツクシアマノリ、マルバアマノリ、タネガシマアマノリ ポルフィラ属 Porphyra C. Agardh, 1824 [シノニム:Phyllona J.Hill, 1773 nom. rejic.]Porphyra umbilicalis ポルフィレラ属 Porphyrella G.M. Smith & Hollenberg, 1943 Pseudobangia K.M. Müller & R.G. Sheath, 2005 ウップルイノリ属 Pyropia J. Agardh, 1899アツバアマノリ、チシマクロノリ、ウップルイノリ オオノノリ属 Uedaea J. Brodies & L.-E. Yang, 2020オオノノリ ベニタサ属 Wildemania De Toni, 1890 [シノニム:Diploderma Kjellman, 1883 nom. illeg.; Diplodermodium Kuntze, 1891 nom. illeg.]ベニタサ、キイロタサ、フイリタサ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:39 UTC 版)
姉妹群はミサゴ科 Pandionidae である。これをタカ科ミサゴ亜科 Pandioninae とする説もありどちらにせよ単系統性は保てるが、形態上の相違、核型の違い、遺伝子距離、化石記録の古さから、科レベルに相当する。タカ科+ミサゴ科をタカ上科 Accipitroidea とすることもある。 その次にヘビクイワシ科、その次におそらくはコンドル科が順次姉妹群となる。 かつては、このタカ科をタカ亜科 Accipitrinae に位置づける分類もあった。Cracraft (1981)はタカ亜科とハヤブサ亜科 Falconinae をタカ科に含めた(ミサゴ科は別科)。Sibley & Ahlquist (1990) などはタカ亜科とミサゴ亜科 Pandioninae をタカ科に含めた。
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系統と分類
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系統樹は Gelang et al. (2009)による。Clade I は Johansson et al. (2008)が仮に命名したウグイス上科の下位系統である。 Clade I ウグイス科 + エナガ科 + メボソムシクイ科 チメドリ科s. Gelang チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae チメドリ亜科 Pellorneinae ガビチョウ亜科 Leiothrichinae メジロ科 Zosteropidae ダルマエナガ科 Sylviidae ここで扱う範囲のチメドリ科はメジロ科、ダルマエナガ科と順次姉妹群であり、3つの亜科に分かれる。この範囲のチドリ科はアメリカ鳥学会 (AOU) が採用している(ただしAOUは亜科を採用していない)。 メジロ科をチメドリ科メジロ亜科 Zosteropinae としてチメドリ科に4亜科を含めることもあり、その場合のチメドリ科の姉妹群はダルマエナガ科である。 チメドリ科の3亜科(およびメジロ科)をそれぞれ独立科とすることもあり、国際鳥類学会議 (IOC) が採用している。 なお、アカガシラチメドリ亜科 Timaliinae はかつてのチメドリ亜科と同じ学名だが、この亜科はチメドリを含まないので、チメドリ亜科とは呼べない。また、かつてガビチョウ亜科 Garrulacinae という分類群が使われたことがあるが、現在のガビチョウ亜科はソウシチョウ類が加わったことから命名規約の「先取権の原則」により学名が変わっており、直訳すればソウシチョウ亜科となる。 分類対照表を以下に示す。「※」はその分類群の一部のみ。 現在の系統分類伝統分類(各種)Sibley & AhlquistIOCAOU(亜科はGelang)Gelangアカガシラチメドリ科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 チメドリ科 アカガシラチメドリ亜科 ヒタキ チメドリ ウグイス ダルマエナ ダルマエ チメドリ科 チメドリ亜科 チメドリ亜科 ガビチョウ科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 ガビチョウ亜科 メジロ科 メジロ科 メジロ亜科 ガ ナ メジロ科 メジロ科 ダルマエナガ科※ ダルマエナガ科※ ダルマエナガ科※ 科※ 科 科※ 亜科※ ガ ミソサザイモドキ族 ダルマエナガ科 族
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 15:34 UTC 版)
分枝糸状体をもつことから、古くは緑藻綱カエトフォラ目 (ケートフォラ目) に分類されることが多かった。 しかし1970年代以降、微細構造学的特徴 (細胞分裂様式、鞭毛装置) や生化学的特徴から、陸上植物が含まれる系統群 (ストレプト植物) に属する考えられるようになった。その後の分子系統学的研究からも、このような系統的位置は支持された。 ストレプト植物の中では、コレオケーテ類は接合藻、シャジクモ類および陸上植物とともに単系統群を形成していることが支持されており、この単系統群はフラグモプラスト植物 (Phragmoplastophyta) とよばれている。フラグモプラスト植物の中では、シャジクモ類とともに、陸上植物と共通する特徴 (フラグモプラストを伴う遠心的細胞板形成による細胞質分裂とそれによる原形質連絡形成、先端成長、葉緑体のグラナ様構造、卵生殖、接合子の保持と母体栄養) を多くもつことから、シャジクモ類に次いで、もしくは最も陸上植物に近縁な生物群であると考えられていた。しかし2010年代以降、分子系統解析からは、接合藻が陸上植物に最も近縁な生物群であることが示唆されている。 陸上植物に近縁な緑藻であることが明らかとなり、シャジクモ類や接合藻、クレブソルミディウム類などとともに広義の車軸藻綱 (シャジクモ藻綱、学名:Charophyceae sensu lato) に分類されるようになった。しかしこの意味での車軸藻綱は明らかに非単系統群 (側系統群) であり、現在ではふつう複数の綱に解体され、コレオケーテ類は独立の綱、コレオケーテ藻綱 (コレオカエテ藻綱、サヤゲモ綱、学名:Coleochaetophyceae) に分類されることが多い。さらに独立の門、コレオケーテ植物門 (学名:Coleochaetophyta) に分類されることもある。 コレオケーテ藻綱はコレオケーテ属とケートスファエリディウム属を含み、この2属はときに目のレベルで分けられている。一部の分子系統学的研究からは、コレオケーテ属とケートスファエリディウム属が単系統群とならないことが示唆されていたが、その後の研究ではコレオケーテ藻綱の単系統性は強く支持されている。下にコレオケーテ藻綱の分類体系の一例を示す。 コレオケーテ藻綱の分類体系の一例 (2019年現在)コレオケーテ植物門 Coleochaetophytaコレオケーテ藻綱 (サヤゲモ綱) Coleochaetophyceae C.Jeffrey, 1982ケートスファエリディウム目 (カエトスファエリディウム目) Chaetosphaeridiales Marin & Melkonian, 1999ケートスファエリディウム科 (カエトスファエリディウム科) Chaetosphaeridiaceae ケートスファエリディウム属 (カエトスファエリディウム属) Chaetosphaeridium Klebahn, 1892 コレオケーテ目 (コレオカエテ目、サヤゲモ目) Coleochaetales Chadefaud, 1960コレオケーテ科 (コレオカエテ科、サヤゲモ科) Coleochaetaceae Nägeli, 1847コレオケーテ属 (コレオカエテ属、サヤゲモ属) Coleochaete Brébisson, 1844 シルル紀からデボン紀前期のパルカ (Parka decipiens) は編目模様をもつ盤状の生物であり、生殖器様の構造 (スポロポレニン様物質を含む) が散在している[49] (右図)。この形態は盤状のコレオケーテ属に類似した点があり、近縁な生物であると考えられることもある。ただしコレオケーテ属にくらべて遥かに大きく (直径 0.5–7.5 cm)、その近縁性は明らかではない。
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Sibley et al. (1988) ではウグイス上科に、シジュウカラ科 Paridae シジュウカラ亜科 Parinae として分類されていた。しかし Sibley et al. のシジュウカラ科(シジュウカラ科+ツリスガラ科)は、ウグイス上科の中核とは系統的に離れており、シジュウカラ上科 Paroidea として分離される。 従来カラス科に含められていた Pseudopodoces が、シジュウカラ属に統合された。 8属に分類されるが、基底的なキマユガラ Sylviparus・サルタンガラ Melanochlora 以外を全てシジュウカラ属 Parus とする分類もある。 シジュウカラ科の属分類は、近年の系統分岐の分析研究の進展により大きく変わった。たとえば、日本鳥学会が正式に発表している「日本鳥類目録」によれば、2000年版では、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラのいわゆるカラ類は全て、Parus属であった。しかし2012年版では、カラ類は3つの属に解体している。(詳細は下表参照)
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ヒメヤドリエビの単為生殖雌は1903年に報告されているが、分類学的な研究が進んだのは20世紀後半になってからである。発見当初はヤドリムシ(英語版)類に分類されていたが、1983年に独立の綱が設立された。その後、主に生殖孔の位置から、鞘甲亜綱(フジツボなどを含む分類群)に近縁であると考えられるようになった。 ヒメヤドリエビ亜綱はヒメヤドリエビ目1目のみを含み、以下の5科に分類される。 Basipodellidae Boxshall & Lincoln, 1983 Deoterthridae Boxshall & Lincoln, 1987 Doryphallophoridae Huys, 1991 Microdajidae Boxshall & Lincoln, 1987 Onceroxenidae Huys, 1991
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/06 14:11 UTC 版)
かつては、ハゲワシ亜科 Aegypiinae とする説と、2つの系統からなる多系統であるとしハゲワシ亜科 Aegypiinae・ヒゲワシ亜科 Gypaetinae に分離する説とがあったが、それぞれの亜科にどの種を入れるかは確定しなかった。分子系統により2亜科に分離され、それぞれに属する種も確定した。 タカ科 ハイイロトビ亜科 Elaninae チュウヒダカ亜科 Polyboroidinae ヒゲワシ亜科 Gypaetinae ハチクマ亜科 Perninae チュウヒワシ亜科 Circaetinae ハゲワシ亜科 Aegypiinae その他のタカ科
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スズメ亜目の中でスズメ小目に次いで大きく放散した系統であり、約30科を含む。 かつての Sibley & Ahlquist (1990) では、カラス小目(スズメ小目以外のスズメ亜目)が3上科に分けられており、コトドリ上科(ニワシドリ上科を含む)・ミツスイ上科以外の全てがカラス上科に分類された。 しかしこのカラス上科は側系統であり、現在はいくつかの科を除外した単系統がカラス上科 もしくは core Corvoidea とされる。 カラス上科内の系統は完全には解けていないが、2つの大きな系統が見つかっている。それらをカラス上科・ヤブモズ上科 Malaconotoidea とすることもある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/08 18:22 UTC 版)
属内は Baker et al. (2006)、イワトビペンギン内は Banks et al. (2006)より。 マカロニペンギン属 シュレーターペンギン E. sclateri フィヨルドランドペンギン E. pachyrhynchus スネアーズペンギン E. robustus イワトビペンギン ミナミイワトビペンギン E. chrysocome ヒガシイワトビペンギン E. filholi キタイワトビペンギン マカロニペンギン E. moseleyii ロイヤルペンギン E. schlegeli イワトビペンギンは生息域・体長・冠羽の長さなどが異なる3種に分類される。これらの分布は重なっていない。 E. chrysocome ミナミイワトビペンギン - パタゴニアからフォークランド諸島の周辺海域 E. filholi ヒガシイワトビペンギン - オーストラリアからニュージーランドの南岸海域 E. moseleyi キタイワトビペンギン - ミナミイワトビペンギンに接した南大西洋、インド洋南部海域 これらのうちキタイワトビペンギンが遺伝的にも形質的にも他の2種から離れており、羽色による白黒模様が異なる、羽冠が長い、体長が大きいなどの違いがある。生息域も、この種のみ繁殖地が亜熱帯前線 (STF) の北である。 イワトビペンギンは従来から3亜種に分けられてきたが、Jouventin(1982): Cooper et al. (1990) などにより、ミナミイワトビペンギン(ミナミイワトビペンギン+ヒガシイワトビペンギン)とキタイワトビペンギンは別種と考えられるようになった。さらに Banks et al. (2006) により、3亜種それぞれが遺伝的に分離した別種と明らかになった。国際鳥類学会 (IOC) はこれに対応したが、ただし BirdLife International (BLI) は南北2種に分離するにとどめている。
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系統と分類
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「ダーウィンフィンチ類」の記事における「系統と分類」の解説
系統樹は、Sato et al. (1999); Burns et al. (2002); Grant & Grant (2002; 2008); Weir et al. (2009)より。ダーウィンフィンチ類の各属間の系統関係は Weir et al. により高い確度で求まっており、以前の研究もほぼ整合している。各属内の系統関係は Grant & Grant (2008) によったが、異論も多い(特にガラパゴスフィンチ属)。 クビワスズメ Tiaris canorus ニショクコメワリ Tiaris bicolor セントルシアクロシトド Melanospiza コクロアカウソ Loxigilla noctis マメワリ Tiaris obscurus ウスズミコメワリ Tiaris fuliginosus ダーウィンフィンチ類 ガラパゴスフィンチ属Geospiza オオガラパゴスフィンチ G. magnirostris ガラパゴスフィンチ G. fortis コガラパゴスフィンチ G. fuliginosa Cactornis ? サボテンフィンチ G. scandens オオサボテンフィンチ G. conirostris ? ハシボソガラパゴスフィンチ G. difficilis ココスフィンチ Pinaroloxias ダーウィンフィンチ属Camarhynchus オオダーウィンフィンチ C. psittacula ダーウィンフィンチ C. pauper コダーウィンフィンチ C. parvulus Cactuspiza ? キツツキフィンチ C. pallidus マングローブフィンチ C. heliobates ハシブトダーウィンフィンチ Platyspiza ムシクイフィンチ属Certhidea C. olivacea C. fusca Gould (1837) はダーウィンフィンチ類をシメ科 Coccothraustinae [sic](現在のアトリ科ヒワ亜科に近い ?)に分類した。その後、ダーウィンフィンチ類だけで Geospizina または Geospizini となり、(広義の)アトリ科に含められた (Salvin 1876 など)。Paynter & Storer (1970) は他の新世界フィンチ類とともにホオジロ科(彼らによるホオジロ科ホオジロ亜科)とし、Sibley & Ahlquist (1990) がDNAハイブリダイゼーションによりフウキンチョウ科(彼らによるアトリ科ホオジロ亜科フウキンチョウ族)とした。現在もダーウィンフィンチ類をダーウィンフィンチ亜科 Geospizinae あるいはダーウィンフィンチ族 Geospizini という分類群で呼ばれることもあるが、フウキンチョウ科全体の体系的な下位分類はまだなく、ダーウィンフィンチ類はフウキンチョウ科内の非常に深い系統位置にあるため、亜科ないし族の階級が妥当かは定かではない。 ダーウィンフィンチ類の正確な姉妹群は不明だが、DNAシーケンス解析によれば近縁な群・種として、フウキンチョウ科クビワスズメ属 Tiaris (キマユクビワスズメ T. olivaceus を除く)、コクロアカウソ、セントルシアクロシトドが確認されており、それらとともに単系統を形成する。 Gould (1837) はダーウィンフィンチ類すべてを1属 Geospiza に分類し、Geospiza, Camarhynchus, Cactornis, Certhidea の4亜属に分けた。これらはのちには独立した属とされた。ただし、ココスフィンチ属が発見され、Cactornis は Geospiza に含められ、ハシブトダーウィンフィンチ属が分離されたため、現在は標準的には5属に分類される。 生態から、ガラパゴスフィンチ属は地上フィンチ ground finches、ダーウィンフィンチ属は樹上フィンチ tree finches とも呼ばれる。地上フィンチは地上で種子(一部は花・花蜜も)を食べ、樹上フィンチは樹上で昆虫を捕食する。これに対し、かつてダーウィンフィンチ属に含められたハシブトダーウィンフィンチは草食である。なお、ムシクイフィンチ属は虫食・花蜜食、ココスフィンチは雑食である。 ガラパゴスフィンチ属のうちサボテンの花や花蜜を吸うサボテンフィンチとオオサボテンフィンチを Cactornis 属とする(復活させる)こともある。またダーウィンフィンチ属のうちキツツキフィンチ・マングローブフィンチを Cactuspiza 属とすることもある。ただし、ガラパゴスフィンチ属・ダーウィンフィンチ属内部の系統が不確定なため、これらの分類が系統的かどうかも不確定である。 ダーウィンフィンチ類のうち最も祖先の特徴を残しているのはムシクイフィンチ属で、アメリカムシクイに似た(類縁性はない)虫食性の小鳥である。ムシクイフィンチ属はそれ以外のフィンチと最も早く分岐し、その後間もなくハシブトダーウィンフィンチが分かれ、ガラパゴスフィンチ属とダーウィンフィンチ属が分かれた。ただし、ハシボソガラパゴスフィンチがガラパゴスフィンチ属とは別系統で比較的初期に分岐したとする説もある。またダーウィンフィンチ属のマングローブフィンチがムシクイフィンチの近縁種だとする説もあった。ココスフィンチの系統位置については諸説あったが、ダーウィンフィンチ属と姉妹群であり共通祖先がココ島に移住し分岐したという結果が出ている。他に、ダーウィンフィンチ属に内包される、あるいはダーウィンフィンチ類の比較的初期に分岐したとする説もある。 ダーウィンフィンチ類は、以前は14種とされてきたが、ムシクイフィンチ属が居住環境の異なる2種に分化していることが判明し (Tonnis et al. 2005)、15種となった。しかし、特にガラパゴスフィンチ属内で種間の交雑が頻繁に見られることから、14種以下あるいは16種以上に分類する研究者もいる。オオガラパゴスフィンチおよびハシボソガラパゴスフィンチとして所蔵されている古い標本の中に、現生標本とは遺伝的に区別できる絶滅種が混在しているという指摘もある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 23:58 UTC 版)
従来は、ほとんどの種はエボシドリ属 Tauraco とムラサキエボシドリ属 Musophaga の2属に分類されてきた。ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus とアカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni は単型属とするか、いずれかの属に含められた。 系統的には、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリが最初に分岐し、残りの系統の中では、エボシドリ属 Tauraco がムラサキエボシドリ属 Musophaga を内包した側系統となっている。 系統を反映し、ズグロエボシドリ+アカエリエボシドリをズグロエボシドリ属 Gallirex とし、ムラサキエボシドリ属をエボシドリ属に含める説もある。この場合、エボシドリ亜科は互いに姉妹群のズグロエボシドリ属とエボシドリ属に分かれる。 エボシドリ科 エボシドリ亜科 エボシドリ属 フィッシャーエボシドリ Tauraco fischeri リビングストンエボシドリ Tauraco livingstonii ギニアエボシドリ Tauraco persa ハシグロエボシドリ Tauraco schuettii シャローエボシドリ Tauraco schalowi オウカンエボシドリ Tauraco hartlaubi ? シラガエボシドリ Tauraco ruspolii エボシドリ Tauraco corythaix ニシアカガシラエボシドリ Tauraco bannermani シロガシラエボシドリ Tauraco leucolophus アカガシラエボシドリ Tauraco erythrolophus ハシブトエボシドリ Tauraco macrorhynchus ムラサキエボシドリ属 ニシムラサキエボシドリ Musophaga violacea ムラサキエボシドリ Musophaga rossae ホオジロエボシドリ Tauraco leucotis ズグロエボシドリ属 ズグロエボシドリ Gallirex porphyreolophus アカエリエボシドリ属 アカエリエボシドリ Ruwenzorornis johnstoni カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae ハイイロエボシドリ亜科 Criniferinae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 23:58 UTC 版)
「ハイイロエボシドリ亜科」の記事における「系統と分類」の解説
かつてはカンムリエボシドリを含んでいたが、別系統の可能性が高く、カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae に分離された。 従来2属に分類されてきたが、ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides は側系統であり、シロハラハイイロエボシドリ属 Criniferoides が分離された。シロハラハイイロエボシドリ属はシロハラハイイロエボシドリのみからなり、おそらく最初に分岐した。 エボシドリ科 エボシドリ亜科 Musophaginae カンムリエボシドリ亜科 Corythaeolinae ハイイロエボシドリ亜科 シロハラハイイロエボシドリ Criniferoides ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides ハイイロエボシドリ属 Crinifer
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 20:51 UTC 版)
系統樹は Klicka et al. (2007); Weir et al. (2009)より。相違する点については、nine-primaried oscine とヒワ亜科を単系統とした。 nine-primaried oscine(広義のアトリ科) アトリ科 アトリ亜科 Fringillinae スミレフウキンチョウ亜科 Euphoniinae ヒワ亜科 シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas ハワイミツスイ族 Drepanidini 広義のホオジロ科(フウキンチョウ科 ほか) アトリ科は9枚の初列風切がある nine-primaried oscine の1科である。nine-primaried oscine は大きく2つの群に別れ、アトリ科は主に旧世界に、その姉妹群の広義のホオジロ科は主に新世界に住む。 古くは nine-primaried oscine 全体をアトリ科とし、さまざまに亜科分類していた。その後ホオジロ科が分離され、ホオジロ科はさらに数科に分割された。ただし Sibley & Ahlquist (1990) はふたたびアトリ科を広義に取り、アトリ亜科 Fringillinae とホオジロ亜科に分けた。(狭義の)アトリ科はいくつかの亜科に分かれるが、Sibley & Ahlquist 以降の広義のアトリ科の中ではアトリ亜科の族とされる。 アトリ科の中で最初に分岐したアトリ亜科は基底的な単型亜科で、アトリ属のみからなる。スミレフウキンチョウ亜科は伝統的にはフウキンチョウ科 Thraupidae に含まれていたスミレフウキンチョウ属 Euphonia・ミドリフウキンチョウ属 Chlorophonia の2属からなる。残りのヒワ亜科はアトリ科の属と種のほとんどを含む。 アトリ亜科は歴史的には、広義のアトリ科内のさまざまな昆虫食グループを含んでいた。現在ではヒワ亜科をアトリ亜科に含めることがあるが、この広義のアトリ亜科は側系統である。 ハワイ固有群のハワイミツスイ類は、伝統的にハワイミツスイ科 Drepanididae とされてきたが、アトリ科に統合された。独立した亜科ハワイミツスイ亜科 Drepanidinae とする分類もあるが、系統的にはヒワ亜科に含まれる。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 06:35 UTC 版)
古くは原始紅藻綱または紅藻綱原始紅藻亜綱の独立目またはチノリモ目に分類されていた。その後、分子系統学的研究などに基づき、独立の綱とされた。また紅藻の中では、チノリモ綱、ロデラ綱、オオイシソウ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。綱内ではルフシア属が最も初期に分岐したことが示されており、それ以外がベニミドロ目にまとめられている。 以前はゴニオトリクム目 (Goniotrichales)、ゴニオトリクム科 (Goniotrichaceae) という学名が使われていたが、その基となる Goniotrichum の実体が不明確であることから、現在ではベニミドロ目 (Stylonematales)、ベニミドロ科 (Stylonemataceae) の名が使われている。 2019年現在、約50種が知られ、2目2科15属に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 ベニミドロ綱の属までの分類体系(2019年現在)ベニミドロ綱 Stylonematophyceae H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006ルフシア目 Rufusiales Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア科 Rufusiaceae Zuccarello & J.A.West in Zuccarello, J.A.West & Kikuchi, 2008ルフシア属 Rufusia D.E.Wujek & P.Timpano, 1988 '1986' ベニミドロ目 Stylonematales K.M.Drew, 1956ベニミドロ科 Stylonemataceae K.M.Drew, 1956ニセウシケノリ属 Bangiopsis F.Schmitz, 1896 タマツナギ属 Chroodactylon Hansgirg, 1885 Chroothece Hansgirg, 1884 アミマユダマ属 Colacodictyon Feldmann, 1955 Empselium G.I.Hansen & Scagel, 1981 ニセベニウチワ属 Goniotrichopsis G.M.Smith, 1943 Kyliniella Skuja, 1926 Neevea Batters, 1900 Purpureofilum J.A.West, Zuccarello & J.L.Scott, 2005 Rhodaphanes J.A.West, G.C.Zuccarello, J.L Scott & K.A.West, 2007 Rhodosorus Geitler, 1930 Rhodospora Geitler, 1927 ベニミドロ属 Stylonema Reinsch, 1875 Tsunamia J.A.West, G.I.Hansen, Zuccarello & T.Hanyuda, 2016 Viator G.I.Hansen, J.A.West, & G.C.Zuccarello, 2019
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 16:49 UTC 版)
ノガンモドキ科はノガンモドキ目唯一の現生科であり、スズメ目などからなる land birds 系統の一員である。 伝統的にはツル目ノガン亜目 Otiditae とされてきたが、ツル目の系統とは離れている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/19 14:34 UTC 版)
特異な生育環境や光合成色素組成、単純な細胞構造のため、その分類学的位置については藍藻、緑藻、クリプト藻、灰色藻、紅藻などさまざまなグループに分類する意見があった。進化的位置についても、藍藻から真核藻類への進化過程にある生物とする考えや、藍藻を細胞内共生させた生物とする考えなどがあった。その後、紅藻 (紅色植物) との類縁性が多く指摘されるようになり、分子系統解析からも、この藻群が紅藻に属することが支持されるようになった。 その特異性から、比較的古くから独立の綱とすることが提唱されていた。おそらく紅藻の中で最も初期に分かれたグループであり、イデユコゴメ門 (Cyanidiophyta)またはイデユコゴメ亜門 (Cyanidophytina)として、他の紅藻と分けられている (2019年現在、後者が一般的)。 2019年現在、8種ほどが知られ、ふつう1目2科3属に分類される。ただし綱内の分類については、過渡的な状況にある。環境DNAの調査から、この藻群の中には未だ明らかではない大きな多様性が存在することが示されている。 イデユコゴメ藻綱に属する3属の比較、および2019年現在の一般的な種までの分類体系を下に示す。 イデユコゴメ綱3属の比較形質ガルディエリア属Galdieria*イデユコゴメ属Cyanidium*シアニディオシゾン属Cyanidioschyzon細胞の形態球形 球形 棍棒状 大きさ (µm)3–16 2–5 1.5–3.5 無性生殖内生胞子 (4–32個) 内生胞子(4個) 二分裂 明瞭な細胞壁あり あり なし 大きな液胞あり なし なし 核DNA量 (×104 phons)378 193 194 葉緑体の切れ込みあり なし なし 色素体核様体の形と位置輪状、偏在 棒状、中央 粒状、中央 色素体DNA量 (×104 phons)231 72.8 8.3 貯蔵多糖グリコーゲン グリコーゲン アミロペクチン リノレン酸あり なし なし 硝酸塩利用能なし あり あり 塩耐性 (%)10 3–4 3 至適 pH2.0 1.5 1.5 従属栄養能あり なし なし * Galdieria は G. sulphuraria の、Cyanidium は C. caldarium の特徴. イデユコゴメ綱の種までの分類体系 (2019年現在)イデユコゴメ綱 Cyanidiophyceae Merola in Merola, Castaldo, De Luca, Gambarella, Musacchio & Taddei, 1981イデユコゴメ目 Cyanidiales T.Christensen, 1962ガルディエリア科 Galdieriaceae Merola in Merola et al., 1981ガルディエリア属 Galdieria Merola, 1982Galdieria daedala O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria maxima O.Yu.Sentsova, 1991 [= Cyanidium maximum (O.Yu.Sentsova) F.D.Ott, 1994] Galdieria partita O.Yu.Sentsova, 1991 Galdieria phlegrea Pinto, Ciniglia, Cascone & Pollo, 2007 Galdieria sulphuraria (Galdieri) Merola in Merola et al., 1982 (タイプ種) イデユコゴメ科 Cyanidiaceae Geitler, 1935イデユコゴメ属 Cyanidium Geitler, 1933イデユコゴメ Cyanidium caldarium (Tilden) Geitler, 1933 (タイプ種) Cyanidium chilense Schwabe, 1936 シアニディオシゾン属 Cyanidioschyzon P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978シアニディオシゾン Cyanidioschyzon merolae P.De Luca, R.Taddei & L.Varano, 1978
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系統と分類
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ハゴロモモ科はスイレン科に近縁であり、ともに水草で内巻き・楯状の葉をもつ。スイレン科に含める (スイレン科の1亜科とする) ことも多かったが (新エングラー体系など)、花被片や雄蕊が3数性で輪生していること、雌蕊が離生心皮であることなどの点でスイレン科のものとは異なり、2021年現在では別科に分類することが多い。ただし分子系統学的研究からは、ハゴロモモ科の2属がスイレン科に含まれる可能性も否定できないとされる。 ハゴロモモ科とスイレン科は明瞭な単系統群を形成しており、さらにこの系統群の姉妹群はヒダテラ科である。この3つの科はスイレン目にまとめられている。スイレン目は被子植物の初期分岐群の1つであり、現生被子植物の中ではアンボレラ目に次いで2番目に分岐した植物群であると考えられている。 ハゴロモモ科には、ジュンサイ属の1種とハゴロモモ属の約5種の計2属約6種が含まれる (下表)。 ハゴロモモ科の種までの分類体系の一例ハゴロモモ科 (ジュンサイ科) Cabombaceae A. Richardジュンサイ属 Brasenia Schreb., 1789ジュンサイ Brasenia schreberi J.F.Gmel., 1791 ハゴロモモ属 Cabomba Aubl., 1775Cabomba aquatica Aubl., 1775 ハゴロモモ (フサジュンサイ) Cabomba caroliniana A. Gray, 1837 Cabomba furcata Schult. & Schult. f., 1830 Cabomba haynesii Wiersema, 1989 Cabomba palaeformis Fassett, 1953 ブラジル北東部の白亜紀前期 (約1億1500万年前) の地層から報告されている Pluricarpellatia は、ハゴロモモ科に関係する植物であると考えられている (右図5)。
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プロクロロンはメキシコ、バハ・カリフォルニア州のウスボヤ属の一種 (Didemnum candidum) から発見され、1975年当初は Synechocystis didemni の名で記載された。しかしクロロフィル b という他の原核藻類には見られない色素をもつことから、新属プロクロロン属に移され、さらに独自の門、原核緑色植物門(学名: Prochlorophyta)に分類することが提唱された。その後、クロロフィル b または類似色素をもつ原核藻類としてプロクロロトリックス属 (Prochlorothrix) とプロクロロコックス属 (Prochlorococcus) が報告され、原核緑色植物門に分類されるようになった。 しかしその後の分子系統学的研究からは、プロクロロンを含めて原核緑色植物門の3属は藍藻に含まれ、しかも互いに近縁ではないことが示された。そのため、分類群として原核緑色植物門の名は使われなくなったが、プロクロロンを含めた3属は一般名として原核緑藻 (prochlorophytes) とよばれることが多い。 またクロロフィル b をもつという共通性から、当初はプロクロロンのような生物が細胞内共生することによって、緑色植物の葉緑体が生じたと考えられていた。またプロクロロンは、緑色植物のクロロフィル b 合成酵素と相同な酵素をもつ。しかし、この酵素以外にプロクロロンと緑色植物の葉緑体の近縁性を支持する特徴は見つかっていない。また緑色植物の起源となった原核藻類との共生 (一次共生) は、灰色藻や紅藻の起源となった一次共生と同一の現象であったと考えられている。よって一般的に、その際の共生者はフィコビリンをもち、またクロロフィル b をもっていなかったと考えられている。そのため現在では、プロクロロンを含む原核緑藻と緑色植物は、独立にクロロフィル b を獲得したと考えられている (遺伝子水平伝播など)。 分子系統学的研究からは、プロクロロンは、藍藻の中でクレードB2 (SPMクレード) とよばれる系統群 (Pleurocapsa, Microcystis, Synechocystis PCC 6803 などを含む) に属することが示されている。同心円状のチラコイドをもつためシネココックス目に分類されることがあるが、他のシネココックス目の多く (藍藻の中で初期分岐群が多い) とは系統的に近縁ではない。Büdel & Kauff (2012) における分類体系では、クロオコックス目プロクロロン科に分類されている。別のホヤ共生藻である Synechocystis trididemni (上記) はプロクロロンに近縁であることが示唆されている。 2019年現在、プロクロロン属には、ただ1種 Prochloron didemni のみが知られている。さまざまな宿主、地域からプロクロロンの分子情報が得られているが、プロクロロンの系統と、宿主または地理的分布との明瞭な関連は見つかっていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:57 UTC 版)
しばしばシラヒゲドリ科 Psophodidae に含められ、また古くはクイナチメドリ科 Eupetidae やハシリチメドリ科 Orthonychidae に含められたが、系統的には異なる (Norman et al. 2009)。 伝統的には Deignan (1964) によりハシリチメドリ科(またはヒタキ科ハシリチメドリ亜科 Orthonychinae)に含められてきたが、Sibley & Ahlquist (1985) などに基づき、シラヒゲドリ科と共に分離された。またしばしば、クロチメドリ属 Melampitta・ズアオチメドリ Ifrita・クイナチメドリ Eupetes も共に分離された。なお、ハシリチメドリ科はこれら以外にはハシリチメドリ属 Orthonyx のみであり、実態はこれらが分離されたというよりは「ハシリチメドリ属が分離され科名が変わった」に近い。 科名の先取権は ハシリチメドリ科 Orthonychidae Gray, 1840 クイナチメドリ科 Eupetidae Bonaparte, 1850 シラヒゲドリ科 Psophodidae Bonaparte, 1854 ウズラチメドリ科 Cinclosomatidae Mathews, 1922 の順なので、科名はシラヒゲドリ属を含むならシラヒゲドリ科、クイナチメドリを含むならクイナチメドリ科となるべきである。ただし実際には、それらを含む科がウズラチメドリ科と呼ばれることもある。また日本では、Eupetidae がシラヒゲドリ科、あるいは Psophodidae がウズラチメドリ科と訳されるなど、学名どおりの和名で呼ばれないこともある。 属種数代表的な科分類(関連の薄い科は省略)生息域セミドリチメドリ Androphobus 1 シラヒゲドリ科 P. シ P. ク E. シ P. ク E. ク E. シ P. ク E. オーストラリア区 シラヒゲドリ属 Psophodes 4 パプアチメドリ属 Ptilorrhoa 4 ウズラチメドリ科 C. ウズラチメドリ属 Cinclosoma 5 ウ C. ズアオチメドリ Ifrita 1 クロチメドリ属 Melampitta 2 クイナチメドリ Eupetes 1 クイナチメドリ科 E. ク E. ク E. ク E. ク E. ク E. ク E. 東洋区 ^ Norman et al. (2009) で示唆されている系統分類 ^ 国際鳥類学会議 (IOC) World Bird Names ^ IOC version 1.7 (2008) まで; BirdLife International (BLI) ^ Norman et al. (2009) で言及されている旧分類 ^ IOCで言及されている旧分類 ^ Sibley & Alhlquist (1990)(ただしカラス科ウズラチメドリ亜科 Cinclostomatinae); Wikispecies(ただしウズラチメドリ科) これらの他にハシブトモズビタキ Falcunculus・ホオダレモズガラ Eulacestoma が近縁と考えられたこともあった。 実際の系統では、シラヒゲドリ科とウズラチメドリ科は比較的近縁で共にカラス上科に位置するが、それ以上の類縁性は否定されている。クイナチメドリはカラス上科ではなくスズメ小目に近縁で、ハゲチメドリ科・アカイワトビヒタキ科 Chaetopidae と共に単系統をなす。ズアオチメドリはカラス上科カササギヒタキ科 Monarchidae に近縁である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:57 UTC 版)
系統樹は Weir et al. (2009)より。ハワイミツスイ族との多分岐として描かれている枝は増減する可能性がある。 ヒワ亜科 シメ Coccothraustes・イカル属 Eophona・Mycerobas ハワイミツスイ族 Drepanidini ハワイミツスイ類は伝統的にはハワイミツスイ科 Drepanididae とされていた。Drepanidinae と Psittirostrinae の2亜科に分けることもあった (Amadon 1950)。 Pratt (1979) はハワイミツスイ類をアトリ科に含め、ハワイミツスイ亜科とした。彼はそれを、Drepanidini(旧 Drepanidinae)・Psittirostrini・Hemignathini の3族に分けたが、のちには否定した。Olson & James (1982) はさらに、ハワイミツスイ類をヒワ亜科に含めハワイミツスイ族とし、内部分類は行わなかった。 ハワイミツスイ類は系統的には、アトリ科ヒワ亜科の内部に位置する。ハワイミツスイ類を含まない狭義のヒワ亜科は側系統であり、Olson & James に従いヒワ亜科に含めるのが妥当である。ただし彼らはハワイミツスイ類以外のヒワ亜科(狭義のヒワ亜科に同じ)全てをヒワ族にまとめたが、このヒワ族は側系統である。ハワイミツスイ類を族として維持するなら、ヒワ族を複数族に分割する必要がある。
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かつてはゴシキドリ類の4科全て(オオハシ下目のうちオオハシ科以外)がゴシキドリ科にまとめられていた。しかし1980年代にアフリカのハバシゴシキドリ科と熱帯アジアのオオゴシキドリ科が分離され、中南米に住むものだけがゴシキドリ科に残された。旧ゴシキドリ科のほとんどの属と種はハバシゴシキドリ科に含まれる。 その後のゴシキドリ科には3属が含まれたが、これはおそらく側系統であり、オオハシ科と姉妹群であろうオオハシゴシキドリ属 Semnornis がオオハシゴシキドリ科 Semnornidae に分離された。 ゴシキドリ科・オオハシゴシキドリ科・オオハシ科をオオハシ科の亜科とする説もあるが、オオハシ科の顕著な形態的特長から、別科とされる。 オオハシ下目 オオハシ上科 ゴシキドリ科 ゴシキドリ属 Capito ズアカゴシキドリ属 Eubucco オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae オオハシ科 Ramphastidae ハバシゴシキドリ科 Lybiidae オオゴシキドリ科 Megalaimidae
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独立の科とはせず、シマバエ科のうちの特殊化した一群と見なして、その亜科とする考え方もある (Griffith, 1972など)。最近では Eurychoromyiidae 科の姉妹群とし、ヨロイバエ科と Eurychoromyiidae 科を併せた群をシマバエ科の姉妹群とする考え方もある。
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「セーシェルウツボカズラ」の記事における「系統と分類」の解説
本属の分布域は東南アジアに中心があり、西はインド洋を挟んでマダガスカルまで広がる特異なものである。その中で、東南アジアより西のインド洋近辺に分布する種、具体的にはマダガスカル島に分布する2種(マダガスカルウツボカズラ N. madagascarensis、N. masoalensis)、スリランカに分布する1種(N. distillatoria)、それに本種はまとめてこの属の中でも原始的なものと考えられてきた。形態的には、これらは以下のような特徴を共有している。 円筒形、乃至漏斗形の上位捕虫袋・単純な構造の縁歯・分枝のない多細胞の毛・花が円錐花序をなすこと・蜜腺と消化腺の数がとても多いこと。 その中でも本種は以下のような特殊な構造を備えている。 上部の捕虫袋の巻き鬚が巻き付く部分を持たないこと・基部のロゼット葉の捕虫袋と伸び出した枝のそれとの分化が不十分であること・卵形で端の切れた黒い色を持つ種子・倒円錐形の果実が3つの開口を持つこと・雄花が4弁を持つこと。 そのため、本種はこの属の中で特別に扱われてきた。本属内の系統と分類について論じ、広く受け入れられてきたHarmsによる1936年の体系では本種と、それにマダガスカル産の種をそれぞれ独自の節とし、それらを残り全ての種に対置させた。本種を別属(Anurosperma)に扱う説すらあった。分子系統による研究においても、本種がN. distillatoria と共に本属の系統樹において最も基底で分枝したこと、この2種が単一のクレードを構成することが示されている。
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系統と分類
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カラス科など7科はカラス上科の中で単系統をつくるが、互いの系統関係は不確実である。 カラス科内の系統樹は Ericson et al. (2005); Bonaccorso & Peterson (2007)。カンムリカケス Platylophus は図示されていない。2つの大きく放散した系統があり、1つは新世界に生息し New World jays(新世界カケス類)と呼ばれ、もう1つは旧世界に生息しカラス類・カササギ類・旧世界のカケス類などが含まれる。 オウギビタキ科 Rhipiduridae カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 Paradisaeidae モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 ベニハシガラス属 Pyrrhocorax タイワンオナガ属 Dendrocitta キリオオナガ Temnurus クロカケス Platysmurus ラケットオナガ属 Crypsirina サンジャク属 Urocissa ヘキサン属 Cissa アカオカケス属 Perisoreus オナガ属 Cyanopica ソデグロガラス Zavattariornis アフリカサンジャク Ptilostomus サバクガラス属 Podoces カササギ属 Pica カケス属 Garrulus ホシガラス属 Nucifraga Coloeus カラス属 Corvus New World jays ヒメアオカケス属 Cyanolyca アオカケス属 Cyanocitta マツカケス Gymnorhinus ルリサンジャク属 Cyanocorax チャイロカケス Psilorhinus カンムリサンジャク属 Calocitta アメリカカケス属 Aphelocoma 伝統的にカラス科とされてきたが論争のあったヒメサバクガラス Pseudopodoces は、スズメ小目のシジュウカラ科 Paridae に移され、さらにシジュウカラ属 Parus に含められ学名も Parus humilis となった。カンムリカケス Platylophus はモズ科 Laniidae に近い可能性があるが、カラス科に留められている(分類は国際鳥類学会議 (IOC) を基準とした)。 Sibley & Ahlquist (1990) ではカラス族 Corvini とされ、カラス亜科に含まれていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 07:41 UTC 版)
Potter et al. (2007) による。ただし、彼らによる Osmaronieae をヤナギザクラ連 Exochordeae とした。 バラ科 バラ亜科 Rosoideae 【薔】 チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae 【薔】 サクラ亜科 Lyonothamnus 【L】 ネイリア連 Neillieae 【下】 モモ連(サクラ連) Amygdaleae 【桜】 ヤナギザクラ連 Exochordeae (Osmaronieae) 【桜】 ヤマブキ連 Kerrieae 【L】 ホザキナナカマド連 Sorbarieae 【下】 シモツケ連 Spiraeeae 【下】 ギレニア属 Gillenia 【下】 ナシ連 Pyreae (リンゴ連 Maleae) 【林】 また、古典的亜科分類の例として、Schulze-Menz (1964) による亜科を付記した。ただし連未満の数属の異同は無視した(それらは古典分類の間でも一定しなかった)。古典的亜科の略記はそれぞれ以下のとおり。 【薔】: バラ亜科 Rosoideae 【L】: Lyonothamnoideae(この亜科の分類は特に一定しなかった) 【桜】: サクラ亜科(スモモ亜科) Prunoideae 【下】: シモツケ亜科 Spiraeoideae 【林】: リンゴ亜科 Maloideae(ナシ亜科 Pyroideae)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 16:57 UTC 版)
細胞性粘菌の研究は、1869年、ブレフェルトによってタマホコリカビ (Dictyostelium mucoroides;タマホコリカビ科) が記載されたことに始まる。また1873年には、Guttulina rosea (= Pocheina rosea;アクラシス科) が記載された。当初は、これらの生物は変形菌 (真正粘菌) として扱われていた。しかし1880年、ヴァン・ティガンによって Acrasis granulata が記載された際に、これらの生物が変形体 (多核体) を形成せずに「細胞性」が維持されたまま子実体を形成することが報告された。この属名 Acrasis は、ギリシャ語の κρασις (混合・統合・融合) に否定接頭辞 α- を付けたものであり、細胞性が維持されていることを示している。 細胞性粘菌は変形菌に似た生活環をもち、また変形菌と同様に菌類的な子実体を形成するため (上記参照)、菌類の変形菌門 (広義) の中にアクラシス綱 (学名: Acrasiomycetes) として分類されることが多かった。ただし細胞性粘菌を含む広義の変形菌 (粘菌) と、狭義の菌類 (真菌類) の近縁性については、疑問視されることも多かった。そのため、細胞性粘菌を含む広義の変形菌 (粘菌) を、原生動物の肉質虫類 (広義のアメーバ類) に分類することもあった。 また細胞性粘菌 (アクラシス綱) の中には、アメーバ細胞の形態や子実体形成時の細胞の振る舞い、細胞分化の程度などの点で異なる2群が認識されるようになった (下表)。このような異質性は E. W. Olive (1902) によって初めて指摘され、やがてこの2群はタマホコリカビ目(学名: Dictyosteliales)とアクラシス目(学名: Acrasiales)として扱われるようになった。さらにこの2群の異質性は、両者が系統的に大きく異なることを示していると考えられるようになり、異なる亜綱、綱、さらには門に分類する例も見られるようになった。またアクラシス目に分類されていた生物の中にもさまざまな相違点があるため、アクラシス目自体も系統的に多様な生物が含まれていると考えられるようになった。 また、原生粘菌が認識され始めた当初には、原生粘菌亜綱としてアクラシス綱に分類されることもあった。 古典的な細胞性粘菌2目の比較(*は例外あり)形質タマホコリカビ目アクラシス目ミトコンドリアクリステ管状 盤状* アメーバ細胞の仮足糸状 葉状* 偽変形体の運動あり* なし 子実体の分化柄細胞は発芽しない 柄細胞も発芽する* やがて20世紀末ごろからの分子系統学的研究により、細胞性粘菌が菌類とは縁遠い生物であることが確認されると共に、上記のタマホコリカビ目とアクラシス目が系統的に全く異なる生物群であることも明らかとなった。さらにアクラシス目自体も、系統的に全く異なる生物群からなる多系統群であることが示されている。タマホコリカビ類はアメーボゾアに属し、変形菌 (真正粘菌) などに近縁であると考えられている (下図)。一方、アクラシス類は多系統群であり、ディスコーバ、リザリア、アメーボゾア、オピストコンタに属する生物を含んでいる (下図)。 真核生物 アモルフェア オピストコンタ ホロゾア (動物、襟鞭毛虫など) ホロマイコータ ヌクレアリア類 (ヌクレアリア属など; ●フォンチクラ科) 菌類 アメーボゾア ディスコセア綱 (アカントアメーバ属、マヨレラ属など) ツブリネア綱 (アメーバ属、ナベカムリ属など; ●コプロミクサ科) クトセア綱 ヴァリオセア綱 (原生粘菌の一部など) アーケアメーバ綱 (赤痢アメーバなど) 動菌下門 (真正動菌) ●タマホコリカビ類 ツノホコリ綱 変形菌綱 ディスコーバ (ミドリムシ、ネグレリアなど; ●アクラシス科) メタモナス (トリコモナス、ジアルジアなど) ディアフォレティケス アーケプラスチダ (灰色藻、紅藻、緑色植物) SAR リザリア (ネコブカビ、放散虫、有孔虫など; ●グッツリノプシス科) アルベオラータ (繊毛虫、アピコンプレクサ、渦鞭毛藻など) ストラメノパイル (不等毛藻、卵菌、ラビリンチュラ類など) 真核生物の系統仮説の一例 (主な系統群のみを扱い、特にアメーボゾア内はやや詳細に示している)細胞性粘菌のうち、●はタマホコリカビ目、●はアクラシス目に分類されていた生物を示す。 以上の様に、広義のアクラシス綱 (細胞性粘菌) は系統的に多様な生物群を含む多系統群であることが明らかとなっている。そのため、細胞性粘菌 (アクラシス綱) は単一の分類群としては扱われなくなった。細胞性粘菌とされていた生物が、現在どのように分類されるようになったのか、それぞれのグループの特徴と併せてを以下に概説する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 03:38 UTC 版)
古くは他のいくつかの群と併せてイノモトソウ科に含めた。これを細分するに関しては田川(1959)に若干の解説がある。ワラビ属やユノミネシダ属については、その胞子嚢群の特徴からその後にもイノモトソウ科に含める見解がある。タカワラビ科に近いものであり、小型化して根茎が横に這うようになったものとの見方もある。またホングウシダ科との類縁が考えられたこともあるが、これらはいずれも近年の分子系統の結果では支持されていない。 この群には上述のように葉柄から腋外芽が出るものが多い。また、ユノミネシダ属では葉の先端に無限成長が見られ、これらは葉に未だに茎の特徴が残っているものを見ることが出来る。 日本には以下の6属が知られる。 Dennstaedtia コバノイシカグマ属:コバノイシカグマ・イヌシダ・オウレンシダ Microlepia フモトシダ属:フモトシダ・フモトカグマ・イシカグマ Hypolepis イワヒメワラビ属:イワヒメワラビ Pteridium ワラビ属・ワラビ Histiopteris ユノミネシダ属:ユノミネシダ Monachosorum オオフジシダ属:ヒメムカゴシダ・フジシダ・オオフジシダ
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 00:02 UTC 版)
キバシリ科はブユムシクイ科 Polioptilidae と姉妹群である。これらはウグイス上科 Sylvioidea から分離されたキバシリ上科に含まれる。 かつて最大の属だった Thryothorus 属は多系統であり、互いにそう遠くはないがおそらく単系統は形成しない Pheugopedius・Thryophilus・Cantorchilus の3属と、系統的に大きく離れた単型属チャバラマユミソサザイ属 Thryothorus の計4属に分割された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 07:56 UTC 版)
現生2目、絶滅3目の、計5目が含まれる。ただし、混歯目は側系統の可能性が高い。 単歯類と重歯類は、上顎門歯が1対か2対かで特徴付けられる。重歯類には、第一門歯の口腔側(裏側)に小さな第二門歯が生えている。 真主齧上目 グリレス大目 アナガレ目 Anagalida† 単歯類 Simplicidentata 混歯目 Mixodontia† ネズミ目 Rodentia 重歯類 Duplicidentata ミモトナ目 Mimotonida† ウサギ目 Lagomorpha 真主獣大目
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:52 UTC 版)
系統樹は Lovette & Rubenstein (2007)などより。 ムクドリ科sensu S&A マネシツグミ科 mockingbirds andcontinental thrashers マネシツグミ属 Mimus ウタイマネシツグミ Oreoscoptes ツグミモドキ属 Toxostoma catbirds andCaribbean thrashers アオマネシツグミ属 Melanotis クロネコマネドリ Melanoptila ネコマネドリ属 Dumetella ムナジロツグミモドキ属 Ramphocinclus ウロコツグミモドキ属 Allenia オオウロコツグミモドキ属 Margarops フルエドリ属 Cinclocerthia ムクドリ科 Sturnidae ウシツツキ科 Buphagidae マネシツグミ科はムクドリ科と姉妹群である。新世界のマネシツグミ科に対し、ムクドリ科は旧世界(オーストラリア区含む)の科である。これらはヒタキ上科に含まれる。 ムクドリ科は2つの系統に分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている。両米の広い範囲に住む mockingbirds and continental thrashers(マネシツグミ類と大陸のツグミモドキ類)と、カリブ諸島を含む中米に住む catbirds and Caribbean thrashers(ネコマネドリ類とカリブのツグミモドキ類)である。
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この群は紅藻類を祖先とするもの、との説が20世紀後半まで存在した。これは有性生殖器官の構造の類似性、隔壁の構造、それに生化学上の情報に基づくもので、寄生性の紅藻が本群の祖先であったというものであった。この説は更に子嚢菌類(担子菌も含めて、とも)が紅藻類から進化してきたとする説の1つの裏付けとなっていたものである。 しかし、本群が菌類であることは古くから多くの菌類学者の認めるところで、そして子嚢菌であることも広く認められてきた。ただし子嚢菌類の中のどのグループに含まれるのか、あるいはそれら他群との関係がどのようなものかについては議論が多く、核菌類であるとか盤菌類であるとか諸説があった。 もちろん現在では菌類であるとの判断は確定的で、それは生活史の検討などから確かめられ、現在では分子系統的にも明らかとなっている。この群はその見かけの特異性にもかかわらず、菌糸体を発達させる子嚢菌類から分化してきたものであると考えられ、子嚢菌門チャワンタケ亜門 Peziziomycotinaの中にラブルベニア綱 Laboulbeniomycetes を立て、ここに含める、という扱いが提唱されている。系統の解析では本目のものはよくまとまった単系統をなし、後述の近縁とされた群を含む単系統群と姉妹群をなすものには Termitaria と Kathistes がある。
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カモ目で最初に分岐した科であり、単型のサケビドリ亜目 Anhimae に分類される。姉妹群はカモ亜目 Anseres である。ただし、古い分子系統ではサケビドリ科とカササギガン科が姉妹群だとする結果もある。 カモ目 カモ亜目 カモ科 Anatidae カササギガン科 Anseranatidae サケビドリ科 ツノサケビドリ Anhima サケビドリ属 Chauna
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真体腔であること、トロコフォア幼生をもつことなどから環形動物との関連が古くから指摘されてきた。特に剛毛を持つことは多毛類との関連を想像させる。そのため、環形動物門の綱のひとつとされたこともある。しかし、体節制が存在しないこと、また発生の段階でも違いがあるとの指摘もあり、独立の門として扱われてきた。 近年の分子系統的研究は多毛類、特にイトゴカイ科に近縁であるという結果を支持している。またこの結果を反映し、ユムシ動物全体を環形動物の科のひとつ(Thalassematidae)として扱うこともある。 現在、世界で37属145種ほどが知られ、これを3目4科に分けるのが普通である。ボネリムシ科に属種が多く、深海からはさらに多くが発見されると想像されている。 Echiuroinea キタユムシ目Echiuridae キタユムシ科Echurus キタユムシ属 Prashadus Anelassorhynchus サビネミドリユムシ属 Arhynchite ドチクチユムシ属 Thalassema コゲミドリユムシ属 Lissomyema Listrolobus タテジマユムシ属 Ochetostoma スジユムシ属 - スジユムシ Ikedosoma ユメユムシ属 Bonellidae ボネリムシ科Bonellia - ボネリムシ Acanthobonellia - ミヤジマボネリムシ Ikedella - トゲナシボネリムシ Acanthohamingia オオトゲボネリムシ属 他22属 Xenopneusta ユムシ目Urechiidae ユムシ科Urechis ユムシ属 - ユムシ Heteromyota サナダユムシ目Ikedaidae サナダユムシ科Ikeda サナダユムシ属 - サナダユムシ
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オオイシソウ目、エリスロペルティス目、ロドカエテ目は比較的古くから認識されていたグループであり (いずれも原始紅藻綱または亜綱に分類されていた)、前2者は単胞子形成の類似点などから、同一の目に分類されることもあった。一方、ロドカエテ目は頂端成長やピットプラグの存在から、真正紅藻類との近縁性が示唆されることもあった。その後、分子系統学的研究によってこの3群が近縁であることが示され、これをまとめた綱としてオオイシソウ綱が提唱された。3目の間の系統関係としては、ロドカエテ目とエリスロペルティス目が姉妹群であることが示されている。 またチノリモ綱、ロデラ綱、ベニミドロ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 今のところ約75種が知られ、およそ3目4科11属に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 オオイシソウ綱の属までの分類体系 (2019年現在)オオイシソウ綱 Compsopogonophyceae G.W.Saunders & Hommersand, 2004オオイシソウ目 Compsopogonales Skuja, 1939ボルジア科 Boldiaceae Herndon, 1964ボルジア属 Boldia Herndon, 1964 オオイシソウ科 Compsopogonaceae F.Schmitz, 1896オオイシソウ属 Compsopogon Montagne, 1846 [incl. オオイシソウモドキ属 Compsopogonopsis V.Krishnamurthy, 1962] Pulvinaster J.A.West, G.C.Zuccarello & J.L.Scott, 2007 エリスロペルティス目 Erythropeltidales Garbary, G.I.Hansen & Scagel, 1980ホシノイト科 Erythrotrichiaceae G.M.Smith, 1933Chlidophyllon W.A.Nelson, 2003 トゲイソハナビ属 Erythrocladia Rosenvinge, 1909 ホシノイト属 Erythrotrichia Areschoug, 1850 ヒナノリ属 Porphyropsis Rosenvinge, 1909 Pyrophyllon W.A.Nelson, 2003 イソハナビ属 Sahlingia Kornmann, 1989 Smithora Hollenberg, 1959 ロドカエテ目 Rhodochaetales Bessey, 1907ロドカエテ科 Rhodochaetaceae F.Schmitz in Engler & Prantl, 1896ロドカエテ属 Rhodochaete Thuret ex Bornet, 1892
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:22 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008); Gelang et al. (2009)による。A–I は Johansson et al. による仮の系統名である。 センニョヒタキ科 Stenostiridae シジュウカラ上科 Paroidea ウグイス上科 B ヒゲガラ科 Panuridae A ヒバリ科 Alaudidae C ムシクイヒヨ科 Nicatoridae D ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae core Sylvioidea E ヒヨドリ科 Pycnonotidae G ツバメ科 Hirundinidae ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae H ヨシキリ科 Acrocephalidae センニュウ科 Locustellidae ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae テトラカヒヨドリ科 Bernieridae F セッカ科 Cisticolidae I ウグイス科 Cettiidae エナガ科 Aegithalidae メボソムシクイ科 Phylloscopidae 広義のチメドリ科 アカガシラチメドリ科 Timaliidae チメドリ科 Pellorneidae ガビチョウ科 Leiothrichidae メジロ科 Zosteropidae ダルマエナガ科 Sylviidae
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:22 UTC 版)
ジサイチョウ科 Bucorvidae と姉妹群であり、サイチョウ亜目 Bucerotes にまとめられる。あるいはジサイチョウ科をサイチョウ科に含める説もある(同時に単型のサイチョウ亜目を置くこともある)。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 23:45 UTC 版)
オオオニバス属はオニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) はオニバス科としてスイレン科とは分けられたこともある。しかし分子系統学的研究からは、オオオニバス属 + オニバス属の系統群は明らかにスイレン科に属すことを示しており、さらにスイレン属の中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。 オニバス オオオニバス属 オオオニバス パラグアイオニバス V. boliviana 4. オオオニバス属内の系統仮説 オオオニバス属には、オオオニバスとパラグアイオニバス、V. boliviana の3種が知られている。オオオニバスは1832年にオニバス属の新種として記載されたが (Euryale amazonica)、後に新属 (Victoria) に移された。また1840年には、オオオニバス属の種としてパラグアイオニバスが記載され、さらに2022年に、第3の種として V. boliviana が報告された。この3種の間には、下表1に示したような差異がある。系統的には、パラグアイオニバスと V. boliviana が極めて近縁であることが示されている (右図4)。分子系統解析に基づく分岐年代推定では、オオオニバスが他と分かれたのが約500万年前、パラグアイオニバスと V. boliviana が分かれたのは約110万年前と推定されている。 表1. オオオニバス属3種の比較種オオオニバスV. bolivianaパラグアイオニバス葉最大直径 2.3 m 最大直径 3.2 m 最大直径 2.4 m 葉の縁葉の直径の0–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 葉の直径の5–7%ほど立ち上がるあずき色または緑色 葉の直径の8–10%ほど立ち上がる緑色またはややあずき色を帯びる 葉のトリコーム長0.3–12 mm 1.2–3 mm 1–3 mm つぼみ(花芽)の先端くびれない くびれない わずかにくびれる 萼の背軸面褐色〜あずき色、刺多(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(全体) 緑〜あずき色、刺なし〜少(基部のみ) 1日目の花の内側花弁暗紅色からあずき色 白色 白色 子房上の刺しだいに尖る、長さ2–21 mm 急に尖る、長さ1–10 mm 急に尖る、長さ1–22 mm 偽柱頭の形態上部 ≦ 下部 上部 > 下部 上部 < 下部 胚珠数/心皮20–28 8–14 20–25 種子楕円形、7–8 × 9–10 mm 球形、12–13 × 16–17 mm 球形、8–9 × 9–10 mm 染色体数2n = 20 2n = 24 2n = 24 分布アマゾン川流域 マモレ川 パラナ川、パラグアイ川 オオオニバス属の分類体系オオオニバス属 Victoria R.H.Schomb., 1837= Victoria Lindl., 1837; Victoria J.E.Gray, 1837 オオオニバス Victoria amazonica (Poepp.) Klotzsch, 1847= Euryale amazonica Poepp., 1832; Victoria regia Lindl., 1838; Victoria regina R.H.Schomb., 1837; Victoria regina J.E.Gray, 1837 など パラグアイオニバス Victoria cruziana Orb., 1840= Victoria regia var. cruziana (Orb.) G. Lawson, 1889; Euryale brasiliana Steud, 1840; Euryale policantha Rojas Acosta, 1897; Euryale bonplandia Rojas Acosta, 1897 など Victoria boliviana Magdalena & L.T.Sm., 2022
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 04:06 UTC 版)
単細胞鞭毛性であることや有機質鱗片をもつなどの特徴から、メソスティグマ属はプラシノ藻綱に分類されていた。ただしこの意味でのプラシノ藻は非単系統群であり、これらの特徴は緑色植物における原始形質であると考えられている。鱗片の類似性や等鞭毛をもつことから、プラシノ藻の中でも特にピラミモナス類との近縁性が示唆されていた。 しかしその後の分子系統学的研究から、他のプラシノ藻とは異なり、メソスティグマ属はストレプト植物の基部に位置することが示唆された。いくつかの生化学的特徴からも、メソスティグマ属がストレプト植物に属することが支持される。ただし一部の分子系統学的研究 (特にオルガネラDNAに基づく解析) からは、緑色植物の中で最も初期 (ストレプト植物と緑藻植物の分岐前) に分岐したことが示唆されることもある。 メソスティグマ属は、ストレプト植物の中で唯一、栄養体が鞭毛や眼点をもつ点で緑色植物の原始形質を残しており、この点ではストレプト植物における最初期分岐群であることが示唆される。このような系統的位置は一部の分子系統解析からも支持されるが、多くの分子系統学的研究では、クロロキブス藻綱の姉妹群であることが示唆されている (2019年現在)。 2019年現在、独立の綱であるメソスティグマ藻綱 (Mesostigmatophyceae) に分類され、また独立の門 (メソスティグマ植物門 Mesostigmatophyta) として扱われることもある。唯1属、メソスティグマ属 (Mesostigma) のみが知られている。数種が記載されているが、確実なものはタイプ種の Mesostigma viride のみである。下にメソスティグマ藻綱の分類体系の一例を示す。ただし上記のように、分子系統解析ではクロロキブス属がメソスティグマ属の姉妹群であることが示されることが多く、クロロキブス属をメソスティグマ藻綱に分類することもある。 メソスティグマ藻綱の分類体系 (2019年現在)メソスティグマ植物門 Mesostigmatophytaメソスティグマ藻綱 Mesostigmatophyceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ目 Mesostigmatales Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ科 Mesostigmataceae Marin & Melkonian, 1999メソスティグマ属 Mesostigma Lauterborn, 1894Mesostigma grande Korshikov, 1938 Mesostigma viride Lauterborn, 1894 (タイプ種)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 13:55 UTC 版)
ブッポウソウ科と姉妹群であり、2科(および絶滅した Geranopterus)でブッポウソウ上科 Coracioidea を構成する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 09:36 UTC 版)
パラグアイオニバスは、ボリビア・ペルー大統領であったアンドレス・デ・サンタ・クルス (1792–1865; 右図5) の援助を受けて南アメリカの博物学コレクションの収集を行ったアルシド・ドルビニによって、ボリビア産の個体をもとに新種として記載された。種小名は cruziana は、デ・サンタ・クルスの名にちなんでいる。 パラグアイオニバスは、オオオニバス、V. boliviana とともにオオオニバス属 (Victoria) に分類される。パラグアイオニバスは V. boliviana に極めて近縁であり、両者は約110万年前に分岐したと推定されている。オオオニバス属はオニバス属 (Euryale) に近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オオオニバス属 + オニバス属) は明らかにスイレン科に含まれるが、古くはオニバス科として分けられたこともある。 また分子系統学的研究からは、オオオニバス属 + オニバス属の系統群がスイレン属の中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオオオニバス属とオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。 パンタナルに分布するものは他のパラグアイオニバスとは地理的に離れており、形態的差異もあることから Victoria cruziana f. mattogrossensis Malme, 1907 として種内分類群に分けられている。葉の縁が紫紅色である点、つぼみの頂端がくびれていない点、萼片の背軸面にトゲが非常に多い点、種子の縫線が明瞭である点で典型的なパラグアイオニバスとは異なる。しかし分子系統解析からは、パラグアイオニバスの中に含まれることが示唆されている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 08:57 UTC 版)
ニュージーランドムシクイ属 Finschia(ニュージーランドムシクイのみ)と近縁と思われる。これをモフアムシクイ属に含める説もある。 モフアムシクイ属(もしくはモフアムシクイ属+ニュージーランドムシクイ属)の位置付けには諸説あり、モズヒタキ科 Pachycephalidae、トゲハシムシクイ科 Acanthizidae などさまざまな科に分類されてきた。 Norman et al. 2009によれば、カラス上科の中で基底付近に位置する。ただし国際鳥類学会議 (IOC)はこれを受けニュージーランドムシクイ属と共に1科をなすようだとしながらも、科未定 Family Incertae Sedis とするに留めた。Norman et al. はカラス上科の全ての属は解析していないため、未解析の他の属と同じ科になる可能性があり、その場合、科の名称はモフアムシクイ科 Mohouidae とはならないかもしれない。Mohouidae という科名は正式に提唱されたことはないようである。しかし、Zachary Aidala et al.により、en:Journal of Ornithologyに2013年6月付で、この属の種に対して、新科Mohouidaeを適用すべきとする論文が掲載された。この論文のための調査では、ニュージーランド固有のスズメ目とオーストララシアの狭義のカラス上科の系統を代表する種の、核とミトコンドリアの配列のデータをもとに、ベイズ推定を用いて系統の分析を行った。結果はモフアムシクイ属の3種(ニュージーランドムシクイも含む)は単系統を成し、モフアムシクイ科に帰属させることを提案している。 Sibley分類では、カラス科モズヒタキ科モフアムシクイ族 Mohouini の唯一の属だった。フエドリ亜科には他に、現在のモズヒタキ科とオーストラリアゴジュウカラ科が含まれていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:25 UTC 版)
系統的位置がいまだ不確実な数少ない種の1つだが、ブッポウソウ目+キツツキ目+サイチョウ目+キヌバネドリ目クレードの基底付近に位置すると思われる。そのため近年は単独でオオブッポウソウ目を作るとする説が現れているが、かつてはブッポウソウ目に含められていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:42 UTC 版)
クモガタ綱(クモ綱)に含まれるクモ目以外のグループは、ダニ目、サソリ目、カニムシ目、ザトウムシ目などがある。クモガタ類の中での系統関係は、必ずしも統一した見解がない。ザトウムシは、別名をアシナガグモ、メクラグモといい、クモと比較的外見が似ているが、近縁ではない。クモ目に近いとされるクモガタ類は、ウデムシ目、サソリモドキ目などがあり、まとめて四肺類を構成する。 クモ類は尾節という尾のような部分をもたないが、近縁とされる群の1つであるサソリモドキ類と絶滅した Uraraneida 類は、鞭状の尾節を持つ。琥珀に閉じ込められた約1億年前の化石からは、クモ類の形質(精子の運搬に適した雄の触肢器官、糸疣、腹柄など)をもつと同時にこのような尾節をも備えたキメララクネ(Chimerarachne)が発見されており、これはクモ類の共通祖先の姿を示唆する重要な手がかりになると考えられている。 ウミグモ類は、名前にクモの字が付くが、クモガタ綱とは別系統であり、自らウミグモ綱を構成する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 14:39 UTC 版)
系統樹の科間は Hackett et al. (2008)、科内は Nunn & Stanley (1998); Penhallurick & Wink (2004)より。 ミズナギドリ目 アホウドリ科 キタアホウドリ属 Phoebastria ワタリアホウドリ属 Diomedea ハイイロアホウドリ属 Phoebetria モリモーク属 Thalassarche ミズナギドリ科 Procellariidae モグリウミツバメ科 Pelecanoididae ウミツバメ亜科 Hydrobatinae アシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae アホウドリ科はミズナギドリ目の1科で、目の基底付近(おそらくアシナガウミツバメ亜科の次)に分岐した。古くから科とされてきたが、Coues (1864, 1866)や Sibley & Ahlquist (1990) はミズナギドリ科を広くとり(現在のミズナギドリ目に当たる)、ミズナギドリ科アホウドリ亜科 Diomedeinae とした。 以前はアホウドリ属Diomedea とハイイロアホウドリ属の2属で本科が構成されていた。しかしミトコンドリアDNAのシトクロムbの分子系統学的解析から本科内に4つの単系統群が認められるとして、アホウドリ属をオオアホウドリ属、キタアホウドリ属、モリモーク属に分割する説が有力とされる。 彼らはさらに、従来は13–14種に分類されていた種も分割した。最大で24種とする説が現れたが、ただしそのうちいくつかの種は再統合することが主流で、国際鳥類学会議 (IOC)は21種を認める。たとえば、ハジロアホウドリはタスマニアアホウドリ・オークランドワタリアホウドリ・サルビンアホウドリ・チャタムアホウドリの4種に分割されたが、Burg & Croxall (2004)は大枠ではそれを認めつつもタスマニアアホウドリとオークランドワタリアホウドリの間に遺伝的差異はないとした。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:52 UTC 版)
現在世界中で約1000種が知られ、多くの未知種があると考えられている。ハジラミ類より分化したと考えられるが、化石上の証拠はない(シラミはハジラミ類同様外部寄生虫として哺乳類の被毛の中で生活するが、ハジラミ類と異なり鳥類からはまったく知られていない)。 日本分類学会連合による日本産生物種数調査で確認されている「シラミ目」の科と既知種数は、以下の通り。 カイジュウジラミ科 Echinophthiriidae - 2種 ケモノジラミ科 Haematopinidae - 5種 フトゲシラミ科 Hoplopleuridae - 19種 ケモノホソジラミ科 Linognathidae - 4種 ヒトジラミ科 Pediculidae - 1種 ホソゲシラミ科 Polyplacidae - ?種 ケジラミ科 Pthiridae - 1種 このうち人間に寄生するシラミは、ヒトジラミ(アタマジラミ Pediculus humanus humanus とコロモジラミ Pediculus humanus corporis の2亜種がある)とケジラミ Phthirus pubisの2種 である。これらは汎世界種(コスモポリタン)で、人類に寄生している種は全世界で同じこれらの種である。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:20 UTC 版)
Schismatoglottis やHomalpmena などと近縁とされ、まとめてフィロデンドロン亜科 Philodendroideae とする。 種数には諸説あり、250種とも700種。属以下の分類体系の例を挙げておく。例に挙げたのは、代表的な栽培種である。 Philodendronsubgen. Philodendronsect. Pteromischum:P. guttiferum(ハネカズラ) sect. Baursia:P. pamdferme(センニンカズラ)・P. wendlamdii(ボウカズラ) sect. Polyspermium:P. oxycardium(ヒメカズラ)・P. verrucosum(シコンカズラ) sect. Ologospermium:P. andreanum(ビロードカズラ)・P. erubescens(サトイモカズラ)・P. sodiroi(シロガネカズラ) sect. Ritomophyllum sect. Schizophyllum:P. laciniatum(ヤッコカズラ)sect. Polytomium sect. Macrolonchium sect. Macrogynium sect. Camptoginium subgen. Meconistigma:P. selloum(ヒトデカズラ)
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系統と分類
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タイヨウチョウ科はハナドリ科 Dicaeidae と姉妹群である Sibley & Ahlquist (1990) では、ハナドリ科とオナガミツスイ属 Promerops がタイヨウチョウ科に含められ、狭義のタイヨウチョウ科はタイヨウチョウ亜科 Nectariniinae タイヨウチョウ族 Nectariniini となっていた。ただしオナガミツスイ属との類縁性は薄い。
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系統と分類
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シキミモドキ科は道管を欠くことや雌しべの心皮が二つ折りで完全に合着していないなどの特徴から、最も原始的な特徴をもつ被子植物の1つとされていた。20世紀末以降の分子系統学的研究から、シキミモドキ科はカネラ科とともに系統群(カネラ目)を形成し、カネラ目はコショウ目(ウマノスズクサ科、コショウ科など)の姉妹群であることが示されている。このような系統的位置から、シキミモドキ科における道管の欠如は、二次的な欠失によるものであると考えられている。また心皮の進化に関しては、二つ折りではなく嚢状(袋状)に発生する心皮をもつもの(アンボレラ目、スイレン目、アウストロバイレヤ目)が被子植物の中で最初期に分かれたことが示されており、これが被子植物の原始形質であると考えられている。 シキミモドキ科は比較的古くから認識されていた植物群である。古典的な被子植物の分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、シキミモドキ科はモクレン目に分類されていた。しかし上記のように、分子系統学的研究からカネラ科に近縁であることが明らかとなり、2022年現在ではこの2科はあわせてカネラ目に分類されている。 2022年現在、シキミモドキ科には5属100種ほどが知られている(下表)。この5属以外にベリオルム属(Belliolum)やブッビア属(Bubbia)、エクソスペルムム属(Exospermum)が認められることが多かったが、これらの属は系統的にジゴギヌム属(Zygogynum)にきわめて近縁であることが明らかとなっており、これに含めることが多い。5属のうちタクタヤニア属(Takhtajania)が最初期に分岐したことが示されており(下図3)、タクタヤニア属と他の4属を亜科のレベルで分けることがある(下表)。 シキミモドキ科 Takthajanioideae タクタヤニア属 Takhtajania Winteroideae シキミモドキ属 Tasmannia ドリミス属 Drimys プセウドウィンテラ属 Pseudowintera ジゴギヌム属 Zygogynum 3. シキミモドキ科内の系統仮説 シキミモドキ科の分類体系の一例 4a. Tasmannia lanceolata 4b. Drimys winteri 4c. Pseudowintera colorata 4d. Zygogynum howeanum シキミモドキ科 Winteraceae R.Br. ex Lindl., 1830亜科 Takthajanioideae J.-F.Leroyタクタヤニア属 Takhtajania Baranova & J.-F.Leroy, 1978雌しべは2心皮性で合生心皮、子房室は1室。果実はさく果。染色体基本数は x = 18。マダガスカルに分布する。1種(Takhtajania perrieri)のみが知られる。1909年に採集されたが、その後1963年になって標本整理の過程で初めてこれがシキミモドキ科の植物であることが認識され、1978年にこれを基に植物学者であるアルメン・タハタジャンに献名して新属タクタヤニア属が提唱された。しばらくの間この標本のみが知られていたが、1994年に野外で再発見された。 亜科 Winteroideae Arnottシキミモドキ属(タスマニア属)Tasmannia R.Br. ex DC., 1817シノニム: Austrodrimys Doweld, 2000; Pseudodrimys Doweld, 2000 ふつう単性花で雌雄異株だがときに両性花をつけつ。萼はカリプトラ状、花弁は薄い。染色体基本数は x = 13。フィリピン、ボルネオ島、スラウェシ島、小スンダ列島、ニューギニア島、ソロモン諸島、オーストラリア東部、タスマニアに分布する。シキミモドキ(Tasmannia piperita)など約36種が知られる(右図4a)。 ドリミス属 Drimys J.R.Forst. & G.Forst., 1775シノニム: Drymis Juss., 1789; Temus Molina, 1782; ウィンテラ属 Wintera Murray, 1784 萼はカリプトラ状、花弁は薄い。染色体基本数は x = 43。メキシコから南米南部に分布する。ウィンタードリミス(D. winteri)など約7種が知られる(右図4b)。 プセウドウィンテラ属 Pseudowintera Dandy, 1933花序は頂生または腋生、萼は小さく宿存性、花弁は厚い。染色体基本数は x = 43。ニュージーランドに分布する。約4種が知られる(右図4c)。 ジゴギヌム属 Zygogynum Baill., 1897シノニム: ベリオルム属 Belliolum Tiegh., 1900; ブッビア属 Bubbia Tiegh., 1900; エクソスペルムム属 Exospermum Tiegh., 1900; Sarcodrimys (Baill.) Baum.-Bod.; テトラタラムス属 Tetrathalamus Lauterb., 1905 花序は頂生、萼は小さく宿存性、花弁は厚い。染色体基本数は x = 43。ニューギニア島、ニューカレドニア、ソロモン諸島、オーストラリア北東部に分布する。約45種が知られる(右図4d)。 シキミモドキ科に関連すると考えられている4集粒花粉の化石は、ガボンの1億2250万年前の地層から報告されている。またシキミモドキ科に関連すると考えられる材の化石も白亜紀以降に報告されている。シキミモドキ科と考えられる化石記録は現在の分布域よりも広く、アフリカ、イスラエル、南極、南米、北米、オーストラリア、ニュージーランドなどから報告されている。
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葉状の雄しべ、および不完全心皮というデゲネリア科に見られる特徴は、被子植物における最も原始的な状態の1つである考えられていた。しかし20世紀末以降の分子系統学的研究からは、デゲネリア科に見られる"原始的"な特徴の一部は、デゲネリア科またはモクレン目における派生形質であることも示唆されている。 古典的な被子植物の分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、デゲネリア科はモクレン目に分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、デゲネリア科はモクレン目に分類されている。 デゲネリア科の中にはただ1属、デゲネリア属(Degeneria)のみが知られている。またデゲネリア属の中には、2種が認識されている(下表)。 デゲネリア科の分類体系の一例デゲネリア科 Degeneriaceae Orb., 1845デゲネリア属 Degeneria I.W.Bailey & A.C.Sm., 1942Degeneria roseiflora John M.Mill., 1988花は直径2–4センチメートル (cm)、花弁はピンク色から赤紫色、仮雄しべは5–11個、果実長はふつう 6 cm 以下。バヌアレブ島とタベウニ島に分布。 Degeneria vitiensis I.W.Bailey & A.C.Sm., 1942花は直径 4–8 cm、花弁は白色からベージュ色、仮雄しべは9–15個、果実長はふつう 6–12 cm。主にビティレブ島に分布するが、バヌアレブ島からも報告されている。
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古典的な被子植物の分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、エウポマティア科はモクレン目に分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、エウポマティア科はモクレン目に分類されている。モクレン目の中では、エウポマティア科はバンレイシ科の姉妹群であると考えられている。 エウポマティア科の中にはただ1属、エウポマティア属(Eupomatia)のみが知られている。またエウポマティア属の中には、3種が認識されている(下表)。 エウポマティア科の分類体系の一例エウポマティア科 Eupomatiaceae Orb., 1845エウポマティア属 Eupomatia R.Br., 1814Eupomatia barbata Jessup, 2002矮性低木、茎は2綾形。花はふつう1個が頂生。雄しべには絡み合った毛が密にある。仮雄しべの向軸面のみに腺毛束がある。 Eupomatia bennettii F.Muell., 1858矮性低木、茎は2綾形。花はふつう1個が頂生。雄しべは無毛または微小な毛が散在。仮雄しべの両面および縁辺に腺毛束がある。 Eupomatia laurina R.Br., 1814低木、茎は円柱状。花は腋生する。
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古典的な被子植物の分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、ヒマンタンドラ科はモクレン目に分類されていた。その後一般的となったAPG分類体系でも、ヒマンタンドラ科はモクレン目に分類される。モクレン目の中では、デゲネリア科の姉妹群であると考えられている。 ヒマンタンドラ科は、ただ1属ガルブリミマ属(Galbulimima)のみを含む。ガルブリミマ属に属する種は2–3種に細分されることもあるが、2022年現在では単一種、ガルブリミマ・ベルグラウェアナ(Galbulimima belgraveana)のみを認めることが多い。 ヒマンタンドラ科の分類体系の一例ヒマンタンドラ科 Himantandraceae Diels, 1917ガルブリミマ属 Galbulimima (F.Muell.) Sprague, 1922ガルブリミマ・ベルグラウェアナ Galbulimima belgraveana (F.Muell.) Sprague, 1922シノニム: Eupomatia belgraveana F.Muell., 1887; Galbulimima baccata F.M.Bailey, 1894; Galbulimima nitida (Baker f. & Norman) Sprague, 1923; Galbulimima parvifolia (Baker f. & Norman) Sprague, 1923; Himantandra baccata (F.M.Bailey) Diels, 1917; Himantandra nitida Baker f. & C.Norman, 1923; Himantandra parvifolia Baker f. & C.Norman, 1923
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系統樹は Sangster et al. (2010); Zuccon & Ericson (2010)より。1–12 は Zuccon & Ericson による仮の系統名である。 ヒタキ科 s.S&A ツグミ科 Turdidae ヒタキ科 ヒタキ亜科 1 ムジヒタキ属 Alethe 2 ヒタキ族 Muscicapini 3 シキチョウ族 Copsychini 4 アオヒタキ亜科 Niltavinae 5 ヨーロッパコマドリ亜科 Erithacinae ノビタキ亜科 6 マミジロミツリンヒタキ属など 7 コマドリ属など 8 サヨナキドリ属など 9 ルリビタキ属など 10 ルリチョウ属など 11 キビタキ属など 12 サバクヒタキ属など ヒタキ科はツグミ科と姉妹群であり、これら2科でヒタキ上科の大半を占める。ヒタキ科の中での系統位置が不明なムラサキツグミ Grandala やイワトビヒタキ Pinarornis はツグミ科だとする説もある。 ヒタキ科は従来はヒタキ亜科 Muscicapinae とノビタキ亜科 Saxicolinae に分けられ、英語ではそれぞれ flycatchers・chats と総称されてきた(日本語では明確な呼び分けはない)。ヒタキ亜科は伝統的なヒタキ科で、ノビタキ亜科は Sibley & Ahlquist (1990) によりツグミ科から移された亜科だった。しかしそれらは多系統であり、Sangster et al. により4亜科に再編された。おおよそ、旧ヒタキ亜科は現在のヒタキ族・アオヒタキ亜科・ノビタキ亜科の一部 (Clade 2, 4, 6, 11)、旧ノビタキ亜科は現在のシキチョウ族・ヨーロッパコマドリ亜科・ノビタキ亜科の大半 (Clade 1, 3, 5, 7, 8, 9, 12) にあたる。 ヒタキ亜科には2つの族が含まれる。Sangster et al. はムジヒタキ属 Alethe を仮にシキチョウ族に含めたが、Zuccon & Ericson はヒタキ亜科の基底で分岐したとしている。 ノビタキ亜科はヒタキ科最大の亜科で、族は設けられていないが、Zuccon & Ericson は7つの系統に分けている(Sangster et al. は部分的に異なる9つの系統に分けている)。
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古典的な被子植物の分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、カネラ科はモクレン目に分類されていた。形態的特徴からは、バンレイシ科やニクズク科などとの類縁性が考えられていた。一方で心皮が合生して側膜胎座をもつ1室の雌しべを形成する点では、モクレン目としては例外的であり、スミレ目に分類されたこともある。 やがて20世紀末以降の分子系統学的研究によって、カネラ科は他のモクレン目植物とは系統的にやや遠いが、シキミモドキ科には近縁であることが明らかとなった。このカネラ科とシキミモドキ科からなる系統群は、2022年現在ではカネラ目(Canellales)として分類されている。カネラ目は、コショウ目(ウマノスズクサ科、コショウ科など)の姉妹群であり、さらに外側にモクレン目とクスノキ目が位置することが示されている。 2022年現在、カネラ科にはおよそ5属20種ほどが知られている(下表)。ただしこのうちキンナモデンドロン属(Cinnamodendron)は多系統群であることが示されており、おそらく今後改変される(下図2)。 カネラ科 カネラ属(Canella) プレオデンドロン属(Pleodendron)+ キンナモデンドロン属の一部 キンナモスマ属(Cinnamosma) キンナモデンドロン属(Cinnamodendron)の一部 ウァルブルギア属(Warburgia) 2. カネラ科内の系統仮説 シキミモドキ科の分類体系の一例 3a. カネラ 3b. Warburgia salutaris カネラ科 Canellaceae Mart., 1832カネラ属 Canella P.Browne, 1756シノニム: Winterana L. フロリダ、西インド諸島、メキシコ南東部、プエルトリコ、ベネズエラに分布する。カネラ(Canella winterana; ワイルドシナモン wild cincinnamon ともよばれる)1種のみが知られる(右図3a)。 キンナモデンドロン属 Cinnamodendron Endl., 1840シノニム: Capsicodendron Hoehne, 1933 西インド諸島、ベネズエラ、ブラジル南部に分布する。約10種が知られる。分子系統学的研究からは、多系統群であることが示されている(上系統樹2)。 キンナモスマ属 Cinnamosma Baill., 1867マダガスカルに分布する。約3種が知られる。 プレオデンドロン属 Pleodendron Tiegh., 1899プエルトリコ、ハイチ、コスタリカに分布する。約3種が知られる。 ウァルブルギア属 Warburgia Engl., 1895シノニム: Chibaca G.Bertol., 1861 アフリカ東部から南部に分布する。約4種が知られる(右図3b)。
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フクロウ目は、スズメ目などと共に land bird クレードに含まれるが、land bird クレードの初期に分岐した類縁関係のはっきりしない目のひとつである。 2科27属220種が現生する。このほかいくつかの化石科がある。 メンフクロウ科 Tytonidae - 2属18種 フクロウ科 Strigidae - 25属202種、フクロウ、シマフクロウ、アオバズクなど。 †Ogygoptyngidae - Ogygoptynx など †Protostrigidae - Eostrix など †Sophiornithidae フクロウ目は古くは、猛禽類として分類されてきた。カール・フォン・リンネは、タカ類・ハヤブサ類・モズ類と共にタカ目 Accipitres に分類した。 1990年代のSibley分類では、現在のフクロウ目・ヨタカ目・アマツバメ目ズクヨタカ科の構成種を含めていた。彼らは狭義のフクロウ目とヨタカ目(ズクヨタカ科を含む)は姉妹群だとしており、それらを合わせた群の名称がフクロウ目となったのは命名規則のためである。 フクロウ目とヨタカ目は夜行性・捕食性という生態が共通しており、頭骨にも共通点が発見された(ただしアマツバメ目とも共通である)。2000年代前半までは、これらが近縁であるという説は、同じ目に分類するかどうかは別としてある程度の支持を得ていた。しかし2004年、夜行性に関連したAanat遺伝子の分析により、両目の夜行性は収斂進化によるものだとされ、さらにそれに続く包括的な分子系統により現生鳥類全体の系統が明らかになると、両目の類縁性は否定された。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 00:59 UTC 版)
ハイエナ科は、同じネコ目のジャコウネコ科から進化したと考えられる。その出現は比較的新しく、最古の化石はアフリカとヨーロッパの中新世前期のものである。初期のジャコウネコに似た比較的小型の系統(イクティテリウム亜科)は鮮新世前期までに絶滅し、現在の系統(ハイエナ亜科)は、中新世後期に出現して現在に至っている。ハイエナ科のほとんどはアフリカとユーラシアに分布が限られるが、チャスモポーセテス属だけは鮮新世後期に北アメリカまで分布を広げていた。 Koepfli et al. (2006) が発表した分子系統解析では、ハイエナ科はマングース類およびフォッサとの姉妹群を形成するという結果が得られている。 現生のハイエナ科には、2亜科4属4種が含まれる(3属とする説もある)。 Crocuta crocuta ブチハイエナ Spotted hyena LC IUCN 別名マダラハイエナ。赤道付近の熱帯雨林を除いたサハラ砂漠以南のアフリカに広く分布する。鳴き声が人間の笑い声に似ているため「笑いハイエナ Laughing Hyaena」の異名をもつ。その名の通り、灰色の身体に黒い斑点が特徴である。頭胴長120-180cm、体重55-85kgと、ハイエナ科では最も大型の種である。 メスには高い血中濃度のアンドロゲン(雄性ホルモン物質)ホルモンが保たれているため、哺乳類としては珍しくメスは平均してオスより一回り大きく、オスのペニスと同等以上のサイズにもなるクリトリスや、その根元にぶら下がる脂肪の塊が入った偽陰嚢を持ち、順位も攻撃性もメスの方が高い。 10-15頭程度のクラン (clan) と呼ばれる母系の群れを形成し、共同の巣穴で生活する。群れのメンバーが協力し、ヌーやシマウマ、トムソンガゼルなどを狩る。同じサイズの動物中、最も強力な顎を持ち、驚異的な早さで食物を平らげる。 Hyaena hyaena シマハイエナ Striped hyena NT IUCN 別名タテガミイヌ。分布はサハラ砂漠以北のアフリカ北部・東部からアラビア半島までの中東、インド、ロシア南西部[要出典]に及ぶ。サハラ砂漠やアフリカの砂漠では見られず、草原や半砂漠に生息する。頭胴長100-120cm、体重37-55kg。背に先端の黒い鬣を持ち、その名の通り、胴と四肢に多くの黒い縞を持つ。群れを形成せず、雄と雌は繁殖時だけ一緒になる。 Parahyaena brunnea カッショクハイエナ Brown hyena NT IUCN 別名チャイロハイエナ。以前はシマハイエナと同属のHyaena brunneaとされていた。アフリカ南部(南アフリカ西部、ナミビア、ボツワナ、西・南ローデシア)に分布する。頭胴長110-140cm、体重40-55kg。ブチハイエナと同様、母系の群れ(クラン)を形成し、共同の巣穴で生活する。ライオンなどの食べ残しや、病死した動物の死体を主食とする。 Proteles cristatus アードウルフ Aardwolf LC IUCN 別名ツチオオカミ。他のハイエナ類とは大きく異なった形態や生態をもつ小型のハイエナ。東及び北東アフリカと南アフリカに分断された分布域を持つ。頭胴長85-105cm、体重9-14kg。華奢な頭骨と細い櫛状の歯を持ち、シロアリを主食とし、1晩に20万匹のシロアリを食べると言われる。一夫一婦の番をつくる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 18:43 UTC 版)
系統樹は Moyle (2004)などより。 オオハシ下目 オオハシ上科 ゴシキドリ科 Capitonidae オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae オオハシ科 チュウハシ属 Pteroglossus ミドリチュウハシ属 Aulacorhynchus コチュウハシ属 Selenidera ヤマオオハシ属 Andigena オオハシ属 Ramphastos ハバシゴシキドリ科 Lybiidae オオゴシキドリ科 Megalaimidae オオハシ下目は伝統的にオオハシ科とゴシキドリ科に分けられてきたが、ゴシキドリ科は側系統であり4科に分割された。このうち、(狭義の)ゴシキドリ科とオオハシゴシキドリ科を独立科とせずオオハシ科に含める説がある。しかし、オオハシ類とゴシキドリ類の形態上の顕著な相違点から、別科とすることが多い。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 13:16 UTC 版)
ウキクサ亜科の中で、ウキクサ属は最も複雑な植物体をもつ。系統的には、ウキクサ亜科の中で最初に他と分かれたものと考えられている。 ウキクサ属には2種が知られている (下表)。またヒメウキクサもウキクサ属に分類されていたが (Spirodela punctata)、本種は系統的にアオウキクサ属などにより近縁であると考えられるようになり、Les & Crawford (1999) によって新属ヒメウキクサ属に移された (Landoltia punctata)。 ウキクサ属の種までの分類体系ウキクサ属 Spirodela Schleid., 1839Spirodela intermedia W.Koch, 19326–21本の根をもち、そのうち2–5本がprophyllumを貫いている。節の表面側に赤い斑紋が生じることはない。休眠芽 (越冬芽、殖芽) は形成しない。中央アメリカから南アメリカ ウキクサ Spirodela polyrhiza (L.) Schleid., 18397–21本の根をもち、そのうち1(まれに2)本がprophyllumを貫いている。節の表面側に赤い斑紋が生じることがある。休眠芽 (越冬芽、殖芽) を形成する。北アメリカから南アメリカ北西部、アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、南アジア、東アジア、東南アジア、オーストラリア
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 22:18 UTC 版)
系統樹の科間は Hackett et al. (2008)、科内は Nunn & Stanley (1998); Penhallurick & Wink (2004)、Pseudobulweria の位置は Bretagnolle et al. (1998)より。 ミズナギドリ目 アホウドリ科 Diomedeidae 広義のミズナギドリ科 ミズナギドリ科 フルマカモメ族 オオフルマカモメ属 Macronectes フルマカモメ属 Fulmarus ナンキョクフルマカモメ Thalassoica マダラフルマカモメ Daption ユキドリ属 Pagodroma クジラドリ類 アオミズナギドリ Halobaena クジラドリ属 Pachyptila シロハラミズナギドリ族 シロハラミズナギドリ属 Pterodroma クロミズナギドリ族 クロミズナギドリ属 Procellaria アナドリ属 Bulweria ミズナギドリ族 ? Pseudobulweria ケルゲレンミズナギドリ Aphrodroma オオミズナギドリ属 Calonectris ミズナギドリ属 Puffinus s.s. ハイイロミズナギドリ属 Ardenna モグリウミツバメ科 Pelecanoididae ウミツバメ亜科 Hydrobatinae アシナガウミツバメ亜科 Oceanitinae ミズナギドリ科の姉妹群はモグリウミツバメ科である。ただしミズナギドリ科の単系統性は不確実で、モグリウミツバメ科を内包する側系統の可能性がある。そのため、モグリウミツバメ科を(ときにモグリウミツバメ亜科 Pelecanoidinae またはモグリウミツバメ族 Pelecanoidini として)含める説もある。 ミズナギドリ科は従来はフルマカモメ類・クジラドリ類・シロハラミズナギドリ類・ミズナギドリ類の4グループに分けられてきたが、系統的には5グループに分かれる。Penhallurick & Wink はそれらを族としているが、ただし彼らはクジラドリ族を incertae sedis としている。従来の分類に比して、シロハラミズナギドリ類からケルゲレンミズナギドリとおそらく Pseudobulweria 属がミズナギドリ族に移され、シロハラミズナギドリ類のアナドリ属とミズナギドリ類のクロミズナギドリ属がクロミズナギドリ族にまとめられた。しかしこれら5族の間の系統関係は不明である。 ミズナギドリ属はおそらく単系統ではなく、ハイイロミズナギドリ属を分離する説がある(図では分離している)。 なお Penhallurick & Wink は、モグリウミツバメ科を含むミズナギドリ科を2亜科5族に、つまり、ミズナギドリ亜科 Procellariinae(フルマカモメ族+クロミズナギドリ族+ミズナギドリ族)とモグリウミツバメ亜科 Pelecanoidinae(シロハラミズナギドリ族+モグリウミツバメ族)に分類している。ただしクジラドリ類はいずれにも含まれない。
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サイチョウ目 ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科 Phoeniculius ヤツガシラ科の姉妹群はモリヤツガシラ科である。これらはブッポウソウ目から分離されたサイチョウ目に含まれる。
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ブッポウソウ目+キツツキ目と姉妹群であり、ヤツガシラ亜目 Upupes/Upupae・サイチョウ亜目 Bucerotes の2つの単系統からなる。 ブッポウソウ目 キツツキ目 サイチョウ目 ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科 Phoeniculidae サイチョウ亜目 サイチョウ科 Bucerotidae ジサイチョウ科 Bucorvidae キヌバネドリ目 オオブッポウソウ目 かつてはブッポウソウ目に含める説が主流だったが、それにより、ブッポウソウ目は実際には側系統となっていた。ブッポウソウ目の中ではサイチョウ亜目に、もしくはサイチョウ亜目とヤツガシラ亜目に分けて分類されていた。系統的に内包されるキツツキ目を独立目としつつブッポウソウ目を単系統とするため、ブッポウソウ目からサイチョウ目(とオオブッポウソウ目)が分離された。 ただし正確には、キツツキ目の系統位置が明らかになる前から、サイチョウ目とヤツガシラ目として分離する説はあった。Sibley分類でも同じ措置がとられたが、これは、残りのブッポウソウ目(オオブッポウソウ科を含む)とキヌバネドリ目が姉妹群だと(誤って)考えたためである。またSibleyらは、サイチョウ目とヤツガシラ目は姉妹群と考え(これは正しい)、合わせてサイチョウ上目 Bucerotimorphae (広義のサイチョウ目にあたる)とした。
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系統と分類
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キリハシ科と姉妹群で、キリハシ亜目 Galbulae にまとめられる。 オオガシラ科内の系統関係は Witt (2004)より。mtDNAでは Nonnula、核DNAでは Nystalus+Bucco が最初に分岐しており、ここでは合意樹を描いた。Bucco・Argicus・Nyctastes の3属は Peters (1948) により Bucco に統合されたが、この系統樹ではそれぞれ別系統となっている(図では統合前の属で記した)。 キツツキ目 キリハシ亜目 キリハシ科 Galbulidae オオガシラ科 アカガオオオガシラ Bucco ヨコジマオオガシラ属 Nystalus ツバメオオガシラ Chelidoptera Monasa シロガオアマドリ Hapaloptila ヒメオオガシラ Micromonacha クリボウシオオガシラ Argicus ノドアカオオガシラ Hypnelus Nyctastes Notharchus シラヒゲオオガシラ属 Malacoptila アマドリ属 Nonnula キツツキ亜目
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系統と分類
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分子系統解析から、木の葉サボテン属は側系統であり、原始的な北方種と、柱サボテンなどに近い南方種の二つに大きく分けられると考えられている。北方種をRhodocactus、南方種をPereskiaに分けることもある。オオバキリンは南方種の方に属しており、分割されたとしても学名に変更はない。南方種の中ではサクラキリンなどに近い仲間で、モクキリンなどとはやや離れている。 下位分類として2亜種を含む Pereskia grandifolia subsp. grandifolia ブラジル東部から南東部に広く分布。苞葉は緑色で、桃色の花を咲かせる。葉は明るい緑色で、刺はクリーム色から焦げ茶色。 Pereskia grandifolia subsp. violacea (Leuenb.) N.P. Taylor & Zappi, 1997 ミナスジェライス州、エスピリトサント州に分布。基亜種と形態的な違いは殆ど無いが、紫色の苞葉と、紫がかった桃色の花を咲かせる。葉の色は濃い緑。刺は若い時赤色で、後に黒くなる。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 04:23 UTC 版)
単型のハト目 Comunbiformes を構成する。かつてはサケイ科がハト目に含められ、ハト科はハト目ハト亜目 Columbae に分類されていた。ハト科はサケイ科とやや近縁ではあるが、姉妹群はクイナモドキ科である可能性が高い。 ハト科は3つの系統に分かれ、Pereira et al. (2007) では Clade A・Clade B・Clade C と仮称されている。Clade A・Clade B 内の系統関係はよくわかっているが、最大の Clade C は類縁関係の不確かないくつかの小系統からなる。Clade B は新熱帯区(中南米)固有である。Clade C はエチオピア区・東洋区・オーストラリア区(オセアニアを含む旧世界の熱帯)に生息しオーストラリア区起源、Clade A は新旧両世界の熱帯に生息し新熱帯区起源のようである。 系統従来の亜科現生属Clade C アオバト亜科 Treroninae 10属 カンムリバト亜科 Gourinae 01属 ゴクラクバト亜科 Otidiphabinae 01属 オオハシバト亜科 Didunculinae 01属 ドードー科 Raphidae 絶滅 カワラバト亜科 Columbinae 13属 Clade B 04属 Clade A 12属 従来の一般的な分類ではカワラバト亜科 Columbinae・アオバト亜科 Treroninae・カンムリバト亜科 Gourinae・オオハシバト亜科 Didunculinae の4亜科またはゴクラクバト亜科 Otidiphabinae を加えた5亜科に分けられ、さらに従来別科とされていたドードー科 Raphidae を含む。このほかにも、亜科の構成が異なったり、オオハシバト科 Didunculidae やアルキバト科 Claraviidae を分離するなど、さまざまな説があった。しかしこれらの説は系統を反映していない。単型でないカワラバト亜科とアオバト亜科は単系統ではなく、Clade A と Clade B はカワラバト亜科に含まれ、Clade C は残りのカワラバト亜科・他の4亜科・ドードー科からなる。 系統樹は Pereira et al. (2007)より。他のソースによるものは出典付きで配した。サンプリングされていない属には「?」を付けた。Clade C のうちカワラバト亜科 Columbinae とアオバト亜科 Treroninae に属する枝には [Co] と [Tr] を記した。 ハト科 Clade C [Tr] ミヤマバト属 Gymnophaps カミカザリバト Lopholaimus ? Cryptophaps ニュージーランドバト属 Hemiphaga ヒメアオバト属 Ptilinopus (incl. Drepanoptila & Alectroenas ) ミカドバト属 Ducula [Co] シッポウバト Oena アオフバト属 Turtur キンバト属 Chalcophaps [Tr] テリアオバト属 Phapitreron [Tr] アオバト属 Treron ドードー科 †ドードー属 Raphus †ロドリゲスドードー Pezophaps [Co] ミノバト属 Caloenas オオハシバト Didunculus カンムリバト属 Goura [Co] ? †カンザシバト Microgoura ゴクラクバト Otidiphaps [Co] ハシブトバト Trugon [Co] イワバト属 Petrophassa ニジハバト属 Phaps レンジャクバト Ocyphaps ? Geophaps チョウショウバト属 Geopelia ウォンガバト Leucosarcia ヒムネバト属 Gallicolumba ハシナガバト属 Henicophaps Clade B スズメバト属 Columbina ハシリバト属 Metriopelia オナガハシリバト Uropelia アルキバト属 Claravis Clade A オナガバト属 Macropygia カオジロクロバト属 Turacoena マイヒメバト属 Reinwardtoena カワラバト属 Columba キジバト属 Streptopelia Nesoenas Spilopelia Patagioenas †リョコウバト Ectopistes アメリカシャコバト属 Leptotila ハジロバト属 Zenaida アメリカウズラバト属 Geotrygon ? クロヒゲバト Starnoenas クイナモドキ科 サケイ科
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系統樹は Klicka & Voelker (2005)より。ツグミ科内の系統名は彼らによるが、ジツグミ属とトラツグミ属の系統名は最新の分類に照らして変更している。 ヒタキ科 s.S&A ツグミ科 ジツグミ属 Geokichla チャツグミ属など Catharus and allies ミヤマツグミ属‐キンガオサンショウクイ Cochoa‐Chlamydochaera トラツグミ属 Zoothera ツグミ属など Turdus and allies 基底系統 Root clade ヒタキ科 Muscicapidae ヒタキ科と姉妹群で、これらの2科でヒタキ上科の大半を占める。 ツグミ科は6つの系統大きな系統に分かれる。ただし、それらの系統関係は不明で、一部(特に基底系統)は単系統性も不確実である。 かつての Zoothera 属は、2つの大きな系統からなる多系統であり、トラツグミ属 Zoothera とジツグミ属 Geokichla に分離された。 ギンガサンショウクイは伝統的にはサンショウクイ科 Campephagidae に含まれていたが、ミヤマツグミ属Cochoa との姉妹関係が強く支持されている。 主に Sibley & Ahlquist (1990) により、またその後も段階的に、多くの属がヒタキ科に移された。和名が「〜ヒタキ(ビタキ)」な種のほとんど、コマドリ類・シキチョウ類・ルリチョウ類などがそうである。これらはヒタキ科の中の広い範囲の系統位置に分散しており、まとまっていない。 ムラサキツグミ Grandala とイワトビヒタキ Pinarornis もヒタキ科に移されたが不確実で、ツグミ科に含まれる可能性もある。 ノドボシツグミヒタキ Modulatrix・ヤマブチツグミヒタキ Arcanator はスズメ上科オナガミツスイ科 Promeropidae に移された。
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かつてはコノハドリ科・ルリコノハドリ科とともにコノハドリ科 Irenidae にまとめられていた。しかし、他の旧コノハドリ科は現在はスズメ上科であり、カラス上科のヒメコノハドリ科とは系統的に離れている。 ヤブモズ科 Malaconotidae・オオハシモズ科 Vangidae に近縁とする説がある。 Sibley分類ではカラス科ヒメコノハドリ亜科 Aegithininae の唯一の属だった。
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北日本へ行くほど葉や花弁が大きい傾向があり、また葉の基部の湾入が比較的浅いものはエゾノヒツジグサ (エゾヒツジグサ) として分けられることがあるが、変異は連続的で明確には分けられない。また北海道北部・東部には、柱頭とその周辺の雄しべが黒紫色で浮水葉がやや大きい (15–30 × 10–22 cm) ものがおり、変種エゾベニヒツジグサ (Nymphaea tetragona var. erythrostigmatica Koji Ito) とされる。 ヒツジグサは北半球に広く分布するが、葉や花の特徴に変異が大きい。北米やヨーロッパの個体は北緯40°以北の亜寒帯域に生育し、背軸側 (裏側) に隆起した葉脈をもつ薄い葉、明瞭に四角形の花托、花の中央部が紫色という特徴をもつ。このような特徴はロシア、韓国、北海道の個体にも見られる (上記のエゾベニヒツジグサに相当する)。一方、中国南部、日本、ベトナムの個体は葉脈部が陥没した厚い葉、四角形があまり明瞭ではない花托、花の中央部が黄色いという特徴をもつ。北米やヨーロッパでは、このような個体は Nymphaea tetragona var. angusta とよばれ栽培されている。しかしこのような個体は、1805年に William Kerr によって中国広東省から送られたものに由来しており、Castalia pygmaea (= Nymphaea pygmaea) とされていたものに相当する。そのため、東アジア温帯域以南に生育するもの (北海道北東部を除く日本のヒツジグサを含む) は、Nymphaea pygmaea として分けるべきであることが示唆されている。また予備的な分子系統学的研究からも、カナダやフィンランドの"ヒツジグサ" (Nymphaea tetragona) と東アジアのヒツジグサ ("Nymphaea pygmaea") が系統的に区別できることが示唆されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 03:58 UTC 版)
スイレン属は、近縁のコウホネ属やバルクラヤ属、オニバス属、オオオニバス属と共にスイレン科に分類される。スイレン科は、現生被子植物の中では極めて初期に他と分かれた基部被子植物の1群であることが明らかとなっている。 スイレン科の中では、スイレン属はオニバス属+オオオニバス属に近縁である。さらに分子系統学的研究からは、オニバス属+オオオニバス属が系統的にスイレン属の中に含まれることが示唆されている (下図10)。そのため、分類学的にオニバス属とオオオニバス属に属する種をスイレン属に含めることが提唱されている。 またオンディネア属 (Ondinea) は特異な花 (花弁の欠如など) をもつため独立属とされていたが、系統的にスイレン属 (Anecphya 亜属) に含まれることが明らかとなっており、スイレン属に組換えられた。 スイレン科 コウホネ亜科 コウホネ属 スイレン亜科 バルクラヤ属 スイレン属 Nymphaea 亜属 スイレン属 Anecphya 亜属 (オンディネア属を含む) スイレン属 Brachyceras 亜属 スイレン属 Hydrocallis 亜属 スイレン属 Lotos 亜属 オニバス属 オオオニバス属 10. スイレン科の系統仮説の1例 スイレン属には50種ほどが知られ、5亜属に分類されている (下表)。 スイレン属の種までの分類体系の一例 11a. セイヨウスイレン 11b. キバナスイレン 11c. ニオイスイレン 11d. ヒツジグサ 11e. Nymphaea atrans 11f. Nymphaea gigantea 11g. Nymphaea immutabilis 11h. Nymphaea violacea 11i. Nymphaea ampla 11j. Nymphaea colorata 11k. Nymphaea heudelotii 11l. ルリスイレン 11m. ホシザキスイレン 11n. Nymphaea thermarum 11o. Nymphaea amazonum 11p. Nymphaea rudgeana 11q. ヨザキスイレン 11r. アカバナスイレン スイレン属 Nymphaea L., 1753亜属 Nymphaea subg. Nymphaea北中米、欧州、北アフリカ、西アジア、シベリア、東アジア セイヨウスイレン Nymphaea alba L., 1753 (右図11a) Nymphaea candida C.Presl, 1822 Nymphaea leibergii Morong, 1888 Nymphaea loriana Wiersema, Hellq. & Borsch, 2014 キバナスイレン Nymphaea mexicana Zucc., 1832 (右図11b) ニオイスイレン Nymphaea odorata Aiton, 1789 (右図11c) ヒツジグサ Nymphaea tetragona Georgi, 1775 (右図11d)= Nymphaea pygmaea (Salisb.) W.T. Aiton, 1811 亜属 Nymphaea subg. Anecphya (Casp.) Conard, 1905オーストラリア、ニューギニア Nymphaea alexii S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea atrans S.W.L.Jacobs, 1992 (右図11e) Nymphaea carpentariae S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea elleniae S.W.L.Jacobs, 1992 Nymphaea georginae S.W.L.Jacobs & Hellq., 2006 Nymphaea gigantea Hook., 1852 (右図11f) Nymphaea hastifolia Domin, 1925 Nymphaea immutabilis S.W.L.Jacobs, 1992 (右図11g) Nymphaea macrosperma Merr. & L.M.Perry, 1942 Nymphaea ondinea Löhne, Wiersema & Borsch, 2009= Ondinea purpurea Hartoga, 1970 Nymphaea violacea Lehm., 1853 (右図11h) 亜属 Nymphaea subg. Brachyceras Casp., 1865中南米、アフリカ、インド、東南アジア、北オーストリア Nymphaea abhayana A.Chowdhury & M.Chowdhury, 2016 Nymphaea ampla (Salisb.) DC., 1821 (右図11i) Nymphaea colorata Peter, 1928 (右図11j) Nymphaea divaricata Hutch., 1931 Nymphaea elegans Hook, 1851 Nymphaea gracilis Zucc., 1832 Nymphaea guineensis Schum. & Thonn., 1827 Nymphaea heudelotii Planch., 1853 (右図11k) Nymphaea micrantha Guill. & Perr., 1830 ホシザキスイレン Nymphaea nouchali Burm. f., 1768 (右図11m)= ルリスイレン Nymphaea caerulea Savign., 1798 (右図11l) = ケープスイレン Nymphaea capensis Thunb., 1800 Nymphaea pulchella DC., 1821 Nymphaea stuhlmannii (Engl.) Schweinf. & Gilg, 1903 Nymphaea sulphurea Gilg, 1903 Nymphaea thermarum Eb.Fisch., 1988 (右図11n) 亜属 Nymphaea subg. Hydrocallis (Planch.) Conard, 1905中南米 Nymphaea amazonum Mart. & Zucc., 1832 (右図11o) Nymphaea belophylla Trickett, 1971 Nymphaea conardii Wiersema, 1984 Nymphaea gardneriana Planch., 1853 Nymphaea glandulifera Rodschied, 1796 Nymphaea jamesoniana Planch., 1853 Nymphaea lingulata Wiersema, 1984 Nymphaea novogranatensis Wiersema, 1984 Nymphaea oxypetala Planch., 1853 Nymphaea potamophila Wiersema, 1984 Nymphaea prolifera Wiersema, 1984 Nymphaea rudgeana G.Mey., 1818 (右図11p) Nymphaea tenerinervia Casp., 1878 亜属 Nymphaea subg. Lotos DC., 1821アフリカ、インド、東南アジア、北オーストラリア ヨザキスイレン Nymphaea lotus L., 1753 (右図11q) Nymphaea petersiana Klotzsch, 1861 Nymphaea pubescens Willd., 1799 アカバナスイレン Nymphaea rubra Roxb. ex Andrews, 1808 (右図11r)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 09:59 UTC 版)
その起源は古く、古生代石炭紀のシダ種子植物であるメズロサ科から起源したとも言われ、二畳紀にはほぼ現在のような姿になったとされる。その系統は中生代、特にジュラ紀に繁栄したことが知られるが、中生代末にはその大部分が絶滅した。 新エングラー体系では、裸子植物門の下にソテツ綱ソテツ目を置くが、最近の研究では裸子植物は側系統と考えられており、その場合はソテツ門とされる[疑問点 – ノート]。 現存するこの類の種は356種で、これは裸子植物中で二番目に多いものであり、普通はこれを10属、3科に分けている。ちなみに西田(1977)ではこの種数は約70種、加藤編(1997)では137種とされており、きわめて好調に増加しているのがよくわかる。 古くはそれらを一つのソテツ科にまとめたが、近年では上記のように3科とするのが普通である。 ソテツ科 Cycadaceaeソテツ属 Cycas - ソテツ スタンゲリア科 Stangeriaceaeボウエニア属 - Bowenia シダソテツ属 - Stangeria ザミア科 Zamiaceaeツノザミア属 - Ceratozamia サゴソテツ属 - Dioon オニソテツ属 - Encephalartos レピドザミア属 - Lepidzamia マクロザミア属 - Macrozamia ミクロキカス属 - Microcycas ザミア属 - Zamia
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:50 UTC 版)
前述したような外部形態や生態の多様さは、本科の分類にしばしば混乱をもたらしてきた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/30 11:46 UTC 版)
「オーストラリアガマグチヨタカ属」の記事における「系統と分類」の解説
3種が属す。かつてはそれに加え P. inexpectatus が属していたが、Podargus の中で P. inexpectatus がやや孤立した系統位置にあることが判明し(ただし Podargus の単系統性は弱く支持された)、新属 Rigidipenna に移され Rigidipenna inexpectata になった。 ガマグチヨタカ科 オーストラリアガマグチヨタカ属 オーストラリアガマグチヨタカ パプアガマグチヨタカ チャイロガマグチヨタカ Rigidipenna ガマグチヨタカ属 かつては、オーストラリアガマグチヨタカ科 Podargidae の唯一の属とする説もあり(ガマグチヨタカ属を含まないので和名は変更される)、Sibley分類もこの立場だった。しかし、現在の系統で単型科を置こうとすると Rigidipenna にも単型科を作らなければならず、この分類はは支持されない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:44 UTC 版)
古くはタイランチョウ科 Tyrannidae・カザリドリ科 Cotingidae・マイコドリ科 Pipridae の3科に分けられていたが、いくつかの属が互いの間を移され、さらにハグロドリ科 Tityridae が新設され4科となった。ハグロドリ科からトガリハシ科 Oxyruncidae、タイランチョウ科からマルハシタイランチョウ科 Rhynchocyclidae を分離する説もある。 Sibley & Ahlquist (1990) はこの系統全体にタイランチョウ科1科のみを置き、5亜科に分けた。マルハシタイランチョウ科に相当する群は(マルハシタイランチョウが含まれなかったため)ハエトリ亜科 Pipromorphinae とされていた。 この系統の階級はさまざまに変化する。上位から順に、次のようになる。 タイランチョウ亜目。亜鳴禽類を3亜目に分ける。ただし亜鳴禽類全体をタイランチョウ亜目とすることが多い。 タイランチョウ下目。タイランチョウ亜目(亜鳴禽類)を3下目に分ける。ただし亜鳴禽類を2下目に分け、新世界亜鳴禽類全体をタイランチョウ下目とすることがある。 タイランチョウ小目。タイランチョウ亜目(亜鳴禽類)を2下目に分け、そのうちの1つタイランチョウ下目(新世界亜鳴禽類)を2小目に分ける。Sibley & Ahlquist が採用した。 タイランチョウ上科。伝統的な分類階級である。ただし、狭義のタイランチョウ科+マルハシタイランチョウ科(つまり通常のタイランチョウ科)をタイランチョウ上科とすることがある。 系統樹は Tello et al. 2009による。タイランチョウ小目(狭義のタイランチョウ下目)は同じく米州に住むカマドドリ下目 Furnariides と姉妹群で、合わせて新世界亜鳴禽類をなす。 タイランチョウ亜目 旧世界亜鳴禽類 ヒロハシ下目 Eurylaimides 新世界亜鳴禽類 タイランチョウ小目 タイランチョウ科 マルハシタイランチョウ科 Rhynchocyclidae 狭義のタイランチョウ科 Tyrannidae s.s. カザリドリ科 Cotingidae ハグロドリ科 狭義のハグロドリ科 Tityridae s.s. トガリハシ科 Oxyruncidae マイコドリ科 Pipridae カマドドリ下目 Furnariides
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:43 UTC 版)
系統樹は Moyle (2004)などより。 オオハシ下目 オオハシ上科 ゴシキドリ科 Capitonidae オオハシゴシキドリ科 Semnornithidae オオハシ科 Ramphastidae ハバシゴシキドリ科 Lybiidae オオゴシキドリ科 Megalaimidae かつてはこの図のオオハシ下目全体がオオハシ上科 Ramphastoidea(またはゴシキドリ上科 Capitonoidea)とされ、オオハシ科とゴシキドリ科に分けられていた。しかしゴシキドリ科は側系統であり、4科に分割された。このうち2科とオオハシ科がオオハシ上科としてまとめられる。 オオハシ上科全体をオオハシ科(またはゴシキドリ科)1科とする説もあるが、オオハシ類とゴシキドリ類の形態上の顕著な相違点から、3科に分けることが多い。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:43 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008)より。 シジュウカラ上科 シジュウカラ科 Paridae ツリスガラ科 Remizidae ウグイス上科 Sylvioidea センニョヒタキ科 Stenostiridae シジュウカラ上科+ウグイス上科+センニョヒタキ科はおそらく単系統をなすが、これらの間の系統関係ははっきりしない。 シジュウカラ上科は Sibley & Ahlquist (1990) が認めたスズメ小目の3上科にはなく、ウグイス上科に含められていた。ウグイス上科の基底では、まず現在のキバシリ上科が、次に現在のシジュウカラ上科が分岐したと考えられた。しかしこの系統は Alström et al. (2006) によりウグイス上科から除外された。 かつてはエナガ科 Aegithalidae(現在はウグイス上科とされる)がこの系統に近縁と考えられていた。Mayr & Amadon (1951) はツリスガラ科とエナガ科をシジュウカラ科に含め、シジュウカラ科をシジュウカラ亜科 Parinae・ツリスガラ亜科 Remizinae・エナガ亜科 Aegithalinae の3亜科に分けた。Sibley & Ahlquist (1990) も、ツリスガラ科をシジュウカラ科に含めシジュウカラ科をシジュウカラ亜科・ツリスガラ亜科に分けていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 07:05 UTC 版)
ミジンコウキクサ属にはおよそ11種が知られており、日本にはミジンコウキクサ (Wolffia globosa) が生育している (下表)。ただし分子系統学的解析からは、この中で Wolffia brasiliensis は他のミジンコウキクサ属の種よりも別属である Wolffiella に近縁であることが示唆されている (下系統樹)。 ウキクサ亜科 ウキクサ属 (Spirodela) ヒメウキクサ属 (Landoltia) アオウキクサ属 (Lemna) Wolffiella Wolffia brasiliensis Wolffia borealis Wolffia microscopica Wolffia australiana Wolffia angusta Wolffia neglecta ミジンコウキクサ (Wolffia globosa) Wolffia elongata Wolffia columbiana Wolffia cylindracea Wolffia arrhiza ウキクサ亜科 (特にミジンコウキクサ属) の系統仮説 ミジンコウキクサ属の種までの分類体系ミジンコウキクサ属 Wolffia Horkel ex Schleid, 1839Wolffia angusta Landolt, 1980オーストラリア、ニューギニア、マレー半島 Wolffia arrhiza (L.) Horkel ex Wimm., 1857 (下図3a)ヨーロッパ、アフリカ、西アジア (南北アメリカの一部に帰化) Wolffia australiana (Benth.) Hartog & Plas, 1972オーストラリア南東部、ニュージーランド Wolffia borealis (Engelm.) Landolt, 1986 (下図3b)北アメリカ Wolffia brasiliensis Wedd., 1849南北アメリカ Wolffia columbiana H.Karst., 1865 (下図3c)南北アメリカ Wolffia cylindracea Hegelm., 1868アフリカ中部〜南部 Wolffia elongata Landolt, 1980コロンビア ミジンコウキクサ Wolffia globosa (Roxb.) Hartog & Plas, 1970 (下図3d)南アジア、東南アジア、東アジア (南北アメリカの一部に帰化) Wolffia microscopica (Griff.) Kurz, 1866南アジア Wolffia neglecta Landolt, 1994南アジア 3a. Wolffia arrhiza 3b. Wolffia borealis 3c. Wolffia columbiana 3d. ミジンコウキクサ
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:44 UTC 版)
カワセミ科の3つの亜科の1つだが、3亜科間の系統関係は不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。 カワセミ科 ショウビン亜科 Halcyoninae カワセミ亜科 Alcedininae ヤマセミ亜科 ヤマセミ属 Megaceryle ヒメヤマセミ Ceryle ミドリヤマセミ属 Chloroceryle Sibley & Ahlquist (1990) ではヤマセミ科とされ、単型のヤマセミ上科 Ceryloidea に分類されていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 21:43 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008)より。ただしカベバシリ科はサンプリングされていない。 広義のヒタキ上科 キバシリ上科 ミソサザイ科 Troglodytidae ブユムシクイ科 Polioptilidae ゴジュウカラ科 Sittidae カベバシリ科 Tichodromidae ホシキバシリ Salpornis キバシリ科 Certhiidae ヒタキ上科 Muscicapoidea キバシリ上科はヒタキ上科と姉妹群であり、ヒタキ上科に含める説もある。 キバシリ上科は5科に分類される。ただしカベバシリ科はゴジュウカラ科に含める説もある。キバシリ科はおそらく多系統で、ホシキバシリが別系統となっている。 キバシリ上科は Sibley & Ahlquist (1990) が認めたスズメ小目の3上科にはなく、ウグイス上科に含められていた。現在のキバシリ上科はウグイス上科の基底で分岐したとされていた。彼らはその群をヒタキ科(ブユムシクイ科・ミソサザイ科を含む)とゴジュウカラ科(カベバシリ科を含む)に分けたが、この科分類は系統的ではない。Cracraft (2004) によりウグイス上科からキバシリ上科が分離された。
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系統と分類
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カワセミ科の3つの亜科の1つだが、3亜科間の系統関係は不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。 カワセミ科 ショウビン亜科 Actenoides キバシショウビン属 Syma Todiramphus カギハシショウビン Melidora ハシブトカワセミ Clytoceyx ワライカワセミ属 Dacelo アオミミショウビン Cittura ラケットカワセミ属 Tanysiptera ? コシジロショウビン Caridonax カザリショウビン Lacedo コウハシショウビン属 Pelargopsis ヤマショウビン属 Halcyon カワセミ亜科 Alcedininae ヤマセミ亜科 Cerylinae Sibley & Ahlquist (1990) ではショウビン科とされ、単型のショウビン上科 Halcyonoidea に分類されていた。
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系統と分類
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カワセミ科の3つの亜科の1つだが、3亜科間の系統関係は不明確である。 系統樹は Moyle & Johnson (2006)・ToL (2008)より。かつては2–3属に分けられたが、これらは多系統だったため、4属に再編された。 カワセミ科 ショウビン亜科 Halcyoninae カワセミ亜科 ヒメショウビン属 Ispidina Corythornis ミツユビカワセミ属 Ceyx カワセミ属 Alcedo ヤマセミ亜科 Cerylinae Sibley & Ahlquist (1990) ではカワセミ科とされた。他の2科(2亜科)がヤマセミ小目 Cerylida に分類されていたのと異なり、単型のカワセミ小目 Alcedinida に分類されていた。
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系統と分類
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属名の学名Prunellaは植物のウツボグサ属と同じである。学名は原則として同名は認められないが、国際動物命名規約と国際藻類・菌類・植物命名規約の間では同名が存在しうる。 オリーブアメリカムシクイ科(オリーブアメリカムシクイのみ)と姉妹群である。 Sibley分類では、スズメ科イワヒバリ亜科 Prunellinae の唯一の属とされ、アトリ科オリーブアメリカムシクイ亜科のオリーブアメリカムシクイと大きく離されていた。 ヒバリ(ヒバリ科)とは同じ上科だが、それ以上に近縁ではない。
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系統と分類
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ハチドリ科のうち Hermits(カギハシハチドリ亜科)以外は nonhermits と総称され、伝統的には全てハチドリ亜科にまとめられていた。しかしこのハチドリ亜科はおそらく単系統ではない。 伝統的なハチドリ亜科は8つの系統に分かれるが、そのうち Topazes が別系統であり、トパーズハチドリ亜科 Topazinae として分離されることもある。これを除いた狭義のハチドリ亜科は、未サンプリングの数属があるものの、単系統とされている。 ハチドリ科 トパーズハチドリ亜科 Topazes カギハシハチドリ亜科 Hermits ハチドリ亜科 Mangoes Brilliants Coquettes オオハチドリ Patagona Mountain Gems Bees Emeralds
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系統と分類
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「アウストロバイレヤ目」の記事における「系統と分類」の解説
マツブサ科やシキミ科、トリメニア科、アウストロバイレヤ科は、古くから原始的な被子植物であると考えられ、モクレン目やクスノキ目に分類されていた (マツブサ科とシキミ科は独自のシキミ目に分類されることもあった)。ただしこれらの間に明瞭な類縁関係が認められていたわけではない。 20世紀末以降の分子系統学的研究により、これらの科が単系統群を形成し、被子植物の初期分岐群の1つであることが示された。その後、この系統群にはアウストロバイレヤ目の名が充てられるようになった。現生被子植物の中では、最初にアンボレラ目、次にスイレン目が分岐し、3番目にアウストロバイレヤ目が他と分かれたと考えられている (右系統樹)。 アウストロバイレヤ目 アウストロバイレヤ科 トリメニア科 マツブサ科 アウストロバイレヤ目の系統仮説 上記のようにアウストロバイレヤ目の中にはマツブサ科、シキミ科、トリメニア科、アウストロバイレヤ科が認識されていた。ただし、このうちマツブサ科とシキミ科は明らかに近縁であり、共通する特徴も多いため1つの科 (広義のマツブサ科) にまとめることが提唱され、2020年現在ではこれが一般的となっている。そのため、2020年現在では、ふつうアウストロバイレヤ目の中にマツブサ科、トリメニア科、アウストロバイレヤ科の3科を分類している (下表)。この3科の中では、アウストロバイレヤ科が最初に分岐し、トリメニア科とマツブサ科が姉妹群であるとする仮説が示されることが多い (左系統樹)。ただし一部の研究では、最初にトリメニア科が分岐したとする仮説が示されることがある。 アウストロバイレヤ目の分類体系アウストロバイレヤ目 Austrobaileyales Takht. ex Reveal, 1992アウストロバイレヤ科 Austrobaileyaceae Croizat, 19431属1種 (Austrobaileya scandens) のみ トリメニア科 Trimeniaceae Gibbs, 19171属 (Trimenia) 約8種 マツブサ科 Schisandraceae Blume, 18303属約80種; シキミ属 (約37種)、サネカズラ属 (約17種)、マツブサ属 (約26種)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:14 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008)などより。ただし細部の系統は不確実性が多い。☆ は Sibley & Ahlquist (1990) のスズメ科に含まれていた群。 オリーブアメリカムシクイ科 Peucedramidae イワヒバリ科 Prunellidae ☆ ハタオリドリ科 Ploceidae ☆ カエデチョウ科 Estrildidae ☆ テンニンチョウ科 Viduidae ☆ スズメ科 ? スズメハタオリ亜科 Plocepasserinae ☆ スズメ亜科 Passerinae ☆ セキレイ科 Motacillidae ☆ nine‐primaried oscines スズメ科はセキレイ科や nine‐primaried oscines と近縁である。ただし、スズメ科とセキレイ科が nine‐primaried oscines に内包されるという説もある。 スズメハタオリ亜科はハタオリドリ科からスズメ科に移されたが、これには異論もある。 伝統的には、カエデチョウ科やテンニンチョウ科と共に広義のハタオリドリ科に含まれ、スズメ亜科・スズメハタオリ亜科とされていた。ただし、これらの科からスズメ科はやや離れた系統位置にある。スズメハタオリ亜科はスズメ亜科に含めることもあった。Pocock (1966) は頭骨の特徴からスズメ科(スズメハタオリ亜科は含まない)を分離した。 Sibley & Ahlquist (1985) は国際動物命名規約上の先取権に基づき、ハタオリドリ科の名称をスズメ科に変更し、イワヒバリ科・セキレイ科を亜科として含めた。
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系統と分類
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系統樹は Johansson et al. (2008)などより。ただし細部の系統は不確実性が多い。☆ は伝統的なハタオリドリ科に含まれていた7亜科。 ハタオリドリ科 ? オオハタオリドリ亜科 Bubalornithinae ☆ ? キクスズメ亜科 Sporopipinae ☆ ハタオリドリ亜科 Ploceinae ☆ カエデチョウ科 Estrildidae ☆ テンニンチョウ科 Viduidae ☆ スズメ科 ? スズメハタオリ亜科 Plocepasserinae ☆ スズメ亜科 Passerinae ☆ セキレイ科 Motacillidae nine‐primaried oscines 伝統的なハタオリドリ科は7亜科に分けられてきた (Collias & Collias 1964) 。現在のハタオリドリ科はそのうち3亜科からなる。あるいは、キクスズメ亜科をハタオリドリ亜科に含め2亜科とすることもある。ただし、亜科の単系統性・系統関係は定かではない。オオハタオリドリ亜科は頭骨の特徴などから独立したオオハタオリドリ科 Bubalornithidae とする説もあった (Chapin 1917; Crook 1958 など)。 スズメハタオリ亜科(スズメハタオリドリ属 Plocepasser・クリオオニハタドリ Histurgops・シュウダンハタオリドリ属 Pseudonigrita・シャカイハタオリ Philetairus)はスズメ科に移され、ハタオリドリ亜科とされてきたカッコウハタオリ Anomalospiza は托卵という共通点からテンニンチョウ科に移されたが、これらには異論もある。 伝統的には、スズメ科・カエデチョウ科・テンニンチョウ科をも亜科として含んでいた。これらの類縁関係はさまざまに論じられ、一部を独立科にすることもあった。実際の系統では、ハタオリドリ科・カエデチョウ科・テンニンチョウ科は互いに近縁なものの、スズメ科はおそらく別系統である。Sibley & Ahlquist (1985; 1990) は国際動物命名規約上の先取権に基づき、名称をスズメ科に変更し、イワヒバリ科・セキレイ科を亜科として含めた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:07 UTC 版)
カモメ科は ハサミアジサシ亜科 Rynchopinae(ハサミアジサシ、Skimmer) カモメ亜科 Larinae(カモメ、英語: Gull) アジサシ亜科 Sterninae(アジサシ、Tern) の3亜科に分かれる。 ただし、アジサシ亜科のうち Noddies と総称されるクロアジサシ属 Anous・ハイイロアジサシ属 Procelsterna・シロアジサシ Gygis 3属の系統位置と分類については論争がある。カモメ亜科に含める説などもあったが、おそらくはカモメ科の基底に位置する(詳細はアジサシ亜科#系統と分類を参照)。ただしこれに従った亜科分類はまだない。Verheyen (1958) はシロアジサシ亜科 Gyginae・クロアジサシ亜科 Anoinae としたが、現代的な分類ではこれらの亜科が使われたことはないようである。 ハサミアジサシ亜科の系統位置については、おそらくカモメ亜科の姉妹群だが、アジサシ亜科の姉妹群だとする不確実な結果もある。 カモメ科と他の科との関係では、カモメ科+ウミスズメ科+トウゾクカモメ科+カニチドリ科が単系統のようだが、カモメ科の姉妹群が何かははっきりしない。以前の複数の研究が (((カモメ科, トウゾクカモメ科), カニチドリ科), ウミスズメ科) という系統関係を示していたが、近年は (カモメ科, (トウゾクカモメ科, ウミスズメ科) という結果が出ている(ただしカニチドリ科は未サンプリング)。
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系統と分類
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系統樹は Balker et al. (2007)による。 カモメ上科 ツバメチドリ科 クビワスナバシリ属 Rhinoptilus スナバシリ属 Cursorius ツバメチドリ亜科 アシナガツバメチドリ Stiltia ツバメチドリ属 Glareola ? カニチドリ科 Dromadidae カモメ科 Laridae トウゾクカモメ科 Stercorariidae ウミスズメ科 Alcidae ツバメチドリ科をツバメチドリ亜科 Glareolinae (pratincoles) とスナバシリ亜科 Cursoriinae (pratincoles) に分ける説もあったが、スナバシリ亜科は基底的な側系統である。これらを別科とする説もあった。 伝統的にツバメチドリ科(スナバシリ亜科)とされていたナイルチドリ Pluvianus は、系統的に離れており、単型のナイルチドリ科に分離された。 Sibley & Ahlquist (1990) はカニチドリ Dromas もツバメチドリ科に含め、広義のツバメチドリ科をツバメチドリ亜科(狭義のツバメチドリ科とナイルチドリ)とカニチドリ亜科(カニチドリのみ)に分けた。カニチドリは現在は単型のカニチドリ科を作り、系統位置は正確には不明だが、そう遠くないと考えられている。 古くはチドリ科 Charadriidae と近縁だと考えられたこともあったが (Jehl 1968)、特に近縁ではない。
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系統と分類
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Sorenson et al. (2004)より。従来の属のうち単系統でないものは複数の単系統の属に分割されている。 ハタオリドリ科 Ploceidae カエデチョウ科 カエデチョウ亜科 ムシクイキンパラ属 Parmoptila クロキンパラ属 Nigrita オリーブキンパラ属 Nesocharis キバラカエデチョウ類 Coccopygia オトヒメチョウ Mandingoa ハゴロモキンパラ属 Cryptospiza カエデチョウ属 Estrilda タネワリキンパラ属 Pyrenestes アオハシキンパラ属 Spermophaga セイキチョウ属 Uraeginthus トキワスズメ類 Granatina ハイイロアラレチョウ属 Euschistospiza アラレチョウ属 Hypargos ニシキスズメ属 Pytilia チャバラアラレチョウ Clytospiza コウギョクチョウ属 Lagonosticta イッコウチョウ属 Amadina ウズラスズメ属 Ortygospiza ムネアカウズラスズメ Paludipasser ベニスズメ属 Amandava キンパラ亜科 Stagonopleura ? ワキアカスズメ Oreostruthus キンセイチョウ属 Poephila サクラスズメ Aidemosyne キンカチョウ Taeniopygia コマチスズメ Emblema カノコスズメ Stizoptera コモンチョウ Bathilda アサヒスズメ属 Neochmia ヒメシチホウ Lemuresthes ギンバシ類 Euodice キンパラ属 Lonchura オキナチョウ Odontospiza シッポウ類 Spermestes ムナジロシマコキン Heteromunia セイコウチョウ属 Erythrura テンニンチョウ科 Viduidae 姉妹群はおそらくテンニンチョウ科で、次いでハタオリドリ科が近縁である。これらはスズメ上科に含まれる。 カエデチョウ亜科 Estrildinae (英語: waxbills) とキンパラ亜科 Lonchurinae (mannikins) の2亜科に分かれる。カエデチョウ亜科は数種を除きアフリカに住むが、東洋区全域のベニスズメ、インドのシマキンカ、アラビア半島のアラビアカエデチョウは例外的にアジアに生息する。キンパラ亜科はオセアニアを中心に、熱帯アジア・アフリカ(マダガスカルやインド洋の離島を含む)に広く生息する。イッコウチョウ属 Amadina は mannikins に似ておりどちらの亜科に属すか論争があったが、カエデチョウ亜科のようである。 伝統的には、カエデチョウ科全体がカエデチョウ亜科として、広義のハタオリドリ科に含まれていた。Steiner (1955) はカエデチョウ亜科を Spermestidae 科として独立させ、のちにカエデチョウ科と呼ばれるようになった。 テンニンチョウ属(かつてのハタオリドリ科テンニンチョウ亜科)と近縁であり、同じ分類群とされることもあった。Wolters (1957; 1960) はカエデチョウ亜科とカエデチョウ亜科をハタオリドリ科からカエデチョウ科として分離した。Sibley & Ahlquist (1990) は2亜科を2族とし、カエデチョウ亜科にまとめた。カエデチョウ亜科はカエデチョウ族 Estrildini とされていた。
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系統と分類
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ハサミアジサシ科 Rynchopidae の唯一の属とする説もあったが、分子系統からはカモメ属などからなるクレードの内部に位置し、カモメ科に含まれる。 Sibley分類では、カモメ科カモメ亜科(通常のカモメ科に相当)ハサミアジサシ族 Rynchopini の唯一の属とされていた。
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系統と分類
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系統樹は Nyári et al. (2009)より。 タイヨウチョウ亜科sensu S&A ハナドリ科 ハナドリモドキ属 キムネハナドリモドキ P. maculatus ムネアカハナドリモドキ P. percussus パラワンハナドリモドキ P. plateni キゴシハナドリモドキ P. xanthopygius ベニムネハナドリモドキ P. thoracicus ? オリーブハナドリモドキ P. olivaceus Pachyglossa (“odd” Dicaeum) ハナドリ属 Dicaeum タイヨウチョウ科 Nectariniidae タイヨウチョウ科と姉妹群である。スズメ上科の中で基底的な数科の1つである。 ハナドリ科は、最も外側の初列風切P10の長さにより人為分類されている。ハナドリモドキ属 Prionochilus はP10が発達し、ハナドリ属 Dicaeum では痕跡的である。ただし例外的に、ハナドリ属のキバラハナドリ D. melanoxanthum はP10が発達している。 しかし系統的には、ハナドリ属は単系統ではなく、少なくとも4種(D. chrysorrheum, D. melanoxanthum, D. agile, D. everetii, 他に未サンプリングの種が加わる可能性あり)からなる “odd” Dicaeum がハナドリモドキ属と近縁な可能性があり、Pachyglossa 属に分離することが提案されている。痕跡的なP10は原始共通形質あるいは収斂ということになる。また、オリーブハナドリモドキの系統位置は不確実で、“odd” Dicaeum に近縁な可能性がある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:12 UTC 版)
系統樹は Johansson et al. (2008)などより。 ハタオリドリ科 Ploceidae 広義のカエデチョウ科 カエデチョウ科 Estrildidae テンニンチョウ科 テンニンチョウ属 Vidua ? カッコウハタオリ Anomalospiza テンニンチョウ科に、カッコウハタオリ Anomalospiza と共に分類される。ただしこれらには托卵という共通点はあるものの、真の類縁関係は不明確である。 伝統的にはテンニンチョウ亜科 Viduininae として、広義のハタオリドリ科に含められていた。 系統位置に論争のあるカッコウハタオリを別にすればカエデチョウ科(かつてのハタオリドリ科カエデチョウ亜科)と近縁であり、同じ分類群とされることもあった。Wolters (1957; 1960) はカエデチョウ亜科を広義のカエデチョウ科の亜科とした。Sibley & Ahlquist (1990) はテンニンチョウ亜科をテンニンチョウ族 Viduini としカエデチョウ亜科に含めた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 07:06 UTC 版)
カワセミ科+ハチクイモドキ科と姉妹群である。 カワセミ下目 カワセミ科 Alcedinidae ハチクイモドキ科 Momotidae コビトドリ科 Todidae Sibley分類では、ブッポウソウ目カワセミ亜目カワセミ下目コビトドリ小目 Todida の唯一の科とされた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 23:46 UTC 版)
アンボレラ(Amborella trichopoda)は、1869年にアンリ・エルネスト・バイヨン(Henri Ernest Baillon)によって記載された。道管を欠くこと、花要素が離生し数が不特定であること、花被片が萼片と花弁に分化していないこと、雄しべの花糸が葉状であることなどの特徴から原始的な被子植物であると考えられ、また当初は似た特徴をもつモニミア科(クスノキ目)に分類されていた。 記載後、80年間ほど雌花が見つかっていなかったが、1948年になって雌花が発見された。また同じ年に、独立の科であるアンボレラ科が提唱された。ただし上記のような特徴や核果をもつことから、アンボレラ科は目としてはクスノキ目に分類され、その中で最も"原始的な"植物であると考えられることが多かった。 しかし20世紀末以降の分子系統学的研究により、本種はどの被子植物とも近縁ではなく、現生被子植物の中で最初に他と別れた植物であることが示されている(右系統樹)。一方で2010年代には、アンボレラ目とスイレン目が単系統群を形成する可能性もしばしば指摘されている。ただし2020年現在では、アンボレラ目が現生被子植物の中で最初に分岐し、スイレン目が次に分岐したとする仮説が示されることが多い。 このような系統的位置に基づき、アンボレラは1属1種でアンボレラ科、アンボレラ目に分類されるようになった。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/15 14:11 UTC 版)
カラス上科の中でオウギビタキ科など7科が単系統を形成するが、それらの系統関係は不確実である。オウギビタキ科とはカササギヒタキ科 Monarchidae、またはカササギヒタキ科+フウチョウ科 Paradisaeidaeが近縁だと弱く支持されている。 オウギビタキ科はかつてはオウギビタキ属のみからなる単型科だったが、Irestedt et al. (2008)により、2つの単型属、すなわちカササギヒタキ科 Monarchidae のビロードムシクイ Lamprolia とオウチュウ科 Dicruridae のパプアオウチュウ Chaetorhynchus が近縁と判明し、オウギビタキ科に移された。 ただしパプアオウチュウに関しては、モズヒタキ科 Pachycephalidae に近縁とする別の研究があったため、国際鳥類学会議 (IOC) ではしばらく従来のオウチュウ科 Dicruridae に据え置いたままで「uncertain」と注記するにとどめられ、オウギビタキ科に移されるのは数年遅れた。 オウギビタキ科 オウギビタキ属 Rhipidura ビロードムシクイ Lamprolia ? パプアオウチュウ Chaetorhynchus カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 Paradisaeidae モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 Corvidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/23 21:09 UTC 版)
このカビは形態的にはケカビ Mucor に最も近い。大きな多胞子の胞子嚢に柱軸があり、アポフィシスがない点はケカビと共通している。他方で匍匐菌糸を伸ばし、仮根で基質に付着すること、胞子嚢に大小があり、先端に大きいものを着け、側枝に小さいものをつけるという点ははっきりと異なる。 同一の胞子嚢柄で、先端に大型の胞子嚢を着け、側枝を出して小さな胞子嚢をつける点は、エダケカビ Thamnidiumなどと共通するが、それらの場合、側枝に生じるものは構造的に特殊化した小胞子嚢と呼ばれ、本種のように単に小さいだけで構造がほぼ同じ胞子嚢ではない。 大型の胞子嚢のみを生じ、匍匐菌糸を伸ばす点ではクモノスカビ Rhizoopus やユミケカビ Absidia と似ているが、これらは胞子嚢にアポフィシスをもつ点ではっきりと異なる。そのため、形態を重視した伝統的な分類体系の元では多くの場合にケカビと共にケカビ科に含められてきた。Benjamin & Hesseltine(1958)は、エダケカビとの類似は類縁を示すものでなく、この属は恐らくはクモノスカビと共にケカビの中の sphaerosporus 節(球形の胞子を形成する群)から進化してきたとの考えを示している。 ただし、この類では伝統的な体系が真の類縁性を反映しないことが明らかとなり、その体系が大きく見直された。分子系統を利用した検討によると、本属はケカビ属の多くの種が含まれるクレードに収まってはおり、これをケカビ科としている。ただしこの科についてはもっと検討が必要だとの判断である。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/23 20:08 UTC 版)
「アフリカキヌバネドリ属」の記事における「系統と分類」の解説
キヌバネドリ科の中ではアジアキヌバネドリ属 Harpactes・Apalharpactes と近縁で、これら旧世界のキヌバネドリ3属で単系統を作る。ただし、この3属の間の類縁関係は不明である。 Sibley分類ではキヌバネドリ科で最初に分岐したとされ、1属でアフリカキヌバネドリ亜科 Apalodermatinae となっていたが、この系統仮説は正しくなかった。
※この「系統と分類」の解説は、「アフリカキヌバネドリ属」の解説の一部です。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/25 15:58 UTC 版)
旧大陸キヌバネドリ類(アジアキヌバネドリ属+アフリカキヌバネドリ属+Apalharpactes と姉妹群である。
※この「系統と分類」の解説は、「キヌバネドリ属」の解説の一部です。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:41 UTC 版)
Sibley分類ではオーストラリアムシクイ科セスジムシクイ亜科 Amytornithinae の唯一の属で、オーストラリアムシクイ亜科(科の残り全て)と姉妹群だとされた。 和名にムシクイとあるが、ムシクイはウグイス上科の数属の総称であり、特に近縁ではない。
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系統と分類
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サヤハシチドリ科 Chionididae と姉妹群である。 以前はチドリ科 Charadriidae に分類されてきたが、生態は特異であり、分子系統により系統的に離れていることが判明したため新科に分離された。 Sibley分類では、チドリ下目(ほぼチドリ目に相当)チドリ小目サヤハシチドリ上科に、サヤハシチドリ科と共に属していた。
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キバシリ属に似ており、キバシリ属と共にキバシリ科に分類される。 ただし分子系統からはゴジュウカラ科に近いという結果も出ている。いずれにせよキバシリ上科に属するのは確かである。 Sibley分類では、キバシリ科キバシリ亜科(通常のキバシリ科に相当)ホシキバシリ族 Salpornithini の唯一の種で、キバシリ族(キバシリ属のみ)と姉妹群だとされた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 23:07 UTC 版)
古典的な分類では、トレボウクシア藻綱に属する緑藻は、その体制 (大まかな体のつくり) に基づいて緑藻綱のさまざまな分類群に分類されていた (古典的な意味でのクロロコックム目やカエトフォラ目など)。やがて1960年代以降の微細構造学的研究により、細胞質分裂時にファイコプラスト (分裂面に平行な微小管群) が出現する点では狭義の緑藻綱に類似するが、それとは異なり鞭毛細胞が反時計回りの基底小体をもつ一群が存在することが明らかとなった。この藻群は、当初は現在クロロデンドロン藻綱に分類される藻類とともにプレウラストルム藻綱(Pleurastrophyceae)に分類されていた。しかしプレウラストルム藻綱のタイプ属である Pleurastrum のタイプ種(Pleurastrum insigne)が狭義の緑藻綱に属することが判明したため、プレウラストルム藻綱の名は棄却された。そのため、この藻群に対して新たにトレボウクシア藻綱(Trebouxiohyceae)が提唱され、現在に至っている。2020年現在では、トレボウクシア藻綱への所属は主に分子形質によって判断されており、クロレラ属などトレボウクシア藻綱の形態的特徴が見られない緑藻もトレボウクシア藻綱に分類されている。 トレボウクシア藻綱は緑藻植物門に属し、その中で緑藻綱やアオサ藻綱と共通する特徴が多く (例:鞭毛細胞は頂端から対向して伸びる鞭毛をもち、鞭毛装置は細胞前後軸に対して回転対称)、系統的にも3綱は単系統群を形成していると考えられることが多い (この系統群は各綱の頭文字からUTC系統群とよばれる)。 2020年現在、およそ900種がトレボウクシア藻綱に分類されているが、詳細な研究がされずに暫定的に分類されているものもある。一方で、未記載のものや緑藻綱などからトレボウクシア藻綱へ移すべきものも少なくないと考えられている。分子系統解析からは、トレボウクシア藻綱の中にいくつかの大きな系統群と、多数の小さな系統群が存在することが示唆されている (下図4、下表)。ただしその分類学的整理はいまだ十分ではなく、正式な分類群名をもたない系統群も多い。また各系統群に共通する形態形質はほとんど見つかっておらず、トレボウクシア藻綱内の形質進化に関しても分かっていない。 トレボウクシア藻綱 クロレラ目 プレウラストロサルシナ系統群 ネオキスティス系統群 カワノリ目 パリエトクロリス系統群 レプトシラ系統群 ディクティオクロロプシス系統群 ミクロタムニオン目 トレボウクシア目 ロボスファエラ系統群 フィロシフォン目 ボトリオコックス系統群 4. トレボウクシア藻綱の系統仮説の1例 (いくつかの系統群を除く). トレボウクシア藻綱の目までの分類体系の1例と代表属 (2020年現在)トレボウクシア藻綱 (トレボウキシア藻綱, トレボキシア藻綱) Trebouxiophyceae Friedl, 1995クロレラ目 Chlorellales Bold & M.J.Wynne, 1985クロレラ系統群 Chlorella cladeアクティナストゥルム属 (Actinastrum), Carolibrandtia, クロレラ属 (Chlorella), Didymogenes, Hegewaldia, Heynigia, Hindakia, Meyerella, ミクラクチニウム属 (Micractinium) パラクロレラ系統群 Parachlorella cladeClosteriopsis, Compactochlorella, Coronacoccus, Dicloster, ディクティオスファエリウム属 (Dictyosphaerium), Marasphaerium, Marinichlorella, Masaia, Mucidosphaerium, Kalenjinia, パラクロレラ属 (Parachlorella) ナンノクロリス系統群 Nannochloris cladeChloroparva, Gloeotila, Marvania, ナンノクロリス属 (Nannochloris), Nannochlorum, Picochlorum, Pumiliosphaera プロトテカ系統群 Prototheca clade (Auxenochlorella clade)Auxenochlorella, ヘリコスポリディウム属 (Helicosporidium), プロトテカ属 (Prototheca) オオキスティス系統群 Oocystis cladeAmphikrikos, Densicystis, Droopiella, Ecballocystis, Ecballocystopsis, Echinocoleum, Elongatocystis, エレモスファエラ属 (Eremosphaera), Euchlorocystis, Franceia, Gloeotaenium, Granulocystis, ラゲルヘイミア属 (Lagerheimia), Makinoella, Neglectella, Oocystidium, オオキスティス属 (オオシスティス属, ウーキスチス属, Oocystis), Ooplanctella, Planctonemopsis, Quadricoccus, Quadricoccopsis, Reticulocystis, Schizochlamydella, Siderocystopsis, Tetrachlorella など その他Endolithella, プランクトネマ属 (Planctonema), Psephonema, Tetrastrum カワノリ目 Prasiolales Schaffner, 1922Desmococcus, Deuterostichococcus, Diplosphaera, Edaphochloris, Ekerewekia, Koliella, カワノリ属 (Prasiola), Prasiolopsis, Prasionella, Prasionema, Protostichococcus, Pseudochlorella, Pseudomarvania, Pseudostichococcus, Raphidonema, Rosenvingiella, Rosenvingiellopsis, Stichococcus, Tetratostichococcus, Tritostichococcus など ミクロタムニオン目 Microthamniales M.Melkonian, 1990Fusochloris, ミクロタムニオン属 (Microthamnion) トレボウクシア目 (トレボキシア目) Trebouxiales Friedl, 1995Asterochloris, Vulcanochloris, Myrmecia, トレボウクシア属 (トレボキシア属, Trebouxia) フィロシフォン目 Phyllosiphonales F.E. Round, 1971 (ワタナベア系統群 Watanabea clade)Chloroidium, Desertella, Heterochlorella, Heveochlorella, Kalinella, Jaagichlorella, Massjukichlorella, Mysteriochloris, Parachloroidium, Phyllosiphon, Polulichloris, Symbiochloris, Viridiella, Watanabeaなど 所属不明ボトリオコックス系統群 Botryococcus cladeボトリオコックス属 (Botryococcus), コリシスティス属 (Choricystis), コッコミクサ属 (Coccomyxa), エリプトクロリス属 (Elliptochloris), Lemmermannia, Obliquicauda, Paradoxia, Pseudococcomyxa など ディクティオクロロプシス系統群 Dictyochloropsis cladeDictyochloropsis, Eremochloris, Xylochloris パリエトクロリス系統群 Parietochloris cladeParietochloris アパトコックス系統群 Apatococcus cladeApatococcus プレウラストロサルシナ系統群 Pleurastrosarcina cladePleurastrosarcina レプトシラ系統群 Leptosira cladeChloropyrula, Leptosira レプトクロレラ系統群 Leptochlorella cladeLeptochlorella クセロクロレラ系統群 Xerochlorella cladeXerochlorella ロボスファエラ系統群 Lobosphaera cladeLobosphaera コッコボトリス系統群 Coccobotrys cladeCoccobotrys ゲミネラ系統群 Geminella cladeAutumnella, Geminella, Gloeotilopsis ルナクロリス系統群 Lunachloris cladeLunachloris ネオキスティス系統群 Neocystis cladeNeocystis コエノキスティス系統群 Coenocystis cladeCoenocystis
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 23:48 UTC 版)
多核嚢状性という特異な特徴をもつことから、古くから緑藻綱の中の独立の分類群、クダモ目 (管状藻目、学名:Siphonales) として扱われていた。ただしクダモ目には、シオグサ目やカサノリ目を含むこともあった。またこの広義の意味でのクダモ目の範囲をハネモ綱 (Bryopsidophyceae) として扱うこともあった (この場合現在ハネモ目とされる藻類を複数の目に分けていた)。 1960年代以降の微細構造学的特徴 (鞭毛装置、細胞分裂様式) の研究から、アオサ目、シオグサ目、カサノリ目などとともにアオサ藻綱に分類されるようになった。 その後も独立の綱 (ハネモ綱 Bryopsidophyceae) として扱われたことがあるが、2020年現在ではふつうアオサ藻綱の1目とされる。2020年現在、目の名としてはハネモ目 (学名:Bryopsidales) が用いられることが多いが、2000年代まではイワヅタ目 (学名:Caulerpales) を充てることが一般的であった。分子系統学的解析からは、同様に多核嚢状性であるカサノリ目の姉妹群であることが示唆されている。ただしより大量の分子データに基づいた解析からは、ハネモ目が緑藻綱の姉妹群である可能性も示唆されている (つまりアオサ藻綱は非単系統群)。 ハネモ目の中では、カイミドリイト亜目 (カイガラミドリイト属のみ) が最初に分岐し、残りの種はハネモ亜目 (ハネモ、ツユノイト、ミルなど) とサボテングサ亜目 (イワヅタ、チョウチンミドロ、サボテングサ、ハゴロモなど) に分かれることが示されている (下図7、下表)。 ハネモ目 カイガラミドリイト亜目 カイガラミドリイト科 ハネモ亜目 ニセハネモ科 ハネモ科 ツユノイト科 ミル科 サボテングサ亜目 チョウチンミドロ科 イワヅタ科 サボテングサ科 系統群 1 (Lineage 1) 系統群 2 (Lineage 2) ニセハウチワ連 リピリオプシス連 サボテングサ連 ミルモドキ連 ハゴロモ連 7. ハネモ目の系統仮説の1例. ハネモ目の属までの分類体系の1例 (2020年現在) 8a. カイガラミドリイト属 (5–8) (カイガラミドリイト科) 8b. ハネモ属 (ハネモ科) 8c. ツユノイト属 (ツユノイト科) 8d. ミル属 (ミル科) 8e. ミル属 (ミル科) 8f. ハウチワ属 (チョウチンミドロ科) 8g. イワヅタ属 (イワヅタ科) 8h. イワヅタ属 (イワヅタ科) 8i. サボテングサ属 (サボテングサ目) 8j. Penicillus (サボテングサ目) 8k. スズカケモ属 (サボテングサ目) ハネモ目 Bryopsidales Schaffner, 1922カイガラミドリイト亜目 Ostreobineae Verbruggen & Guiry in Verbruggen et al., 2017藻体は単軸性で微小な分枝糸状体 (右図8a)。遊走子は4本鞭毛性。ピレノイドを欠く。貝殻など石灰質基質中に穿孔して生育。 カイガラミドリイト科 Ostreobiaceae Silva ex Maggs & Brodie in Brodie et al., 2007カイガラミドリイト属 Ostreobium Bornet & Flahault, 1889 (右図8a) ハネモ亜目 Bryopsidineae Hillis-Colvinaux in Verbruggen et al., 1984藻体は単軸性または多軸性、分実性。homoplastidic (アミロプラストを欠く)。胞子体は冠鞭毛性の遊走子を形成する。 ニセハネモ科 Pseudobryopsidaceae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019ハネモ科に類似するが、特殊化した枝が配偶子嚢になる (上図3)。分子系統解析に基づいて分離された。 ニセハネモ属 Pseudobryopsis Berthold in Oltmanns, 1904 ハネモ科 Bryopsidaceae Bory, 1829藻体は単軸性。羽状 (右図8b)、放射状または二又分枝する。世代交代ありまたはなし。世代交代を行う場合、大型で直立する配偶体と小型で匍匐性の胞子体の間で異形世代交代を行い、胞子体は冠鞭毛性の遊走子を形成する。配偶子嚢は特殊化していない枝が隔壁で区切られる。 ハネモ属 Bryopsis J.V.Lamouroux, 1809 (右図8b) Lambia Delépine, 1967 Pseudoderbesia E.Calderon & R.Schnetter, 1991 Trichosolen Montagne, 1861 ツユノイト科 Derbesiaceae Hauck, 1884藻体は基本的に単軸性。世代交代ありまたはなし。世代交代を行う場合、大型で糸状の胞子体と小型で嚢状の配偶体 (ウミノタマ世代 Halicystis-stage) の間の異形世代交代、または糸状の胞子体と配偶体の同形世代交代。胞子体は冠鞭毛性の遊走子を形成する。 Bryopsidella Feldmann ex H.Rietema, 1975 ツユノイト属 Derbesia Solier, 1847 (右図8c) アシツキイトゲ属 Pedobesia MacRaild & Womersley, 1974 ミル科 Codiaceae Kützing, 1843藻体は多軸性、細胞糸が絡み合って髄を形成し、藻体表層では細胞糸が膨潤した小嚢が密集している。小嚢に配偶子嚢が側生し、隔壁で区切られる。ピレノイドを欠く。細胞壁はマンナンを主とする。 ミル属 Codium Stackhouse, 1799 (右図8d, e) サボテングサ亜目 Halimedineae Hillis-Colvinaux, 1984藻体は単軸性または多軸性、全実性 (ヒメイワヅタ属を除く)。heteroplastidic (葉緑体とアミロプラストをもつ)。世代交代を行わない (ふつう複相単世代型生活環とされる)。細胞壁はキシランを主とする。 チョウチンミドロ科 Dichotomosiphonaceae G.M.Smith, 1950藻体は多数の細胞糸からなる有柄葉状体 (ハウチワ属、Cladocephalus)、または単軸性で匍匐性 (チョウチンミドロ属)。細胞糸は不規則に二又分枝し、分枝部でくびれる。チョウチンミドロ属は卵生殖を行う。 ハウチワ属 Avrainvillea Decaisne, 1842 (右図8f) Cladocephalus M.A.Howe, 1905 チョウチンミドロ属 Dichotomosiphon A.Ernst, 1902 イワヅタ科 (イワズタ科) Caulerpaceae Kützing, 1843藻体は仮根で接地する匍匐枝とそこから生じる直立枝に分化している。細胞壁は藻体内に突出して trabeculae を形成している。 イワヅタ属 (イワズタ属) Caulerpa Lamouroux, 1809 (右図g, h) ヒメイワヅタ属 (ヒメイワズタ属) Caulerpella Prud'homme van Reine & Lokhorst, 1992 サボテングサ科 Halimedaceae Link, 1832 [含 ニセハウチワ科 Rhipiliaceae Dragastan, Richter, Kube, Popa, Sarbu & Ciugulea in Dragastan & Richter, 1997; ミルモドキ科 Pseudocodiaceae L.Hillis-Colinvaux; ハゴロモ科 Udoteaceae J.Agardh, 1887]藻体は単軸性から多軸性まで多様。石灰化するものを含む。一般的に複数の科に分けられていたが、分子系統解析に基づいてサボテングサ科にまとめることが提唱された。以下の5連を含むが、これ以外に分類学的に未整理な系統群が2つ存在する。 ニセハウチワ連 Rhipileae L. Hillis-Collinvaux, 1984モツレチョウチン属 Boodleopsis A. et E.S. Gepp, 1911 Johnson-sea-linkia Eisman & Earle, 1983 ニセマユハキ属 Pseudochlorodesmis Børgesen, 1925 ニセハウチワ属 Rhipilia Kützing, 1858 リピリオプシス連 Rhipiliopsideae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019Callipsygma J.Agardh, 1887 Rhipiliopsis A. et E. S. Gepp サボテングサ連 Halimedeae Konishi, 1961サボテングサ属 Halimeda Lamouroux, 1812 nom. et orth. cons. (右図8i) ミルモドキ連 Pseudocodiaceae Pseudocodieae Cremen, Leliaert, West, Lam & Verbruggen, 2019ミルモドキ属 Pseudocodium Weber-van Bosse, 1896 ハゴロモ連 Udoteae Konishi, 1961 Botryodesmis Kraft, 2007 マユハキモ属 Chlorodesmis Harvey et Bailey, 1851 Flabellia Reichenbach, 1841 Penicillus Lamarck, 1813 (右図8j) Pseudopenicillus Dragastan et al., 1997 ヒメイチョウ属 Rhipidosiphon Montagne, 1842 Rhipocephalus Kützing, 1843 Siphonogramen Abbott et Huisman, 2004 スズカケモ属 Tydemania Weber-van Bosse, 1901 (右図8k) ハゴロモ属 Udotea Lamouroux, 1812
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 22:43 UTC 版)
接合藻 (特に単細胞性種) は比較的大型で複雑な形をした種が多く、また大きな多様性を示すため、古くから研究者の興味を引いてきた (右図7)。また特徴的な有性生殖 (接合) を行い、鞭毛細胞を欠くという特徴をもつことから、古くから1つのグループとして認識されていた。同時に、葉緑体の特徴 (クロロフィル a+b、デンプンを蓄積) などが共通することから、他の緑藻と近縁なものと考えられるようになった。1900〜1970年代には、独立の綱 (接合藻綱 Conjugatae = Comjugatophyceae, Akontae)、または緑藻綱 (広義) の1目 (接合藻目 Conjugales またはホシミドロ目 Zygnematales) に分類されるようになった。 その後、20世紀後半の微細構造および生化学的研究によって、接合藻はストレプト植物 (陸上植物を含む系統群) に属すると考えられるようになった。その結果、同様に陸上植物に近縁と考えられるようになった他の緑藻 (シャジクモ類、コレオケーテ類、クレブソルミディウム類、クロロキブス類) とともに、広義の車軸藻綱 (Charophyceae sensu lato) に分類され、接合藻はその1目 (ホシミドロ目) とされるようになった。ただし、この意味での車軸藻綱 (広義) は側系統群であり、そのことは当初から認識されていた。 ストレプト植物の中で、陸上植物、シャジクモ類、コレオケーテ類、および接合藻は、フラグモプラスト (隔膜形成体) をもつ点で共通している (ただし接合藻では一部のみがもつ)。この4群が単系統群を形成していることは分子系統解析からも支持され、フラグモプラスト植物 (隔膜形成体植物、Phragmoplastophyta) とよばれている。接合藻は細胞板形成による細胞質分裂とそれに伴う原形質連絡、藻体の頂端成長、卵生殖などをもたないことから、フラグモプラスト植物の中で最初に分かれたグループであると考えられ、このことは、2000年代までの分子系統学的研究からもときに支持されていた。 しかし2010年代、より大量のデータに基づいた分子系統解析からは、接合藻が陸上植物に最も近縁なグループであることが示唆されている。接合藻が陸上植物に最も近縁な緑藻であるならば、細胞板形成による細胞質分裂とそれに伴う原形質連絡、藻体の頂端成長、卵生殖などの特徴は、接合藻の共通祖先において二次的に失われたことが示唆される。 上述のように、1980年代以降には接合藻は車軸藻綱 (広義) の1目に分類されることが多かった。しかし、この意味での車軸藻綱は明らかに側系統群であり、側系統群を分類体系から排除することが一般的なったことから、車軸藻綱も分解される傾向にある。この場合、接合藻はホシミドロ綱 (ホシミドロ藻綱、Zygnematophyceae) または接合藻綱 (Conjugatophyceae) に分類される。接合藻綱は、ストレプト植物門または車軸藻植物門に分類されることが多いが、後者は明らかに非単系統群である。そのため、近年では独立の門としてホシミドロ植物門 (学名:Zygnematophyta) または接合藻植物門 (Conjugatophyta) に分類することもある。 接合藻の接合子 (接合胞子) と考えられる化石は比較的豊富であり、古環境推定に用いられることもある。またその化石記録は、デボン紀中期の Paleoclosterium leptum にさかのぼる。 接合藻は大きな系統群であり、4,000種ほどが知られる。ただし形態的に区別できない集団間での生殖的隔離の存在が知られており、多くの隠蔽種 (形態的には区別できないが生殖的には隔離された種) が存在する可能性がある。 2019年に報告されたスピログロエア属 (Spirogloea) は、接合藻の中の最初期分岐群であることが示されており、他の接合藻とは分けてスピログロエア亜綱、スピログロエア目に分類することが提唱されている。これ以外の接合藻はホシミドロ亜綱に分類され、ふつう細胞壁の小孔の有無に基づいて2つの目 (ホシミドロ目、チリモ目) に分けられている (2019年現在)。ただし分子系統解析からは、ホシミドロ目が側系統群であることが示されている (下図8)。下に2019年現在一般的な接合藻の分類体系を示す。 ホシミドロ綱 スピログロエア亜綱 スピログロエア目:スピログロエア属 (Spirogloea) ホシミドロ亜綱 サヤマメモ属 (Mesotaenium) フタボシモ属 (Cylindrocystis) ヒザオリ属 (Mougeotia) ホシミドロモドキ属 (Zygnemopsis) ホシミドロ属など (Zygnema, Zygogonium) アオミドロ属など (Spirogyra, Sirogonium) ハタヒモ属 (Netrium) ローヤ属など (Roya, Planotaenium) チリモ目 ケズネモ科:ケズネモ属 (Gonatozygon) ミカヅキモ科:ミカヅキモ属 (Closterium) タテブエ科:タテブエ属 (Penium) チリモ科 ホシミドロ目 8. 接合藻の系統仮説の1例:二重線は非単系統群であることを示す. 接合藻の科までの分類体系の1例と代表属ホシミドロ植物門 Zygnematophyta [= 接合藻植物門 Conjugatophyta]ホシミドロ綱 Zygnematophyceae Round ex Guiry, 2013 [= 接合藻綱 Conjugatophyceae Engler, 1892]スピログロエア亜綱 Spirogloeophycidae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア目 Spirogloeales Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア科 Spirogloeaceae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019スピログロエア属 Spirogloea Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019 ホシミドロ亜綱 Zygnematophycidae Melkonian, Gontcharov & Marin, 2019ホシミドロ目 Zygnematales C.E.Bessey, 1907サヤマメモ科 Mesotaeniaceae Oltmanns, 1904アンキロネマ属 Ancylonema Berggren, 1872 フタボシモ属 (キリンドロキスティス属) Cylindrocystis Meneghini ex De Bary, 1858 サヤマメモ属 (メソタエニウム属) Mesotaenium Nägeli, 1849 ハタヒモ属 (ネトリウム属) Netrium (Nägeli) Itzigsohn & Rothe, 1856 プラノタエニウム属 Planotaenium (Ohtani) Petlovany & Palamar-Mordvintseva, 2009 ローヤ属 Roya West & G.S.West, 1896 トルチタエニア属 Tortitaenia Brook, 1998 ホシミドロ科 Zygnemataceae Kützing, 1843ヒザオリ属 Mougeotia C.Agardh, 1824 モウゲオティエラ属 Mougeotiella Yamagishi, 1963 ヒザオリモドキ属 Mougeotiopsis Palla, 1894 シロゴニウム属 Sirogonium Kützing, 1843 アオミドロ属 Spirogyra Link, 1820 ホシミドロ属 Zygnema C.Agardh, 1817 ホシミドロモドキ属 Zygnemopsis (Skuja) Transeau, 1934 チリモ目 Desmidiales C.E.Bessey, 1907ケズネモ科 Gonatozygaceae G.S.West, 1927ケズネモ属 (ゴナトジゴン属) Gonatozygon De Bary, 1858 ミカヅキモ科 Closteriaceae C.E.Bessey, 1907ミカヅキモ属 Closterium Nitzsch ex Ralfs, 1848 タテブエモ科 Peniaceae Haeckel, 1894タテブエモ属 (ペニウム属) Penium Brébisson ex Ralfs, 1848 チリモ科 Desmidiaceae Ralfs, 1848アクチノタエニウム属 Actinotaenium (Nägeli) Teiling, 1954 バンブシナ属 Bambusina Kützing ex Kützing, 1849 ツヅミモ属 (コスマリウム属) Cosmarium Corda ex Ralfs, 1848 チリモ属 (デスミディウム属) Desmidium C.Agardh ex Ralfs, 1848 ウネリマクラ属 (ドキディウム属) Docidium Brébisson ex Ralfs, 1848 イボマタモ属 (ユウアスツルム属) Euastrum Ehrenberg ex Ralfs, 1848 ハプロタエニウム属 Haplotaenium Bando, 1988 ダルマオトシ属 (ヒアロテカ属) Hyalotheca Ehrenberg ex Ralfs, 1848 アワセオオギ属 (ミクラステリアス属) Micrasterias C.Agardh ex Ralfs, 1848 オニコネマ属 Onychonema Wallich, 1860 コウガイチリモ属 (プレウロタエニウム属) Pleurotaenium Nägeli, 1849 カギイトマキミドロ属 (スファエロゾスマ属) Sphaerozosma Corda ex Ralfs, 1848 イトマキミドロ属 (スポンディロシウム属) Spondylosium Brébisson ex Kützing, 1849 ホシガタモ属 (スタウラスツルム属) Staurastrum Meyen ex Ralfs, 1848 スタウロデスムス属 Staurodesmus Teiling, 1948 テイリンギア属 Teilingia Bourrelly, 1964 テツメモルス属 (カメガシラモ属) Tetmemorus Ralfs ex Ralfs, 1848 オニノカナボウ属 (トリプロケラス属) Triploceras Bailey, 1851 トゲツヅミモ属 (サンチジウム属) Xanthidium Ehrenberg ex Ralfs, 1848
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オニバスは、オニバス属の唯一の種である。オニバスと同様に巨大な浮水葉をもつことで知られ、子供を乗せた写真で知られている植物は南米に生育するオオオニバス属 (Victoria) である。オニバスとは異なり、オオオニバス属の葉は縁が立ち上がって「たらい状」になっており、また直径数十cmになる大きな花をつける (右図)。 オニバス属とオオオニバス属は近縁であり、両属は姉妹群の関係にある。この系統群 (オニバス属 + オオオニバス属) は明らかにスイレン科に含まれるが、古くはオニバス科 (Euryalaceae) として分けられたこともある。 また分子系統学的研究からは、オニバス属 + オオオニバス属の系統群がスイレン属の中に含まれることが示唆されている。そのため、分類学的にオニバス属とオオオニバス属の種をスイレン属に移すことも提唱されている。
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系統と分類
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アオウキクサ属にはおよそ14種が知られており (下表)、一般的に4節に分類される。属内の系統関係については、分子系統解析から下記のような仮説が示されている。日本からは、アオウキクサ属の種としてアオウキクサ、ナンゴクアオウキクサ、ヒナウキクサ、チリウキクサ、イボウキクサ、コウキクサ、ムラサキコウキクサ、キタグニコウキクサ、ヒンジモが報告されている (帰化種を含む)。日本からはチビウキクサ (Lemna perpusilla) も報告されているが、これはヒナウキクサの誤認ともされる。いずれの種も形態が単純であり、また生育環境による変異が大きいため分類は難しく、生態的情報 (葉状体越冬の有無など) を必要とする場合もある。 ウキクサ亜科 ウキクサ属 (Spirodela) ヒメウキクサ属 (Landoltia) ミジンコウキクサ属 + Wolffiella アオウキクサ属 Biformes 節 Lemna tenera Alatae 節 チビウキクサ (Lemna perpusilla) Lemna aequinoctialis (アオウキクサを含む) Uninerves 節 ヒナウキクサ (Lemna minuta) チリウキクサ (Lemna valdiviana) Lemna 節 イボウキクサ (Lemna gibba) Lemna disperma コウキクサ (Lemna minor) ムラサキコウキクサ (Lemna japonica) ヒンジモ (Lemna trisulca) キタグニコウキクサ (Lemna turionifera) Lemna obscura Lemna ecuadoriensis ウキクサ亜科 (特にアオウキクサ属) の系統仮説 アオウキクサ属の種までの分類体系アオウキクサ属 Lemna L., 1753節 Lemna sect. Biformes LandoltLemna tenera Kurz, 1871東南アジア、オーストラリア 節 Lemna sect. Alatae Hegelm.Lemna aequinoctialis Welw., 1859 (下図4a)※ 日本ではアオウキクサを別種とし (Lemna aoukikusa T.Beppu & Murata, 1985)、ナンゴクアオウキクサに Lemna aequinoctialis を充てている。 南北アメリカ、アフリカ、南アジア、東アジア、東南アジア、オーストラリア チビウキクサ Lemna perpusilla Torr., 1843北アメリカ東部 Lemna landoltii Halder & Venu, 2012インド 節 Lemna sect. Uninerves Hegelm.ヒナウキクサ Lemna minuta Kunth, 1816 (下図4b)南北アメリカ (ヨーロッパ、日本) チリウキクサ Lemna valdiviana Phil., 1864= Lemna yungensis Landolt, 1998 南北アメリカ (日本) 節 Lemna sect. LemnaLemna disperma Hegelm., 1895 (下図4c)オーストラリア、ニュージーランド イボウキクサ Lemna gibba L., 1753南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、西アジア (日本) コウキクサ Lemna minor L., 1753 (下図4b)北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、南アジア、東南アジア、日本 (オーストラリア、ニュージーランド) ムラサキコウキクサ Lemna japonica Landolt, 1980東アジア ヒンジモ Lemna trisulca L., 1753 (下図4d)北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、東アジア、東南アジア、オーストラリア キタグニコウキクサ Lemna turionifera Landolt, 1975 (下図4e)北アメリカ、ヨーロッパ、西アジア、東アジア Lemna obscura (Austin) Daubs, 1965南北アメリカ Lemna ecuadoriensis Landolt, 1980南アメリカ 4a. Lemna aequinoctialis (ナンゴクアオウキクサまたはアオウキクサ) 4b. コウキクサ (大) とヒナウキクサ (小) 4c. Lemna disperma 4d. ヒンジモ 4e. キタグニコウキクサ
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系統と分類
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「クレブソルミディウム藻綱」の記事における「系統と分類」の解説
現在クレブソルミディウム藻綱に分類される藻類は、古くはその体制 (大まかな体のつくり) に基づいて分類されていた。無分枝糸状体であるクレブソルミディウム属 (Klebsormidium) は、同様な体制をもつヒビミドロ属 (現在はアオサ藻綱) やウロネマ属 (現在は緑藻綱) などと共に緑藻綱ヒビミドロ目ヒビミドロ科 (現在ではヒビミドロ目ヒビミドロ科はアオサ藻綱の分類群とされる) に分類されていた。さらにヒビミドロ属に分類されていた種もある。 その後、鞭毛細胞の構造や細胞分裂様式、一部の生化学的な特徴から、クレブソウミディウム類はストレプト植物 (陸上植物を含む系統群) に属すると考えられるようになり、それに続く分子系統学的研究からもその系統的位置が支持された。 ストレプト植物の中では、クレブソルミディウム藻綱はフラグモプラスト植物 (陸上植物、シャジクモ類、コレオケーテ類、接合藻からなる系統群) の姉妹群であると考えられている。 上記のように、クレブソルミディウム類は陸上植物に近縁な緑藻であると考えられるようになり、シャジクモ類やコレオケーテ類、接合藻などとともに広義の車軸藻綱 (Charophyceae sensu lato) に分類されるようになった。ただしこの意味での車軸藻綱は明らかに非単系統群 (側系統群) であり、クレブソウミディウム類は現在ではふつう独立の綱、クレブソルミディウム藻綱 (Klebsormidiophyceae) に分類され、また独立の門、クレブソルミディウム植物門 (Klebsormidiophyta) に分類されることもある。 2019年現在、クレブソルミディウム藻綱には5属30種ほどが知られる。暫定的にストレプトフィルム属 (Streptofilum) がクレブソウミディウム藻綱に含められることがあるが、この属のストレプト植物内での位置ははっきりしていない。また微細構造学的研究(細胞分裂様式)から、ラフィドネマ属 (Raphidonema) やスティココックス属 (Stichococcus)、コリエラ属 (Koliella) はクレブソルミディウム類への所属が示唆されたことがある。しかし分子系統学的研究からは、これらの藻類は緑藻植物門トレボウクシア藻綱に属することが示されている。 クレブソウミディウム藻綱 エントランシア属 (Entransia) ホルミディエラ属 (Hormidiella) ストレプトサルシナ属 (Streptosarcina) インターフィルム属 (Interfilum) クレブソウミディウム属 (Klebsormidium) 2. クレブソウミディウム藻綱内の系統仮説の1例 クレブソウミディウム藻綱の分類体系の1例 (2019年現在)クレブソウミディウム植物門 Klebsormidiophytaクレブソウミディウム藻綱 Klebsormidiophyceae C.Hoek, D.G.Mann & H.M.Jahns, 1995クレブソウミディウム目 Klebsormidiales K.D.Stewart & K.R.Mattox, 1975クレブソウミディウム科 Klebsormidiaceae K.D.Stewart & K.R.Mattox, 1975エントランシア属 Entransia E.O.Hughes, 1948 無分枝糸状体。頂端に突起をもつことがある。葉緑体は複数のピレノイドをもつ。淡水中に生育。 ホルミディエラ属 Hormidiella M.O.P.Iyengar & Kanthamma, 1940 無分枝糸状体。基部に短い柄状構造をもつ。ピレノイド基質は均質。 ストレプトサルシナ属 Streptosarcina T.Mikhailyuk & A.Lukešová, 2018 サルシナ状群体または分枝糸状体。粘液質を欠く。ピレノイド基質は均質。 インターフィルム属 Interfilum Chodat, 1922 サルシナ状群体。粘液質外被発達。 クレブソウミディウム属 Klebsormidium P.C.Silva, Mattox & W.H.Blackwell, 1972 無分枝糸状体。ときに薄い粘液質。 所属不明ストレプトフィルム属 Streptofilum T.Mikhailyuk & A.Lukešová, 2018 短い無分枝糸状群体、ときに分断。粘液質で覆われる。
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「クロロデンドロン藻綱」の記事における「系統と分類」の解説
クロロデンドロン類は、緑藻植物門のほとんどの種を含む系統群であるUTC系統群 (アオサ藻綱、トレボウクシア藻綱、緑藻綱) に近縁であり、いくつかの形質 (前後軸に回転対称な鞭毛細胞、細胞質分裂におけるファイコプラストの存在など) を共有する。両者の近縁性は、分子系統学的研究からも支持されている。UTC系統群とクロロデンドロン類 (およびペディノ藻綱) を合わせた系統群はときに"コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta) とよばれ、また緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) に分類することがある。 クロロデンドロン類は、「プラシノ藻」としてはじめて認識されるようになった藻群の一つである。しかしプラシノ藻は非単系統群であることが明らかであるため解体され、2019年現在、クロロデンドロン類は独立の綱、クロロデンドロン藻綱 (Chlorodendrophyceae) として扱われることが多い。環境DNAなどの研究では、prasinophyte clade IV とよばれる系統群に相当する。 クロロデンドロン類は、現在トレボウクシア藻綱に分類されている藻類との類似点 (反時計回りに配置した基底小体、核分裂時に中心小体が分裂面付近に配置) をもつため、両者をあわせてプレウラストルム藻綱 (Pleurastrophyceae) に分類することが提唱されていた。この場合、クロロデンドロン類を除いた「プラシノ藻」は、ミクロモナス藻綱 (Micromonadophyceae) に分類された。しかし現在では、クロロデンドロン類とトレボウクシア藻との直接的な近縁性は支持されていない。 2019年現在、約50種が知られ、ふつう1目1科3属に分類されるが、プラシノクラドゥス属 (Prasinocladus) はテトラセルミス属 (Tetraselmis) に含めることもある。2019年現在、一般的な属までの分類体系を下に示す。 クロロデンドロン藻綱の属までの分類体系クロロデンドロン藻綱 Chlorodendrophyceae Massjuk, 2006クロロデンドロン目 Chlorodendrales Melkonian, 1990クロロデンドロン科 Chlorodendraceae Oltmanns, 1904プラシノクラドゥス属 (プラシノモ属) Prasinocladus Kuckuck, 1894 [シノニム: Chlorodendron Senn, 1900] スケルフェリア属 Scherffelia Pascher, 1911 テトラセルミス属 Tetraselmis F.Stein, 1878 [シノニム: Platymonas G.S.West, 1916]
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多核嚢状性であることからハネモ類などとともにクダモ目に分類されたり、特異な特徴を多くもつため独立の目 (カサノリ目) として認識されていた。やがて1970年代以降、微細構造学的特徴 (鞭毛装置、核分裂様式) から、アオサ目、シオグサ目、ハネモ目などとともにアオサ藻綱に分類されるようになった。独立の綱 (カサノリ綱 Dasycladophyceae) として扱われたこともあるが、2020年現在ではふつうアオサ藻綱の1目とされる。分子系統学的解析からは、同様に多核嚢状性であるハネモ目の姉妹群であることが示唆されているが、これとは異なる系統関係を示している研究もある。 現生種としてはおよそ10属50種ほどが知られる。輪生枝に球形の胞子枝を側生するケブカフデモ科 (Dasycladaceae) と、棍棒状の胞子枝が主軸に輪生するカサノリ科 (Polyphysaceae) に分けられているが、前者は側系統群であることが示されている (下図4)。日本からは7属16種が報告されている。 カサノリ目 ミズタマ属 (Bornetella) ケブカフデモ科 フデノホ属 (Neomeris) ウスガサネ属 (Cymopolia) Batophora Chloroclados カサノリ科 Chalmasia イソスギナ属 (Halicoryne) カサノリ属 (Acetabularia) ヒナカサノリ属 (Parvocaulis) 4. カサノリ目の系統仮説の1例 (一部の属は含まれていない). カサノリ目の属までの分類体系の1例 (現生種のみ) および日本産種 (2019年現在)カサノリ目 Dasycladales Pascher, 1931ケブカフデモ科 Dasycladaceae Kützing, 1843Batophora C. Agardh, 1854 ミズタマ属 Bornetella Munier-Chalmas, 1877ホソミズタマ (B. clavellina)、ナガミズタマ (B. nitida)、カタミズタマ (B. oligospora)、ミズタマ (B. sphaerica) Chloroclados Sonder, 1871 ウスガサネ属 Cymopolia J.V. Lamouroux, 1816ウスガサネ (C. vanbosseae) ケブカフデモ属 Dasycladus C. Agardh, 1828ケブカフデモ (D. vermicularis) フデノホ属 Neomeris J.V. Lamouroux, 1816フデノホ (N. annulata)、ヌレフデノホ (N. bilimbata)、コナハダフデノホ (N. vanbosseae) カサノリ科 Polyphysaceae Kützing, 1843 [Acetabulariaceae Nägeli, 1847]Chalmasia Solms-Laubach, 1895 イソスギナ属 Halicoryne Harvey, 1859イソスギナ (H. wrightii) カサノリ属 Acetabularia J.V. Lamouroux, 1821ホソエガサ (A. caliculus)、リュウキュウガサ (A. dentata)、カサノリ (A. ryukyuensis) ヒナカサノリ属 Parvocaulis S.Berger, U.Fettweiss, S.Gleissberg, L.B.Liddle, U.Richter, H.Sawitzky & G.C.Zuccarello, 2003ハナレガサ (P. clavatus)、ホシガタカサノリ (P. exiguus)、ヒナカサノリ (ウスユキガサ; P. parvulus) カサノリ類は石灰化するため化石記録が豊富であり (下図5a–d)、最古のものは少なくともカンブリア紀まで遡る。ペルム紀、三畳紀中期、白亜紀前期、古第三紀前期に特に豊富であり、このころの石灰岩形成に大きく寄与したと考えられている。これら化石種として180属ほどが知られ、セレトネラ科 (Seletonellaceae; カンブリア紀〜白亜紀)、ディプロポラ科 (Diploporaceae; デボン紀〜三畳紀)、トリプロポレラ科 (Triploporellaceae; オルドビス紀〜始新世)、ケブカフデモ科 (ジュラ紀〜現在)、カサノリ科 (石炭紀〜現在) の5科に分類されている (上記分類表には、化石種は含めていない)。またカサノリ類との類縁性が示唆される生物群としてレセプタキュライテス類 (receptaculitids; 下図5e) と cyclocrinitids があるが、その系統的位置は明らかではない。 5a. Diplopora (ディプロポラ科; 三畳紀) 5b. Gyroporella (トリプロポレラ科; 三畳紀) 5c. Goniolina (トリプロポレラ科) 5d. ケブカフデモ科 (三畳紀) 5e. レセプタキュライテス類 (オルドビス紀)
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ヒナゲシヨタカ属は、ヨタカ科の中で最初に分岐した基底群である。従来ヒゲナシヨタカ属に含められていたミミヨタカ類2種は別系統であり、ミミヨタカ属 Lyncornis に分離された。 ヨタカ科 ヒゲナシヨタカ属 Eurostopodus ミミヨタカ属 Lyncornis その他のヨタカ科 ただし、他のヨタカ科とは別系統だとする説もある(この説でのヒゲナシヨタカ属の位置づけは不明)。 分類上は、ヨタカ科の中で(ミミヨタカ類と共に)ヒゲナシヨタカ亜科 Eurostopodinae を構成する説や、ヨタカ科から分離してヒゲナシヨタカ科 Eurostopodidae とする説がある。 Sibley分類では(ミミヨタカ類と共に)ヨタカ小目(広義のヨタカ科に相当)ヒゲナシヨタカ科とされ、ヨタカ科(狭義)の姉妹群とされていた。
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かつて含まれていたコクマルガラス・ニシコクマルガラスは Coloeus 属に分離されたが、カラス属とは姉妹群であり、カラス属の亜属とする説もある。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 03:57 UTC 版)
伝統的には、ふつう全ての緑藻が Chlorophyta (和名では緑藻植物門または緑色植物門とよばれていた) に分類されていた [ただしシャジクモ類は特異な形質を多くもつことから、独立した門 (Charophyta) として分けられることもあった]。 しかし1960年代以降、微細構造学的研究 (鞭毛装置や細胞分裂様式) や生理生化学的研究 (グリコール酸代謝など) から、一部の緑藻 (アオミドロ、ミカヅキモ、コレオケーテ類、シャジクモ類など) は他の緑藻よりも陸上植物に近縁であることが示唆されるようになった。その後の分子系統学的研究からも、この仮説が支持された。そのため、これらの緑藻は Chlorophyta からは除かれ、ストレプト植物に移された。この過程で Chlorophyta の和名も緑藻植物門とすることが一般的となった。 また上記のような微細構造学的研究によって、緑藻植物門の中には3つの大きな系統群が存在することが示され、これらはアオサ藻綱、トレボウクシア藻綱、緑藻綱に分類されるようになった。これら3綱は緑藻植物門の中で単系統群を形成していることが示唆され、UTC系統群 (UTC clade; UTCはこれら3綱の学名の頭文字に由来) とよばれている (下図; ただしUTC系統群の単系統性は支持されないこともある)。またその他の緑藻植物の中で、クロロデンドロン藻綱およびペディノ藻綱がUTC系統群に近縁であることが分子系統学的研究から示唆されており、これらをまとめて "コア緑藻植物" (core chlorophytes, core Chlorophyta) とよばれ (下図3)、また緑藻植物亜門 (学名:Chlorophytina) に分類することがある。 原始的な緑色植物と考えられてきたプラシノ藻の多くは、緑藻植物門に属することが分子系統学的研究から示唆されている。これらプラシノ藻は以前はプラシノ藻綱としてまとめられていたが)、側系統群であるため、2020年現在ではふつう多数の綱に分割されている。2020年現在、緑藻植物門の中にはおよそ10綱が認識されている (下図3、下表)。また環境DNA研究 (海水など環境から直接抽出したDNAをもとにした研究) から、実体が不明の緑藻植物の初期分岐群がいくつか見つかっている。 緑藻植物門 パルモフィルム藻綱 マミエラ藻綱 ピラミモナス目 プセウドスコウルフィエルディア目 スコウルフィエルディア目 ネフロセルミス藻綱 クレード VIII クレード IX クロロピコン藻綱 ピコキスティス藻綱 "コア緑藻植物" ペディノ藻綱 クロロデンドロン藻綱 UTC系統群 トレボウクシア藻綱 アオサ藻綱 緑藻綱 3. 緑藻植物内の系統仮説の1例 緑藻植物門の分類体系の1例と代表属 (2019年現在)緑藻植物下界 Chlorophyta Cavalier-Smith, 1993緑藻植物門 Chlorophyta Reichenbach, 1834パルモフィルム藻綱 Palmophyllophyceae Leliaert et al., 2016プラシノコックス属 (Prasinococcus), プラシノデルマ属 (Prasinoderma), パルモフィルム属 (Palmophyllum) など マミエラ藻綱 Mamiellophyceae Marin & Melkonian, 2010ミクロモナス属 (Micromonas), マントニエラ属 (Mantoniella), バティコックス属 (Bathycoccus), オストレオコックス属 (Ostreococcus), ドリコマスティックス属 (Dolichomastix) など ネフロセルミス藻綱 Nephroselmidophyceae Cavalier-Smith, 1993ネフロセルミス属 (Nephroselmis) クロロピコン藻綱 Chloropicophyceae Lopes dos Santos & Eikrem in Lopes dos Santos et al., 2017クロロパルブラ属 (Chloroparvula), クロロピコン属 (Chloropicon) ピコキスティス藻綱 Picocystophyceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス属 (Picocystis) ペディノ藻綱 Pedinophyceae Moestrup, 1991ペディノモナス属 (Pedinomonas), レスルトモナス属 (Resultomonas), マルスピオモナス属 (Marsupiomonas) など クロロデンドロン藻綱 Chlorodendrophyceae Massjuk, 2006テトラセルミス属 (Tetraselmis), プラシノクラドゥス属 (Prasinocladus), スケルフェリア属 (Scherffelia) トレボウクシア藻綱 Trebouxiophyceae Friedl, 1995クロレラ属 (Chlorella), プロトテカ属 (Prototheca), カワノリ属 (Prasiola), ボトリオコックス属 (Botryococcus), コッコミクサ属 (Coccomyxa), トレボウクシア属 (Trebouxia) など アオサ藻綱 Ulvophyceae K.R.Mattox & K.D.Stewart, 1984ヒトエグサ属 (Monostroma), アオサ属 (Ulva), スミレモ属 (Trentepohlia), マリモ属 (Aegagropila), バロニア属 (Valonia), ミル属 (Codium), イワヅタ属 (Caulerpa), カサノリ属 (Acetabularia) など 緑藻綱 Chlorophyceae Wille in Warming, 1884クラミドモナス属 (Chlamydomonas)、オオヒゲマワリ属 (ボルボックス属 Volvox), ドゥナリエラ属 (Dunaliella), トゲイカダモ属 (Desmodesmus), アミミドロ属 (Hydrodictyon), クンショウモ属 (Pediastrum), サヤミドロ (Oedogonium) など 所属不明 Incertae sedisピラミモナス目 Pyramimonadales Chadefaud, 1950プテロスペルマ属 (Pterosperma), ハロスファエラ属 (Halosphaera), ピラミモナス属 (Pyramimonas) など プセウドスコウルフィエルディア目 Pseudoscourfieldiales Melkonian, 1990プセウドスコウルフィエルディア属 (Pseudoscourfieldia), ピクノコックス属 (Pycnococcus) スコウルフィエルディア目 Scourfieldiales Moestrup, 1991スコウルフィエルディア属 (Scourfieldia) クレード VIII クレード IX
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系統と分類
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古くは、ほとんど全ての緑藻 (広義) が緑藻綱に分類されていた。ただし接合藻やシャジクモ類は特異な形質をもつため、別の綱として分けられることもあった。 やがて1960年代以降の微細構造学的研究、さらに1990年代以降の分子系統学的研究に基づいて、さまざまな緑藻が緑藻綱から分離され、別の綱に分類されるようになった (アオサ藻綱、トレボウクシア藻、コレオケーテ藻綱、プラシノ藻と総称される緑藻など)。 緑藻綱はおそらくアオサ藻綱やトレボウクシア藻綱に近縁であり、合わせて UTC 系統群 (UTC clade) とよばれることがある (3綱の学名の頭文字に由来)。これにクロロデンドロン藻綱とペディノ藻綱を加えたものは"コア緑藻植物" (core chlorophytes) とよばれ、その単系統性は分子系統学的研究から強く支持されている。 微細構造学的研究から緑藻綱の中にいくつかのグループの存在が示唆されるようになり、このことは分子系統学的研究からも支持されている。2020年現在では、緑藻綱はふつうオオヒゲマワリ目 (クラミドモナス目とよばれることも多い)、ヨコワミドロ目、サヤミドロ目、カエトフォラ目、カエトペルティス目の5目に分けられる (下表)。5目のうち、オオヒゲマワリ目+ヨコワミドロ目 (SV or CS clade) と、それ以外の3目 (OCC clade) がそれぞれ単系統群を形成することが示唆されている (下図4)。またオオヒゲマワリ目とヨコワミドロ目の中間的な位置にあり、その分類学的位置がはっきりしていない属がいくつか知られている (Golenkinia, Cylindrocapsa など)。 緑藻綱に属する5目の特徴目体制細胞質分裂原形質連絡遊走子の鞭毛数鞭毛装置種数サヤミドロ目糸状 細胞板形成による あり 多数 冠状 725 カエトフォラ目糸状 細胞板形成による あり 4本 直線型 224 カエトペルティス単細胞、群体、糸状 ? なし 4本 直線型 14 ヨコワミドロ目単細胞、群体、糸状 細胞膜の環状収縮 なし 2本 直線型 899 オオヒゲマワリ目単細胞、群体、糸状 細胞膜の環状収縮 なし 2本 時計回り型 1762 緑藻綱 OCC clade サヤミドロ目 カエトフォラ目 カエトペルティス目 SV (CS) clade ヨコワミドロ目 オオヒゲマワリ目(ボルボックス目、クラミドモナス目) 4. 緑藻綱5目の系統仮説の1例 緑藻綱の目までの分類体系の一例緑藻綱 Chlorophyceae Wille in Warming, 1884サヤミドロ目 Oedogoniales Heering, 1914Bulbochaete (下図5a), Oedocladium, サヤミドロ属 (Oedogonium) カエトフォラ目 (ケトフォラ目、ケートフォラ目) Chaetophorales Wille, 1901Aphanochaet, Schizomeris, Uronema, Stigeoclonium (下図5b), ツルギミドロ属 (Draparnaldia), Chaetophora, Fritschiella など カエトペルティス目 (ケトペルティス目、ケートペルティス目) Chaetopeltidales C.J.O'Kelly, Shin Watanabe & G.L.Floyd, 1994Chaetopeltis, Dicranochaete (下図5c), Hormotilopsis, Floydiella など ヨコワミドロ目 Sphaeropleales Luerssen, 1877クンショウモ類 (e.g. Pediastrum, Pseudopediastrum, Stauridium), アミミドロ属 (Hydrodictyon), イカダモ類 (e.g. Desmodesmus, Tetradesmus (下図5d), Scenedesmus), Coelastrum, Ankistrodesmus, Monoraphidium, Schroederia, ヨコワミドロ属 (Sphaeroplea), Microspora など オオヒゲマワリ目 (ボルボックス目) Volvocales Oltmanns, 1904 [含 クラミドモナス目 Chlamydomonadales F.E.Fritsch in G.S.West & Fritsch, 1927; ヨツメモ目 Tetrasporales Lemmermann, 1915; クロロコックム目 Chlorococcales Marchand, 1895; クロロサルシナ目 Chlorosarcinales Groover & Bold, 1969; ドゥナリエラ目 Dunaliellales]クラミドモナス属 (コナミドリムシ属, Chlamydomonas), ゴニウム属 (ヒラタヒゲマワリ属, Gonium), パンドリナ属 (カタマリヒゲマワリ属, クワノミモ属, Pandorina; 下図5e), オオヒゲマワリ属 (ボルボックス属, Volvox), ヨツメモ属 (Tetraspora), クロロコックム属 (Chlorococcum), Tetracystis, ドゥナリエラ属 (シオヒゲムシ属, Dunaliella), クロロゴニウム属 (ヤリミドリ属, Chlorogonium), ヘマトコックス属 (アカヒゲムシ属, Haematococcus) など 所属不明 Incertae sedisGolenkinia, Jenufa, Cylindrocapsa, Treubaria, Trochiscia, Elakatothrix 5a. ブルボカエテ属 (サヤミドロ目) 5b. スティゲオクロニウム属 (カエトフォラ目) 5c. Dicranochaete (カエトペルティス目) 5d. ツノイカダモ属 (ヨコワミドロ目) 5e. パンドリナ属 (オオヒゲマワリ目)
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/27 00:30 UTC 版)
マゼランチドリ科と姉妹群である。 Sibley分類では、チドリ下目(ほぼチドリ目に相当)チドリ小目サヤハシチドリ上科に、マゼランチドリ科と共に属していた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/16 13:12 UTC 版)
サイチョウ目 ヤツガシラ亜目 ヤツガシラ科 Upupidae モリヤツガシラ科 モリヤツガシラ属 Phoeniculius カマハシ属 Rhinopomastus サイチョウ亜目 Bucerotes モリヤツガシラ科の姉妹群はヤツガシラ科である。これらはブッポウソウ目から分離されたサイチョウ目に含まれる。 Sibley & Ahlquist (1990) はモリヤツガシラ科からカマハシ科 Rhinopomastidae を分離し、これらをモリヤツガシラ下目 Phoeniculides にまとめた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/27 14:43 UTC 版)
2001年に Picocystis salinarum が記載され、分子系統解析から、緑藻植物門における初期分岐群の1つであることが示された。またこの系統群は、prasinophyte clade VIIC ともよばれる。その後、詳細な系統解析などをもとに独立の綱とすることが提唱された。2019年現在、1属1種 (Picocystis salinarum) のみが知られているが、複数種の存在が示唆されている。 ピコキスティス藻綱の種までの分類体系 (2019年現在)ピコキスティス藻綱 Picocystophyceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス目 Picocystales Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス科 Picocystaceae Eikrem & Lopes dos Santos in Lopes dos Santos et al., 2017ピコキスティス属 Picocystis R.A.Lewin, 2001Picocystis salinarum R.A.Lewin, 2001
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/14 11:53 UTC 版)
オウチュウ科は従来、種数の大部分を占めるオウチュウ属 Dicrurus と単型のパプアオウチュウ属 Chaetorhynchus からなっていたが、パプアオウチュウの系統位置は不確実で、おそらくはオウギビタキ科 Rhipiduridae、あるいはモズヒタキ科 Pachycephalidae に含まれる可能性が指摘されていた。結局パプアオウチュウはオウギビタキ科に移され、オウチュウ科は。1属のみの単型科となった。 次の系統樹は Pasquet et al. (2007)より。シロハラオウチュウ Dicrurus caerulescens・スマトラオウチュウ Dicrurus sumatranus・ウォーレスオウチュウ Dicrurus densus・セレベスオウチュウ Dicrurus montanus・アンダマンオウチュウ Dicrurus andamanensis・Dicrurus lophorinus はサンプリングされていない。 オウギビタキ科 オウギビタキ属 Rhipidura ビロードムシクイ Lamprolia パプアオウチュウ Chaetorhynchus カササギヒタキ科 Monarchidae フウチョウ科 Paradisaeidae モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 オウチュウ属 ヒメオウチュウ Dicrurus aeneus カクビオウチュウ Dicrurus ludwigii テリハオウチュウ Dicrurus atripennis ハイイロオウチュウ Dicrurus leucophaeus コモロオウチュウ Dicrurus fuscipennis ビロウドオウチュウ Dicrurus modestus オウチュウ Dicrurus macrocercus クロオウチュウ Dicrurus adsimilis マダガスカルオウチュウ Dicrurus forficatus アルダブラオウチュウ Dicrurus aldabranus マヨットオウチュウ Dicrurus waldenii ヒメカザリオウチュウ Dicrurus remifer カンムリオウチュウ Dicrurus hottentottus ヤハズカンムリオウチュウ Dicrurus balicassius テリオウチュウ Dicrurus bracteatus フキナガシオウチュウ Dicrurus megarhynchus ハシブトオウチュウ Dicrurus annectans カザリオウチュウ Dicrurus paradiseus カラス科 Corvidae カラス上科の中でオウチュウ科など7科が単系統を形成するが、それらの系統関係は不確実である。なお、パプアオウチュウが移されたオウギビタキ科はこの単系統に含まれるが、議論された(しかし採用されなかった)モズヒタキ科はこの単系統には含まれない。 Sibley & Ahlquist (1990) ではパプアオウチュウと併せて、カラス科オウチュウ亜科 Dicrurinae オウチュウ族 Dicrurini とされていた。オウチュウ亜科には他に、およそ現在のオウギビタキ科・カササギヒタキ科が含まれていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:50 UTC 版)
系統樹は Tello et al. (2009)・Tree of Life Web Projectより。 タイランチョウ小目 タイランチョウ科 ズグロマイコドリ属 Piprites ハエトリ亜科 ヒラハシタイランチョウ属 Platyrinchus ニッケイマイコドリ Neopipo ゴシキタイランチョウ Tachuris ハエトリ族 Pipromorphini ハシナガタイランチョウ族 Todirostrini マルハシタイランチョウ族 Rhynchocyclini シラギクタイランチョウ亜科 シラギクタイランチョウ族 Elaeniini コビトハエトリ族 Euscarthmini ツバメタイランチョウ亜科 Hirundineinae アシナガタイランチョウ Muscigralla マダラタイランチョウ亜科 モリタイランチョウ族 Contopini シロタイランチョウ族 Xolmiini マダラタイランチョウ族 Fluvicolini ハサミオタイランチョウ Muscipipra Silvicultrix + Colorhamphus タイランチョウ亜科 ? タイランチョウ族 Tyrannini オオヒタキモドキ族 Myiarchini Phelpsia + Conopias + Deltarhynchus + Ramphotrigon カギハシタイランチョウ属 Attila ハグロドリ科 Tityridae カザリドリ科 Cotingidae マイコドリ科 Pipridae タイランチョウ科はタイランチョウ亜目最大の科で、タイランチョウ小目の1科である。小目内の系統関係については諸説あり、タイランチョウ科の姉妹群はハグロドリ科またはハグロドリ科+カザリドリ科とされる。 タイランチョウ科の中で最初に分岐したのは、ズグロマイコドリ属またはハエトリ亜科である。ズグロマイコドリ属は、伝統的にはマイコドリ科だった。 Tello et al. はハエトリ亜科が最初に分岐したと考え、これを独立したハエトリ科 Rhynchocyclidae に分離し、タイランチョウ科と合わせた全体をタイランチョウ上科 Tyrannoidea とした。しかしズグロマイコドリ属が先に分岐したなら、ハエトリ科はタイランチョウ科に内包され、亜科とするのが適切となる。この亜科は以前は Pipromorphinae と呼ばれていたが、いくつかの属が加わったため、命名規約上の先取権の原則により Platyrinchinaeまたは Rhynchocyclinaeとなった。ただしヒラハシタイランチョウ属+ニッケイマイコドリがこの亜科に属さないとする説もあり、その場合 Platyrinchinae の名は使えない。 タイランチョウ科は、ハエトリ亜科を含め5亜科に分かれ、それらはさらに族に分けられる。ただしそのうちタイランチョウ亜科の単系統性には疑問もある。 伝統的にタイランチョウ科に含まれていたモンキタイランチョウ属 Laniocera・キゴシハエトリ属 Myiobius・チビタイランチョウ Terenotriccus・オウギタイランチョウ属 Onychorhynchus は、新設・拡大されたハグロドリ科に移された。 Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目全体をタイランチョウ科(および単型のタイランチョウ上科・タイランチョウ小目)とし、5亜科に分けていた。これらの亜科はおよそのちの科に相当するが、タイランチョウ亜科からはハエトリ亜科 Pipromorphinae(現在のハエトリ亜科よりやや狭い)が分離されていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/17 16:42 UTC 版)
「アジアキヌバネドリ属」の記事における「系統と分類」の解説
キヌバネドリ科の中ではアフリカキヌバネドリ属 Apaloderma・Apalharpactes と近縁で、これら旧世界のキヌバネドリ3属で単系統を作る。ただし、この3属の間の類縁関係は不明である。 Sibley分類では、キヌバネドリ科の中で最初にアフリカキヌバネドリ属が、次にアジアキヌバネドリ属(Apalharpactesを含む)が分岐したとされ、キヌバネドリ亜科アジアキヌバネドリ族 Harpactini の唯一の属となっていたが、この系統仮説は過ちだった。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/29 14:52 UTC 版)
ロデラ属は、当初は原始紅藻綱 (Bangiophyceae) または原始紅藻亜綱 (Bangiophycidae) のチノリモ目チノリモ科に分類されていた。またグラウコスファエラ属は青緑色の葉緑体をもつことから、当初は灰色植物に分類されていた。その後、分子系統学的研究などに基づいて、これらの藻類は独立の綱を構成していると認識されるようになった。またベニミドロ綱、オオイシソウ綱、チノリモ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 今のところ約6種のみが知られ、3目3科6属に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に記す。 ロデラ綱の種までの分類体系 (2019年現在)ロデラ綱 Rhodellophyceae Cavalier-Smith, 1998ロデラ目 Rhodellales H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006ロデラ科 Rhodellaceae H.S.Yoon, K.M.Müller, R.G.Sheath, F.D.Ott & D.Bhattacharya, 2006Corynoplastis A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009Corynoplastis japonica A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009 Rhodella L.V.Evans, 1970Rhodella violacea (Kornmann) Wehrmeyer, 1971 グラウコスファエラ目 Glaucosphaerales E.C.Yang, J.L.Scott, H.S.Yoon & J.A.West in J.L.Scott et al., 2012グラウコスファエラ科 Glaucosphaeraceae Skuja, 1954Glaucosphaera Korshikov, 1930Glaucosphaera vacuolata Korshikov, 1930 ディクソニエラ目 Dixoniellales A.Yokoyama, J.L.Scott, G.C.Zuccarello, M.Kajikawa, Y.Hara & J.A.West, 2009ディクソニエラ科 Dixoniellaceae A.Yokoyama et al. ex J.L.Scott et al., 2011Bulboplastis A.Kushibiki, A.Yokoyama, M.Iwataki, J.Yokoyama, J.A.West & Y.Hara, 2012Bulboplastis apyrenoidosa A.Kushibiki, A.Yokoyama, M.Iwataki, J.Yokoyama, J.A.West & Y.Hara, 2012 Dixoniella J.L. Scott, S.T. Broadwater, B.D. Saunders, J.P. Thomas & P.W. Gabrielson, 1992Dixoniella grisea (Geitler) J.L.Scott, S.T.Broadwater, B.D.Saunders, J.P.Thomas & P.W.Gabrielson, 1992 Neorhodella J.L.Scott, A.Yokoyama, C.Billard, J.Fresnel & J.A.West, 2008Neorhodella cyanea (C.Billard & J.Fresnel) J.L.Scott, A.Yokoyama, C.Billard, J.Fresnel & J.A.West, 2009
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:40 UTC 版)
「オーストラリアムシクイ科」の記事における「系統と分類」の解説
古い分類では、ヒタキ科・ウグイス科・チメドリ科に分散して分類されていた。 ミツスイ上科の中では最初に分岐した科で、2つの亜科に別れる。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 オーストラリアムシクイ亜科 Malurinae セスジムシクイ亜科 Amytornithinae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Meliphagidae ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/29 14:44 UTC 版)
古くは、単細胞〜群体性の紅藻は全てチノリモ目に分類され、原始紅藻綱 (Bangiophyceae) または紅藻綱原始紅藻亜綱 (Bangiophycidae) の1目とされていた。その後、分子系統学的研究などに基づき、多くの種が別綱 (イデユコゴメ綱、ロデラ綱、ベニミドロ綱) に移され、チノリモ属などチノリモ目に残ったものが独立の綱 (チノリモ綱) として扱われるようになった。 また紅藻の中では、チノリモ綱はロデラ綱、ベニミドロ綱、オオイシソウ綱に比較的近縁であることが示唆されており、合わせて"原始紅藻亜門" (Proteorhodophytina) に分類することが提唱されている。 2019年現在、確実なものとしては約10種が知られ、4属に分類されている。これら4属は全てチノリモ目、チノリモ科に分類されている。2019年現在の一般的な属までの分類体系を以下に示す。 チノリモ綱の種までの分類体系 (2019年現在)チノリモ綱 Porphyridiophyceae M.Shameel, 2001チノリモ目 Porphyridiales Kylin, 1937チノリモ科 Porphyridiaceae Kylin, 1937Erythrolobus J.L.Scott, J.B.Baca, F.D.Ott & J.A.West, 2006Erythrolobus australicus E.C.Yang, J.L.Scott & J.A.West, 2011 Erythrolobus coxiae J.L.Scott, J.B.Baca, F.D.Ott & J.A.West, 2006 (タイプ種) Erythrolobus madagascarensis E.C. Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010 Flintiella F.D.Ott, 1970Flintiella sanguinaria F.D.Ott, 1970 チノリモ属 Porphyridium Nägeli, 1849Porphyridium aerugineum Geitler, 1923 Porphyridium purpureum (Bory) K.M.Drew & R.Ross, 1965 [syn. Porphyridium cruentum (S.F.Gray) Nägeli, 1849 (タイプ種)] Porphyridium sordidum Geitler, 1932 Porphyridium wittrockii P.G. Richter, 1882 Timspurckia E.C. Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010Timspurckia oligopyrenoides E.C.Yang, J.L. Scott & J.A. West, 2010
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/27 08:29 UTC 版)
1979年にガルトンとジェンセンによって最初に記載された際には、トルヴォサウルスはメガロサウルス科(英語版)に分類され、今日ではこの分類が受け入れられている。最初の記載の後、1990年にはラルフ・モルナー(英語版)らによりカルノサウルス類に分類され、2003年にはOliver Walter Mischa Rauhutにより基盤的なスピノサウルス上科(英語版)に位置づけられ、1994年にはトーマス・ホルツ(英語版)により非常に基盤的なテタヌラ類と位置づけられたが、これらの分類は現代の系統解析によって支持されているものではない。ジェンセンは1985年にトルヴォサウルスを独自の科であるトルヴォサウルス科(Torvosauridae)に分類した。この分類はポール・セレノとマテウスに支持されたものの、トルヴォサウルスはより古い時代の属であるメガロサウルスに近縁であり、おそらくはその姉妹群ありメガロサウルス亜科(Megalosaurinae)に含まれるため、メガロサウルス科のシノニムとなるトルヴォサウルス科は不要なものとされた。しかし、メガロサウルスのタイプ標本は非常に断片的であり、メガロサウルス属が確定不能な疑問名とみなされる可能性がある。この場合トルヴォサウルス科がメガロサウルス科の代替の名として使用される可能性がある。トルヴォサウルスはメガロサウルスに近縁であるものの、より進歩的もしくは派生的であるようにみられる。科より大きなクレードとしては一般的に基盤的テタヌラ類な分枝とされ、カルノサウルス類やコエルロサウルス類よりほど派生的ではなく、スピノサウルス科に近縁であるとみなされている。 以下に示すクラドグラムはCarrano, Benson & Sampson (2012)に従いトルヴォサウルスの類縁関係を示したものである メガロサウルス科 エウストレプトスポンディルス亜科 エウストレプトスポンディルス メガロサウルス亜科 ドゥリアヴェナトル(英語版) メガロサウルス トルヴォサウルス アフロヴェナトル亜科 アフロヴェナトル ドゥベレウリサウルス(英語版) マグノサウルス(英語版)' レサンサウルス(英語版) ピヴェテアウサウルス
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/16 08:09 UTC 版)
トウゾクカモメ科は形態がカモメ科(広義)に似ており、カモメ科と近縁だと考えられてきた。そのため、カモメ科と合わせてカモメ亜目 Lari としたり (Wetmore 1960)、あるいは、カモメ科に含めトウゾクカモメ亜科 Stercorariinae またはカモメ亜科(=カモメ科+トウゾクカモメ科)のトウゾクカモメ族 Stercorariini とする分類 (Siblet & Ahlquist 1990) もあった。 しかし実際の姉妹群はウミスズメ科のようである。 トウゾクカモメ科は伝統的に2属に分けられていた。トウゾクカモメ属 Stercorarius(図中の ○)は小型で尾が長く、北半球で繁殖する。オオトウゾクカモメ属 Catharacta (図中の ●) は大型で羽色が暗く、主に南半球(1種のみ北半球)で繁殖する。しかしこれらはいずれも単系統ではなく(ただしオオトウゾクカモメ属の単系統性は完全には否定されていない)、1つのトウゾクカモメ属に統合された。 英語名は系統により Xxx Skua と Xxx Jaeger が使い分けられているが、トウゾクカモメを Pomarine Jaeger としたり(かつての属に対応)、全て Xxx Skua とすることもある。 南半球の群(図の southern skuas)の種分化は不完全で交雑があるため、種分類には諸説ある。標準的には3種に分け、そのうち1種チャイロオオトウゾクカモメを3亜種に分けるが、多くするなら3亜種を種とし5種(4種とする説もある)、少なくするなら全てをオオトウゾクカモメ S. antarcticus 1種とする。ミトコンドリアハプロタイプからは1亜種 S. antarctica lonnbergi に最大の遺伝的多様性があるため、従来の複数種・亜種に分ける説は妥当ではなく、1種内のクラインとする説が支持される。さらにキタオオトウゾクカモメも含めオオトウゾクカモメ属全体を1種とする説が古くからあるが、オオトウゾクカモメ属が単系統でないならば系統的には支持されない。 ? カニチドリ科 Dromadidae カモメ科 Laridae トウゾクカモメ科 skuas (狭義) southern skuas チリオオトウゾクカモメ S. chilensis ● オオトウゾクカモメ S. maccormicki ● S. antarctica antarctica ● S. antarctica hamiltoni ● S. antarctica lonnbergi ● キタオオトウゾクカモメ S. skua ● トウゾクカモメ S. pomarinus ○ jaegers クロトウゾクカモメ S. parasiticus ○ シロハラトウゾクカモメ S. longicaudus ○ ウミスズメ科 Alcidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/13 03:46 UTC 版)
系統樹は Genalg et al.(2009)より。ダルマエナガ科内の系統名「~類」は仮のものである。 ダルマエナガ科 ゴシキチメドリ Myzornis ズグロムシクイ類 キンムネチメドリ Lioparus ノドジロチメドリ類 ダルマエナガ類(ミソサザイモドキを含む) メジロ科 Zosteropidae チメドリ科 Timaliidae 現代的な分類でのダルマエナガ科は、チメドリ科 Timaliidae +メジロ科 Zosteropidae の姉妹群である(メジロ科をチメドリ科に含めるならチメドリ科が姉妹群となる)。 ズグロムシクイ属は伝統的にチメドリ科とされた数種を内包する側系統である。これらの一部はズグロムシクイ属に含めることが議論されている。 ダルマエナガ類はミソサザイモドキを内包する側系統である。かつてはオオダルマエナガ Conostoma 以外のダルマエナガ類は1属ダルマエナガ属 Paradoxornis にまとめられていたが、ミソサザイモドキとオオダルマエナガを内包する側系統だったため、複数属に分割された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/12 02:32 UTC 版)
Moyle et al. (2009)より。かつて Sibley et al. (1988) のジアリドリ科 Formicariidae に含まれていた属に ★ を付けた。 カマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae アリサザイ科 アリヤイロチョウ属 Pittasoma ★ アリサザイ属 Conopophaga カマドドリ小目 ジアリドリ上科 ジアリドリ科 ヒメジアリドリ属 Grallaricula ★ モリジアリドリ属 Hylopezus ★ アシナガアリドリ属 Myrmothera ★ ジアリドリ属 Grallaria ★ オタテドリ科 Rhinocryptidae カマドドリ上科 アリツグミ科 カオグロアリツグミ属 Formicarius ★ アリツグミ属 Chamaeza ★ カマドドリ科 Furnariidae おそらくオタテドリ科 Rhinocryptidae と姉妹群であり、共にジアリドリ上科 Grallarioidea を形成する。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/10 04:03 UTC 版)
分類対照表を以下に示す。現在の科それぞれについて、どれだけの種がムシクイ類に含まれていたかを示している。列(縦)のうち、Old World Warblers とされてきた伝統的なウグイス科、および、Sibley & Ahlquist (1990) により Old World Warblers とされた(彼らによる)ヨシキリ亜科の背景を緑色にしている。また行(横)のうちでは、英語名に Warblers が現れる科の背景を緑色にしている。Sibley & Ahlquist は伝統的なオーストラリアムシクイ科を複数科に分割したが省略している。「P」はその分類群の一部 (part) のみ記されていることを示す。その他の詳細は#属と種を参照。 伝統分類 ウグイス科 その他 各科の合計オ|ストラリアムシクイ科 キクイタダキ科 Sibley &Ahlquist ウグイス科 P セッカ科 現在の分類 ヨシキリ亜科 その他 ミツスイ上科P オーストラリアムシクイ科 Maluridae 028 028 ミツスイ科 Meliphagidae 005 178 183 ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae 003 003 トゲハシムシクイ科 Acanthizidae 063 001 064 科不明 incertae sedis 003 003 カ P オウギビタキ科 Rhipiduridae 001 044 045 スズメ小目P センニョヒタキ科 Stenostiridae 001 001 008 009 ウグイス上科P ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae 018 018 018 ウグイス科 Cettiidae 034 034 004 038 エナガ科 Aegithalidae 002 002 011 013 メボソムシクイ科 Phylloscopidae 075 075 075 ヨシキリ科 Acrocephalidae 055 055 055 センニュウ科 Locustellidae 055 020 035 055 テトラカヒヨドリ科 Bernieridae 002 002 009 011 セッカ科 Cisticolidae 157 030 127 003 160 チメドリ科 Pellorneidae 001 001 069 070 ダルマエナガ科 Sylviidae 029 028 001 041 070 キクイタダキ科 Regulidae 006 006 006 ムシクイヒタキ科 Hyliotidae 004 004 004 スP セキレイ科 Motacillidae 001 001 068 オリーブアメリカムシクイ科 Peucedramidae 001 001 アメリカムシクイ科 Parulidae 120 120 計440 242 064 128 006 100 ムシクイ類は Hartert (1910) により拡大したヒタキ科 Muscicapidae に含められた。その後 Delacour (1946) などにより、ムシクイ類はヒタキ科ウグイス亜科 Sylviinae に分類された。Amadon (1951) などによりヒタキ科は解体され、ウグイス亜科はウグイス科 Sylviidae となった。 キクイタダキ科とオーストラリアムシクイ科(現在の分類ではミツスイ上科の数科に分散する)をウグイス科に含めるかどうかについては議論があった。ここではキクイタダキ科を含めオーストラリアムシクイ科を含めないのを基準としたが、両方含める説、オーストラリアムシクイ科のみを含める説もあった。 Sibley & Ahlquist (1990) は、ウグイス科を拡大してチメドリ類・ダルマエナガ類を含め、ムシクイ類はウグイス科の中のヨシキリ亜科 Acrocephalinae とした。ただし、かつてのウグイス科の一部はヨシキリ亜科から除かれ、ウグイス科オオセッカ亜科 Megalurinae・ウグイス科ダルマエナガ亜科ズグロムシクイ族 Sylviini・セッカ科・キクイタダキ科となった。これらはムシクイ類とされることが比較的少ない群だったが、中には典型的な (typical) ムシクイ類とみなされていたズグロムシクイ属 Sylvia もあった(現在はチメドリ類に近いとして Sylviid Babblers などと呼ぶことも多い)。 ムシクイ類は現在は多くの科に分割されたが、そのほとんどはウグイス上科に含まれる。下に、Johansson et al. (2008); Gelang et al. (2009)によるウグイス上科の系統樹を示す。英語名に Warblers が含まれる科(表の緑背景)に ★ を、それ以外でムシクイ類を含む科に ☆ をつけた。 ウグイス上科 B ヒゲガラ科 Panuridae A ヒバリ科 Alaudidae C ムシクイヒヨ科 Nicatoridae D ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae ★ core Sylvioidea E ヒヨドリ科 Pycnonotidae G ツバメ科 Hirundinidae ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae H ヨシキリ科 Acrocephalidae ★ センニュウ科 Locustellidae ☆ ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae テトラカヒヨドリ科 Bernieridae ★ F セッカ科 Cisticolidae ☆ I ウグイス科 Cettiidae ★ エナガ科 Aegithalidae ☆ メボソムシクイ科 Phylloscopidae ★ アカガシラチメドリ科 Timaliidae チメドリ科 Pellorneidae ☆ ガビチョウ科 Leiothrichidae メジロ科 Zosteropidae ダルマエナガ科 Sylviidae ☆
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/05 07:29 UTC 版)
ウグイス上科の中で、メボソムシクイ科 Phylloscopidae・ウグイス科 Cettidae と近縁である。 かつてウグイス科 Sylviidae にあったフジイロムシクイ属 Leptopoecile が、エナガ科に移された。 メボソムシクイ科 Phylloscopidae エナガ科 ? ジャワエナガ Psaltria フジイロムシクイ属 Leptopoecile エナガ属 Aegithalos ヤブガラ Psaltriparus ウグイス科 Cettidae
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/04 15:33 UTC 版)
かつてはヒタキ科ブユムシクイ亜科 Polioptilinae とも分類されたが、ヒタキ上科のヒタキ科とは疎遠である。 Sibley & Ahlquist (1990) はウグイス上科キバシリ科 Certhiidae ブユムシクイ亜科(科相当)に分類したが、彼らのキバシリ科はウグイス上科の中核とは系統的に離れており、キバシリ上科として分離された。 系統樹は ToLより。 キバシリ上科 ミソサザイ科 Troglodytidae ブユムシクイ科 Polioptilidae キバシリ科 Certhiidae ゴジュウカラ科 Sittidae カベバシリ科 Tichodromidae ブユムシクイ科に分類することがあったアメリカツリスガラ Auriparus は、ツリスガラ科 Remizidae に分類される。
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系統と分類
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ホシキバシリ属 Salpornis(ホシキバシリのみ)と共にキバシリ科を構成する。ただしホシキバシリの系統位置については論争がある。 Sibley分類ではキバシリ科キバシリ亜科(キバシリ科に相当)キバシリ族 Certhiini の唯一の属で、ホシキバシリ族(ホシキバシリのみ)と姉妹群だとされていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/06 13:37 UTC 版)
ラッパチョウ科は、ツル科+ツルモドキ科と姉妹群である。 ツル目 ツルモドキ科 ツル科 ラッパチョウ科 ヒレアシ科+シマクイナ科+クイナ科 Sibley分類では、ツル目ツル亜目ツル下目ツル小目ラッパチョウ上科 Psophioidea の唯一の科であり、ツル上科(ツル科・ツルモドキ科・ヒレアシ科)と姉妹群だと考えられていた。
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系統と分類
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姉妹群はおそらく、科未定 incertae sedis とされているズアオチメドリ Ifrita である。 カササギヒタキ科はカラス上科の中で7科からなる単系統を形成するが、それらの系統関係は不確実である。(incertae sedis な属を別にすれば)フウチョウ科 Paradisaeidae との姉妹関係が強く支持されているが、オウギビタキ科 Rhipiduridae との姉妹関係を弱く支持する研究もある。 オウギビタキ科 Rhipiduridae カササギヒタキ科 Monarchidae ズアオチメドリ Ifrita フウチョウ科 Paradisaeidae モズ科 Laniidae オオツチスドリ科 Corcoracidae オウチュウ科 Dicruridae カラス科 Corvidae 古くはヒタキ科カササギヒタキ亜科 Monarchidae とされてきたが、当時のヒタキ科は類縁性の薄いさまざまな群をまとめた多系統だった。Sibley & Ahlquist (1990) ではカササギヒタキ族 Monarchini とされ、オウチュウ亜科に分類されていた。オウチュウ亜科には他に、現在のオウチュウ科・オウギビタキ科が含まれていた。 伝統的にカササギヒタキ科に含まれてきたビロードムシクイ Lamprolia は近縁なオウギビタキ科に移された。ハシビロヒタキ属 Machaerirhynchus はカラス上科内の離れた位置にあり、単型のハシビロヒタキ科 Machaerirhynchidae に分離された。ヒメヒタキ属 Erythrocercus・Elminia 属はカラス上科にも含まれずスズメ小目に含まれる。ヒメヒタキ属はウグイス科 Cettiidaeに移され、Elminia 属は他の数属と共に新しいセンニョヒタキ科 Stenostiridae を作った。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/26 11:17 UTC 版)
かつてはマイコドリ科に含められることもあった。 旧来のハグロドリ科の中では最初に分岐し残りのハグロドリ科と姉妹群だとされた。Sibley & Ahlquist (1990) では、単型のツグミマイコドリ族 Schiffornithini に分類され、残りのハグロドリ亜科(ハグロドリ科に相当)ガ分類されたハグロドリ族と姉妹群だった。ただしその後、近縁と判明した多くの属がハグロドリ科に移されたため、現在はそのような系統関係にはない。 系統樹はToLより。 ハグロドリ科 ハグロドリ族 Tityrini ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura モズカザリドリ属 Laniisoma モンキタイランチョウ属 Laniocera ツグミマイコドリ属 Schiffornis トガリハシ Oxyruncus その他のハグロドリ科
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/19 11:44 UTC 版)
Sibley分類では、パプアハナドリ科パプアハナドリ族 Melanocharitini の唯一の属で、残りのパプアハナドリ科と姉妹群だと考えられた。
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系統と分類
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広義のモリツバメ科 フエガラス科 Cracticidae モリツバメ科 Artamidae フエガラス科と姉妹群で、フエガラス科を含める説もある(この場合、モリツバメ科はモリツバメ亜科 Artaminae とフエガラス亜科 Cracticinae に分かれる)。これらはカラス上科に含まれる。 Sibley & Ahlquist (1990) では広義のモリツバメ科がモリツバメ族 Artamini とされ、カラス亜科に含められた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/19 11:34 UTC 版)
系統樹は Moyle et al. (2009); Irestedt et al. (2009)より。 カマドドリ科 ヤブクグリ亜科 Sclerurinae カマドドリ亜科 キノボリカマドドリ族 Pygarrhichini マユカマドドリ族 Philydorini ? ヤシカマドドリ Berlepschia ? Tarphonomus+Premnornis+Pseudocolaptes ? Margarornis+Premnoplex カマドドリ族 Furnariini オナガカマドドリ族 Synallaxini ? ホオジロカマドドリ属 Xenops オニキバシリ亜科 Dendrocolaptinae カマドドリ亜科はカマドドリ科の3亜科の1つだが、これをカマドドリ科とする分類もある。伝統的には現在のカマドドリ亜科・ヤブクグリ亜科のみがカマドドリ科とされていたが、ヤブクグリ亜科は2属のみの小さな亜科であり、伝統的なカマドドリ科はほぼ現在のカマドドリ亜科に当たる。旧カマドドリ科全体をカマドドリ亜科とする(つまりカマドドリ亜科にヤブクグリ亜科を含める)分類もあった (Sibley & Ahlquist 1990)。 ホオジロカマドドリ属 Xenops はカマドドリ亜科の中で最初に分岐したが、カマドドリ亜科の系統には含まれずオニキバシリ亜科の姉妹群だとする説もある。残りのカマドドリ亜科には4つの主な系統がある。ただしその細部については Moyle et al. (2009)と Irestedt et al. (2009)で相違がある。 Moyle et al. はホオジロカマドドリ属の次にヤシカマドドリ Berlepschia が分岐し、残りが4つの系統に分かれたとした。ただし彼らはカマドドリ亜科を科としており、それをキノボリカマドドリ亜科 Pygarrhichinae・カマドドリ亜科 Furnariinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科に分け、カマドドリ亜科をマユカマドドリ族・カマドドリ族の2族に分けた。 Irestedt et al. の系統はこれとは多少異なる。Moyle et al. が(狭義の)カマドドリ亜科にまとめた2族は別系統で、カマドドリ族+オナガカマドドリ族+ヤシカマドドリが単系統を作る。また、この群の基底には、オナガカマドドリ亜科の一部(ヒゲオカマドドリ属 Margarornis + Premnoplex)、ヤシカマドドリ、カマドドリ族の一部(シマカマハシカマドドリ Tarphonomus + アカバネヒゲオカマドドリ Premnornis + エリマキカマドドリ属 Pseudocolaptes)が位置する。ただし彼らは体系的な分類群名を与えていない。 伝統的なカマドドリ科(現在のカマドドリ亜科+ヤブクグリ亜科)は、カマドドリ亜科 Furnariinae・マユカマドドリ亜科 Philydorinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科に分かれ、カマドドリ科が科から亜科になるとこれらは族となった。これらの3族は現在の4族のうち3族と大まかには一致するが、かなりの違いがあり、特にかつてのマユカマドドリ亜科(マユカマドドリ族)はカマドドリ科全体の基底的な側系統に近い。伝統的な分類にはなかったキノボリカマドドリ族は近年認識された族で、旧カマドドリ族の Ochetorhynchus と旧マユカマドドリ族の2属を合わせた群である。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/19 11:33 UTC 版)
系統樹は Moyle et al. (2009); Irestedt et al. (2009)より。 カマドドリ小目 カマドドリ上科 カマドドリ科 ヤブクグリ亜科 Sclerurinae カマドドリ亜科 キノボリカマドドリ族 Pygarrhichini カマドドリ族 Furnariini オナガカマドドリ族 Synallaxini マユカマドドリ族 Philydorini ? ホオジロカマドドリ属 Xenops オニキバシリ亜科 Dendrocolaptinae アリツグミ科 Formicariidae ジアリドリ上科 ジアリドリ科 Grallariidae オタテドリ科 Rhinocryptidae カマドドリ科の姉妹群はアリツグミ科であり、合わせてカマドドリ上科 Furnarioidea となる。かつてはカマドドリ上科はカマドドリ科のみの単型だったが、ジアリドリ科の一部がアリツグミ科として移された。 カマドドリ科は3つの亜科に分かれる。ここでのカマドドリ科をカマドドリ上科 Furnariidae とし、3科に分ける分類もある。 オニキバシリ亜科は伝統的には独立したオニキバシリ科とされてきたが、側系統のカマドドリ科に内包されていたため、カマドドリ科に統合された(あるいはカマドドリ科からヤブクグリ科が分離された)。当初は旧カマドドリ科全体をカマドドリ亜科としていた。つまり、カマドドリ亜科にヤブクグリ亜科を含めていた (Sibley & Ahlquist 1990)。カマドドリ亜科のホオジロカマドドリ属 Xenops は亜科の中で最初に分岐したが、別系統でオニキバシリ亜科の姉妹群だとする説もある。 伝統的にカマドドリ科(オニキバシリ科を除く)は、カマドドリ亜科 Furnariinae・マユカマドドリ亜科 Philydorinae・オナガカマドドリ亜科 Synallaxinae の3亜科に分かれ、カマドドリ科がカマドドリ亜科(ヤブクグリ亜科を含む)になるとそれらはカマドドリ族 Furnariini・マユカマドドリ族 Philydorini・オナガカマドドリ族 Synallaxini の3族となった。これらは分子系統により修正を受け、かなりの属が変更され、またキノボリカマドドリ族が加わった(一部はヤブクグリ亜科となった)。
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系統と分類
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ヤブモズ科は、メガネヒタキ科 Platysteiridae・オオハシモズ科 Vangidae などと共に単系統を形成する。 Sibley & Ahlquist (1990) はこれとほぼ同じ群をヤブモズ亜科 Malaconotinae とし、ヤブモズ科をその基底で分岐したヤブモズ族 Malaconotini とした。 ヤブモズ亜科 sensu S&A core vangids カンムリタンビヒタキ Bias タンビヒタキ Megabyas オオハシモズ科 Vangidae メガネモズ属 Prionops モズサンショウクイ科 Tephrodornidae* core platysteirids ヤブモズ科 ヒメヤブモズ Nilaus チャイロヤブモズ属 Tchagra ズグロヤブモズ Bocagia フクレヤブモズ属 Dryoscopus オオヤブモズ属 Malaconotus ヤブモズ属 Laniarius ミドリヤブモズ属 Chlorophoneus バラフヤブモズ Rhodophoneus キノドミドリヤブモズ Telophorus 伝統的にヤブモズ科とされてきたメガネモズ属 Prionops はオオハシモズ科に近縁であり、単型のメガネモズ科 Prionopidae に分離された。コマドリモズ Lanioturdus はメガネヒタキ科 Platysteiridae に移された。ヤブモズ科またはヒヨドリ科 Pycnonotidae に分類されていたムシクイヒヨ属 Nicator はウグイス上科内の単型のムシクイヒヨ科 Nicatoridae となった。 一方、ヤブモズ科からメガネヒタキ科に移す説があったヒメヤブモズ Nilaus とフクレヤブモズ属 Dryoscopus は、ヤブモズ科にとどまった。 ヤブモズ科は伝統的にモズ科 Laniidae に近縁と考えられ、和名もそれを表しているが、モズ科は同じカラス上科ではあるもののカラス上科の中では離れている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/23 01:08 UTC 版)
ホネクイハナムシ属は、系統的には熱水噴出孔に群生するハオリムシ類に近く、かつて有鬚動物門とされていたヒゲムシ類とともに環形動物門シボグリヌム科に分類されている。 ホネクイハナムシ属にはホネクイハナムシのほかアカホネクイハナムシO. rubiplumus、タテジマホネクイハナムシO. frankpressiなどが含まれ、2009年までに11種が知られているほか、未記載種も確認されている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/17 06:05 UTC 版)
ヒヨドリ科 Pycnonotidae セッカ科 ムシクイチメドリ属 Neomixis その他のセッカ科 セッカ科はウグイス上科に属する。Johansson et al. (2008)は単独でウグイス上科内のサブクレード Clade F としたが、Gelang et al. (2009)によると、Johansson et al. が同様に単独で Clade E としたヒヨドリ科がセッカ科の姉妹群である。 セッカ科の中ではムシクイチメドリ属が基底で分岐した。 従来セッカ科に含まれていたスナチムシクイ Scotocerca はウグイス科に移された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/17 10:51 UTC 版)
当初 Gambel (1845) はミソサザイモドキをシジュウカラ属 Parus としたが、すぐに Gambel (1847) は単型のミソサザイモドキ属に分離した。 しかし科については論争が続き、チメドリ科 Liotrichidae (= Timaliidae・ミソサザイモドキ科 Chamaeinae ( = Chamaeidae)・ツグミ科 Turdidae・ウグイス科 Sylviidae・イワヒバリ科 Prunellidae・ニワシドリ科 Ptilonorhynchinae・マネシツグミ科 Mimidae・ミソサザイ科 Troglodytidae・ヒヨドリ科 Pycnonotidae とさまざまな科に分類された。しかし、Delacour (1946) によりチメドリ科 Timaliidae(当時の拡大したヒタキ科 Muscicapinae を採用するならチメドリ亜科 Timaliinae)ミソサザイモドキ族 Chamaeini に分類したのが標準になった。ミソサザイモドキ族には他にダルマエナガ類とヒゲガラ属 Panurus が含まれた。一方、Wetmore (1960) はミソサザイモドキを単型のミソサザイモドキ科 Chamaeidae とした。 Sibley & Ahlquist (1990) はミソサザイモドキをチメドリ亜科 Sylviinae(ほぼチメドリ科にあたる)の単型のミソサザイモドキ族とした。 Cibois (2003)やそれに続くDNAシーケンス系統により、ダルマエナガ類などと近縁だと判明し、ダルマエナガ科にまとめられた。系統的にはダルマエナガ類に内包される。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:50 UTC 版)
ハグロドリ科は、従来タイランチョウ科 Tyrannidae・カザリドリ科 Cotingidae・マイコドリ科 Pipridae・ トガリハシ科 Oxyruncidae に含まれていた属を集めた科である(系統図の [T]・[C]・[P]・[O])。 Prum and Lanyon (1989) は骨格から、現在の狭義のハグロドリ科(ただしハグロドリ属を除く)を単系統とみなし、ツグミマイコドリ群 Schiffornis‐group と名づけた。Sibley & Ahlquist (1990) は、現在の狭義のハグロドリ科(ただしモズカザリドリ属・モンキタイランチョウ属を除く)をハグロドリ亜科 Tityrinae(科相当)とした。それらはツグミマイコドリ族 Schiffornithini(ツグミマイコドリ属のみ)とハグロドリ族 Tityrini(ハグロドリ属+カザリドリモドキ属+シロエリタイランチョウ)に分けられた。Prum et al. (2000) は、現在の狭義のハグロドリ科を、カザリドリ科内のハグロドリ亜科とした。 Ericson et al. (2006); Ohlson et al. (2007) は、独立したハグロドリ科を設置し、さらに、単型のトガリハシ科またはカザリドリ科に分類されていたトガリハシがこの姉妹群だとしてハグロドリ科に含めた。さらに Tello and Bates (2007)が単系統だとしていたキゴシハエトリ属+チビタイランチョウ属+オウギタイランチョウ属も、Ohlson et al. (2007) はハグロドリ科に含めた。トガリハシ科を残すこともあるがその場合は、これらの3属はトガリハシ科に移される。 (広義の)ハグロドリ科の姉妹群は、カザリドリ科もしくはタイランチョウ科のようである。 系統樹のハグロドリ内はToLより、ただしハグロドリ科の基底が3分岐となっているのをトガリハシ科が単系統となるよう変更した。タイランチョウ小目内は Tello et al. (2009)より。 タイランチョウ小目 マイコドリ科 Pipridae タイランチョウ科 Tyrannidae カザリドリ科 Cotingidae ハグロドリ科 狭義のハグロドリ科 ハグロドリ族 ハグロドリ属 Tityra [C] カザリドリモドキ属 Pachyramphus [C] シロエリタイランチョウ Xenopsaris ワキムラサキカザリドリ属 Iodopleura [C] モズカザリドリ属 Laniisoma [C] モンキタイランチョウ属 Laniocera [T] ツグミマイコドリ属 Schiffornis [P] 広義のトガリハシ科 ? トガリハシ Oxyruncus [C][O] キゴシハエトリ属 Myiobius [T] チビタイランチョウ Terenotriccus [T] オウギタイランチョウ属 Onychorhynchus [T]
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:47 UTC 版)
ガマグチヨタカ科の系統的位置ははっきりしないが、アマツバメ目+ズクヨタカ科+ヨタカ科と姉妹群である可能性が高い。 ヨタカ目は側系統なので、複数の単系統の目に分割し、ガマグチヨタカ科をガマグチヨタカ目 Podargiformes の唯一の科とする説もある。 ガマグチヨタカ科には3属が属す。以前はガマグチヨタカ属 Batrachostomus(アジア産)・オーストラリアガマグチヨタカ属 Podargus(オーストラリア産)の2属に分けられていたが、Podargus の中で P. inexpectatus が孤立した系統位置にあることが判明し(ただし Podargus の単系統性は弱く支持された)、新属 Rigidipenna に移され R. inexpectata になった。またかつては、ガマグチヨタカ科 Batrachostomidae とオーストラリアガマグチヨタカ科 Podargidae の2科に分ける説もあったが、Rigidipenna の存在により、仮に分けるとすれば3科が必要になる。 Daedalornithes(アマツバメ目+ズクヨタカ科) ヨタカ科 ガマグチヨタカ科 オーストラリアガマグチヨタカ属 Rigidipenna ガマグチヨタカ属 Sibley分類ではヨタカ亜目 Caprimulgi(伝統的なヨタカ目に相当)ガマグチヨタカ下目 Podargides とされ、ヨタカ下目 Caprimulgide(他の全てのヨタカ目に相当)と姉妹群だ考えられていた。また、ガマグチヨタカ科とオーストラリアガマグチヨタカ科に分かれていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/31 19:48 UTC 版)
トゲハシムシクイ科と姉妹群である。 ミツスイ上科 オーストラリアムシクイ科 Maluridae ヒゲムシクイ科 Dasyornithidae ミツスイ科 Meliphagidae ホウセキドリ科 Pardalotidae トゲハシムシクイ科 Acanthizidae Sibley分類ではヒゲムシクイ科とトゲハムシクイ科がホウセキドリ科に含められ、現在のホウセキドリ科はホウセキドリ亜科 Pardalotidae とされていた。ただし、ヒゲムシクイ科が系統的にやや離れており、Sibleyのホウセキドリ科の単系統性は疑わしい。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/22 23:42 UTC 版)
「ゲイコツナメクジウオ」の記事における「系統と分類」の解説
ナメクジウオは脊索動物門、頭索動物亜門に分類される動物の総称である。頭索動物亜門はすべてナメクジウオ綱・ナメクジウオ目・ナメクジウオ科に含まれるが、ナメクジウオ科はナメクジウオ属、カタナメクジウオ属、オナガナメクジウオ属の3属に分けられる。(オナガナメクジウオ属は一時期カタナメクジウオ属に含まれるとされていたが、その後の研究により形態的にも遺伝的にも区別できる独立の属とされている。) 本種はオナガナメクジウオ属に分類される。ミトコンドリアDNAを用いた分子系統解析によって、オナガナメクジウオ属はナメクジウオ科3属のなかでもっとも初期に分岐した系統であり、そのなかでも本種は最初に分岐したと推定されている。したがって本種は頭索動物亜門のなかでもっとも古い系統に属する現生種だと考えられるので、同じ脊索動物門に属する脊椎動物の起源を研究する手がかりとなることが期待されている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 00:55 UTC 版)
プラシノコックス目の藻類は、光合成色素組成が類似していることから、当初はマミエラ目 (当時はプラシノ藻綱、2020年現在はマミエラ藻綱) に分類されていた。しかし分子系統学的研究からは、マミエラ目との近縁性は支持されていない。プラシノコックス目は、環境DNA研究において、prasinophyte clade VI とよばれる系統群に相当する。 一方、パルモフィルム目の藻類は奇妙な海産緑藻 (肉眼視できる大きさの群体を形成するため海藻として扱われることもある) として知られ、古くはその体制 (パルメラ状群体) に基づいてヨツメモ目などに分類されていた。しかし分子系統学的研究により、緑色植物の初期分岐群の1つであることが示され、独立の目 (パルモフィルム目) が提唱された。 さらにその後、プラシノコックス目とパルモフィルム目が近縁であることが明らかとなった。そのため、プラシノコックス目とパルモフィルム目を合わせた分類群として、パルモフィルム藻綱 (Palmophyllophyceae) が提唱された。パルモフィルム類は緑色植物の中で最も初期 (緑藻植物とストレプト植物の分岐前) に分岐した生物群であることが示唆されたこともあるが、2020年現在では一般的に緑藻植物における初期分岐群の1つと考えられている。 2019年現在、9種が知られ、2目2科5属に分類されている。ただしプラシノコックス目がパルモフィルム目に対して側系統である可能性も示されている。 パルモフィルム藻綱の属までの分類体系の一例 (2019年現在)パルモフィルム藻綱 Palmophyllophyceae Leliaert, Tronholm, Lemieux, Turmel, DePriest, Bhattacharya, Karol, Fredericq, Zechman & Lopez-Bautista, 2016プラシノコックス目 Prasinococcales Guillou et al., 2004プラシノコックス科 Prasinococcaceae Leliaert, Tronholm, Lemieux, Turmel, DePriest, Bhattacharya, Karol, Fredericq, Zechman & Lopez-Bautista, 2016プラシノコックス属 Prasinococcus Miyashita & Chihara, 1993 プラシノデルマ属 Prasinoderma T.Hasegawa & M.Chihara, 1996 パルモフィルム目 Palmophyllales Zechman, Verbruggen, Leliaert, Ashworth, M. A. Buchheim, Fawley, H. Spalding, Pueschel, J. A. Buchheim, Verghese & Hanisak, 2010パルモフィルム科 Palmophyllaceae Zechman, Verbruggen, Leliaert, Ashworth, M. A. Buchheim, Fawley, H. Spalding, Pueschel, J. A. Buchheim, Verghese & Hanisak, 2010パルモクラスルス属 Palmoclathrus Womersley, 1971 パルモフィルム属 Palmophyllum Kützing, 1847 ベルディゲラス属 Verdigellas D.L.Ballantine & J.N.Norris, 1994
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/09 01:40 UTC 版)
系統樹の科間は Johansson et al. (2008); Irestedt et al. (2011); Alström et al. (2011)、科内は Fregin et al. (2009)より。Clade H は Johansson et al. による仮の系統名である。 Clade H ヨシキリ科 シマヨシキリ属 Nesillas ヨシキリ属Acrocephalus バスラオオヨシキリ Calamocichla Acrocephalus sensu stricto Calamodus Notiocichla キイロムシクイ属Iduna ハシブトオオヨシキリ その他のキイロムシクイ属 ハシボソキイロムシクイ属 Calamonastides ウタイムシクイ属 Hippolais センニュウ科 Locustellidae ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae テトラカヒヨドリ科 Bernieridae ヨシキリ科は Alström et al. (2006)により新たに命名された科であり、センニュウ科・ミズベマネシツグミ科・テトラカヒヨドリ科と近縁である。伝統的にはムシクイ類に含められ、他のムシクイ類と共にヒタキ科ウグイス亜科、ウグイス科、ウグイス科ヨシキリ亜科などに分類されてきた。 ヨシキリ科には5つの属が含まれ、これらは全て単系統である。 かつてはヨシキリ科の属の多くは非単系統だったが、多系統だったウタイムシクイ属 Hippolais の一部を Iduna 属に分離し、さらに Iduna 属にキイロムシクイ属 Chloropeta(ただしハシボソキイロムシクイ Calamonastides を分離)とハシブトオオヨシキリ A. aedon を移すことで、それぞれの属は単系統となった。 ハシブトオオヨシキリは単型属 Phragamaticola とする説もある。ヨシキリ属は多様性が大きいため、Calamodus 属(#属と種のコヨシキリ~セスジコヨシキリ ?)と Notiocichla 属(コバネヨシキリ~ヌマヨシキリ ?)、さらに Calamocichla 属(ケープベルデアシナガヨシキリ~ロドリゲスヤブセンニュウ ?)を分割する説もある。 古くはインド洋島嶼性のヤブセンニュウ属 Bebrornis が独立属となっていたが、ヨシキリ属へ統合された。 セッカ科 Cisticolidae のスナチムシクイ Scotocerca 1属1種がヨシキリ科の基底に位置するとする説もあったが、けっきょく、ウグイス科に移された。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/14 14:12 UTC 版)
系統樹の科間は Alström et al. (2006); Johansson et al. (2008)より、科内は主にJohansson et al. (2007)、補助的に Olsson et al. (2005); Olsson et al. (2005); Price (2010)より。Clade I は Johansson et al. (2008) による、clade 1–2, A–C は Olsson et al. による、数字は Price による仮の系統名(一部は Price の系統複数をまとめている)である。メボソムシクイ科内ではおよそ750万年以上の古さの系統を独立して記す(ただし確実な系統のみを記すために一部はずらしている)。種は著名なものか文中に現れるもののみ記す。 Clade I ウグイス科 Cettiidae エナガ科 Aegithalidae メボソムシクイ科 Clade 1 1–3 狭義のモリムシクイ属 Seicercus sensu stricto ハヤシムシクイ類 Woodland Warblers C (4) センダイムシクイ・イイジマムシクイ など 5 クリガシラモリムシクイ・チャガシラモリムシクイ (など?) A (6–8) Cryptigata ?ニューギニアムシクイ・ハイガシラモリムシクイ など B (9–12) Acanthopneuste ?メボソムシクイ・エゾムシクイ・ヤナギムシクイ など Clade 2 13–18 キマユムシクイ・カラフトムシクイ など 19–21 22–24 キタヤナギムシクイ・チフチャフ など 25 26 モリムシクイ など チメドリ科・メジロ科・ダルマエナガ科 メボソムシクイ科は Alström et al. により新たに認識され命名された科であり、ウグイス科・エナガ科と近縁である。 メボソムシクイ科は強く支持される2つの単系統に分かれ、これらが分岐したのは1200万年前である。 一方、分類上はメボソムシクイ科は、メボソムシクイ属 Phylloscopus とモリムシクイ属 Seicercus の2属に分類されている(ただしモリムシクイはモリムシクイ属ではなくメボソムシクイ属である)。しかしこれらの2属はいずれも単系統ではない。モリムシクイ属は Clade 1 内の複数個所に分散した多系統で、側系統のメボソムシクイ属に内包される。メボソムシクイ属の一部が Cryptigata 属(模式種 ニューギニアムシクイ)や Acanthopneuste 属(模式種 メボソムシクイ)とされたこともあったが、これらも多系統である。 モリムシクイ属は多系統だが、数種を除いた大多数の種は単系統を成す(図の狭義のモリムシクイ属)。別系統の種のうちハイガシラモリムシクイはモリムシクイ属から除外され、さらにクリガシラモリムシクイ・チャガシラモリムシクイを除外する説もある。 メボソムシクイ属は側系統なので、内包するモリムシクイ属を含めるか、複数属に分割する必要がある。分割する場合、模式種のキタヤナギムシクイ P. trochilus は Clade 2 にあるため、少なくとも Clade 1 内の種は Phylloscopus から分離されることになる。Clade A が Cryptigata 属、Clade B が Acanthopneuste 属(和名 メボソムシクイ属 ?)となりうることが示されている。ただし Clade B の単系統性は不確実である。Clade A と Clade B が分岐したのは750万年前であり、仮にこの基準でメボソムシクイ属全体を分割すると10属前後となる(図の各枝にほぼ対応する)。 ハヤシムシクイ類は Johansson et al.; Price では扱っていないが(そのため番号がない)、Olsson et al. では狭義のモリムシクイ属の姉妹群とする弱い結果が出ている。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/01 14:21 UTC 版)
系統樹は Moyle et al. (2009)より。 タイランチョウ亜目 旧世界亜鳴禽類 新世界亜鳴禽類 カマドドリ下目 アリドリ小目 アリドリ科 Thamnophilidae カマドドリ小目 カマドドリ科 Furnariidae アリツグミ科 Formicariidae ジアリドリ科 Grallariidae オタテドリ科 Rhinocryptidae アリサザイ科 アリサザイ属 Conopophaga アリヤイロチョウ属 Pittasoma ムナオビオタテドリ科 Melanopareiidae タイランチョウ下目 Tyrannides カマドドリ下目を構成する4つの系統(2小目と2科)の1つである。Sibley & Ahlquist (1990) ではカマドドリ小目に含められていたが、単系統性が疑わしく分離された。 2属が含まれ、互いに姉妹群である。しかし、伝統的にはアリサザイ属 Conopophaga だけの単型科だった。アリヤイロチョウ属 Pittasoma は、伝統的にはアリドリ科 Formicariidae(現在のアリドリ科 Thamnophilidae + アリツグミ科 Formicariidae + ジアリドリ科 Grallariidae)に、Sibley & Ahlquist (1990) ではジアリドリ科 Formicariidae(現在のアリツグミ科 Formicariidae + ジアリドリ科 Grallariidae)に分離されていた。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/17 03:43 UTC 版)
ミノバト属 Caloenas と姉妹群である。この属で唯一現生するミノバトはインド洋の反対側のニコバル諸島固有種である。ただし、2つの絶滅種があり、属の生息域は少なくともメラネシアに及んでいた。 次いでオオハシバト Didunculus・カンムリバト属 Goura と近縁である。これは形態からも支持される。ただしどちらがより近いかは研究により異なる。この系統にはさらに絶滅したカンザシバト Microgoura が含まれる可能性がある。 次いでゴクラクバト Otidiphaps・ハシブトバト Trugon が近縁である。 これらの近縁種はいずれも、東南アジア・メラネシアの島嶼(ニューギニア島を含む)に生息する、もしくはしていた。 ドードー科 ドードー属 †ドードー Raphus cucullatus †レユニオンドードー Raphus solitarius †ロドリゲスドードー Pezophaps solitaria ミノバト属 Caloenas オオハシバト Didunculus カンムリバト属 Goura ? †カンザシバト Microgoura ゴクラクバト Otidiphaps ハシブトバト Trugon ドードー科(あるいはドードー)の系統位置については長い論争があった。Clusius (1605) は走鳥類 Ratite に含め、中でも、Linnaeus (1758) はダチョウ、Lesson (1831) はヒクイドリ、Temminck (1820) はキーウィに近縁だとした。一方、Jonston (1657) はハクチョウに近縁だとした。 Reinhardt (1843) により初めてハト科に近縁だとされ、以後その説が標準となったが、Martin (1904) などは独立したドードー目 Raphiformes に分離した。 Verheyen (1957) は Caleonididae(sic) 科のドードー亜科 Raphinae とした。分子系統によりドードー科が科の地位を失ってからは、ドードー亜科を復活させることもある。ただし、分子系統により同時にハト科の亜科分類が否定され使われなくなったこと、ドードー科が亜科よりかなり下のレベルとなったことにより、ドードー亜科として記述される機会は多くない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/06 06:47 UTC 版)
系統樹は Balker et al. (2007)による。 セイタカシギ亜科 sensu S&A トキハシゲリ科 Ibidorhynchidae ミヤコドリ科 Haematopodidae セイタカシギ科 stilts セイタカシギ属 Himantopus ムネアカセイタカシギ Cladorhynchus ソリハシセイタカシギ属 Recurvirostra トキハシゲリ Ibidorhyncha をトキハシゲリ亜科 Ibidorhynchinae として含める(狭義のセイタカシギ科はセイタカシギ亜科 Recurvirostrinae となる)説もあったが、トキハシゲリは近縁ではあるものの別系統であり、単型のトキハシゲリ科に分離された。 Sibley & Ahlquist (1990) は(トキハシゲリを含め)セイタカシギ族 Recurvirostrini としており、セイタカシギ族とミヤコドリ族(ミヤコドリ属 Haematopus のみ、現在はミヤコドリ科)を合わせてセイタカシギ亜科としていた。 シギ科 Scolopacidae とは特に近縁ではない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/20 06:25 UTC 版)
「ショウジョウコウカンチョウ科」の記事における「系統と分類」の解説
9枚の初列風切をもつ nine-primaried oscines の1科である。 かつてはコウカンチョウ科と訳した。これはかつてコウカンチョウ Paroaria coronata がこの科に含まれていたためである。しかしコウカンチョウ属 Paroaria の科分類は流動的で、Tordoff & Arbor (1954)がホオジロ科に移し、さらに Yuri & Mindell (2002) がフウキンチョウ科に移したため、現在はこの科に含まれない。
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系統と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/26 14:52 UTC 版)
科間の系統関係は Klicka et al. (2007); Weir et al. (2009)より。伝統的に(狭義)ホオジロ科だった属を含む科に☆をつけた。ホオジロ科の内部系統は主に DaCosta et al. (2009)、補助的に Cadena et al. (2007)より。いくつかの単型属ゴマフヒメドリ Xenospiza、オジロヒメドリ Pooecetes、ヒバリヒメドリ Chondestes、キューバシトド Torreornis、アオノジコ Porphyrospiza、コクカンチョウ Gubernatrix は系統位置が不明で記載されていない。 nine-primariedoscines アトリ科 Fringillidae New Worldnine-primariedoscines アメリカムシクイ科 Parulidae ムクドリモドキ科 Icteridae ホオジロ科 旧世界ホオジロ類(buntings) ホオジロ属 Emberiza 新世界ホオジロ類(American sparrows) ヤブスズメモドキ属 Peucaea イナゴヒメドリ属 Ammodramus オリーブシトド属 Arremonops チャガタスズメモドキ属 Rhynchospiza ヤブフウキンチョウ属 Chlorospingus スズメモドキ属 Aimophila ? ホオグロシトド Oriturus カオジロシトド属 Melozone ヤブシトド属 Atlapetes キモモシトド属 Pselliophorus トウヒチョウ属 Pipilo オオアシシトド Pezopetes イナゴヒメドリ属 Ammodramus ウタスズメ属 Melospiza クサチヒメドリ Passerculus ユキヒメドリ属 Junco ミヤマシトド属 Zonotrichia ゴマフスズメ Passerella シズカシトド属 Arremon ノドグロヒメドリ属 Amphispiza カタジロクロシトド Calamospiza ヒメドリ属 Spizella フウキンチョウ科 Thraupidae ☆ ショウジョウコウカンチョウ科 Cardinalidae ☆ ツメナガホオジロ科 Calcariidae ☆ ホオジロ科は、9枚の初列風切を持つ nine-primaried oscines の1科である。その中ではムクドリモドキ科、アメリカムシクイ科と単系統を作り、おそらくムクドリモドキ科と姉妹群である。 ホオジロ科は大きく、旧世界ホオジロ類 (buntings) と新世界ホオジロ類 (American sparrows, New World sparrows) の2つの系統に分かれる。これらが別系統だとするやや不確実な結果もあるが、別の研究では単系統性が強く支持されている。 旧世界ホオジロ類はホオジロ属 Emberiza 1属のみである。かつては3つの単型属を内包した側系統だったが、それらは全てホオジロ属に統合された。新世界ホオジロ類は20余りの属からなる。 和名は旧世界ホオジロ類は「〜ホオジロ」、新世界ホオジロ類は「〜シトド」が多いが、がんらいシトドとはホオジロの異称である。
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