ムシヒキアブ

デジタル大辞泉

むしひき‐あぶ【虫引^×虻】

読み方：むしひきあぶ

双翅(そうし)目ムシヒキアブ科の昆虫の総称。体にとげ状の毛が散在し、口吻(こうふん)は鋭く、刺すのに適する。枝葉の上で小昆虫を捕らえ、体液を吸う。シオヤアブ・アオメアブなど。

ムシヒキアブの一種、シオヤムシヒキ

難読語辞典

食虫虻

読み方：ムシヒキアブ（ｍｕｓｈｉｈｉｋｉａｂｕ）

ムシヒキアブ科の昆虫の総称

害虫の種類

ムシヒキアブ

節足動物門　昆虫綱　ハエ目　ムシヒキアブ科 Asilidae

ムシヒキアブ類　Asilidae

ムシヒキアブ

この害虫が属する群

その他のハエの仲間

この害虫のグループ

• ハナアブ類　Eristalinae
• ヒラタアブ類　Syrphiｎae
• ミズアブ類　Stratiomyidae
• ムシヒキアブ類　Asilidae
• ケバエ類　Bibionidae

主な種類
シオヤアブ　Promachus yesonicus BIGOT ほか

害虫のカテゴリ
不快害虫

形態
　代表種のシオヤアブは体長23～30mm、がっしりした脚を持ち、腹部が細長く先端に白い毛が生える。

分布
　シオヤアブは日本全土に分布。 都市近郊の公園・緑地でも見られる。

被害
　アブに似ているが、人は刺さない。羽音が大きく、歩行者の回りを飛び回ることがあるため、恐怖感を与える。

生態
　大型で全身毛むくじゃらの、体型・行動ともにアブに似た虫。平地の草原や明るい林で見られる。 地上近くを這うように飛ぶ。幼虫は森林内や河川沿いの湿った地表、落ち葉の下等にいて、他の昆虫の幼虫を捕食して生活する。成虫は春～秋に活動し、肉食性で飛びながら地表の止まっているコガネムシやアブに襲いかかり、捕食する。種類によってはミツバチを襲うものがおり、養蜂家から敵視されている。

特記事項
　この虫自体は人には全く危害を加えないので、応急的な対処は特に必要ない。庭に頻繁に飛来する場合には、庭の植物に虫が発生している可能性があるので、その駆除をする。毎年多数が庭に出るようなら、庭に溜めて放置してある落ち葉や堆肥の下で発生している可能性もあるため、それらの掃除を行う。屋内への飛来防止は網戸で十分で、もし侵入したら、屋外に逃がしてやると良い。

動物名辞典

虫引虻

読み方：ムシヒキアブ（ｍｕｓｈｉｈｉｋｉａｂｕ）

ムシヒキアブ科の昆虫の総称

食虫虻

読み方：ムシヒキアブ（ｍｕｓｈｉｈｉｋｉａｂｕ）

ムシヒキアブ科の昆虫の総称

ウィキペディア

ムシヒキアブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/11 04:15 UTC 版)

ムシヒキアブ（虫引虻）は、ハエ目（双翅目）ムシヒキアブ科（Asilidae）に属する昆虫の総称。広義のアブ（直縫短角群）に含まれる。

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「ムシヒキアブ」の例文・使い方・用例・文例

• ムシヒキアブ類