基質とは? わかりやすく解説

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き‐しつ【基質】

読み方:きしつ

酵素作用受けて化学反応起こす物質アミラーゼ作用するでんぷんなど。

代謝出発物質

複合した構造基盤となる部分

細胞間にある物質細胞間質。礎質。

染色糸取り巻物質染色体基質。

細胞質内でゴルジ体ミトコンドリアなどの構造物の間を埋めているもの。細胞質基質


基質


基質(きしつ)

酵素分解する相手物質のことをいう。たとえば、α-アミラーゼの基質は澱粉である。

基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/29 02:13 UTC 版)

基質 (きしつ)とは




「基質」の続きの解説一覧

基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/21 14:29 UTC 版)

SN2反応」の記事における「基質」の解説

基質が反応速度決めるのに最も大きな役割果たしている。これは求核剤が基質を後ろから攻撃し脱離基との結合切断して求核剤との結合作るためである。ゆえに、SN2反応反応速度最大にするためには、基質の後ろ側の立体障害できるだけ少なくなるようにしなければならない。これは、メチル基炭素や一級の炭素反応する場合最も速度速く二級炭素反応する場合それより遅くなる。三級の炭素では立体障害大きいためSN2反応起こらない脱離基抜けることで共鳴安定化などにより安定カルボカチオン生成する場合SN2反応代わりにSN1反応が起こる。

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基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 06:36 UTC 版)

DNAメチルトランスフェラーゼ」の記事における「基質」の解説

DNAメチル基転移酵素は、触媒する化学反応によって3つの異なグループ分類されるm6Aメチル基転移酵素 - N6-メチルアデニンを形成EC 2.1.1.72) m4Cメチル基転移酵素 - N4-メチルシトシン形成EC 2.1.1.113) m5Cメチル基転移酵素 - C5-メチルシトシン形成EC 2.1.1.37 ) m6A修飾を行うm6Aメチル基転移酵素英語版)とm4C修飾を行うm4Cメチル基転移酵素(英語版)は、主に原核生物においてよく知られているが、m6Aメチル基転移酵素については真核生物にも豊富に存在することが近年示唆されている。一方で、m5C修飾を行うm5Cメチル基転移酵素真核生物一部具体的に一部下等真核生物高等植物大部分棘皮動物以降動物存在している。

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基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 15:56 UTC 版)

エキソソーム複合体」の記事における「基質」の解説

エキソソーム様々なRNA分解転写後修飾に関わっている。細胞質ではmRNA代謝回転関わりナンセンス仲介減衰またはノンストップ分解経路によってエラータグが付けられmRNA分解できるmRNA通常の代謝回転によっても分解されるまた、mRNA3' 非翻訳領域存在するAUリッチ領域への結合を介してその安定性制御するいくつかのタンパクエキソソーム相互作用する。細胞核では、エキソソーム核内低分子RNA正しい処理に必要である。核小体エキソソーム大部分検出され区画であり、5.8SrRNA修飾(最初に特定されエキソソーム機能)やsnoRNA修飾を行う。 ほとんどの細胞エキソソーム複合体の他にも3'末端または5'末端からRNA分解する酵素を持つが、エキソソーム細胞生存不可欠である。RNA干渉等でエキソソーム構成タンパク発現量を減らすと、細胞成長停止し遂には死ぬ。中心タンパク2つ付随タンパク同じくらい重要である。細菌エキソソーム持たないが、似た機能とより簡単な構造持ち、PNPaseを含む「デグラドソーム」という構造を持つ。 エキソソームRNA品質管理に重要である。原核生物とは違い真核生物は高活性RNA監視機構を持つ。この機構リボソーム等が作られる際に、タンパク質未修飾、誤修飾されRNAとの複合体から出ることを防ぐ。つまり、タンパク質合成等の重要なプロセス異常な複合体関わることを妨げ役割を持つと推定されている。 エキソソーム修飾代謝回転監視役割加え酵母ゲノム内の多く遺伝子座から生産されるCUTs呼ばれる転写産物分解に重要である。この不安定なRNAその分機構明らかになっていないが、ヒト細胞からも似たRNA発見されている

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基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 06:04 UTC 版)

DNAリガーゼ」の記事における「基質」の解説

一般的なDNAリガーゼは、二重らせん構造の中で隣り合う3'-水酸基と5'-リン酸基の間をリン酸ジエステル結合でつなぐ。これ以外の組み合わせ、たとえば3'-リン酸基と5'-水酸基、3'-水酸基と5'-水酸基、3'-ダイデオキシヌクレオチドと5'-リン酸基、3'-水酸基と5'-三リン酸などでは反応しない。また通常一本鎖DNAに対して作用することはない。 T4ファージ由来T4 DNAリガーゼは、効率は低いもののDNA/RNAハイブリッドに対して作用することもでき、このときDNAリガーゼだけでなくRNAリガーゼとしても機能することができる。またT4 DNAリガーゼミスマッチ塩基を含むようなDNAに対して作用することができ、また相補部位のない独立したDNA分子2つ結合することが出来るなど、二重らせん構造という観点許容度が高い。非常に効率は低いが、一本鎖DNAですら結合することができる。

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基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/13 05:19 UTC 版)

ディクラノフォラ」の記事における「基質」の解説

野外において出現する基質は、イグチ目 Boletalesキノコの子実体、それも主に腐敗したものに出現する。以下のような種から出現したことが報告されている。 Boletus elegans B. laricunus B. cavipes Chrogomphus rutius Leccinum scabrum Paxillus involutus Suillus bovinus S. grevellei S. viscidus

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基質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 10:07 UTC 版)

P糖タンパク質」の記事における「基質」の解説

P糖タンパク質により排出される物質には以下のようなものがある。 各種抗ガン剤 コルヒチンやタクロリムスなどの薬剤 脂質 ペプチド ステロイド ビリルビン 強心配糖体ジゴキシン抗不整脈薬キニジン、ベラパミル) 免疫抑制剤 抗HIV薬

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