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ぜつめつ 0 【絶滅】

(名)スル

すっかり滅びて絶えること。また、滅ぼし絶やすこと。
「―の危機瀕する」「悪習を―する」



生物学用語辞典

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絶滅

英訳・(英)同義/類義語:extinction

生物種としての連続性が絶たれること。環境変動多種との競争などが原因
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絶滅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/01 18:10 UTC 版)

絶滅(ぜつめつ)とは、一つの生物の全ての個体ぬことによって、その種が絶えること。種全体に対してではなく個体群に対して用いることもある。野生のものも含めて全ての個体の死亡を確認するのは難しく、絶滅したとされた種の個体が後になって生存を確認されることもある。

目次

概説

生物の個体はそれぞれある程度の遺伝子を共有する複数個体からなる集団に属し、一つの遺伝子プールを持っている。この集団を繁殖可能集団、デーム、あるいは個体群という。生物種は個体群そのものである場合もあるし、複数の個体群で構成されている場合もある。おのおのの個体群内で生殖が行われ、次世代の個体が生み出される。したがって、ある個体が死んでもその集団は存続するが、その集団に属する全個体が死んだ場合、その集団は消滅する。その場合、近縁であっても異なった集団は別の遺伝子プールを持つ集団であるから、失われた集団と同じものを復元することができない(ただし、絶滅を回避できても個体が激減している場合はやはり以前と同じ遺伝子プールを復元することはできない)。これが絶滅である。絶滅は不可逆的な現象である。

絶滅が心配される状態にある種を絶滅危惧種という。現代では人為的な圧力によって多くの種が絶滅危惧となっており、すでに絶滅したものも多い。絶滅は生物多様性の著しい低下であるから、それを避けるべく、そのような種には保護や配慮がなされるようになっている。そのために、絶滅危惧種をリストアップし、その状況を調査報告したレッドデータブックが刊行されている。

絶滅危惧種の保護のひとつとして、飼育下で増殖をはかる例も多い。その結果、飼育下の個体だけが残る場合もある。そのような生物で野生個体がいなくなったと判断された場合には、野生個体が絶滅野生絶滅)、といった表現をする場合もある。野生個体が絶滅した例としてはウマシフゾウヒトコブラクダ・日本のトキがある。

ガラパゴス諸島のピンタ島では1971年ガラパゴスゾウガメ亜種(独立種とする説もあり)ピンタゾウガメ(Geochelone nigra abingdoni)最後の一頭が捕獲されて以降、全く新個体が発見されていない。最後の個体はそれ以来ダーウィン研究所で飼育されており、「ロンサムジョージ(ひとりぼっちのジョージ)」と呼ばれている。この場合、野生個体群は絶滅したと考えられている。また、一頭のみでは繁殖はできない事からピンタゾウガメの絶滅は確定している。

ただし、遺伝的多様性の視点から見れば、種の絶滅だけが特別な出来事ではない。個体数の減少は遺伝的多様性の低下をもたらす。失われた遺伝的多様性は、仮に少数の個体が生き延びることで種が存続したとしても取り戻すことができない。そのため保全生態学などでは遺伝的多様性を維持するための最低限の個体数研究などが行われている。

絶滅の確認

本当に絶滅したかどうかを確認することは難しい。に棲息する生物は大型の魚類ですらシーラカンスのように再発見されるケースやメガマウスのように未知のものが新発見されるケースがあり、絶滅の断定は非常に困難である。

有名な例ではオーストラリアフクロオオカミ1930年に野生個体と飼育個体の死が確認された時点で絶滅したと判断されたが、1933年に野生個体が捕獲され、3年後に死亡している。それ以降確実な記録はなく、絶滅したと考えられてはいるものの、不確実な目撃報告などは断続的にある。ニホンオオカミなども、まず確実に絶滅していると考えられてはいるが、未だにその生存を信じている向きもあり、「証拠写真」が時折発表される。

また、絶滅と判断されたのちに、再発見されるケースもある。ロードハウナナフシはそのもっとも顕著な例である。小笠原諸島の固有亜種であるカドエンザガイ(貝類)は長らく絶滅したと考えられており、環境省レッドリストでも初版(1991年発行)及び改訂版(2000年発行)でもカテゴリー「絶滅(種)」で掲載されていた[1]。しかしながら、最近生息が確認され、2007年に発行された最新版レッドリストではカテゴリー「絶滅危惧I類」に修正されている[2]

逆に最初から存在しなかったのではないかという例もある。ミヤコショウビン1887年宮古島で一羽捕獲され、それを元に新種記載されたが、その後一切の捕獲例がなく、絶滅したものといわれている。しかし、これが実はミクロネシア産のアカハラショウビンがたまたま飛来したもの、あるいは標本の保存中の事故で混乱した結果ではないかとの説がある。クマムシ類オンセンクマムシは温泉から発見されたこと、その構造上類似種がなく、単独で一綱を立てられている等、特異な種であるが、これもその後発見されていない上、標本も残っておらず、現在では疑問視されることが多い。また近年、絶滅したと考えられていたタスマンアオツラカツオドリのDNAが、近縁種と考えられていたアオツラカツオドリのDNAと一致し、同一種であると判明した。これは、考古学者が雌の化石と雄の骨を区別せずに比較していたために起こったことである。






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