ムクドリ科とは? わかりやすく解説

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ムクドリ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 02:41 UTC 版)

ムクドリ科
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : ヒタキ上科 Muscicapoidea
: ムクドリ科 Sturnidae
学名
Sturnidae Rafinesque1815
シノニム

Sturninae

和名
ムクドリ(椋鳥)
英名
Starlings
系統

ムクドリ科(ムクドリか、学名 Sturnidae)は、鳥類スズメ目の科である。

ムクドリ(椋鳥)と総称されるが、狭義にはその1種をムクドリと呼ぶ。

特徴

旧大陸オセアニアの広い範囲に生息する。数種は新大陸にも移入種として生息する。

体長16–30cm[1]

昆虫や木の実などを食べる。

系統と分類

系統樹は Lovette & Rubenstein (2007)[2] などより。

ムクドリ科
sensu S&A

マネシツグミ科 Mimidae

ムクドリ科
Phillipine
Rhabdornis

キバシリモドキ属 Rhabdornis

South Asian/
Pacific Starlings

オオサマムクドリ属 Basilornis

メガネムクドリ Sarcops

カササギムクドリ属 Streptocitta

キムネムクドリ属 Mino

キュウカンチョウ属 Gracula

キガシラムクドリ Ampeliceps

アカマユムクドリ Enodes

シュウダンムクドリ Scissirostrum

カラスモドキ属 Aplonis

Eurasian
Starlings

Sturnus

トサカムクドリ Creatophora

バライロムクドリ Pastor

Agropsar

Gracupica

Sturnia

Sturnornis

カンムリシロムク Leucopsar

ムクドリ属 Spodiopsar

ハッカチョウ属 Acridotheres

Red‐winged
Starlings

チャバネテリムク属 Onychognathus

African
Starlings

ハマダラムクドリ Saroglossa

ハジロムクドリ Neocichla

ムナジロテリムク Grafisia

ニショクムクドリ Speculipastor

ホソオテリムク属 Poeoptera

Hylopsar

クロハラテリムク Notopholia

テリムクドリ属 Lamprotornis

Amesyst &
Madagascar
Starlings

マダガスカルムクドリ Hartlaubius

シロハラムクドリ Cinnyricinclus

ウシツツキ科 Buphagidae

ムクドリ科の姉妹群はマネシツグミ科である。

次いで近縁なウシツツキ科は、ウシツツキ属 Buphagus のみの単型科である。かつてはこれをウシツツキ亜科 Buphaginae としてムクドリ科に含める(現在のムクドリ科はムクドリ亜科 Sturninae とする)こともあった。

ムクドリ科は6つの大きな系統に分かれ、これらを亜科または族とすることが提案されている[2]

キバシリモドキ属 Rhabdornis は、かつてはチメドリ科 Timalidae単型のキバシリモドキ科 Rhabdornidae とされてきたが、ムクドリ科に含まれる。

Sibley & Ahlquist (1990) は、ムクドリ科にマネシツグミ科を含めた。現在のムクドリ科とウシツツキ科は、ムクドリ科ムクドリ族 Sturnini にまとめられていた。

属と種

現生属と種は国際鳥類学会議 (IOC)[3] による。現生31属118種。Lovette & Rubenstein の6系統に分けた。絶滅種を属の末尾に(絶滅属は全体の末尾に)追加した。

Phillipine Rhabdornis

South Asian/Pacific Starlings

Eurasian Starlings

Red‐winged Starlings

African Starlings

Amesyst & Madagascar Starlings

絶滅属

ムクドリが重要な位置づけで登場する作品

映画

音楽

  • 音楽家のモーツァルトはムクドリをペットとして飼っており、彼の作曲したピアノ協奏曲第17番の第3楽章には、そのムクドリのさえずりを基にした旋律が主題として用いられているという逸話がある[5]

脚注

[脚注の使い方]

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