主食とは? わかりやすく解説

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しゅ‐しょく【主食】

読み方:しゅしょく

日常食事で、主となる食べ物米飯パンなど。⇔副食


主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 18:29 UTC 版)

主食(しゅしょく)とは、副食の対義語、対比概念[1]。日常の食事の中心になる食物[2]類、パンなどのこと[1](大抵は穀類を調理したものの名称)。


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「主食」の続きの解説一覧

主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 16:42 UTC 版)

ビルマ料理」の記事における「主食」の解説

米(ပေါင်းဆန်)が主食に据えられ1,2種類副菜添えて大量の米を食べるのが基本的なビルマ族食事スタイルである。後述するシャン米、もち米食べられているが、ミャンマー食卓にはインディカ米上ることが多い。都市部では朝食外食済ませることも珍しくなく、屋台軽食堂では米以外モヒンガー(မုန့်ဟင်းခါး)、オンノ・カウスェー(အုန်းနို့ခေါက်ဆွဲ)といった麺類ナン(နံပြား)に油条(အီကြာ‌ကွေး)といったインド系中華系の軽食食べられている。一方昼食と夕食には米が欠かせず、米と副菜一緒に食べるのが一般的なミャンマー食卓スタイルである。

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:02 UTC 版)

ルーマニア料理」の記事における「主食」の解説

ルーマニア小麦生産適した天候土壌恵まれており、生産高ではトウモロコシ小麦に次ぐ。従って、主食は小麦トウモロコシ基本となるが、それ以外での穀類では豆類栽培されている。小麦パン加工されるトウモロコシ粗く挽いて粉にし、粥のように煮てから牛乳バター混ぜ込みママリガ (mămăligă) にして食べる。これはイタリアポレンタ似た料理で、見かけ多少黄色味の強いマッシュポテト似ている。なお、小麦トウモロコシほど使用頻度高くないものの豆を使った料理存在するママリガルーマニア料理主食として最も多用される。スムントゥナ(Smântână、スメタナ)とチーズママリガ併せたママリガ・ク・ブルンザ・シ・スムントゥナ(mămăligă cu brânză și smântână)はルーマニアの主食ともいうべき料理である。同じく豚肉ソーセージママリガ併せたママリガ・ク・オウ・オキは一皿で食事として完結している。ママリガブラム・ストーカー作の『ドラキュラ』に登場するほどであり、ルーマニア国民食と言えるルーマニア料理では米をあまり使わずピラフpilaf)や肉料理などの付け添えにするくらいである。ただし、トランシルヴァニア地方南部では、トルコ隣国である旧ユーゴスラビア民族料理影響受けたドルマ似たピーマンの米とひき肉詰め、アルデイ・ウンプルツィ(ardei umpluţi)が好まれる

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 03:04 UTC 版)

セネガル料理」の記事における「主食」の解説

乾燥地帯ではモロコシトウジンビエフォニオ原料としたはったい粉クスクスウガリのような練り粉が主食とされ、新鮮な牛乳や肉の煮込み汁を添えて食べる。 一方年間降水量1500ミリにも達すカザマンス地方では、古くから稲が栽培され居住するジョラ族は米に依存した食生活送っている。炊いた飯に川魚煮込み汁をかけて食するジョラ語で「稲」は「カンマーノ」、「籾」は「バトージャール」、「米」は「ジャチョプ」、「飯」は「シナング」と言い全てRice」で統一する英語と異なり稲作対す思い入れ窺える。 現在では年間降水量500ミリ程度首都ダカールでも米食広まっているが、その需要応えるべく、タイパキスタンからインディカ米輸入されている。インディカ米は粒が長いため、輸送途中で砕けやすいが、この「砕け米」は、大量の油やスープとともに炊き、手で食するセネガル料理における米利用法相性良い。そのため、現地では粒揃いの米よりも砕け米高値取引されており、完全な粒の米をわざわざ砕いて売る例すらある。 米は湯を沸かしたの上ザル金属製の甑を仕掛けて蒸した後、湯やスープに入れて炊き上げる米料理代表例が、「チェブジェン」(ご飯)である。 フランスの影響で現在ではパン好まれている。タンガナと呼ばれる朝食専門屋台では、フランス直伝バゲット薄切りインスタントコーヒー日本円20円ほど(2000年代初頭)で供されている。

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チェコ料理」の記事における「主食」の解説

クネドリーキ(Knedlíky単数形ではクネドリーク、Knedlík)とは茹でた円筒形パンで、家庭作られたものが最上考えられている。クネドリーキの大きさ素材は様々で、スープの具、肉料理付け合せデザートなど異な種類のクネドリーキが使われる。最も一般的なクネドリーキとして、ホウスカという丸型パン小麦粉や卵、バター一緒に練り上げ茹でたもしくは蒸した)ホウスコヴィー・クネドリーキが挙げられる。オヴォツネー・クネドリーキ(ovocné knedlíky)は、生地中に果物入れたデザート一種である。 クネドリーキの材料もされるパンは、ほとんどの料理添えられるパンにはバターだけでなく、ラード塗られることもある。かつてチェコ山岳地帯では、大麦粉やエンバク粉などが混ぜられパン食べられていた。薄切りにしたフランスパン土台にするオープンサンド(フレビーチキ、Chlebíček)はデリカテッセン(ラフードゥキ)やビュッフェ売られ家庭では来客をもてなすために供されるハム魚類パテローストビーフ、卵、チーズなどが具にされ、マヨネーズピクルス添えられるまた、屋外屋台では、穴を開けたバゲットソーセージ通したチェコ風のホットドッグであるパレック・ヴ・ローリックが売られている。クリスマスにはヴァーノチカ(vánočka)というパン食べられている。 米もチェコ料理の主食となっているが、輸入品が多い。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 18:08 UTC 版)

ソマリ料理」の記事における「主食」の解説

ソマリア南部では燕麦モロコシトウモロコシなどが栽培されている。パン、粥などにして食べられる。米は輸入品である。 よく食べられるのは小麦粉トウモロコシ粉で作られパンである。クレープ状のものはアンジェーロ(Canjeero)またはラホーハ(laxoox)、ナン状のものはムーフォ(muufo, muffo)、フランスパン状のものはコーリス・アンジェーロ(kooris canjeero)あるいはローティ(Rooti)と呼ばれることが多いが、地方によっても異なり厳密な区別があるわけではないアンジェーロエチオピアインジェラ同語源であるが、トウモロコシ粉やモロコシ粉から作られインジェラより薄くて小さい。小さくちぎってバターごま油砂糖付け紅茶をかけて食べることが多く、この食べ方はマラワフ(malawax)とも呼ばれる砂糖蜂蜜煮詰めたハルウォ(xalwo)をローティ塗って、ローティ・イョ・ハルウォ(Rooti iyo xalwo)として食べることも多い。サバーヤド(sabaayad)は、パン生地バター層状練り込んだインドパラーター似たパンである。 粥は穀物の粉をや乳で煮込んで作られ、たっぷりのバター砂糖味付けする。ラホー(Laxoo)、ボーリシュ(Boorish)、ミシャーリ(mishaari)、ソール(Soor)などと呼ばれる。 米はバリース(bariis)と呼ばれ種類バスマティが多い。リゾットにして食べることが多くスパイスで味と香り付けられる昼食食べることが多い。米を野菜や肉と炊き込んだ料理はイスクレフカリス(Iskudhexkaris)またはバリース・イスク=カリス(bariis isku-karis)と呼ばれる南部ではイタリアから伝わったパスタバースト(Baasto)と呼ばれ人気がある。具材は肉が多い。スープに入れた具材バナナを使うこともある。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 19:15 UTC 版)

奄美料理」の記事における「主食」の解説

1745年薩摩藩が米ではなく砂糖年貢として納めるように命じた「換糖上納」の歴史から、サトウキビ栽培が盛んとなったことと、戦後減反政策影響稲作は現在ほとんど行われなくなっているが、主食は粳米(さく)である。九州地方などから輸送されたものを利用している。1950年ごろまでは米は貴重品であったため、日常的にサトイモタイモサツマイモや粟が主食で、さらに飢饉戦時中など、蘇鉄実や幹からとるでん粉も主食に加えられ時期もある。白米ご飯与論島「まい」)は貴重さ込めて銀飯(ぎんみし)とも呼ばれたハレ行事であり、「夏正月」ともいわれる夏の収穫祭礼「三八月」などにはおにぎり(力飯)、米粉ヨモギ作るかしゃ餅、冷たい小豆粥(あじきがい)、黒米混ぜた赤飯(かしき、はしち)などの米を使った行事食食べられる。 なり粥(なりがい) - 蘇鉄(すてぃち)の実(なり)のデンプンをよく晒し発酵させて毒抜きし、加えて煮た葛湯重湯状のもの。蘇鉄の幹から取ったデンプン(せん)で作るせん粥(せんがい)、別名胴掻き粥(どーがきがい)とともに不作時の生命維持用に食べられた。 乾麺 - 江戸時代黒糖対す交易品として素麺持ち込まれたことで、素麺貴重な保存食として食べようになったまた、台風近づくと、本土鹿児島大阪神戸)や沖縄本島連絡しているフェリーがすぐに欠航する離島食糧事情から、供給一時的に途絶えて利用しやすい素麺干し饂飩家庭常備され、行事食としてもよく利用されている。奄美市笠利町佐仁集落では八月踊りの際に踊り手の口に茹でたそうめんをつっこむように食べさせる喜界町中里集落には、「ソーメンガブー」と呼ばれる素麺争奪する祭りがある。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:18 UTC 版)

イラン料理」の記事における「主食」の解説

イラン料理の主食はナーン(nān)であり、一般家庭ナーン焼かれることはあまり無く専門店舗スーパーマーケットナーン購入されている。ナーンには様々な種類があり、細長い三角形サンギャク、紙のように薄いラヴァーシュ堅く厚みがあるバルバリーなどがある。家庭ピザ作る場合、バルバリーなどのナーンピザ生地代用されることもある。菓子パンナーン分類されるが、「ナーネ・ファーンテズィー」と呼ばれて他のナーンとは区別されるイランでは米も食べられており、主に長粒種が栽培されている。イラン国土大部分占め乾燥地帯では小麦粉から作られるナーンが主食とされていたが、20世紀末からイランでの米の消費量増加している。イランの経済発展伴って米食消費増加しギーラーン州マーザンダラーン州主要な米の産地となっている。 イラン料理での米の調理法湯取りによるābkeshと、炊き干しによるカテkate)の2種類があり、「チェロウ(chelo)」はābkeshで調理され白米、あるいは調理され白飯全般指して使われる。米はチェロウとカテ以外に、もてなし料理である炊き込みご飯のポロウ(poloピラフ)などに調理して供されるキャバーブ串焼き羊肉)にチェロウを添えたチェロウキャバーブイラン代表的なファーストフードとして知られ専門の店(チェロウキャバービー)で出される。チェロウを作る際にできたお焦げタフ・ディーグ、tahdig、「鍋の底」の意)は、来客者をもてなす時に出される。より美味しいタフ・ディーグ作るため、チェロウを炊き上げる時にラヴァーシュなどの薄いナーン鍋底に敷くなどの工夫がされている。 イランではハーブライム風味付けた粥のシュルバも食されるまた、サフランライスプディング(sholezard)などの米を使ったデザート作られている。 イランサンドイッチ(サンドゥヴィーチ)は、コッペパンフランスパン中身くりぬいて具を詰めスタイルが採られている。具にソーセージハムスパゲッティ、羊の脳、野菜などが用いられ、店でサンドゥヴィーチを頼む時には自分好みの具を注文する

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:19 UTC 版)

宋 (王朝)」の記事における「主食」の解説

華北は麦などの雑穀類を主とし、華南は米を主とする。米はそのまま炊いて食べるか雑炊様に煮込む小麦粒状加工して食べる。宋代通じて次第互いの間へ浸透して行き華北米食江南粉食それぞれ増加する小麦加工品極めて種類が多いので分類のみ挙げると、蒸す・焼く・揚げる餅類と茹で麺類分けられる。 餅類の中で料理名挙げると、饅頭・角兒(餃子)・包兒(包子)、焼餅小麦粉薄く延ばして焼き中に肉などの餡を包んで食べる)・胡餅(平たく焼き上にゴマと餡を乗せて食べる)など。麺類包丁で切る切麺、手で延ばす延麺、溶いた小麦粉を湯に流し込んで作る発麺に分かれる。麺には細切りなどを乗せ食べていた。 米(とそれ以外穀物)を粒状にして遣う場合、粒のままで蒸して餅状にする場合は餈(し)といい、粉にしてから餅状にする場合を餌(じ)という。

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 22:31 UTC 版)

オオムギ」の記事における「主食」の解説

メソポタミアでは小麦より塩害強いため、南部バビロニア多く栽培された。ヨーロッパで粗く挽いた大麦煮た粥状のものが食べられていた。古代ローマでは粗挽き大麦の粥はプルス呼ばれ主食として重要なものであったその後パン普及し1516世紀にかけて寒冷な地でも生産性高く茹でただけでも比較美味なジャガイモアメリカ大陸からもたらされたため、現在では主として飼料用および醸造用穀物とされるようになったチベットで主食の中心となっているツァンパは、ハダカオオムギ乾煎りして粉砕した粉で、バター茶で練るなどして食べられている。 中国大陸では前述のように食味調理法問題から時代経過とともに主食の座を追われていった北宋のころ、黄州左遷され蘇軾生活費抑えるため「東坡」と名付けた自宅田畑を自ら開墾耕作していたが、とうとう米の備蓄尽き東坡で穫れた大麦米飯代用食として炊飯することになってしまった。これが家族から「まるでシラミ噛んでいるようだ」と愚痴こぼされるほど不評であった事から新たに小豆混ぜて炊く調理法考案したところ今度好評を得、妻である王閏之の言葉したがい「ニ紅飯」と命名したという随筆残している。 日本チベット文化圏並んで大麦を主食穀物として多く利用する地域であった。しかし明治時代までは今日のように、炊飯しやすい押麦 (rolled barley) にして白米と混炊することは行われていなかった。米や雑穀比べて煮えにくいため、挽き割り粥にするか、炊飯先立ち、あらかじめ煮て冷まして一晩置くえまし麦としてから、単独、あるいは米や雑穀と混炊して調理した明治時代までは、えまし麦の茹で汁は、砂糖混ぜて母乳代用品として使われることもあった。しかし上記のとおり、コメ社会的な地位の高さも相まって麦飯評価は低いものであった。現在では精白技術の向上による食味の向上や、押し麦普及による炊飯容易化により、健康食として再び人気博している。 現代における日本の主食用オオムギとしては、上記精白した麦をローラー押しつぶす押し麦のほか、麦の中心線沿って二つ切断しただけの米粒麦や、二つ割った後押しつぶす白麦がある。また、そもそも押しつぶさず、精白しただけの丸麦スープに入れるなどして食べられるまた、とろろには麦飯を使うものとされており、麦とろ東海道鞠子宿などで古くから名物となっていた。

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:33 UTC 版)

タミル料理」の記事における「主食」の解説

主食のイドリ idli は米とブラックグラム (black gram) の粉を混ぜて発酵させた生地蒸した餅である。一般にさまざまな種類チャツネサンバールまたはバダカレー vadacurry を添えて供するおなじく主食のドーサ練った米粉とブラックグラムの生地発酵させ薄焼きにしたクレープであり、サンバールあるいはチャツネ合わせるサーダ saada、カル kal、ムッタイ muttai dosai、ニール dosai、ラバ rava、パアシ・パルプ paasi paruppu など、種類いくつかある。 イドリ副菜ヴァダ Vadai には素材によって主に2種類ある。伝統料理のポンガル Pongal は土鍋で米を牛乳沸騰させ、粘り気のある泡がわくまで煮る。鍋から煮こぼれ乳状の上層もポンガルと呼ぶ。ドーサと同じ発酵生地使い製菓マフィン型に似た小さな凹みの並ぶ専用鉄板で焼くとパニヤラム Paniyaram ができる。アッパム Appam はその発酵生地をもっと薄めて熱っしたフライパン注ぎ鍋肌回して均等に広げて焼く。すると周囲薄く中央はふわふわと柔らかく焼きあがる。 ドーサよりもわずかに厚くふわふわと柔らかいのはウサッパム Uthappam である。材料通常のイドリドーサ用の発酵生地で、プレーンのほか細かく刻んだ野菜タマネギ混ぜたものもある。ウプマ Upma はタマネギ青唐辛子小麦粉またはラバ粉 rava の生地混ぜ込み米粉押し麦状に干したフレークまたは穀物粉であればなんでも代用できる。 プトゥ Puttu とは一般に米粉層状作る円筒形蒸しケーキである。好みの粉で作ることもある。粉は加えて混ぜ練りすぎないように気を付けてプトゥ用の蒸し筒に入れ、このとき、すりおろしたココナッツ交互に層にする。米粉蒸し団子で具を詰めたものはコスカッタイ Kozhukkattai といい、具にすりおろしたココナッツジャガリーから、もっと手をかけた香辛料利かせた具も用意するセバイ Sevai (イディアッパム Idiyappam) とはビーフンのような米粉の麺、蒸し餅アダイ Adai、さらに野菜料理揃えると、繊維カルシウム豊富な非常に充実した完全食メニュー調うダイエット中の人糖尿病患者勧めているという。

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主食

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マレーシア料理」の記事における「主食」の解説

東アジア南アジア他の国でもそうであるように、マレーシアにおいても多く場合は米(nasi)が主食である。マレーシアでは、在来種香り米や北のタイ米食べられることが多い。上質インドバスマティは、長い粒状芳しく優雅な風味のため、ビリヤーニ料理使用されるマレーシア人が新し味覚取り入れるのに従い食卓には徐々に日本の短粒米などの米も見られるようになっている一般的な米料理には、ココナッツミルクニンニクニオイタコノキ(pandan)で蒸して独特の芳香をあたえ、揚げカタクチイワシ科雑魚(ikan bilis)、ピーナッツキュウリ固ゆでした卵および辛いチリペーストであるサンバルとともに盛り付けるナシルマッnasi lemak)があり、朝食定番となっている。ママック(英語版)による「サンバル」はやや辛い傾向があるが、ナシルマッ添えマレーの「サンバル」はやや甘い傾向にある。 しかしながら多能なナシルマッさまざまな習慣食べられるため、それは一日中どんな時間でも食べられる。よりしっかりとした食事では、ナシルマッとともにカレーフライ、またはルンダンrendang)と呼ばれる牛肉の辛い煮込み添えて食べる。 トレンガヌ州クランタン州のようなマレーシア東海岸売られているナシダガンnasi dagang)は、朝食時にはよくナシルマッとともに並べて売られているとはいえ混同すべきでない料理である。 麺料理もまた一般的な食物である。小麦粉作られるミー (Mee、麵・麪)、細いミースア (Mee Suah、麵線・麪線)、揚げたイーミン (Yee Meen、伊麵・伊麪)、米で作られるミーフン(ビーフン) (Mee Hoon米粉)、クイティオ (Kuay Teow、粿條)、緑豆などで作るランカ (Langka、冬粉)など、麺類種類は豊富で、味付け調理法もさまざまであるロティ・チャナイroti chanai)、パイ風生地のロティ・パラタ(roti paratha)、トサイ、イドリおよびプーリーなどのインド風のパンは、多くマレーシア人によってよく朝食として食べられている。洋風パンは、マレーシア食卓にとって比較新しいものであるが、辛い味付け雑魚入れたパンroti ikan bilis)やニオイタコノキ(pandang)の風味付けたパンなど、マレーシア独特のパンもよく食べられている。また、食パンカヤkaya)と呼ばれるココナッツと卵から作る甘いペースト塗って食べることも一般的である。

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主食

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陣中食」の記事における「主食」の解説

飯類握り飯日本では古来から携行食非常食として食されてきた。 五平餅きりたんぽよびたんぽ餅・ひこぜんしんごろうはんごろし あくまき・ちまき 餅類餅:求肥ふところ餅のように加糖して(江戸時代中期以前砂糖がまだ伝来普及していない時代には甘葛煮詰めた汁や水飴麦芽糖)、蜂蜜などで加糖した)冬でも硬くならないように加工したもの(丸餅など)はそのまま食し鏡餅切り餅のように日持ちするように硬くした餅はずんだ餅・あんころ餅ぼたもちぜんざい汁粉雑煮焼き餅揚げ餅などに調理して食した煎餅そのまま食すほか、湯に入れる、煮るなどして餅状に戻し糊化食した堅餅煎餅の元ともなった

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 17:39 UTC 版)

陣中食」の記事における「主食」の解説

飯類雑穀飯・粥・湯漬けおかゆ・おもゆ:飯同様情勢厳しいときに文字通り糊口をしのぐ」「口に糊する」ために食したほか、急病人怪我人飢餓の状態にあった者など戦線離脱し通常の食事出来ないほど体力消耗した者に用いられる。鏡飯:おかゆが水鏡のように映るほど水分加えた粥。使用例はおかゆ・おもゆに同じ。 焼飯類焼き餅・おかき・揚げ餅 その他葛湯葛粉を湯で溶かした物にワサビ和からし塩・味噌を添え粥のように食した蕎麦がき

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:27 UTC 版)

フィリピン料理」の記事における「主食」の解説

フィリピンの主食は白米であり、副菜載せ、あるいは白米副菜混ぜ合わせて食されており、長粒種のインディカ米用いられる。米のとぎ汁スープなどの調味料カラシナ漬物漬け汁、サトウヤシあく抜きなどに再利用される。フィリピン料理スープとして有名なシニガンとぎ汁果物酸味加えたもので、白米にかけて食べられるフィリピンでは入りの粥であるアロス・カルド中国風の米だけの粥のルーガウも食べられており、ルーガウは他の皿に盛り付けられた具を好みに応じて乗せて食するヤシの葉編んだ小袋に米を詰めて茹でたプトおにぎり良く似ており、ビサヤ地方郷土料理として知られている。アロス・ア・ラ・バレンシアーナはココナッツミルクもち米炊き上げたフィリピン風のパエリアで、オリーブオイル代わりに植物油サフラン代わりにターメリック使われている。通常アロス・ア・ラ・バレンシアーナにはスペインパエリア違って魚介類使われず、魚介類使われるアロス・ア・ラ・バレンシアーナは「パエリア風」と呼ばれる米以外トウモロコシ小麦タロイモヤムイモマニオクサツマイモ料理用バナナサゴヤシ澱粉フィリピン料理の主食といえる教会欧米文化の影響によって、フィリピンではパンケーキクッキー類もよく食べられている。「塩パン」を意味するシンプルなパン・デ・サルスペイン風の甘い菓子パンのエンサイマーダの人気が高い。 麺類パンシットpancit)と総称され軽食の場で食べられるミキmiki)やカントンkantonのような中国風の麺、米粉から作るビーフン、ソータンホン(春雨)などがパンシット種類として挙げられる焼きそばのようにパンシットを肉や野菜といためる場合、二種類パンシット組み合わされることもある。長い麺は「長寿」に繋がるとされており、焼きそば焼きビーフンフィリピン祝祭欠かせないものとなっている。雨量少なセブ島ボホール島ではイネ代わりにトウモロコシ栽培され精白して米粒大砕いたトウモロコシ白米代用品として炊き上げる

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主食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 20:22 UTC 版)

トルコ料理」の記事における「主食」の解説

穀類小麦、米をいずれも使う。米はインディカ米ジャポニカ米両方ともピラフ調理して食べる他、ジャポニカ米様々なプディング作られる小麦はエクメク(エキメキ)(Ekmek, パン)やピザ似たピデ (Pide) や歴史的シリアのラハム・ビ=アジーンに由来するラフマジュン (lahmacun)、揚げパン一種ピシ (Pişi)、マントゥMantı, 挽肉詰めた小籠包のようなダンプリング)、ヒンゲルHengel, マントゥ類似した料理)、スィミット(Simit, ゴマまぶした環形パン)、ブルグールbulgur, パーボイルして挽き割った小麦)など様々に加工されるピデ ラフマジュン マントゥ スィミット バルク・エキメキ(鯖サンド)

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主食

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 13:20 UTC 版)

名詞

しゅしょく

  1. 食事中心となり、カロリーのもとになる食品

対義語


「主食」の例文・使い方・用例・文例

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