鞠子宿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 06:09 UTC 版)
鞠子宿(まりこしゅく、まりこじゅく)は、東海道五十三次の20番目の宿場である。丸子宿とも書く。現在の静岡県静岡市駿河区丸子で、最寄り駅は東海道線安倍川駅。
- ^ 丸子 名物茶屋
- ^ 土御門泰邦の『東行話説』には「芭蕉が梅若葉まりこの宿のとろゝ汁と言ひたるは今此旅の時節にかなひおもしろし名だかきとろゝ汁とはいかなるものぞと取寄せて見れば山薬は此山の名産と見えていかにも色白く青海苔も近浦よりかつぎ上げたりとおぼしくて色も香もうるはし梅若葉に並べたるも理り也只怨らくは味噌のあしきに鼻も開きがたく舌もちゞみてそゞろ音をはる咽の関も是はゆるさぬ斗也梅若葉いもが心を語らんも見初し旅のしるべすくなし」とある。
- ^ 公式サイトでは文禄5年ではなく、慶長元年を創業年としている。
- ^ 柴山信夫という人が築いた「丸子」 slow life 2021年10月4日閲覧
- ^ STORY#094日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅(文化庁日本遺産ポータルサイト)
鞠子宿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:25 UTC 版)
有名なものは旧東海道鞠子宿(現静岡県静岡市駿河区丸子)のもの。歌川広重の東海道五十三次・丸子にも、「名ぶつ とろろ汁」の看板を掲げた小さな茶店が描かれている。また十返舎一九の東海道中膝栗毛に鞠子の名物として描かれたことから名が広まった。もっとも弥次さん喜多さんは店主の夫婦喧嘩に巻き込まれ、結局口にすることはできなかった。 松尾芭蕉は「梅若菜丸子の宿のとろろ汁」の一句を残している。 現在、「元祖」を標榜する有名店では「とろろ汁」と称している。いまや観光バスが日に何台も乗り付ける大型店である。
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