チベットとは? わかりやすく解説

チベット【Tibet】

読み方:ちべっと

中国南西部自治区主都ラサヒマラヤ山脈の北、崑崙(こんろん)山脈の南にある高原地帯で、羊・ヤギ・ヤクなどの牧畜が盛ん。住民多くチベット族唐代最初統一王国成立吐蕃(とばん)と呼ばれたチベット仏教が行われ、17世紀半ばからダライ=ラマによる政教一致支配が行われた。18世紀に清の宗主権下に置かれ第二次大戦まで中国保護国。また英国支配受けた1951年中国解放軍入り1965年自治区成立

[補説] 「西蔵」とも書く。


チベット


チベット

チベット
Tibet
1840年アヘン戦争以来当時イギリスはたびたびチベットに侵攻する。1949年中国
人民解放軍勝利をおさめ、中華人民共和国建国される1951年中央政府とチベット
地方政府との間で和平への取り決め調印される1965年中国政府により
チベット自治区成立した
通貨単位15 Skar 1-1/2 Sho = 1 Tangka
10 Sho = 1 Srang
マップ
1 SHO (1918-1928)
7 1/2 SKAR (1918-1922)

チベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 05:41 UTC 版)

チベット英語:Tibet, チベット文字བོད་ワイリー方式bod, 発音 [pʰø̀ʔ], 簡体字: 藏区 , 拼音: Zàngqū)は、チベット高原を含む東経77から105度、北緯27から40度に至る地域を占め、南はヒマラヤ山脈、北は崑崙山脈、東は邛崍山脈に囲まれた地域、およびこの地域に成立した国家政権民族言語等に対して使用される呼称。チベット民族の祖国とされるこの地域は、1949年以来、中華人民共和国が実効支配しており、その主権と領有についてインドにあるチベット亡命政府と対立している。


注釈

  1. ^ 雍正のチベット分割を参照。
  2. ^ 中国では通常この範囲を「蔵区」、「蔵族地区」、「西蔵和其他蔵区」と呼ぶが、この範囲を単一の行政区画とするよう求めるチベット亡命政府やダライラマを批難、批判する場合には「大チベット区」という用語が用いられている。2-2節参照。[要文献特定詳細情報]
  3. ^ 1998年2月23日から27日にかけてマレーシアのクチンで開催された第4回会議。
  4. ^ 書類には輸送物が中国語で「川の沈泥」を意味する「ヘニ」と記載されていた。
  5. ^ 甘粛省投棄センターの容量は、当初、6万立方メートルだったが、20万立方メートルにまで拡張された。中国核国営公社のユー・ディリャンは甘粛省投棄センター建設費は100億元(12億5千万ドル)になると語っている。
  6. ^ ダプチ刑務所の北西3.5キロ、セラ僧院の西わずか1キロの位置にある[19]
  7. ^ 北緯37.26度 東経95.08度[20][21]
  8. ^ 北緯37.50度、東経95.18度[20]
  9. ^ ツァイダム南東217キロメートル、北緯36.6度、東経97.12度に位置する。
  10. ^ 2008年4月29日チベット亡命政府発表。死者数については、亡命政府の集計とともに、NGOのチベット人権民主化センターの発表(死者数114人)、中国国営メディア(死者数23人)、米政府系のラジオ・フリー・アジアの発表(死者数237人)などの5団体の内容を照合した[23]
  11. ^ en:Tom Lantos Human Rights Commission
  12. ^ 出演:ダドゥン、ジャンパ・ケルサン。公式サイト:映画『風の馬』
  13. ^ 原題は「Flucht über den Himalaya」(ドイツ語)、監督Maria Blumencron。

出典

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  2. ^ 圖博(西藏) |台灣人權促進會 2020年5月14日閲覧。
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  4. ^ a b 多田等観『多田等観:チベット大蔵経にかけた生涯』春秋社、2005年8月、pp.217-355(多田明子・山口瑞鳳、2005、pp.233)
  5. ^ 『はかりきれない世界の単位』株式会社創元社、2017年6月20日、72頁。 
  6. ^ 2012 年「西藏自治区統計年鑑
  7. ^ 朝日新聞2008年3月14日
  8. ^ フランソワーズ・ポマレ「チベット」創元社、2003年、103頁
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  10. ^ ウィーン宣言及び行動計画、第1部第11項
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  23. ^ 朝日新聞2008年4月29日、小暮哲夫「チベット騒乱「死者203人」 亡命政府が発表」
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  25. ^ 産経新聞 2009年1月19日
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  31. ^ 中国国営新華社通信。[要文献特定詳細情報]
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  59. ^ ““兵庫のチベット”三田はなぜ冷える? 県内最低値の日数は6割超(神戸新聞)”. 神戸新聞NEXT. (2019年2月13日). https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201902/0012060070.shtml 



チベット(作法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:30 UTC 版)

紅茶」の記事における「チベット(作法)」の解説

中国雲南省などで作られる磚茶たんちゃ茶葉蒸して固形化した黒茶一種)を煮出したものに、バター岩塩、プンドを、ドンモやチャイドンと呼ばれる筒形の容器入れ攪拌して作るバター茶とも呼ばれチベットで重要なビタミンC摂取源である。どちらかというと味はスープに近く主食ツァンパを練るのにも使う。モンゴルブータンネパールなどでも同様の習慣がある。

※この「チベット(作法)」の解説は、「紅茶」の解説の一部です。
「チベット(作法)」を含む「紅茶」の記事については、「紅茶」の概要を参照ください。

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チベット

出典:『Wiktionary』 (2021/03/02 07:37 UTC 版)

固有名詞

  1. (地理) チベット語チベット仏教定着している地域民族
  2. (政治) 上記のうち、中華人民共和国実効支配している地域チベット自治区)。

「チベット」の例文・使い方・用例・文例

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