穀類とは? わかりやすく解説

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こく‐るい【穀類】

読み方:こくるい

穀物のたぐい。穀物類。


穀類(こくるい)

植物の種実のうちデンプン富み食物として主食またはその代用位置にあるもの。わが国古来五穀称した穀類はコメ・ムギ・アワ・キビおよびマメ指し時にはヒエを含むこともある。本格焼酎原料としては主にコメ使われていたが、18世紀末には、代用として雑穀用いた焼酎鹿児島現れたことが『西遊記』せいゆうき)にみえる。現在焼酎原料にはほとんどすべての穀類が使用されており、主穀(コメ・ムギ)、雑穀(アワ・キビ・ヒエ・トウモロコシ・シバ・ダイズ・ソラマメ・ラッカセイなど)製の様々な製品がある。なお、これらの穀類を焼酎原料として用い場合には、精白破砕などの加工を伴うことが多い。

穀物

(穀類 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 03:23 UTC 版)

穀物(こくもつ、: cerealsあるいはgrain)は、植物から得られる食材の総称の一つで、澱粉質を主体とする種子食用とするもの。狭義にはイネ科作物の種子(トウモロコシなど)のみを指し、広義にはこれにマメ科作物の種子()や他科の作物の種子を含む[1][2]


注釈

  1. ^ 強勢雑草として忌み嫌われるものもあり、日本では、イネの水田におけるヒエはその例として知られる。

出典

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穀類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 07:30 UTC 版)

ダッシュダイエット」の記事における「穀類」の解説

全粒穀物という点が重要である。日本売られている全粒粉パンライ麦パンには、全粒の成分わずかに含まれるだけである。最低でも半分は必要である。加工食品原材料名は、多い順に書いてあるので、最初に小麦粉と書いてある「全粒粉パン」は、不適当である。

※この「穀類」の解説は、「ダッシュダイエット」の解説の一部です。
「穀類」を含む「ダッシュダイエット」の記事については、「ダッシュダイエット」の概要を参照ください。

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