環形動物とは? わかりやすく解説

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かんけい‐どうぶつ〔クワンケイ‐〕【環形動物】

読み方:かんけいどうぶつ

動物界一門体形はひも状で多数環節分かれる貧毛類ミミズ)・多毛類ゴカイ)・ヒル類などに分けられる環節動物。環


環形動物

同義/類義語:環形動物門
英訳・(英)同義/類義語:annelid, annelida

動物の分類上の門の一つヒルミミズなど。
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生物の名前総称など:  獣弓類  珠孔  球菌  環形動物  環状DNAウイルス  生殖室  生殖巣

環形動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 13:36 UTC 版)

環形動物(かんけいどうぶつ)とは、環形動物門学名: Annelida)に属する動物の総称である。多くが原則として体節制をもち、体は環状の柔らかい体節に分かれている蠕虫状の動物である。


注釈

  1. ^ 左上:ユムシ類の1種 Arhynchite hayaoi
    右上:シボグリヌム科の1種 Lamellibrachia luymesi
    左中:ゴカイ類の1種 Hesiocaeca methanicola
    中央:スイクチムシ類の1種 Notopharyngoides aruensis
    右中:ミミズ類の1種シマミミズ Eisenia fetida
    左下:ケヤリムシ類の1種 Sabellastarte spectabilis
    右下:ヒル類の1種 Haemadipsa zeylanica

出典

  1. ^ a b c d Weigert, Anne; Bleidorn, Christoph (2016). “Current status of annelid phylogeny”. Org Divers Evol 16: 345-362. doi:10.1007/s13127-016-0265-7. 
  2. ^ Struck, Torsten H.; Paul, Christiane; Hill, Natascha; Hartmann, Stefanie; Hösel, Christoph; Kube, Michael; Lieb, Bernhard; Meyer, Achim et al. (2011-03). “Phylogenomic analyses unravel annelid evolution” (英語). Nature 471 (7336): 95–98. doi:10.1038/nature09864. ISSN 1476-4687. https://www.nature.com/articles/nature09864. 
  3. ^ Weigert, Anne; Bleidorn, Christoph (2016-06). “Current status of annelid phylogeny” (英語). Organisms Diversity & Evolution 16 (2): 345–362. doi:10.1007/s13127-016-0265-7. ISSN 1439-6092. http://link.springer.com/10.1007/s13127-016-0265-7. 
  4. ^ a b c d e f g h i j k 日本動物学会 2018 pp.70-71
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 三浦・白山 2000, pp.203-211
  6. ^ a b c d e f g 藤田 2010, p.142-148
  7. ^ a b c d e f g 三浦・白山 2000, pp.199-202
  8. ^ a b c d 西川 2000-23, pp.196-198
  9. ^ a b c d e 西川 2000-22, pp.193-195
  10. ^ 和名は『岩波生物学辞典 第5版』(2013), pp.1584-1586に基づく
  11. ^ Andrade, Sónia C.S.; Novo, Marta; Kawauchi, Gisele Y.; Worsaae, Katrine; Pleijel, Fredrik; Giribet, Gonzalo; Rouse, Greg W. (2015-11). “Articulating “Archiannelids”: Phylogenomics and Annelid Relationships, with Emphasis on Meiofaunal Taxa” (英語). Molecular Biology and Evolution 32 (11): 2860–2875. doi:10.1093/molbev/msv157. ISSN 0737-4038. https://academic.oup.com/mbe/article-lookup/doi/10.1093/molbev/msv157. 
  12. ^ Struck, Torsten Hugo; Golombek, Anja; Weigert, Anne; Franke, Franziska Anni; Westheide, Wilfried; Purschke, Günter; Bleidorn, Christoph; Halanych, Kenneth Michael (2015-08). “The Evolution of Annelids Reveals Two Adaptive Routes to the Interstitial Realm” (英語). Current Biology 25 (15): 1993–1999. doi:10.1016/j.cub.2015.06.007. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0960982215006727. 


「環形動物」の続きの解説一覧

環形動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/28 01:29 UTC 版)

「巣」の記事における「環形動物」の解説

ゴカイミミズなどは巣穴作る。これらは、単に穴を掘り進んでゆくだけと思われがちだが、必ずしもそうではなく固定した巣穴を持つものがかなりある。ゴカイ仲間には、カンザシゴカイケヤリムシなど、自分の体から出した分泌物による巣穴持ち、その入り口から触手を伸ばしてデトリタスなどを食べるものもある。

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環形動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:08 UTC 版)

吸血動物」の記事における「環形動物」の解説

ヒル 池沼森林・海などの水辺生活する雌雄同体で、多くのものは軟体動物ミミズなど他の小動物捕食するが、一部魚類両生類哺乳類といった脊椎動物から吸血するものが知られている。傷口から無理に引きはがすと、組織皮膚残り、かゆみが残ったりする。ヤマビルシカイノシシノウサギなどを吸血することが明らかになっているが、それらの動物から人に感染するいわゆる動物由来感染症リスク事例報告されていない

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環形動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 20:05 UTC 版)

はしご形神経系」の記事における「環形動物」の解説

体節制がもっともはっきり見られるのは環形動物においてである。はしご形神経系についても一応はそうであるが、かなりの変形見られる多毛類場合主要な神経腹面一対腸管の下の体壁内側前後に走る腹神経索がある。その前端では口前葉に脳があり、その側面後方から消化管の下をくぐるように腹面咽頭神経連鎖が続く。ここから体の後方腹神経索伸び体節ごとに神経節があって、左右のそれを繋ぐ神経連絡見られる。ただし、この腹神経索体の中央よりに縦走しており、互いに癒合している例が多い。したがって実際にはしご形見えるような構造見られないことも多い。 各体節神経節からは、体の外側神経伸びその先疣足神経節というのがある。群によってはこれにも縦の連絡があり、こちらもはしご状になる。 ミミズ類、ヒル類でも基本的にはしご形であるが、腹神経索きわめて密接に並んでおり、往々にして共通の鞘に収まっているので、見かけ上は1本に見える。 ユムシ類は環形動物に関わりが深いとされるが、神経系胴部には腹神経索一本だけとなっている。ただしその内部では神経細胞の束は二つ分かれており、また、幼生ではこれが一対神経索数珠状に神経節配置した姿で見られる

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環形動物

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 07:56 UTC 版)

名詞

   かんけいどうぶつ

  1. 蚯蚓みみず沙蚕ごかいひるなどの総称細長く左右対称で、環状構造となっている。

発音(?)

か↗んけーど↘ーぶつ

翻訳


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