神経とは? わかりやすく解説

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しん‐けい【神経】

読み方:しんけい

《(オランダ)zenuwの訳語で、杉田玄白ほか訳「解体新書」に現れる語。神気経脈の意》

からだの機能統率し刺激伝え組織中枢神経脳・脊髄)と末梢神経脳神経脊髄神経自律神経)に大別される神経系構成する神経細胞ニューロン)は、1個の細胞体とそこから伸びる多数突起から成り、最も長い突起軸索神経線維)と呼ばれるまた、末梢神経系みられる神経線維の束を神経という場合もある。

物事感じ、それに反応する心の働きまた、特に過敏な心の働き感受性。「—が細い」「—が高ぶる」「—をすり減らす」「無—」

「神経」に似た言葉

神経

同義/類義語:神経系
英訳・(英)同義/類義語:nerve

動物感覚運動自立性制御を行うために発達した外胚葉由来組織。脳、脊髄などの中枢神経末梢神経まとめて神経系構成され生物進化段階に応じて複雑さ異なっている。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  石果  硬骨  硬骨組織  神経  神経冠  神経叢  神経堤

神経

【仮名】しんけい
原文nerve

体と脳との伝令メッセージ)を送信・受信する線維の束。そのメッセージは、神経を構成する細胞の中での化学的および電気的な変化により送られる

神経(歯の神経)

歯髄(しずい)と呼ばれ痛み感じ感覚受容器や細い血管リンパ管などが集まっている組織のこと。歯に酸素栄養運んだり、排泄物取り除いたりする。

神経、神経系

【英】Neuro-( Neur-)
読み方しんけいしんけいけい

神経、神経系との関係を表す接頭語

神経

作者織田作之助

収載図書戦後短篇小説再発見 6 変貌する都市
出版社講談社
刊行年月2001.11
シリーズ名講談社文芸文庫


神経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 14:18 UTC 版)

神経(しんけい、: nerve)は、動物に見られる組織情報伝達の役割を担う。
日本語の「神経」は、杉田玄白らが解体新書を訳す際、を合わせた造語をあてたことが由来。これは現在の漢字圏でもそのまま使われている。なので、解体新書が刊行された1774年安永3年)以前にない言葉である[1]


  1. ^ 福武敏夫 (2018年8月6日). “脳と神経”. www.igaku-shoin.co.jp. 医学界新聞. 医学書院. 2021年7月3日閲覧。
  2. ^ 「人間のための一般生物学」p63 武村政春 裳華房 2010年3月10日第3版第1刷
  3. ^ 「人間のための一般生物学」p61 武村政春 裳華房 2010年3月10日第3版第1刷
  4. ^ 「科学は歴史をどう変えてきたか その力・証拠・情熱」p266-267 マイケル・モーズリー&ジョン・リンチ著 久芳清彦訳 東京書籍 2011年8月22日第1刷
  5. ^ 「科学は歴史をどう変えてきたか その力・証拠・情熱」p267 マイケル・モーズリー&ジョン・リンチ著 久芳清彦訳 東京書籍 2011年8月22日第1刷
  6. ^ 「知の最先端」p28 VALIS DEUX編著 日本実業出版社 1998年2月28日初版発行


「神経」の続きの解説一覧

神経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:58 UTC 版)

関節リウマチ」の記事における「神経」の解説

関節リウマチに伴い血管炎生ずればそれに伴い多発単神経炎が起こることがある

※この「神経」の解説は、「関節リウマチ」の解説の一部です。
「神経」を含む「関節リウマチ」の記事については、「関節リウマチ」の概要を参照ください。


神経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 13:41 UTC 版)

延髄」の記事における「神経」の解説

延髄から出る脳神経外転神経顔面神経内耳神経舌咽神経迷走神経副神経舌下神経である。前面延髄前面境目から出ているのが、内側から順に外転神経顔面神経内耳神経である。延髄外側面からは、上方舌咽神経の、下方副神経の細い根が無数に出ている。副神経の根よりもさらに下方からは副神経の根が出ていて、脊髄から出る根と合流して1本にまとまる。前外側溝からは舌下神経の根が出ている。舌下神経の根より下方からも、脊髄神経の根が出ている。 延髄の深い部分には疑網様体があるほか、後索中継され線維からなる内側毛帯が通っている。内側毛帯は通過して間脳視床向かい触覚などを伝える。

※この「神経」の解説は、「延髄」の解説の一部です。
「神経」を含む「延髄」の記事については、「延髄」の概要を参照ください。

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神経

出典:『Wiktionary』 (2021/07/29 09:58 UTC 版)

名詞

  (しんけい)

  1. 生体における運動知覚などの情報伝達を担う組織
  2. 外界物事鋭敏感じ取りそれらに反応する心の働き
  3. 細心注意心配り配慮
  4. 古風)気のやまい。

関連語

語義1
語義2
語義2

翻訳


「神経」の例文・使い方・用例・文例

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