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和製漢語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/03 19:28 UTC 版)

和製漢語(わせいかんご)は、日本日本人によりつくられた漢語。古典中国語・近代北方中国語の語彙・語法・文法を基盤として参照しつつ、ときに日本語の語彙・語法・文法の影響(和臭)を交えて造語された。古くから例があるが、特に幕末以降、西欧由来の新概念などを表すために翻訳借用として盛んに造られるようになった。日本製漢語ともいう。

「和製漢語」の意味する範囲は論者によって様々であり、統一見解はない[1]。 「共和[2]のように、古典中国語に用例があり、日本人が意味を拡張しただけの場合も和製漢語に含めることがある[3]が、たとえ純漢語であっても日本で何らかの意味変化をしているため、意味の拡張だけで和製漢語に認定することには慎重な立場もある[1]


  1. ^ a b 陳2001。
  2. ^ 「共和」は、『史記』周本紀および古本『竹書紀年』で、西周時代に王が一時的に追放された期間、諸侯貴族の合議制による政治運営が行われた政治体制のことを指して使われている。日本の漢学者大槻磐渓箕作省吾はこれを、同様に世襲君主がなく貴族や議員の合議制で政治を運営するという点で共通する、欧州のrespublicaの意味も含めるよう、自然な意味の拡張を行ったので、意味の拡張を日本人が行ったという意味での和製漢語である。現代では、地域時代を問わず、世襲君主のいない政治体制を指して使われる。
  3. ^ 例えば金田一春彦『日本語 新版(上)』岩波書店、195頁。
  4. ^ 宮島達夫「現代語いの形成」『国立国語研究所論集3 ことばの研究』秀英出版、1967年
  5. ^ 「株式会社」という和製漢語は中国では広まらず、華製新漢語である「有限公司」が広まった(なお「株式」は華製新漢語では「股票」という)。また梁啓超は"economy"を「資生」と翻訳したが、和製漢語「経済」のほうが中国で広まった例がある。
  6. ^ 【噴水台】造語後進国中央日報、2001年7月5日
  7. ^ 陳、22頁。
  8. ^ 山口仲美 『日本語の歴史』 岩波書店岩波新書〉(原著2006年5月19日)、初版、p. 217-218。ISBN 4004310180。2009年4月29日閲覧。
  9. ^ 中国語の中の日本語(Chinese Borrowings from the Japanese Language) - 陳生保(Chen Sheng Bao)上海外国語大学教授
  10. ^ 少一些净化、纯洁,多一些丰富、包容——从汉语外来语说起 - 高宁(浙江省杭州第四中学副校長)、2005年9月25日


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