胞子嚢とは? わかりやすく解説

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ほうし‐のう〔ハウシナウ〕【胞子×嚢】

読み方:ほうしのう

胞子内部生じる袋状の生殖器官成熟する破れて胞子散布するシダ植物の裏面やコケ植物の蒴(さく)にみられる


胞子嚢

英訳・(英)同義/類義語:sporangia

菌類などで、胞子生じる袋状の生殖器官

胞子のう

同義/類義語:胞子嚢
英訳・(英)同義/類義語:Sporangium

植物菌類で、胞子形成が行われる袋状の器官
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個体の器官や組織など:  胚珠  胚盤胞腔  胚軸  胞子のう  胞子体  胞胚  胞胚腔

胞子嚢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 17:35 UTC 版)

胞子嚢(ほうしのう、英語:sporangium)とは、胞子をその中に形成する袋状の構造である。シダ類コケ類菌類などの隠花植物の様々な生物群に見られる。それぞれに胞子の性質が異なるため、構造や性質は分類群によって大きく異なる。それぞれの胞子に特定の名を持つ場合、胞子嚢もその名を冠した名が付く(例;接合胞子→接合胞子嚢)。なお、胞子が鞭毛を持って運動する場合、これを遊走子と呼ぶが、それを形成する胞子嚢は遊走子嚢と呼ばれる。




「胞子嚢」の続きの解説一覧

胞子嚢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 03:33 UTC 版)

ヒカゲノカズラ科」の記事における「胞子嚢」の解説

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「胞子嚢」を含む「ヒカゲノカズラ科」の記事については、「ヒカゲノカズラ科」の概要を参照ください。


胞子嚢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:44 UTC 版)

ハナヤスリ科」の記事における「胞子嚢」の解説

胞子嚢は真嚢性で包膜欠き大型球形である。胞子葉面を持たず胞子嚢が軸上に並び胞子嚢群形成しない。ナガホノナツノハナワラビのような原始的な体制を持つものでは葉軸分枝し、その各先端に胞子嚢が1つずつ付く。その他の種では特殊化し葉軸組織退化する傾向にあり、葉軸側生しているように見える。 胞子嚢壁は2細胞からなるまた、胞子嚢は胞子嚢壁が薄くなった裂開線に沿って裂開し環帯を欠く。ナガホノナツノハナワラビは原始的な形態で、胞子嚢の頂端から向軸側基部まで縦裂開をするのに対しミヤコジマハナワラビその他のハナワラビ類は胞子嚢の背軸側中央部当りから向軸側基部にかけて見かけ上横裂開末端裂開)を行う。同型胞子性。1胞子嚢当り胞子数は1000個以上と非常に多い胞子球状四面体型をしており、三溝粒

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胞子嚢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:47 UTC 版)

小葉植物」の記事における「胞子嚢」の解説

他の二又分枝を行うデボン紀テローム植物では、胞子嚢は紡錘形放射相称であり、頂生していたが、ゾステロフィルム類では胞子嚢は腎臓形背腹性があり、横裂開をして側生していた。現生ヒカゲノカズラ目およびミズニラ目では向軸側に、現生イワヒバ目では葉腋よりの部分から胞子嚢形成が起こる。 ヒカゲノカズラ目では、表皮細胞が胞子嚢始原細胞となり、並層分裂して初発壁細胞初発胞子形成細胞となる。初発壁細胞は並層分裂し最内層がタペート細胞外側は胞子嚢壁となる。初発胞子形成細胞は並層分裂して胞子母細胞となり、減数分裂して胞子となる。イワヒバ目では初発胞子形成細胞の最外層細胞がタペート細胞となる。

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胞子嚢

出典:『Wiktionary』 (2016/04/03 01:56 UTC 版)

名詞

胞子 ほうしのう

  1. 植物の、胞子入っている器官

関連語


「胞子嚢」の例文・使い方・用例・文例

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