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老海鼠
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ホヤ
英訳・(英)同義/類義語:ascidian, sea squirt, Urochordata
動物の分類で、脊索動物門尾索類に属する一群。幼生はオタマジャクシ型をしており、脊索を持って自由遊泳するが、成体は多くの種類で固着生活をする。ユウレイボヤのゲノム配列が決定されている。
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ホヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/03 14:14 UTC 版)
| ホヤ綱 | ||||||||||||
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群体ボヤの一種 Symplegma rubra
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| 分類 | ||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||
| Ascidiacea Nielsen, 1995 | ||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||
| ascidian, sea squirt | ||||||||||||
| 目 | ||||||||||||
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ホヤ(海鞘、老海鼠)は脊索動物門 尾索動物亜門 ホヤ綱 に属する海産動物の総称。
目次 |
概要
餌を含む海水の入り口である入水孔と出口である出水孔を持ち、体は被嚢(ひのう)と呼ばれる組織で覆われている。
成長過程で変態する動物として知られ、幼生はオタマジャクシ様の形態を示し遊泳する。幼生は眼点、平衡器、背側神経、筋肉、脊索などの組織をもつ。
成体は海底の岩などに固着し、植物の一種とさえ誤認されるような外観を持つ。成体は、脊索動物の特徴である内柱や鰓裂をはじめ、心臓、生殖器官、神経節、消化器官などをもつ。脊椎動物に近縁であり、生物学の研究材料として有用。血液(血球中)にバナジウムを高濃度に含む種類がある(Michibata et. al., 1991など)。体内でセルロースを生成することのできる、現在確認されている唯一の動物であり、これは遺伝子の水平伝播を示唆していると考えられている。
生活様式は、群体で生活するものと単体で生活するものがある。単体ホヤは有性生殖を行い、群体ホヤは有性生殖、無性生殖の両方を行う。世界中の海に生息し、生息域は潮下帯から深海まで様々。多くのホヤは植物プランクトンやデトリタスを餌としている。
漢字による表記では、古くには「老海鼠」、「富也」、「保夜」などの表記も見られる。ホヤの名は、「ランプシェードに当たる火屋(ほや)にかたちが似ている」から、または「ヤドリギ(ほや)にそのかたちが似ている」から。またマボヤはその形状から「海のパイナップル」と呼ばれることもある。
食材としてのホヤ
ホヤは日本、韓国、フランスやチリなどで食材として用いられている。
日本では主にマボヤ科のマボヤ(Halocynthia roretzi)とアカボヤ(H. aurantium)が食用にされている。古くからホヤの食用が広く行われ多く流通するのは主に東北地方沿岸部であり、水揚げ量の多い石巻漁港がある宮城県では酒の肴として一般的である。また北海道でも一般的に食用の流通がある。多いのはマボヤであり、アカボヤの食用流通は北海道などであるが少ない。東京圏で食用が広まり多く流通するようになったのは近年[いつ?]である。中部地方以西・西日本各地では、今[いつ?]なおごく少ない。
食用に供される種であるマボヤは、日本では太平洋側は牡鹿半島、日本海側は男鹿半島以北の近海産が知られる。天然物と養殖により供給されている。金属臭ないしガソリン臭のような独特の臭いがあり、好き嫌いが分かれる。この臭いは鮮度が落ちると特に強くなる。鮮度の管理が難しい。
独特の風味が酒の肴として好まれ、刺身、酢の物、焼き物、フライとして調理され、塩辛、干物に加工される。また、このわたと共に塩辛にしたものを莫久来(ばくらい)という。
ホヤの調理
- 頭部の2つの突起(入水口と出水口)を切り落とす。
- 切り落とした部分から殻に包丁を入れて切り開く。
- 殻を開いて、指でオレンジ色の身を取り出す。
- 身を裏返し、黒い内臓を取り除く。
- 袋状になっている腸に包丁を入れて開き、内容物を水で洗い流す。
- 身全体を水できれいに洗い、食べやすいサイズに切る。
※生食の場合、好みにより内臓を取り除かずに食したり、調味料として三杯酢、醤油の他、殻の中の液を用いることもある。
初期発生
ホヤの卵は「モザイク卵」として知られている。つまり、初期発生中の割球を解離したり破壊すると、決まった運命の組織にしか分化しない(Conklin;1905など)。加えて受精後すぐの卵に明確な境界がみられ、それぞれの領域が将来の各組織に受け継がれることから、母性細胞分化決定因子の存在が示唆されてきた。筋肉細胞分化決定因子について、細胞質移植実験などにより、特にその存在が研究され(Deno and Satoh; 1984, Marikawa et. al., 1995)、2001年にNishida and Sawadaによりマボヤからmacho-1が同定された。 ただし、筋肉や表皮などは、自立分化能を持つが、脊索は誘導を必要とすることが示されている(Nishida;2005など)。発生中の各割球が将来どの組織に分化するかを示した「細胞系譜」は、マボヤではNishidaらによって詳細に示されている(Nishida;1987など)。
- 1 ホヤの概要
- 2 モデル生物としてのホヤ
- 3 外部リンク
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