和名
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和名(わめい)は、生物の種、鉱物、現象などにつけられた日本語での名前。特に、学名と対応させた標準和名のことをさす場合がある。
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- ^ 千石正一「和名は日本のことば」『爬虫両棲類学会報』2002巻 2号、日本爬虫両棲類学会、2002年、93-97頁。
標準和名
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和名はかなりの揺れがあり、後述の他種を合わせてサソリモドキが長らく使われてはいたものの、確定的ではなかった。古くは内田他(1952)では標準名を「しりをむし」として別名扱いで「さそりもどき、むちさそり」を挙げている。この書の後継となる岡田他(1967)では「むちさそり」を標準和名とし、これ以外の名を挙げていない。そのまた後継に当たる内田他(1979)でもこれが継承されている。しかし前後するが岡田他(1957)では和名を「さそりもどき」としている。 他方で東亜クモ学会(当時)の学会誌に投稿された論文(例えば江崎(1940)や佐藤(1941))では当たり前のようにサソリモドキが用いられている。佐藤(1941)では さらにサソリグモという異名を挙げ、これとムチサソリに関してはこの群の英名である scorpion spider、whip-scorpion の直訳によるものだろうとしており、シリヲムシについてはこれ『を用ふる人もいるが』と、あまりまっとうな用い方でないような物言いである。
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