母系とは? わかりやすく解説

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ぼ‐けい【母系】

読み方:ぼけい

母方血筋たどった系統また、その系統属すること。⇔父系

家系母方系統相続されること。「—家族」⇔父系


母系

人口学文献によれば世代 1という用語は厳密な意味で使われ一般に暦年で測られたある特定の期間に生まれた人達を指す。コウホート 2訳注)とは、特定の期間に出生とか結婚のようなある特定の人口上の出来事経験した人々グループをいう。たとえば、出生コウホートは、前述116-1の意味世代同意語になるし、結婚コウホートとは、ある特定の間中結婚した人々グループをいう。人口学においては系譜学同様に世代 3とは、前述の116-1の概念使われ先行世代からみて彼等の子孫を意味することもある。すなわち、移民の子供達はしばし二世呼ばれる男女いずれかに限ってその子孫血統問題とする場合がある。たとえば男系 4、あるいは父系 4といい、男系息子、あるいは父方息子という使い方をする。女系 5あるいは母系 5場合は、女系の娘あるいは母系の娘というように用いる。このような男系女系区別は普通世代長さあるいは隣接した平均世代間隔計算する際に用いられる。(713-1参照)。


母系制

(母系 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 15:09 UTC 版)

母系制(ぼけいせい、ドイツ語:Matrilinearität : matriliny)とは、動物において、母方の血筋によって家族や血縁集団を組織する社会制度である[1]シャチ等に見られる[1]。対義語には父系制がある。類似する言葉に母権制(ぼけんせい、: matriarchy)がある。


  1. ^ a b 한겨레. “追撃し、嚙みちぎり、溺れさせ…シャチのシロナガスクジラ狩りを初確認”. japan.hani.co.kr. 2022年6月26日閲覧。
  2. ^ 古庄ゆき子「高群逸枝覚え書(一) : その母系制研究を中心として」『別府大学国語国文学』第12号、別府大学国語国文学会、1970年11月、32-44頁、NAID 120002445701 
  3. ^ 高群逸枝『大日本女性史 第1巻 - 母系制の研究』
  4. ^ エマニュエル・トッド 家族システムの起源 上 pp.196-198, 下 pp.467-468, pp.504-510, 藤原書店, 2016, ISBN 978-4865780727
  5. ^ 江守五夫『母権と父権』弘文堂〈弘文堂選書〉、1973年、149-151頁。 
  6. ^ デイヴィッド・スタサヴェージ 著、立木勝 訳『民主主義の人類史――何が独裁と民主を分けるのか?』みすず書房、2023年(原著2020年)、48頁。 
  7. ^ 金 2011, pp. 96, 170.
  8. ^ 金 2011, p. 25.
  9. ^ 曹惠虹 著、秋山勝 訳『女たちの王国――「結婚のない母系社会」中国秘境のモソ人と暮らす』草思社、2017年(原著2017年)、83頁。 
  10. ^ a b Subir Bhaumik (2013年10月16日). “Meghalaya: Where women call the shots”. Al Jazzera. https://www.aljazeera.com/news/2013/10/16/meghalaya-where-women-call-the-shots 2023年11月27日閲覧。 
  11. ^ Sadiq Bhanbhro (2017年1月13日). “Indonesia’s Minangkabau culture promotes empowered Muslim women”. The Conversation. 2023年11月28日閲覧。
  12. ^ Emmanuel, Olu (2022年1月30日). “Bijagos of Guinea-Bissau : Meet the African tribe where women rule and choose their own husbands”. National Daily Newspaper. https://nationaldailyng.com/bijagos-of-guinea-bissau-meet-the-african-tribe-where-women-rule-and-choose-their-own-husbands/ 2023年9月28日閲覧。 


「母系制」の続きの解説一覧

母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:02 UTC 版)

大和民族」の記事における「母系」の解説

ミトコンドリアDNAハプログループ(母系)の研究によると、縄文人渡来人どちらも東アジア類似したDNA多く分布しており、この研究では縄文人南方系・渡来人北方系とする埴原和郎二重構造説疑問視されている。 また、一方で日本人北海道から沖縄県に至るまで遺伝学的に大差はなく、周辺中国人朝鮮人より均一性の高い民族であるという研究結果もある。根井正利は、「現代人起源に関するシンポジウム1993年京都)にて、日本人北海道から沖縄県まで)は約3万年前から北東アジアから渡来し弥生時代以降渡来人現代日本人の遺伝子プールにはほんのわずかな影響し与えていない、という研究結果出している。 2009年平成21年12月10日日本を含むアジア10ヵ国の研究者によって行われたゲノム詳細解析国際共同研究結果サイエンス発表された。数万年前まで遡ると、日本人を含む東アジア集団起源東南アジアにあると推定されるという結果であった。 さらに、2010年まで沖縄県石垣島白保竿根田原洞穴遺跡から発掘された、旧石器時代人骨を、2013年国立科学博物館分析した結果国内最古人骨(約2-1万年前)とされた4点のうち2点ハプログループM7aであることが明らかとなった。現在では、縄文人の母系のDNAとしては、ハプログループF、B、M7aなどの型があったことが知られている。 その他、大和民族によくみられるタイプとして、ハプログループD (mtDNA)ハプログループA (mtDNA)ハプログループC (mtDNA)ハプログループN9 (mtDNA)挙げられる

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母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 10:05 UTC 版)

オパールオーキツト」の記事における「母系」の解説

オパールオーキットの母系はオーストラリア優秀な系統で、当時水準照らして「相当な良血統」である。 母系は3号族呼ばれる系統属している。この分類はそもそもオーストラリアブルース・ロウBruce Lowe)が考案したもので、現存競走馬の母系を先祖遡って分類し優秀な順に番号振ったのである。つまり3号族サラブレッドの母系に着目した場合3番目に優秀な系統ということになる。さらに3号族優れた競走馬を出す「競走族」であると同時に優れた種牡馬を出す「種牡馬族」にも属している。 オパールオーキットから8代遡ったハリケーンHurricane)という牝馬は第6代ファルマス伯爵の持馬で、1862年1000ギニー優勝したファルマス伯爵は自らサラブレッド生産しており、1874年にはハリケーンの子アトランティックAtlantic)で2000ギニー勝った。このアトランティックの全姉であるアトランティスAtlantis)もファルマス伯爵生産しファルマス伯爵所有馬としていくつかのステークス勝ったアトランティスニュージーランドに繁殖牝馬として売却され現地子孫繁栄することになったアトランティスの子はいくつかの系統分かれたが、オパールオーキット属するのはシビル(Sybil)の系統である。シビル1歳上の全兄レオランティス(Leolantis)はオークランドのギニーズレースの勝馬である。シビルの子ミスグラディス(Miss Gladys)は3頭の活躍馬を出した。グラッドサム(Gladsome)はニュージーランドARCダービーCJCオークスなど27勝をあげた。このグラッドサムがオパールオーキット4代前の母である。グラッドサムの1歳下の全弟グラッドストーンGladstone)もARCダービー勝っている。さらに1歳下の半弟アポローグ(Apologue)はオーストラリアメルボルンカップ勝ったシビル系統以外でも、この系統からはオーストラリアニュージーランドたくさんの重賞勝馬出している。 グラッドサムの孫グラディオリ(Gladioli)はオーストラリア生産され牝馬で、グラディオリの子フーアHua)はVRCダービー、ヴィクトリア・セントレジャー、サイヤーズプロデュースステークスに勝った。このフーアの妹が、オパールオーキットの母ブロンズオーキッド(Bronze Orchid)である。

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母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 16:43 UTC 版)

スエヒロジョウオー」の記事における「母系」の解説

祖母サリュウエイションの半弟ロッコーイチは、小倉記念北九州記念小倉大賞典勝ち馬

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母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 22:57 UTC 版)

サクラチヨノオー」の記事における「母系」の解説

サクラプレジデントの母、セダンフォーエバーはサクラチヨノオーの全妹である。

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母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 23:47 UTC 版)

レッツゴードンキ」の記事における「母系」の解説

レッツゴードンキの母系の4代前が社台グループアメリカからの輸入した*レディフランダースで、1989年から1990年頃中距離活躍したレディゴシップ(1989年クイーンステークス2着)や2009年エリザベス女王杯優勝クィーンスプマンテ本馬4代母の孫)が同族である。この系統ノーザンテーストリアルシャダイジェイドロバリー、と代々わたって社台グループ看板種牡馬配合され生まれたエリットビーナス(レッツゴードンキ祖母)が1歳のときに1997年セリ市で745万円売られ繁殖入りしたあとにマーベラスサンデー配合されて、マルトク(レッツゴードンキの母)が誕生した。 マルトクは2003年から2007年まで中央競馬所属し、すべてダート1000メートルから1400メートル走り、5勝をあげた。重賞出走歴はないが、準オープンクラスで入着したことがある。5代以内には、累代社台グループ種牡馬経由ヘイルトゥリーズン4×5)、ノーザンダンサー4×5×5)、ネイティヴダンサー(5×5×5)という近親交配がある。レッツゴードンキその4番仔で、2016年6月時点兄・姉中央競馬での勝鞍があるものはないが、半兄のマルトクスパートは東海地区重賞東海桜花賞など地方競馬16勝をあげている。

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母系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 16:58 UTC 版)

イボア」の記事における「母系」の解説

イボア母の父であるロードガフ(Lord Gough)は、ハクラーやイボアと同じジェイムズ・デイリーの所有で、もっぱら障害用にスタミナ伝え種牡馬だった。 ララルークLalla Rookh)はイボアの全姉で、ハクラーの代表産駒でもある。ララルーク典型的な早熟スプリンターで、2歳時1906年)にアイルランドでフィーニクスプレートをはじめ5ハロン(約1000メートル)の重賞を勝ちまくり、この年アイルランド獲得賞金1位に輝いたララルーク繁殖牝馬として快速牝馬アインハリ(Ayn Hali)を産んだ。このアインハリの産駒快速種牡馬サーコスモ(Sir Cosmo)がおり、パノラマPanorama)やラウンドテーブルRound Table)の祖先となったララルークイボアの半兄になるサッコール(Succour)は長く走った中級のハンデキャップホースで、チェスターフィールドカップやチャレンジステークス勝ったほか、当時主要なハンデ戦であるケンブリッジシャーハンデ、シティアンドサバーバンハンデ、グレートジュビリーハンデやデュークオブヨークステークスで3着になっている

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