渡来人とは? わかりやすく解説

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とらい‐じん【渡来人】

読み方:とらいじん

外国から渡来した人。特に古代、4〜7世紀ごろに朝鮮中国から日本移住してきた人々をいう。武具製作・機織り農業などの先進技術をもって大和政権軍事政治面重要な位置占め文化の発展にも大きく寄与した


渡来人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/17 23:13 UTC 版)

渡来人(とらいじん)とは、古代に中国や朝鮮半島から日本に渡来した人々およびその子孫のこと[1]。縄文時代ないし弥生時代にすでに日本へ渡来した人々がいたことが窺われ、また平安時代以降も日本に渡って来た人々はいたが、歴史上特に重要な意味をもつのは4世紀末から7世紀後半に移住した渡来人である[2]


注釈

  1. ^ 日経サイエンス8月号 「特集ヤポネシア 47都道府県人のゲノムが明かす 日本人の起源」 ではこの意味で「渡来人」の語が用いられている。
  2. ^ 5世紀後半~6世紀に朝鮮半島から移住した技術をもった人々を『日本書紀』では「古渡才伎(こわたりのてひと)」に対して「今来才伎(いまきのてひと)」と呼んでいる。『日本書紀』「雄略紀」によれば今来才伎は百済から派遣人々である(雄略天皇七年「集聚百済所貢今来才伎於大嶋中」)。

出典

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「渡来人」[1]
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「渡来人」[2]
  3. ^ 横田健一「白鳳天平芸術精神史研究序説 : 群像形式と憂欝性の表現を中心として」『関西大学東西学術研究所紀要』第6巻、関西大学東西学術研究所、1973年3月、41-57頁、ISSN 02878151NAID 120006494410 
  4. ^ 州浜昌利「秦氏の性格について」『法政史学= 法政史学』第11号、法政大学史学会、1958年11月、103-108頁、doi:10.15002/00011858ISSN 0386-8893NAID 120005626029 
  5. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「渡来人」[3]
  6. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「渡来人」[4]
  7. ^ 平野邦雄『帰化人と古代国家』(吉川弘文館 2007年)pp.1-10
  8. ^ a b 平野邦雄『帰化人と古代国家』(吉川弘文館 2007年) p.2


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