貯蔵とは? わかりやすく解説

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ちょ‐ぞう〔‐ザウ〕【貯蔵】

読み方:ちょぞう

[名](スル)

物を蓄えておくこと。ためておくこと。「食糧を—する」「—庫」「冷凍—」

財貨生産営利のために用いないで、ただたくわえておくこと。退蔵

「貯蔵」に似た言葉

貯蔵(ちょぞう)

蒸留後の原酒熟成させ香味調和をはかるとともに出荷のため貯えておくこと。または原料をその最適条件下に置き保存すること。焼酎暑い夏場を避け、秋から冬の寒い時期製造されてきた。幕末の察摩の奇書大石兵六夢物語』に「時は募春(ぼしゅん)、焼酎も今が飲み頃」とみえるが、寒冷な冬を経て製造から数か月たったものがうまいこと当時の人も知っていた。また沖縄古酒(くーす)のように何十年もかめで貯蔵するものもある。最近は冷却設備普及し、暑い時期でも焼酎製造可能になってきたが、壺埋(つぼい)けなどで一時的に貯蔵するだけで、原料長期保存ができず収穫時期限られているイモ焼酎は現在もなお冬短期間製造しぼられている。製品出荷一年通じて行われるので、販売量の割に大きな貯蔵能力が必要となる。

備蓄

(貯蔵 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 09:35 UTC 版)

備蓄(びちく、: acervum: stockréserve: storestockpile)とは、将来の需給の逼迫に備えて物資資源や食料)を蓄えること。大和言葉で「たくわえ」とも。


注釈

  1. ^ 災害などが発生した後も、住民のことを考えてあえて店を営業し、各店舗が住民に品物を提供することが行われることがある。基本的には普段どおりの価格で販売されるが、現金を失ってしまった住民や財布も持たずに避難した住民などに向けて、良心的な商店主などによって利益度外視、大赤字承知で商品を無料で提供するなどということが行われることがある。このような良心的なことが行われた場合、災害からの復旧後、地域の住民が「返し」でその店で優先的に購入してくれ、とても繁盛するということも起きている。反対に、店主などが強欲な心に駆られて眼先の利益重視で、災害時に商品の値段を意図的に悪質な価格まで釣りあげたり、あるいは商品を売ることを拒んだりした場合は、平時に戻った時に、その強欲ぶりが後々まで人々の間で語り継がれ、人々が怒り、嫌い、店に寄りつかなくなり、やがて店舗が「潰れる」(倒産する)といったこともしばしば起きている。

出典

  1. ^ 王楽平「中国の食糧備蓄システムについて」『明治大学教養論集』第344巻、明治大学教養論集刊行会、2001年3月、75-109頁、ISSN 03896005NAID 40003633821 
  2. ^ 11月19日は「備蓄の日」自宅避難生活に備えを産経新聞』朝刊2018年11月14日(東京面)2018年12月16日閲覧。
  3. ^ 樋口修「スイスの「経済に関する国の供給政策」と農政改革:備蓄政策を中心として」『レファレンス』第58巻第2号、国立国会図書館調査及び立法考査局、2008年2月、53-74頁、doi:10.11501/999685ISSN 00342912NAID 40015864800NDLJP:999685 


「備蓄」の続きの解説一覧

貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/15 15:39 UTC 版)

化学安全」の記事における「貯蔵」の解説

貯蔵は化学工場貯蔵される場合もあれば、石油ガソリンのように流通消費前の一段階として大量に貯蔵される場合もある。貯蔵タンクからの漏出爆発環境や人や財産(住宅や車)に被害を及ぼす場合がある。 日本では消防法による規制なされているものである

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/17 16:38 UTC 版)

ヒトの骨格」の記事における「貯蔵」の解説

基質カルシウム貯蔵することができ、カルシウム代謝に関わっている。骨髄フェリチンとして貯蔵することができ、代謝関与している。骨は全てカルシウムでできている訳ではなくコンドロイチン硫酸水酸燐灰石混合物であり、後者が骨全体70%を占める。水酸燐灰石自体は、質量比で39.8%のカルシウム、41.4%の酸素、18.5%のリン0.2%の水素から構成されるコンドロイチン硫酸は、主に酸素炭素からなる糖である。

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 14:33 UTC 版)

天蚕糸」の記事における「貯蔵」の解説

風通しの良いところでカビの発生防ぎながら保管する

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 16:18 UTC 版)

アヘンチンキ」の記事における「貯蔵」の解説

室温による保存開封後は光に当てず密栓して保存する

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 23:14 UTC 版)

氷貿易」の記事における「貯蔵」の解説

氷は、収穫されてから最終的に消費されるまで、その過程さまざまな段階で貯蔵が行われる。そのための1つ方法が、貯氷庫(アイスハウス)である。とくに、最初に収穫した直後や船から積み荷として降ろされた後の物流拠点には必ず倉庫があって氷が貯蔵された。初期の貯氷庫は比較小さかったが、時代が下ると貯蔵施設として巨大化していき、はるかに多くの量の氷を置けるようになっていった。 19世紀初頭時点では、熱力学への理解とぼしく、氷を上手に貯蔵するためには貯氷庫を地下につくることが大切だ考えられていた。これは誤りなのだが、地下であれば常に涼しく、氷が溶けにくいと思われていた。ヨーロッパの貯氷庫もこの理論踏襲し収穫した氷を貯蔵するために、時としてたいへんな費用をかけて地下空洞つくっていた。一方でヴァージニア州農民の間では、木と断熱材のわらだけを使い地上より高いところに貯氷庫がつくられることもあった。これは工夫こらされ費用もかなり安かった。氷の貯蔵には、氷そのもの温度気をつかうだけでなく、溶けた効率よく排出することが必要である。氷から溶け出たは、温かい空気以上にもとの氷を溶かしてしまうものだからである。 チューダー1805年さまざまな貯氷庫を調査し地上建てて構わないという結論至った。彼が最初のころにキューバつくった貯氷庫は木製二重壁備えピートおがくず断熱しており、通気仕組み備えていた。19世紀末まで、これが基本的な貯氷庫の構造になった。しかし1819年には200トン上の氷を貯蔵できるように煉瓦づくりの貯氷庫も完成させている。このときは断熱材として壁の中木炭使われていた。1840年代にはフレッシュ近辺倉庫は〔総面積が〕3,300平方メートルになるほど大きくなっており、新たに敷かれ鉄道からの出火がもとで火災になるリスクをさけるため煉瓦つくられていた。しかし貯氷庫は極端なまでに燃えやすいことには変わらず幾多火事起こしていた。シドニー最初の貯氷庫も1862年の火事により完全な廃墟になってしまった。 貯氷庫が巨大したことで、氷を運び込むことは逆に困難になった。1827年ワイエスはてこと滑車用い、馬に引かせ倉庫屋根から氷を運び込む仕組み導入した。後には技術進みリフトと馬の力で建物の一番上まで氷のブロック持ち上げて運び込む仕組み生まれたその後、馬ではなく蒸気機関動力とする仕組み登場した。とくに大規模な倉庫であれば、氷を運び込むのにベルトコンベアシステムまで取り入れるところがあった。そのための動力となる設備は貯氷庫のそばにつくられたため、機械から出火して倉庫燃えないように気を遣う必要があった。これらの倉庫夏の日の光を反射するために白か黄色塗られることが多かったハドソン川倉庫はたいてい三階建てで大きさ長さ120メートル奥行30メートル程度にもなり、50,000ショートトンもの氷を貯蔵することができた。後代鉄道直結した貯氷庫は単体250,000ショートトンもの氷を備蓄できた。 それとは対照的にノルウェーにおける氷産業はもともと貯氷庫とは無縁であった。冬から春になるまで湖から収穫された氷はそのまま出荷された。しかし1850年代から1870年代には、無数の貯氷庫が建設され通年氷を出荷することができるようになった。 貯氷庫は氷を消費する側の都市にもつくられた。最終的に小売りされたり消費されるまで輸入した氷を貯蔵するためで、デポ(貯蔵所)とも呼ばれたロンドンでは、初期の氷デポ円形であることが多く「井戸」ウェール〕とか、「かさ」〔シェード〕と呼ばれていた。スミスフィールドデポ1871年建設されたもので、幅13メートル奥行き22メートル、3,000ショートトン弱の氷を保管できた。ロンドンのシャドウェルとキングズクロスにある後年の氷デポはさらに大きくロンドン到着した平船とともにノルウェーの氷の保管使われた。ニューヨークという町はその意味変わっていて、港の近く倉庫つくられなかった。代わりに平船倉庫代わりにされ、時には帆船であっても氷が必要になるまでは浮かんだ倉庫のような扱われ方をしていた。 家庭事業所において氷が消費されるためには、ふつうは貯氷庫から離れたところでしばらく保管しておくことが必要になる。そのため、貯蔵から消費までの間に、アイスボックス〔氷で冷や冷蔵庫〕や家庭用冷蔵庫という最後大事なステップがある。それがなくては、氷を使うことも食用にすることもできない家庭がほとんどであった1816年チューダーは「リトル・アイス・ハウス」という名前でボストン式の冷蔵庫チャールストンの各家庭発売している。この冷蔵庫は木でできていて、内側の箱になっており、3ポンド1.4キログラム)の氷を入れられるような設計になっていた。家庭用冷蔵庫東海岸では1840年代製造はじまった。最も有名なのはマサチューセッツのダリウス・エディー(D・エディーサンズ)と、ボストンのウィンシップによるものだった。製品多く西部出荷された。天然氷19世紀にどこまで地方社会浸透していたかは、このアイスボックス利用度認知度大きく関係している。

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 14:19 UTC 版)

AdBlue」の記事における「貯蔵」の解説

SCRシステム尿素水純度敏感で、溶媒純水である。尿素水無色透明かつ人体に対して無害で通常安全に取り扱えるが、金属腐食性有するために貯蔵と輸送注意求められる車両では車上タンク貯蔵され計量され排気内に噴射される噴射量はエンジンコントロールユニット (ECU) がエンジン運転状況基づいて制御する通常の噴射量は燃料消費量のおよそ2 - 6程度である。噴射量を低く抑えることで補充間隔伸ばしたり、タンク容量削減することでトラックなどの貨物車積載量への影響低減可能となる。 主に尿素SCRシステム搭載した車種を扱うディーラー大型車対応のガソリンスタンドなどが販売するほか、車両運用する事業者拠点取り寄せる場合もある。大型車対応ガソリンスタンド拠点スタンド計量器設置する場合多く燃料計量器隣接した位置設置され車両移動することなく燃料AdBlue両方補充可能である。事業者拠点内の整備工場内で、ドラム缶やバッグインボックスに常備することもあり、枯渇対策応急用に車載できる小型パウチもあるが、直射日光当たらない通気がよく涼しく乾いた場所の保管が望ましい。

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 04:18 UTC 版)

ガラ (リンゴ)」の記事における「貯蔵」の解説

リンゴの貯蔵に最適な温度摂氏-1度から1度の間であり、湿度90%から95%の間である。他の多く果物同様、エチレンガスによって成熟(および腐敗)が促進される

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貯蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)

栄養素 (植物)」の記事における「貯蔵」の解説

細胞壁栄養素貯蔵庫として機能する細胞壁ガラクツロン酸にはカルボキシル基pKa4.2)があり、弱酸性土壌溶液中では負の電荷を持つ。このため陽イオン細胞壁イオン的に吸着され重金属イオンイオン結合配位結合によって保持される陰イオンカルボキシル基負電荷反発するが、リン酸イオン細胞壁上の金属イオン吸着することができる。根の細胞壁貯蔵されは、植物欠乏になると徐々に吸収される

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