やまと‐ことば【大‐和言葉/大‐和▽詞】
大和言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 05:55 UTC 版)
大和言葉(やまとことば)とは、漢語や外来語が入る前から日本語にあった言葉であり、漢語や外来語に対して日本語の固有語とされる言葉のことで、和語(わご)とも言う[1]。また、和歌やそこで用いられる雅語を指したり、女房言葉を指したりしたこともある[1]。外国語に対する日本語(この場合漢語なども含む)を指すこともある[2]。 (古い文献での用例節も参照)。奈良県(旧大和国)の方言を指す場合もある(奈良弁を参照)。
注釈
- ^ 「固有語」や「和語」の意味で『日本国語大辞典』(第2版)に挙げられた用例はすべて中世以降のものである。
出典
- ^ a b 小学館国語辞典編集部編集『精選版 日本国語大辞典』、小学館、2006年
- ^ 精選版 日本国語大辞典
- ^ 山口仲美『日本語の歴史』(初版)岩波書店〈岩波新書〉(原著2006年5月19日)、p. 211頁。ISBN 4-00-431018-0。
- ^ 中西 2003, p. 215.
- ^ 高島俊男『漢字と日本人』(初版)文藝春秋〈文春新書〉(原著2001年10月20日)、pp. 86-88頁。ISBN 4-16-660198-9。
- ^ 中西 2003, p. 15.
- ^ 中西 2003, pp. 216–217.
- ^ 中西 2003, pp. 215–216.
- ^ http://www.kanamozi.org/top-k3.pdf
- ^ 『源氏物語 一』(『新日本古典文学大系』19、岩波書店、1993年)より。
- 1 大和言葉とは
- 2 大和言葉の概要
- 3 概要
- 4 古い文献での用例
- 5 脚注
大和言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/27 19:51 UTC 版)
「城(き)」という語が独立して用いられた最も古い例は、『日本書紀』欽明天皇 23 年 7 月の条に見える次の歌謡 2 首である。 柯羅倶爾能 基能陪儞陀致底 於譜磨故幡 比例甫囉須母 耶魔等陛武岐底 韓国からくにの 城きの上へに立ちて 大葉子おほばこは 領巾ひれ振らすも 日本やまとへ向きて 柯羅倶爾能 基能陪儞陀々志 於譜磨故幡 比禮甫羅須彌喩 那儞婆陛武岐底 韓国の 城の上に立たし 大葉子は 領巾振らす見ゆ 難波なにはへ向きて 城(き)は韓国(朝鮮半島)のものという認識をとどめていると考えられる。 「城(き)」が複合語の後部要素となる場合、古くは連濁を起こすことがなかった。これは外来語の特徴と考えられる。例:「多加紀(高城たかき)」(『古事記』・神武天皇)、「伊波歸(石城いはき)」(『常陸国風土記』・新治郡)。
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