浅沼稲次郎とは? わかりやすく解説

浅沼稲次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 07:25 UTC 版)

浅沼 稲次郎(あさぬま いねじろう、旧字体:淺沼 稻次郞、1898年(明治31年)12月27日[1] - 1960年(昭和35年)10月12日)は、日本政治家東京府神着村(現在の東京都三宅村)出身。日本社会党書記長、委員長を歴任。巨体と大きな声で全国を精力的に遊説する姿から、「演説百姓[注釈 1][2][3]」「人間機関車」の異名を取り、また「ヌマさん」の愛称で親しまれた[4]。しかし日比谷公会堂において1960年10月12日(水曜日)に行なわれた3党首立会演説会の演説中に反共主義者山口二矢(17歳)に刺され死亡している(浅沼稲次郎暗殺事件)。


注釈

  1. ^ 浅沼稲次郎『私の履歴書』によると、田所輝明の戯れ歌が出典。田所輝明『無産党十字街』では、「ある同志」の歌としている。

出典

  1. ^ 衆議院『第七十一回帝国議会衆議院議員名簿』〈衆議院公報附録〉、1937年、2頁。
  2. ^ a b c d 浅沼稲次郎『私の履歴書』:新字新仮名 - 青空文庫
  3. ^ 田所輝明『無産党十字街』先進社、1932年、 p. 69.
  4. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 24頁。
  5. ^ 『昭和の代議士』楠精一郎 文春新書
  6. ^ 歴代議長・副議長 | 東京都議会”. www.gikai.metro.tokyo.jp. 2021年5月8日閲覧。
  7. ^ 浅沼稲次郎の三つの代表的演説”. 青空文庫. 2010年11月26日閲覧。
  8. ^ 原, 彬久 (2000). 戦後史のなかの日本社会党-その理想主義とは何であったのか-. 中央公論社 
  9. ^ 原彬久 『戦後政治と国際政治-安保改定の政治力学-』中央公論社、1988年、254頁。 
  10. ^ 【安保改定の真実(7)】先鋭化する社会党「米帝は日中の敵!」 5・19強行採決で事態一転…牧歌的デモじわり過激化 そして犠牲者が”. 産経ニュース (2015年9月22日). 2019年1月17日閲覧。
  11. ^ 原彬久 『戦後日本と国際政治-安保改定の政治力学-』中央公論社、1988年、613頁。 
  12. ^ 『人間の記録・・・72 浅沼稲次郎 私の履歴書ほか』日本図書センター、1998年8月25日。 
  13. ^ 沢木耕太郎『テロルの決算』 p161-164
  14. ^ 鈴木徹三「戦後社会運動史資料論――鈴木茂三郎」『大原社会問題研究所雑誌』第517号、2001年12月https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/517-3.pdf 鈴木徹三は鈴木茂三郎の子。
  15. ^ 昭和35年3月 中日ニュース No.324_1「浅沼委員長に決まる」 中日映画社
  16. ^ 早稲田大学漕艇部 伝統 WASEDA CLUB
  17. ^ 鶴崎友亀『浅沼稲次郎小伝』新時代社、1998年、p.204
  18. ^ 文藝春秋編『弔辞 劇的な人生を送る言葉』(文春新書2011年)所収。
  19. ^ 1960年 池田総理の追悼演説 刃に倒れた浅沼委員長へ「誰に論争を挑めば…」【映像記録 news archive】 - YouTube(ANNnewsCH)
  20. ^ 若宮啓文『忘れられない国会論戦』中公新書 1206 中央公論社 1994年 ISBN 4121012062
  21. ^ 高永武敏・原田宏共著「激動の相撲昭和史」ベースボール・マガジン社、p.190
  22. ^ 高永武敏・原田宏共著「激動の相撲昭和史」ベースボール・マガジン社、p.153
  23. ^ 早坂茂三『オヤジの知恵』 集英社インターナショナル 1999年、p79
  24. ^ “:浅沼胸像、やっと新居へ 重さ2トン→470キロで実現”. 朝日新聞. (2013年5月17日). http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY201305170007.html 2013年5月17日閲覧。 


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