浅沼智也
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あさぬま ともや
浅沼 智也
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生誕 | 1989年4月30日(36歳)![]() |
職業 | トランスジェンダー活動家、看護師、映画監督 |
活動期間 | 2015年 - 現在 |
著名な実績 | 著書『虹色ジャーニー 女と男と時々ハーフ』、東京ドキュメンタリー映画祭短編部門グランプリ受賞 |
浅沼 智也(あさぬま ともや、1989年〈平成元年〉4月30日 - )は、岡山県総社市出身の日本のトランスジェンダー活動家、看護師、映画監督[1]。総社市男女共同参画推進委員メンバー。
性別不合(旧称は性同一性障害)当事者であることを公言しているFTM(Female To Male)。
映画「I AmHere〜私たちはともに生きている〜」東京ドキュメンタリー映画祭短編部門でグランプリ受賞[2]、「チェンジマイノリティ」Shunyatam International Film Festivalショートフィルム部門受賞。日本で初となる東京トランスマーチを開催した。
来歴・人物
1989年、岡山県総社市で長女として生まれる。「智子(ともこ)」と命名された。幼少期の頃から男性と思っていたこともあり、「男女」「おかま」といじめられていた。
岡山県立総社高等学校に通う17歳の時に養護教員にカミングアウトした際に“性同一性障害”を知り、男性になるための治療をしていく決意をする。両親にはカミングアウトできなかったため、女子短期大学に通い看護師を目指す。この時にミナミにある、ショーパブでダンサーとして勤務。在学中に、乳腺摘出手術と改名をする。女子短期大学を経て看護師免許取得。
2013年、タイに渡り、性別適合手術を受ける。性同一性障害特例法に沿って、戸籍上の性別を女性から男性(続柄:長男)になる。
2019年、半生を綴った自伝「虹色ジャーニー 女と男と時々ハーフ」(文芸社)を出版。
2020年、日本のトランスジェンダーや性別違和当事者らの現状を綴ったドキュメンタリー映画「I Am Here〜私たちはともに生きている〜」を製作[3]。
2022年、トランスジェンダージャパン団体代表として「トランスジェンダー国会」を主催[4]。
2023年、同性愛者が当たり前の世界を描いた映画「チェンジマイノリティ」を製作[5]。
2024年3月14日、強制わいせつ容疑で青森警察に逮捕。4月4日暴行罪で起訴。2025年1月16日無罪判決[6]。
映画
- I Am Here 〜私たちはともに生きている〜
- チェンジマイノリティ
著書
- 虹色ジャーニー 女と男と時々ハーフ 文芸社、2020年1月、ISBN 978-4-286-20195-5[7]。
脚注
出典
- ^ “浅沼 智也”. LGBTER|エルジービーター. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “トランスジェンダー映画『I Am Here』が東京ドキュメンタリー映画祭短編部門グランプリを受賞” (jp). www.outjapan.co.jp. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “トランスジェンダーの現状を伝える映画 当事者が制作”. 朝日新聞. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “「当事者の声を聞いて」トランスジェンダー国会が初開催(松岡宗嗣) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “チェンジマイノリティ”. Filmarks映画情報. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “性暴力加害者のレッテルを貼られてきた-トランスジェンダー団体-元共同代表の-無罪-が確定”. www.msn.com. 2025年2月18日閲覧。
- ^ “書籍詳細:虹色ジャーニー | 書籍案内 | 文芸社”. 株式会社文芸社. 2025年2月18日閲覧。
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