各エピソード毎の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:46 UTC 版)
「カウンタック (漫画)」の記事における「各エピソード毎の登場人物」の解説
シンちゃん(本名不詳) さまざまなフェラーリを乗り回す金髪の男。第1話で美奈子を舜から奪い「ごめんねぇ~負け犬クン」と捨てゼリフを残して去るが、後に高速道路の料金所で鉢合わせたり、寅さんのガレージで再び鉢合わせたりと、何かと舜と因縁がある。舜をオービスの餌食にしようとして逆にやり返され、免許停止処分を受けたことがある。 一見すると大金持ちの青年だが、元々は金持ちではなくただの無職(年収150万円のフリーター時代もあった)で、宝くじや競馬で大金を手に入れており、その金でスーパーカーを入手しているかなりの幸運の持ち主。と同時に、フェラーリを自在に乗りこなす度胸と腕前も兼ね備えている。その一方で自分の当てた金に群がる人間が周囲にいる生活が長く、人間関係に関してはどこか突き放した考え方をしている節も。 自らのスーパーカーライフを綴ったブログを開設し、最新記事で2台目のF40を入手したことを公表している(1台目は運転ミスで炎上し廃車。後にこの2台目も中国人実業家に1億円で売却された)。他人には非常に高飛車で嫌味な態度で接する。寅さんからも「スーパーカーが本気で好きで手に入れたと感じられない」と一蹴されたこともあるが、本人なりにスーパーカーに対する愛情は本物だったようで、スーパーカー(特にフェラーリ)に対する態度に関しては真摯な一面を覗かせることもある(事実、自分のミスで最初のF40を廃車にしてしまった際は後悔と罪悪感、自身の実力不足から落涙。序盤でも「フェラーリ以上の女はいない」と心の中で言い切るほどの入れ込み具合を見せた)。 ある日、F430スクーデリアで峠道をドライブしていた際、早乙女とデート中だった舜と遭遇。いつものように勝負をけしかけるが「勝負に勝ったら、今後一切自分や早乙女にちょっかいを出さない」という条件を舜から突きつけられる。これを承諾し「ダイヤルイン」」方式でのレースを行うが惜敗。その後、2台目のF40を売却した縁で知り合った中国人実業家に誘われる形で、中国に渡って事業を始めることを決意。同時に、舜を負け犬と罵ったことを詫びて去っていった。 立花樹利(たちばな じゅり) 梅澤漫画らしいキャラクターで、外見・言動がロックな女性。職業はポールダンスダンサー(広義ではストリッパーだが、狭義においてはストリッパーではない)。峠道にてバーンアウトドリフトを敢行し、他車の視界を奪い危険に晒すドライビングを行う。これにより滉一はガードレールの餌食となり、舜は彼女にバトルを挑んだ。そのバトルで舜からバーンアウトに匹敵する仕打ちを食らったことで、その後はバーンアウトドリフトは控えている模様。愛車はシボレー・コルベットC5Z06で、後にキャラウェイ・C4コルベット"スレッジハンマー"を購入。コルベットに関する知識が鋭いところがある。 その後も度々再登場しており、霧山とのバトルで舜に好意があることを悟る。仕事が仕事なだけに客に口説かれることがよくあるらしいが、負けた事がない事もあり、その度に「車でバトルして勝ったら付き合ってやる」と軽くあしらってきた。しかしそのロック(?)な対応が災いし、霧山と不利なバトルをすることになる。 中学生時代は大きな不良チームを率いるほどのワルで、それを見かねた父親にアメリカ留学させられた経験があるが、そこで得たものはポールダンス、ドラッグレース、コルベットの3つだけで、特に車に関してはコルベット以外はみんなゴミだと語っている。 不良チーム時代の宿敵だった破鬼京花との再会・対決の一件を経て、舜への恋心を吹っ切り、新しい自分を見つけるためにC5コルベットとスレッジハンマーを手放し、しばらく帰国しない覚悟を決めて京花と共にアメリカに渡った。そして新しい愛車として、C3型コルベットを購入している。 矢沢滉一(やざわ こういち) 舜の走り屋時代の友人で、同い年。バイト先で舜と知り合い、舜が走り屋になるきっかけを作った。舜が走り屋をやめた後に音信不通となっていたが、事故時に偶然通りかかった舜に助けられ、再会を果たす。走り屋時代にはBNR32スカイラインGT-Rを駆り、舜のMR2に敗れる。今でもそのGT-Rは実家の車庫に保管してある(ナンバー・車検なし)。劇中での事故時に乗っていた車は父親のレガシィB4。その後、家族のため走り屋をやめるという約束を守るためにGT-Rのキーを舜に預けている。若い頃は“魔愚堕羅(マグダラ)”という暴走族のメンバーで、伝説の六代目総長だったらしい。 九藤竜一(くどう(?) りゅういち) ポルシェ乗りで911・タイプ993をNAとターボの2台を愛車にしている。正体はオフィスやマンションをターゲットにする窃盗の常習犯。早乙女とのバトルで自爆して彼女を逆恨みし、車に引っかき傷をつける嫌がらせを行ったうえに飼い猫を誘拐。バトルをけしかけてきた。性格は卑屈かつ冷酷で、瞬のLP400を止めるために早乙女の飼い猫を高速道路上に放り投げるなど、目的のためには手段を選ばない。 後日、前述の窃盗容疑で逮捕され、その動機がポルシェを手に入れるためだったことが判明する。 大家さん(本名不詳) 舜のアパートの大家さん。舜のLP400は大家さんの家のガレージに収納させてもらっている。愛車はフェラーリ・ディーノ246GT。死んだ息子はディーノが好きだったため、その思い出にと購入したが、運転中に息子を亡くした悲しさがフラッシュバックして自損事故を起こしてしまい、それ以来ハンドルを握れなかった。後に舜のおかげで悲しみを振り切り、運転できるようになった。 霧山悟(きりやま さとる) 樹利をつけ狙う男。蛇のような印象を与える男で、本名が明らかになる前は、単行本の次巻予告にて「蛇男(ヘビオ)」のニックネームで呼ばれた。樹利のコルベットに蹴りを入れて挑発し「自分が勝ったら一晩付き合う」という条件で、蛇の女峠でのバトルをけしかける。樹利は挑発に乗ってバトルを受けるも、左足を負傷していたために本来の運転が出来ず途中でスピン。仲裁に割って入った舜が代わってバトルする羽目になる。愛車はダッジ・バイパーSRT-10。 魔愚堕羅の総長を務めていたことがあり、子分もいるが、バトルの後に舜が(魔愚堕羅六代目総長である)滉一の友人と知って(悟の慌てっぷりから過去に面識があった模様)、舜に対して頭が上がらなくなっていた。 ジョナサン・スミス 樹利の友人で、米軍基地に勤務する軍人。市販のハイオクガソリンを入れたために不調になったC2コルベットのL88エンジンをわずか1時間でオーバーホールし、オクタン価103以上の燃料を補給して完全な状態に戻した。分かっていないのか、あるいは上手く言えないのか不明だが、舜のことを「ソリヤマさん」と呼ぶ。 後のエピソードでは、亜久目に捕われた樹里と舜を助けるため、米軍の払い下げ品で入手した私物の輸送ヘリに乗り、ドラッグレース用のC1コルベットを積んで現れる。この頃は日本人の女性社長と結婚したのを機に、日本語をほぼ不自由なく話せるまでになっているのだが、舜のことは相変わらず「ソリヤマさん」と呼ぶ。 軍人らしく腕っぷしも強く亜久目の部下に鎖で拘束された際にも、ドラッグレース前のバーンアウトのスキール音と煙に隠れて鎖をはずし、彼の部下に制裁を加えた。 神谷聖(かみや さとし) 10年前から大家さんの家の隣に住んでいる男で、舜と同い年の34歳だが、外見は実年齢よりかなり若く見える。高校時代、夜遊びを繰り返していた自分のことを思って叱ってくれた祖母に対して、心にもない冷たい言葉を投げかけてしまったことがきっかけで自己嫌悪に陥り、周囲とのコミュニケーションを避けるようになる。それ以来、インターネットの株取引に没入し、その収入(10億円近く稼いでいる)だけで引きこもりのような生活をしていたが、舜のLP400を見て子供の頃の夢を思い出し、世界でわずか3台のみ生産されたウルフカウンタックの1号車を手に入れる。ただし車両登録を済ませていない上、彼自身も教習所での嫌な経験から運転免許を持っていないために、公道を走ることは出来ない。本心は運転をしてみたいという彼の願いを叶えるため、早乙女と舜が一計を講じ、富士スピードウェイを走行することになる。 その後、一念発起して免許を取得。現在は三重県の実家に帰郷し、親孝行の傍らでウルフカウンタックの運転を楽しんでいる。 小野寺涼(おのでら りょう) 小野寺ナオミの娘。ボーイッシュな面が強い。沢田のライブを観に訪れた舜に「ディアブロでドライブに行きたい」とねだり、出かけた先でトラブルに巻き込まれる。舜がそこで見せた勇気ある行動と、自分の好きなアニメキャラクターを重ね合わせ、舜に一目惚れをする。このことがきっかけでスカートを穿くようになるなど、女の子らしさを見せるようになった。 九石丈司(くいし じょうじ) 大阪からやって来た借金取り。寅さんの弟子であった水島(サブ登場人物参照)の生前の借金2000万円を完済させるべく、寅さんの元を訪れ、水島の遺したデ・トマソ・パンテーラのパーツ一式を渡すよう要求する。寅さんは「自分がパンテーラを実費で買い取る代わりに、引渡しは出来ない」と返答。対して、九石は「組み上げたパンテーラで自分とのレースに勝ったらその条件を飲む。負けた場合はパンテーラを没収、さらに延滞金を支払わせる」というムチャな条件での取引を持ちかける。愛車はフォード・GT。見た目こそアフロのイケメンでヤクザのような態度で接するが、実は幽霊が大の苦手。非常に深刻らしく、偶然突いてしまった寅さんに対して恋人が本気で抗議したほど。アクシデントでレースに負けて愛車は損傷、自分も入院と踏んだり蹴ったりな状況に加えてこの弱点のせいで寅さんから精神攻撃を食らい、水島の借金を完全に諦める羽目になった。 LP5000QV(クワトロバルボーレ)のオーナー&ユキナ 舜がドライブに訪れた峠道の駐車場で出会った2人。ユキナはオーナーの愛人だが、QV以外の車を馬鹿にするため、オーナーの友人は次第に離れていってしまう。その為、何とかして別れのきっかけを見つけようとしていた。帰りがけに道路に落ちていた障害物を踏み、右後輪がパンクしてしまったために、同じくLP400がパンクした舜と共にテンパータイヤを装着した。その姿に幻滅したユキナはついにQVも馬鹿にして、通りすがりのポルシェ911に乗って去っていく。オーナーは「別れの良いきっかけになった」としてこの一件を吹っ切り、これからもカウンタックを愛していくことを舜と共に誓う。 未来真弓(みき まゆみ) 中古車店「フューチャーモータース」の社長。舜が昔乗っていたAW11は、この店で面倒を見てもらっていた。亡き父・万太郎から店を引き継いだが、土地の賃貸料が急騰した事で閉店を決めていた。そんな折、15年前に盗まれた父のデロリアンが発見される。最初は処分する気でいたが、舜と共に実物を見て父の思い出が甦り、処分を取りやめて引き取る事に。その後、幸運にも今まで通りの賃貸料で土地を貸してくれることになったため、再び店を続けることを決意した。 三矢本鉄太(みやもと てつた) 真弓の地元に住む高校2年生だが、走り屋の先輩の車を借りて無免許で走り回った末、事故を起こして補導されたという経歴を持つ。幼い頃からAW11に憧れる彼は、真弓の店にAW11改が入庫したのを知り、売ってくれるように頼み込むも、補導歴を知る彼女はこれを断固として拒否。 その後、舜が店に来たのを目撃し「買われてしまう」と勘違いした挙句、店からAW11改を強奪するという暴挙に出る。マイケル・ジャクソンの曲を聴くことで恐怖心が吹き飛び、その間はよりアグレッシブな走りが出来るようになる。無免許でありながら並以上のテクニックを持っているが、サーキット用に改造された車を峠道でうまく操ることが出来ず、路面のギャップをいなしきれずにスピンして停車。当然ながらAW11改を取り上げられるが、追いかけてきた舜から「縁があればまたいつかこの車に会える」という言葉をかけられた。 最終話の時期には高校を卒業して普通免許を取り、いつの日かAW11改を購入することを夢見て働いていた。それを知った真弓から、倉庫に保管していたAW11改を見せられたことで舜に感謝の電話を入れる。このことは、舜がLP400を手放してアメリカに移住する大きな後押しとなった。 岡本彩花(おかもと あやか) 舜が接待ゴルフで相手をすることになった取引先の社員。ゴルフに不慣れでミスを連発する舜を見て「わざとミスショットしている」と的外れな非難をする。そして契約の判断は自分に一任されていると主張し「真剣勝負をしなければ今回の契約はなしにする」と強要する。同行していた相手先の石川社長がギックリ腰で倒れた為、ゴルフは中断したが「石川社長の愛車であるLP400に乗り、自分が操るミウラに勝ったら契約を結ぶ」というとんでもない条件の勝負を持ちかける。 自分名義の愛車は持たないが、石川社長のスーパーカーコレクションの一つであるランボルギーニ・ミウラSVを強引にねじ伏せる腕と度胸、そしてサディスティックな性格を合わせ持つ。 夢野美咲(ゆめの みさき) 売れっ子グラビアアイドルで、BMW・M1を愛車とする。父親は車好きが高じて家に生活費を入れなくなり、それがきっかけで離婚されてしまったという生粋のカーキチで、M1も20歳の誕生日に父からもらったもの。ドアに携帯電話のストラップを挟み込み、電話を車外にぶら下げた状態なのに気づかず高速道路を走行していた際、偶然通りかかった舜がそれに気づき、併走して身振り手振りで知らせようとした。だが、ナンパの申し込みと勘違いした彼女はそのままLP400を千切ろうとし、バトルに突入。結局高速道路に携帯電話を落としてしまい、舜がそれを拾って交番に届けた。 後日、昼のバラエティ番組に出演した際にそのエピソードを披露し、名も知らぬ拾い主に公共の電波を通してお礼を言う。しかし後日、街中を歩いている最中にまたも携帯を落として舜に拾われる。これを運命と感じた彼女は舜をデートに誘うが、途中からマセラティ・クアトロポルテのタクシーに追いかけられ、デートは思わぬ方向へ進むことになる。 奔田(ほんだ)・錫木(すずき) 西日本警察(架空の警察管区)の高速機動隊員。奔田が上司にあたり、2人一組でパトロールに当たっている。神谷の祖母が危篤との知らせを受けて、ウルフカウンタックで名古屋に向かっていた神谷と舜をパトカー(フェアレディZ バージョンnismo・高速パトロール隊仕様)で追跡し、スピード違反で神谷を検挙。その後、運転を替わった舜がなおもスピードを上げるのを見た奔田は「こちらが赤灯とサイレンをつけて走ったのでは対等ではない。対等な勝負をして、実力で負かしてしっかり懲らしめる」と、Zのスピードリミッターをカット。200km/h超のバトルに突入する。しかし、舜に振り切られたことで負けを認め、名古屋の病院で神谷が祖母の最期を看取ったのを確認し、今回の件を不問として帰っていった。 亜久目(あくめ) 舜が取引先の社長と共に入ってしまったぼったくりバーのオーナー。代金の支払を拒否した舜と、助けに入った樹利を拉致して、ドラッグレースマシンの後部に縛り付けてゼロヨンの距離を引きずる「引きずりの刑」にかけようとするが、樹利の「車の運転なら舜は誰にも負けない」という挑発に乗り、ドラッグレースでの勝負を要求してきた。「プロストリートクラス」でのドラッグレースを得意とし、マフィアが主催する闇レースでいくつもの勝ち星を上げてきたほどの腕前を持つ。逆らう者に対しては殺害もいとわないなど、倫理観が著しく欠如した男。愛車はドラッグレース仕様に改造されたフォード・マスタング。 レース後、彼の部下サトルに扮したジョニーに気づかず近づいたため殴り飛ばされ一旦昏倒するが、すぐに目を覚まし、コルベットの後ろにしがみつきナイフを振りかざし襲い掛かるが、舜にパラシュート(フィニッシュ後に使おうとしたがスピンしたために使わなかった)で吹き飛ばされる。その後に自分の敗北を付きつけられたうえ、樹利から「今後舜たちに手を出すようなことがあれば地獄に堕とす」というジョニーからの警告を伝えられ落胆した。 美咲の父 妻と離婚後、経営していた会社が倒産してしまい、持っていたスーパーカーをほとんど処分することになってしまったが、手元にマセラティ・クアトロポルテ エボルツィオーネを残し(後の美咲の20歳のプレゼントとして渡すBMW・M1も残している)、それをタクシーに改装して個人タクシーを始めた。美咲とは小学5年の頃に別れて以来会えておらず、M1も電話でのやり取りだけで美咲に届けていた。 街で偶然、美咲が舜のLP400に乗り込んだところを見つけ、ナンパ男に捕まったのかと誤解してLP400を追いかける。 クリストファー・ギルバード 作中におけるF1ドライバーの中で、3年連続ワールドチャンピオンに輝くほどの素晴らしい速さを持つドライバーだが、ある日突然引退を発表。その際に「私は世界一速いレーサーではない。私がここに居るのは只の運命の悪戯に過ぎない」という言葉を残した。 実は、アルティメット・ランのディフェンディングチャンピオンである「イオタ"5084ファントム"」のドライバーであり、引退を決意したのも、舜の駆るメビウスに敗れたことで自分より速い男がいる事を悟ったのが理由であった。イオタのドライバーが彼であったことと、引退の真の理由は浦島と早乙女だけが知る事実で、世間的には父の経営する大企業グループを継ぐための引退だと噂されている。 破鬼京花(やぶき きょうか) 樹利の中学生時代のライバル。かつては大きな不良チームを率いていた筋金入りのワルで「殺しと薬物以外の犯罪は全てやった」と豪語している。しかし、父親が大物政治家という家庭に育ったため、起こした犯罪は全て父が警察に手を回してもみ消してきた。その立場を利用して、京花に対抗して樹利が組んでいたチームを解散に追い込み、互いのリーダー同士によるチキンレースで決着をつける運びとなる。結果として樹利が勝ち、そのリベンジをしようとするが、中学卒業後に樹利がアメリカ留学してしまったことでそれも叶わなくなり、心の奥底で屈辱感を抱いていた。 どんな更生施設に入れられても結局更生しきれず、見かねた父親によって警察官にさせられ、現在はスズキ・GSX1300Rハヤブサの白バイを駆って高速パトロール隊に所属。樹利が新たに購入した「C4コルベット"スレッジハンマー"」の試乗でスピード違反を犯した舜を検挙し、同乗していた樹利と再会。かつての因縁が蘇ったことで「樹利が勝ったら舜の免停を取り消す」という条件のチキンレースを挑み、スレッジハンマーに対抗するために父親の所有するブガッティ・ヴェイロンを持ちだす。 工事途中で放棄された全長25kmの高速道路を使い、崖っぷちギリギリを目指して時速400kmからのフルブレーキングという常軌を逸したチキンレースの結果、高速道路の切れ目を飛び越え、運よく向こう側に着地したものの両者ともにクラッシュ。潰れかけた車から樹利に助けだされて対話したことでわだかまりが消え、樹利の自由な生き方に憧れを抱く。その後、新しい生き方を見つけるために警察を辞職し、樹利と共に渡米した。
※この「各エピソード毎の登場人物」の解説は、「カウンタック (漫画)」の解説の一部です。
「各エピソード毎の登場人物」を含む「カウンタック (漫画)」の記事については、「カウンタック (漫画)」の概要を参照ください。
- 各エピソード毎の登場人物のページへのリンク