wwwとは?

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ダブリューダブリュー ダブリュー [9] 【 WWW 】 〔World Wide Web〕


WWW

World Weather Watch
世界気象監視計画世界気象機関中心的事業の一。国際協力によって気象長期予報の正確を図ろうとするもの。

WWW



WWW

【英】World Wide Web
別名:ワールド・ワイド・ウェブ

分散データベース・システムの一種HTML言語記述された、文字音声画像動画などの情報を扱うことが可能。世界中ウェブサーバ提供する情報直接ハイパーリンクし、情報検索情報発信することができる。この機能利用するには、クライアント側にブラウザ組み込まれている必要がある

WWW

読みだぶりゅだぶりゅだぶりゅ
英語:world wide web ,WWW

HTML(Hyper Text Mark-up Langage)を用いて文書画像映像等を統合した文書を登録,参照配布できるシステムで,異なサーバ文書等にもリンクをはることが可能である.通常ブラウザー呼ばれる閲覧ソフト用いて利用するが,リンクが世界ネット全体わたって張れることからこの様に呼ばれる

WWW

フルスペル:World Wide Web
別名:ワールドワイドウェブウェブ
【英】Web

WWWとは、World Wide Web頭文字をとったもので、インターネットイントラネットなどで用いられているHTML文書に代表されるシステムのことである。

もともとは、グループ内のさまざまな種類コンピュータ上で文書共有できる論文閲覧のためのシステムであったが、1991年一般に公開されてから普及した。WWWでは、文書Webページ)の記述には主にHTMLというハイパーテキスト言語使用される。ハイパーテキストとは、ある文書別の文書を参照できる情報埋め込むことで(これをハイパーリンクと呼ぶ)文書同士相互に参照可能にする仕組みである。また、この文書中には画像音声など、テキスト以外のデータ埋め込むこともできる。

WWWを参照するには、Webブラウザ使用する。Webブラウザは、Webサーバーから受け取っHTMLファイルCSSファイルなどを解析し、テキスト画像ハイパーリンクなどを文書通り配置するという作業行い画面表示する役割を持つ。

インターネットのほかの用語一覧
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Line Mode Browser

(www から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/25 13:40 UTC 版)

Line Mode Browser
Line Mode Browser Wikipedia.png
ドイツ語版ウィキペディアを表示中の Line Mode Browser
作者 ティム・バーナーズ=リー
ヘンリク・F・ニールセン
ニコラ・ペロー
開発元 W3C / CERN
初版 0.7, 1991年5月14日[1]
最新版 5.4.1[2] / 2005年10月21日(11年前) (2005-10-21
プログラミング言語 C言語[3]
対応OS クロスプラットフォーム、libwwwと同じ
種別 ウェブブラウザ
ライセンス W3C Software Notice and License
公式サイト www.w3.org/LineMode/
テンプレートを表示

Line Mode Browser(ラインモードブラウザ、LMB[4]、www[5])は、2番目に開発されたウェブブラウザ[6]。複数のオペレーティングシステム移植された最初のブラウザである[7][8]。単純なコマンドラインインタフェースを使用するため、様々なコンピュータや端末からインターネットにアクセスできる。1990年に開発が始まり、その後 World Wide Web Consortium (W3C) がlibwwwライブラリの使用例および評価用コードとして保守してきた[9]

歴史

CERNでの "World Wide Web" プロジェクトの基本的コンセプトのひとつとして「誰でも読めること」があった[10]。1990年、ティム・バーナーズ=リーは既に世界初のブラウザ WorldWideWeb を書いていたが、このプログラムはNeXT製コンピュータ上でしか動作せず、NeXTのマシンはあまり普及していなかった[7]WYSIWYGエディタ機能も備えたWorldWideWeb をより一般的だがチームが不慣れな X Window System 向けに移植することは困難だった[11]。チームはCERNでインターンとして働いていた数学科の学生ニコラ・ペロー英語版を新メンバーとし[12]、ウェブページの編集機能を省いた基本的なブラウザを書かせ、当時の多くのコンピュータで使えるものにしようと考えた[7]。Line Mode Browser という名称は、テレタイプ端末などの初期のコンピュータ端末でも使えるよう、文字だけを表示し、文字だけを入力するようにしたことに由来する[11][13]

開発は1990年11月に始まり、1990年12月には動作しはじめている[14]。開発には、PRIAM (PRojet Interdivisionnaire d'Assistance aux Microprocesseurs) というCERN内のマイクロプロセッサ開発を標準化するプロジェクトの機材を使った[15]。開発期間が短かったことの要因として、C言語を単純化した方言を使っていた点が挙げられる。当時、標準規格である ANSI C はまだ全プラットフォームで利用可能という状態ではなかった[11]。1991年3月、VAXRS/6000Sun-4というシステム向けのバージョンが一部にリリースされた[16]。一般公開バージョンをリリースする前に、素粒子物理学界でよく使われている CERN Program Library英語版 (CERNLIB) に組み込まれている[8][17]。最初のベータ版が1991年4月8日にリリースとなった[18]。1991年6月にはバーナーズ=リーがネットニュースalt.hypertext にてこのブラウザを紹介している[19][20]インターネット経由で(世界初のウェブサーバでもある) info.cern.ch というマシンにtelnetでログインし、誰でもこのブラウザを使うことが可能だった。1991年は World Wide Web のニュースが世界中に広まっていった年であり、CERNでのプロジェクトやドイツDESYといった研究所に世界中の注目が集まるようになった[7][21][22]

最初の安定版であるバージョン1.1は、1992年1月にリリースされた[16]。1992年10月にリリースされたバージョン1.21から、共通コードをライブラリ化したものを使用するようになった(このライブラリが後のlibwwwである)[1]。主要開発者であるペローはMacWWWプロジェクトに関与するようになり、2つのブラウザは一部ソースコードが共通化されるようになった[23]。1993年5月の World Wide Web Newsletter で、バーナーズ=リーはこのブラウザをパブリックドメインとし、新規クライアントサポート作業を減らすことを発表[24]。1995年3月21日、バージョン3.0のリリースをもってCERNは Line Mode Browser 保守の全責任をW3Cに移管した[1]。Line Mode Browser と libwww は密接に結び付けられ、ブラウザ単体のリリースは1995年を最後とし、その後はlibwwwの一部とされるようになった[25]

電子メールでウェブページをフェッチして閲覧するAgora英語版は、Line Mode Browser をベースとしている[26]。Line Mode Browser は各種OSで動作する唯一のウェブブラウザだったため、ウェブ黎明期には広く使われた。統計によれば、1994年1月からMosaicがウェブブラウザの状況を一変させ、Line Mode Browser を使って World Wide Web にアクセスするユーザーは2%にまで減った[27]。テキストのみのウェブブラウザとしては、より柔軟性のあるLynxが登場し、Line Mode Browser はほぼ役目を終えた[28]。その後はlibwwwの評価用アプリケーションとなっている。

操作モード

Line Mode Browser は単純であり、いくつかの制限がある。任意のOS上で動作するよう設計されており、いわゆるダム端末でも使える。ユーザインタフェースは可能な限り単純化されている。コマンドラインインタフェースで Uniform Resource Locator (URL) を指定して起動する。すると要求したウェブページがテレタイプ端末のように1行ずつ画面に表示される。HTMLの最初のバージョンを使ってウェブページを表示する。表示の体裁は、大文字の使用、字下げ、改行で対応している。ヘッダ要素は大文字で表示され、行の中央に字下げされ、通常のテキストとは空行を挟んで表示する[29]

ナビゲーションはマウス矢印キー (arrow keysなどのポインティングデバイスを使用せず、テキストコマンドを入力することで対応している[30]。テキスト内の各リンクには括弧で囲まれた番号が表示されており、リンクをたどるにはその番号を入力する。そのため、あるジャーナリストは「ウェブとは、番号をタイプすることで情報を探す手段である」と記事に書いていた[6]。空コマンド(キャリッジ・リターン)を入力するとページが下にスクロールされ、"u" というコマンドで上にスクロールできる。"b" というコマンドを入力すると閲覧履歴上の前のページに戻ることができ、新たなページを閲覧したい場合は "g http://..." のようにURLを入力する[31]

このブラウザはウェブページ編集機能を持たず、単に閲覧するだけである。開発者の1人ロバート・カイリューはこれを問題とし、次のように述べている。

「プロジェクト全体の最大の誤りは Line Mode Browser を一般公開したことだったと今にして思う。それによってインターネット・ハッカーたちが素早くアクセスできたが、編集機能のない受動的なブラウザの観点しか提供しなかった」[11]

機能と特徴

Line Mode Browser はクロスプラットフォームとなるよう設計された。公式に移植されたプラットフォームとしては、Apollo/Domain英語版[32]IBM RS/6000[32]DECstation/Ultrix[32]VAX/VMS[32]、VAX/Ultrix[32]MS-DOS[13]UNIX[13][33]Windows[33]Mac OS[33]Linux[33]MVS[34]VM/CMS[34]FreeBSD[35]Solaris[35]Mac OS X[35]がある。File Transfer Protocol (FTP)、GopherHypertext Transfer Protocol (HTTP)、Network News Transfer Protocol (NNTP)、Wide Area Information Server (WAIS) といった各種プロトコルをサポートしている[1][17][36]

また、rlogin[17]telnet[17]ハイパーリンクキリル文字サポート(1994年11月25日のバージョン2.15で追加)[1]プロキシクライアントとしての設定[37]といった機能もある。バックグラウンドプロセスとして起動してファイルのダウンロードを行うこともできる[28]。Line Mode Browser は、文字実体参照の解釈、複数の空白を詰めない、テーブルとフレームのサポートなどの問題がある[38]

脚注

  1. ^ a b c d e Berners-Lee, Tim (1998年4月23日). “Change History of Line Mode Browser”. World Wide Web Consortium. 2010年6月2日閲覧。
  2. ^ Kahan, Jose (2005年10月21日). “Release Notes for Libwww”. World Wide Web Consortium. 2016年6月8日閲覧。
  3. ^ Pellow, Nicola (1991年2月). “LM_Availability -- /Talk_Feb-91”. World Wide Web Consortium. 2010年8月10日閲覧。
  4. ^ Nielsen, Henrik Frystyk (1995年4月). “How can I download a Document?”. World Wide Web Consortium. 2010年8月10日閲覧。
  5. ^ Bolso, Erik Inge (2005年3月8日). “2005 Text Mode Browser Roundup”. Linux Journal. 2010年8月5日閲覧。
  6. ^ a b Berners-Lee, Tim. “Frequently asked questions - What were the first browsers?”. World Wide Web Consortium. 2011年7月26日閲覧。
  7. ^ a b c d Ten Years Public Domain for the Original Web Software”. CERN (2003年4月30日). 2005年7月21日閲覧。
  8. ^ a b How the web began”. CERN (2008年). 2010年7月25日閲覧。
  9. ^ Nielsen, Henrik Frystyk (1998年5月4日). “WWW - The Libwww Line Mode Browser”. World Wide Web Consortium. 2010年6月9日閲覧。
  10. ^ Berners-Lee, Tim. “W3 Concepts”. World Wide Web Consortium. 2005年7月20日閲覧。 “The W3 principle of universal readership is that once information is available, it should be accessible from any type of computer, in any country, and an (authorized) person should only have to use one simple program to access it.”
  11. ^ a b c d Interview Robert Cailliau on the WWW Proposal: "How It Really Happened."”. Institute of Electrical and Electronics Engineers (1997年11月). 2010年8月18日閲覧。
  12. ^ Berners-Lee, Tim; Fischetti, Mark (1999). Weaving the Web. p. 29. "[...] we needed help. Ben Segal [...] spotted a young intern named Nicola Pellow." 
  13. ^ a b c Stewart, Bill. “Web Browser History”. Living Internet. 2010年6月2日閲覧。
  14. ^ Cailliau, Robert (1995年). “A Little History of the World Wide Web”. World Wide Web Consortium. 2010年8月7日閲覧。 “Technical Student Nicola Pellow (CN) joins and starts work on the line-mode browser.”
  15. ^ Eck, C. (December 1985). “PRIAM and VMEbus at CERN”. VMEbus in Physics Conference. http://www.iaea.org/inis/collection/NCLCollectionStore/_Public/17/041/17041317.pdf 2011年7月26日閲覧。. 
  16. ^ a b Crémel, Nicole (2001年4月5日). “A Little History of the World Wide Web”. CERN. 2010年6月2日閲覧。
  17. ^ a b c d Berners-Lee, Tim (1992年1月). “What's new in '92”. World Wide Web Consortium. 2010年7月25日閲覧。
  18. ^ Gillies, James; Cailliau, Robert (2000). How the Web Was Born. pp. 345. ISBN 0192862073. 
  19. ^ Stewart, Bill. “Tim Berners-Lee, Robert Cailliau, and the World Wide Web”. Living Internet. 2010年7月26日閲覧。
  20. ^ Berners-Lee, Tim (1991年6月6日). “Re: Qualifiers on Hypertext links...”. 2010年7月28日閲覧。 “We have a prototype hypertext editor for the NeXT, and a browser for line mode terminals which runs on almost anything.”
  21. ^ Gillies, James; Cailliau, Robert (2000). How the Web Was Born. p. 205. ISBN 0192862073. 
  22. ^ Berners-Lee, Tim (1993年5月7日). “Public Domain CERN WWW Software”. 2010年10月11日閲覧。
  23. ^ Berners-Lee, Tim (1992年11月3日). “Macintosh Browser”. World Wide Web Consortium. 2010年6月2日閲覧。
  24. ^ Berners-Lee, Tim (1993年5月). “May World-Wide Web News”. World Wide Web Consortium. 2010年6月7日閲覧。
  25. ^ Kreutzmann, Dr. Helge (2010年1月6日). “WWW-Browsers for Linux”. 2010年6月3日閲覧。
  26. ^ Sendall, Mike (1995年3月29日). “World Wide Web Clients”. World Wide Web Consortium. 2010年8月10日閲覧。
  27. ^ History of the Web”. Oxford Brookes University (2002年). 2010年11月20日閲覧。[リンク切れ]
  28. ^ a b Graham, Ian S. (1995). The HTML Sourcebook: The Complete Guide to HTML. John Wiley & Sons. pp. 323. ISBN 0471-11849-4. 
  29. ^ Line Mode Browser”. World Wide Web Consortium (1992年11月3日). 2010年7月21日閲覧。
  30. ^ Pellow, Nicola (1991年2月). “Features_of_LM -- /Talk_Feb-91”. World Wide Web Consortium. 2010年8月10日閲覧。
  31. ^ Berners-Lee, Tim (1992年11月3日). “Commands”. CERN/World Wide Web Consortium. 2010年7月24日閲覧。
  32. ^ a b c d e Berners-Le, Tim. “Installation”. 2010年11月16日閲覧。 ログイン必要
  33. ^ a b c d Nielsen, Henrik Frystyk (1999年4月1日). “List of Platforms for libwww”. World Wide Web Consortium. 2010年6月9日閲覧。
  34. ^ a b WWW people”. World Wide Web Consortium. 2010年6月15日閲覧。
  35. ^ a b c W3C libwww libraries”. PhysioNet. Cambridge, MA: University of São Paulo (2008年3月19日). 2010年5月30日閲覧。
  36. ^ Defining a News Server”. World Wide Web Consortium (1996年12月9日). 2010年6月28日閲覧。
  37. ^ Nielsen, Henrik Frystyk (1997年8月9日). “Libwww - the W3C Sample Code Library README”. World Wide Web Consortium. 2010年8月11日閲覧。
  38. ^ Tobias, Daniel R. (2010年4月4日). “"Brand-X" Browsers -- Alphabetical List: A-G”. 2010年7月5日閲覧。

参考文献

外部リンク


World Wide Web

(www から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/08 03:06 UTC 版)

World Wide Webワールド・ワイド・ウェブ、略名:WWW)とは、インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム。WebウェブW3(ダブリュー スリー)[1]とも呼ばれる。俗には「インターネット」という表現がワールド・ワイド・ウェブを指す場合もある。

概要

ウィキペディアの周辺の World Wide Web をグラフィック表現したもの。複雑ネットワークの一例でもある。

ワールドワイドウェブではドキュメント(ウェブページ)の記述には主にHTMLXHTMLといったハイパーテキスト記述言語が使用される。ワールドワイドウェブで使われるハイパーテキストとは、文書中に別の文書のURLへの参照を埋め込むことで(これをハイパーリンクと呼ぶ)インターネット上に散在する文書同士を相互に参照可能にするシステムである。閲覧者は表示している文書中でハイパーリンクが付された箇所をクリックやタップなどする事でハイパーリンク先の文書を表示させることができる。

世界中に張り巡らしたような、文書間のつながり方が蜘蛛の巣を連想させることから、世界に広がる蜘蛛の巣を意味する「World Wide Web」と名付けられた。尚、蜘蛛の巣は現実のケーブルの配線を表しているわけではない。HTMLの記述方式は比較的単純なため、急速に広く普及した。

ワールドワイドウェブにアクセスするためのソフトウェアユーザーエージェント)は WWW クライアントと呼ばれる。そのうち、利用者による閲覧を目的としたものは特にウェブブラウザ(WWW ブラウザ、あるいは単にブラウザ)と呼ばれる。また、ワールドワイドウェブのサービスを提供するソフトウェアを「WWWサーバソフトウェア」あるいは単に「ウェブサーバ」という。

検索エンジンウェブディレクトリの出現により、ワールドワイドウェブは徐々にその真価を発揮し始める。数学的な理論に基礎付けられたウェブページの順位決定法を実用化することによって、検索エンジンの首座は一気呵成に確定した。それとは対照的に、すべての分野に亘って個々の事例の集積を要するウェブディレクトリの作成は、継続的で地道な作業によって成し遂げられる辞書の編纂と似ている。前者が数学的手法に依存しているのに対し、後者は分類学的手法によっている点が対照的である。

歴史

バーナーズ=リーがCERNで使用していたNeXTcube。最初のWWWサーバとなった。

ウェブの根底にある考え方は1980年ティム・バーナーズ=リーロバート・カイリューと構築したENQUIRE (エンクワイア)に遡ることができる。その名称は「エンクワイア・ウィズィン・アポン・エブリシング」[2]というビクトリア朝時代の日常生活のハウツー本に由来していて、バーナーズ=リーが幼少のころを思い出して付けたものである。それは現在のウェブとは大分違うが、根本的なアイデアの多くを含んでおり、更にはバーナーズ=リーの WWW 後のプロジェクトである セマンティック・ウェブ の考え方をも含んでいた。しかし、ENQUIRE は一般に公表されるまでには至らなかった。

1989年3月、欧州原子核研究機構 (CERN) のティム・バーナーズ=リーは「Information Management: A Proposal」(情報管理: 提案)を執筆し、ENQUIRE を参照しつつさらに進んだ情報管理システムを描いた[3]。彼は1990年11月12日World Wide Web をより具体化した提案書「WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project[4]を発表した。実装は1990年11月13日から開始され、バーナーズ=リーは最初のウェブページ[5]NeXTワークステーション上に置いた。

その年のクリスマス休暇の間に、バーナーズ=リーは WWW に必要な全ツールを構築した[6]世界初のウェブブラウザウェブエディタでもある)と世界初のWWWサーバである。

1991年8月6日、彼は World Wide Web プロジェクトに関する簡単な要約[7]alt.hypertextニュースグループに投稿した。この日がWWWがインターネット上で利用可能なサービスとしてデビューした日である。

ハイパーテキストの概念は1960年代にまで遡ることができる。テッド・ネルソンザナドゥ計画ダグラス・エンゲルバートoN-Line System (NLS) などである。ネルソンもエンゲルバートも、ヴァネヴァー・ブッシュマイクロフィルムベースの夢の装置 memex の影響を受けたものであり、memex は1945年の論文「As We May Think[8]で描かれている。

バーナーズ=リーのブレイクスルーはハイパーテキストとインターネットを結合したことである。彼は著書「Weaving The Web」の中で、このふたつの技術の結合は双方の技術コミュニティの協力によって成立することを強調しているが、誰もこの提案を取り上げることはなく、最終的に自分自身でプロジェクトを実行したのである。この過程で彼はURIと呼ばれるグローバルな資源識別子を開発した。

World Wide Web は当時実現していた他のハイパーテキストシステムとはいくつかの点で異なる。

  • WWW は、双方向ではなく単方向のリンクを使用する。これにより、何らかの資源の所有者と連絡を取らなくてもリンクすることが可能となった。これによって WWW サーバやブラウザの実装も簡単になっているが、同時にリンク先の資源がいつの間にか無くなるという問題も発生させることとなる。
  • HyperCardGopherとは違い、World Wide Web は特定の個人や組織によって独占されておらず、サーバやクライアントを独自に開発し拡張するのも自由にできて許諾を得る必要も無い。

開発当初、WWW は文字情報を扱うだけの比較的単純なものであった(NeXT上で開発されたためOS自身が文字以外を適切に扱うため、WWW は情報を区別しなくてもよかったというのが真相)。しかし1992年イリノイ大学米国立スーパーコンピュータ応用研究所 (NCSA) によって、現在のように画像なども扱えるようになった。同校の学生であったマーク・アンドリーセンらは文字だけでなく画像なども扱える革新的なブラウザ Mosaic を開発。そしてこのソフトに改良を加えるために無料でソースコードを公開したため、Mosaic はたちまち普及し、WWW は誰でも手軽に使うことのできる世界的なメディアとなった。

1993年4月30日CERNWorld Wide Web を無料で誰にでも開放することを発表した。

1992年9月30日、高エネルギー加速器研究機構所属の森田洋平が、日本最初のホームページを開設した。

社会的影響

ウェブは人類史上最大の規模で個人間の情報交換を可能とした。ウェブを通して、地球全体で多種多様な情報を自由に交換することができるようになったのである。

感情的な経験、政治的考え方、文化習慣、音楽の風習、ビジネスについての助言、芸術、写真、文学などが、人類史上最も安価にデジタル化されて共有・拡散される。ウェブはそれを支える技術と設備の上に成り立っているが、印刷物と違って物理的な形を持たない。そのため ウェブを通じた情報伝播は物理的な量に制限されず、情報を複写するのに大きな手間もかからない。またインターネットを使う利点として、ウェブ上の情報は簡単かつ効率的に検索でき、他のどんな通信手段(郵便電話など)や実地の旅行よりも早く情報を集めることができる。

すなわちウェブは今まで地上に現れた個人の情報交換媒体としては最も広範囲で遠くまで伝達可能なものである。多くのユーザーが世界各地の人々と情報交換し、他の手段では不可能だったことを可能とするだろう。

ウェブは社会交流を促して、膨大な知識の集積を育み、個々人の地球規模の理解を深める役に立つと示唆する人もいる。一方、多くの人々を仮想世界に閉じこもらせ、好戦性を増大させ、地球規模の管理・支配体制を生み出すのに使われる可能性も持っているとも言われる。

技術

仕組み

ワールドワイドウェブはクライアントサーバモデルに基づくシステムである。

ワールドワイドウェブ上の文書などの資源にアクセスするには、まずウェブブラウザにURIを入力するか、文書のリンクをたどればよい。すると、第一段階としてURIのサーバ名を表す部分がドメイン・ネーム・システム (DNS) と呼ばれるインターネット分散データベースによってIPアドレスに変換される(IPアドレスが直接指定されている場合はこの変換は行われない)。

次に、そのIPアドレスに対応する WWW サーバに対して、URIのスキーム(通信方法などの指定)に従い接続を試みる。プロトコルとしては主にHTTPが使用される。一般的なウェブページでは、文書を構成するHTMLファイルや画像ファイルが要求され、即座に要求元に転送される。

ウェブブラウザは、受け取ったHTMLファイルやCSSファイルにしたがってレンダリングし、画像をはめ込み、リンクをはめ込むなどの仕事を行う。これによって利用者が見ている画面上の「ページ」が生み出される。

多くのウェブページは他の関連する文書へのハイパーリンクを含んでいる。それは例えばダウンロードのページだったり、ソース文書だったり、他の定義だったり、ワールドワイドウェブ上の何かの資源だったりする。このハイパーリンクによって情報の網(ウェブ)が形成される。これによってワールドワイドウェブが構成されているのである。

標準規格

ワールドワイドウェブを構成する根本的な標準規格が3つ存在する。

ワールドワイドウェブで使われる技術は従来IETFRFCにより標準化されてきたが、現在は非営利組織である World Wide Web Consortium (W3C) によって標準化が進められている。現在、バーナーズ=リーはW3Cを指導する立場である。W3Cは上記を含めた様々な標準を開発・保守し、ワールドワイドウェブ上のコンピュータが様々な形態の情報を格納してやりとりできるよう尽力している。

JavaScript

JavaScript はウェブページのために開発された、クライアント側のスクリプト言語である。ネットスケープコミュニケーションズが開発したものである。名前の一部に「Java」を含んではいるが[9]、技術的には Java との関係はほとんどない。文法はC言語に似ている。オブジェクト指向的コーディングする以外に手続き的にコーディングすることもできる。

HTMLとJavaScriptを組み合わせて動的にウェブページを書き換える手法は、静的なウェブページと区別するためにダイナミックHTML(DHTML)と表現されることが多い。JavaScriptで動的にウェブページを書き換えるという発想は、ウェブページの装飾のみに使える程度の価値しか持たないとされていた。しかし、2005年2月18日に起きたAjaxの提唱と普及により、ネイティブアプリケーションと変わらない操作性を持つウェブアプリケーションにまで発展した。

アプレットとプラグイン

ウェブの普及期の初期にはサン・マイクロシステムズJava技術により、小さなプログラムアプレット)を直接WWWサーバが提供する情報に埋め込むウェブページが登場した。のちにマクロメディアのFlashとそのプラグインが登場すると、Javaアプレットに取って代わった。アプレットやFlashプラグインを利用したプログラムはクライアント側のコンピュータ上で動作し、高速で豊かなユーザインタフェースを可能とした。

Flashプラグインは2000年代に爆発的な普及をみせ、一時期はほぼ全てのウェブブラウザが初期状態で搭載するほどだったが、2010年代に入るとJavaScriptを応用したウェブアプリケーションの発展に押され、Flashプラグインを利用するウェブページは減少した。今日では古い技術となったJavaアプレットやFlashプラグインはセキュリティリスクと見なされ、ウェブブラウザから取り除かれる傾向にある。

統計

2001年の研究[10]によれば、ウェブ上の文書は5500億個以上も存在し、その多くは「深層Web」にあるという。

2002年の20億以上のウェブページを調査した結果によると[11]、英語のコンテンツが56.4%で最も多く、以下、ドイツ語 (7.7%) 、フランス語 (5.6%) 、日本語 (4.9%) となっていた。これ以降、中国語のページの増加が目立っている。

2005年1月では[12]、75種類の言語でウェブ検索を行ってサンプリングし、一般に検索可能なWebは少なくとも115億ページ存在するとの結果を得ている。

2006年2月では[13]、静的なページだけでも150億ページ以上、動的に生成されるページを含めると350億ページ以上が存在するとの推定がある。

雑学

「インターネット・サーフィン」という言葉は1992年6月に出版された「ウィルソン・ライブラリー・ビュレッティン」[14]の中のジーン・アーマー・ポリー[15](司書)の書いた文章から発祥しているという。ポリーは独自にこの言葉を生み出したかもしれないが、1991年から1992年にかけて Usenet で同様の言葉が散見された。更にそれ以前にハッカーのコミュニティで使われていたという証言もある。

英語では、「worldwide」と一語で表記するのが普通だが[要出典]、「World Wide Web」やその略記の「WWW」英語でも普通に使われるようになった[要出典]。最初の頃は、単語を連続して書いて単語の先頭だけを大文字にした 「WorldWideWeb」(インターキャップとかキャメルケースといわれ、プログラマが好む命名規則)とか、ハイフンが入った 「World-Wide Web」(英語の本来の使用法に近い)と表記されることも多かった[要出典]

英語では「World Wide Webワールド・ワイド・ウェブ」より「WWWダブリュー・ダブリュー・ダブリュー」の略称が一般的である。ただし、皮肉なことに、「WWW」の方が「World Wide Web」よりも音節数が多く、発音するのにかえって時間がかかる。バーナーズ=リーによれば、他の人はそれを理由に名前を変えるように助言したが、バーナーズ=リー本人がこの名称に固執したとのことである。

英語圏の多くの地域では、「WWW」は「ダブリュー・ダブリュー・ダブリュー」と発音されるが、ニュージーランドでは「ダブ・ダブ・ダブ」と発音されることが多い。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ http://www.w3.org/ The World Wide Web Consortium (W3C)
  2. ^ Enquire Within Upon Everything
  3. ^ The original proposal of the WWW, HTMLized
  4. ^ http://www.w3.org/Proposal
  5. ^ The World Wide Web project
  6. ^ Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client
  7. ^ http://groups.google.com/groups?selm=6487%40cernvax.cern.ch
  8. ^ http://www.theatlantic.com/doc/194507/bush
  9. ^ 開発された当初は LiveScript と呼ばれていたが、当時、爆発的な人気を誇っていた Java 言語にあやかって、この名前に改名された。(JavaScript#歴史 を参照。)
  10. ^ BrightPlanet - The 'Deep' Web: Surfacing Hidden Value
  11. ^ Distribution of languages on the Internet
  12. ^ The Indexable Web is more than 11.5 billion pages
  13. ^ Fact of The Web
  14. ^ Wilson Library Bulletin
  15. ^ Jean Armour Polly

関連項目

外部リンク

標準規格

以下は、World Wide Web の基本的な3つの標準規格を定義した文書のリストである。






wwwと同じ種類の言葉


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