アプレット
アプレット
アプレットとは、あるアプリケーションを土台とし、その上で読み込まれ実行される小さなプログラムのことである。
代表的なアプレットとしては、Webブラウザを土台とし、その上で動作するJavaアプレットを挙げることができる。あるいは、X-Windowのデスクトップ環境であるGNOMEにおいて、パネル上で動作する小さなプログラムもアプレットと呼ばれる。
Javaアプレットは、サーバー側からクライアントマシンに配信され、ブラウザ上に読み込まれて実行される。このため、ブラウザとHTMLの機能と表現力の制約にしばられずに、インタラクティブな動作や、より高い表現を用いることができる。このような仕組みは、Netscape Navigatorで初めて実装され、その後Internet Explorerでも実現された。
Javaアプレットは、実行されるたびにサーバーから配信されるため、ネットワークのオーバヘッドを生じるというデメリットを持っているが、サーバーの配信元のファイルを更新すればプログラムの変更を完了させることが可能であり、クライアントマシンごとの再インストールなどを必要としないというメリットを持っている。また、Javaアプレットであれば、配信サイトのサーバー署名とアプレット自体への署名を用いてセキュリティの確保ができる。
一般的に、インタラクティブ性と高い表現力を持つクライアントアプリケーションをリッチクライアントと呼ぶが、Javaアプレットはそのようなリッチクライアントの一種と見ることもできる。同様にリッチクライアントの実現手段のうちWebブラウザ上で動作するものとしては、Flash、Curl、Ajaxなどを挙げることができる。
なお、アプレットという語は、「アプリケーション」(application)と、「小さな」という意味を持つ接尾語「-let」から作られたものである。
DTMソフト: | VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT |
Webブラウザ: | マーク・アンドリーセン Amazon Silk アプレット アドレスバー オフラインブラウズ Communicator |
アプレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/18 05:33 UTC 版)
アプレット(applet)とは、他のアプリケーションの中に組み込まれて実行される小さなプログラムとのことである。多くの場合、アプレットを動作させるアプリケーションはWebブラウザである。アプレットという用語はJavaアプレットの略称として用いられることも多い。
他のアプリケーションの上で動くために、同じ機能を実現するのにも、単独のアプリケーションより必要なプログラミング量が減る特徴がある。
アプレット(英語: applet)という言葉は、application (の略称 app ) に縮小辞を付加して造語されたものである。
アプレットの例
日本ではあまり用いられないが、英語圏ではMacromedia FlashのようなWebページに組み込まれるものもアプレットに数えることもある。その他、Webブラウザ上のもの以外にも使われる例がある(例:パッケージソフトSiebelにおいて自社製品の部品の一つの名称として使用している)。
また、X Window System用のデスクトップ環境GNOMEでは、パネル上で動く小さなプログラムをアプレットと呼んでいる。
Microsoft Windowsでシステムに関わる各種設定を行うコントロールパネルの個々のアイコンをコントロールパネルアプレットと呼ぶ。
関連項目
アプレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:09 UTC 版)
詳細は「Javaアプレット」を参照 ウェブブラウザで明示された表示領域上で実行されるJavaコード。 initとdestroyは一度だけ呼ばれるが、startとstopはユーザがウェブページを訪問するたびに何回も呼ばれる。 // MyApplet.javaimport java.applet.*;public class MyApplet extends Applet { init() {...} // ブラウザが最初にアプレットを読み込むときに呼ばれる。 destroy() {...} // ユーザがブラウザを終了するときに呼ばれる。 start(){...} // アプレットを実行し始めるときに呼ばれる。 stop() {...} // ユーザがウェブページを去るとき、再読込するとき、 // ブラウザを終了するときに呼ばれる。}
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